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JP2538110B2 - 原稿給送装置 - Google Patents

原稿給送装置

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JP2538110B2
JP2538110B2 JP2216554A JP21655490A JP2538110B2 JP 2538110 B2 JP2538110 B2 JP 2538110B2 JP 2216554 A JP2216554 A JP 2216554A JP 21655490 A JP21655490 A JP 21655490A JP 2538110 B2 JP2538110 B2 JP 2538110B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機に装備され、複数枚のシート状の原
稿を原稿読取面上に読取露光のために順次給送する原稿
給送装置に関する。
従来の技術 従来から、複写機には、操作者の便宜を図るために、
複数枚のシート状の原稿を原稿読取面上に自動的に順次
給送する原稿給送装置が装備される傾向がある。前記装
置によって、順次原稿読取面上に給送された原稿の原稿
像が読取露光され、複写機と協動して両面複写や片面複
写などを実現している。
第10図は典型的な従来の原稿給送装置1の簡略化した
構成を示す断面図である。原稿給送装置1は、たとえば
静電式複写機2の機体上方面3上に装備される。前記機
体上方面3には、原稿読取面を成す透明板4が嵌合して
いる。前記透明板4上に給送方向5に沿って原稿dが給
送される。
原稿給送装置1は、前記給送方向5に沿って配置され
る一対のローラ6,7に巻掛けられる複数本の無端状ベル
ト8を含んで成る。また、前記無端状ベルト8の透明板
4を臨む下張架部分であってベルト内表面側には、前記
給送方向5に沿って複数のプレスローラ9a〜9dが順に配
置される。原稿載置台10に積重して載置された原稿d
は、図示しない給紙手段によって積重方向上方側から1
枚ずつ給送方向5に沿って給送され、時計回り(第10図
参照)に回転するベルト8によって透明板4上を搬送さ
れ、前記原稿Dの給送方向5下流側端部が当接片11の当
接する読取位置までもららされる。このとき前記プレス
ローラ9a〜9dはベルト8を介して前記給送される原稿d
を透明板4上に押圧し、前記読取位置へもたらされる原
稿dの浮きを防止している。
前記読取位置へもたらされた原稿dは、光源12や反射
鏡13などを含む光学的読取手段14が矢符15方向に走査す
ることによって、その原稿像が読取露光される。こうし
て読取位置にて読取露光された原稿dに対して、図示し
ないソレノイドの駆動によって当接片11の当接を解除
し、再びベルト8を回転させて搬送経路16を経て原稿排
出台17へ排出する。前記給送が原稿載置台10上に積重さ
れた原稿dに対して順次実行する。
発明が解決しようとする課題 このように複数枚のシート状の原稿を読取位置へ順次
給送する構成において、先行して給送された原稿に後読
する原稿をいかなるタイミングで給送するかが複写全体
に費やす時間に大きく作用する。
第11図は従来の構成による問題点を説明するための図
である。なお、先行して給送される原稿の参照符をd1と
し、後続して給送される原稿の参照符をd2とし、さらに
寸法を関連付けるときには、同一参照符に添字L(大寸
法),S(小寸法)を付して示す。まず先行して給送され
た原稿d1は前記ベルト8によって当接片11に当接する読
取位置まで搬送される。前記読取位置へ原稿d1が搬送さ
れると、ベルト8は停止し、光学的読取手段14によって
読取露光される。前記読取露光する時間を利用して、後
続して給送される原稿d2を予め前記透明板4上の途中位
置まで搬送する。
ところで、従来の構成においては、各プレスローラ9a
〜9dは個別に制御されることがなく、ベルト8への押圧
位置はすべて同一に制御されている。したがって、読取
位置での浮きを回避するためにすべてのプレスローラ9a
〜9dは一定位置でベルト8を介して透明板4へ向けて押
圧されており、その結果、給送方向最上流側のプレスロ
ーラ9aに関して給送方向下流側では、前記ベルト8と透
明板4とが原稿d1を介して圧接されている。前記読取露
光中、ベルト8は停止しているので、原稿d2には原稿載
置台10の給紙手段からの搬送力のみが作用し、前記プレ
スローラ9aの給送方向下流側のベルト8−透明板4間の
間隙へ侵入すことはできない。すなわち、前記先行する
原稿d1の読取露光中に、後続する原稿dは給送方向下流
端が給送方向最上流側のプレスローラ9aに到達する待機
位置までしか給送しておくことができない。前記位置よ
り給送方向下流側への給送は先端部の屈曲や紙詰まりな
どのために行うことができない。
