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JP2509822B2 - 薬剤分包機 - Google Patents

薬剤分包機

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Publication number
JP2509822B2
JP2509822B2 JP2025606A JP2560690A JP2509822B2 JP 2509822 B2 JP2509822 B2 JP 2509822B2 JP 2025606 A JP2025606 A JP 2025606A JP 2560690 A JP2560690 A JP 2560690A JP 2509822 B2 JP2509822 B2 JP 2509822B2
Authority
JP
Japan
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prescription
medicine
hand
conveyor
display
Prior art date
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Application number
JP2025606A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03240603A (ja
Inventor
司郎 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Shokai Ltd
Original Assignee
Tokyo Shokai Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shokai Ltd filed Critical Tokyo Shokai Ltd
Priority to JP2025606A priority Critical patent/JP2509822B2/ja
Publication of JPH03240603A publication Critical patent/JPH03240603A/ja
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Publication of JP2509822B2 publication Critical patent/JP2509822B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、多数の薬剤フィーダを収容した薬剤収納
庫と、薬剤の手撒き装置と、入力された処方をその実行
を待つため記憶する手段とを具えた薬剤分包機に関する
ものである。
[従来の技術] 一般にこの種の薬剤分包機は、多数の薬剤フィーダに
それぞれ異なった種類の薬剤が収容されていて、待ち入
力記憶装置に入力された順番にしたがって、指定された
薬剤を収容した薬剤フィーダから薬剤を排出させてその
薬剤を1包分ずつ分包させる分包動作を自動的に行うよ
うになっている。
また一般に薬剤分包機は、たとえば壊れやすかったり
特殊な形状だったりして薬剤フィーダで取扱うのに適し
ていない薬剤(以下、手撒き薬品という。)を分包する
ため、それらの薬剤を作業者が1包分の量ずつに分割し
て手撒きするようになった薬剤手撒き装置を具えてい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のものは、実行すべき
待ち入力の先頭処方が、手撒き薬品を分包する手撒き処
方である場合、作業者による手撒き作業が終了しないと
その分包動作を実行することができず、その間薬剤分包
機の作動は一時停止してしまうため、作業者は他の事情
に優先して手撒き薬品の手撒き作業を行う必要がある。
そのため、作業者の作業スケジュールが手撒き処方の有
無および待ち入力中での順番によって左右されることと
なって不便であるうえ、手撒き薬品の手撒き作業をどう
してもすぐに行えない場合には、その間薬剤分包機の作
動が一時停止し、分包動作が中断してしまう等の問題点
があった。
この発明は上記従来のもののもつ問題点を解決して、
待ち入力に薬剤手撒き装置を使用する手撒き処方がある
とき、それが待ち入力の先頭処方にくるのを待たずに、
作業者の都合に応じて、その手撒き処方の実行に必要な
手撒き作業を行うことのできる薬剤分包機を提供するこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するため、多数の薬剤フィ
ーダを収容した薬剤収納庫と、薬剤の手撒き装置と、入
力された複数の処方をその実行を待つため記憶する手段
とを具えた薬剤分包機において、前記記憶手段に記憶さ
れている処方中に手撒き処方が存在するか否かを判別す
る手段と、手撒き処方が存在すると判別された場合、前
