JP2543073Y2 - オートブラケット機能付き顕微鏡用写真撮影装置 - Google Patents
オートブラケット機能付き顕微鏡用写真撮影装置Info
- Publication number
- JP2543073Y2 JP2543073Y2 JP1991031400U JP3140091U JP2543073Y2 JP 2543073 Y2 JP2543073 Y2 JP 2543073Y2 JP 1991031400 U JP1991031400 U JP 1991031400U JP 3140091 U JP3140091 U JP 3140091U JP 2543073 Y2 JP2543073 Y2 JP 2543073Y2
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- JP
- Japan
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- photographing
- shooting
- auto bracket
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、露出値を自動的に変え
ながら標本の連続撮影を行うオートブラケット機能を備
えた顕微鏡用写真撮影装置に関する。
ながら標本の連続撮影を行うオートブラケット機能を備
えた顕微鏡用写真撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡で観察した標本像を写真撮影する
場合、撮影者の必要に応じて少しづつ露出値を変えた標
本像を連続的にフィルム上に映し出すことがある。又、
標本が蛍光標本である場合には、撮影中に蛍光光量が減
少する褪色現象が現れることがあるために、これに応じ
て露出値を連続的に変えて適正露出に制御して撮影する
場合がある。このような場合には、オートブラケット撮
影を行うことが必要である。
場合、撮影者の必要に応じて少しづつ露出値を変えた標
本像を連続的にフィルム上に映し出すことがある。又、
標本が蛍光標本である場合には、撮影中に蛍光光量が減
少する褪色現象が現れることがあるために、これに応じ
て露出値を連続的に変えて適正露出に制御して撮影する
場合がある。このような場合には、オートブラケット撮
影を行うことが必要である。
【0003】オートブラケット撮影は、通常、写真撮影
装置の測光部で測定された測光値から算出される露出時
間に対して、露出補正値を予め設定して露出補正を行う
ものであり、この露出補正値を撮影前に撮影枚数に応じ
て複数個設定しておくことにより、露出値を変えながら
連続的に撮影を行うことができるようにしたものであ
る。しかしながら、オートブラケット撮影の際に、カメ
ラバック内のフィルムの残りの枚数が、露出補正値の設
定時に設定された撮影枚数より少ない場合には、フィル
ムが切れた後の標本撮影は行われないため、カメラバッ
クにフィルムをセットし直して、残りの撮影枚数分だけ
再度オートブラケット撮影を行わねばならず、極めて煩
雑であった。しかも、被写体が蛍光標本である場合に
は、その間に褪色が進んでしまっているために、シャッ
ターチャンスを逃してしまうという不都合もあった。
装置の測光部で測定された測光値から算出される露出時
間に対して、露出補正値を予め設定して露出補正を行う
ものであり、この露出補正値を撮影前に撮影枚数に応じ
て複数個設定しておくことにより、露出値を変えながら
連続的に撮影を行うことができるようにしたものであ
る。しかしながら、オートブラケット撮影の際に、カメ
ラバック内のフィルムの残りの枚数が、露出補正値の設
定時に設定された撮影枚数より少ない場合には、フィル
ムが切れた後の標本撮影は行われないため、カメラバッ
クにフィルムをセットし直して、残りの撮影枚数分だけ
再度オートブラケット撮影を行わねばならず、極めて煩
雑であった。しかも、被写体が蛍光標本である場合に
は、その間に褪色が進んでしまっているために、シャッ
ターチャンスを逃してしまうという不都合もあった。
【0004】このような不都合を改善する手段として、
例えば特開昭61−148437号の写真撮影装置のよ
うに、カメラのフィルムの残り枚数が、設定された連続
撮影枚数より少ない場合に、フィルム残存コマ不足を警
告する表示を行うようにした手段がある。また、特開昭
59−172634号の写真撮影装置では、写真撮影用
顕微鏡に複数のカメラを装着できるようにしており、こ
れらのカメラに同一のフィルムを装着しておいて、撮影
に使用するカメラに残存するフィルム枚数だけ撮影した
