JP2533477Y2 - 転写装置 - Google Patents
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- JP2533477Y2 JP2533477Y2 JP1989090016U JP9001689U JP2533477Y2 JP 2533477 Y2 JP2533477 Y2 JP 2533477Y2 JP 1989090016 U JP1989090016 U JP 1989090016U JP 9001689 U JP9001689 U JP 9001689U JP 2533477 Y2 JP2533477 Y2 JP 2533477Y2
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は転写ベルトを使用した転写装置に関し、特に
転写に係る精度を向上した転写装置に関する。
転写に係る精度を向上した転写装置に関する。
(従来の技術) 従来の転写装置を第5図を参照して説明する。
第5図は電子写真複写機(以下、単に複写機という)
の転写装置部分を示す図である。
の転写装置部分を示す図である。
レジストローラ143は、1対のローラによって構成さ
れており、このローラ対によって形成されるニップ部A
に用紙の先端を突き当てることによって用紙の位置決め
を行なう。感光体ドラム107の外周面に形成されたトナ
ー像の位置に対応してレジストローラ143が回転駆動し
て用紙を転写位置Bへ送出する。転写位置Bへ搬送され
た用紙は転写チャージャ125によって電荷が付与され、
感光体ドラム107上のトナー像が転写され、さらに分離
チャージャ124によって前記転写チャージャ125で付与さ
れた電荷が除電され感光体ドラム107から当該用紙が分
離される。分離された用紙は搬送ベルト123で定着ユニ
ット153へ搬送され、該定着ユニット153において当該用
紙にトナー像が定着された後に複写機の外へ排紙され
る。
れており、このローラ対によって形成されるニップ部A
に用紙の先端を突き当てることによって用紙の位置決め
を行なう。感光体ドラム107の外周面に形成されたトナ
ー像の位置に対応してレジストローラ143が回転駆動し
て用紙を転写位置Bへ送出する。転写位置Bへ搬送され
た用紙は転写チャージャ125によって電荷が付与され、
感光体ドラム107上のトナー像が転写され、さらに分離
チャージャ124によって前記転写チャージャ125で付与さ
れた電荷が除電され感光体ドラム107から当該用紙が分
離される。分離された用紙は搬送ベルト123で定着ユニ
ット153へ搬送され、該定着ユニット153において当該用
紙にトナー像が定着された後に複写機の外へ排紙され
る。
上述したように従来の複写装置においては、通常直径
約120乃至80mmの感光体ドラム107の外周面に形成される
トナー像の位置と、直径約20乃至16mmのレジストローラ
143に形成されるニップ部Aで位置決めされる用紙との
位置合わせを当該レジストローラ143の搬送タイミング
によって行なうようにしていた。
約120乃至80mmの感光体ドラム107の外周面に形成される
トナー像の位置と、直径約20乃至16mmのレジストローラ
143に形成されるニップ部Aで位置決めされる用紙との
位置合わせを当該レジストローラ143の搬送タイミング
によって行なうようにしていた。
しかしながら、感光体ドラム107に形成されるトナー
像と用紙の位置合わせを正確に行なうためには感光体ド
ラム107の直径の精度に対応してレジストローラ143の精
度を高めなければならず、感光体ドラム107の直径の2/1
5乃至1/4であるレジストローラ143の精度を高めること
は非常に困難を伴うものであった。
像と用紙の位置合わせを正確に行なうためには感光体ド
ラム107の直径の精度に対応してレジストローラ143の精
度を高めなければならず、感光体ドラム107の直径の2/1
5乃至1/4であるレジストローラ143の精度を高めること
は非常に困難を伴うものであった。
例えば、直径80±0.1mmの公差で製作された感光体ド
ラムに対応して直径20mmのレジストローラを製作する場
合には公差を20±0.025mm内に納めなければならなかっ
た。
ラムに対応して直径20mmのレジストローラを製作する場
合には公差を20±0.025mm内に納めなければならなかっ
た。
一方、レジストローラ143から送出される用紙はレジ
ストローラ143のニップ部Aにおいて確実に挟持される
ため、搬送される用紙の線速を精密に制御することがで
きる。
ストローラ143のニップ部Aにおいて確実に挟持される
