JP2536785Y2 - 錠のラツチ板取付構造 - Google Patents
錠のラツチ板取付構造Info
- Publication number
- JP2536785Y2 JP2536785Y2 JP1991059070U JP5907091U JP2536785Y2 JP 2536785 Y2 JP2536785 Y2 JP 2536785Y2 JP 1991059070 U JP1991059070 U JP 1991059070U JP 5907091 U JP5907091 U JP 5907091U JP 2536785 Y2 JP2536785 Y2 JP 2536785Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch plate
- lock
- regulating
- handle
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、扉等に配設される平
面ハンドルやシリンダ錠等の錠において、扉等が開かな
いように、その扉等の周囲に配置された受け金具に係止
されるラツチ板の、錠本体に対する取付構造に関する。
面ハンドルやシリンダ錠等の錠において、扉等が開かな
いように、その扉等の周囲に配置された受け金具に係止
されるラツチ板の、錠本体に対する取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のラツチ板の取付構造で
は、錠本体の背面から施錠及び解錠のために回動する回
動軸が突出し、この回動軸の突出部に対して、施錠位置
と解錠位置との間の略90度の範囲で回動を制限される
ようにラツチ板が取付固定されている。
は、錠本体の背面から施錠及び解錠のために回動する回
動軸が突出し、この回動軸の突出部に対して、施錠位置
と解錠位置との間の略90度の範囲で回動を制限される
ようにラツチ板が取付固定されている。
【0003】さらに、具体的に述べれば、例えば、軸方
向ピンタンブラー錠(実公昭2−20376号公報参
照)では、図8・9に示すように、錠本体2の背面から
突出する回動軸4の突出部5の周囲に雄ねじ6が螺刻さ
れるとともに、その突出部5の断面(横断面)形状を非
円形の略小判状としている。そして、回動軸4の突出部
5に、突出部5の断面形状に対応する貫通孔8aを有し
たカム板8を嵌合させるとともに、カム板8を覆うよう
に、突出部5の断面形状に対応する貫通孔7aを有した
ラツチ板7を嵌合させ、さらに、突出部5の先端側から
ワツシヤ9を介してナツト10を螺合させれば、ラツチ
板7とカム板8とが回動軸4の突出部5に取付固定され
ることとなる。
向ピンタンブラー錠(実公昭2−20376号公報参
照)では、図8・9に示すように、錠本体2の背面から
突出する回動軸4の突出部5の周囲に雄ねじ6が螺刻さ
れるとともに、その突出部5の断面(横断面)形状を非
円形の略小判状としている。そして、回動軸4の突出部
5に、突出部5の断面形状に対応する貫通孔8aを有し
たカム板8を嵌合させるとともに、カム板8を覆うよう
に、突出部5の断面形状に対応する貫通孔7aを有した
ラツチ板7を嵌合させ、さらに、突出部5の先端側から
ワツシヤ9を介してナツト10を螺合させれば、ラツチ
板7とカム板8とが回動軸4の突出部5に取付固定され
ることとなる。
【0004】そして、カム板8には、外周縁の一部を貫
通孔8aを中心として略90度の範囲で切り欠いた規制
凹部8bが形成され、この規制凹部8bには、錠本体2
の背面の上部で突出する規制突起3が挿入されることと
なる。
通孔8aを中心として略90度の範囲で切り欠いた規制
凹部8bが形成され、この規制凹部8bには、錠本体2
の背面の上部で突出する規制突起3が挿入されることと
なる。
【0005】この錠1では、錠本体2に鍵を差し込んで
所定方向へ回せば、回動軸4とともにラツチ板7が、カ
ム板8の規制凹部8bの縁が錠本体2の規制突起3に当
接する範囲で回動することができるため、錠1を配置さ
せた扉の開け閉めを行なうことができる。
所定方向へ回せば、回動軸4とともにラツチ板7が、カ
ム板8の規制凹部8bの縁が錠本体2の規制突起3に当
接する範囲で回動することができるため、錠1を配置さ
せた扉の開け閉めを行なうことができる。
【0006】なお、このカム板8は、ラツチ板7とカム
板8とを回動軸4を中心に180度ずらすとともにそれ
ぞれ裏返して回動軸4の突出部5に固定し、錠1の配設
される扉の開け方向が逆の場合(左側から開ける扉や右
側から開ける扉)に対処できるようにするために、設け
られている。
板8とを回動軸4を中心に180度ずらすとともにそれ
