JP2524555Y2 - 手動印字機 - Google Patents
手動印字機Info
- Publication number
- JP2524555Y2 JP2524555Y2 JP1987089836U JP8983687U JP2524555Y2 JP 2524555 Y2 JP2524555 Y2 JP 2524555Y2 JP 1987089836 U JP1987089836 U JP 1987089836U JP 8983687 U JP8983687 U JP 8983687U JP 2524555 Y2 JP2524555 Y2 JP 2524555Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- roller
- printing machine
- manual printing
- film ribbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フィルムリボンを介して、記録媒体上に記
録を行なう手動印字機に関する。
録を行なう手動印字機に関する。
[従来の技術] 従来、第6図に示すように、記録媒体としての用紙P
上を手動操作によって走行し、用紙P上に、記録を行な
う手動印字機が開示されている。
上を手動操作によって走行し、用紙P上に、記録を行な
う手動印字機が開示されている。
このような手動印字機は、次に、示す構成によって、
用紙P上に印字機を行なうものである。
用紙P上に印字機を行なうものである。
(i)基本構成…手動印字機は、手動操作による走行に
よって回転駆動される駆動ローラDR、駆動ローラDRによ
って回転させられる巻取リール、巻取リールの回動によ
って記録ヘッドMHのヘッド面を経由して搬送されるフィ
ルムリボンFR、駆動ローラDRの回転に同期して予め記憶
されたデータをヘッド面から出力する記録ヘッドMH等か
ら構成されている。
よって回転駆動される駆動ローラDR、駆動ローラDRによ
って回転させられる巻取リール、巻取リールの回動によ
って記録ヘッドMHのヘッド面を経由して搬送されるフィ
ルムリボンFR、駆動ローラDRの回転に同期して予め記憶
されたデータをヘッド面から出力する記録ヘッドMH等か
ら構成されている。
(ii)印字手順…手動印字機を、用紙P上に駆動ローラ
DRと、フィルムリボンFRを介した記録ヘッドMHとを押し
当てて、直線走行させる。
DRと、フィルムリボンFRを介した記録ヘッドMHとを押し
当てて、直線走行させる。
これにより、走行に同期して、フィルムリボンFRが記
録ヘッドMHのヘッド面に順次搬送されるとともに、記録
ヘッドMHからは印字データ等に対応した出力(例えば発
熱)が行われて、用紙P上に記録(印字)が行なわれ
る。
録ヘッドMHのヘッド面に順次搬送されるとともに、記録
ヘッドMHからは印字データ等に対応した出力(例えば発
熱)が行われて、用紙P上に記録(印字)が行なわれ
る。
この手動印字機によれば、用紙Pが平面上に置かれて
おらず、例えば、その軸が駆動ローラDRの回転軸と平行
な円筒面に貼付されている状態であっても、記録ヘッド
MHのヘッド面及び駆動ローラDRが用紙Pに当接してさえ
いれば印字を行なうことができ、汎用性も高い。
おらず、例えば、その軸が駆動ローラDRの回転軸と平行
な円筒面に貼付されている状態であっても、記録ヘッド
MHのヘッド面及び駆動ローラDRが用紙Pに当接してさえ
いれば印字を行なうことができ、汎用性も高い。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の技術の手動印字機は、手動操作
による走行をヨーイングを起こすことなく行なうことは
困難で、曲率を持って行なわれ易く、フィルムリボンFR
にしわが発生して、印字品質が低下する問題があった。
による走行をヨーイングを起こすことなく行なうことは
困難で、曲率を持って行なわれ易く、フィルムリボンFR
にしわが発生して、印字品質が低下する問題があった。
すなわち、これは以下にしめすような原因による。
たとえば、第7図に示すように、手動印字機は、駆動
ローラDRのみで用紙Pを固定するために、本体Bを真っ
直ぐに走行させられない時、たとえばヨーイングモーメ
ントを加えてしまった時、駆動ローラDRに容易にスリッ
プが発生して、点線で示すように曲率を持って走行す
る。このように曲率を持って走行した場合には、記録ヘ
ッドMH上のフィルムリボンFRに外周方向への力が作用し
て、記録ヘッドMHと該記録ヘッドMHの上流側のガイドロ
ーラGR(第6図参照)との間にしわが発生し、走行にと
もなってこのしわが記録ヘッドMH上に達して、このしわ
の部分の印字ができなくなる。
ローラDRのみで用紙Pを固定するために、本体Bを真っ
直ぐに走行させられない時、たとえばヨーイングモーメ
ントを加えてしまった時、駆動ローラDRに容易にスリッ