ため、搬送される用紙の線速を精密に制御することがで
きる。
しかしながら、第5図に示すように用紙の後端が前記
レジストローラ143のニップ部Aから離隔した後、転写
位置Bに伝達するまでの間、約50mmの間は、当該用紙を
静電吸着する感光体ドラム107の線速と、当該用紙の先
端が既に到達した状態にある搬送ベルト123の線速とに
よって用紙の線速が決定される。すなわち用紙の後端50
mm程度の部分と先端部分の転写時における線速にそれぞ
れ差異が生じるおそれがあるため、それぞれの線速を精
密に制御する必要がある。
レジストローラ143のニップ部Aから離隔した後、転写
位置Bに伝達するまでの間、約50mmの間は、当該用紙を
静電吸着する感光体ドラム107の線速と、当該用紙の先
端が既に到達した状態にある搬送ベルト123の線速とに
よって用紙の線速が決定される。すなわち用紙の後端50
mm程度の部分と先端部分の転写時における線速にそれぞ
れ差異が生じるおそれがあるため、それぞれの線速を精
密に制御する必要がある。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、像担持体
である感光体ドラムの表面に形成されるトナー像と、こ
のトナー像が転写される用紙との位置合わせを容易にか
つ正確に行なうことのできる転写装置を提供することを
目的としている。
である感光体ドラムの表面に形成されるトナー像と、こ
のトナー像が転写される用紙との位置合わせを容易にか
つ正確に行なうことのできる転写装置を提供することを
目的としている。
[考案の構成] 上記目的を達成するため、本考案の転写装置は像担持
体の表面に形成されるトナー像に同期させて用紙を送出
するレジストローラと、該レジストローラから送出され
た用紙を搬送すると共に所定の電荷を帯電して当該用紙
に前記トナー像を転写する転写ベルトと、該転写ベルト
で転写されたトナー像を当該用紙上に定着すると共に搬
送する定着手段と、前記転写ベルトの線速を前記定着手
段の線速より大に、好ましくは僅かに大にすると共に、
レジストローラの線速より小に、好ましくは僅かに小に
する制御手段とを具備して構成した。
体の表面に形成されるトナー像に同期させて用紙を送出
するレジストローラと、該レジストローラから送出され
た用紙を搬送すると共に所定の電荷を帯電して当該用紙
に前記トナー像を転写する転写ベルトと、該転写ベルト
で転写されたトナー像を当該用紙上に定着すると共に搬
送する定着手段と、前記転写ベルトの線速を前記定着手
段の線速より大に、好ましくは僅かに大にすると共に、
レジストローラの線速より小に、好ましくは僅かに小に
する制御手段とを具備して構成した。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
まず、第2図を参照して本考案の転写装置に係る複写
機の構成を説明する。
機の構成を説明する。
自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)1は、複
写装置本体の上面に開閉自在に載置され、積層される原
稿を最上紙から順次一枚づつコンタクトガラス3の所定
の位置へ搬送する。
写装置本体の上面に開閉自在に載置され、積層される原
稿を最上紙から順次一枚づつコンタクトガラス3の所定
の位置へ搬送する。
前記コンタクトガラス3の下側には、当該コンタクト
ガラス3上面に配置される原稿をスキャニングし、この
スキャニングで得られる反射光を感光体ドラム7へ伝送
する光学系5が配設される。この感光体ドラム7は像担
持体であって、また第4図に示すように円筒形の導体基
板7aの外周面に誘電体層7bを形成して成り、導体基板7a
は接地される。
ガラス3上面に配置される原稿をスキャニングし、この
スキャニングで得られる反射光を感光体ドラム7へ伝送
する光学系5が配設される。この感光体ドラム7は像担
持体であって、また第4図に示すように円筒形の導体基
板7aの外周面に誘電体層7bを形成して成り、導体基板7a
は接地される。
また、この感光体ドラム7の周囲には第3図に示すよ
うに暗中において負のコロナ放電を発生させ当該感光体
ドラム7の表面に負電荷を均一に与える帯電チャージャ
9と、前記光学系5の反射光のスキャニングによって感
光体ドラム7の表面に形成される静電潜像に対する非画
像部の帯電電位を除去する、いわゆる先、後端イレース
とペーパーサイズ別イレースを行なうイレース部11と、
前記静電潜像にトナーを付着させ可視像、すなわちトナ
ー像を形成する現像手段13と、転写効率、分離性能及び
クリーニング効率向上のため転写前の感光体ドラム7に
全面露光し、表面電位を低下させる転写前除電ランプ15
