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JP2538239Y2 - 低周波増幅回路 - Google Patents

低周波増幅回路

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Publication number
JP2538239Y2
JP2538239Y2 JP1990100858U JP10085890U JP2538239Y2 JP 2538239 Y2 JP2538239 Y2 JP 2538239Y2 JP 1990100858 U JP1990100858 U JP 1990100858U JP 10085890 U JP10085890 U JP 10085890U JP 2538239 Y2 JP2538239 Y2 JP 2538239Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
current
collector
circuit
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990100858U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0457912U (ja
Inventor
弘一 酒井
幸典 木谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toko Inc filed Critical Toko Inc
Priority to JP1990100858U priority Critical patent/JP2538239Y2/ja
Publication of JPH0457912U publication Critical patent/JPH0457912U/ja
Priority to US08/531,063 priority patent/US5717684A/en
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Publication of JP2538239Y2 publication Critical patent/JP2538239Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、低電圧源用の低周波増幅回路に関するもの
であり、大電流を出力し得ると共に電圧損失の少ない省
電力型の低周波増幅回路に係るものである。
〔従来の技術〕
第2図は、従来の低周波増幅回路の一例を示す回路図
である。トランジスタQ10のコレクタは、電源電圧VCC
接続され、そのエミッタがトランジスタQ11のコクレタ
に接続され、Q11のエミッタが接地されて低電圧用の低
周波増幅回路の出力段を形成している。周知の如く出力
端子20に負荷回路RL1が接続さ、負荷に大電流を流し込
む場合には、トランジスタQ10のコクレタ電流ICを大電
流とするべく、トランジスタQ10のベースにベース電流I
Bを多く流し込まねばならない。トランジスタQ12,Q13
は出力段のバイアス回路であり、10は入力端子である。
通常、この様な電力用の低周波増幅回路では、大電流
を得るために出力段がダーリントン回路で構成されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の低周波増幅回路では、大電流を取り扱う場合、
仮に出力段のトランジスタQ10にコレクタ電流ICとし100
mAの電流を供給しようとすると、(IB=IC/HFE)(但
し、HFEは電流増幅率であり、HFEが50であるとする。)
の関係式からベース電流IBは約2mAとなり、従って、ト
ランジスタQ12のコレクタ電流として少なくとも2mAの電
流を用意する必要がある。しかし、PNPトランジスタに
よって充分な電流を供給するのは必ずしも容易ではな
く、たとえ用意できたとしても、常時、大電流を流さね
ばならないために省電力化には相応しくない。
通常、このような低周波増幅回路では、出力段にダー
リントン回路を用いている場合が多いが、電源電圧VCC
が2〜3ボルトの場合には、ダーリントン回路を構成す
るトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEとコレク
タ・エミッタ間飽和電圧VCE(sat)によって、約1.6ボル
ト程度の電圧損失がある為に充分な振幅を得ることがで
きない欠点があり、低電圧電源の場合にはダーリントン
回路は使用することできない。
本考案は、上述の如き課題に基づいてなされたもの
で、その主な目的は、2〜3ボルトの低電圧源であって
負荷回路に100mA程度の大電流を出力し得ると共に、省
電力型の低周波増幅回路を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の低周波増幅回路は、出力段のトランジスタか
ら出力電流が供給される抵抗の端子間電圧によってバイ
アスされるトランジスタのコレクタが出力段のトランジ
スタのベースに接続さ、該抵抗によってバイアスされる
トランジスタと他のダイオード接続されたトランジスタ
とによって電流ミラー回路を構成していることを特徴と
する。
〔作用〕
本考案の低周波増幅回路は、出力段のトランジスタに
正帰還を掛けて入力信号の振幅に応じて出力段のトラン
ジスタにベース電流を供給して、大電流を出力し得るよ
うになされたものである。
〔実施例〕
第1図は、本考案に掛かる低周波増幅回路の一実施例
を示す回路図である。
図に於いて、トランジスタQ1とQ2は低周波増幅回路の
出力段Aのトランジスタである。トランジスタQ1のエミ
ッタとトランジスタQ2のコレクタは接続され、その接続
点はカップリング・コンデンサCを介して出力端子2に
接続さ、出力端子2にはスピーカ等の負荷回路RLが接続
される。トランジスタQ1のコレクタは抵抗R1が接続さ
れ、トランジスタQ2のエミッタは接地される。トランジ
スタQ1のベースは電流源用のトランジスタQ4のコレクタ
とダイオードD1のアノードに接続され、D1のカソードが
トランジスタQ3のコレクタに接続される。トランジスタ
Q4は定電流源3に接続されダイオード接続されたトラン
ジスタQ5とによって電流ミラー回路7を形成し、出力段
Aのバイアス回路Bを構成している。トランジスタQ1
コレクタと抵抗Rとの接続点はダイオード接続されたト
ランジスタQ6のエミッタに接続さ、そのコレクタ・ベー
スに定電流源5が接続される。トランジスタQ6はトラン
ジスタQ7とによって電流ミラー回路4を形成し、トラン
ジスタQ7のコレクタは、トランジスタQ1のベースに接続
される。
バイアス回路Bは種々の回路があり、実施例に限定す
るものではない。又、電流ミラー回路4,7もまた実施例
に限定するものではなく、公知の種々の回路が実施し得
る。
無論、図示されていないが、トランジスタQ7のエミッ
タと電源電圧端子6間に抵抗を付加して帰還電流を調整
してもよい。
次に、本考案の低周波増幅回路の動作について説明す
る。通常、低周波増幅回路の出力段のトランジスタに
は、クロスオーバー歪みの発生を防ぐべく微小電流が流
されているが、無視して説明する。
入力端子1からは、所定のバイアス電流iBに信号電流
(±Δi)が重畳されたベース電流(iB±Δi)がトラ
ンジスタQ2,Q3のベースに供給されると、トランジスタ
Q3のコレクタ電流とし(IC±ΔI)の電流が流れる。
さて、バイアス電流iBに重畳された半サイクルの信号
成分(+Δi)がトランジスタQ3のベースに供給される
と、電流源用トランジスタQ4からのコレクタ電流IS1
トランジスタQ3のコレクタ電流として吸い込まれる。従
って、トランジスタQ1のベース電流IB1の信号成分は抑
制され、そのコクレタ電流IC1は減少し、信号成分は零
となる。一方、トランジスタQ2のベースに供給されるベ
ース電流(iB+Δi)は、トランジスタQ2によって増幅
され、出力端子2からカップリング・コンデンサCを介
して信号成分Δiに電流増幅率HFEを乗じた値のコレク
タ電流IC2が引き込まれ、信号成分の半サイクルの出力
が得られる。
又、バイアス電流iBに重畳された半サイクルの信号成
分(−Δi)が入力端子1に供給されたとすると、トラ
ンジスタQ3のコレクタ電流として、(IS1−ΔI)の電
流がトランジスタQ3に引き込まれる。同時にトランジス
タQ1のベースには、略信号成分ΔIであるベース電流I
B1が供給され、信号成分ΔIの電流増幅率HFEを乗じた
値のコクレタ電流IC1がトランジスタQ1のコレクタから
カップリング・コンデンサCを介して負荷回路RLに流れ
る。
しかしながら電流源用トランジスタQ4はPNPトランジ
スタである為、大きな出力を得難い。本願考案の低周波
増幅回路では、NPNトランジスタQ4の電流供給不足によ
って電流ミラー回路7から供給される電流が不足する為
に、トランジスタQ1のコクレタ電流IC1を抵抗R1に流
し、抵抗R1の端子間電圧(R1・IC1)によって電流ミラ
ー回路4のトランジスタQ7をバイアスしてそのコレクタ
電流IB2をトランジスタQ1のベース電流IB1に加算して、
供給し、不足分を補いトランジスタQ1のコレクタ電流I
C1として大電流が流れる得るようにしたものである。
因に、電流ミラー回路4は、通常定電流源5を介して
微小電流ISが流されており、トランジスタQ6とQ7の夫々
のベースと電源電圧端子6間の電圧の関係は、トランジ
スタQ6とQ7のベース・エミッタ間電圧VBE6,VBE7と抵抗
R1の端子間電圧Vaは次式のように表される。
VBE6+Va=VBE7 VBE6+R1・IS=VBE7 ……(1) (但し、R1は抵抗R1の抵抗値) 従って、入力信号によりトランジスタQ1のコレクタ電
流IC1が増大すれば、抵抗R1の端子間電圧Vaは大きくな
って(1)式に基づいてトランジスタQ7のベース・エミ
ッタ間電圧VBE7が増大し、トランジスタQ7のコレクタ電
流IB2は増大してトランジスタQ1に正帰還が掛り、その
コレクタ電流IC1が増大して大電力を出力し得る。
無論、入力信号の振幅レベルに応じてコレクタ電流I
C1が減衰すればトランジスタQ7のコレクタ電流IB2も減
衰し入力信号の振幅に応じて出力も振動する。
〔効果〕
本考案の低周波増幅回路は、その出力段に入力信号の
振幅レベルに応じて出力段のトランジスタのベースにベ
ース電流を供給する正帰還回路を具えている為に出力に
歪みを発生させることなく、2〜3ボルトの低電圧源で
あっても電圧損失が少なく、而も大電流を出力し得るき
わめて効果的な低周波増幅回路である。
又、本考案の低周波増幅回路は、出力段のトランジス
タのバイアス回路のバイアス電流を大出力に合わせてバ
イアス電流値を設定する必要がなく極めて省電力化が可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る低周波増幅回路の一実施例を説
明する為の回路図、第2図は、従来の低周波増幅回路の
一例を示す回路図である。 1:入力端子,2:出力端子,3,5:定電流源,4,7:電流ミラー
回路,6:電源電圧端子,A:出力段,B:バイアス回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のトランジスタのコレクタに抵抗が接
    続され、第1のトランジスタのエミッタに第2のトラン
    ジスタのコレクタが接続され、第2のトランジスタのエ
    ミッタが接地され、該第1のトランジスタのエミッタと
    該第2のトランジスタのコレクタの接続点から出力を得
    る出力段と、該出力段の第1と第2のトランジスタのベ
    ースにバイアス電流に重畳された信号電流を供給するバ
    イアス回路と、該第1のトランジスタのコレクタと該抵
    抗との接続点にエミッタを接続されると共にダイオード
    接続され、コレクタを定電流源に接続された第3のトラ
    ンジスタと第1のトランジスタのベースにコレクタを接
    続されてミラー電流を供給する第4のトランジスタから
    なる電流ミラー回路とを含むことを特徴とする低周波増
    幅回路。
JP1990100858U 1990-01-29 1990-09-26 低周波増幅回路 Expired - Lifetime JP2538239Y2 (ja)

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Publications (2)

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JPH0457912U JPH0457912U (ja) 1992-05-19
JP2538239Y2 true JP2538239Y2 (ja) 1997-06-11

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JPS559105U (ja) * 1978-06-30 1980-01-21

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