[go: up one dir, main page]

JP2547191Y2 - アーク加工用電源装置 - Google Patents

アーク加工用電源装置

Info

Publication number
JP2547191Y2
JP2547191Y2 JP1701692U JP1701692U JP2547191Y2 JP 2547191 Y2 JP2547191 Y2 JP 2547191Y2 JP 1701692 U JP1701692 U JP 1701692U JP 1701692 U JP1701692 U JP 1701692U JP 2547191 Y2 JP2547191 Y2 JP 2547191Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
input
series
power supply
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1701692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0518763U (ja
Inventor
喜久夫 寺山
弘和 五百蔵
成美 福元
正志 堀井
佳宏 福寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP1701692U priority Critical patent/JP2547191Y2/ja
Publication of JPH0518763U publication Critical patent/JPH0518763U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547191Y2 publication Critical patent/JP2547191Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、商用交流を入力とし入
力電力を一旦整流して直流とした後にインバータ回路に
よって高周波交流に逆変換し、この逆変換によって得ら
れた高周波交流を変圧器や整流回路によってアーク加工
に適した出力に再変換する方式のアーク加工用電源に関
するものであり、特に商用交流電源として200Vと4
00V、230Vと460Vのように略1:2の比率に
なる2系統の電源に共用できる装置を提案したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】入力電源電圧が200Vと400Vまた
は230Vと460Vのように略1:2の比となる2系
統の電源に共用できるアーク加工用電源としては、商用
交流電源を直接変圧器にて所定の電圧に変圧するものに
おいては、変圧器の巻数比を切りかえることによって異
なる電源電圧に対応できる。しかし、商用交流電源を整
流して直流とした後にインバータ回路によって高周波交
流に逆変換し、この逆変換によって得られた高周波交流
を変圧器にて所望の電圧に変換する方式のものにおいて
は、変圧器の巻数比を切替える方式では、それより電源
側に位置するインバータ回路や整流回路あるいはノイズ
除去用のラインフイルタなどに400V(または460
V)に耐える耐圧でかつ200V(または230V)時
の大電流に耐えられる容量のスイッチング素子やダイオ
ードを使用することが必要となり、大形でかつ高価な回
路となって、インバータ回路を用いて高周波として変圧
器や以後の整流回路のための平滑回路を小形化した効果
が相殺されてしまうものであった。
【0003】また、整流後の直流電圧出力を高電圧時に
は2個の直列コンデンサと2個のスイッチング素子とで
ハーフブリッジ式インバータ回路を構成し、低電圧時に
は4個のスイッチング素子にてフルブリッジ式インバー
タ回路を構成して、インバータ回路を構成するスイッチ
ング素子に印加される電圧を等しくし、かつインバータ
回路の出力電圧を等しくする方式のものも提案されてい
る。
【0004】図3は、上記の方式の従来装置の例を示す
接続図である。同図において1a,1b,2a,2bは
整流用ダイオードであり、入力端子UVから供給される
単相交流電源を全波整流する。3a,3bはコンデンサ
であり、ダイオード1aないし2bの整流出力を平滑す
るとともに出力電圧を2等分する。4aないし4dはブ
リッジ接続されたスイッチング素子であり、それぞれの
直列接続点に切替スイッチ5の低圧側接点および出力変
圧器6の1次巻線が接続されている。切替スイッチ5の
高圧側接点はコンデンサ3a,3bの直列接続点に接続
され、また切替スイッチ5の共通端子は出力変圧器6の
1次巻線に接続されている。7は変圧器6の2次巻線に
接続された負荷であり、例えば整流回路とアーク加工負
荷、または整流回路と低周波インバータ回路とアーク加
工負荷などである。また、LFはスイッチング素子のO
N−OFFのときに発生するノイズが外部の電源ライン
に伝播しないように設けられたリアクトルを主構成要素
としたラインフイルタであり、同図のように交流電源の
入力端子または整流用ダイオード1a,1b,2a,2
bとインバータ回路との間の直流部分に設けられる。
【0005】同図の装置においては、単相交流電源が2
00V(または230V)のときは切替スイッチ5は
(a)側に接続されており、スイッチング素子4aない
し4dがブリッジ接続されたインバータとして動作し、
出力変圧器6の1次巻線はスイッチング素子4aと4c
の接続点とスイッチング素子4bと4dとの接続点との
間に接続される。このときスイッチング素子4aと4b
およびスイッチング素子4cと4dとが1組となり、そ
れぞれ同時にかつ各組が交互に図示を省略した制御回路
によってON−OFF制御される。このときコンデンサ
3aと3bとは単なる平滑用コンデンサとして作用す
る。一方、単相交流電源が400V(または460V
等)のときには切替スイッチ5は(b)側に接続され
る。この場合は出力変圧器6の1次巻線はコンデンサ3
a,3bの接続点とスイッチング素子4a,4cの接続
点との間に接続されてハーフブリッジ回路が形成され
る。この結果、変圧器6には整流出力の1/2が印加さ
れて200V(230V)のときと同じ電圧出力が得ら
れる。この場合、スイッチング素子4aと4cとが交互
にON−OFF動作し、スイッチング素子4b,4dは
OFFのままである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、交流入力電源の電圧が1:2に変化してもインバー
タ回路は同じ出力電圧が得られるので、変圧器の巻数比
を切替える方式にくらべてインバータ回路のスイッチン
グ素子の耐圧は低い方の電圧に対応するものでよいが、