と、感光体ドラム7の表面に形成されるトナー像を搬送
される用紙に転写、定着する転写装置17と、感光体ドラ
ム7に付着した用紙を感光体ドラム7から分離する分離
爪29、感光体ドラム7上に形成される一定パターンのト
ナー像の画像濃度を読み取りトナー濃度制御等を行なう
ためのPセンサ31、転写後感光体ドラム7上に残留する
トナーをかき落しクリーニングするクリーニングブラシ
33と、クリーニングブレード35と、クリーニング後、感
光体ドラム7上の残留電荷を消去するため全面露光を行
ない次のコピーに備える除電ランプ37がそれぞれ配設さ
れる。
うに暗中において負のコロナ放電を発生させ当該感光体
ドラム7の表面に負電荷を均一に与える帯電チャージャ
9と、前記光学系5の反射光のスキャニングによって感
光体ドラム7の表面に形成される静電潜像に対する非画
像部の帯電電位を除去する、いわゆる先、後端イレース
とペーパーサイズ別イレースを行なうイレース部11と、
前記静電潜像にトナーを付着させ可視像、すなわちトナ
ー像を形成する現像手段13と、転写効率、分離性能及び
クリーニング効率向上のため転写前の感光体ドラム7に
全面露光し、表面電位を低下させる転写前除電ランプ15
と、感光体ドラム7の表面に形成されるトナー像を搬送
される用紙に転写、定着する転写装置17と、感光体ドラ
ム7に付着した用紙を感光体ドラム7から分離する分離
爪29、感光体ドラム7上に形成される一定パターンのト
ナー像の画像濃度を読み取りトナー濃度制御等を行なう
ためのPセンサ31、転写後感光体ドラム7上に残留する
トナーをかき落しクリーニングするクリーニングブラシ
33と、クリーニングブレード35と、クリーニング後、感
光体ドラム7上の残留電荷を消去するため全面露光を行
ない次のコピーに備える除電ランプ37がそれぞれ配設さ
れる。
次に第1図を参照して転写装置17の概略の構成を説明
する。
する。
駆動ローラ19は、従動ローラである接地ローラ21と共
に張架する転写ベルト23を回転駆動する。この駆動ロー
ラ19によって回転駆動される転写ベルト23の搬送速度、
すなわち線速はv1に設定される。また接地ローラ21は、
接地されており転写ベルト23の電荷を放電する。
に張架する転写ベルト23を回転駆動する。この駆動ロー
ラ19によって回転駆動される転写ベルト23の搬送速度、
すなわち線速はv1に設定される。また接地ローラ21は、
接地されており転写ベルト23の電荷を放電する。
転写ベルト23は、幅広の無端状ベルトである。また、
転写チャージャ25から付与される電荷を保持するために
108乃至1013Ω・cmの電気抵抗値を有する半導体である
と共に、クリーニング性能に優れ、すなわち離型性の良
い材質が選択される。本実施例では、ウレタンゴムの表
面にテフロン(登録商標名)コーテイングを施すことに
よって前記要求を満たすようにしている。
転写チャージャ25から付与される電荷を保持するために
108乃至1013Ω・cmの電気抵抗値を有する半導体である
と共に、クリーニング性能に優れ、すなわち離型性の良
い材質が選択される。本実施例では、ウレタンゴムの表
面にテフロン(登録商標名)コーテイングを施すことに
よって前記要求を満たすようにしている。
転写チャージャ25は、細いタングステンワイヤを前記
転写ベルト23の幅方向に張架して構成されるコロナ放電
器であり、第4図に示すように感光体ドラム7の内側の
接地された導体部を対向電極とするものである。通常安
定した転写を行なうために800V前後に設定される感光体
ドラム7の表面電位に対して、当該転写チャージャ25の
印加を受ける転写ベルト23の表面電位は、2kV乃至3kVに
設定される。
転写ベルト23の幅方向に張架して構成されるコロナ放電
器であり、第4図に示すように感光体ドラム7の内側の
接地された導体部を対向電極とするものである。通常安
定した転写を行なうために800V前後に設定される感光体
ドラム7の表面電位に対して、当該転写チャージャ25の
印加を受ける転写ベルト23の表面電位は、2kV乃至3kVに
設定される。
バックアップローラ27は、従動ローラであると共に転
写効率を上げるために転写ベルト23を内側から支持し
て、感光体ドラム7と転写ベルト23との間に適正なニッ
プ幅が形成されるように作用する。
写効率を上げるために転写ベルト23を内側から支持し
て、感光体ドラム7と転写ベルト23との間に適正なニッ
プ幅が形成されるように作用する。
また、当該転写装置17には、接地ローラ21の近傍下流
側に第2図に示すクリーニングブレード49と回収ボトル
51が配設されて、トナーの飛散等により直接転写ベルト
