JP2538119Y2 - セメント系外装材の接続構造 - Google Patents
セメント系外装材の接続構造Info
- Publication number
- JP2538119Y2 JP2538119Y2 JP1991054337U JP5433791U JP2538119Y2 JP 2538119 Y2 JP2538119 Y2 JP 2538119Y2 JP 1991054337 U JP1991054337 U JP 1991054337U JP 5433791 U JP5433791 U JP 5433791U JP 2538119 Y2 JP2538119 Y2 JP 2538119Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exterior material
- fitting
- material body
- face
- cement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、セメント系外装材の接
続構造に関し、詳しくは接続状態において形成される目
地溝の溝低部においてその突き合わせ側における凍害に
よる割れや欠けを回避する技術に係るものである。
続構造に関し、詳しくは接続状態において形成される目
地溝の溝低部においてその突き合わせ側における凍害に
よる割れや欠けを回避する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント系の外装材本体1の裏面
側の一端に嵌合凹部2を形成するとともに他端の裏面側
に嵌合凸部3を突設し、嵌合凸部3を形成した外装材本
体1の端面4に至らせて外装材本体1の表面端部に目地
溝用凹入部5が形成され、嵌合凸部3を嵌合凹部2に嵌
合させて外装材本体1の端面4に隣接の外装材本体1の
嵌合凸部3の先端面6を当接させて、両外装材本体1,
1間に目地溝7が形成されるセメント系外装材の接続構
造は、図2に示すように、目地溝用凹入部5における端
面4側のコーナー部8及び嵌合凹部2側の外装材本体1
の先端面6の裏面側のコーナー部9において、エッジ状
に尖っているものである。
側の一端に嵌合凹部2を形成するとともに他端の裏面側
に嵌合凸部3を突設し、嵌合凸部3を形成した外装材本
体1の端面4に至らせて外装材本体1の表面端部に目地
溝用凹入部5が形成され、嵌合凸部3を嵌合凹部2に嵌
合させて外装材本体1の端面4に隣接の外装材本体1の
嵌合凸部3の先端面6を当接させて、両外装材本体1,
1間に目地溝7が形成されるセメント系外装材の接続構
造は、図2に示すように、目地溝用凹入部5における端
面4側のコーナー部8及び嵌合凹部2側の外装材本体1
の先端面6の裏面側のコーナー部9において、エッジ状
に尖っているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところがこのような構
成のものにおいては、その接続にて形成された目地溝7
に浸入した雨水が凍結し、かつセメント系の外装材本体
1における上記コーナー部8,9に染み込んだ水分が凍
結するなどして、エッジ状に尖っている両コーナー部
8,9が割れたり欠けたりするという問題があった。ま
た、その取扱においてもエッジ状に尖った両コーナー部
8,9を割ったり、欠けたりさせるものである。
成のものにおいては、その接続にて形成された目地溝7
に浸入した雨水が凍結し、かつセメント系の外装材本体
1における上記コーナー部8,9に染み込んだ水分が凍
結するなどして、エッジ状に尖っている両コーナー部
8,9が割れたり欠けたりするという問題があった。ま
た、その取扱においてもエッジ状に尖った両コーナー部
8,9を割ったり、欠けたりさせるものである。
【0004】本考案はこのような問題を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、簡単な改良に
て、コーナー部における割れや欠けを回避することがで
きるセメント系外装材の接続構造を提供するにある。
るものであり、その目的とするところは、簡単な改良に
て、コーナー部における割れや欠けを回避することがで
きるセメント系外装材の接続構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、セメント系の
外装材本体1の裏面側の一端に嵌合凹部2を形成すると
ともに他端の裏面側に嵌合凸部3を突設し、嵌合凸部3
を形成した外装材本体1の端面4に至らせて外装材本体
1の表面端部に目地溝用凹入部5が形成され、嵌合凸部
3を嵌合凹部2に嵌合させて外装材本体1の端面4に隣
接の外装材本体1の先端面6を当接させて、両外装材本
体1,1間に目地溝7が形成されるセメント系外装材の
接続構造であって、目地溝用凹入部5における端面4側
のコーナー部8と、嵌合凹部2側の外装材本体1の先端
面6の裏面側のコーナー部9に面取りがなされ、嵌合凸
部3の表側と嵌合凹部2の裏側との間の中程位置にシー
ル材10が介在され、外装材本体1の上記端面4及び隣
接の外装材本体1の上記先端面6には各々直立状面部分
が残存して成ることを特徴とするものである。