第11図(1)には、給紙方向5に沿う寸法la1の原稿d
1Lが読取位置へ搬送された状態が示されている。前記原
稿d1Lの読取露光中に、後続する原稿d2Lを前記プレスロ
ーラ9aまで待機給送しておくことができる。すなわち、
後続する原稿d2Lは透明板4上を予め距離lc1だけ搬送さ
せておくとができ、前記原稿d1L−原稿d2L間は間隔lb1
を有する。したがって、前記原稿d1Lが読取露光を終了
し、再びベルト8が駆動すると、寸法la1+間隔lb1だけ
搬送することによって、後続する原稿d2Lが読取位置に
搬送させることになる。
第11図(2)には、給送方向5に沿う寸法la2の原稿d
1Sが読取位置へ搬送された状態が示されている。なお、 la1>la2 …(1) の関係を有する。前記縮小寸法の原稿d2Sであっても、
従来の構成においては、後続する原稿d2Sは前述のよう
にプレスローラ9aまでしか待機給送しておくことができ
ない。したがって、前記原稿d2Sが透明板4上を予め搬
送する距離lc2は、 lc1=lc2 …(2) の関係を有する。したがって、前記原稿d1S−原稿d2S間
の間隔lb2は大寸法の原稿d1L,d2Lでの前記間隔lb1対し
て、 lb1<lb2 …(3) の関係を有する。けれども、先行する原稿d1Sの読取露
光終了後の後続する原稿d2Sを読取位置へ搬送するまで
に必要な距離は、寸法la2+間隔lb2であり、大寸法の原
稿d2Lの際と同一となる。すなわち、異種寸法にかかわ
らず、後続する原稿d2の待機位置が一定であるので、複
数枚の原稿間に亘って前記読取位置を搬送するために費
やす時間は原稿の異種寸法にかかわらず同一となる。
ここで、第11図を見て明確なように、原稿dの寸法が
縮小するにつれて、給送される原稿間の間隔が大きくな
っている。前記間隔を縮小することができれば、先行す
る原稿d1に続いて後続する原稿d2を読取位置へ搬送する
までの時間が短縮され、その結果、複数枚の原稿間に亘
って読取位置への搬送に費やす時間を格段に短縮するこ
とができることになる。
したがって本発明の目的は、簡素な構成によって複数
枚のシート状の原稿に亘って原稿読取面上に給送するた
めに費やす時間を格段に短縮することができる原稿給送
装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、複写機の原稿読取面上にシート状の原稿を
給送するベルトと、 原稿の給送方向に沿って設けられ、給送される原稿を
前記ベルトを介して原稿読取面上に押圧する複数の押圧
用ローラとを含み、 先行して給送された原稿が前記原稿読取面上に載置さ
れている際に、前記給送方向最上流側の押圧用ローラの
前記ベルトへの押圧位置は、給送される原稿の給送方向
に沿う寸法の縮小に応じて、給送方向下流側へ移動制御
されることを特徴とする原稿給送装置である。
作 用 本発明に従えば、複数の押圧用ローラはベルトによっ
て給送される原稿を前記ベルトを介して原稿読取用面上
に押圧する。本発明においては、前記複数の押圧用ロー
ラは、原稿の給送方向に沿う寸法に応じて個別に制御さ
れる。特に、先行して給送された原稿が前記原稿読取面
上に載置されている際に、前記給送方向最上流即の押圧
用ローラの前記ベルトへの押圧位置は、給送される原稿
の前記寸法の縮小に応じて給送方向下流側へ移動制御さ
れる。したがって、前記給送方向最上流側の押圧用ロー
ラに関して給送方向上流側では、前記ベルトと原稿読取
面上との間に形成される間隙が、前記寸法の縮小に伴っ
て給送方向下流側に広く確保され、先行する原稿と後続
して予め待機給送される原稿との間隙を格段に短縮する
ことができる。すなわち後続する原稿を原稿読取面上へ
搬送するために費やす時間を格段に短縮することがで
き、その結果、複数枚の原稿に亘って給送するために費
やす時間を格段に短縮することができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例である原稿給送装置21の簡
略化した構成を示す断面図であり、第2図は原稿給送装
置21を装備する転写型静電式複写機22の簡略化した構成
を示す断面図である。原稿給送装置21は複写機22の機体
上方面23上に装備される。前記機体上方面23には、原稿
読取面を成す硬質ガラス材などの透明板24が嵌合してお
り、前記透明板24上の予め定める読取位置24aから機体
内方側へ臨む原稿像が、たとえば光学的に走査されて読
取露光され、後述のように記録紙P上に複写される。前
原稿給送装置21は、たとえば第1図に水平な図示しない
回転軸の軸線まわりに角変位自在であって、前記角変位
によって透明板24上への原稿給送装置21の被覆を解放す
ることができる。これによって、たとえば書籍などの厚
手の原稿を前記透明板24上に載置し、読取露光すること
ができる。
一般に、原稿給送装置21は第1図および第2図に示さ
れるように、透明板24を覆するように配置され、原稿載