23に付着した残留トナーのクリーニング及び回収を行な
う。
側に第2図に示すクリーニングブレード49と回収ボトル
51が配設されて、トナーの飛散等により直接転写ベルト
23に付着した残留トナーのクリーニング及び回収を行な
う。
再び第2図を参照するに、給紙部39は各種サイズの用
紙をサイズ毎に複数のカセットにそれぞれ収容して、所
望とされるサイズの用紙が収容されるカセットを選択し
て使用することが可能であり、多数積層される用紙の最
上側の用紙から1枚づつ給紙コロ41を使用して取り出
し、レジストローラ43へ送出する。
紙をサイズ毎に複数のカセットにそれぞれ収容して、所
望とされるサイズの用紙が収容されるカセットを選択し
て使用することが可能であり、多数積層される用紙の最
上側の用紙から1枚づつ給紙コロ41を使用して取り出
し、レジストローラ43へ送出する。
レジストローラ43は、給紙部39が給紙される用紙を当
該レジストローラ43のローラ対のニップ部に突き当てて
一時停止させて感光体ドラム7上の画像先端と用紙の先
端を一致させるタイミング調整を行なう。また、該レジ
ストローラ43の搬送速度、すなわち線速はv2に設定され
る。
該レジストローラ43のローラ対のニップ部に突き当てて
一時停止させて感光体ドラム7上の画像先端と用紙の先
端を一致させるタイミング調整を行なう。また、該レジ
ストローラ43の搬送速度、すなわち線速はv2に設定され
る。
ソレノイド45は、押し上げレバー47を介して転写装置
を押し上げ、感光体ドラム7と転写ベルト23が所定のニ
ップ幅を持って当接するようにする。
を押し上げ、感光体ドラム7と転写ベルト23が所定のニ
ップ幅を持って当接するようにする。
定着ユニット53は、用紙にトナー像を定着する定着手
段であり、180±3℃になるように制御された定着ロー
ラと加圧ローラにより、用紙表面上のトナーを加熱・加
圧して用紙に融着する。また、該定着ローラと加圧ロー
ラの搬送速度、すなわち線速はv3に設定される。
段であり、180±3℃になるように制御された定着ロー
ラと加圧ローラにより、用紙表面上のトナーを加熱・加
圧して用紙に融着する。また、該定着ローラと加圧ロー
ラの搬送速度、すなわち線速はv3に設定される。
排紙部55は、定着された用紙を排紙ローラにより、コ
ピー受けに排紙する。
ピー受けに排紙する。
次に第3図、第4図を参照して、本考案に係る転写装
置の転写工程を説明する。
置の転写工程を説明する。
まず、第3図を参照するに、図示しないレジストロー
ラ43から感光体ドラム7の回転に同期して用紙が線速v2
で給紙され、続いて用紙は転写ベルト23によって、線速
v1で搬送される。尚、このときv2>v1であるように、例
えば線速v2を線速v1より最大3%速くなるように、図示
しないマイコン等の制御手段によって制御される。次に
該用紙の先端が感光体ドラム7の近傍に至ると、ソレノ
イド45が駆動されて、押し上げレバー47が第2図に示す
クリーニングブレード49、回収ボトル51及び転写チャー
ジャー25等によりなる転写機構を押し上げ、感光体ドラ
ム7と転写ベルト23が所定のニップ幅を持って当接す
る。従って、感光体ドラム7の線速vは、転写ベルト23
の線速v1に略等しくなるように設定される。また、この
時転写チャージャ25に対して所定の電圧が印加されて転
写ベルト23に負電荷が付与されて帯電する。この帯電し
た負電荷によって用紙は転写ベルト23に静電吸着され
る。
ラ43から感光体ドラム7の回転に同期して用紙が線速v2
で給紙され、続いて用紙は転写ベルト23によって、線速
v1で搬送される。尚、このときv2>v1であるように、例
えば線速v2を線速v1より最大3%速くなるように、図示
しないマイコン等の制御手段によって制御される。次に
該用紙の先端が感光体ドラム7の近傍に至ると、ソレノ
イド45が駆動されて、押し上げレバー47が第2図に示す
クリーニングブレード49、回収ボトル51及び転写チャー
ジャー25等によりなる転写機構を押し上げ、感光体ドラ
ム7と転写ベルト23が所定のニップ幅を持って当接す
る。従って、感光体ドラム7の線速vは、転写ベルト23
の線速v1に略等しくなるように設定される。また、この
時転写チャージャ25に対して所定の電圧が印加されて転
写ベルト23に負電荷が付与されて帯電する。この帯電し
た負電荷によって用紙は転写ベルト23に静電吸着され
る。
一方、感光体ドラム7に形成されたトナー像のトナー
粒子は正電荷に帯電されており、負電荷に帯電されてい
る前記用紙上に静電引力により転写される。
粒子は正電荷に帯電されており、負電荷に帯電されてい
る前記用紙上に静電引力により転写される。
転写終了後、用紙は静電引力によって転写ベルト23に
吸着された状態を保持して定着ユニット53へと搬送され
る。このとき、転写ベルト23を軸支する定着ユニット53
側のローラ21は接地されているため用紙に帯電している
負電荷は半導体によって構成される転写ベルト23を介し
て徐々に放電され、用紙と転写ベルト23との間の吸着力
は弱まる。
吸着された状態を保持して定着ユニット53へと搬送され
る。このとき、転写ベルト23を軸支する定着ユニット53
側のローラ21は接地されているため用紙に帯電している
負電荷は半導体によって構成される転写ベルト23を介し
て徐々に放電され、用紙と転写ベルト23との間の吸着力
は弱まる。
従って用紙の有する剛性、いわゆる腰によって、直径
20mm程度の小径の接地ローラ21に沿って移動する転写ベ
ルト23から容易に分離して定着ユニット53へと搬送され
る。
20mm程度の小径の接地ローラ21に沿って移動する転写ベ
ルト23から容易に分離して定着ユニット53へと搬送され
る。
定着ユニット53に搬送された用紙は、定着ローラと加
圧ローラとの間を線速v3で通過する際に加熱・加圧さ
れ、トナー粒子が当該用紙に融されて定着を終了する。
尚、このとき線速v3は前記転写ベルト23の線速に比べ最
大1%遅くなるように設定される。
圧ローラとの間を線速v3で通過する際に加熱・加圧さ
れ、トナー粒子が当該用紙に融されて定着を終了する。
尚、このとき線速v3は前記転写ベルト23の線速に比べ最
大1%遅くなるように設定される。
また用紙の後端が感光体ドラム7と転写ベルト23によ
って形成されるニップ部を通過するとソレノイド45がオ
フ状態となり、押し上げレバー47によって押し上げられ
ていた転写機構が元に戻り、転写ベルト23は感光体ドラ
ム7から離間して、転写ベルト23と感光体ドラム7との
摺接による感光体ドラム7の劣化が防止される。
って形成されるニップ部を通過するとソレノイド45がオ
フ状態となり、押し上げレバー47によって押し上げられ
ていた転写機構が元に戻り、転写ベルト23は感光体ドラ
ム7から離間して、転写ベルト23と感光体ドラム7との
摺接による感光体ドラム7の劣化が防止される。
上述してきたように本実施例によれば制御手段によっ
て、転写ベルト23の線速v1、レジストローラ43の線速v2
及び定着ユニット53の線速v3とをそれぞれ、 v2>v1(≒v)>v3 となるように制御して、常に用紙に極く僅かの弛みが生
じて用紙の先端が後端を引張ることがないようにしてい
る。
て、転写ベルト23の線速v1、レジストローラ43の線速v2
及び定着ユニット53の線速v3とをそれぞれ、 v2>v1(≒v)>v3 となるように制御して、常に用紙に極く僅かの弛みが生
じて用紙の先端が後端を引張ることがないようにしてい
る。
そのため、転写時における用紙の線速は常に転写ベル
ト23によって決定されるところとなり、この転写ベルト
23の線速v1のみを制御することで、より精度の高い位置
合わせと共に用紙全面に亘って鮮明な画像を得ることが
できるようになる。
ト23によって決定されるところとなり、この転写ベルト
23の線速v1のみを制御することで、より精度の高い位置
合わせと共に用紙全面に亘って鮮明な画像を得ることが
できるようになる。
尚、本実施例は電子写真複写機を例にして説明した
が、これに限らず、例えばファクシミリ、静電プリタ等
のトナー像の転写に静電的な吸引を用いるものに広く応
用できるのはいうまでもないことである。
が、これに限らず、例えばファクシミリ、静電プリタ等
のトナー像の転写に静電的な吸引を用いるものに広く応
用できるのはいうまでもないことである。
また、像担持体として、本実施例では円筒状の感光体
ドラムを用いたが、無端状ベルト等であってもよい。
ドラムを用いたが、無端状ベルト等であってもよい。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば転写工程の
間は用紙を常に転写ベルトの制御下にあるようにしたの
で、像担持体の表面に形成されるトナー像と用紙との位
置合わせを容易にかつ正確に行なうことができる等の効
果を奏する。
間は用紙を常に転写ベルトの制御下にあるようにしたの
で、像担持体の表面に形成されるトナー像と用紙との位
置合わせを容易にかつ正確に行なうことができる等の効
果を奏する。
第1図は本考案に係る転写装置の概略の構成を示す図、
第2図は本考案に係る転写装置を使用した複写機の内部
構成を示す図、第3図は感光体ドラムの周囲に配設され
る複写機構を説明する図、第4図は感光体ドラムと転写
チャージャとを説明する図、第5図は従来の転写装置の
構成を示す図である。 7…感光体ドラム、19…駆動ローラ、21…接地ローラ、
23…転写ベルト、25…転写チャージャ、43…レジストロ
ーラ、53…定着ユニット
第2図は本考案に係る転写装置を使用した複写機の内部
構成を示す図、第3図は感光体ドラムの周囲に配設され
る複写機構を説明する図、第4図は感光体ドラムと転写
チャージャとを説明する図、第5図は従来の転写装置の
構成を示す図である。 7…感光体ドラム、19…駆動ローラ、21…接地ローラ、
23…転写ベルト、25…転写チャージャ、43…レジストロ
ーラ、53…定着ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】像担持体の表面に形成されたトナー像の移
動に同期させて用紙を送出するレジストローラと、 該レジストローラから送出された用紙を搬送すると共に
所定の電荷を帯電して当該用紙に前記トナー像を転写す
る転写ベルトと、 該転写ベルトで転写されたトナー像を当該用紙上に定着
すると共に搬送する定着手段と、 前記転写ベルトの線速を前記定着手段の線速より大きく
すると共に、レジストローラの線速より小さくする制御
手段と を具備することを特徴とする転写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989090016U JP2533477Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 転写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989090016U JP2533477Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 転写装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0329947U JPH0329947U (ja) | 1991-03-25 |
JP2533477Y2 true JP2533477Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=31639561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989090016U Expired - Lifetime JP2533477Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 転写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533477Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0023849D0 (en) * | 2000-09-29 | 2000-11-15 | Renishaw Plc | Retaining device |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51132842A (en) * | 1975-01-21 | 1976-11-18 | Canon Inc | Copying machine |
JPS5836862B2 (ja) * | 1978-06-30 | 1983-08-12 | 日本電信電話株式会社 | 衛星中継装置 |
JPS58220162A (ja) * | 1982-06-16 | 1983-12-21 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPS62186238A (ja) * | 1986-02-12 | 1987-08-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 転写装置 |
JPS63202541A (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-22 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1989
- 1989-07-31 JP JP1989090016U patent/JP2533477Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329947U (ja) | 1991-03-25 |
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