プが発生して、点線で示すように曲率を持って走行す
る。このように曲率を持って走行した場合には、記録ヘ
ッドMH上のフィルムリボンFRに外周方向への力が作用し
て、記録ヘッドMHと該記録ヘッドMHの上流側のガイドロ
ーラGR(第6図参照)との間にしわが発生し、走行にと
もなってこのしわが記録ヘッドMH上に達して、このしわ
の部分の印字ができなくなる。
又、上記しわが大きくなってリボンに折れが発生した
場合には、この折れが上流側のガイドローラGRを越え
て、例えばリボンカセット内部まで進行することがあ
り、多くのフィルムリボンFRが無駄になり、しかも修正
に手間がかかることになる。
場合には、この折れが上流側のガイドローラGRを越え
て、例えばリボンカセット内部まで進行することがあ
り、多くのフィルムリボンFRが無駄になり、しかも修正
に手間がかかることになる。
本考案は、上記問題点を解決することにより、手動印
字機の汎用性、すなわち記録媒体の表面形状は平面に限
られないという特長を維持しつつ印字品質を向上させる
ことを目的とする。
字機の汎用性、すなわち記録媒体の表面形状は平面に限
られないという特長を維持しつつ印字品質を向上させる
ことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成する手段として、本考案の手動印字機
は、 インクが塗布されたフィルムリボンと、印字対象であ
る記録媒体に上記フィルムリボンを介して当接し手動操
作により上記記録媒体上を移動して適宜上記インクを上
記記録媒体に転写する記録ヘッドとを備えた手動印字機
において、 上記走行に同期して、記録ヘッドと上記記録媒体との
間にフィルムリボンを搬送する駆動ローラと、 上記駆動ローラと平行な回転軸を有し、上記記録媒体
を押える押えローラと、 該押えローラを、上記記録媒体に当接する方向及びそ
の逆方向に移動可能に支持し、且つ該押えローラを上記
記録媒体に当接する方向に付勢する懸架機構と を備え、 上記記録ヘッドが、当該手動印字機本体に固定され、 上記駆動ローラと上記押えローラとは、少なくとも4
点以上で上記記録媒体に接すること を特徴とする。
は、 インクが塗布されたフィルムリボンと、印字対象であ
る記録媒体に上記フィルムリボンを介して当接し手動操
作により上記記録媒体上を移動して適宜上記インクを上
記記録媒体に転写する記録ヘッドとを備えた手動印字機
において、 上記走行に同期して、記録ヘッドと上記記録媒体との
間にフィルムリボンを搬送する駆動ローラと、 上記駆動ローラと平行な回転軸を有し、上記記録媒体
を押える押えローラと、 該押えローラを、上記記録媒体に当接する方向及びそ
の逆方向に移動可能に支持し、且つ該押えローラを上記
記録媒体に当接する方向に付勢する懸架機構と を備え、 上記記録ヘッドが、当該手動印字機本体に固定され、 上記駆動ローラと上記押えローラとは、少なくとも4
点以上で上記記録媒体に接すること を特徴とする。
記録ヘッドとは、例えばフィルムリボンがサーマルリ
ボンの場合には、サーマルヘッドであり、フィルムリボ
ンがインクリボンの場合には、ドットインパクトヘッド
であり、フィルムリボンが通電感熱リボン場合には、通
電ヘッドである。
ボンの場合には、サーマルヘッドであり、フィルムリボ
ンがインクリボンの場合には、ドットインパクトヘッド
であり、フィルムリボンが通電感熱リボン場合には、通
電ヘッドである。
押えローラは、例えば記録ヘッドの上流側に設けら
れ、フィルムリボンが記録媒体に対する摩擦係数より、
高い摩擦係数を有するシリコンゴム等で構成されていて
もよい。又、押えローラには、例えばフィルムリボンが
張設されていてもよい。
れ、フィルムリボンが記録媒体に対する摩擦係数より、
高い摩擦係数を有するシリコンゴム等で構成されていて
もよい。又、押えローラには、例えばフィルムリボンが
張設されていてもよい。
[作用] 本考案の手動印字機は、記録ヘッドと記録媒体との間
にフィルムリボンを搬送する駆動ローラと、該駆動ロー
ラと平行な回転軸を有する押えローラとが、少なくとも
4点以上で記録媒体に接して、記録媒体上を手動操作に
より走行する。これにより、例えば手動印字機にねじり
力が加えられた状態で走行が行なわれても、押えローラ
および、駆動ローラは、容易にスリップすることはな
い。したがって、記録媒体上を直進走行する。
にフィルムリボンを搬送する駆動ローラと、該駆動ロー
ラと平行な回転軸を有する押えローラとが、少なくとも
4点以上で記録媒体に接して、記録媒体上を手動操作に
より走行する。これにより、例えば手動印字機にねじり
力が加えられた状態で走行が行なわれても、押えローラ
および、駆動ローラは、容易にスリップすることはな
い。したがって、記録媒体上を直進走行する。
更に、この押えローラは懸架機構によって、記録媒体
に当接する方向及びその逆方向に移動可能に支持され、
