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JP2515067Y2 - サーミスタ温度センサ - Google Patents

サーミスタ温度センサ

Info

Publication number
JP2515067Y2
JP2515067Y2 JP7361992U JP7361992U JP2515067Y2 JP 2515067 Y2 JP2515067 Y2 JP 2515067Y2 JP 7361992 U JP7361992 U JP 7361992U JP 7361992 U JP7361992 U JP 7361992U JP 2515067 Y2 JP2515067 Y2 JP 2515067Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermistor
temperature sensor
lead wire
heat
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7361992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0630740U (ja
Inventor
康 永田
毅 鱒沢
正治 生野
Original Assignee
株式会社芝浦電子製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社芝浦電子製作所 filed Critical 株式会社芝浦電子製作所
Priority to JP7361992U priority Critical patent/JP2515067Y2/ja
Publication of JPH0630740U publication Critical patent/JPH0630740U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2515067Y2 publication Critical patent/JP2515067Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はサーミスタ温度センサに
関するものであり、具体的には、ストーブ、ガスレン
ジ、自動車等の発熱部の温度検出に使用するサーミスタ
温度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温度検知に用いられている負特性
のサーミスタは、家電機器、自動車、その他産業機器等
の温度計測・制御用として多量に使用されている。
【0003】図2は、従来のサーミスタ温度センサを示
したものであって、主に200℃〜300℃の雰囲気温
度で使用する構造となっている。図中2はサーミスタ素
子、3はリード線、4はガラス封止体、7は耐熱電線、
7aは耐熱電線7の導体、7bは耐熱絶縁体、7cは外
被絶縁体、8はリード線3と耐熱電線7の導体7aの接
続部、9は絶縁チューブである。
【0004】図2に示されたサーミスタ温度センサにお
いては、両面に銀または銀−パラジウム合金厚膜電極を
有するサーミスタ素子2に、鉄−ニッケル合金線に銅管
を被覆してなるジュメット線を用いた一対のリード線3
の一端を接続し、リード線3の一部を除いて全体をガラ
ス封止体4で溶封して一体化したガラス封止サーミスタ
が使用されている。
【0005】ガラス封止体4から引き出されているリー
ド線3は、ポリイミド樹脂または弗素樹脂からなる絶縁
チューブ9で線間絶縁され、耐熱電線7の導体7aと接
続部8で溶接により接続されてサーミスタ温度センサを
構成している。
【0006】なお、図2のサーミスタ温度センサは、図
示しない有底状の金属保護管に収容され、その内部の隙
間を熱伝導性絶縁材のシリコングリスで充填して封止さ
れる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ストーブ、ガスレン
ジ、自動車等の発熱部の温度に異常が発生した場合、ま
たは一時的に温度上昇を行うと雰囲気温度は更に高温と
なるので、より高い耐熱性と信頼性を有するものが要求
される。
【0008】従来のサーミスタ温度センサは、300℃
以上の温度変化に対し、サーミスタのリード線間を電気
絶縁した絶縁チューブの耐熱性に難点があり、絶縁チュ
ーブは劣化して亀裂が生じる。また、リード線の表面は
酸化が進み振動等により銅層剥離が生じる。
【0009】なお、前述の金属保護管内に充填されたシ
リコングリスは、シリコン油脂が分解して硬化し亀裂が
生じる。
【0010】従って、サーミスタ温度センサのリード線
から剥離した銅層の破片が振動によってリード線間に移
動し、リード線間の電気的絶縁度が低下して安定性に欠
けるという問題がある。
【0011】本考案は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、リード線の銅層剥離によ
る影響を防止し、耐熱性と機械的強度に優れた信頼性の
高いサーミスタ温度センサを提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案のサーミスタ温度
センサは、サーミスタ素子およびサーミスタ素子のリー
ド線を封止するガラス封止体と、2個のリード線貫通孔
を有するセラミック体が一体に融着してなるサーミスタ
に、外部引き出し耐熱電線を接続したサーミスタ温度セ
ンサにおいて、サーミスタのリード線は、セラミック体
のリード線孔最奥部まで金属パイプで被覆され、金属パ
イプの引き出し側の末端部で溶接により封止され、かつ
同時に耐熱電線の導体と接続され、更に耐熱電線の外被
絶縁体で金属パイプを被覆して形成したものである。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、ガラス封止体から引き出
されるリード線と、リード線を被覆保護した金属パイプ
はセラミック体の内部で完全に線間絶縁され、しかもリ
ード線の表面の銅層部は外部に露出しないので銅層剥離