記記憶手段に手撒き処方として記憶された薬剤の薬品名
等を明示する手段と、任意の前記手撒き処方を選択する
手段と、選択された手撒き処方に必要な前記手撒き装置
に対する薬剤の手撒き作業が終了したことを確認する手
段と、確認された手撒き処方を前記記憶手段の先頭にあ
る処方または他方の手撒き処方のうち先頭にある処方の
前に割り込ませる手段とを設けたものである。
[作用] この発明は上記手段を採用したことにより、待ち入力
に手撒き処方があるとき、それを選択することによっ
て、その手撒き処方が待ち入力の先頭処方にくるのを待
たずに、その手撒き処方の実行に必要な手撒き作業を、
作業者の都合に応じて行うことができることとなる。
[実施例] 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明す
る。
第1、2図はこの発明の一実施例を示し、1は薬剤分
包機、11は薬剤手撒き装置である。
薬剤分包機1は、複数の引出体2、2、…を具え、各
引出体2は、それぞれ筐体から手前に引き出し可能に構
成されている。各引出体2は、その左右両側に複数段の
棚3、3、…を具え、各棚3には、それぞれ複数の錠剤
フィーダ4、4、…が、着脱自在に設置されている。そ
して、引出体2の棚3、3、…に設置されたすべての錠
剤フィーダ4、4、…から排出された錠剤は、当該引出
体2の左右の棚列間に設けられた図示しないシュートを
通って、下方へ落下するようになっている。そのため、
これらの引出体2、2、…が設けられた薬剤分包機1の
上方部分は、全体として、多数の錠剤フィーダ4、4、
…を収容した薬剤収納庫を構成している。
薬剤分包機1はまた、引出体2、2、…の下方に包装
装置5を具え、すべての引出体2、2、…の錠剤フィー
ダ4、4、…から排出され、シュートを通って下方へ落
下した錠剤は、ホッパ6を介して包装装置5に導入され
て、1回分ずつ分包されるようになっている。
薬剤手撒き装置11は、薬剤分包機1の引出体2、2、
…の下方に設けられ、手撒きされた薬剤もまた、錠剤フ
ィーダ4、4、…から排出された錠剤と同様に、ホッパ
6を介して包装装置5に導入されて、1回分ずつ分包さ
れるようになっている。
第3〜5図に示すように、薬剤手撒き装置11は、筐体
から手前に引き出し可能に構成された予備撒きカセット
12と、筐体内に配置されたコンベヤ13、14とから構成さ
れている。
予備撒きカセット12は、1列複数個からなるマス(区
画室)15、15、…が引き出し方向に沿って複数列形成さ
れたものであり、筐体内に設けたモータ16の作動によ
り、スライドレール17が筐体から出没するのにともなっ
て、スライドレール17とともに筐体から引き出され、ま
た、筐体内に格納されるようになっている。
そして、筐体から引き出された位置にあるとき、予備
撒きカセット12は、むろん、その位置で薬剤の手撒き作
業を行うことができるが、必要に応じて、スライドレー
ル17から取り外して、他の場所で薬剤の手撒き作業を行
うこともできるようになっている。
また、予備撒きカセット12のすべてのマス15、15、…
の底板は、一括して開閉可能のシャッタ18によって構成
され、シャッタ18は、図示しないばね機構によって、定
常状態では、マス15、15、…の底板をつねに閉鎖するよ
うになっている。
そして、予備撒きカセット12が筐体から引き出された
位置にあるとき、予備撒きカセット12に設けられたシャ
ッタレバー19を作業者が手動で操作するか、または、予
備撒きカセット12が筐体内に格納された位置にあると
き、筐体内に設けられたシャッタ作動部材20が、モータ
21の作動によりシャッタレバー19を自動で操作したとき
だけ、シャッタ18が開いてマスク15、15、…の底板を開
放させるようになっている。
コンベヤ13は、隔板22、22、…によって、予備撒きカ
セット12の1列ごとのマス15、15、…に対応した区画室
23、23、…を形成した無端ベルトが、予備撒カセット12
のマス列に対応した数だけ、相互間に仕切板24、24、…
を介して、互いに平行に配列されたものである。
そして、コンベヤ13は、すべての無端ベルトの上向き
位置にある区画室23、23、…が、予備撒きカセット12の
すべてのマス15、15、…にそれぞれ対応するように、整
然と整列された状態で、モータ25の作動により、区画室
1ピッチ分ずつ移動するようになっている。
コンベヤ14は、コンベヤ13の移動方向末端に配置さ
れ、隔板26、26、…によって、コンベヤ13の仕切板24、
24、…を隔てた1行分の区画室23、23、…に対応した区
画室27、27、…を形成した無端ベルトによって構成され
たものである。
そして、コンベヤ14は、コンベヤ13が移動と移動との
間の停止状態にあるとき、モータ28の作動により、区画
室1ピッチ分ずつ移動するようになっている。
さらに、第1図に示すように、表示パネルには、予備
撒きカセット12およびコンベヤ13の動作状態を表示する
表示器29と、分包動作が実行中にある処方の照合No.