置台25上に積重して載置されるシート状の原稿Dを自動
的に順次給送して読取露光し、記録紙Pへの片面複写や
両面複写を実行することができる。
以下、第1図を参照して、原稿給送装置21の構成を説
明する。
原稿載置台25は、第1図において機体上方側であって
右方側に設けられ、複写すべきシート状の原稿Dは前記
原稿載置台25上に積重して載置される。前記原稿載置台
25には、積重される原稿Dの給送方向26に直角な幅方向
に対向する一対の整合板27が設けられている。前記整合
板27は、積重される原稿Dの幅方向両端部へ向けて手動
で近接/離間移動することができ、前記原稿Dの幅方向
両端部位置を規制する。なお、前記整合板27による規制
によって、積重される原稿Dの幅方向中心位置は異種寸
法にかかわらず一定位置である。
前記原稿載置台25には、またサイズ検出器S1が設けら
れる。第1図において、サイズ検出器S1は前記給送方向
26に沿って対向して設けられる一対の構成であって、た
とえば原稿載置台25の原稿Dが載置される表面側へ突出
する爪部材100などから成る。原稿Dが原稿載置台25上
に載置されると、前記突出する爪部材100が前記原稿D
の自重によって押圧される。前記一対のサイズ検出器S1
a,S1bにおいて、前記爪部材100の押圧の組合せを判断す
ることによって、前記原稿載置台25上に載置される原稿
Dの給送方向26に沿う寸法が大略的に判断できる。さら
に前記サイズ検出器S1の検出結果と前記整合板27の規制
位置との組合せによって、載置された原稿Dの寸法が判
断できる。ただし、積重される原稿Dが、たとえばA4サ
イズ(日本工業規格A列4判、以下同様)やA3サイズの
ように異種寸法を混在する場合には、すべての寸法が判
断されるわけではなく、前記爪部材100の押圧の組合せ
に基づいて設定される。
また、前記載置される原稿Dの積重方向上方側には、
たとえば光学検出器などから成る原稿検出器S2が設けら
れる。前記原稿検出器S2によって、原稿載置台25上に原
稿Dが載置されたか否かが判断される。
前記積重される原稿Dの給送方向下流側端部であって
上方側には給紙手段28が配置される。第1図において、
前記給紙手段28はたとえばローラ29などから成り、積重
される原稿Dの積重方向最上位に当接し、前記最上位か
ら順次的に1枚ずつ原稿Dを給紙する。なお前記給紙手
段28は、前記ローラ29のような構成以外であってもよ
く、たとえば吸着搬送手段などで構成されてもよい。
前記給紙手段28によって給紙された原稿Dは搬送ロー
ラ30,31によって給送方向26に沿って搬送経路32上に搬
送され、前記透明板24上へ搬送される。前記搬送経路32
上には、たとえば発光素子S3aと受光素S3bとから成るシ
ート長検出器S3が配設される。前記シート長検出器S3
は、発光素子S3aから受光素子S3bへの照射光が搬送され
る原稿Dによって遮断される時間を算出し、搬送ローラ
30,31によって設定される原稿Dの搬送速度から前記原
稿Dの給送方向26に沿う寸法を演算する。これによっ
て、前記原稿載置台25上に積重される異種寸法の原稿D
に関して、サイズ検出器S1によって判断できない原稿D
の寸法であっても、透明板24上へ搬送される時点におい
てシート長検出器S3によって給送方向26に沿す寸法は判
断できる。
透明板24の上方側には、前記原稿Dの幅方向に沿う軸
線を有するローラ33,34が給送方向26に沿って対を成し
て配置する。前記ローラ33,34間には複数本の無端状ベ
ルト35が巻掛けられており、前記ベルト35の下張架部分
35aに関してベルト内表面側には複数(本実施例のおい
ては4個)のプレスローラ36a〜36dが前記給送方向26に
沿ってこの順に配置する。押圧用ローラである前記プレ
スローラ36a〜36dは、ベルト35を透明板24へ向けて押圧
し、前記ベルト35の張力の弛みを回避するとともに、前
記ベルト35−透明板24間に給送されてくる原稿Dの浮き
を防止する。
本実施例においては、前記各プレスローラ36a〜36dは
個別に制御される。特に第1図において、給送方向26最
上流側のプレスローラ36aは、給送される原稿Dの給送
方向26に沿う寸法に応じて前記ベルト35への押圧位置が
複数段階に亘って切換えて制御される。一方、残余のプ
レスローラ36b〜36dに関しては、給送される原稿Dの寸
法にかかわらず前記ベルト35への押圧位置は同一制御さ
れる。
第3図はプレスローラ36bの簡略化して構成を示す側
面図である。なお、第3図はプレスローラ36bに関連し
て説明しているけれども、同一制御されるプレスローラ
36c,36dもまた同様な構成である。プレスローラ36bは、
給送される原稿Dの幅方向に平行な軸線を有する軸部37
回りに設けられ、前記軸部37の両端部は支持軸38によっ
て回転自在に枢支されている。前記支持軸38には連結部
材39が接続されており、前記連結部材39と支持軸38との