高電圧入力時にはスイッチング素子が2個遊ぶことにな
り、またラインフイルタLFおよび入力側の整流回路を
構成するダイオード1aないし2bは400Vの入力電
圧に耐え、かつ200V時の大きな入力電流に耐える大
容量のものが必要となる。さらにインバータ回路の構成
を切替スイッチ5によってフルブリッジ方式とハーフブ
リッジ方式とに切りかえるためにインバータ回路の配線
が長くかつ複雑になり、配線のインダクタンスや浮遊容
量が増加し、インバータを高周波で動作させるときに
は、スイッチング素子のON−OFF時に発生するサー
ジ電圧が高くなり、このための対策、サージ吸収回路の
容量として大きなものを必要とすることになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案においては、単相
交流を整流して直流電源を得る整流回路を低電圧入力時
は倍電圧整流回路とし、高電圧入力時は両波整流回路と
して、さらにラインフイルタをこの整流回路とインバー
タ回路との間に接続して、交流入力電圧が略1:2の両
電源のいずれにおいても高電圧入力時と同じ整流出力が
得られ、これによって整流回路、インバータ回路、ライ
ンフイルタのいずれにも無駄がなく、かつインバータ回
路にサージ電圧の増加のない装置を得るものである。
【0008】
【実施例】図1に本考案の実施例の接続図を示す。同図
において1a,1b,2a,2bはダイオード、3a,
3bはコンデンサ、8a,8bはスイッチング素子であ
り、それぞれ図示のように各2個ずつが直列に接続され
た後に並列接続されており、コンデンサ3a,3bとス
イッチング素子8a,8bとによってハーフブリッジ形
インバータ回路が構成されている。また、9a,9bは
切替スイッチであり、互いに連動して動作する。6は出
力変圧器、7は出力変圧器6の負荷であり、図1の従来
装置と同様に整流回路と電極,アークおよび被加工物か
らなるアーク負荷、または整流回路と低周波インバータ
回路およびアーク負荷などからなる。また10はスイッ
チング素子8a,8bを所定の導通割合で交互にON−
OFF制御するインバータ制御回路であり、公知のPW
M制御回路が使用できる。LFa、LFbはラインフイ
ルタを構成するリアクトルであり、両リアクトルは鉄心
を共有して、かつ両巻線の極性は、必要に応じてコモン
モードフイルタまたはノーマルモードフイルタを形成す
る極性に適宜定められる。
【0009】同図において、切替スイッチ9aおよび9
bが(a)側、即ち200V側にあるときは、ダイオー
ド1a(と2a),1b(と2b)とコンデンサ3a,
4aとによって単相交流電源を入力とする倍電圧整流回
路を構成する。一方、切替スイッチ9aおよび9bが
(b)側、即ち400V側にあるときには、コンデンサ
3aと3bとの相互接続点が電源から切離されて、ダイ
オード1a,1b,2a,2bによって単相全波整流回
路が構成される。ここで、コンデンサ3a,3bは整流
出力を2等分するためのコンデンサであり、これによっ
て2等分された整流出力は、ラインフイルタLFa,L
Fbを経てインバータ制御回路10によって交互にON
−OFF制御されるスイッチング素子8a,8bによっ
て構成されるハーフブリッジ形インバータ回路によって
高周波交流に変換された後に出力変圧器6によって所望
の電圧に変換されて負荷7に供給される。
【0010】同図の装置においては、単相交流電源の電
圧が1:2の比率で異なる値のものに対しても整流出力
は常に高電圧入力時の全波整流出力電圧と同じ値とな
り、この直流出力をコンデンサによって2等分してハー
フブリッジ式インバータ回路によって高周波交流に逆変
換するものであるので、整流回路,インバータ回路ライ
ンフイルタのいずれにも容量的な無駄がなく、かつイン
バータ回路の配線も単純になるのでサージ電圧の発生が
増加することもない。
【0011】図1の実施例においては、コンデンサ3a
と3bとによって出力電圧が2等分されることを利用し
て、これらと2個のスイッチング素子を用いてハーフブ
リッジ形のインバータを構成したが、コンデンサ3aと
3bとの直列回路の両端には入力電源電圧が200Vの
ときでも400Vのときでも常に400Vを両波整流し
た電圧に等しい電圧が得られるので、この両端の直流電
圧を入力としてスイッチング素子を4個用いたフルブリ
ッジ形インバータを用いてもよい。図2は、このように
したときの本考案の実施例を示す接続図である。同図に
おいては、4個のスイッチング素子11aないし11d
をブリッジに接続してコンデンサ3aと3bとの両端に
ラインフイルタLFa,LFbを介して接続したもので
ある。同図の実施例においては変圧器6に印加される電
圧が高くなる点を除けば図2の実施例と全く同様の動作
が行われる。なお、図2および図3の実施例においては
低電圧入力時には切替スイッチ9bによってダイオード
1aと2a、ダイオード1bと2bとをそれぞれ並列に
なるようにしたが、この切替スイッチ9bは特に設ける
必要はない。
【0012】
【考案の効果】本考案においては、単相交流電源の電圧
が1:2の比率となる両電圧において、これを整流した
直流出力が常に高電圧入力時の両波整流電圧と等しい電
圧となり、この直流電圧を直列コンデンサによって2等
分して2電圧出力を得て2個のスイッチング素子を用い
たハーフブリッジ式インバータ回路によって、あるいは
得られた直流電圧をそのままフルブリッジ式インバータ
回路によって高周波交流を得るものであるので、整流回
路やインバータ回路およびラインフイルタの各素子の電
圧,電流定格を無駄に大きなものとする必要がなく、か
つインバータ回路には入力電源電圧による切替回路がな
く回路が単純であるのでスイッチング時に発生するサー
ジ電圧の増加がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す接続図。
【図2】本考案の別の実施例を示す接続図。
【図3】従来の装置の例を示す接続図。
【符号の説明】
1a,1b,2a,2b ダイオード 3a,3b コンデンサ 6 出力変圧器 7 負荷 8a,8b,11a,11b,11c,11d スイッ
チング素子 9a,,9b 切替スイッチ 10 インバータ制御回路 LF ラインフイルタ LFa,LFb リアクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 堀井 正志 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式 会社ダイヘン内 (72)考案者 福寿 佳宏 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式 会社ダイヘン内