(入力順)か、図示しない操作卓から転送された処方を
記憶する図示しないメモリの待ち入力中にある手撒き処
方の照合No.または、収容錠剤が不足した錠剤フィーダ
4、4、…のフィーダNo.を表示する表示器30とが設け
られている。
また、表示パネルに隣接して、プリンタ31が設けられ
ている。
プリンタ31は、薬剤分包機1(本体)とな別体に構成
された図示しない操作卓によって入力された処方情報
が、薬剤分包機1に転送されると、その待ち入力の中に
薬剤手撒き装置11を使用する手撒き処方がある場合、そ
の手撒き処方の照合No.、薬品名、分割数、日数および
包装数等を、その手撒き処方の実行を待たずに直ちに印
字するものであり、また、錠剤フィーダ4、4、…の中
に収容錠剤が不足して補給を要するものが生じた場合、
その補給すべき錠剤の薬品名およびフィーダNo.等を、
直ちに印字するものである。
プリンタ31はまた、錠剤フィーダ4、4、…の収容錠
剤を使って分包動作を行っている際、錠剤の混入や過剰
が生じた場合、それらの照合No.、何包目、薬品名およ
びフィーダNo.、等を、発生時間とともに印字し、ま
た、錠剤フィーダ4、4、…に付設されている落下検出
センサによる検出幅や検出間隔に異常が生じた場合、そ
れらの照合No.何包目、薬品名およびフィーダNo.を、発
生時間とともに印字し、さらに、錠剤フィーダ4、4、
…の駆動部が設けられたベースが故障した場合、その薬
品名およびフィーダNo.等を、発生時間とともに印字す
るようになっている。
そのため、これらの各種アラームの発生状況は、プリ
ンタ31の出力によって記録、保存されるから、その処方
結果を監査する際に役立てることができるし、また、薬
剤分包機1のメンテナンスや必要な修理にも、有効に利
用できることとなる。
プリンタ31はさらに、これらの各種アラームの発生状
況を印字するだけでなく、正常な分包動作についても、
少なくともそれらの照合No.を、実行時間とともに印字
するようになっている。
第6図は、予備撒きカセット12の出没用モータ16の作
動を制御する制御部材32を示し、この制御部材32は、予
備撒きカセット12が格納位置にあるとき、出没スイッチ
33が作業者によって操作されると、モータ16を作動させ
て予備撒きカセット12を筐体から引き出させ、また、予
備撒きカセット12が引き出し位置にあるとき、出没スイ
ッチ33が作業者によって操作されると、モータ16を作動
させて予備撒きカセット12を筐体内に格納されるように
なっている。
また、制御部材32は、シャッタ18の自動開放用モータ
21の作動も制御するものであり、モータ16の作動により
予備撒きカセット12が筐体内に格納されたとき、コンベ
ヤ13の移動用モータ25の作動状況に基づいて、コンベヤ
13が作動中か否か(すなわちコンベヤ13が使用状態にあ
るか否か)を検出し、コンベヤ13の作動中(使用状態に
あるとき)は、モータ21の作動を抑止し、また、コンベ
ヤ13の作動(使用状態)が終了すると、手撒き処方が実
行されるべきことを条件として、モータ21を作動させる
ようになっている。
また、制御部材32は、表示器29の表示内容も制御する
ものであり、表示器29は、薬剤手撒き装置11を示す適宜
の図案を、赤と緑の2色を切り換えて、それぞれ点灯表
示または点滅表示するものである。
すなわち、制御部材32は、予備撒きカセット12が空で
あって予備撒き作業が行える状態にあるとき、表示器29
を点灯させ、また、予備撒きカセット12に薬剤が収容さ
れていて予備撒き作業が行えない状態にあるとき、表示
器29を点滅させるようになっている。
また、制御部材32は、コンベヤ13が使用状態になくて
新たな使用ができるとき、表示器29を緑色表示させ、ま
た、コンベヤ13が使用状態にあって新たな使用ができな
いとき、表示器29を赤色表示させるようになっている。
さらに、制御部材32は、表示器30の表示内容も制御す
るものであり、表示器30は、3桁の7セグメント数字