後、手動でカメラ光路を切り換え、更に残りのオートブ
ラケット撮影に必要な撮影枚数分だけの露出補正値を新
たに設定すれば、再度オートブラケット撮影を行うこと
ができるようになっている。
例えば特開昭61−148437号の写真撮影装置のよ
うに、カメラのフィルムの残り枚数が、設定された連続
撮影枚数より少ない場合に、フィルム残存コマ不足を警
告する表示を行うようにした手段がある。また、特開昭
59−172634号の写真撮影装置では、写真撮影用
顕微鏡に複数のカメラを装着できるようにしており、こ
れらのカメラに同一のフィルムを装着しておいて、撮影
に使用するカメラに残存するフィルム枚数だけ撮影した
後、手動でカメラ光路を切り換え、更に残りのオートブ
ラケット撮影に必要な撮影枚数分だけの露出補正値を新
たに設定すれば、再度オートブラケット撮影を行うこと
ができるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き方法では、いずれにしても使用するカメラに残存す
るフィルム枚数分だけのオートブラケット撮影しかでき
ず、これより多い撮影者の希望する枚数分の撮影を行う
ためには、前者の場合は使用するカメラについてフィル
ム終了の時点で巻き戻しを行い、新しいフィルムを装着
して再び撮影を続行せざるを得なかった。又、後者の場
合は上述したような煩雑な操作が必要であった。いずれ
の場合も一旦撮影を中断しなければならず、時間がかか
るため、上述した交換又は切り換え操作が煩雑であると
いう不都合と、蛍光標本の場合にシャッターチャンスを
逃してしまうという不都合を十分に改善できるものでは
なかった。
如き方法では、いずれにしても使用するカメラに残存す
るフィルム枚数分だけのオートブラケット撮影しかでき
ず、これより多い撮影者の希望する枚数分の撮影を行う
ためには、前者の場合は使用するカメラについてフィル
ム終了の時点で巻き戻しを行い、新しいフィルムを装着
して再び撮影を続行せざるを得なかった。又、後者の場
合は上述したような煩雑な操作が必要であった。いずれ
の場合も一旦撮影を中断しなければならず、時間がかか
るため、上述した交換又は切り換え操作が煩雑であると
いう不都合と、蛍光標本の場合にシャッターチャンスを
逃してしまうという不都合を十分に改善できるものでは
なかった。
【0006】本考案はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、オートブラケット撮影の際に、使用するカ
メラのフィルムの残り枚数が撮影設定枚数より少ない場
合でも、撮影者の希望する枚数分の連続撮影を短時間で
行うことのできるようにしたオートブラケット機能付き
顕微鏡用写真撮影装置を提供することを目的とする。
ものであり、オートブラケット撮影の際に、使用するカ
メラのフィルムの残り枚数が撮影設定枚数より少ない場
合でも、撮影者の希望する枚数分の連続撮影を短時間で
行うことのできるようにしたオートブラケット機能付き
顕微鏡用写真撮影装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によるオートブラ
ケット機能付き顕微鏡用写真撮影装置は、切り換え可能
な複数のカメラバックを有し、入力された複数の露出補
正値に基づいて露出値を変えつつ連続的に撮影し得るオ
ートブラケット機能を備えた顕微鏡用写真撮影装置であ
って、選択されているカメラバック内のフィルム残数が
0であることを検出するフィルムエンド検出手段と、こ
のフィルムエンド検出手段によってフィルムエンドが検
出された時に他のカメラバックに光路を切り換える切り
換え手段と、オートブラケット撮影における各回の撮影
の制御を行うオートブラケット制御手段と、を備え、オ
ートブラケット撮影中にフィルムエンドが検出された場
合に前記切り換え手段によりカメラバックを切り換え、
且つ前記オートブラケット制御手段によりカメラバック
切り換え前のオートブラケット撮影の制御データを引き
続き用いて残りの撮影枚数分の連続撮影を続行し得るよ
うにしたことを特徴とするものである。
ケット機能付き顕微鏡用写真撮影装置は、切り換え可能
な複数のカメラバックを有し、入力された複数の露出補
正値に基づいて露出値を変えつつ連続的に撮影し得るオ
ートブラケット機能を備えた顕微鏡用写真撮影装置であ
って、選択されているカメラバック内のフィルム残数が
0であることを検出するフィルムエンド検出手段と、こ
のフィルムエンド検出手段によってフィルムエンドが検
出された時に他のカメラバックに光路を切り換える切り
換え手段と、オートブラケット撮影における各回の撮影