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比率が略1:2の関係にある低電圧と高
    電圧とのいずれかが選択的に供給される商用単相交流を
    入力とし交流入力を整流して直流とした後にスイッチン
    グ素子を用いたインバータ回路によって高周波交流に逆
    変換し、前記逆変換した高周波交流をアーク加工に適し
    た電力に変換する方式のアーク加工用電源装置におい
    て、同極性に接続されたそれぞれ2個の直列ダイオード
    からなる第1および第2の直列回路と2個の直列コンデ
    ンサからなる第3の直列回路とを相互に並列に接続し、
    前記第1の直列回路のダイオードの相互接続点を前記商
    用単相交流電源に対する一方の入力端子とし、前記第2
    の直列回路のダイオードの相互接続点と前記第3の直列
    回路のコンデンサの相互接続点とのいずれかを入力電圧
    に応じて選択的に前記商用単相交流に対する他方の入力
    端子に接続する入力電圧切替スイッチと、前記第3の直
    列回路のコンデンサの各端子電圧を入力とするハーフブ
    リッジ形インバータ回路とを具備したアーク加工用電源
    装置。
  2. 【請求項2】 比率が略1:2の関係にある低電圧と高
    電圧とのいずれかが選択的に供給される商用単相交流を
    入力とし、交流入力を整流して直流とした後にスイッチ
    ング素子を用いたインバータ回路によって高周波交流に
    逆変換し、前記逆変換した高周波交流をアーク加工に適
    した電力に変換する方式のアーク加工用電源装置におい
    て、同極性に接続されたそれぞれ2個の直列ダイオード
    からなる第1および第2の直列回路と2個の直列コンデ
    ンサからなる第3の直列回路とを相互に並列に接続し、
    前記第1の直列回路のダイオードの相互接続点を前記商
    用単相交流電源に対する一方の入力端子とし、前記第2
    の直列回路のダイオードの相互接続点と前記第3の直列
    回路のコンデンサの相互接続点とのいずれかを入力電圧
    に応じて選択的に前記商用単相交流に対する他方の入力
    端子に接続する入力電圧切替スイッチと、前記第3の直
    列回路のコンデンサの端子電圧を入力として直流入力を
    高周波交流に逆変換するインバータ回路とを具備したア
    ーク加工用電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の直列コンデンサと前記インバ
    ータ回路との間にラインフイルタを接続した請求項1ま
    たは2に記載のアーク加工用電源装置。
JP1701692U 1991-06-28 1992-02-21 アーク加工用電源装置 Expired - Lifetime JP2547191Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1701692U JP2547191Y2 (ja) 1991-06-28 1992-02-21 アーク加工用電源装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5849091 1991-06-28
JP3-58490 1991-06-28
JP1701692U JP2547191Y2 (ja) 1991-06-28 1992-02-21 アーク加工用電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518763U JPH0518763U (ja) 1993-03-09
JP2547191Y2 true JP2547191Y2 (ja) 1997-09-10