ぞれ裏返して回動軸4の突出部5に固定し、錠1の配設
される扉の開け方向が逆の場合(左側から開ける扉や右
側から開ける扉)に対処できるようにするために、設け
られている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の錠1の
ラツチ板7の取付構造では、錠1の配設される扉の開け
方向が逆になる場合にも対処できるように、ラツチ板7
の他にカム板8も回動軸4の突出部5に対して取り付け
なければならず、ラツチ板7の取付部品や取付工数が増
大することとなつていた。
ラツチ板7の取付構造では、錠1の配設される扉の開け
方向が逆になる場合にも対処できるように、ラツチ板7
の他にカム板8も回動軸4の突出部5に対して取り付け
なければならず、ラツチ板7の取付部品や取付工数が増
大することとなつていた。
【0008】この考案は、上述の課題を解決するもので
あり、錠の配設される扉の開け方向が逆となつても、カ
ム板を使用することなく対処でき、ラツチ板の取付部品
や取付工数を低減することができるラツチ板の取付構造
を提供することを目的とする。
あり、錠の配設される扉の開け方向が逆となつても、カ
ム板を使用することなく対処でき、ラツチ板の取付部品
や取付工数を低減することができるラツチ板の取付構造
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案に係る取付構造
は、錠本体の背面から突出する回動軸に対して、該回動
軸の回動に伴なつて施錠位置と解錠位置との間を回動す
るラツチ板が取付固定され、前記錠本体の背面に、前記
ラツチ板の施錠位置と解錠位置との間の回動範囲を略9
0度に制限するための規制突起が上部または下部に形成
されている錠のラツチ板取付構造であつて、前記ラツチ
板自体に、前記回動軸を中心とする扇状として表裏を貫
通し、内周面の両終端に前記規制突起を当接させて前記
ラツチ板の回動範囲を制限させるための、規制凹部が、
前記ラツチ板の中心線に対して45度の方向に形成され
ていることを特徴とする。
は、錠本体の背面から突出する回動軸に対して、該回動
軸の回動に伴なつて施錠位置と解錠位置との間を回動す
るラツチ板が取付固定され、前記錠本体の背面に、前記
ラツチ板の施錠位置と解錠位置との間の回動範囲を略9
0度に制限するための規制突起が上部または下部に形成
されている錠のラツチ板取付構造であつて、前記ラツチ
板自体に、前記回動軸を中心とする扇状として表裏を貫
通し、内周面の両終端に前記規制突起を当接させて前記
ラツチ板の回動範囲を制限させるための、規制凹部が、
前記ラツチ板の中心線に対して45度の方向に形成され
ていることを特徴とする。
【0010】
【考案の作用・効果】この考案に係る取付構造では、ラ
ツチ板自体に、錠本体の背面から突出する規制突起と係
合するための規制凹部が形成されていることから、錠本
体の回動軸に対して、ラツチ板を取付固定するだけで、
錠を組み立てることができ、従来のように別途カム板を
使用しなくとも良い。
ツチ板自体に、錠本体の背面から突出する規制突起と係
合するための規制凹部が形成されていることから、錠本
体の回動軸に対して、ラツチ板を取付固定するだけで、
錠を組み立てることができ、従来のように別途カム板を
使用しなくとも良い。
【0011】そして、規制突起が、錠本休の背面の上部
若しくは下部から突出して、規制突起と係合するための
規制凹部が、ラツチ板の中心線に対して45度の方向に
形成されていることから、錠の配設される扉の開け方向
が逆になつても、単にラツチ板を裏返すだけで、カム板
を使用することなく対処でき、ラツチ板の取付部品や取
付工数を低減することができる。
若しくは下部から突出して、規制突起と係合するための
規制凹部が、ラツチ板の中心線に対して45度の方向に
形成されていることから、錠の配設される扉の開け方向
が逆になつても、単にラツチ板を裏返すだけで、カム板
を使用することなく対処でき、ラツチ板の取付部品や取
付工数を低減することができる。
【0012】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0013】実施例で使用される錠は、図5・6に示す
ように、配電盤やロツカー等の錠として使用される平面
ハンドル11である。
ように、配電盤やロツカー等の錠として使用される平面
ハンドル11である。
【0014】この平面ハンドル11は、配電盤等の扉の
収納部にねじ止めされて固定される錠本体12と、錠本
体12の背面から突出する回動軸19の突出部20に取
付固定されるラツチ板34と、を備えて構成されている
