JP2557715B2 - 複合材料及びその製造方法 - Google Patents
複合材料及びその製造方法Info
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- JP2557715B2 JP2557715B2 JP1342979A JP34297989A JP2557715B2 JP 2557715 B2 JP2557715 B2 JP 2557715B2 JP 1342979 A JP1342979 A JP 1342979A JP 34297989 A JP34297989 A JP 34297989A JP 2557715 B2 JP2557715 B2 JP 2557715B2
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- polyisocyanate
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複合材料及びその製造方法に関し、更に詳し
くはポリウレタン樹脂成形物と他の物体とからなる複合
材料及び該複合材料の製造方法に関する。
くはポリウレタン樹脂成形物と他の物体とからなる複合
材料及び該複合材料の製造方法に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、ポリウレタン樹脂成形物は種々の用途に使用さ
れていると共に、他の物性の異なる材料、例えば、他の
熱可塑性樹脂成形物、熱硬化性樹脂成形物、金属、木
材、セラミックス等と組み合わせた複合材料としても広
く使用されている。
れていると共に、他の物性の異なる材料、例えば、他の
熱可塑性樹脂成形物、熱硬化性樹脂成形物、金属、木
材、セラミックス等と組み合わせた複合材料としても広
く使用されている。
これらのポリウレタン樹脂複合材料は、ポリウレタン
樹脂成形物と他の物体とを接着させて形成され、その接
着方法としては、接着剤を使用する方法、少なくとも一
方を熱硬化させて熱融着させる方法等が広く行われてい
る。
樹脂成形物と他の物体とを接着させて形成され、その接
着方法としては、接着剤を使用する方法、少なくとも一
方を熱硬化させて熱融着させる方法等が広く行われてい
る。
しかしながら、接着剤を使用する方法は、溶剤等の使
用による成形物の劣化、操作の煩雑性、環境汚染等の問
題があり、又、相手側の物体の種類によっては接着が困
難である為、相手側の物体に対応した夫々の接着剤を用
意せねばならないという煩雑性がある。
用による成形物の劣化、操作の煩雑性、環境汚染等の問
題があり、又、相手側の物体の種類によっては接着が困
難である為、相手側の物体に対応した夫々の接着剤を用
意せねばならないという煩雑性がある。
一方、熱融着方法では上記の問題は比較的少ないが、
少なくとも一方の物体の表面を熱溶融することが必要で
あり、精密な成形物には利用出来ない。又、当然のこと
ながら、物性の異なる他の物体との接着は困難であっ
て、接着される相手方の物体が大きく制限されるという
問題がある。
少なくとも一方の物体の表面を熱溶融することが必要で
あり、精密な成形物には利用出来ない。又、当然のこと
ながら、物性の異なる他の物体との接着は困難であっ
て、接着される相手方の物体が大きく制限されるという
問題がある。
従って本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、優れた一体性を有するポリウレタン樹脂複合材料を
提供することである。
し、優れた一体性を有するポリウレタン樹脂複合材料を
提供することである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、ポリウレタン樹脂成形物と他の物体
とを圧着させてなる複合材料において、ポリウレタン樹
脂成形物が、(a)ポリイソシアネートとポリイソシア
ネートと非反応性である熱可塑性樹脂との混合物と、
(b)ポリウレタン樹脂とを混合してなる組成物の成形
物であることを特徴とする複合材料及び、 (a)ポリイソシアネートとポリイソシアネートと非
反応性である熱可塑性樹脂との混合物と、(b)ポリウ
レタン樹脂とを混合してなる組成物を成形し、成形と同
時に又は成形後に他の物体と圧着させることを特徴とす
る複合材料の製造方法である。
とを圧着させてなる複合材料において、ポリウレタン樹
脂成形物が、(a)ポリイソシアネートとポリイソシア
ネートと非反応性である熱可塑性樹脂との混合物と、
(b)ポリウレタン樹脂とを混合してなる組成物の成形
物であることを特徴とする複合材料及び、 (a)ポリイソシアネートとポリイソシアネートと非