Family

ID=26353476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1701692U Expired - Lifetime JP2547191Y2 (ja) 1991-06-28 1992-02-21 アーク加工用電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547191Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0518763U (ja) 1993-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5200887A (en) Power supply unit for arc processing
JP2579077B2 (ja) インバータ溶接電源
JP2547191Y2 (ja) アーク加工用電源装置
JPH08228486A (ja) Dc−acインバータの制御方法
JPH0974741A (ja) コンバータ
JP2005510198A (ja) 三相電源並列フィードフォワード補償型力率補正回路
JP3757729B2 (ja) インバータ装置
JP3163726B2 (ja) アーク加工用電源装置
JP2917857B2 (ja) 共振型コンバータ装置
JPH0161023B2 (ja)
JP3216736B2 (ja) コンバータ回路
JPH07194123A (ja) 電源装置
JPH05161357A (ja) 電源装置
JP3757756B2 (ja) インバータ装置
JPH0678535A (ja) 直流電源装置
JPH0637375A (ja) レーザ発振器の高周波電源
JP2789222B2 (ja) 電力変換装置
JP2551403Y2 (ja) 電源装置
JP3456803B2 (ja) スイッチング電源
JPH06284723A (ja) 電源装置
JPH1042564A (ja) Ac−dc変換装置
JPH10112979A (ja) 電源装置
JPH0795770A (ja) 交流入力電源装置
JPH07222447A (ja) スイッチング電源装置
JP3250222B2 (ja) インバータ装置