JP2510793B2 - ダブルツイスタ用ロボットの運転方法 - Google Patents
ダブルツイスタ用ロボットの運転方法Info
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- JP2510793B2 JP2510793B2 JP3088455A JP8845591A JP2510793B2 JP 2510793 B2 JP2510793 B2 JP 2510793B2 JP 3088455 A JP3088455 A JP 3088455A JP 8845591 A JP8845591 A JP 8845591A JP 2510793 B2 JP2510793 B2 JP 2510793B2
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- Japan
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- yarn
- package
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- winding
- thread
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定長揚げされた複数個
の給糸パッケージから満巻の巻取パッケージを形成する
ようにした新規なダブルツイスタ用ロボットの運転方法
に関する。
の給糸パッケージから満巻の巻取パッケージを形成する
ようにした新規なダブルツイスタ用ロボットの運転方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ダブルツイスタは各ユニットにおいてス
ピンドル上に支持された給糸パッケージから糸を解舒し
て撚を加え、これをクレードルに支持された芯管に巻取
って満巻の巻取パッケージを形成するものである。
ピンドル上に支持された給糸パッケージから糸を解舒し
て撚を加え、これをクレードルに支持された芯管に巻取
って満巻の巻取パッケージを形成するものである。
【0003】このダブルツイスタにおいては、空の給糸
パッケージと新たな給糸パッケージを交換する給糸交
換、その新たな給糸パッケージから糸端を引き出す口出
し、引き出した糸端をその軸孔からスピンドルに通す糸
通し、クレードルから満巻の巻取パッケージを払い出し
て新たな芯管をクレードルに支持させる玉揚げ、および
その芯管に糸通し後の糸端を固定する糸掛けが必要とな
るので、これらの作業を自動的に行うロボットが開発さ
れるに至っている(特開平2-243470号)。
パッケージと新たな給糸パッケージを交換する給糸交
換、その新たな給糸パッケージから糸端を引き出す口出
し、引き出した糸端をその軸孔からスピンドルに通す糸
通し、クレードルから満巻の巻取パッケージを払い出し
て新たな芯管をクレードルに支持させる玉揚げ、および
その芯管に糸通し後の糸端を固定する糸掛けが必要とな
るので、これらの作業を自動的に行うロボットが開発さ
れるに至っている(特開平2-243470号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今までのダ
ブルツイスタは給糸パッケージと巻取パッケージが1対
1で対応する構造であることから、スピンドル部も給糸
パッケージの大きさに応じた大形構造としなければなら
ず、そのためユニットの小形化による多ユニット化が困
難であった。
ブルツイスタは給糸パッケージと巻取パッケージが1対
1で対応する構造であることから、スピンドル部も給糸
パッケージの大きさに応じた大形構造としなければなら
ず、そのためユニットの小形化による多ユニット化が困
難であった。
【0005】なお、この問題を解決するには複数個の給
糸パッケージから所定の大きさ(巻取量)の巻取パッケ
ージを形成するようにすればよいが、その場合にはダブ
ルツイスタに定長装置を設けなければならない問題があ
る。
糸パッケージから所定の大きさ(巻取量)の巻取パッケ
ージを形成するようにすればよいが、その場合にはダブ
ルツイスタに定長装置を設けなければならない問題があ
る。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、定長装置を必要とせずに複数個の給糸パッケージか
ら所定巻量の満巻の巻取パッケージを形成することがで
きるダブルツイスタ用ロボットの運転方法を提供するこ
とにある。
し、定長装置を必要とせずに複数個の給糸パッケージか
ら所定巻量の満巻の巻取パッケージを形成することがで
きるダブルツイスタ用ロボットの運転方法を提供するこ
とにある。
