JP2547107Y2 - 内燃機関のegr装置 - Google Patents
内燃機関のegr装置Info
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Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関のEGR装置
に関し、更に詳細には、機関の燃焼室に還流するブロー
バイガス中のオイルが壁面を流下してEGRバルブを濡
らさないようにした内燃機関のEGR装置に関するもの
である。
に関し、更に詳細には、機関の燃焼室に還流するブロー
バイガス中のオイルが壁面を流下してEGRバルブを濡
らさないようにした内燃機関のEGR装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】内燃機関は、ある回転に達すると燃焼状
態がよくなり燃焼温度が高温化し、NOX の発生量が増
加する傾向がある。そのため、例えば、特開昭60−2
28758号公報に記載されているように、排気ガスの
一部を吸気系統に導入し、吸気に混入することにより燃
焼温度を下げてNOX の発生を抑制する排気ガス循環装
置(以下EGR装置という)を、内燃機関に取り付ける
ことが従来から行われている。前記公報のEGR装置
は、ガソリンエンジンの吸気通路を水平に設け、スロッ
トルチャンバに接続するサージタンクの混合気流入口の
下流側の底壁面に、排気ガスを上方に向けて噴出させ、
該噴流の下流側に、サージタンクの幅方向両側に排気ガ
スを案内する極く低い突起帯を設け、各分岐吸気通路に
より均等に分配するようにしたものである。
態がよくなり燃焼温度が高温化し、NOX の発生量が増
加する傾向がある。そのため、例えば、特開昭60−2
28758号公報に記載されているように、排気ガスの
一部を吸気系統に導入し、吸気に混入することにより燃
焼温度を下げてNOX の発生を抑制する排気ガス循環装
置(以下EGR装置という)を、内燃機関に取り付ける
ことが従来から行われている。前記公報のEGR装置
は、ガソリンエンジンの吸気通路を水平に設け、スロッ
トルチャンバに接続するサージタンクの混合気流入口の
下流側の底壁面に、排気ガスを上方に向けて噴出させ、
該噴流の下流側に、サージタンクの幅方向両側に排気ガ
スを案内する極く低い突起帯を設け、各分岐吸気通路に
より均等に分配するようにしたものである。
【0003】前記したEGR装置とは別に、内燃機関に
は、ブローバイガスを循環することが従来から行われて
いる。即ち、ピストンとシリンダボアとの間からクラン
ク室内に吹き出すブローバイガスは、環境に悪影響を及
ぼす潤滑油オイルや未燃焼ガスを含むので、現在の内燃
機関は、該ブローバイガス全量を吸気系統に循環し、機
関の燃焼室で燃焼させたのち、排気ガスとして排出する
ようにしている。
は、ブローバイガスを循環することが従来から行われて
いる。即ち、ピストンとシリンダボアとの間からクラン
ク室内に吹き出すブローバイガスは、環境に悪影響を及
ぼす潤滑油オイルや未燃焼ガスを含むので、現在の内燃
機関は、該ブローバイガス全量を吸気系統に循環し、機
関の燃焼室で燃焼させたのち、排気ガスとして排出する
ようにしている。
【0004】そこで、従来の内燃機関のEGR装置の一
例を、図7によって説明する。図において、EGR装置
1は、内燃機関2の排気マニホールド4からEGRパイ
プ6を分岐し、EGRバルブ8を介して吸気マニホール
ド10のチャンバー部11に開口させている。したがって、
EGRバルブ8が開弁すると、排気ガスは吸気マニホー
ルド10内で、吸入空気中に分散混入し、各シリンダー(
図示せず) に排気ガスを循環させている。
例を、図7によって説明する。図において、EGR装置
1は、内燃機関2の排気マニホールド4からEGRパイ
プ6を分岐し、EGRバルブ8を介して吸気マニホール
ド10のチャンバー部11に開口させている。したがって、
EGRバルブ8が開弁すると、排気ガスは吸気マニホー
ルド10内で、吸入空気中に分散混入し、各シリンダー(
図示せず) に排気ガスを循環させている。
【0005】一方、クランク室( 図示せず) に吹き出し
たブローバイガスは、通常、内燃機関2内に設けた通路
(図示せず)を通ってヘッドカバー12内に導入され、こ
こで、オイルミストを除去したのち、ホースから成るブ
ローバイガス還流通路14を介して吸気通路16に導入し、
白抜き矢印で示した吸入空気に混入される。このように
して、吸気中の酸素濃度を逓減させて燃焼温度を下げ、
排気通路18から排出する排気ガス中のNOX や可燃成分