を、赤と緑の2色を切り換えて、それぞれ点灯表示また
は点滅表示するLEDである。
すなわち、制御部材32は、定常状態では、表示器30を
緑色点灯させて、分包動作が実行中にある処方の照合N
o.を表示させ、また、図示しないキーを操作して手撒き
モードにすると、表示器30を緑色点滅させて、図示しな
いメモリの待ち入力中にある手撒き処方の照合No.を表
示させ、さらに、図示しないキーを操作して不足フィー
ダモードにすると、表示器30を赤色点滅させて、収容錠
剤が不足した錠剤フィーダ4のフィーダNo.を表示させ
るようになっている。
しかも、表示器30は、手撒きモード、不足フィーダモ
ードのいずれの場合も、図示しないキーを操作すること
によって、メモリの待ち入力中にあるすべての手撒き処
方、または、収容錠剤が不足したすべての錠剤フィーダ
4、4、…のフィーダNo.を、それぞれスクロールして
表示するようになっている。
そして、制御部材32は、複数の手撒き処方の中から、
任意の手撒き処方が作業者によって選択されて、表示器
30に表示されると、その手撒き作業が終了したのち、そ
の手撒き処方を、待ち入力中で繰り上げたうえ、実行さ
せるようになっている。
以上に述べた待ち入力処方の実行動作について、第7
図に示すフローチャートを参照して説明する。
すなわち、受け付けた待ち入力中に手撒き処方が有る
か無いかが判断され、有る場合は、その薬品名等をプリ
ンタ31が直ちに印字することにより作業者に明示し、続
いて、作業者により手撒き処方が選択されるか否かが判
断される。
ここで、作業者により手撒き処方が選択された場合
は、その手撒き処方の実行に必要な作業者による手撒き
作業が終了するのを待って、当該手撒き処方が待ち入力
中で繰り上げられる。この繰り上げとは、手撒き作業が
終了した当該手撒き処方を、待ち入力の先頭処方の前に
割り込ませるか、または、待ち入力中の複数の手撒き処
方の先頭のものの前に割り込ませることである。
一方、待ち入力中に手撒き処方が無い場合、および、
作業者により手撒き処方が選択されない場合は、実行中
の処方が有るか無いかが判断されて、それが無くなるま
で待機したのち、待ち入力の先頭処方について必要な分
包動作が実行されるものである。また、作業者により選
択され、必要な手撒き作業が終了して待ち入力中で繰り
上げられた手撒き処方についても、それが待ち入力の先
頭処方にきたとき、必要な分包動作が実行されるもので
ある。
以上のような動作フローが、受け付けた待ち入力処方
が無くなるまで繰り返して行われるようになっている。
つぎに上記のものの作用について説明する。
まず、錠剤フィーダ4、4、…に収容された錠剤を分
包する場合は、その錠剤が収容された錠剤フィーダ4を
作動させて、1回分の錠数ずつ順次排出させるととも
に、包装装置5を作動させて、その排出された錠剤を1
回分ずつ分包する。
このとき、錠剤フィーダ4、4、…の中に収容錠剤が
不足して補給を要するものが生じた場合、プリンタ31
が、その補給すべき錠剤の薬品名およびフィーダNo.等
を、直ちに印字する。
また、表示器30も、そのフィーダNo.を表示する。
そのため、作業者は、引出体2を引き出して当該錠剤
フィーダ4によって直接確かめるまでもなく、プリンタ
31の出力を見るだけで、補給すべき錠剤を間違いなく用
意して、補給作業を迅速かる的確に行うことができる。
一方、薬剤手撒き装置11は、初期状態において、予備
撒きカセット12が格納位置にあって予備撒き可能な状態
にあり、また、コンベヤ13が使用可能な状態にあるた
め、制御部材32は、表示器29を緑色点灯表示させてい
る。
薬剤分包機1に転送された待ち入力の中に、薬剤手撒
き装置11を使用する手撒き処方があると、プリンタ31
が、その手撒き処方の照合No.、薬品名、分割数、日数
および包装数等を印字する。
また、表示器30も、その手撒き処方の照合No.を表示
する。
作業者はこれを見て、手撒き処方の存在およびその内
容を知ることができ、しかも、そのとき実行中の処方の