反応性である熱可塑性樹脂との混合物と、(b)ポリウ
レタン樹脂とを混合してなる組成物を成形し、成形と同
時に又は成形後に他の物体と圧着させることを特徴とす
る複合材料の製造方法である。
(作用) ポリウレタン樹脂成形物と他の物体とを接着させるに
際して、ポリウレタン樹脂成形物中に、ポリイソシアネ
ートを含むポリイソシアネートと非反応性である熱可塑
性樹脂を包含させておくことによって、接着剤を使用す
ることなく、又、成形物の表面を十分に溶融させること
なく、成形と同時に又は成形後に他の物体と圧着させる
ことによって強固に接着した複合材料を提供することが
出来る。
際して、ポリウレタン樹脂成形物中に、ポリイソシアネ
ートを含むポリイソシアネートと非反応性である熱可塑
性樹脂を包含させておくことによって、接着剤を使用す
ることなく、又、成形物の表面を十分に溶融させること
なく、成形と同時に又は成形後に他の物体と圧着させる
ことによって強固に接着した複合材料を提供することが
出来る。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。
明する。
本発明で使用するポリウレタン樹脂は、ポリオール、
ポリイソシアネート、必要に応じて鎖伸長剤等を反応さ
せて得られるものであって、ポリエステル型ポリウレタ
ン樹脂、ポリエーテル型ポリウレタン樹脂、ポリエステ
ルポリエーテル型ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート
型ポリウレタン樹脂等、従来公知のいずれの熱可塑性ポ
リウレタン樹脂であってもよく、特に制限されることは
ない。
ポリイソシアネート、必要に応じて鎖伸長剤等を反応さ
せて得られるものであって、ポリエステル型ポリウレタ
ン樹脂、ポリエーテル型ポリウレタン樹脂、ポリエステ
ルポリエーテル型ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート
型ポリウレタン樹脂等、従来公知のいずれの熱可塑性ポ
リウレタン樹脂であってもよく、特に制限されることは
ない。
本発明では上記ポリウレタン樹脂中にポリイソシアネ
ートを包含させるが、これらのポリイソシアネートは、
ポリイソシアネートと非反応性であるポリウレタン樹脂
以外の熱可塑性樹脂と混合して所謂マスターバッチとし
てポリウレタン樹脂に包含させることが好ましく、この
様にすることによってポリイソシアネートの反応性を長
期間保持させることが出来る。
ートを包含させるが、これらのポリイソシアネートは、
ポリイソシアネートと非反応性であるポリウレタン樹脂
以外の熱可塑性樹脂と混合して所謂マスターバッチとし
てポリウレタン樹脂に包含させることが好ましく、この
様にすることによってポリイソシアネートの反応性を長
期間保持させることが出来る。
使用する熱可塑性樹脂としては、分子中にイソシアネ
ート基と反応する基を有さないものであれば、例えば、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン等
のポリオレフイン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、エチレン
・塩化ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル樹脂、エチレン
・酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂、ポリスチレン
樹脂、ポリエステル樹脂等、いずれの熱可塑性樹脂であ
ってもよいが、特に好ましい樹脂はポリウレタン樹脂と
相溶性に優れたポリ塩化ビニル樹脂である。
ート基と反応する基を有さないものであれば、例えば、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン等
のポリオレフイン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、エチレン
・塩化ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル樹脂、エチレン
・酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂、ポリスチレン
樹脂、ポリエステル樹脂等、いずれの熱可塑性樹脂であ
ってもよいが、特に好ましい樹脂はポリウレタン樹脂と
相溶性に優れたポリ塩化ビニル樹脂である。
これらの熱可塑性樹脂にポリイソシアネートを包含さ
せるには、これらの熱可塑性樹脂を十分に乾燥して水分
を除去し、例えば、ミキシングロール、バンバリミキサ