(図3・4参照)。そして、この平面ハンドル11は、
ラツチ板34が、水平方向に配置された場合を施錠状態
とし、上下方向に配置された場合を解錠状態としてい
る。
収納部にねじ止めされて固定される錠本体12と、錠本
体12の背面から突出する回動軸19の突出部20に取
付固定されるラツチ板34と、を備えて構成されている
(図3・4参照)。そして、この平面ハンドル11は、
ラツチ板34が、水平方向に配置された場合を施錠状態
とし、上下方向に配置された場合を解錠状態としてい
る。
【0015】錠本体12は、図3・5〜7に示すよう
に、ケース13と、回動軸19と、ハンドル28と、を
備えて構成されている。
に、ケース13と、回動軸19と、ハンドル28と、を
備えて構成されている。
【0016】ケース13は、箱形状の凹部を形成されて
構成され、周縁にフランジ部14を備え、背面に、平面
ハンドル11ごとケース13を扉Wの収納凹部Lにねじ
41止めするための雌ねじ部15(図3・5参照)を備
えている。また、ケース13の下部側には、シリンダ錠
31を収納させるためのシリンダ錠収納部16(図5・
6参照)が形成され、ケース13の上部には、回動軸1
9を突出させるための貫通孔17a(図3・5・7参
照)を備えた収納筒部17が形成されている。
構成され、周縁にフランジ部14を備え、背面に、平面
ハンドル11ごとケース13を扉Wの収納凹部Lにねじ
41止めするための雌ねじ部15(図3・5参照)を備
えている。また、ケース13の下部側には、シリンダ錠
31を収納させるためのシリンダ錠収納部16(図5・
6参照)が形成され、ケース13の上部には、回動軸1
9を突出させるための貫通孔17a(図3・5・7参
照)を備えた収納筒部17が形成されている。
【0017】さらに、収納筒部17の背面側における貫
通孔17aの上部周縁には、後述するラツチ板34の規
制凹部36に挿入させるための、規制突起18が突設さ
れている。この規制突起18は、貫通孔17a側の内周
面を、貫通孔17aを中心とする円弧面としている(図
1〜4参照)。
通孔17aの上部周縁には、後述するラツチ板34の規
制凹部36に挿入させるための、規制突起18が突設さ
れている。この規制突起18は、貫通孔17a側の内周
面を、貫通孔17aを中心とする円弧面としている(図
1〜4参照)。
【0018】ケース13のシリンダ錠収納部16に収納
されるシリンダ錠31は、収納部16に対して、止めピ
ン33(図5参照)を利用して収納部16に固定される
とともに、シリンダ錠31に鍵Kを挿入して回した際
に、ハンドル28の係合凹部30との係合・解除を行な
うように回動する係合凸部32を備えている(図5・6
参照)。
されるシリンダ錠31は、収納部16に対して、止めピ
ン33(図5参照)を利用して収納部16に固定される
とともに、シリンダ錠31に鍵Kを挿入して回した際
に、ハンドル28の係合凹部30との係合・解除を行な
うように回動する係合凸部32を備えている(図5・6
参照)。
【0019】回動軸19には、図3・5に示すように、
一端側に、収納筒部17の貫通孔17aから突出して、
外形を四角柱状とする突出部20が形成されるととも
に、他端側に、ピン27を利用してハンドル28を取り
付ける保持部23が形成されている。突出部20には、
端面側から雌ねじ部21が形成されている。また、回動
軸19の中間部位には、収納筒部17の内側の貫通孔1
7aの周縁に当接して突出部20の突出長さを規制する
フランジ部22が形成されている。
一端側に、収納筒部17の貫通孔17aから突出して、
外形を四角柱状とする突出部20が形成されるととも
に、他端側に、ピン27を利用してハンドル28を取り
付ける保持部23が形成されている。突出部20には、
端面側から雌ねじ部21が形成されている。また、回動
軸19の中間部位には、収納筒部17の内側の貫通孔1
7aの周縁に当接して突出部20の突出長さを規制する
フランジ部22が形成されている。
【0020】このフランジ部22には、外周面に凹溝2
2aが形成され、凹溝22a内に、収納筒部17の内周
面に密接されるシールリング26を配設させている。ま
た、フランジ部22のハンドル28側の面には、円環状
のリテーナ24に規制される圧縮コイルばね25が配設
されている。
2aが形成され、凹溝22a内に、収納筒部17の内周
面に密接されるシールリング26を配設させている。ま
た、フランジ部22のハンドル28側の面には、円環状
のリテーナ24に規制される圧縮コイルばね25が配設
されている。
【0021】ハンドル28は、元部側をピン27によつ
て回動軸19の保持部23に接続させ、先端側に、ケー