による絶縁度の低下は生じない。
【0014】リード線に金属パイプを被覆することによ
り外力に対して強固となり、金属パイプ間の電気的絶縁
はそのまま維持できる。
【0015】なお、セラミック体の外部の金属パイプ
は、耐熱電線の外被絶縁体により電気絶縁されるので金
属パイプ間の絶縁性は更に一段と向上する。
【0016】従って、本考案のサーミスタ温度センサ
は、機械的に強固であるとともに、耐熱性を向上し、電
気的特性を安定化させることができる。
【0017】
【実施例】図1は、本考案のサーミスタ温度センサの一
実施例を示す断面図である。サーミスタ素子2は、予め
所定の大きさに焼成した板状のサーミスタをチップ状に
小さく切断加工して形成され、その両面には銀または銀
−パラジウム合金等からなる厚膜電極を有している。リ
ード線3は、鉄−ニッケル合金線に銅管を被覆したジュ
メット線である。
【0018】サーミスタ素子2とリード線3の一端は、
銀等を含む導電性塗料で接着され、ガラス封止体4の溶
封時に焼き付け接続される。また同時にガラス封止体4
と、2個のリード線貫通孔を有するフアイン・セラミッ
クス、強化ガラス等からなるセラミック体5とは融着し
一体化されて形成している。
【0019】サーミスタのリード線3は、ステンレス等
の耐熱材からなる金属パイプ6でセラミック体5のリー
ド線孔の最奥部まで被覆され、リード線3の表面の銅層
部が露出しないように金属パイプ6の引き出し側の末端
部で封止される。
【0020】耐熱電線7は、ニッケル線等の電気溶接が
可能な導体7aの上に、シリカ繊維等からなる耐熱絶縁
体7bが同心円上に被覆され、更にその耐熱絶縁体7b
の上にガラス繊維で編組した外被絶縁体7cを被覆し、
シリコンワニスで処理して構成されている。
【0021】金属パイプ6の引き出し側の末端部で封止
されるリード線3は、その金属パイプ6と耐熱電線7の
導体7aと同時に接続部8で溶接によって接続され、更
に耐熱電線7の外被絶縁体7cで金属パイプ6を被覆し
てサーミスタ温度センサを構成している。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のサーミス
タ温度センサは、サーミスタ素子がガラス封止されてい
るので安定した電気的特性を得ることができ、サーミス
タのリード線が金属パイプで被覆されているので、耐熱
性が高く高温での使用が可能となる。またリード線に金
属パイプを被覆することにより機械的強度にも優れ、金
属パイプを耐熱電線の外被絶縁体で被覆して更に電気的
絶縁性を向上し、特性を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サーミスタ温度センサ 2 サーミスタ素子 3 リード線 4 ガラス封止体 5 セラミック体 6 金属パイプ 7 耐熱電線 7a 導体 7b 耐熱絶縁体 7c 外被絶縁体 8 接続部 9 絶縁チューブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーミスタ素子および該サーミスタ素子
    のリード線を封止するガラス封止体と、2個のリード線
    貫通孔を有するセラミック体が一体に融着してなるサー
    ミスタに、外部引き出し耐熱電線を接続したサーミスタ
    温度センサにおいて、前記サーミスタのリード線は、前
    記セラミック体のリード線孔最奥部まで金属パイプで被
    覆され、該金属パイプの引き出し側の末端部で溶接によ
    り封止され、かつ同時に前記耐熱電線の導体と接続さ
    れ、更に耐熱電線の外被絶縁体で前記金属パイプを被覆
    してなることを特徴とするサーミスタ温度センサ。
JP7361992U 1992-09-28 1992-09-28 サーミスタ温度センサ Expired - Lifetime JP2515067Y2 (ja)

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JP7361992U JP2515067Y2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 サーミスタ温度センサ

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JP7361992U JP2515067Y2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 サーミスタ温度センサ

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JPH0630740U JPH0630740U (ja) 1994-04-22
JP2515067Y2 true JP2515067Y2 (ja) 1996-10-23

Family

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JP2823539B2 (ja) * 1995-12-01 1998-11-11 エスエムシー株式会社 位置検出装置
CN104813149B (zh) * 2012-11-30 2017-02-15 打矢恒温器株式会社 温度传感器
JP6608088B1 (ja) * 2018-08-10 2019-11-20 日本特殊陶業株式会社 温度センサ
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DE112022000379T5 (de) * 2022-05-25 2024-02-08 Shibaura Electronics Co., Ltd. Temperatursensor und heizkocher

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JPH0630740U (ja) 1994-04-22

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