且つ記録媒体に当接する方向に付勢されているため、記
録ヘッド、駆動ローラ及び押えローラを当接させたまま
手動印字機を走行可能であることが必要な、記録媒体の
表面が平面に限られない。つまり、押えローラの可動範
囲内で上記三者に当接・走行可能な任意曲面の記録媒体
表面に印字可能となる。なお、記録ヘッドは印字機本体
に固定されており、印字時にはこの記録ヘッド及び記録
媒体にフィルムリボンがしっかりと密着する。
に当接する方向及びその逆方向に移動可能に支持され、
且つ記録媒体に当接する方向に付勢されているため、記
録ヘッド、駆動ローラ及び押えローラを当接させたまま
手動印字機を走行可能であることが必要な、記録媒体の
表面が平面に限られない。つまり、押えローラの可動範
囲内で上記三者に当接・走行可能な任意曲面の記録媒体
表面に印字可能となる。なお、記録ヘッドは印字機本体
に固定されており、印字時にはこの記録ヘッド及び記録
媒体にフィルムリボンがしっかりと密着する。
[実施例] 次に、本考案の手動印字機の一実施例を、第1図の全
体構成図および第2図、第3図の部分詳細図等にもとづ
いて説明する。
体構成図および第2図、第3図の部分詳細図等にもとづ
いて説明する。
第1図に示すように、本実施例の手動印字機10は、記
録ヘッド制御回路等を備える本体12、該本体12に収容さ
れたリボンカセット14から構成されている。このような
構成において、本体12の下部に設けられた駆動ローラ16
を矢印YA方向への走行にともなって、回転駆動すること
により、リボンカセット14内のフィルムリボン18を、順
次搬送する。又、図示しない制御回路内に予め記憶され
ていた印字データを記録ヘッドとしてのサーマルヘッド
20のヘッド面22に出力する。これにより、上記印字デー
タに対応する印字を用紙24上に行なうものである。
録ヘッド制御回路等を備える本体12、該本体12に収容さ
れたリボンカセット14から構成されている。このような
構成において、本体12の下部に設けられた駆動ローラ16
を矢印YA方向への走行にともなって、回転駆動すること
により、リボンカセット14内のフィルムリボン18を、順
次搬送する。又、図示しない制御回路内に予め記憶され
ていた印字データを記録ヘッドとしてのサーマルヘッド
20のヘッド面22に出力する。これにより、上記印字デー
タに対応する印字を用紙24上に行なうものである。
上記フィルムリボンの搬送等を行なう駆動ローラ16
は、第2図の部分詳細図に示すように、両端の外周部26
にシリコンゴム層が形成されていて、第1図に示すよう
に本体12の下端部に一部分が突出して設けられている。
又、この駆動ローラ16と上記リボンカセット14内の巻取
りコア28との間には、ベルト30が張設されている。
は、第2図の部分詳細図に示すように、両端の外周部26
にシリコンゴム層が形成されていて、第1図に示すよう
に本体12の下端部に一部分が突出して設けられている。
又、この駆動ローラ16と上記リボンカセット14内の巻取
りコア28との間には、ベルト30が張設されている。
リボンカセット14には、繰り出しリボンパンケーキ32
から繰り出されるフィルムリボン18を案内するガイドロ
ーラ33、およびフィルムリボンが18中央部に張設された
押えローラ34等が設けられている。これにより、駆動ロ
ーラ16によって巻取りコア28がベルト駆動されることに
より、パンケーキ32のフィルムリボン18が繰り出ださ
れ、ガイドローラ33に案内されて、押えローラ34および
サーマルヘッド20のヘッド面22を順次経由して、巻取り
コア28に巻取られる。
から繰り出されるフィルムリボン18を案内するガイドロ
ーラ33、およびフィルムリボンが18中央部に張設された
押えローラ34等が設けられている。これにより、駆動ロ
ーラ16によって巻取りコア28がベルト駆動されることに
より、パンケーキ32のフィルムリボン18が繰り出ださ
れ、ガイドローラ33に案内されて、押えローラ34および
サーマルヘッド20のヘッド面22を順次経由して、巻取り
コア28に巻取られる。
フィルムリボン18の張設された押えローラ34は、上記
駆動ローラ16の軸と平行でしかも張設されたフィルムリ
ボン18の張力により容易に曲がることのない芯金35を備
えたシリコンゴム製のローラである。
駆動ローラ16の軸と平行でしかも張設されたフィルムリ
ボン18の張力により容易に曲がることのない芯金35を備
えたシリコンゴム製のローラである。
押えローラ34を上下に揺動可能に支持する懸架機構
は、アーム36,脱落防止ピン45,ばね46,及び位置決めピ
ン48とから構成されており、押えローラ34をリボンカセ
ット14の下部に取り付けられたアーム36の穴38にて回動
自在に支持している。アーム36は、第3図に示すよう
に、左右のアーム部40および該アーム部40を連結する連
結部42から構成されていて、アーム部40の両端部には、
それぞれ押えローラ34の保持用の既述した穴38と該アー
ム36をリボンカセット14に回動自在に取り付けるための
穴44とが形成されている。又、アーム部40の上端部に
は、本体12の下部の脱落防止ピン45に圧入されたばね46
(第1図参照)と嵌合する位置決めピン48が形成されて
いる。
は、アーム36,脱落防止ピン45,ばね46,及び位置決めピ
ン48とから構成されており、押えローラ34をリボンカセ
ット14の下部に取り付けられたアーム36の穴38にて回動
自在に支持している。アーム36は、第3図に示すよう
に、左右のアーム部40および該アーム部40を連結する連
結部42から構成されていて、アーム部40の両端部には、
それぞれ押えローラ34の保持用の既述した穴38と該アー
ム36をリボンカセット14に回動自在に取り付けるための
穴44とが形成されている。又、アーム部40の上端部に
は、本体12の下部の脱落防止ピン45に圧入されたばね46
(第1図参照)と嵌合する位置決めピン48が形成されて
いる。
これにより、アーム36は、第2図に示すように、リボ
ンカット14の図示しない突起に上記穴44によって嵌合
し、上記ばね46によって用紙24方向に付勢されることに
より、上記リボンカセット14の突起を支点50として回転
し、用紙24方向の押圧力を有する。又、リボンカセット
14とアーム36との連結部である支点50の近傍には、アー
ム36が用紙24方向に過大に移動することを制限する位置
決めボス52が形成されている。
ンカット14の図示しない突起に上記穴44によって嵌合
し、上記ばね46によって用紙24方向に付勢されることに
より、上記リボンカセット14の突起を支点50として回転
し、用紙24方向の押圧力を有する。又、リボンカセット
14とアーム36との連結部である支点50の近傍には、アー
ム36が用紙24方向に過大に移動することを制限する位置
決めボス52が形成されている。
以上に説明した手動印字機10は、駆動ローラ16の両端
の外周部26およびフィルムリボン18の張設された押えロ
ーラ34により、用紙24上を走行する。これにより、シリ
コンゴム製の上記外周部26の2点および押えローラ34に
フィルムリボン18の張設されていない部分、すなわち摩
擦係数の高いシリコンゴムの露出した両端部54の2点で
用紙24と接する。したがって、用紙24と接している4点
は摩擦係数が高くスリップし難いことから、手動印字機
10にねじり力を加えた状態で手動操作しても、手動印字
機10は用紙24上を直線走行する。又、上記ねじり力が強
い場合であっても、第4図の点線で示すように、図示し
ない下敷上の用紙24が手動印字機10に追従してねじられ
ることから、手動印字機10は用紙24上を直線走行する。
の外周部26およびフィルムリボン18の張設された押えロ
ーラ34により、用紙24上を走行する。これにより、シリ
コンゴム製の上記外周部26の2点および押えローラ34に
フィルムリボン18の張設されていない部分、すなわち摩
擦係数の高いシリコンゴムの露出した両端部54の2点で
用紙24と接する。したがって、用紙24と接している4点
は摩擦係数が高くスリップし難いことから、手動印字機
10にねじり力を加えた状態で手動操作しても、手動印字
機10は用紙24上を直線走行する。又、上記ねじり力が強
い場合であっても、第4図の点線で示すように、図示し
ない下敷上の用紙24が手動印字機10に追従してねじられ
ることから、手動印字機10は用紙24上を直線走行する。
この結果、手動印字機10は常に用紙24上を直線走行す
ることから、フィルムリボン18にしわが発生しなくな
り、印字品質が向上するという極めて優れた効果を奏す
る。
ることから、フィルムリボン18にしわが発生しなくな
り、印字品質が向上するという極めて優れた効果を奏す
る。
そのうえ、何らかの原因で押えローラ34の下流側にし
わが発生した場合でも、フィルムリボン18はシリコンゴ
ム製の押えローラ34に密着され、しかも用紙24に押圧さ
れていることから、フィルムリボン18は押えローラ34上
を横ずれしないため、上記しわは押えローラ34上に発生
することはない。又、上記しわは押えローラ34の上流側
のリボンカセット14の内部にまで進行することはない。
したがって、フィルムリボン18の無駄がなくなり、しか
もメンテナンス性が向上する。
わが発生した場合でも、フィルムリボン18はシリコンゴ
ム製の押えローラ34に密着され、しかも用紙24に押圧さ
れていることから、フィルムリボン18は押えローラ34上
を横ずれしないため、上記しわは押えローラ34上に発生
することはない。又、上記しわは押えローラ34の上流側
のリボンカセット14の内部にまで進行することはない。
したがって、フィルムリボン18の無駄がなくなり、しか
もメンテナンス性が向上する。
さらに、押えローラ34は、アーム36により、支点50の
回りに揺動可能にされ、しかも、ばね46により用紙24方
向に付勢されている。このため、記録媒体の表面が用紙
24のように平面形状ではなく、例えば、その軸が押えロ
ーラ34と平行な円筒面であっても、適宜押えローラ34が
移動して、その表面に当接する。つまり、押えローラ3
4、駆動ローラ16、サーマルヘッド20のヘッド面20が当
接された状態で走行可能な任意曲面の記録媒体に対して
印字を行なうことができる。また、ばね46は駆動ローラ
16と押えローラ34の間の押圧力の配分を常に適正にす
る。したがって、手動操作による走行時に、駆動ローラ
16と押えローラ34との間の押圧力の配分を調節する必要
がなくなって、操作性が向上する。
回りに揺動可能にされ、しかも、ばね46により用紙24方
向に付勢されている。このため、記録媒体の表面が用紙
24のように平面形状ではなく、例えば、その軸が押えロ
ーラ34と平行な円筒面であっても、適宜押えローラ34が
移動して、その表面に当接する。つまり、押えローラ3
4、駆動ローラ16、サーマルヘッド20のヘッド面20が当
接された状態で走行可能な任意曲面の記録媒体に対して
印字を行なうことができる。また、ばね46は駆動ローラ
16と押えローラ34の間の押圧力の配分を常に適正にす
る。したがって、手動操作による走行時に、駆動ローラ
16と押えローラ34との間の押圧力の配分を調節する必要
がなくなって、操作性が向上する。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものでなく本
考案の要旨を変更しない範囲で、例えば押えローラ34
を、第5図に示すように、フィルムリボン18の張設され
る部分60を細く形成することにより、両端部54が用紙24
により確実に接するようにしてもよい。又、駆動ローラ
16および押えローラ34のシリコンゴムに代えて、他の部
材を用いてもよい。
考案の要旨を変更しない範囲で、例えば押えローラ34
を、第5図に示すように、フィルムリボン18の張設され
る部分60を細く形成することにより、両端部54が用紙24
により確実に接するようにしてもよい。又、駆動ローラ
16および押えローラ34のシリコンゴムに代えて、他の部
材を用いてもよい。
[考案の効果] 本考案の手動印字機は、記録媒体上を曲がって走行し
なくなるので、フィルムリボンにしわが発生しなくな
り、印字品質および操作性が向上するという極めて優れ
た効果を奏する。
なくなるので、フィルムリボンにしわが発生しなくな
り、印字品質および操作性が向上するという極めて優れ
た効果を奏する。
すなわち、駆動ローラと押えローラとは、少なくとも
4点で記録媒体に接することにより、例えば手動印字機
にねじり力を加えて手動操作した場合であっても、上記
4点にスリップが発生し難く、これにより手動印字機は
記録媒体上をヨーイングすることなく走行する。また、
押えローラは懸架機構によって、印字時に上記記録媒体
のある方向及びその逆方向に移動可能に支持され、且つ
該押えローラを上記記録媒体のある方向に付勢されてい
るため、記録ヘッド、駆動ローラ及び押えローラを当接
させたまま手動印字機を走行させられることが必要な記
録媒体の表面が、平面に限られない。つまり、押えロー
ラの可動範囲内で上記三者に当接・走行可能な任意曲面
の記録媒体表面に印字を行なうことができる。
4点で記録媒体に接することにより、例えば手動印字機
にねじり力を加えて手動操作した場合であっても、上記
4点にスリップが発生し難く、これにより手動印字機は
記録媒体上をヨーイングすることなく走行する。また、
押えローラは懸架機構によって、印字時に上記記録媒体
のある方向及びその逆方向に移動可能に支持され、且つ
該押えローラを上記記録媒体のある方向に付勢されてい
るため、記録ヘッド、駆動ローラ及び押えローラを当接
させたまま手動印字機を走行させられることが必要な記
録媒体の表面が、平面に限られない。つまり、押えロー
ラの可動範囲内で上記三者に当接・走行可能な任意曲面
の記録媒体表面に印字を行なうことができる。
以上のことから、上記任意曲面の記録媒体上を常に、
ヨーイングすることなく走行するように注意をはらって
操作する必要がなくなり、しかもしわが発生しなくなる
ので印字品質、操作性、およびメンテナンス性が向上す
る。
ヨーイングすることなく走行するように注意をはらって
操作する必要がなくなり、しかもしわが発生しなくなる
ので印字品質、操作性、およびメンテナンス性が向上す
る。
第1図は本考案の手動印字機の一実施例の全体構成図、
第2図は実施例の部分詳細図、第3図は実施例のアーム
の構成図、第4図は実施例の動作説明図、第5図は実施
例の押えローラの変形例の構成図、第6図および第7図
は従来例の説明図である。 10……手動印字機、12……本体 14……リボンカセット、16……駆動ローラ 18……フィルムリボン、20……サーマルヘッド 24……用紙、34……押えローラ