ー、ニーダー、押出機等で溶融混練しながら、この中に
ポリイソシアネートを加えて、ポリイソシアネートを含
有した熱可塑性樹脂とすることが出来る。
せるには、これらの熱可塑性樹脂を十分に乾燥して水分
を除去し、例えば、ミキシングロール、バンバリミキサ
ー、ニーダー、押出機等で溶融混練しながら、この中に
ポリイソシアネートを加えて、ポリイソシアネートを含
有した熱可塑性樹脂とすることが出来る。
上記で使用するポリイソシアネートとしては、従来公
知のいずれのものも使用出来るが、例えば、好ましいも
のとして、 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、 水添化MDI、 イソホロンジイソシアネート、 1,3−キシリレンジイソシアネート、 1,4−キシリレンジイソシアネート、 2,4−トリレンジイソシアネート、 2,6−トリレンジイソシアネート、 1,5−ナフタリンジイソシアネート、 m−フェニレンジイソシアネート、 p−フェニレンジイソシアネート等があり、 或いはこれらの有機ポリイソシアネートと低分子量のポ
リオールやポリアミンとを末端イソシアネートとなる様
に反応させて得られるウレタンプレポリマー、或は適当
なブロック化剤でブロックしたブロックポリイソシアネ
ート等も当然使用することが出来る。
知のいずれのものも使用出来るが、例えば、好ましいも
のとして、 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、 水添化MDI、 イソホロンジイソシアネート、 1,3−キシリレンジイソシアネート、 1,4−キシリレンジイソシアネート、 2,4−トリレンジイソシアネート、 2,6−トリレンジイソシアネート、 1,5−ナフタリンジイソシアネート、 m−フェニレンジイソシアネート、 p−フェニレンジイソシアネート等があり、 或いはこれらの有機ポリイソシアネートと低分子量のポ
リオールやポリアミンとを末端イソシアネートとなる様
に反応させて得られるウレタンプレポリマー、或は適当
なブロック化剤でブロックしたブロックポリイソシアネ
ート等も当然使用することが出来る。
上記ポリイソシアネートと熱可塑性樹脂との混合比率
は、ポリイソシアネートが少なすぎると、得られたマス
ターバッチのポリウレタン樹脂への添加量が大となり、
ポリウレタン樹脂の物性を変化させ、一方、多すぎると
ポリイソシアネートの安定性に問題が生じる為、熱可塑
性樹脂100重量部当たり10〜60重量部の範囲が好まし
い。この様にして得られたマスターバッチは、粉末、ペ
レット、フレーク等任意の形状であり得る。
は、ポリイソシアネートが少なすぎると、得られたマス
ターバッチのポリウレタン樹脂への添加量が大となり、
ポリウレタン樹脂の物性を変化させ、一方、多すぎると
ポリイソシアネートの安定性に問題が生じる為、熱可塑
性樹脂100重量部当たり10〜60重量部の範囲が好まし
い。この様にして得られたマスターバッチは、粉末、ペ
レット、フレーク等任意の形状であり得る。
又、上記マスターバッチをポリウレタン樹脂に混合す
る方法としては、ポリウレタン樹脂を押出成形、射出成
形、カレンダー成形等の任意の成形方法で所望の形状に
成形する際に、ポリウレタン樹脂ペレットに所定割合で
混合して成形と同時にポリウレタン樹脂成形物に均一の
包含させる方法が好ましい。
る方法としては、ポリウレタン樹脂を押出成形、射出成
形、カレンダー成形等の任意の成形方法で所望の形状に
成形する際に、ポリウレタン樹脂ペレットに所定割合で
混合して成形と同時にポリウレタン樹脂成形物に均一の
包含させる方法が好ましい。
ポリウレタン樹脂に添加するマスターバッチの量は、
マスターバッチのポリイソシアネート濃度によって変化
するので一概には規定出来ないが、ポリウレタン樹脂中
のポリイソシアネートの濃度として約0.1〜10重量の範
囲が好ましい。
マスターバッチのポリイソシアネート濃度によって変化
するので一概には規定出来ないが、ポリウレタン樹脂中
のポリイソシアネートの濃度として約0.1〜10重量の範
囲が好ましい。
この様に形成されるポリウレタン樹脂成形物の形状
は、フイルム、シート、ロッド、パイプ、三次元成形体
等、任意の形状であり得、特に限定されない。
は、フイルム、シート、ロッド、パイプ、三次元成形体
等、任意の形状であり得、特に限定されない。
又、上記ポリウレタン樹脂成形物と接着させる他の物
体は、例えば、他のポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン等のポリオレフイ