の制御を行うオートブラケット制御手段と、を備え、オ
ートブラケット撮影中にフィルムエンドが検出された場
合に前記切り換え手段によりカメラバックを切り換え、
且つ前記オートブラケット制御手段によりカメラバック
切り換え前のオートブラケット撮影の制御データを引き
続き用いて残りの撮影枚数分の連続撮影を続行し得るよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】オートブラケット撮影が行われて、設定枚数の
撮影が終了する前に使用中のカメラバック内のフィルム
の残りが0になった場合、フィルムエンド検出手段によ
ってこれが検出され、切り換え手段が作動させられてカ
メラ光路やモータの巻き上げ駆動信号が他のカメラバッ
クに切り換えられると共に、オートブラケット撮影の制
御データが引き続き保持されたまま撮影が続けられるか
ら、設定枚数の撮影が完了する迄中断することなく連続
撮影が行われる。
撮影が終了する前に使用中のカメラバック内のフィルム
の残りが0になった場合、フィルムエンド検出手段によ
ってこれが検出され、切り換え手段が作動させられてカ
メラ光路やモータの巻き上げ駆動信号が他のカメラバッ
クに切り換えられると共に、オートブラケット撮影の制
御データが引き続き保持されたまま撮影が続けられるか
ら、設定枚数の撮影が完了する迄中断することなく連続
撮影が行われる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の好適な一実施例を添付図面に
基づいて説明する。図1は本実施例による写真撮影装置
の光路図を示すものであり、図中、1は図示しない照明
手段によって照明される標本、2は標本1の照明光が通
過する対物レンズ、3は光路を曲げるためのプリズム、
4はその後方に配置された写真接眼レンズ、5は光束を
二つの光路に分割するための分割用プリズム、6は分割
された一方の光束が通過する投影レンズ、7は投影レン
ズ6による光束結像位置に配置された後述の測光部内の
受光素子、8は分割用プリズム5で分割された他方の光
束の通過及び遮断を後述の撮影制御部により制御するシ
ャッター、9はシャッター8を通過した光束のカメラバ
ックへ至る光路を切り換えるカメラ光路切り換え用プリ
ズム、10はカメラ光路切り換え用プリズム9による一
方のカメラ光路上に位置する第一のカメラバック、11
は同じく他方のカメラ光路上に位置する第二のカメラバ
ックである。
基づいて説明する。図1は本実施例による写真撮影装置
の光路図を示すものであり、図中、1は図示しない照明
手段によって照明される標本、2は標本1の照明光が通
過する対物レンズ、3は光路を曲げるためのプリズム、
4はその後方に配置された写真接眼レンズ、5は光束を
二つの光路に分割するための分割用プリズム、6は分割
された一方の光束が通過する投影レンズ、7は投影レン
ズ6による光束結像位置に配置された後述の測光部内の
受光素子、8は分割用プリズム5で分割された他方の光
束の通過及び遮断を後述の撮影制御部により制御するシ
ャッター、9はシャッター8を通過した光束のカメラバ
ックへ至る光路を切り換えるカメラ光路切り換え用プリ
ズム、10はカメラ光路切り換え用プリズム9による一
方のカメラ光路上に位置する第一のカメラバック、11
は同じく他方のカメラ光路上に位置する第二のカメラバ
ックである。
【0010】次に写真撮影装置の撮影制御部を、図2に
示すブロック図によって説明する。図中、12は受光素
子7を含んでいて被写体である標本1の測光を行う測光
部、13はオートブラケット撮影のための露出補正値や
フィルムの感度設定等の撮影条件を設定するためのスイ
ッチ入力部、14はこれらの入力情報に基づいて各種情
報を記憶したり以下に述べる各ブロックについての作動
制御を行うCPU(オートブラケット制御手段としての
機能を有する)である。15は撮影条件や露出時間等を
モニターするための表示部、16はシャッター8の開閉
作動を制御するためのシャッター駆動部、17は撮影に
使用されるカメラバック10又は11内のフィルムの残
り枚数を例えば1回の撮影毎にカウントするフィルムエ
ンド検出手段であり、これはCPU14内部に設けられ
ていて、最初に使用するカメラバックの撮影開始時のフ
ィルム残存数はスイッチ入力部13によって手動で、或
いはフィルムに付けられているDXコード内のフィルム
枚数データにより、自動的に入力されるようになってい
る。18はフィルムエンド検出手段17によってフィル
ムエンドが検出されるとカメラ光路切り換え用プリズム
9を回転切り換え作動せしめるカメラ光路切り換え部、
19は第一及び第二のカメラバック10,11に内蔵さ
れたフィルム巻き上げ用モータ10a,11aの一方を
駆動させる信号を出力する巻き上げ駆動部、20は巻き
上げ駆動部19と両モータ10a,11aとの間に接続
されていてカメラ光路の切り換えに連動してモータ駆動
信号の供給方向を切り換える巻き上げ駆動切り換え部で
ある。
示すブロック図によって説明する。図中、12は受光素
子7を含んでいて被写体である標本1の測光を行う測光
部、13はオートブラケット撮影のための露出補正値や
フィルムの感度設定等の撮影条件を設定するためのスイ
ッチ入力部、14はこれらの入力情報に基づいて各種情
報を記憶したり以下に述べる各ブロックについての作動
制御を行うCPU(オートブラケット制御手段としての
機能を有する)である。15は撮影条件や露出時間等を
モニターするための表示部、16はシャッター8の開閉
作動を制御するためのシャッター駆動部、17は撮影に
使用されるカメラバック10又は11内のフィルムの残
り枚数を例えば1回の撮影毎にカウントするフィルムエ
ンド検出手段であり、これはCPU14内部に設けられ
ていて、最初に使用するカメラバックの撮影開始時のフ
ィルム残存数はスイッチ入力部13によって手動で、或
いはフィルムに付けられているDXコード内のフィルム
枚数データにより、自動的に入力されるようになってい
る。18はフィルムエンド検出手段17によってフィル
ムエンドが検出されるとカメラ光路切り換え用プリズム
9を回転切り換え作動せしめるカメラ光路切り換え部、
19は第一及び第二のカメラバック10,11に内蔵さ
れたフィルム巻き上げ用モータ10a,11aの一方を
駆動させる信号を出力する巻き上げ駆動部、20は巻き
上げ駆動部19と両モータ10a,11aとの間に接続
されていてカメラ光路の切り換えに連動してモータ駆動
信号の供給方向を切り換える巻き上げ駆動切り換え部で
ある。
【0011】本実施例は上述のように構成されており、
次に図3に示すフローチャートに基づいてオートブラケ
ット撮影を行う場合の撮影シーケンスを説明する。先
ず、オートブラケット撮影のための撮影枚数と各回撮影
時の露出補正値は予め設定され、スイッチ入力部13か
らCPU14に入力されているものとする。
次に図3に示すフローチャートに基づいてオートブラケ
ット撮影を行う場合の撮影シーケンスを説明する。先
ず、オートブラケット撮影のための撮影枚数と各回撮影
時の露出補正値は予め設定され、スイッチ入力部13か
らCPU14に入力されているものとする。
【0012】そして、オートブラケット撮影時に、測光
部12による測光値から算出された露出時間に対して、
予め設定された当該撮影枚数目の露出補正値をロード
し、この補正値に基づいて実際の露出時間が演算され
る。次に、現在使用しているカメラバックが第一のカメ
ラバック10であるとして、このカメラバック10内の
フィルムの残り枚数が0であるか否か検出する。これは
フィルムエンド検出手段17によって、入力されている
カメラバック10内のフィルムの残り枚数と撮影毎にカ
ウントされるフィルムカウントデータにより比較演算し
て行う。フィルムの残りが0でない場合には、演算され
た上述の露出時間により露出動作が行われ、標本1が撮
影される。そしてこの一連の動作が予め設定された撮影
枚数分だけ繰り返され、撮影を終了する。
部12による測光値から算出された露出時間に対して、
予め設定された当該撮影枚数目の露出補正値をロード
し、この補正値に基づいて実際の露出時間が演算され
る。次に、現在使用しているカメラバックが第一のカメ
ラバック10であるとして、このカメラバック10内の
フィルムの残り枚数が0であるか否か検出する。これは
フィルムエンド検出手段17によって、入力されている
カメラバック10内のフィルムの残り枚数と撮影毎にカ
ウントされるフィルムカウントデータにより比較演算し
て行う。フィルムの残りが0でない場合には、演算され
た上述の露出時間により露出動作が行われ、標本1が撮
影される。そしてこの一連の動作が予め設定された撮影
枚数分だけ繰り返され、撮影を終了する。
【0013】又、撮影の途中で第一のカメラバック10
のフィルムが尽きてしまった場合には、フィルムエンド
検出手段17によってこれが検出され、CPU14によ
ってカメラ光路切り換え部18が作動せしめられてカメ
ラ光路切り換え用プリズム9を回転させ、カメラ光路を
第二のカメラバック11方向へ切り換える。これと同時
に巻き上げ駆動切り換え部20もモータ11aに通電す
るよう切り換えられる。そして、引き続いて露出動作が
行われ、カメラバック11によって残りの撮影枚数分だ
け上述の撮影動作が繰り返され、撮影が終了する。
のフィルムが尽きてしまった場合には、フィルムエンド
検出手段17によってこれが検出され、CPU14によ
ってカメラ光路切り換え部18が作動せしめられてカメ
ラ光路切り換え用プリズム9を回転させ、カメラ光路を
第二のカメラバック11方向へ切り換える。これと同時
に巻き上げ駆動切り換え部20もモータ11aに通電す
るよう切り換えられる。そして、引き続いて露出動作が
行われ、カメラバック11によって残りの撮影枚数分だ
け上述の撮影動作が繰り返され、撮影が終了する。
【0014】上述のように、本実施例によれば、最初に
使用するカメラバック10のフィルムの残り枚数が設定
撮影枚数より少ない場合、フィルム交換やカメラの切り
換え等のために撮影を中断することなく、自動的にカメ
ラバック11に切り換えると共にオートブラケット撮影
の制御データを引き続き保持したまま残りの設定撮影枚
数の撮影を続けることができ、所望の撮影枚数分の連続
撮影を短時間で行うことができる。そのため、被写体が
蛍光標本であっても、シャッターチャンスを逃すことは
ない。しかも、本実施例は構成が比較的簡単であるか
ら、低廉な製造コストでこれを実現できる。
使用するカメラバック10のフィルムの残り枚数が設定
撮影枚数より少ない場合、フィルム交換やカメラの切り
換え等のために撮影を中断することなく、自動的にカメ
ラバック11に切り換えると共にオートブラケット撮影
の制御データを引き続き保持したまま残りの設定撮影枚
数の撮影を続けることができ、所望の撮影枚数分の連続
撮影を短時間で行うことができる。そのため、被写体が
蛍光標本であっても、シャッターチャンスを逃すことは
ない。しかも、本実施例は構成が比較的簡単であるか
ら、低廉な製造コストでこれを実現できる。
【0015】尚、上述の実施例では、フィルムエンド検
出手段17は、撮影毎にこれをフィルムカウントデータ
としてカウントするようにしたが、これに限定されるこ
と無く、他の適宜手段例えばフィルムエンド時にフィル
ム巻き上げ用モータがロック状態になるので、モータロ
ック電流値を検出器によって検出することによって、フ
ィルムエンドを検出するようにしてもよい。或いは、巻
き上げ駆動開始後にタイマーをスタートさせ、一定時間
内に巻き上げ完了信号が出力されない場合に、これをフ
ィルムエンドとして検出する手段を用いてもよい。又、
実施例ではオートブラケット撮影の各回の撮影毎にフィ
ルムエンド検出を行うようにしたが、撮影枚数設定時点
で設定枚数と最初に使用するカメラバックのフィルム残
り枚数とを比較して、撮影開始前に何枚目でカメラバッ
クの切り換えを行うかを、予めCPU14で認識させて
おいてもよい。
出手段17は、撮影毎にこれをフィルムカウントデータ
としてカウントするようにしたが、これに限定されるこ
と無く、他の適宜手段例えばフィルムエンド時にフィル
ム巻き上げ用モータがロック状態になるので、モータロ
ック電流値を検出器によって検出することによって、フ
ィルムエンドを検出するようにしてもよい。或いは、巻
き上げ駆動開始後にタイマーをスタートさせ、一定時間
内に巻き上げ完了信号が出力されない場合に、これをフ
ィルムエンドとして検出する手段を用いてもよい。又、
実施例ではオートブラケット撮影の各回の撮影毎にフィ
ルムエンド検出を行うようにしたが、撮影枚数設定時点
で設定枚数と最初に使用するカメラバックのフィルム残
り枚数とを比較して、撮影開始前に何枚目でカメラバッ
クの切り換えを行うかを、予めCPU14で認識させて
おいてもよい。
【0016】尚、実施例ではカメラバック及びカメラ光
路は二つであったが、これに限定されることなく適宜数
設定することができる。又、上述の実施例では通常の写
真撮影について説明したが、培養標本等を被写体とした
場合の間欠撮影に対しても同様に行うことができる。
路は二つであったが、これに限定されることなく適宜数
設定することができる。又、上述の実施例では通常の写
真撮影について説明したが、培養標本等を被写体とした
場合の間欠撮影に対しても同様に行うことができる。
【0017】
【考案の効果】上述のように、本考案に係る顕微鏡用写
真撮影装置は、フィルムエンド検出手段と光路切り換え
手段とを備えるようにしたから、オートブラケット撮影
時にカメラバック内のフィルム残り枚数が設定撮影枚数
より少ない場合でも、自動的にカメラバックを切り換え
て中断することなく短時間で連続撮影を行うことができ
る。しかも、構成が比較的簡単で低廉な装置を実現でき
る。
真撮影装置は、フィルムエンド検出手段と光路切り換え