間には、押圧用巻きばね40が巻掛けられている。前記ば
ね40のばね力によって、支持軸38を介して前記プレスロ
ーラ36bのベルト35への押圧力が設定される。こうし
て、プレスローラ36b〜36dは同一位置でベルト35を透明
板24へ向けて押圧する。
第4図はプレスローラ36aの簡略化した構成を示す正
面図であり、第5図はプレスローラ36aの簡略化した構
成を示す側面図である。なお第4図は、第1図の切断面
線IV−IVから見た断面図に相当する。プレスローラ36a
は、細幅の複数個(第4図において3個)のローラ361a
〜363aが、給送される原稿Dの幅方向と平行な軸線を有
する軸部41に回転自在に枢支されて成る。前記軸部41の
両端部は、軸受42a,42bによって軸止されており、前記
各軸受42a,42bには、垂直上方(第5図上方)に歯面を
臨ませて給送方向26に沿って延在するラック43a,43bが
それぞれ連結する。前記ラック43a,43bには、回転軸部4
4に軸止される歯車45a,45bがそれぞれ噛合している。前
記歯車45a,45bは同一径および同一歯数である。前記回
転軸部44の両端部は、それぞれ両側部に配設される側壁
46a,46bに回転自在に枢支され、軸受47a,47bによって支
持される。また前記回転軸部44は、モータM1の回転動力
が伝達される駆動軸を成す。
したがって、モータM1を駆動することによって、歯車
45a,45bと噛合するラック43a,43bが摺動し、軸受42aを
介して連結されるローラ36aが第5図において給送方向2
6に沿う範囲W0に亘って進退移動することができる。こ
うして前記モータM1による駆動時間に応じて前記摺動範
囲W0内におけるプレスローラ36aの配置位置、すなわち
ベルト35への押圧位置を設定することができ、給送され
る原稿Dの寸法に応じて複数段階に亘って切換えられ
る。
また、前記プレスローラ36aの近傍には、たとえば光
学検出器などから成るローラ位置検出器S4が配設され
る。前記ローラ位置検出器S4は、前記プレスローラ36a
の配置位置を、たとえば歯車45aの角変位量やラック43a
の摺動量などから検出する。
なお、プレスローラ36aのベルト35への押圧位置を摺
動する構成は、本実施例の構成のみに制限されるもので
はない。
前述のように原稿載置台25から順次給送される原稿D
は、前記ベルト35によって透明板24上を押圧搬送され、
前記原稿Dの給送方向下流端が当面板24の給送方向下流
側端部にて突出配置する当接片47に当接する読取位置24
aまで搬送される。本実施例においては、前記移動可能
なプレスローラ36aの配置位置は、前記給送される原稿
Dの給送方向26に沿う寸法に応じて設定される。これに
よって前記読取位置24aにて後述のように読取露光され
ている原稿に後続する原稿を予め透明板24上の待機位置
24bへ給送し、前記先行する原稿と後続する原稿との間
隔を充分接近させる。
第6図は、本実施例において設定される待機位置24b
を説明するための原理図である。便宜上、第6図におい
てプレスローラ36aは給送方向26に沿って進退移動し、
各プレスローラ36a〜36d間においては読取位置24aへ搬
送された原稿を介してベルト35とを透明板24とが圧接さ
れて間隙l0が形成されず、給送方向26最上流側のプレス
ローラ36aに関して給送方向26上流側に間隙l0が形成さ
れていると想定する。ここで待機位置24bとは、前記読
取位置24aに位置する原稿に後続する原稿Dの給送方向
下流端が大略的に間隙l0の基点となるプレスローラ36a
付近に達成する位置である。したがって、先行する原稿
が読取露光中でベルト35が停止している際には、前記待
機位置24bへ給送される原稿Dには前記給紙手段28の搬
送力のみが作用し、原稿先端部の屈曲や紙詰まりなどを
回避するために前記搬送力のみでは前記待機位置24bよ
り給送方向下流側へは搬送されない。
第6図には、プレスローラ36aが実線から破線で示さ
れるように進退移動可能な状態が示されており、これに
よって間隙l0の基点もまた前記プレスローラ36aととも
に進退移動する。したがって、待機給送される原稿Dの
待機位置24bもまた、前記プレスローラ36aの進退移動に
伴って給送方向26に沿って移動することができる。
第7図は本実施例におけるプレスローラ36a〜36dの設
定動作を説明するための図である。なお、第7図におい
て先行して給送される原稿の参照符をD1とし、後続して
給送される原稿の参照符をD2とする。
第7図(1)には、初期位置のプレスローラ36aと当
接片47との間隔W1に対て、 W1>l11 …(4) の関係を満足する給送方向寸法l11を有する原稿D1が読
取位置24aへ給送され状態が示されている。ただし、前
記間隔W1は前記寸法l11よりもやや大きい程度である。
このとき、プレスローラ36aは初期位置に配置され、進