外装材本体1の裏面側の一端に嵌合凹部2を形成すると
ともに他端の裏面側に嵌合凸部3を突設し、嵌合凸部3
を形成した外装材本体1の端面4に至らせて外装材本体
1の表面端部に目地溝用凹入部5が形成され、嵌合凸部
3を嵌合凹部2に嵌合させて外装材本体1の端面4に隣
接の外装材本体1の先端面6を当接させて、両外装材本
体1,1間に目地溝7が形成されるセメント系外装材の
接続構造であって、目地溝用凹入部5における端面4側
のコーナー部8と、嵌合凹部2側の外装材本体1の先端
面6の裏面側のコーナー部9に面取りがなされ、嵌合凸
部3の表側と嵌合凹部2の裏側との間の中程位置にシー
ル材10が介在され、外装材本体1の上記端面4及び隣
接の外装材本体1の上記先端面6には各々直立状面部分
が残存して成ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように、目地溝用凹入部5における端面4
側のコーナー部8と、嵌合凹部2側の外装材本体1の先
端面6の裏面側のコーナー部9に面取りがなされること
によって、コーナー部8,9における割れや欠けを回避
するようにしたものである。しかも、嵌合凸部3の表側
と嵌合凹部2の裏側との間の中程位置にシール材10が
介在され、外装材本体1の端面4及び隣接の外装材本体
1の先端面6には各々直立状面部分が残存していて、外
装材本体1の端面4の直立状面部分とコーナー部の面取
り部分との間に巾広の隙間が形成されることになって、
この隙間部分で毛細管現象を断つことができ、浸入した
水の凍結による割れや欠けを確実に防止することができ
るものである。
側のコーナー部8と、嵌合凹部2側の外装材本体1の先
端面6の裏面側のコーナー部9に面取りがなされること
によって、コーナー部8,9における割れや欠けを回避
するようにしたものである。しかも、嵌合凸部3の表側
と嵌合凹部2の裏側との間の中程位置にシール材10が
介在され、外装材本体1の端面4及び隣接の外装材本体
1の先端面6には各々直立状面部分が残存していて、外
装材本体1の端面4の直立状面部分とコーナー部の面取
り部分との間に巾広の隙間が形成されることになって、
この隙間部分で毛細管現象を断つことができ、浸入した
水の凍結による割れや欠けを確実に防止することができ
るものである。
【0007】
【実施例】セメント系外装材Aは、その外装材本体1の
裏面側の一端に嵌合凹部2を形成するとともに他端の裏
面側に嵌合凸部3を突設してある。嵌合凸部3を形成し
た外装材本体1の端面4に至らせて外装材本体1の表面
端部に目地溝用凹入部5が形成されている。しかして嵌
合凸部3を嵌合凹部2に嵌合させて外装材本体1の端面
4に隣接の外装材本体1の先端面6を当接させて、両外
装材本体1,1間に目地溝7が形成されるように構成し
てある。目地溝7の両側には傾斜面11が形成されてい
る。そして、目地溝用凹入部5における端面4側のコー
ナー部8と、嵌合凹部2側の外装材本体1の先端面6の
裏面側のコーナー部9に面取りがなされている。図中1
0はシール材である。
裏面側の一端に嵌合凹部2を形成するとともに他端の裏
面側に嵌合凸部3を突設してある。嵌合凸部3を形成し
た外装材本体1の端面4に至らせて外装材本体1の表面
端部に目地溝用凹入部5が形成されている。しかして嵌
合凸部3を嵌合凹部2に嵌合させて外装材本体1の端面
4に隣接の外装材本体1の先端面6を当接させて、両外
装材本体1,1間に目地溝7が形成されるように構成し
てある。目地溝7の両側には傾斜面11が形成されてい
る。そして、目地溝用凹入部5における端面4側のコー
ナー部8と、嵌合凹部2側の外装材本体1の先端面6の
裏面側のコーナー部9に面取りがなされている。図中1
0はシール材である。
【0008】このように、目地溝用凹入部5における端
面4側のコーナー部8と、嵌合凹部2側の外装材本体1
の先端面6の裏面側のコーナー部9に面取りがなされる
ことで、コーナー部8,9における割れや欠けを回避す
るようにしたものである。しかも、図1に示すように、
嵌合凸部3の表側と嵌合凹部2の裏側との間の中程位置
にシール材10が介在され、外装材本体1の目地溝用凹
入部5側の端面4及び隣接の外装材本体1の先端面6に
は各々直立状面部分が残存していて、外装材本体1の端
面4の直立状面部分とコーナー部の面取り部分との間に
巾広の隙間が形成されることになって、この隙間部分で
毛細管現象を断つことができ、浸入した水の凍結による
割れや欠けを確実に防止することができるものである。
面4側のコーナー部8と、嵌合凹部2側の外装材本体1
の先端面6の裏面側のコーナー部9に面取りがなされる
ことで、コーナー部8,9における割れや欠けを回避す
るようにしたものである。しかも、図1に示すように、
嵌合凸部3の表側と嵌合凹部2の裏側との間の中程位置
にシール材10が介在され、外装材本体1の目地溝用凹
入部5側の端面4及び隣接の外装材本体1の先端面6に
は各々直立状面部分が残存していて、外装材本体1の端
面4の直立状面部分とコーナー部の面取り部分との間に
巾広の隙間が形成されることになって、この隙間部分で
毛細管現象を断つことができ、浸入した水の凍結による