ス13の収納部16に収納されたシリンダ錠31に鍵K
を挿入できるように、円形の挿通孔29が形成されてい
る。30は、シリンダ錠31の係合凸部32と係合する
係合凹部である。また、ハンドル28の元部側には、係
合凹部30からシリンダ錠31の係合凸部32を外し
て、ハンドル28をピン27を中心に扉Wの前方側へ回
した際、リテーナ24に当接して、圧縮コイルばね25
の付勢力により、その位置を維持できるような傾斜面2
8aが形成されている(図5・6参照)。
て回動軸19の保持部23に接続させ、先端側に、ケー
ス13の収納部16に収納されたシリンダ錠31に鍵K
を挿入できるように、円形の挿通孔29が形成されてい
る。30は、シリンダ錠31の係合凸部32と係合する
係合凹部である。また、ハンドル28の元部側には、係
合凹部30からシリンダ錠31の係合凸部32を外し
て、ハンドル28をピン27を中心に扉Wの前方側へ回
した際、リテーナ24に当接して、圧縮コイルばね25
の付勢力により、その位置を維持できるような傾斜面2
8aが形成されている(図5・6参照)。
【0022】ラツチ板34は、図3〜7に示すように、
元部側に、回動軸19の突出部20の外形に対応した四
角形の貫通孔35を備え、さらに、貫通孔35を中心と
して表裏を貫通する扇状の規制凹部36が形成されてい
る。この規制凹部36は、突出部20の雌ねじ部21に
固定ねじ39を螺合させて、ラツチ板34自体を、表側
や裏側から突出部20に取付固定した際、規制突起18
を挿入させることができるように、ラツチ板34の中心
線に対して45度の方向に配置され、その大きさは、内
周面の両終端に規制突起18を当接させた際、規制突起
18を除いた空間を、突出部20を中心として略90度
の範囲で空けるような大きさとしている。
元部側に、回動軸19の突出部20の外形に対応した四
角形の貫通孔35を備え、さらに、貫通孔35を中心と
して表裏を貫通する扇状の規制凹部36が形成されてい
る。この規制凹部36は、突出部20の雌ねじ部21に
固定ねじ39を螺合させて、ラツチ板34自体を、表側
や裏側から突出部20に取付固定した際、規制突起18
を挿入させることができるように、ラツチ板34の中心
線に対して45度の方向に配置され、その大きさは、内
周面の両終端に規制突起18を当接させた際、規制突起
18を除いた空間を、突出部20を中心として略90度
の範囲で空けるような大きさとしている。
【0023】なお、38は止め環、40はワツシャであ
る。また、37は、ラツチ板34の元部側に鎖錠ロツド
Rを取り付けるための取付孔である。
る。また、37は、ラツチ板34の元部側に鎖錠ロツド
Rを取り付けるための取付孔である。
【0024】実施例の平面ハンドル11を、扉Wの右側
を開けるタイプの扉W(R)に取り付ける場合について
説明すると、まず、ねじ41を利用してケース13を扉
W(R)の収納凹部Lの固定する。なお、ケース13に
は、予め、止めピン33を利用してシリダ錠収納部16
にシリンダ錠31を取り付けておく。
を開けるタイプの扉W(R)に取り付ける場合について
説明すると、まず、ねじ41を利用してケース13を扉
W(R)の収納凹部Lの固定する。なお、ケース13に
は、予め、止めピン33を利用してシリダ錠収納部16
にシリンダ錠31を取り付けておく。
【0025】その後、回動軸19に対し、シールリング
26・コイルばね25・リテーナ24を装着した状態
で、ピン27を利用してハンドル28を組み付けておい
た組付体を、回動軸19の突出部20を貫通孔17aか
ら突出させるように、ケース13内に配置させる。
26・コイルばね25・リテーナ24を装着した状態
で、ピン27を利用してハンドル28を組み付けておい
た組付体を、回動軸19の突出部20を貫通孔17aか
ら突出させるように、ケース13内に配置させる。
【0026】そして、規制凹部36内に規制突起18を
挿入させつつ、ケース13の背面から突出する回動軸1
9の突出部20に対して、貫通孔35を嵌めて止め環3
8とワツシヤ40とを介在させて固定ねじ39を突出部
20の雌ねじ部21に螺合させれば、ラツチ板34を取
付固定することができる。なお、ラツチ板34を突出部
20に取付固定する際には、ラツチ板34を上下方向に
向けた解錠位置で取り付けることとなり、その場合に
は、図1の二点鎖線で示す状態となる。
挿入させつつ、ケース13の背面から突出する回動軸1
9の突出部20に対して、貫通孔35を嵌めて止め環3
8とワツシヤ40とを介在させて固定ねじ39を突出部
20の雌ねじ部21に螺合させれば、ラツチ板34を取
付固定することができる。なお、ラツチ板34を突出部