第2図は実施例の部分詳細図、第3図は実施例のアーム
の構成図、第4図は実施例の動作説明図、第5図は実施
例の押えローラの変形例の構成図、第6図および第7図
は従来例の説明図である。 10……手動印字機、12……本体 14……リボンカセット、16……駆動ローラ 18……フィルムリボン、20……サーマルヘッド 24……用紙、34……押えローラ
Claims (3)
- 【請求項1】インクが塗布されたフィルムリボンと、印
字対象である記録媒体に上記フィルムリボンを介して当
接し手動操作により上記記録媒体上を移動して適宜上記
インクを上記記録媒体に転写する記録ヘッドとを備えた
手動印字機において、 上記走行に同期して、記録ヘッドと上記記録媒体との間
にフィルムリボンを搬送する駆動ローラと、 上記駆動ローラと平行な回転軸を有し、上記記録媒体を
押える押えローラと、 該押えローラを、上記記録媒体に当接する方向及びその
逆方向に移動可能に支持し、且つ該押えローラを上記記
録媒体に当接する方向に付勢する懸架機構と を備え、 上記記録ヘッドが、当該手動印字機本体に固定され、 上記駆動ローラと上記押えローラとは、少なくとも4点
以上で上記記録媒体に接すること を特徴とする手動印字機。 - 【請求項2】フィルムリボンが押えローラに張設される
実用新案登録請求の範囲第1項記載の請求項1記載の手
動印字機。 - 【請求項3】押えローラが記録ヘッドの上流側に設けら
れる実用新案登録請求の範囲第1項記載又は第2項記載
の手動印字機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987089836U JP2524555Y2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | 手動印字機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987089836U JP2524555Y2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | 手動印字機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63197158U JPS63197158U (ja) | 1988-12-19 |
JP2524555Y2 true JP2524555Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=30949177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987089836U Expired - Lifetime JP2524555Y2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | 手動印字機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524555Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2689459B2 (ja) * | 1988-02-10 | 1997-12-10 | セイコーエプソン株式会社 | 手動式プリンタ |
JP7101340B2 (ja) * | 2018-03-17 | 2022-07-15 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2019155889A (ja) * | 2018-03-17 | 2019-09-19 | 株式会社リコー | 携帯型画像形成装置、及び携帯型画像形成装置本体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60255465A (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-17 | Pentel Kk | ハンド式プリンタ |
JPS6282871A (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-16 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 記録装置 |
-
1987
- 1987-06-11 JP JP1987089836U patent/JP2524555Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63197158U (ja) | 1988-12-19 |
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