【0007】 上記目的を達成するために本発明は、定
長揚げされた給糸パッケージを複数個各ユニットで順次
加撚して巻取パッケージを形成するに際して、ユニット
に沿って走行するロボットが糸切れを生じたユニットを
検知したとき、その巻取パッケージが定径かどうかと定
長揚げ給糸パッケージが残糸付きかどうかとを検知さ
せ、定径で残糸なしのときは給糸交換と玉揚げを、定径
でなく残糸なしのときは給糸交換と糸継ぎを、定径でな
く残糸付きのときは糸継ぎを行わせることを特徴とす
る。
長揚げされた給糸パッケージを複数個各ユニットで順次
加撚して巻取パッケージを形成するに際して、ユニット
に沿って走行するロボットが糸切れを生じたユニットを
検知したとき、その巻取パッケージが定径かどうかと定
長揚げ給糸パッケージが残糸付きかどうかとを検知さ
せ、定径で残糸なしのときは給糸交換と玉揚げを、定径
でなく残糸なしのときは給糸交換と糸継ぎを、定径でな
く残糸付きのときは糸継ぎを行わせることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】上記構成によれば、定長揚げされた給糸パッケ
ージを用いているので、糸切れを生じたユニットの巻取
パッケージが定径かおよび給糸パッケージが残糸付きか
を検知するだけで、その態様によりロボットが所定の動
作を行って所定巻量の満巻の巻取パッケージを形成する
ことが可能となる。
ージを用いているので、糸切れを生じたユニットの巻取
パッケージが定径かおよび給糸パッケージが残糸付きか
を検知するだけで、その態様によりロボットが所定の動
作を行って所定巻量の満巻の巻取パッケージを形成する
ことが可能となる。
【0009】従って、定長装置を必要とせずに複数個の
給糸パッケージから所定巻量の巻取パッケージを形成す
ることができるので、ユニットの小形化が図れ、多ユニ
ット化が可能となる。
給糸パッケージから所定巻量の巻取パッケージを形成す
ることができるので、ユニットの小形化が図れ、多ユニ
ット化が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0011】図1において、1は並設されたダブルツイ
スタのユニットで、各ユニット1の下方にはスピンドル
2が垂直に設けられ、このスピンドル2上には静止盤3
を介して給糸パッケージ4が支持されている。この給糸
パッケージ4は合糸された1個のパッケージでもよい
が、実施例では合糸されていない2個のパッケージ4
a,4bをアダプタ5を介して二段積みしてなる二段給
糸パッケージが用いられている。また、給糸パッケージ
4のパッケージ4a,4bは自動ワインダで定長揚げさ
れたものが用いられる。
スタのユニットで、各ユニット1の下方にはスピンドル
2が垂直に設けられ、このスピンドル2上には静止盤3
を介して給糸パッケージ4が支持されている。この給糸
パッケージ4は合糸された1個のパッケージでもよい
が、実施例では合糸されていない2個のパッケージ4
a,4bをアダプタ5を介して二段積みしてなる二段給
糸パッケージが用いられている。また、給糸パッケージ
4のパッケージ4a,4bは自動ワインダで定長揚げさ
れたものが用いられる。
【0012】上下のパッケージ4a,4bから解舒され
る糸Yはアダプタ5上端からその軸孔に導入され、スピ
ンドル2に形成された図示しない軸孔および半径孔を通
って合糸されつつ撚掛けられて半径方向へ排出される。
その撚糸Yは上方のスネルワイヤ6との間でバルーンを
形成しつつ上方へ導かれ、ガイドローラ7およびフィー
ドローラ8を経て、クレードル9に支持されると共に回
転ドラム10に接触して回転する芯管11に巻取られ、
巻取パッケージ12を形成する。
る糸Yはアダプタ5上端からその軸孔に導入され、スピ
ンドル2に形成された図示しない軸孔および半径孔を通
って合糸されつつ撚掛けられて半径方向へ排出される。
その撚糸Yは上方のスネルワイヤ6との間でバルーンを
形成しつつ上方へ導かれ、ガイドローラ7およびフィー
ドローラ8を経て、クレードル9に支持されると共に回
転ドラム10に接触して回転する芯管11に巻取られ、
巻取パッケージ12を形成する。
【0013】スネルワイヤ6とガイドローラ7間の糸Y
にはドロップワイヤ13が立て掛けられ、糸切れを生じ
るとドロップワイヤ13が転倒してスイッチ14をON
し、これによりユニット1上部の表示灯15が点灯する
と共に、クレードル9がシリンダ16により玉揚位置に
引き上げられるようになっている。
にはドロップワイヤ13が立て掛けられ、糸切れを生じ
るとドロップワイヤ13が転倒してスイッチ14をON
し、これによりユニット1上部の表示灯15が点灯する
と共に、クレードル9がシリンダ16により玉揚位置に