割れや欠けを確実に防止することができるものである。
【0009】
【考案の効果】本考案は上述のように、目地溝用凹入部
における端面側のコーナー部と、嵌合凹部側の外装材本
体の先端面の裏面側のコーナー部に面取りがなされてい
るから、取扱い時は勿論、セメント系外装財の接続にお
いて形成する目地溝に雨水が進入してこれが凍結してエ
ッジ状に尖っているコーナー部における割れや欠けを回
避することができるという利点がある。しかも、嵌合凸
部の表側と嵌合凹部の裏側との間の中程位置にシール材
が介在され、外装材本体の端面及び隣接の外装材本体の
先端面には各々直立状面部分が残存しているから、外装
材本体の端面の直立状面部分とコーナー部の面取り部分
との間に巾広の隙間が形成されていて、この隙間部分で
毛細管現象を断つことができ、浸入した水の凍結による
割れや欠けを確実に防止することができるという利点が
ある。
における端面側のコーナー部と、嵌合凹部側の外装材本
体の先端面の裏面側のコーナー部に面取りがなされてい
るから、取扱い時は勿論、セメント系外装財の接続にお
いて形成する目地溝に雨水が進入してこれが凍結してエ
ッジ状に尖っているコーナー部における割れや欠けを回
避することができるという利点がある。しかも、嵌合凸
部の表側と嵌合凹部の裏側との間の中程位置にシール材
が介在され、外装材本体の端面及び隣接の外装材本体の
先端面には各々直立状面部分が残存しているから、外装
材本体の端面の直立状面部分とコーナー部の面取り部分
との間に巾広の隙間が形成されていて、この隙間部分で
毛細管現象を断つことができ、浸入した水の凍結による
割れや欠けを確実に防止することができるという利点が
ある。
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
1 外装材本体 2 嵌合凹部 3 嵌合凸部 4 端面 5 目地溝用凹入部 6 先端面 7 目地溝 8 コーナー部 9 コーナー部
Claims (1)
- 【請求項1】セメント系の外装材本体の裏面側の一端に
嵌合凹部を形成するとともに他端の裏面側に嵌合凸部を
突設し、嵌合凸部を形成した外装材本体の端面に至らせ
て外装材本体の表面端部に目地溝用凹入部が形成され、
嵌合凸部を嵌合凹部に嵌合させて外装材本体の端面に隣
接の外装材本体の先端面を当接させて、両外装材本体間
に目地溝が形成されるセメント系外装材の接続構造であ
って、目地溝用凹入部における端面側のコーナー部と、
嵌合凹部側の外装材本体の先端面の裏面側のコーナー部
に面取りがなされ、嵌合凸部の表側と嵌合凹部の裏側と
の間の中程位置にシール材が介在され、外装材本体の上
記端面及び隣接の外装材本体の上記先端面には各々直立
状面部分が残存して成るセメント系外装材の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991054337U JP2538119Y2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | セメント系外装材の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991054337U JP2538119Y2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | セメント系外装材の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055979U JPH055979U (ja) | 1993-01-29 |
JP2538119Y2 true JP2538119Y2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=12967792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991054337U Expired - Lifetime JP2538119Y2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | セメント系外装材の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538119Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS638324U (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-20 |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP1991054337U patent/JP2538119Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH055979U (ja) | 1993-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970128 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |