JP2524807B2 - 糸条の巻取機におけるトラバ―ス装置 - Google Patents
糸条の巻取機におけるトラバ―ス装置Info
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- JP2524807B2 JP2524807B2 JP63099640A JP9964088A JP2524807B2 JP 2524807 B2 JP2524807 B2 JP 2524807B2 JP 63099640 A JP63099640 A JP 63099640A JP 9964088 A JP9964088 A JP 9964088A JP 2524807 B2 JP2524807 B2 JP 2524807B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、糸条の巻取機のトラバース装置に関する。
詳しくは、本発明は複数本のボビンホルダを機枠に突設
し、該ボビンホルダに装着したボビン上に糸条を巻取る
ようにした巻取機において糸条を綾振るトラバース装置
に関する。
詳しくは、本発明は複数本のボビンホルダを機枠に突設
し、該ボビンホルダに装着したボビン上に糸条を巻取る
ようにした巻取機において糸条を綾振るトラバース装置
に関する。
従来、この種の巻取機のトラバース装置としては、例
えば特公昭59−40743号公報に記載されたものがある。
この従来装置においては、複数の糸条を規制するガイド
が複数本のボビンホルダに対応して1個の機枠に配設さ
れ、機枠全体がボビンホルダに沿って往復動されてい
る。
えば特公昭59−40743号公報に記載されたものがある。
この従来装置においては、複数の糸条を規制するガイド
が複数本のボビンホルダに対応して1個の機枠に配設さ
れ、機枠全体がボビンホルダに沿って往復動されてい
る。
しかしながら、1個の機枠に複数本のボビンホルダに
対応して複数のガイドを配設し、この機枠全体を往復動
させているため、この従来装置では、綾振り時の可動部
の慣性力が大きく折り返し部で糸が停滞してパッケージ
の折り返し部に凸部ができたり、折り返し部で機枠が振
動して巻取り時、糸条がパッケージ部で安定せず綾外れ
するという現象があり、後工程において解舒不良が発生
するという問題がある。
対応して複数のガイドを配設し、この機枠全体を往復動
させているため、この従来装置では、綾振り時の可動部
の慣性力が大きく折り返し部で糸が停滞してパッケージ
の折り返し部に凸部ができたり、折り返し部で機枠が振
動して巻取り時、糸条がパッケージ部で安定せず綾外れ
するという現象があり、後工程において解舒不良が発生
するという問題がある。
また、装置の慣性が大きいため駆動手段が大型となり
装置のコストが高くなるという問題がある。
装置のコストが高くなるという問題がある。
本発明は上述した従来装置に付随する問題点を解消し
て、綾振り時の可動部の慣性力を小さくして、パッケー
ジの折返し部に凸部が生じず、綾外れがなく、解除不良
が発生しないパッケージが得られる糸条のトラバース装
置を提供することを目的とする。
て、綾振り時の可動部の慣性力を小さくして、パッケー
ジの折返し部に凸部が生じず、綾外れがなく、解除不良
が発生しないパッケージが得られる糸条のトラバース装
置を提供することを目的とする。
本発明においては、複数本のボビンホルダを機枠に回
転可能に支承し、該ボビンホルダに装着したボビン上に
糸条のパッケージを巻取るようにした糸条の巻取機にお
いて、該ボビンホルダに隣接して該複数のボビンホルダ
の軸芯に直交してトラバース駆動軸を正逆回転可能に配
設し、前記複数本のボビンホルダに対応する位置におい
て複数のプーリを該駆動軸に止着し、各プーリからボビ
ンホルダの長手方向に所定距離を隔てて他のプーリをそ
れぞれ配設し、対をなしたプーリの間にボビンホルダの
軸芯に平行して巻掛け体を巻掛け、糸条を導くためのガ
イド手段を前記各巻掛け体に連結した糸条の巻取機にお
けるトラバース装置により、従来技術の問題点を解決す
る。
転可能に支承し、該ボビンホルダに装着したボビン上に
糸条のパッケージを巻取るようにした糸条の巻取機にお
いて、該ボビンホルダに隣接して該複数のボビンホルダ
の軸芯に直交してトラバース駆動軸を正逆回転可能に配
設し、前記複数本のボビンホルダに対応する位置におい
て複数のプーリを該駆動軸に止着し、各プーリからボビ
ンホルダの長手方向に所定距離を隔てて他のプーリをそ
れぞれ配設し、対をなしたプーリの間にボビンホルダの
軸芯に平行して巻掛け体を巻掛け、糸条を導くためのガ
イド手段を前記各巻掛け体に連結した糸条の巻取機にお
けるトラバース装置により、従来技術の問題点を解決す
る。
以下、図示した実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。
する。
第1図および第2図において、ベース1の上に機枠2
が設けられている。
が設けられている。
機枠2の表面には複数(図では4個)のターレットテ
ーブル3が水平軸線の回りに回動可能に設けられてい
る。
ーブル3が水平軸線の回りに回動可能に設けられてい
る。
以下の説明においてはターレットテーブル3の位置を
明らかにする必要がある場合には、各符号の後にA〜D
(Aは最下段、上に行くに従いB、C、Dとする。)を
付して示す。
明らかにする必要がある場合には、各符号の後にA〜D
(Aは最下段、上に行くに従いB、C、Dとする。)を
付して示す。
各ターレットテーブル3には2本のボビンホルダ4、
4´が回転可能に水平方向に突設されている。ボビンホ
ルダ4、4´にはボビンが装着され、その上にパッケー
ジ38が形成される。
4´が回転可能に水平方向に突設されている。ボビンホ
ルダ4、4´にはボビンが装着され、その上にパッケー
ジ38が形成される。
第2図および第5図に示すように、L字状断面をした
サポータ7がボビンホルダ4、4´に並行に機枠2から
突設されている。レール9がサポータ7に並行にその上
面に固着され、スライダ8がレール9上をボビンホルダ
4、4´の長手方向(第2図において左右方向)に往復
動する。スライダ8の上面にL字形状をしたブラケット
6が固設され、ブラケット6の上部に案内ローラ5が板
バネ19(第2図参照)を介して支持されている。すなわ
ち、板バネ19は、その両端をブラケット6に止着されて
おり、板バネ19の中央に案内ローラ5を支承している。
本実施例では案内ローラ5としてエヤベアリングを使用
しているが、他の公知の転がり軸受け等を用いてもよ
い。
サポータ7がボビンホルダ4、4´に並行に機枠2から
突設されている。レール9がサポータ7に並行にその上
面に固着され、スライダ8がレール9上をボビンホルダ
4、4´の長手方向(第2図において左右方向)に往復
動する。スライダ8の上面にL字形状をしたブラケット
6が固設され、ブラケット6の上部に案内ローラ5が板
バネ19(第2図参照)を介して支持されている。すなわ
ち、板バネ19は、その両端をブラケット6に止着されて
おり、板バネ19の中央に案内ローラ5を支承している。
本実施例では案内ローラ5としてエヤベアリングを使用
しているが、他の公知の転がり軸受け等を用いてもよ
い。
板バネ19にはストレインゲージ22(第4図参照)が貼
り付けられ、案内ローラ5に掛かる糸条Yの張力を検出
するように構成されている。
り付けられ、案内ローラ5に掛かる糸条Yの張力を検出
するように構成されている。
棒状の糸ガイド11がブラケット6に水平に固着され、
案内ローラ5に案内された糸条Yを案内する。
案内ローラ5に案内された糸条Yを案内する。
第2図に示すように、ボビンホルダ4、4´に直交す
る軸20が機枠2に沿って上下方向に配設され、各サポー
タ7A〜7Dの機枠2側に取付けたベアリング(図示せず)
により回転可能に支持されている。軸20の下端はカップ
リング15によってステッピングモータ14の駆動軸に連結
されている。ステッピングモータ14はコントローラ(図
示せず)により制御され正逆転する。
る軸20が機枠2に沿って上下方向に配設され、各サポー
タ7A〜7Dの機枠2側に取付けたベアリング(図示せず)
により回転可能に支持されている。軸20の下端はカップ
リング15によってステッピングモータ14の駆動軸に連結
されている。ステッピングモータ14はコントローラ(図
示せず)により制御され正逆転する。
各サポータ7A〜7Dに機枠2側の下方位置において、軸
20にプーリー12´が固着されている。また、サポータ7
の外側下面に軸21が支承され、軸21にプーリ12が回転可
能に支承されている。
20にプーリー12´が固着されている。また、サポータ7
の外側下面に軸21が支承され、軸21にプーリ12が回転可
能に支承されている。
第5図に示すように、本発明の巻掛け体の1実施例で
あるタイミングベルト13がプーリー12、12´に巻掛けら
れている。前述したスライダ8とベルト13とを連結材10
により連結している。なお、本発明の巻掛け体は、タイ
ミングベルトの外、チェーン等を用いてもよい。
あるタイミングベルト13がプーリー12、12´に巻掛けら
れている。前述したスライダ8とベルト13とを連結材10
により連結している。なお、本発明の巻掛け体は、タイ
ミングベルトの外、チェーン等を用いてもよい。
第3図において、軸20を駆動するステッピングモータ
14は駆動電源26に接続されている。
14は駆動電源26に接続されている。
なお、位置センサ28(第4図参照)は綾振り時のトラ
バース原点を検出する。
バース原点を検出する。
第1図および第2図に示すように、サポータ16が機枠
2の上部からボビンホルダ4、4´の上方に突設され、
サポータ16の先端には糸ガイド17が止着されている。
2の上部からボビンホルダ4、4´の上方に突設され、
サポータ16の先端には糸ガイド17が止着されている。
糸ガイド17は延伸ローラ(図示せず)から送り出され
た糸条を案内するガイドであり、櫛型をしている。な
お、糸ガイド17としてスネイルガイドを配置してもよ
い。
た糸条を案内するガイドであり、櫛型をしている。な
お、糸ガイド17としてスネイルガイドを配置してもよ
い。
第1図に示すように、各サポータ7にはターレットテ
ーブル3と反対側に突出した糸ガイド18を設けて、案内
ローラ5に供給される糸条Yを案内し、複数体(本実施
例では4本)の糸条Yが互いに干渉しないようにする。
すなわち、糸ガイド18Aは糸条YAのみ、糸ガイド18Bは糸
条YA、YB、糸ガイド18Cは糸条YA、YB、YCを案内し、互
いに糸条が干渉しないようにしている。
ーブル3と反対側に突出した糸ガイド18を設けて、案内
ローラ5に供給される糸条Yを案内し、複数体(本実施
例では4本)の糸条Yが互いに干渉しないようにする。
すなわち、糸ガイド18Aは糸条YAのみ、糸ガイド18Bは糸
条YA、YB、糸ガイド18Cは糸条YA、YB、YCを案内し、互
いに糸条が干渉しないようにしている。
第3図に示すように、ボビンホルダ4、4´はそれぞ
れ駆動用同期電動機23、23´に連結されている。本発明
においては、巻取り側、待機側のそれぞれ複数庫の同期
電動機に対して該同期電動機を駆動するための電源を、
それぞれ共通に設けている。すなわち、同期電動機23
は、その電源を入切するリレー24を介して同期電動機23
を駆動するインバータ25に接続され、同期電動機23´
は、その電源を入切するリレー24´を介して同期電動機
23´を駆動するインバータ25´に接続されている。本実
施例では4台の同期電動機を1台のインバータで駆動す
る。従ってインバータ25でボビンホルダ4A〜4Dを駆動す
る同期電動機23A〜23Dを駆動する。インバータ25´でボ
ビンホルダ4´A〜4´Dを駆動する同期電動機23A´
〜23D´を駆動する。
れ駆動用同期電動機23、23´に連結されている。本発明
においては、巻取り側、待機側のそれぞれ複数庫の同期
電動機に対して該同期電動機を駆動するための電源を、
それぞれ共通に設けている。すなわち、同期電動機23
は、その電源を入切するリレー24を介して同期電動機23
を駆動するインバータ25に接続され、同期電動機23´
は、その電源を入切するリレー24´を介して同期電動機
23´を駆動するインバータ25´に接続されている。本実
施例では4台の同期電動機を1台のインバータで駆動す
る。従ってインバータ25でボビンホルダ4A〜4Dを駆動す
る同期電動機23A〜23Dを駆動する。インバータ25´でボ
ビンホルダ4´A〜4´Dを駆動する同期電動機23A´
〜23D´を駆動する。
第3図において設定器29は巻取速度、巻取時間、糸条
の張力、その他の諸条件を予め設定し、I/Oポート34に
入力する。I/Oポート34は、表示器30に接続しており、
表示器30は巻取速度および巻取時間等を表示する。
の張力、その他の諸条件を予め設定し、I/Oポート34に
入力する。I/Oポート34は、表示器30に接続しており、
表示器30は巻取速度および巻取時間等を表示する。
また、制御ユニットUのI/Oポート34はCPU(演算装
置)33との間でデータ、制御信号の授受を行なう。CPU3
3は、ランダムアクセスメモリー(RAM)31、読み出し専
用メモリー(ROM)32との間でデータ、制御信号の授受
を行なう。
置)33との間でデータ、制御信号の授受を行なう。CPU3
3は、ランダムアクセスメモリー(RAM)31、読み出し専
用メモリー(ROM)32との間でデータ、制御信号の授受
を行なう。
第5図において、機枠2から初期糸掛け用の糸ガイド
35がボビンホルダ4、4´の側方まで突設され、ボビン
ホルダ4、4´の根元に糸掛け具36が突設されている。
35がボビンホルダ4、4´の側方まで突設され、ボビン
ホルダ4、4´の根元に糸掛け具36が突設されている。
本実施例では、糸ガイド17、糸ガイド18を経て供給さ
れた糸条YA〜YDを案内ローラ5A〜5Dにそれぞれ巻掛け、
ボビン4´A〜4´Dに巻き取る。
れた糸条YA〜YDを案内ローラ5A〜5Dにそれぞれ巻掛け、
ボビン4´A〜4´Dに巻き取る。
案内ローラ5Aを取付けた板バネ19にストレインゲージ
22を貼り付け、糸条YAの張力を検出する。本実施例で
は、検出張力が所定の値になるようにボビンホルダ4A〜
4Dの回転数を同時に制御するように構成されている。
22を貼り付け、糸条YAの張力を検出する。本実施例で
は、検出張力が所定の値になるようにボビンホルダ4A〜
4Dの回転数を同時に制御するように構成されている。
次に第5図を参照して糸掛け方法を説明する。
ボビンホルダ4、4´に突設した糸掛け具36の近傍に
案内ローラ5を位置させ、糸ガイド17、糸ガイド18を経
て案内ローラ5および糸ガイド11、糸ガイド35で糸条Y
を案内して吸引装置で吸引する。
案内ローラ5を位置させ、糸ガイド17、糸ガイド18を経
て案内ローラ5および糸ガイド11、糸ガイド35で糸条Y
を案内して吸引装置で吸引する。
次に、第4図において、設定器29に設定された設定値
からボビンホルダ4の周速を初速演算回路S9で演算す
る。
からボビンホルダ4の周速を初速演算回路S9で演算す
る。
演算値から周波数設定回路S13でインバータ25の周波
数を所定値に設定し、周期モータ23を回転させてボビン
ホルダ4を起動する。
数を所定値に設定し、周期モータ23を回転させてボビン
ホルダ4を起動する。
ボビンホルダ4の回転数が所定値に達すると、ギヤー
ドモータ37によりターレットテーブル3A〜3Dを同時に回
転させ、各々のボビンホルダに設けた糸掛け具36に糸条
YA〜YDを掛ける。
ドモータ37によりターレットテーブル3A〜3Dを同時に回
転させ、各々のボビンホルダに設けた糸掛け具36に糸条
YA〜YDを掛ける。
糸条がボビンホルダ4A〜4Dに掛かるとボビン上に所定
量の重ね巻きがされる。重ね巻きする間、ストレインゲ
ージの出力電圧をA/D変換器S14で読み込む。一方、設定
器29に設定された糸条の張力値から、基準値算出回路S
10で基準値を算出する。
量の重ね巻きがされる。重ね巻きする間、ストレインゲ
ージの出力電圧をA/D変換器S14で読み込む。一方、設定
器29に設定された糸条の張力値から、基準値算出回路S
10で基準値を算出する。
A/D変換器の読み込み値と基準値算出回路の基準値と
を比較回路S11で比較する。読み込み値が所定値内にな
い場合は、初速設定値から張力フィードバック制御に切
換えPID制御(S12)を行ない張力が所定値になるように
周波数設定回路S13を経てインバータ25の周波数を制御
する。初速設定から張力制御に切換えると同時に、ステ
ッピングモータ14を制御して案内ローラ5をボビンの糸
掛け具36の位置からボビンホルダ4の中央方向へ移動さ
せ、渡り糸部分(ピッグティル)を成形する。ビッグテ
ィルが整形されると以下に説明する方法で糸条Yをトラ
バースさせる。
を比較回路S11で比較する。読み込み値が所定値内にな
い場合は、初速設定値から張力フィードバック制御に切
換えPID制御(S12)を行ない張力が所定値になるように
周波数設定回路S13を経てインバータ25の周波数を制御
する。初速設定から張力制御に切換えると同時に、ステ
ッピングモータ14を制御して案内ローラ5をボビンの糸
掛け具36の位置からボビンホルダ4の中央方向へ移動さ
せ、渡り糸部分(ピッグティル)を成形する。ビッグテ
ィルが整形されると以下に説明する方法で糸条Yをトラ
バースさせる。
第5図において、ステッピングモータ14を正逆転させ
て、プーリ12´を正逆転し、プーリ12´、12に巻掛けた
タイミングベルト13を往復動させる。タイミングベルト
13と連結したスライダ8はレール9に沿って往復動さ
れ、スライダ8に取付けられた案内ローラ5は往復動さ
れる。
て、プーリ12´を正逆転し、プーリ12´、12に巻掛けた
タイミングベルト13を往復動させる。タイミングベルト
13と連結したスライダ8はレール9に沿って往復動さ
れ、スライダ8に取付けられた案内ローラ5は往復動さ
れる。
設定器29に設定された巻取速度とインバータ25(25
´)の出力周波数(インバータ25の設定信号でもよい)
より巻径を巻径演算回路S1により算出する。算出巻径に
基づいて制御ユニットU内のROM32に記録されている。
データ(S2)によってパッケージ38のストロークを算出
し、このストロークと位置センサ28によって検出された
トラバース両端の原点間の移動量、すなわちステッピン
グモータ14の回転パルス数を算出し(S3)、一致回路に
入力する(S4)。
´)の出力周波数(インバータ25の設定信号でもよい)
より巻径を巻径演算回路S1により算出する。算出巻径に
基づいて制御ユニットU内のROM32に記録されている。
データ(S2)によってパッケージ38のストロークを算出
し、このストロークと位置センサ28によって検出された
トラバース両端の原点間の移動量、すなわちステッピン
グモータ14の回転パルス数を算出し(S3)、一致回路に
入力する(S4)。
パルス発信器S5はステッピングモータ14を回転駆動さ
せるためのパルス信号を発信し、設定器29に設定された
トラバースの速度に対応してパルス信号の発信速度を変
更する機能を有する。
せるためのパルス信号を発信し、設定器29に設定された
トラバースの速度に対応してパルス信号の発信速度を変
更する機能を有する。
パルス発信器S5から発信されたパルス信号はカウンタ
S6によって計数されるとともに、制御ゲートS7から駆動
回路S8を経て、ステッピングモータ14に入力され、ステ
ッピングモータ14を回転駆動する。
S6によって計数されるとともに、制御ゲートS7から駆動
回路S8を経て、ステッピングモータ14に入力され、ステ
ッピングモータ14を回転駆動する。
また、パルス発信器S5から発信され、カウンタS6で計
数されたパルス数が設定パルス数(移動量)に達する
と、制御ゲートS7からの出力を逆転させてステッピング
モータ14の回転を逆転させ、このようにしてステッピン
グモータ14の正逆転によってトラバース運動が行なわれ
る。
数されたパルス数が設定パルス数(移動量)に達する
と、制御ゲートS7からの出力を逆転させてステッピング
モータ14の回転を逆転させ、このようにしてステッピン
グモータ14の正逆転によってトラバース運動が行なわれ
る。
以上の方法により、糸条Yがトラバースされ、ボビン
ホルダ4に巻き取られる糸条Yが所定量に達すると、待
機側のボビンホルダ4´を初期設定速度で起動し、該ボ
ビンホルダ4´の回転数が所定値に達すると、巻取り中
のボビンホルダ4はその回転数が保持され、ターレット
テーブル3を時計方向に回動させる。
ホルダ4に巻き取られる糸条Yが所定量に達すると、待
機側のボビンホルダ4´を初期設定速度で起動し、該ボ
ビンホルダ4´の回転数が所定値に達すると、巻取り中
のボビンホルダ4はその回転数が保持され、ターレット
テーブル3を時計方向に回動させる。
ターレットテーブル3が所定角度だけ回動すると、案
内ローラ5をパッケージ38の端部より所定量だけ内側に
位置させながら、パッケージ38の外周にパンチ巻きを形
成する。この間ボビンホルダ4、4´は軸方向に移動し
ながら(移動機構は図示せず)回転している。
内ローラ5をパッケージ38の端部より所定量だけ内側に
位置させながら、パッケージ38の外周にパンチ巻きを形
成する。この間ボビンホルダ4、4´は軸方向に移動し
ながら(移動機構は図示せず)回転している。
案内ローラ5からパッケージ38に渡る糸条Yは、待機
側のボビンホルダ4´に突設された糸掛け具36に把持さ
れ、該ボビンホルダ4´上にバンチ巻きを形成する。
側のボビンホルダ4´に突設された糸掛け具36に把持さ
れ、該ボビンホルダ4´上にバンチ巻きを形成する。
この間、糸条Yは初速設定値で巻き取られる。この巻
取の間、糸条Yの張力が案内ローラ5Aに取付けたストレ
ーンゲージ22によって測定され、糸条張力が所定値内に
ない場合は、上記初速設定値から張力フィードバック制
御に切換え、PIO制御を行ない張力が所定値になるよう
にボビンホルダの回転数が制御される。
取の間、糸条Yの張力が案内ローラ5Aに取付けたストレ
ーンゲージ22によって測定され、糸条張力が所定値内に
ない場合は、上記初速設定値から張力フィードバック制
御に切換え、PIO制御を行ない張力が所定値になるよう
にボビンホルダの回転数が制御される。
次いで、案内ローラ5A〜5Dを中央側へ移動し、ピック
ティルを成形した後に、前述した方法に従い定常トラバ
ース運動をする。
ティルを成形した後に、前述した方法に従い定常トラバ
ース運動をする。
本発明のトラバース装置では、複数のボビンホルダに
直交して配設した駆動軸に止着した複数のプーリと、ボ
ビンホルダの軸方向に間隔を開けて設けられたプーリと
の間にそれぞれ巻掛け体を巻掛け、前記トラバース駆動
軸を正逆回転させることによって、前記巻掛け体により
スライダをレールに沿って往復させるため、可動部の慣
性を小さく構成できる。これにより、トラバース運動の
折り返し部が安定して、装置の振動や綾外れを防止で
き、パッケージの折り返し部の糸留りを防止でき、パッ
ケージからの糸解舒不良が発生することがなく、得られ
る糸条パッケージの品質が向上する。
直交して配設した駆動軸に止着した複数のプーリと、ボ
ビンホルダの軸方向に間隔を開けて設けられたプーリと
の間にそれぞれ巻掛け体を巻掛け、前記トラバース駆動
軸を正逆回転させることによって、前記巻掛け体により
スライダをレールに沿って往復させるため、可動部の慣
性を小さく構成できる。これにより、トラバース運動の
折り返し部が安定して、装置の振動や綾外れを防止で
き、パッケージの折り返し部の糸留りを防止でき、パッ
ケージからの糸解舒不良が発生することがなく、得られ
る糸条パッケージの品質が向上する。
また、可動部の慣性が小さいため駆動手段が小型とな
り装置が安価となる。
り装置が安価となる。
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図は第1図の
A−A断面矢視図、第3図は装置の制御回路図、第4図
は制御ブロック図、第5図は初期糸掛け状態を説明する
斜視図である。 2……機枠、 4、4´……ボビンホルダ、 5……案内ローラ、8……スライダ、 11……糸ガイド、12、12´……プーリ、 13……タイミングベルト、 14……サーボモータ、 20……トラバースの駆動軸。
A−A断面矢視図、第3図は装置の制御回路図、第4図
は制御ブロック図、第5図は初期糸掛け状態を説明する
斜視図である。 2……機枠、 4、4´……ボビンホルダ、 5……案内ローラ、8……スライダ、 11……糸ガイド、12、12´……プーリ、 13……タイミングベルト、 14……サーボモータ、 20……トラバースの駆動軸。
Claims (1)
- 【請求項1】複数本のボビンホルダを機枠に回転可能に
支承し、該ボビンホルダに装着したボビン上に糸条のパ
ッケージを巻取るようにした糸条の巻取機において、該
ボビンホルダに隣接して該複数のボビンホルダの軸芯に
直交してトラバース駆動軸を正逆回転可能に配設し、前
記複数本のボビンホルダに対応する位置において複数の
プーリを該駆動軸に止着し、各プーリからボビンホルダ
の長手方向に所定距離を隔てて他のプーリをそれぞれ配
設し、対をなしたプーリの間にボビンホルダの軸芯に平
行して巻掛け体を巻掛け、糸条を導くためのガイド手段
を前記各巻掛け体に連結したことを特徴とする糸条の巻
取機におけるトラバース装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63099640A JP2524807B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 糸条の巻取機におけるトラバ―ス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63099640A JP2524807B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 糸条の巻取機におけるトラバ―ス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01271375A JPH01271375A (ja) | 1989-10-30 |
JP2524807B2 true JP2524807B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=14252657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63099640A Expired - Lifetime JP2524807B2 (ja) | 1988-04-22 | 1988-04-22 | 糸条の巻取機におけるトラバ―ス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524807B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06179554A (ja) * | 1992-12-14 | 1994-06-28 | Koshin Seisakusho:Kk | テープの巻取り方法及びテープ巻取り装置 |
TW492944B (en) * | 1997-03-20 | 2002-07-01 | Barmag Barmer Maschf | Traversing device and method for controlling a traversing device |
JP2016508473A (ja) * | 2013-01-24 | 2016-03-22 | エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトOerlikon Textile GmbH & Co. KG | 巻取り機 |
-
1988
- 1988-04-22 JP JP63099640A patent/JP2524807B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01271375A (ja) | 1989-10-30 |
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