引き上げられるようになっている。
【0014】なお、17は操作ペダルで、浅い踏込みで
スピンドル2が停止し、深い踏込みで半径孔に糸通し用
の圧縮空気を噴き出して軸孔内を吸引する。18は玉揚
げされた巻取パッケージ12を搬出するコンベア、19
は芯管11を収容したストッカである。
スピンドル2が停止し、深い踏込みで半径孔に糸通し用
の圧縮空気を噴き出して軸孔内を吸引する。18は玉揚
げされた巻取パッケージ12を搬出するコンベア、19
は芯管11を収容したストッカである。
【0015】このように構成されたユニット1の前部に
は給糸パッケージ4をトレイ20に乗せてユニット1に
沿って搬送するコンベア21が設けられると共に、給糸
交換等を行うロボット22がユニット1に沿って走行自
在に設けられている。このロボット22は点灯した表示
灯15を検知するセンサ23と、玉揚位置の巻取パッケ
ージ12が定径かを検知するセンサ24と、給糸パッケ
ージ4が残糸付きかを検知するセンサ25とを備え、こ
れらセンサは光センサ等からなっている。
は給糸パッケージ4をトレイ20に乗せてユニット1に
沿って搬送するコンベア21が設けられると共に、給糸
交換等を行うロボット22がユニット1に沿って走行自
在に設けられている。このロボット22は点灯した表示
灯15を検知するセンサ23と、玉揚位置の巻取パッケ
ージ12が定径かを検知するセンサ24と、給糸パッケ
ージ4が残糸付きかを検知するセンサ25とを備え、こ
れらセンサは光センサ等からなっている。
【0016】ロボット22は図2に示すように正面U字
形状であり、その一側壁には給糸交換等を行うための操
作アーム26、玉揚位置のクレードル9を開いて巻取パ
ッケージ12を外すクレードルレバー27、クレードル
9から外された巻取パッケージ12を搬出コンベア18
に転がすシュート28、ストッカ19から芯管11をク
レードル9に供給するチャッカアーム29が設けられて
いる。
形状であり、その一側壁には給糸交換等を行うための操
作アーム26、玉揚位置のクレードル9を開いて巻取パ
ッケージ12を外すクレードルレバー27、クレードル
9から外された巻取パッケージ12を搬出コンベア18
に転がすシュート28、ストッカ19から芯管11をク
レードル9に供給するチャッカアーム29が設けられて
いる。
【0017】またロボット22の他側壁には玉揚位置の
巻取パッケージ12を逆回転させる駆動ローラ30、逆
回転する巻取パッケージ12から糸端を吸引して引き出
すサクションアーム31、巻取パッケージ12の糸端と
給糸パッケージ4の糸端を糸継ぎする糸継装置32が設
けられている。33は給糸交換時に新給糸パッケージを
仮置きするための仮置きペッグ、34は仮置きペッグ3
3上の新給糸パッケージから糸端を吸引解舒する口出し
機構である。
巻取パッケージ12を逆回転させる駆動ローラ30、逆
回転する巻取パッケージ12から糸端を吸引して引き出
すサクションアーム31、巻取パッケージ12の糸端と
給糸パッケージ4の糸端を糸継ぎする糸継装置32が設
けられている。33は給糸交換時に新給糸パッケージを
仮置きするための仮置きペッグ、34は仮置きペッグ3
3上の新給糸パッケージから糸端を吸引解舒する口出し
機構である。
【0018】上記操作アーム26は図3に示すようにロ
ボット22の一側壁に設けられた昇降ブロック35に支
軸36を介して起倒自在に設けられ、操作アーム26の
側部には給糸パッケージ4のアダプタ5上端部を把持す
るチャッカ37がねじ送り機構38を介して長手方向に
移動自在に設けられている。また、操作アーム26の先
端部には上記残糸センサ25、糸通しされて上方へ吹き
上げられる糸端を吸引保持するサクションパイプ39、
ドロップワイヤ13等を復帰させるプッシャ40、この
プッシャ40に設けられ糸通し後の給糸パッケージ4と
サクションパイプ39間に連なる糸Yをスネルワイヤ6
等に糸掛けするフック41が設けられている。42は操
作アーム26の後部上面を係止して水平に支持するスト
ッパ、43は水平状態で下降する操作アーム26の先端
下面を係止して操作アーム26を走行時にユニット1と
干渉しないようにロボット22側に起立収納させるスト
ッパである。
ボット22の一側壁に設けられた昇降ブロック35に支
軸36を介して起倒自在に設けられ、操作アーム26の
側部には給糸パッケージ4のアダプタ5上端部を把持す
るチャッカ37がねじ送り機構38を介して長手方向に
移動自在に設けられている。また、操作アーム26の先
端部には上記残糸センサ25、糸通しされて上方へ吹き
上げられる糸端を吸引保持するサクションパイプ39、
ドロップワイヤ13等を復帰させるプッシャ40、この
プッシャ40に設けられ糸通し後の給糸パッケージ4と