退制御されない。したがって、読取位置24aへ給送され
た原稿D1はプレスローラ36a〜36dにって透明板24上へ圧
接される。その結果、後続の原稿D2はその給送方向下流
端が前記プレスローラ36a付近に到達する待機位置24bま
で待機給送することができる。したがって、先行する原
稿D1と待機する後続の原稿D2との間隔l13は大略的に前
記間隔W1から寸法l11を差引いた間隔であり、先行する
原稿D1の読取露光終了後に待機位置24bに位置する後続
の原稿D2を読取位置24aへ搬送するために必要な距離は
前記間隔W1である。
第7図(2)には、プルスローラ36bと当接片47との
間隔W2に対して、 l11>l21>W2 …(5) の関係を満足する給送方向寸法l21を有する原稿D1が読
取位置24aへ給送された状態が示されている。給送され
る原稿D1の寸法が前記第5式を満足すると判断される
と、前記寸法に応じて給送方向最上流側のプレスローラ
36aは給送方向下流側へ移動制御される。したがって、
前記原稿D1はプレスローラ36a〜36dによって読取位置24
aへ押圧搬送され、前記プレスローラ36aに関して給送方
向上流側に形成されるベルト35−透明板24の間の間隙は
給送方向下流側へ移動する。第7図(2)において、前
記プレスローラ36aの移動量は、待機位置24bに待機する
後続の原稿D2から読取位置24aに位置する原稿D1までの
間隔l23が前記寸法l11での原稿D1−待機する原稿D2の間
隔l13と同程度となるように、すなわち、前記原稿の寸
法差分(l11−l21)に設定される。
なお、前記間隔l23は前記寸法l11の際の間隔l13と必
ずしも同一である必要はなく、先行する原稿D1に衝突し
ない程度に後続の原稿D2が近接する間隔であればよい。
また後続する原稿D2の待機位置24bまでの透明板24上
の搬送距離l22は、前記プレスローラ36aの移動制御によ
って、前述の寸法l11の際の搬送距離j12よりも充分大き
く確保することができる。その結果、先行する原稿D1の
読取露光終了後に待機位置24bにて待機する後続の原稿D
2を読取位置24aまで搬送するための距離は前記寸法l21
+間隔l23となり、前記寸法l11の際の距離W1と比較して
充分短縮される。なお、後続の原稿D2を読取位置24aへ
搬送する際には、プレスローラ36aを初期位置へ移動
し、ベルト35の搬送力を前記原稿D2へ充分伝達し、搬送
後再び前記原稿D2の寸法に応じて進退移動する。
さらに第7図(3)には、プレスローラ36aと当接片4
7との間隔W2に対して、 W2>l31 …(6) の関係を満足する給送方向寸法l31を有す原稿D1の読取
位置24aへ給送される状態が示されている。給送される
原稿D1の寸法が前記第6式を満足すると判断されると、
給送方向最上流側のプレスローラ36aは隣接するプレス
ローラ36b付近まで移動する。原稿D1はプレスローラ36a
〜36dによって読取位置24aへ押圧搬送され、前記プレス
ローラ36aに関して給送方向上流側においてはベルト35
−透明板24間に充分な間隙が形成され、後続の原稿D2は
前記プレスローラ36aに到達する待機位置24bまで待機給
送することができる。すなわち、先行する原稿D1と待機
する後続の原稿D2との間隔l33は前記間隔W2から給送方
向寸法l31を差引いた間隔であり、前記寸法l31に応じて
設定される。
また後続する原稿D2の待機位置24bまでの透明板24上
で搬送距離l32は前記プレスローラ36aの移動制御によっ
て前記寸法l21の際の距離l22よりも充分大きく確保する
ことができる。その結果、先行する原稿D1の読取露光終
了後に待機する後続の原稿D2を前記読取位置24aへ搬送
するために必要な距離は、前述の寸法l11,l21の際の距
離より充分短縮することができる。なお、後続の原稿D2
を読取位置24aへ搬送する際には、プレスローラ36aを初
期位置付近へ移動し、ベルト35の搬送力を前記原稿D2へ
充分伝達し、前記搬送後再び原稿D2の寸法に応じて進退
移動する。
したがって総称すると、給送される原稿D1の給送方向
26に沿う寸法の縮小に応じて給送方向最上流側のプレス
ローラ36aを給送方向下流側へ移動する。すなわち寸法
が小さいほどプレスローラ36aをプレスローラ36bに対し
て接近移動し、前記寸法が大きくなるほどプレスローラ
36aをプレスローラ35bに対して離間移動する。これによ
って先行する原稿D1に後続する原稿D2は読取露光中で停
止する前記原稿D1に充分接近する待機位置まで予め待機
給送することができる。しがって従来の構成では待機位
置までの搬送距離が異種寸法にかかわらず同一であった
けれども、一方、本実施例によれば、寸法に応じて前記
搬送距離を設定できるので、待機位置に待機する後続の
原稿D2を前記先行する原稿D1に続いて読取位置まで搬送
するために必要な距離を格段に短縮することができる。