照合No.との対比により、その手撒き処方が、今から何
番目に実行すべき処方であるかがわかる。
このとき、待ち入力中に手撒き処方が複数ある場合
は、作業者は、表示器30を手撒きモードでスクロールし
て、そのうち任意の手撒き処方を選択することによっ
て、まず最初に実行すべき手撒き処方を決定することが
できる。
そこで、作業者は、時間を考慮しながら、手撒きすべ
き薬剤を用意し、出没スイッチ33を操作する。
すると、制御部材32がモータ16を作動させて、予備撒
きカセット12を筐体から引き出させる。
この間、制御部材32は、表示器29を緑色点灯表示させ
続ける。
したがって、作業者は、表示器29の緑色点灯表示を見
ることによって、予備撒きカセット12が予備撒き可能な
状態にあり、また、コンベヤ13が使用可能な状態にある
ことがわかる。
そこで、作業者は、その引き出し装置において、分包
すべき薬剤を予備撒きカセット12のマス15、15、…に手
撒きする。
この場合、必要に応じて、引き出し位置にある予備撒
きカセット12をスライドレール17から取り外して、他の
位置で手撒き作業を行うこともできる。
薬剤の手撒き作業が終了したら、作業者が出没スイッ
チ33を操作する。
すると、制御部材32がモータ16を作動させて、予備撒
きカセット12を筐体内に格納させる。
そして、このとき、コンベヤ13は使用状態でないか
ら、手撒き処方が実行されるべきことを条件として、制
御部材32がモータ21を作動させ、シャッタ作動部材20に
よりシャッタレバー19を自動で操作して、予備撒きカセ
ット12のシャッタ18を開かせる。
それにより、予備撒きカセット12のマス15、15、…内
の薬剤は、一括して落下し、コンベヤ13の対応した区画
室23、23、…に移し替えられる。
この間、すなわち、予備撒きカセット12が引き出し位
置から格納され、シャッタ18が開かれるまでの間、予備
撒きカセット12は薬剤が収容されていて予備撒き作業が
行えない状態にあり、また、コンベヤ13は使用可能な状
態にあるため、制御部材32は、表示器29を緑色点滅表示
させる。
したがって、作業者は、表示器29の緑色点滅表示を見
ることによって、予備撒きカセット12からコンベヤ13へ
の薬剤の移し替えが、未だ終了していないことがわか
る。
予備撒きカセット12からコンベヤ13に薬剤が移し替え
られたら、ただちにモータ21が原位置に復帰し、シャッ
タ18がばね機構により自動的に閉じる。
すると、予備撒きカセット12は再び予備撒き可能な状
態となり、また、コンベヤ13は薬剤を収容して新たな使
用ができない状態となるため、制御部材32は、表示器29
を赤色点灯表示させる。
したがって、作業者は、表示器29の赤色点灯表示を見
ることによって、予備撒きカセット12からコンベヤ13へ
の薬剤の移し替えが終了したことがわかる。
この状態から、コンベヤ14が使用中でないことを条件
として、モータ25が作動し、先頭1行分に位置する区画
室23、23、…内の薬剤を落下させるまで、コンベヤ13を
移動させる。
それにより、コンベヤ13の先頭1行分に位置する区画
室23、23、…内の薬剤は、コンベヤ14の区画室27、27、
…に移し替えられる。
すると、包装装置5がこの薬剤の分包動作を実行でき
ることを条件として、包装装置5の作動タイングにした
がってモータ28が作動し、先頭に位置する区画室27内の
薬剤を落下させるまで、コンベヤ14を移動させる。
それにより、コンベヤ14の先頭に位置する区画室27内
の薬剤は、ホッパ6を介して、包装装置5に導入されて
分包されることとなる。
これに続いて、モータ28の作動により、コンベヤ14の
すべての区画室27、27、…内の薬剤が順次落下されて、
1回分ずつ分包される。
さらに、コンベヤ14の区画室27、27、…内の薬剤がす
べて落下され終わったら、モータ25の作動により、コン
ベヤ13を1ピッチ分移動させて、つぎの1行分に位置す
る区画室23、23、…内の薬剤をコンベヤ14に移し替え
る。
以下同様にして、コンベヤ13のすべての区画室23、2
3、…内の薬剤が、1回分ずつ順次分包されることとな
る。
一方、予備撒きカセット12からコンベヤ13への薬剤の
移し替えが終了したとき、作業者は、表示器29が緑色点
滅表示から赤色点灯表示に切り換わることによって、そ
れを知ることができるため、手撒き作業を続行する場
合、作業者は、表示器29のこの切り換えを確認したの
ち、出没スイッチ33を操作する。
すると、制御部材32がモータ16を作動させて、予備撒
きカセット12を筐体から引き出させる。
この間、制御部材32は、表示器29を赤色点灯表示させ
続ける。
したがって、作業者は、表示器29の赤色点灯表示を見
ることによって、予備撒きカセット12が予備撒き可能な
状態にあり、また、コンベヤ13が使用できない状態にあ
ることがわかる。
そこで、作業者は、その引き出し位置において、分包
すべき薬剤を予備撒きカセット12のマス15、15、…に手
撒きする。
薬剤の手撒き作業が終了したら、作業者が出没スイッ
チ33を操作する。
すると、制御部材32がモータ16を作動させて、予備撒
きカセット12を筐体内に格納させる。
ところが、このとき、コンベヤ13は使用状態にあるか
ら、それが終了するまで、モータ21の作動は制御部材32
によって自動的に抑止される。
そのため、前回の手撒き作業により予備撒きカセット
12に手撒きされた薬剤と、そのつぎに予備撒きカセット
12に手撒きされた薬剤とが、コンベヤ13の区画室23、2
3、…において混合してしまう事故の発生は、未然に防
止されることとなる。
そして、この間、すなわち、予備撒きカセット12が引
き出し位置から格納され、コンベヤ13の作動が終了する
までの間、予備撒きカセット12は薬剤が収容されていて
予備撒き作業が行えない状態にあり、また、コンベヤ13
は使用できない状態にあるため、制御部材32は、表示器
29を赤色点滅表示させる。
したがって、作業者は、表示器29の赤色点滅表示を見
ることによって、コンベヤ13が作動中であり、予備撒き
カセット12からコンベヤ13への薬剤の移し替えが、未だ
行われていないことがわかる。
コンベヤ13の作動が終了すると、制御部材32は、表示
器29を緑色点滅表示に切り換え、続いて、手撒き処方が
実行されるべきことを条件として、シャッタ18が開閉さ
れると、制御部材32は、表示器29を赤色点灯表示に切り
換える。
したがって、作業者は、表示器29の赤色点滅表示が、
緑色点滅表示を経て、赤色点灯表示に切り換わるのを見
ることによって、前回のコンベヤ13に収容された薬剤の
分包作業が終わり、予備撒きカセット12からコンベヤ13
への薬剤の移し替えが終了したことがわかる。
そして、この薬剤の分包すべき包数が、予備撒きカセ
ット12に設けられたマス15、15、…の個数より多いとき
は、全包数の手撒きが完了するまで、以上の作業、動作
を繰り返して行うことにより、手撒きすべき薬剤が最後
まで分包されることとなる。
また、錠剤フィーダ4、4、…と、薬剤手撒き装置11
とを同時に使用すれば、任意の錠剤フィーダ4に収容さ
れた錠剤と、予備撒きカセット12に手撒きした適宜の薬
剤とを、1回分ずつまとめて1包中に分包したり、ある
いは、隣り合って順番に分包したりすることができるこ
ととなる。
なお、上記実施例では、多数の錠剤フィーダ4、4、
…を引出体2、2、…に設置したものについて説明した
が、これに限定するものでなく、たとえば、通常の書棚
式の固定棚に錠剤フィーダ4、4、…を設置したり、ま
たは、回転台その他の可動機構に錠剤フィーダ4、4、
…を設置してもよい。
また、上記実施例では、コンベヤ13のすべての無端ベ
ルトが、モータ25の作動により一体となって移動するよ
うに構成したが、これに限定するものでなく、たとえ
ば、各無端ベルトを個別に、しかも順番に移動させるよ
うにしてもよく、そのようにすれば、コンベヤ14を省略
することもできる。