20に取付固定する際には、ラツチ板34を上下方向に
向けた解錠位置で取り付けることとなり、その場合に
は、図1の二点鎖線で示す状態となる。
【0027】その後、扉W(R)を閉め、ハンドル28
を、図1の二点鎖線で示す状態から時計方向に回転させ
て、ラツチ板34を図1に示す実線で示す位置に配置さ
せれば、施錠状態とすることができ、ハンドル28を回
動軸19の保持部23を中心として図6の状態から図5
の状態に回転させてケース13内に収納し、シリンダ錠
31に鍵Kを差し込んで回し、係合凸部32をハンドル
28の係合凹部30内に係合させれば、扉W(R)を施
錠することができる。なお、Mは、ラツチ板34が係止
される受け金具である。
を、図1の二点鎖線で示す状態から時計方向に回転させ
て、ラツチ板34を図1に示す実線で示す位置に配置さ
せれば、施錠状態とすることができ、ハンドル28を回
動軸19の保持部23を中心として図6の状態から図5
の状態に回転させてケース13内に収納し、シリンダ錠
31に鍵Kを差し込んで回し、係合凸部32をハンドル
28の係合凹部30内に係合させれば、扉W(R)を施
錠することができる。なお、Mは、ラツチ板34が係止
される受け金具である。
【0028】この状態では、解錠する際、鍵Kを差し込
んで回し、係合凸部32をハンドル28の係合凹部30
から外して、ハンドル28を引き起こして回動軸19を
中心に、図1に示すように、平面ハンドル11の背面側
から見て、ハンドル28を反時計方向に略90度回し、
規制凹部36の内周面の反対側の終端に規制突起18を
当接させれば、ラツチ板34を解錠位置に配置させるこ
とができるため、ハンドル28を引いて扉W(R)を空
けることができる。
んで回し、係合凸部32をハンドル28の係合凹部30
から外して、ハンドル28を引き起こして回動軸19を
中心に、図1に示すように、平面ハンドル11の背面側
から見て、ハンドル28を反時計方向に略90度回し、
規制凹部36の内周面の反対側の終端に規制突起18を
当接させれば、ラツチ板34を解錠位置に配置させるこ
とができるため、ハンドル28を引いて扉W(R)を空
けることができる。
【0029】そして、この平面ハンドル11を、扉Wの
左側を開けるタイプの扉W(L)に取り付ける場合に
は、ラツチ板34を回動軸19の突出部20に取付固定
する際、上述の裏返しの状態で、ラツチ板34を取り付
ければ良い(図2・4参照)。
左側を開けるタイプの扉W(L)に取り付ける場合に
は、ラツチ板34を回動軸19の突出部20に取付固定
する際、上述の裏返しの状態で、ラツチ板34を取り付
ければ良い(図2・4参照)。
【0030】この状態では、解錠する際、鍵Kを差し込
んで回し、係合凸部32をハンドル28の係合凹部30
から外して、ハンドル28を引き起こして回動軸19を
中心に、図2に示すように、平面ハンドル11の背面側
から見て、ハンドル28を時計方向に略90度回し、規
制凹部36の内周面の反対側の終端に規制突起18を当
接させれば(図2の二点鎖線で示す状態となる)、ラツ
チ板34を解錠位置に配置させることができるため、ハ
ンドル28を引いて扉W(L)を空けることができる。
んで回し、係合凸部32をハンドル28の係合凹部30
から外して、ハンドル28を引き起こして回動軸19を
中心に、図2に示すように、平面ハンドル11の背面側
から見て、ハンドル28を時計方向に略90度回し、規
制凹部36の内周面の反対側の終端に規制突起18を当
接させれば(図2の二点鎖線で示す状態となる)、ラツ
チ板34を解錠位置に配置させることができるため、ハ
ンドル28を引いて扉W(L)を空けることができる。
【0031】この実施例の平面ハンドル11では、ラツ
チ板34自体に錠本体12の背面上部から突出する規制
突起18と係合するための規制凹部36が形成され、し
かも、その規制凹部36の配置もラツチ板34の中心線
に対して45度の方向に配置されていることから、錠本
体12の回動軸19に対して、ラツチ板34を取付固定
するだけで、錠(平面ハンドル)11を組み立てること
ができるとともに、錠11の配設される扉の開け方向が
逆になつても、単にラツチ板34を裏返すだけで、別途
カム板を使用することなく対処でき、既述の考案の作用
・効果の欄で述べたと同様な効果を奏する。
チ板34自体に錠本体12の背面上部から突出する規制
突起18と係合するための規制凹部36が形成され、し
かも、その規制凹部36の配置もラツチ板34の中心線
に対して45度の方向に配置されていることから、錠本
体12の回動軸19に対して、ラツチ板34を取付固定
するだけで、錠(平面ハンドル)11を組み立てること