その結果、複数枚に亘る原稿を読取位置へ搬送するため
の時間を格段に短縮することができる。
なお、前記間隔W1,W2は給送される原稿の給送方向26
に沿う寸法の種類、たとえばA3サイズの寸法やB5サイズ
の寸法の各種が前記第4式〜第6式の範囲に許容される
ように適当に設定される。
再び第1図を参照して、透明板24に関して機体内方側
には、光学的読取手段48が設けられる。前述のように読
取位置24aへ搬送される原稿Dに対して、前記光学的読
取手段48によって光学的に走査され、提示された原稿像
が読取露光される。
読取露光終了後、図示しないソレノイドSOLの励磁な
どによって透明板24から突出配置されていた当接片47を
第1図の仮想線で示されるように角変位し、前記読取位
置24aから給送方向下流側へ向かう搬送経路49を開放す
る。前記開放とともに、ベルト35が再び時計回りに回転
駆動し、読取位置24aにて読取露光が終了した原稿Dの
前記搬送経路49への排出搬送を開始する。また同時に、
待機位置24bに待機していた後続の原稿D2を給送方向26
に沿って前記読取位置24aへ搬送する。このとき、前術
のように寸法に応じて進退制御されていた前記プレスロ
ーラ36aを初期位置へ移動し、ベルト35の搬送力を前記
原稿D2へ充分伝達する。前記後続する原稿D2が読取位置
24aへ搬送されると、前記搬送された原稿D2の寸法に応
じて、前述のようにプレスローラ36aが再度進退制御さ
れ、さらに後続する原稿D3の待機位置用間隙を形成し、
以後、前記原稿D3の待機給送を実行する。
また前記搬送経路49へ搬送された原稿Dは搬送ローラ
50,51によって搬送され、原稿排出台52へ排出される。
搬送経路49に関して前記当接片47近接にはたとえば発光
素子S5aと受光素子S5bとから成る排出検出器S5が配設さ
れる。前記排出検出器は読取位置24aからの原稿Dの搬
送経路49への排出搬送状態を検出し、前記経路中での紙
詰まりの有無を判断するとともに、搬送される原稿Dの
給送方向下流端が検出されると、前記ソレノイドSOLを
制御し、前記当接片47を再び透明板24上から突出させ
る。これによって前記排出される原稿D1に後続する原稿
D2を確実に読取位置24aにて停止させ、前記原稿D2の搬
送経路49への排出を防止する。
さらに前記搬送経路49に関して原稿排出台52近接に
は、たとえば発光素子S6aと受光素子S6bとから成る排出
検出器S6が配設される。前記排紙検出器S6によって、搬
送経路49を経た原稿Dの搬送状態を検出し、確実に原稿
排出台52へ排出されたか否かを判断する。
こうして原稿載置台25上に積重して載置された原稿D
が順次的に読取位置24aへ給送され、読取露光された後
に原稿排出台52へ排出される。
次に第2図を参照して、複写機22内部の構成を簡単に
説明する。前記光学的読取手段48は、ハロゲンランプな
どの光源53および反射鏡54を有する第1移動体55と、反
射鏡56,57を有する第2移動体58と、ズームレンズ59
と、さらに反射鏡60とを含んで成る。読取位置24aへ原
稿像を提示する原稿Dに対して、光源53から照射光が照
射され、第1移動体55は矢符61に沿って往復走行し、光
学的に走査されて前記原稿Dは読取露光される。前記第
1移動体55の往復走行時に第2移動体58は前記第1移動
体の1/2の走行速度で同一方向に移動し、これによって
原稿Dから反射した反射光の光経路長を一定に保持す
る。
前記原稿Dからの反射光は第2図において垂直な軸線
を有し、矢符62方向に回転駆動される直円筒状の感光体
63上に結像する。前記感光体63の外表面は帯電用コロナ
放電器64によって予め帯電されており、前記結像によっ
て読取られた原稿像に対応する静電潜像が形成される。
前記静電潜像は、現像装置65によってトナー像に顕像化
され、転写用コロナ放電器66によって記録紙Pの一方表
面に転写される。記録紙Pは予め給紙カセット67に収納
されており、一対のレジストローラ68を含む搬送手段69
によって搬送され、転写領域70に導かれる。レジストロ
ーラ68の回転軸には、図示しないクラッチCLTを介して
動力伝達手段が連結されている。前記クラッチCLTの連
結/遮断制御を、前記原稿Dの搬送状態と関連させて行
うことによって、感光体63上のトナー像に対してレジス
トローラ68による記録紙Pの搬送時期を合わせることが
できる。転写用コロナ放電器66によってトナー像が転写
された記録紙Pは搬送手段71から定着装置72に導かれて
定着される。
定着後の記録紙Pは片面複写の場合は、搬送経路77を
直ちに機外のトレイ78へ排出される。一方、両面複写の
場合には、前記定着後の記録紙Pは、方向転換手段73に
よって搬送方向を反転し、搬送経路74を経て中間収納手
段75に一旦収納される。中間収納手段75の記録紙Pは、
搬送手段76およびレジストローラ68によって再び転写領
域70に導かれ、記録紙Pの他方表面にトナー像が転写さ
れる。転写が終了した記録紙Pは搬送手段71、定着装置
72、および搬送経路77を経て機外のトレイ78へ排出され
る。こうして複写機22と前記原稿給送装置21とを協動す
ることによって、記録紙Pへ片面複写および両面複写を
実行することができる。
また給紙カセット67,79〜81には、たとえば相互に異
なる寸法を有する記録紙Pが収納されており、たとえば
読取位置24aへもとらされる原稿Dの寸法に対応して選
択されて前記転写領域70へ搬送される。
第8図は原稿給送装置21の電気的構成を示すブロック
図である。搬送される原稿Dの給送方向に沿う寸法を検
出するサイズ検出器S1およびシート長検出器S3、原稿の
搬送状態を検出する原稿検出器S2、排出検出器S5、およ
び排紙検出器S6、さらにプレスローラ36aの配置位置を
検出するローラ位置検出器S4からの各検出信号は、たと
えばマイクロコンピュータなどから成る中央処理回路
(以下、「CPU」という)82へ入力される。CPU82では、
前記各検出信号に基づいて原稿の搬送状態を判断し、各
回路を制御する。
前記CPU82には、リードオンリメモリ(ROM)83とラン
ダムアクセルメモリ(RAM)84とが接続されており、メ
モリ83に予め記憶されている制御用プログラムに従っ
て、CPU82は複写機22と原稿給送装置21とを協動して複
写動作の制御を行う。メモリ84は、たとえば複写動作の
制御に必要となるカウンタやタイヤやフラグなど演算用
領域として使用される。前記フラグ領域として、たとえ
ば後述のように搬送される原稿Dの給送方向26に沿う寸
法と進退制御されるプレスローラ36aの配置位置との対
応判断に用いられる一致フラグFの領域が挙げられる。
前記CPU82にはモータ駆動回路84およびソレノイド駆
動回路85などが接続される。前記各駆動回路85,86は、
前記各種検出器S1〜S6からの信号に基づき、前記メモリ
83,84のプログラムに従って制御される。モータ駆動回
路85には、プレスローラ36aを進退移動するモータM1、
ローラ33,34を回転駆動しベルト35を搬送するモータM
2、さらに各種搬送ローラを駆動するモータM3などの各
種モータが接続される。ソレノイド駆動回路86には、当
接片47を透明板24の表面から出没させるソレノイドSOL
など各種ソレノイドが接続される。
第9図は本実施例における原稿給送動作を説明するた
めのフローチャートである。第9図に示されるプログラ
ムは、原稿載置台25上に複写すべき原稿Dが載置され、
プリントスイッチが操作されると開始する。なお、前記
原稿載置台25上に載置される原稿DはたとえばA4サイズ
やA3サイズなどの異種寸法を混在する原稿であってもよ
い。
ステップn1では、原稿検出器S2の検出結果から、複写
すべき原稿Dが載置された否かが判断される。原稿D載
置後、ステップn2にてサイズ検出器S1を作動し、たとえ
ば整合板27の規制位置との組合せから載置された原稿D
の寸法を判断する。ただし、この時点で判断される寸法
はサイズ検出器S1によって検出される寸法が基準とな
り、たとえば混在する異種寸法のすべてが判断されるわ
けではない。したがって、たとえば一例としてA3サイズ
の原稿の上方側にA4サイズの原稿が積重していても、こ
の時点において判断される原稿の寸法はA3サイズとな
る。
ステップn3では、一致フラグFをリセット状態に設定
し、プレスローラ36aの補正可能状態とする。ステップn
4では、予め前記ステップn2にて判断された原稿Dの寸
法に応じてプレスローラ36aを進退移動し、ベルト35へ
の押圧位置を制御する。ステップn5では、ローラ位置検
出器S4からの検出結果に基づいて対応する位置にプレス
ローラ36aが移動したかを判断し、前記移動が確認され
るまでステップn4,n5を繰返す。前記移動終了後、ステ
ップn6にてプレスローラ36aの移動補正を終了したもの
でとして一致クラグFをセット状態に設定する。
その後、ステップn7にて、原稿載置台25上の積層方向
最上位の原稿Dから給紙が開始する。ステップn8では、
前記給送される原稿Dの寸法をシート長検出器S3によっ
て検出する。これによって、サイズ検出器S1によって検
出されなかった異種寸法の原稿であっても、読取位置24
aへの給送時に確実に寸法を判断することができ、後述
のようにプレスローラ36aの進退制御を切換補正するこ
とができる。
ステップn9では、前記シート長検出器S3による検出結
果から前述のように設定されたプレスローラ36aの位置
が対応しているか否かをローラ位置検出器S4からの検出
信号に基づいて判断する。前記寸法とローラ位置とが対
応している際には、処理はステップn13へ進み、読取位
置24aへ給送された原稿Dに対して光学的読取手段48に
よって読取露光し、複写動作を実行する。一方、ステッ
プn9において、検出された寸法とローラ位置とが対応し
ていないと判断されると、処理はステップn10へ進み、