などの有害物質の含有量を逓減するようにしている。な
お、図7の符号20は、吸気マニホールド10のポート部で
ある。
たブローバイガスは、通常、内燃機関2内に設けた通路
(図示せず)を通ってヘッドカバー12内に導入され、こ
こで、オイルミストを除去したのち、ホースから成るブ
ローバイガス還流通路14を介して吸気通路16に導入し、
白抜き矢印で示した吸入空気に混入される。このように
して、吸気中の酸素濃度を逓減させて燃焼温度を下げ、
排気通路18から排出する排気ガス中のNOX や可燃成分
などの有害物質の含有量を逓減するようにしている。な
お、図7の符号20は、吸気マニホールド10のポート部で
ある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うに、ヘッドカバー12( 図7)内でオイルミストを分離
したブローバイガス中には、除去し切れないオイルミス
トが含まれており、このオイルミストが、吸気通路16や
吸気マニホールド4の内壁に付着し、内壁面が濡れ、流
下するようになる。そこで、以下のような問題がある。
うに、ヘッドカバー12( 図7)内でオイルミストを分離
したブローバイガス中には、除去し切れないオイルミス
トが含まれており、このオイルミストが、吸気通路16や
吸気マニホールド4の内壁に付着し、内壁面が濡れ、流
下するようになる。そこで、以下のような問題がある。
【0007】即ち、車両に搭載する内燃機関は、エンジ
ンルーム内にコンパクトに各部品を取り付ける必要があ
る。例えば、出口通路22を下向きに取り付けると、ヘッ
ドカバー12などとボンネット( 図示せず) との間の空き
が大きくなり、好ましくない。また、他の部品との関係
で、レイアウト上、図8に示すように、EGRバルブ8
を、吸気マニホールド4のチャンバー部11の下側に取り
付けた場合でも、排気ガスの出口通路22を上り坂状に取
り付ける必要が生じる場合がある。
ンルーム内にコンパクトに各部品を取り付ける必要があ
る。例えば、出口通路22を下向きに取り付けると、ヘッ
ドカバー12などとボンネット( 図示せず) との間の空き
が大きくなり、好ましくない。また、他の部品との関係
で、レイアウト上、図8に示すように、EGRバルブ8
を、吸気マニホールド4のチャンバー部11の下側に取り
付けた場合でも、排気ガスの出口通路22を上り坂状に取
り付ける必要が生じる場合がある。
【0008】即ち、前記のように出口通路22を、チャン
バー部11に上向けに開口させる場合には、図8に矢印で
示すように、吸気通路16やチャンバー部11の壁面を流下
したオイルが、排気ガスの出口通路22から逆流してEG
Rバルブ8 内に流入する。排気ガスは高温であるので、
EGRバルブ8内に流入したオイルは炭化し、その炭化
物が堆積してEGRバルブ8の開閉に支障を来すように
なり、内燃機関2の性能、排出ガスレベル、耐久信頼性
などに影響を及ぼすようになる。
バー部11に上向けに開口させる場合には、図8に矢印で
示すように、吸気通路16やチャンバー部11の壁面を流下
したオイルが、排気ガスの出口通路22から逆流してEG
Rバルブ8 内に流入する。排気ガスは高温であるので、
EGRバルブ8内に流入したオイルは炭化し、その炭化
物が堆積してEGRバルブ8の開閉に支障を来すように
なり、内燃機関2の性能、排出ガスレベル、耐久信頼性
などに影響を及ぼすようになる。
【0009】前記問題は、ガソリンエンジンにも共通し
た問題であるが、特にディーゼルエンジンの場合には、
排気ガス中のカーボン含有量が多いので、EGRバルブ
内に流入したオイルに排気ガス中のカーボンが混入し、
炭化物の堆積量を増大させるという問題がある。本考案
は、以上の問題に着目して成されたものであり、排気ガ
ス還流とブローバイガス還流とを行い、且つ、EGRバ
ルブの排気ガス出口通路を上り坂状に取り付け、吸気マ
ニホールドに上向きに開口するレイアウトの内燃機関に
おいて、吸気マニホールド内壁面に付着し、壁面を流下
するブローバイガス中のオイルが、EGRバルブ内に侵
入することを防止した内燃機関のEGR装置を提供する
ことを目的としている。
た問題であるが、特にディーゼルエンジンの場合には、
排気ガス中のカーボン含有量が多いので、EGRバルブ
内に流入したオイルに排気ガス中のカーボンが混入し、
炭化物の堆積量を増大させるという問題がある。本考案
は、以上の問題に着目して成されたものであり、排気ガ
ス還流とブローバイガス還流とを行い、且つ、EGRバ
ルブの排気ガス出口通路を上り坂状に取り付け、吸気マ
ニホールドに上向きに開口するレイアウトの内燃機関に