ができるとともに、錠11の配設される扉の開け方向が
逆になつても、単にラツチ板34を裏返すだけで、別途
カム板を使用することなく対処でき、既述の考案の作用
・効果の欄で述べたと同様な効果を奏する。
【0032】なお、実施例では、固定ねじ39の締め付
けにワツシヤ40の他に止め環38を利用した場合を示
したが、ワツシヤ40の外径がラツチ板34の貫通孔3
5より大きければ、止め環38を不要にすることができ
る。
けにワツシヤ40の他に止め環38を利用した場合を示
したが、ワツシヤ40の外径がラツチ板34の貫通孔3
5より大きければ、止め環38を不要にすることができ
る。
【0033】また、実施例では、ラツチ板34の規制凹
部36を穴により形成する場合を示したが、取付孔37
を不要とする場合には、ラツチ板34の元部側の外形を
小さくして、規制凹部36を、穴とせずに、従来のカム
板8の規制凹部8bのように、周縁を開放させる状態と
しても良い。
部36を穴により形成する場合を示したが、取付孔37
を不要とする場合には、ラツチ板34の元部側の外形を
小さくして、規制凹部36を、穴とせずに、従来のカム
板8の規制凹部8bのように、周縁を開放させる状態と
しても良い。
【0034】さらに、実施例では、規制突起18をケー
ス13の背面側における貫通孔17aの上部に配置さ
せ、規制凹部36をラツチ板34の元部側におけるラツ
チ板34の先端側と反対側に配置させた場合を示した
が、勿論、規制突起18をケース13の背面側における
貫通孔17aの下部に配置させ、規制凹部36をラツチ
板34の元部側におけるラツチ板34の先端側に配置さ
せる等、規制突起18と規制凹部36との配置は、適宜
選択することができる。
ス13の背面側における貫通孔17aの上部に配置さ
せ、規制凹部36をラツチ板34の元部側におけるラツ
チ板34の先端側と反対側に配置させた場合を示した
が、勿論、規制突起18をケース13の背面側における
貫通孔17aの下部に配置させ、規制凹部36をラツチ
板34の元部側におけるラツチ板34の先端側に配置さ
せる等、規制突起18と規制凹部36との配置は、適宜
選択することができる。
【0035】さらにまた、実施例では、固定ねじ39を
利用してラツチ板34を回動軸19の突出部20に取付
固定する場合を示したが、回動軸19の突出部20に雄
ねじを設ければ、ナツトを利用してラツチ板34をその
突出部に取付固定するように構成しても良い。
利用してラツチ板34を回動軸19の突出部20に取付
固定する場合を示したが、回動軸19の突出部20に雄
ねじを設ければ、ナツトを利用してラツチ板34をその
突出部に取付固定するように構成しても良い。
【図1】実施例の平面ハンドルを扉に取り付けた状態を
示す背面図である。
示す背面図である。
【図2】同実施例の平面ハンドルを、開け方を逆にした
扉に取り付けた状態を示す背面図である。
扉に取り付けた状態を示す背面図である。
【図3】図1に示す状態の平面ハンドルの分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】図2に示す状態の平面ハンドルの分解斜視図で
ある。
ある。
【図5】同実施例の平面ハンドルの縦断面図である。
【図6】同実施例の平面ハンドルのハンドルを引き起こ
した状態を示す縦断面図である。
した状態を示す縦断面図である。
【図7】同実施例の平面ハンドルの横断面図であり、図
5のVII −VII 部位を示す。
5のVII −VII 部位を示す。
【図8】従来の錠の断面図である。
【図9】従来の錠の分解斜視図である。
1・11…錠(11…平面ハンドル)、 2・12…錠本体、 3・18…規制突起、 4・19…回動軸、 5・20…突出部、 7・34…ラツチ板、 8b・36…規制凹部。
Claims (1)
- 【請求項1】 錠本体の背面から突出する回動軸に対し
て、該回動軸の回動に伴なつて施錠位置と解錠位置との
間を回動するラツチ板が取付固定され、前記錠本体の背
面に、前記ラツチ板の施錠位置と解錠位置との間の回動
範囲を略90度に制限するための規制突起が上部または
下部に形成されている錠のラツチ板取付構造であつて、 前記ラツチ板自体に、前記回動軸を中心とする扇状とし
て表裏を貫通し、内周面の両終端に前記規制突起を当接
させて前記ラツチ板の回動範囲を制限させるための、規
制凹部が、前記ラツチ板の中心線に対して45度の方向
に形成されていることを特徴とする錠のラツチ板取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059070U JP2536785Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 錠のラツチ板取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991059070U JP2536785Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 錠のラツチ板取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512569U JPH0512569U (ja) | 1993-02-19 |
JP2536785Y2 true JP2536785Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=13102727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991059070U Expired - Lifetime JP2536785Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 錠のラツチ板取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536785Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2846239B2 (ja) * | 1994-04-18 | 1999-01-13 | タキゲン製造株式会社 | 平面ハンドル装置 |
JP4615739B2 (ja) * | 2001-02-05 | 2011-01-19 | 河村電器産業株式会社 | 平面ハンドル装置 |
JP5845793B2 (ja) * | 2011-10-07 | 2016-01-20 | 沖電気工業株式会社 | 螺子緩み防止機構、自動取引装置および現金処理機 |
KR102039328B1 (ko) | 2018-02-19 | 2019-11-01 | 엘에스산전 주식회사 | 부품 보호 구조를 갖는 전자 기기 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4821989U (ja) * | 1971-07-17 | 1973-03-13 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP1991059070U patent/JP2536785Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0512569U (ja) | 1993-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06288128A (ja) | 抜差し型ロックハンドル装置 | |
JP2536785Y2 (ja) | 錠のラツチ板取付構造 | |
JP3865652B2 (ja) | 施錠装置 | |
JP2515818Y2 (ja) | 自動車のフューエルリッド装置 | |
JP2599916Y2 (ja) | ラッチ錠 | |
JPS5823890Y2 (ja) | 扉の施錠装置 | |
JPH0743381Y2 (ja) | レバーハンドル装置 | |
JP3816057B2 (ja) | 扉用ロックハンドル | |
JPH0451571U (ja) | ||
JP2724451B2 (ja) | キーハンドル取り外し型ロックハンドル装置 | |
JPH0625575Y2 (ja) | 錠前のシリンダーユニット | |
JPS631736Y2 (ja) | ||
JP2549499B2 (ja) | ハンドル | |
JP2605324Y2 (ja) | 錠装置 | |
JP3040326U (ja) | 左右兼用型ロックハンドル装置 | |
JPS5850040Y2 (ja) | 家具用錠 | |
JPH083620Y2 (ja) | 平面ハンドル | |
JPH032610Y2 (ja) | ||
JPS5921245Y2 (ja) | 把手の取付機構 | |
JPH0431493U (ja) | ||
JPS5927502Y2 (ja) | 軸方向ピンタンブラ錠機構を内蔵した扉用ハンドル装置 | |
JPS6342540Y2 (ja) | ||
JP2557929Y2 (ja) | ドア用ノブ | |
JPH0417863Y2 (ja) | ||
JPH0243980Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961119 |