サクションパイプ39間に連なる糸Yをスネルワイヤ6
等に糸掛けするフック41が設けられている。42は操
作アーム26の後部上面を係止して水平に支持するスト
ッパ、43は水平状態で下降する操作アーム26の先端
下面を係止して操作アーム26を走行時にユニット1と
干渉しないようにロボット22側に起立収納させるスト
ッパである。
【0019】次に図5を参照しながらロボット22の運
転方法を説明する。ユニット1が糸の巻取中(S1)に
糸切れを生じる(S2)と、ドロップワイヤ13が転倒
してスイッチ14をONし、これにより表示灯15が点
灯する(S3)と共に巻取パッケージ12がシリンダ1
6により玉揚位置に引き上げられる。この糸切れは、給
糸パッケージ4の糸Yが空になった場合と、撚糸Yが途
中で切断(中切れ)した場合に生じる。
転方法を説明する。ユニット1が糸の巻取中(S1)に
糸切れを生じる(S2)と、ドロップワイヤ13が転倒
してスイッチ14をONし、これにより表示灯15が点
灯する(S3)と共に巻取パッケージ12がシリンダ1
6により玉揚位置に引き上げられる。この糸切れは、給
糸パッケージ4の糸Yが空になった場合と、撚糸Yが途
中で切断(中切れ)した場合に生じる。
【0020】ユニット1に沿って巡回中のロボット22
は点灯した表示灯15をセンサ23により検知すると、
そのユニット1の位置で停止し、先ず巻取パッケージ1
2が定径であるかをセンサ24により検知すると共に、
操作アーム26を水平にして先端のセンサ25により給
糸パッケージ4が残糸付きかを検知する。具体的には、
先ず巻取パッケージ12が定径かどうかを検知し(S
4)、定径である場合には給糸側が残糸付きかどうかを
検知し(S5)、残糸付きでない場合には給糸交換と玉
揚げを行わせる(S6)。
は点灯した表示灯15をセンサ23により検知すると、
そのユニット1の位置で停止し、先ず巻取パッケージ1
2が定径であるかをセンサ24により検知すると共に、
操作アーム26を水平にして先端のセンサ25により給
糸パッケージ4が残糸付きかを検知する。具体的には、
先ず巻取パッケージ12が定径かどうかを検知し(S
4)、定径である場合には給糸側が残糸付きかどうかを
検知し(S5)、残糸付きでない場合には給糸交換と玉
揚げを行わせる(S6)。
【0021】上記給糸交換は、操作アーム26とチャッ
カ37の作動により先ずコンベア21のトレイ20上か
ら新給糸パッケージ4を仮置きペッグ33上に移載し、
次いでスピンドル2上から空給糸パッケージ4をトレイ
20上に移載した後、仮置きペッグ33上から新給糸パ
ッケージ4をスピンドル2上に移載して終了する。この
場合、仮置きペッグ33上では新給糸パッケージ4の糸
端の口出しが口出し機構34により行われ、またスピン
ドル2上では新給糸パッケージ4の糸通しが行われる。
カ37の作動により先ずコンベア21のトレイ20上か
ら新給糸パッケージ4を仮置きペッグ33上に移載し、
次いでスピンドル2上から空給糸パッケージ4をトレイ
20上に移載した後、仮置きペッグ33上から新給糸パ
ッケージ4をスピンドル2上に移載して終了する。この
場合、仮置きペッグ33上では新給糸パッケージ4の糸
端の口出しが口出し機構34により行われ、またスピン
ドル2上では新給糸パッケージ4の糸通しが行われる。
【0022】上記玉揚げは、クレードルレバー27によ
りクレードル9を開いて巻取パッケージ12を外し、そ
の巻取パッケージ12をシュート28を介して搬出コン
ベア18へ転がし、チャッカアーム29によりストッカ
19から芯管11をクレードル9に供給して終了する。
この玉揚げが終了すると、上記糸通しされて操作アーム
26のサクションパイプ39に吸引保持されている糸端
YAをフック41によりスネルワイヤ6、ガイドローラ
7およびクレードル9の芯管11に糸掛けし、巻取りが
開始される(S1)。
りクレードル9を開いて巻取パッケージ12を外し、そ
の巻取パッケージ12をシュート28を介して搬出コン
ベア18へ転がし、チャッカアーム29によりストッカ
19から芯管11をクレードル9に供給して終了する。
この玉揚げが終了すると、上記糸通しされて操作アーム
26のサクションパイプ39に吸引保持されている糸端
YAをフック41によりスネルワイヤ6、ガイドローラ
7およびクレードル9の芯管11に糸掛けし、巻取りが
開始される(S1)。
【0023】一方、定径で残糸付きである場合には、巻
取パッケージ12の外形を検知するセンサ24の精度上
実際には巻取パッケージ12は完全な定径になっておら
ず、糸Yが中切れの状態であるので、糸継ぎを行なわせ
(S7)、給糸パッケージ4の残糸を完全に巻取るよう
巻取りを開始する(S1)。
取パッケージ12の外形を検知するセンサ24の精度上
実際には巻取パッケージ12は完全な定径になっておら
ず、糸Yが中切れの状態であるので、糸継ぎを行なわせ
(S7)、給糸パッケージ4の残糸を完全に巻取るよう
巻取りを開始する(S1)。
【0024】 なお、中切れの場合、スピンドル2の回
転により糸Yが引きちぎられているので、糸継ぎを行な
う場合には一旦給糸パッケージ4を仮置きペッグ33上
に移して口出し機構34により口出しを行なってから、
スピンドル2上に戻して糸通し1でスネルワイヤ6およ
びガイドローラ7に糸掛けを行ないつつ糸継装置32に
導く。そして、巻取パッケージ12を駆動ローラ30で
逆回転しつつサクションアーム31で巻取側の糸端YB
を吸引解舒して糸継装置32に導き、給糸側の糸端YA
と巻取側の糸端YBを糸継装置32により糸継ぎする。
転により糸Yが引きちぎられているので、糸継ぎを行な
う場合には一旦給糸パッケージ4を仮置きペッグ33上
に移して口出し機構34により口出しを行なってから、
スピンドル2上に戻して糸通し1でスネルワイヤ6およ
びガイドローラ7に糸掛けを行ないつつ糸継装置32に
導く。そして、巻取パッケージ12を駆動ローラ30で
逆回転しつつサクションアーム31で巻取側の糸端YB
を吸引解舒して糸継装置32に導き、給糸側の糸端YA
と巻取側の糸端YBを糸継装置32により糸継ぎする。
【0025】 一方、巻取パッケージ12が定径かどう
かを検出し(S4)、定径でない場合には給糸側が残糸
付きかどうかを検出し(S8)、残糸付きでない場合に
は、定径になるまで給糸する必要があるので、上述のよ
うに給糸交換と糸継ぎを行わせる(S9)。
かを検出し(S4)、定径でない場合には給糸側が残糸
付きかどうかを検出し(S8)、残糸付きでない場合に
は、定径になるまで給糸する必要があるので、上述のよ
うに給糸交換と糸継ぎを行わせる(S9)。
【0026】定径でなく残糸付きである場合には、中切
れであるので、上述のように糸継ぎを行なわせればよい
(S7)。
れであるので、上述のように糸継ぎを行なわせればよい
(S7)。
【0027】このように定長揚げされた給糸パッケージ
4を用い、糸切れを生じたユニット1の巻取パッケージ
12が定径かおよび給糸パッケージ4が残糸付きかを検
知して、その態様によりロボット22に所定の動作を行
わせるようにしたので、定長装置を必要とせずに複数個
の給糸パッケージ4から所定巻量の巻取パッケージ12
を形成し、玉揚げすることができる。従って、給糸パッ
ケージ4を小さくでき、その分だけユニット1の小形化
が図れるので、ダブルツイスタの多ユニット化が可能と
なり、生産量の増大が図れる。
4を用い、糸切れを生じたユニット1の巻取パッケージ
12が定径かおよび給糸パッケージ4が残糸付きかを検
知して、その態様によりロボット22に所定の動作を行
わせるようにしたので、定長装置を必要とせずに複数個
の給糸パッケージ4から所定巻量の巻取パッケージ12
を形成し、玉揚げすることができる。従って、給糸パッ
ケージ4を小さくでき、その分だけユニット1の小形化
が図れるので、ダブルツイスタの多ユニット化が可能と
なり、生産量の増大が図れる。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、定長揚げ
された給糸パッケージを用い、糸切れを生じたユニット
の巻取パッケージが定径かおよび給糸パッケージが残糸
付きかを検知して、その態様によりロボットに所定の動
作を行わせて所定巻量の満巻の巻取パッケージを形成す
るようにしたので、定長装置を必要とせずに複数個の給
糸パッケージから所定巻量の巻取パッケージを形成する
ことができ、ユニットの小形化が図れ、多ユニット化が
可能となる。
された給糸パッケージを用い、糸切れを生じたユニット
の巻取パッケージが定径かおよび給糸パッケージが残糸
付きかを検知して、その態様によりロボットに所定の動
作を行わせて所定巻量の満巻の巻取パッケージを形成す
るようにしたので、定長装置を必要とせずに複数個の給
糸パッケージから所定巻量の巻取パッケージを形成する
ことができ、ユニットの小形化が図れ、多ユニット化が
可能となる。
【図1】本発明が適用されるダブルツイスタおよびロボ
ットを示す断面図である。
ットを示す断面図である。
【図2】同ロボットの正面図である。
【図3】同ロボットの操作アームの平面図である。
【図4】同ロボットが糸継ぎを行う状況を示す側面図で
ある。
ある。
【図5】同ロボットの運転方法を示すフローチャートで
ある。
ある。
【符号の説明】 1 ユニット 4 給糸パッケージ 12 巻取パッケージ 22 ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01H 15/013 D01H 15/013
Claims (1)
- 【請求項1】 定長揚げされた給糸パッケージを複数個
各ユニットで順次加撚して巻取パッケージを形成するに
際して、ユニットに沿って走行するロボットが糸切れを
生じたユニットを検知したとき、その巻取パッケージが
定径かどうかと定長揚げ給糸パッケージが残糸付きかど
うかとを検知させ、定径で残糸なしのときは給糸交換と
玉揚げを、定径でなく残糸なしのときは給糸交換と糸継
ぎを、定径でなく残糸付きのときは糸継ぎを行わせるこ
とを特徴とするダブルツイスタ用ロボットの運転方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088455A JP2510793B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ダブルツイスタ用ロボットの運転方法 |
US07/870,550 US5349807A (en) | 1991-04-19 | 1992-04-17 | Robot apparatus for double twister |
ITRM920289A IT1254325B (it) | 1991-04-19 | 1992-04-17 | Dispositivo a robot per torcitoio a doppia torsione. |
DE4213048A DE4213048A1 (de) | 1991-04-19 | 1992-04-21 | Roboter fuer eine doppeldrahtzwirnmaschine und verfahren zum betrieb desselben |
CH01287/92A CH686679A5 (de) | 1991-04-19 | 1992-04-21 | Verfahren zum Beheben eines Fadenbruchs in einer Doppeldrahtzwirnmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088455A JP2510793B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ダブルツイスタ用ロボットの運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525719A JPH0525719A (ja) | 1993-02-02 |
JP2510793B2 true JP2510793B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=13943274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3088455A Expired - Fee Related JP2510793B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ダブルツイスタ用ロボットの運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510793B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH714658A1 (de) * | 2018-02-16 | 2019-08-30 | Rieter Ag Maschf | Verfahren zum Betreiben einer Spinnstelle einer Ringspinnmaschine nach einem Doffvorgang. |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6426732A (en) * | 1987-07-22 | 1989-01-30 | Murata Machinery Ltd | Double twister |
JPH0665581B2 (ja) * | 1989-03-17 | 1994-08-24 | 村田機械株式会社 | ダブルツイスタの処理ロボット |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP3088455A patent/JP2510793B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0525719A (ja) | 1993-02-02 |
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