おいて、吸気マニホールド内壁面に付着し、壁面を流下
するブローバイガス中のオイルが、EGRバルブ内に侵
入することを防止した内燃機関のEGR装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案の内燃機関のEGR装置の構成は、ブローバ
イガス還流通路を吸気通路に開口させ、また、EGRバ
ルブの排気ガスの出口通路を吸気マニホールドに開口さ
せ、該出口通路は、EGRバルブから前記開口に向かっ
て上り坂状に取り付け、吸気マニホールド内に、前記開
口の上方と前面とを覆うと共に、吸気マニホールドの幅
方向に長く、且つ、少なくとも下端側を開放した隔壁を
設け、該隔壁の下端は、開口下側まで延長し、排気ガス
を、前記下端側から吸気マニホールド内に分散させて流
入させると共に、開口の上方から流下するオイルを、開
口の前方下側に落下させるようにしたものである。
めの本考案の内燃機関のEGR装置の構成は、ブローバ
イガス還流通路を吸気通路に開口させ、また、EGRバ
ルブの排気ガスの出口通路を吸気マニホールドに開口さ
せ、該出口通路は、EGRバルブから前記開口に向かっ
て上り坂状に取り付け、吸気マニホールド内に、前記開
口の上方と前面とを覆うと共に、吸気マニホールドの幅
方向に長く、且つ、少なくとも下端側を開放した隔壁を
設け、該隔壁の下端は、開口下側まで延長し、排気ガス
を、前記下端側から吸気マニホールド内に分散させて流
入させると共に、開口の上方から流下するオイルを、開
口の前方下側に落下させるようにしたものである。
【0011】前記隔壁は、吸気マニホールド内壁を流下
するオイルを、前記開口の下側に落下させ、開口内にオ
イルが流入することを防止する作用がある。したがっ
て、車両に搭載する内燃機関は、車両の種類によって
は、大きく傾斜した状態で作動する場合がある。そのた
め、前記隔壁の下端位置は、使用状態で予想される最大
傾斜を考慮して決定しなければならない。また、前記隔
壁は、吸気マニホールドの幅方向に長く設け、隔壁と開
口との間に排気ガスを吸気マニホールドの幅方向に分散
させる空間を設け、排気ガスが吸入空気により均一に混
入するようにするとよい。
するオイルを、前記開口の下側に落下させ、開口内にオ
イルが流入することを防止する作用がある。したがっ
て、車両に搭載する内燃機関は、車両の種類によって
は、大きく傾斜した状態で作動する場合がある。そのた
め、前記隔壁の下端位置は、使用状態で予想される最大
傾斜を考慮して決定しなければならない。また、前記隔
壁は、吸気マニホールドの幅方向に長く設け、隔壁と開
口との間に排気ガスを吸気マニホールドの幅方向に分散
させる空間を設け、排気ガスが吸入空気により均一に混
入するようにするとよい。
【0012】
【実施例】以下添付の図を対照して、実施例により本考
案を具体的に説明する。図1〜図3に示すように、実施
例1の内燃機関のEGR装置1は、EGRバルブ8の出
口通路16を、上り坂状に取り付け、吸気マニホールド10
のチャンバー部11に上向きに開口させている。また、吸
気通路16は、図示しない上流側でブローバイガス還流通
路が接続されており、該吸気通路16からチャンバー部11
に流入する吸入空気には、ブローバイガスが既に混入さ
れている。チャンバー部11には、シリンダーヘッド( 図
示せず)の吸気口に接続するポート部20が取り付けてあ
り、吸気は、チャンバー部11において、各シリンダーに
分配される。なお、前記出口通路22を開口させたチャン
バー部11の壁面24は、吸入空気の吸入口26からポート部
20に掛けて下り坂状に傾斜し、開口から下側の壁面を流
下するオイルが出口通路22に侵入する危険はない。
案を具体的に説明する。図1〜図3に示すように、実施
例1の内燃機関のEGR装置1は、EGRバルブ8の出
口通路16を、上り坂状に取り付け、吸気マニホールド10
のチャンバー部11に上向きに開口させている。また、吸
気通路16は、図示しない上流側でブローバイガス還流通
路が接続されており、該吸気通路16からチャンバー部11
に流入する吸入空気には、ブローバイガスが既に混入さ
れている。チャンバー部11には、シリンダーヘッド( 図
示せず)の吸気口に接続するポート部20が取り付けてあ
り、吸気は、チャンバー部11において、各シリンダーに
分配される。なお、前記出口通路22を開口させたチャン
バー部11の壁面24は、吸入空気の吸入口26からポート部
20に掛けて下り坂状に傾斜し、開口から下側の壁面を流
下するオイルが出口通路22に侵入する危険はない。
【0013】出口通路22の開口を覆う隔壁28を、吸気通
路16の吸入口26の下側のチャンバー部11内に、該隔壁28
の下端30が、出口通路22の最下部32より距離xだけ下と
なるように、傾斜して張り出させて取り付けた。したが
って、出口通路22の開口の上方からチャンバー11内壁面
を流下するオイルは、図1に示す矢印のように、出口通
路22の下側に落下させることができる。隔壁28の下端30
を、前記距離xだけ下側に延長させたのは、車両( 図示
せず) が傾斜しても、下端30から落下するオイルが出口
通路22に侵入しないようにするために、予め余裕を持た
せるためである。
路16の吸入口26の下側のチャンバー部11内に、該隔壁28
の下端30が、出口通路22の最下部32より距離xだけ下と
なるように、傾斜して張り出させて取り付けた。したが
って、出口通路22の開口の上方からチャンバー11内壁面
を流下するオイルは、図1に示す矢印のように、出口通
路22の下側に落下させることができる。隔壁28の下端30
を、前記距離xだけ下側に延長させたのは、車両( 図示
せず) が傾斜しても、下端30から落下するオイルが出口
通路22に侵入しないようにするために、予め余裕を持た
せるためである。
【0014】実施例1の隔壁28は、図3に示すよう
に、吸気マニホールド10のチャンバー部11の幅方向
に幅広に取り付け、出口通路22から吹き出した排気ガ
スが隔壁28に誘導されてチャンバー部11の幅方向に
分散され、より均等に排気ガスが吸入空気に混入するよ
うにした。更に、排気ガスの分配を更に効果的に行わせ
るため、図4に示すように、隔壁28の幅方向をチャン
バー部11の幅一杯に延長することもできる。EGRバ
ルブ8は、図5に示すように、バルブボディ33に設け
たバルブシート34と、ダイヤフラム36に取り付けた
駆動杆38によって前後動する弁体40とで開閉する構
造のものを使用し、ボルト42(図1)でチャンバー部
11に固定した。
に、吸気マニホールド10のチャンバー部11の幅方向
に幅広に取り付け、出口通路22から吹き出した排気ガ
スが隔壁28に誘導されてチャンバー部11の幅方向に
分散され、より均等に排気ガスが吸入空気に混入するよ
うにした。更に、排気ガスの分配を更に効果的に行わせ
るため、図4に示すように、隔壁28の幅方向をチャン
バー部11の幅一杯に延長することもできる。EGRバ
ルブ8は、図5に示すように、バルブボディ33に設け
たバルブシート34と、ダイヤフラム36に取り付けた
駆動杆38によって前後動する弁体40とで開閉する構
造のものを使用し、ボルト42(図1)でチャンバー部
11に固定した。
【0015】実施例1のEGR装置1は、以上説明した
ように、還流されたブローバイガスに混入したオイルミ
スとが、吸気マニホールド10の内壁に付着し、流下す
るようになっても、排気ガスの出口通路22内に侵入す
ることが防止されるので、EGRバルブ8のバルブシー
ト34と弁40との接触面などに、オイルの炭化物が堆
積することが大幅に抑制され、長期間にわたり、EGR
制御を安定して行うことができる。しかも、出口通路か
らチャンバー部11内に還流される排気ガスは、チャン
バー部11の幅方向に幅広に取り付けられた隔壁28に
行く手を遮られ、チャンバー部11の幅方向に分散さ
れ、チャンバー部11内の吸気により均等に混入される
ので、EGRによるNO x 発生抑制作用を一層効果的に
発現させることができる。
ように、還流されたブローバイガスに混入したオイルミ
スとが、吸気マニホールド10の内壁に付着し、流下す
るようになっても、排気ガスの出口通路22内に侵入す
ることが防止されるので、EGRバルブ8のバルブシー
ト34と弁40との接触面などに、オイルの炭化物が堆
積することが大幅に抑制され、長期間にわたり、EGR
制御を安定して行うことができる。しかも、出口通路か
らチャンバー部11内に還流される排気ガスは、チャン
バー部11の幅方向に幅広に取り付けられた隔壁28に
行く手を遮られ、チャンバー部11の幅方向に分散さ
れ、チャンバー部11内の吸気により均等に混入される
ので、EGRによるNO x 発生抑制作用を一層効果的に
発現させることができる。
【0016】図6によって実施例2のEGR装置1を説
明する。実施例2は、実施例1より傾斜の急な壁面24に
出口通路22を上向きに開口させた場合である。この場合
も、隔壁28の下端30を、EGR装置8の排ガス出口通路
22の最下端32よりxだけ下に延ばした構造にしている。
実施例2のEGR装置1も、実施例1と同様に、長期間
にわたり、EGR装置1を安定して作動させることがで
きる。
明する。実施例2は、実施例1より傾斜の急な壁面24に
出口通路22を上向きに開口させた場合である。この場合
も、隔壁28の下端30を、EGR装置8の排ガス出口通路
22の最下端32よりxだけ下に延ばした構造にしている。
実施例2のEGR装置1も、実施例1と同様に、長期間
にわたり、EGR装置1を安定して作動させることがで
きる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の内燃機関
のEGR装置を構成したので、吸入空気中に混入したブ
ローバイガス中のオイル分がEGRバルブに侵入するこ
とが防止されるので、EGRバルブに炭化物が堆積する
ことが防止され、しかも隔壁によって吸気マニホールド
の幅方向に分散させて、各気筒ごとの吸気に排気ガスを
より均等に供給することが可能となり、長期間安定且つ
効果的にEGR装置を作動させることができ、内燃機
関、ひいては、車両のエンジンルームのレイアウト上の
自由度を大きく向上させることができる。
のEGR装置を構成したので、吸入空気中に混入したブ
ローバイガス中のオイル分がEGRバルブに侵入するこ
とが防止されるので、EGRバルブに炭化物が堆積する
ことが防止され、しかも隔壁によって吸気マニホールド
の幅方向に分散させて、各気筒ごとの吸気に排気ガスを
より均等に供給することが可能となり、長期間安定且つ
効果的にEGR装置を作動させることができ、内燃機
関、ひいては、車両のエンジンルームのレイアウト上の
自由度を大きく向上させることができる。
【図1】本考案の実施例1によりEGR装置の要部断面
図である。
図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】図1のIII-III 線矢視図である。
【図4】図3の変形例を示す図である。
【図5】図1に使用したEGRバルブの縦断面図であ
る。
る。
【図6】本考案の実施例2によるEGR装置の要部断面
図である。
図である。
【図7】従来例によりEGR装置の概要説明図である。
【図8】従来例のEGR装置の問題点を説明する要部縦
断面図である。
断面図である。
1 EGR装置 2 内燃機関 4 排気マニホールド 6 EGRパイ
プ 8 EGRバルブ 10 吸気マニホ
ールド 11 チャンバー部 14 ブローバ
イガス還流通路 16 吸気通路 18 排気通路 22
出口通路 24 壁面 28 隔壁 30
下端 32 開口最下端部
プ 8 EGRバルブ 10 吸気マニホ
ールド 11 チャンバー部 14 ブローバ
イガス還流通路 16 吸気通路 18 排気通路 22
出口通路 24 壁面 28 隔壁 30
下端 32 開口最下端部
Claims (1)
- 【請求項1】 ブローバイガス還流通路を吸気通路に開
口させ、また、EGRバルブの排気ガスの出口通路を吸
気マニホールドに開口させ、該出口通路は、EGRバル
ブから前記開口に向かって上り坂状に取り付け、吸気マ
ニホールド内に、前記開口の上方と前面とを覆うと共
に、吸気マニホールドの幅方向に長く、且つ、少なくと
も下端側を開放した隔壁を設け、該隔壁の下端は、開口
下側まで延長し、排気ガスを、前記下端側から吸気マニ
ホールド内に分散させて流入させると共に、開口の上方
から流下するオイルを、開口の前方下側に落下させるよ
うにした内燃機関のRGR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062805U JP2547107Y2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 内燃機関のegr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062805U JP2547107Y2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 内燃機関のegr装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517148U JPH0517148U (ja) | 1993-03-05 |
JP2547107Y2 true JP2547107Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=13210921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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