手段とを備えるようにしたから、オートブラケット撮影
時にカメラバック内のフィルム残り枚数が設定撮影枚数
より少ない場合でも、自動的にカメラバックを切り換え
て中断することなく短時間で連続撮影を行うことができ
る。しかも、構成が比較的簡単で低廉な装置を実現でき
る。
【図1】本考案の実施例による顕微鏡用写真撮影装置の
光路図である。
光路図である。
【図2】実施例の露出制御部のブロック図である。
【図3】実施例によるオートブラケット撮影シーケンス
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
1 標本 9 光路切り換え用プリズム 10 第一のカメラバック 11 第二のカメラバック 17 フィルムエンド検出手段 20 巻き上げ駆動切り換え部
Claims (1)
- 【請求項1】 切り換え可能な複数のカメラバックを有
し、入力された複数の露出補正値に基づいて露出値を変
えつつ連続的に撮影し得るオートブラケット機能を備え
た顕微鏡用写真撮影装置であって、 選択されているカメラバック内のフィルム残数が0であ
ることを検出するフィルムエンド検出手段と、該フィル
ムエンド検出手段によってフィルムエンドが検出された
時に他のカメラバックに光路を切り換える切り換え手段
と、オートブラケット撮影における各回の撮影の制御を
行うオートブラケット制御手段と、を備え、オートブラ
ケット撮影中にフィルムエンドが検出された場合に前記
切り換え手段によりカメラバックを切り換え、且つ前記
オートブラケット制御手段によりカメラバック切り換え
前のオートブラケット撮影の制御データを引き続き用い
て残りの撮影枚数分の連続撮影を続行し得るようにした
ことを特徴とする蛍光標本用の顕微鏡写真撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991031400U JP2543073Y2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | オートブラケット機能付き顕微鏡用写真撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991031400U JP2543073Y2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | オートブラケット機能付き顕微鏡用写真撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536438U JPH0536438U (ja) | 1993-05-18 |
JP2543073Y2 true JP2543073Y2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=12330208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991031400U Expired - Lifetime JP2543073Y2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | オートブラケット機能付き顕微鏡用写真撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543073Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59172634A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-09-29 | Olympus Optical Co Ltd | 写真撮影用顕微鏡 |
JPH0750295B2 (ja) * | 1984-12-21 | 1995-05-31 | 株式会社ニコン | ブラケッティング撮影装置 |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP1991031400U patent/JP2543073Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0536438U (ja) | 1993-05-18 |
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JP2001109032A (ja) | カメラの露出制御装置 |
Legal Events
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