また、上記実施例では、表示器29を、赤と緑の2色を
切り換えて、それぞれ点灯表示または点滅表示するよう
に構成したが、これに限定するものでなく、要するに、
予備撒きカセット12の動作状態、および、コンベヤ13の
動作状態を、作業者にわかりやすく示すことができるも
のであれば、どのようなものでもよい。
また、上記実施例では、表示器30が、赤と緑の2色の
点灯表示または点滅表示を切り換えて、分包動作が実行
中にある処方の照合No.、メモリの待ち入力中にある手
撒き処方の照合No.、および、収容錠剤が不足した錠剤
フィーダ4のフィーダNo.を表示するようにしたが、こ
れに限定するものでなく、少なくとも、メモリの待ち入
力中にある手撒き処方の照合No.を表示し、できれば、
収容錠剤が不足した錠剤フィーダ4のフィーダNo.も表
示するものであればよい。
さらに、上記実施例では、プリンタ31が、手撒き処方
の内容、および、補給すべき錠剤の内容を印字する他、
各種アラームの発生状況、さらには、正常な分包動作に
ついても照合No.を印字するようにしたが、これに限定
するものでなく、また、プリンタ31による印字に代え
て、適宜の表示手段によって表示するようにしてもよ
く、その他この発明は上記実施例の種々の変更、修正が
可能であることはいうまでもない。
[発明の効果] この発明は上記のように構成したので、待ち入力に薬
剤手撒き装置を使用する手撒き処方があるとき、作業者
の都合に応じてその手撒き処方を選択することによっ
て、その手撒き処方が待ち入力の先頭処方にくるのを待
たずに、その手撒き処方の実行に必要な手撒き作業を行
うことができ、しかも、手撒きすべき薬剤の薬品名等が
明示されるから、作業者はその明示された薬品名等を見
て作業するだけで、必要な手撒き作業を容易かつ的確に
行うことができ、その結果、薬剤の手撒き作業にともな
う薬剤分包機の一時停止を極力回避して、作業能率を向
上させることができる等のすぐれた効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す正面図、第2図は第
1図のものの側面図、第3図は薬剤手撒き装置の拡大正
面図、第4図は第3図のものの側面図、第5図は第3図
のものの平面図、第6図は要部の説明図、第7図は要部
の動作の一例を示すフローチャートである。 1……薬剤分包機、2……引出体 3……棚、4……錠剤フィーダ 5……包装装置、6……ホッパ 11……薬剤手撒き装置、12……予備撒きカセット 13……コンベヤ、14……コンベヤ 15……マス、16……モータ 17……スライドレール、18……シャッタ 19……シャッタレバー、20……シャッタ作動部材 21……モータ、22……隔板 23……区画室、24……仕切板 25……モータ、26……隔板 27……区画室、28……モータ 29……表示器、30……表示器 31……プリンタ、32……制御部材 33……出没スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の薬剤フィーダを収容した薬剤収納庫
    と、薬剤の手撒き装置と、入力された複数の処方をその
    実行を待つため記憶する手段とを具えた薬剤分包機にお
    いて、前記記憶手段に記憶されている処方中に手撒き処
    方が存在するか否かを判別する手段と、手撒き処方が存
    在すると判別された場合、前記記憶手段に手撒き処方と
    して記憶された薬剤の薬品名等を明示する手段と、任意
    の前記手撒き処方を選択する手段と、選択された手撒き
    処方に必要な前記手撒き装置に対する薬剤の手撒き作業
    が終了したことを確認する手段と、確認された手撒き処
    方を前記記憶手段の先頭にある処方または他の手撒き処
    方のうち先頭にある処方の前に割り込ませる手段とを設
    けたことを特徴とする薬剤分包機。
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