前記一致フラグFをリセツト状態へ一旦設定し、プレス
ローラ36aの位置を原稿Dの寸法に対応するように再度
補正移動する。その後ステップn12にて一致フラグFを
セツト状態に設定し、ステップn13にて、読取位置24aへ
給送された原稿Dに対して複写動作を実行する。
なお、前記ステップn8〜ステップn12の処理は、より
高品位に、より高速度を実現するために実行されるロー
ラ位置補正動作であって、前記ステップn8〜n12は省略
されてもよい。したがって前記省略の場合、前記プレス
ローラ36aは、サイズ検出器S1に基づいて判断される寸
法にのみ応じて制御される。
前記複写動作が終了すると処理はステップn14へ進
み、原稿検出器S2の検出結果から原稿給送が終了したか
否かが判断される。前記判断が否定であるならば、処理
は再びステップn7へ復帰し、前述の処理が繰返され、順
次給送される原稿Dに対してプレスローラ36aの位置が
補正され、複写動作が実行される。一方、前記ステップ
n14における判断が肯定であるならば、複写機22および
原稿給送装置21の動作を停止するなどの処理へ進む。
したがって本実施例によれば、複数枚のシート状を原
稿を読取位置へ給送する際に、先行して給送される原稿
の寸方に応じて給送方向最上流側のプレスローラのベル
トへの押圧位置を簡素な構成によって移動制御し、これ
によって後続して給送される原稿の待機給送される位置
を前記先行する原稿に充分接近させることができる。し
たがって前記先行する原稿に後続する原稿を読取位置へ
搬送する際の距離、すなわち搬送時間が格段に短縮さ
れ、その結果、複数枚の原稿を読取位置へ給送するため
に費やす時間を格段に短縮することができる。したがっ
て複写機における複写時間を格段に短縮することができ
る。
なお本実施例においては、転写形静電式複写機の構成
に関して説明しているけれども、たとえば感光性を有す
る記録紙上に複写するような構成であってもよい。
発明の効果 本発明によれば、給送方向最上流側の押圧用ローラの
ベルトへの押圧位置は、先行して給送される原稿の寸法
の縮小に応じて簡素な構成によって給送方向下流側へ移
動制御される。したがって給送方向最上流側の押圧用ロ
ーラに関して給送方向上流側に形成されるベルトと原稿
読取面上との間の間隙が、前記原稿の寸法の縮小に応じ
て給送方向下流側へ移動し、前記先行する原稿の後続し
て給送される原稿を前記先行する原稿を充分接近させて
待機させることができる。したがって前記先行する原稿
の排出とともに、後続する原稿を原稿読取面上に搬送す
るために費やす時間を格段に短縮することができる。そ
の結果、複数枚の原稿に亘って原稿読取面上に搬送する
ために費やす時間を格段に短縮することができる。した
がって、前記原稿給送装置を装備した複写機における複
写時間を格段に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である原稿給送装置21の簡略
化した構成を示す断面図、第2図は原稿給送装置21を装
備する静電式複写機22の簡略化した構成を示す断面図、
第3図はプレスローラ36bの簡略化した構成を示す側面
図、第4図はプレスローラ36aの簡略化した構成を示す
正面図、第5図はプレスローラ36aの簡略化した構成を
示す側面図、第6図は本実施例において設定される待機
位置24bを説明するための原理図、第7図は本実施例に
おけるプレスローラ36a〜36dの設定動作を説明するため
の図、第8図は原稿給送装置21の電気的構成を示すブロ
ック図、第9図は本実施例における原稿給送動作を説明
するためのフローチャート、第10図は従来の原稿給送装
置1の簡略化した構成を示す断面図、第11図は従来の問
題点を説明するための図である。 21……原稿給送装置、22……複写機、24……透明板、24
a……読取位置、24b……待機位置、26……給送方向、35
……ベルト、36a〜36d……プレスローラ、48……光学的
読取手段、63……感光体、S1……サイズ検出機、S3……
シート長検出器、S4……ローラ位置検出器、M1……モー
タ、D……原稿

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機の原稿読取面上にシート状の原稿を
    給送するベルトと、 原稿の給送方向に沿って設けられ、給送される原稿を前
    記ベルトを介して原稿読取面上に押圧する複数の押圧用
    ローラとを含み、 先行して給送された原稿が前記原稿読取面上に載置され
    ている際に、前記給送方向最上流側の押圧用ローラの前
    記ベルトへの押圧位置は、給送される原稿の給送方向に
    沿う寸法の縮小に応じて、給送方向下流側へ移動制御さ
    れることを特徴とする原稿給送装置。
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