ン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、尿素
樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂等の如き熱硬化樹脂成形物、アルミニウム、鉄
等の金属、木材、セラミックス等、任意の材料であり得
る。
体は、例えば、他のポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン等のポリオレフイ
ン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、尿素
樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂等の如き熱硬化樹脂成形物、アルミニウム、鉄
等の金属、木材、セラミックス等、任意の材料であり得
る。
両者の接着方法は、前記ポリウレタン樹脂を、例え
ば、押出成形や射出成形する際に、成形しながら冷却前
に他の物体に圧着させる方法でもよいし、一旦ポリウレ
タン樹脂成形物を得た後、他の物体に重ね、両者をプレ
ス、ロール等によって必要に応じで加熱して圧着させる
方法等、いずれの方法でもよい。
ば、押出成形や射出成形する際に、成形しながら冷却前
に他の物体に圧着させる方法でもよいし、一旦ポリウレ
タン樹脂成形物を得た後、他の物体に重ね、両者をプレ
ス、ロール等によって必要に応じで加熱して圧着させる
方法等、いずれの方法でもよい。
(効果) 以上の如き本発明によれば、ポリウレタン樹脂成形物
と他の物体とを接着させるに際して、ポリウレタン樹脂
成形物中にポリイソシアネートを含むポリイソシアネー
トと非反応性である熱可塑性樹脂を包含させておくこと
によって、接着剤を使用することなく、又、成形物の表
面を十分に溶融させうことなく、成形と同時に又は成形
後に他の物体と圧着させることによって強固に接着した
複合材料を提供することが出来る。
と他の物体とを接着させるに際して、ポリウレタン樹脂
成形物中にポリイソシアネートを含むポリイソシアネー
トと非反応性である熱可塑性樹脂を包含させておくこと
によって、接着剤を使用することなく、又、成形物の表
面を十分に溶融させうことなく、成形と同時に又は成形
後に他の物体と圧着させることによって強固に接着した
複合材料を提供することが出来る。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中部又は%とあるのは特に断りのない
限り重量基準である。
説明する。尚、文中部又は%とあるのは特に断りのない
限り重量基準である。
実施例1 予め乾燥して水分を除去してある軟質ポリ塩化ビニル
樹脂ペレット(可塑剤DOP40phr)100部にMDI30部を加
え、150〜155℃のミキシングロールにて5〜10分間混練
し、混練物をロールから取り出し、冷却後粉砕してフレ
ーク状のマスターバッチを得た。
樹脂ペレット(可塑剤DOP40phr)100部にMDI30部を加
え、150〜155℃のミキシングロールにて5〜10分間混練
し、混練物をロールから取り出し、冷却後粉砕してフレ
ーク状のマスターバッチを得た。
次にこのマスターバッチ10部を予め乾燥してある熱可
塑性アジペート系ポリエステルポリウレタン樹脂ペレッ
ト100部に配合し、射出成形機により180〜200℃で射出
成形して厚さ2mmの射出板を得た。
塑性アジペート系ポリエステルポリウレタン樹脂ペレッ
ト100部に配合し、射出成形機により180〜200℃で射出
成形して厚さ2mmの射出板を得た。
この成形板と6−ナイロン(東レ(株)製、アラミン
CM1021)の厚さ2mmの成形板とを重ね、プレス成形機に
て厚み50kgf/cm2及び120℃で10分間プレスして接着し、
更に100℃で2時間熟成させて本発明に複合材料を得
た。
CM1021)の厚さ2mmの成形板とを重ね、プレス成形機に
て厚み50kgf/cm2及び120℃で10分間プレスして接着し、
更に100℃で2時間熟成させて本発明に複合材料を得
た。
得られた複合材料の物性値と接着強度を測定して下記
第1表の結果を得た。
第1表の結果を得た。
実施例2 実施例1においてマスターバッチを20部使用した以外
は実施例1と同様にして本発明の複合材料を得た。得ら
れた複合材料の物性値と接着強度を測定して下記第1表
の結果を得た。
は実施例1と同様にして本発明の複合材料を得た。得ら
れた複合材料の物性値と接着強度を測定して下記第1表
の結果を得た。
比較例1 マスターバッチを含有しないアジペート系ポリエステ
ルポリウレタン樹脂成形板を使用し、他は実施例1と同
様にして比較例の複合材料を得た。得られた複合材料の
物性値と接着強度を測定して下記第1表の結果を得た。
ルポリウレタン樹脂成形板を使用し、他は実施例1と同
様にして比較例の複合材料を得た。得られた複合材料の
物性値と接着強度を測定して下記第1表の結果を得た。
実施例3 予め乾燥して水分を除去してあるポリスチレン樹脂
(スタイロン410、旭化成(株)製)100部にナフチレン
−1,5−ジイソシアネート30部を加え、180〜190℃のバ
ンバリーミキサーにて5〜7分間混練し、混練物をバン
バリーミキサーから取り出し、冷却後粉砕してフレーク
状のマスターバッチを得た。
(スタイロン410、旭化成(株)製)100部にナフチレン
−1,5−ジイソシアネート30部を加え、180〜190℃のバ
ンバリーミキサーにて5〜7分間混練し、混練物をバン
バリーミキサーから取り出し、冷却後粉砕してフレーク
状のマスターバッチを得た。
次にこのマスターバッチ10部を予め乾燥してある熱可
塑性アジペート系ポリエステルポリウレタン樹脂ペレッ
ト100部に配合し、射出成形機により180〜200℃で射出
成形して厚さ2mmの射出板を得た。
塑性アジペート系ポリエステルポリウレタン樹脂ペレッ
ト100部に配合し、射出成形機により180〜200℃で射出
成形して厚さ2mmの射出板を得た。
この成形板と6−ナイロン(東レ(株)製、アラミン
CM1021)の厚さ2mmの成形板とを重ね、プレス成形機に
て厚み50kgf/cm2及び120℃で10分間プレスして接着し、
更に100℃で2時間熟成させた。
CM1021)の厚さ2mmの成形板とを重ね、プレス成形機に
て厚み50kgf/cm2及び120℃で10分間プレスして接着し、
更に100℃で2時間熟成させた。
得られた複合材料の物性値と接着強度を測定して下記
第1表の結果を得た。
第1表の結果を得た。
実施例4 予め乾燥して水分を除去してあるポリスチレン樹脂
(スタイロン410、旭化成(株)製)100部にMDI30部を
加え、180〜190℃のバンバリーミキサーにて5〜7分間
混練し、混練物をバンバリーミキサーから取り出し、冷
却後粉砕してフレーク状のマスターバッチを得た。
(スタイロン410、旭化成(株)製)100部にMDI30部を
加え、180〜190℃のバンバリーミキサーにて5〜7分間
混練し、混練物をバンバリーミキサーから取り出し、冷
却後粉砕してフレーク状のマスターバッチを得た。
次にこのマスターバッチ20部を予め乾燥してある熱可
塑性アジペート系ポリエステルポリウレタン樹脂ペレッ
ト100部に配合し、射出成形機により180〜200℃で射出
成形して厚さ2mmの射出板を得た。
塑性アジペート系ポリエステルポリウレタン樹脂ペレッ
ト100部に配合し、射出成形機により180〜200℃で射出
成形して厚さ2mmの射出板を得た。
この成形板とABS樹脂(セビアンV−500、ダイセル
(株)製)の厚さ2mmの成形板とを重ね、プレス成形機
にて厚み50kgf/cm2及び120℃で10分間プレスして接着
し、更に100℃で2時間熟成させた。
(株)製)の厚さ2mmの成形板とを重ね、プレス成形機
にて厚み50kgf/cm2及び120℃で10分間プレスして接着
し、更に100℃で2時間熟成させた。
得られた複合材料の物性値と接着強度を測定して下記
第1表の結果を得た。
第1表の結果を得た。
比較例2 マスターバッチを含有しないアジペート系ポリエステ
ルポリウレタン樹脂成形板を使用し、他は実施例4と同
様にして比較例の複合材料を得た。得られた複合材料の
物性値と接着強度を測定して下記第1表の結果を得た。
ルポリウレタン樹脂成形板を使用し、他は実施例4と同
様にして比較例の複合材料を得た。得られた複合材料の
物性値と接着強度を測定して下記第1表の結果を得た。
実施例5 予め乾燥して水分を除去してあるポリスチレン樹脂
(スタイロン410、旭化成(株)製)100部にMDI30部を
加え、180〜190℃のバンバリーミキサーにて5〜7分間
混練し、混練物をバンバリーミキサーから取り出し、冷
却後粉砕してフレーク状のマスターバッチを得た。
(スタイロン410、旭化成(株)製)100部にMDI30部を
加え、180〜190℃のバンバリーミキサーにて5〜7分間
混練し、混練物をバンバリーミキサーから取り出し、冷
却後粉砕してフレーク状のマスターバッチを得た。
次にこのマスターバッチ20部を予め乾燥してある熱可
塑性アジペート系ポリエステルポリウレタン樹脂ペレッ
ト100部に配合し、射出成形機により180〜200℃で射出
成形して厚さ2mmの射出板を得た。
塑性アジペート系ポリエステルポリウレタン樹脂ペレッ
ト100部に配合し、射出成形機により180〜200℃で射出
成形して厚さ2mmの射出板を得た。
この成形板とアルコールと脱脂した厚さ0.5mmの鉄板
とを重ね、プレス成形機にて厚み50kgf/cm2及び120℃で
10分間プレスして接着し、更に100℃で2時間熟成させ
た。
とを重ね、プレス成形機にて厚み50kgf/cm2及び120℃で
10分間プレスして接着し、更に100℃で2時間熟成させ
た。
得られた複合材料の物性値と接着強度を測定して下記
第1表の結果を得た。
第1表の結果を得た。
比較例3 マスターバッチを含有しないアジペート系ポリエステ
ルポリウレタン樹脂成形板を使用し、他は実施例5と同
様にして比較例の複合材料を得た。得られた複合材料の
物性値と接着強度を測定して下記第1表の結果を得た。
ルポリウレタン樹脂成形板を使用し、他は実施例5と同
様にして比較例の複合材料を得た。得られた複合材料の
物性値と接着強度を測定して下記第1表の結果を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−80334(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】ポリウレタン樹脂成形物と他の物体とを圧
着させてなる複合材料において、ポリウレタン樹脂成形
物が、(a)ポリイソシアネートとポリイソシアネート
と非反応性である熱可塑性樹脂との混合物と、(b)ポ
リウレタン樹脂とを混合してなる組成物の成形物である
ことを特徴とする複合材料。 - 【請求項2】(a)ポリイソシアネートとポリイソシア
ネートと非反応性である熱可塑性樹脂との混合物と、
(b)ポリウレタン樹脂とを混合してなる組成物を成形
し、成形と同時に又は成形後に他の物体と圧着させるこ
とを特徴とする複合材料の製造方法である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1342979A JP2557715B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 複合材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1342979A JP2557715B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 複合材料及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03203642A JPH03203642A (ja) | 1991-09-05 |
JP2557715B2 true JP2557715B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=18357994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1342979A Expired - Fee Related JP2557715B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 複合材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557715B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4651853B2 (ja) * | 2001-05-17 | 2011-03-16 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフボールカバー改質用組成物 |
DE102005028056A1 (de) | 2005-06-16 | 2006-12-21 | Basf Ag | Thermoplastisches Polyurethan enthaltend Isocyanat |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0180334U (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-30 |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP1342979A patent/JP2557715B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH03203642A (ja) | 1991-09-05 |
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