JP2504838B2 - 半導体集積回路の入出力保護装置 - Google Patents
半導体集積回路の入出力保護装置Info
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- JP2504838B2 JP2504838B2 JP19552289A JP19552289A JP2504838B2 JP 2504838 B2 JP2504838 B2 JP 2504838B2 JP 19552289 A JP19552289 A JP 19552289A JP 19552289 A JP19552289 A JP 19552289A JP 2504838 B2 JP2504838 B2 JP 2504838B2
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- Japan
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- conductivity
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- integrated circuit
- semiconductor integrated
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路の入出力保護装置に関するも
のである。
のである。
従来例を、第1導電型がN型の場合を例として説明す
る。
る。
従来、この種の入出力保護装置は第3図の半導体チッ
プの断面図、第4図の等価回路図に示す様に接地電位に
固定されたP型Si基板10上にN型の埋め込み量11を形成
し、N型埋込み層11とN型拡散層12a,…を介して電源電
圧に固定されたN型ウェル13を持つ。さらに隣接する素
子と分離された電気的に固定されていないP型ウェル6
内に入力端子が接続されるN型拡散抵抗層5が設けら
れ、N型埋め込み層11をコレクタ、P型ウェル6をベー
ス、N型拡散抵抗層5をエミッタとして寄生バイポーラ
トラインジスタ16を作っており、N型拡散抵抗層5を通
った後に保護回路としてnMOSトランジスタ9が構成され
ていた。
プの断面図、第4図の等価回路図に示す様に接地電位に
固定されたP型Si基板10上にN型の埋め込み量11を形成
し、N型埋込み層11とN型拡散層12a,…を介して電源電
圧に固定されたN型ウェル13を持つ。さらに隣接する素
子と分離された電気的に固定されていないP型ウェル6
内に入力端子が接続されるN型拡散抵抗層5が設けら
れ、N型埋め込み層11をコレクタ、P型ウェル6をベー
ス、N型拡散抵抗層5をエミッタとして寄生バイポーラ
トラインジスタ16を作っており、N型拡散抵抗層5を通
った後に保護回路としてnMOSトランジスタ9が構成され
ていた。
上述した従来の半導体集積回路入力保護装置では、入
力端子が接続されるN型拡散抵抗層を形成する為のP型
ウェルは、静電耐圧の強度を得る為に電気的に固定され
ていない。これにより入力端子がエミッタ、N型埋込層
がコレクタ、P型ウェルが開放されたベースという寄生
バイポーラトランジスタが形成されることとなる。
力端子が接続されるN型拡散抵抗層を形成する為のP型
ウェルは、静電耐圧の強度を得る為に電気的に固定され
ていない。これにより入力端子がエミッタ、N型埋込層
がコレクタ、P型ウェルが開放されたベースという寄生
バイポーラトランジスタが形成されることとなる。
入力端子のレベル(以後Vin)が“H"レベルと感知さ
れるレベル(以後VIH)を電源電圧にして放置すると、
寄生バイポーラトランジスタのコレクタ−ベース間の接
合バイアスが小さくなり、P型ウェルに蓄積される電荷
量が非常に大きくなる。その後Vinを“L"レベルにする
とP型ウェルに蓄積された電荷はN型拡散抵抗の抵抗値
と蓄積された電荷量と寄生バイポーラトランジスタのh
feにより決まる時定数によりN型拡散抵抗を介して入力
端子へ向けて放電し“L"レベルに推移する事になる。こ
れにより例えばスピードの低下といった半導体集積回路
の性能を著しく劣化してしまうという欠点があった。
れるレベル(以後VIH)を電源電圧にして放置すると、
寄生バイポーラトランジスタのコレクタ−ベース間の接
合バイアスが小さくなり、P型ウェルに蓄積される電荷
量が非常に大きくなる。その後Vinを“L"レベルにする
とP型ウェルに蓄積された電荷はN型拡散抵抗の抵抗値
と蓄積された電荷量と寄生バイポーラトランジスタのh
feにより決まる時定数によりN型拡散抵抗を介して入力
端子へ向けて放電し“L"レベルに推移する事になる。こ
れにより例えばスピードの低下といった半導体集積回路
の性能を著しく劣化してしまうという欠点があった。
本発明の半導体集積回路の入出力保護装置は、電源電
位端に接続されている第1導電型ウェルと第1導電型埋
込層で囲まれ、第2導電型基板から電気的に分離された
領域内の第2導電型ウェル内に形成された外部端子に接
続される第1導電型拡散抵抗を持つ半導体集積回路の入
出力保護装置に於いて、前記第1導電型拡散層抵抗にゲ
ート端子を、第2導電型ウェル内の第2の導電型拡散層
にドレイン端子を、接地電位にソース端子をそれぞれ接
続したMOSトランジスタを有している。
位端に接続されている第1導電型ウェルと第1導電型埋
込層で囲まれ、第2導電型基板から電気的に分離された
領域内の第2導電型ウェル内に形成された外部端子に接
続される第1導電型拡散抵抗を持つ半導体集積回路の入
出力保護装置に於いて、前記第1導電型拡散層抵抗にゲ
ート端子を、第2導電型ウェル内の第2の導電型拡散層
にドレイン端子を、接地電位にソース端子をそれぞれ接
続したMOSトランジスタを有している。
次に本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を示す半導体チップの断面
図、第2図は等価回路図である。
図、第2図は等価回路図である。
従来例と相違する点は、nMOSトランジスタ1をP型拡
散層2aを介して接地レベルに固定されたP型ウェル14a
内に形成し、このnMOSトランジスタの一方のN型拡散層
3aは接地レベルに、もう一方のN型拡散層4はN型拡散
抵抗層5が形成されているP型ウェル6内のP型拡散層
7に接続され、ゲート8は入力保護用トランジスタ9の
ドレイン及び内部回路へ接続されている点である。
散層2aを介して接地レベルに固定されたP型ウェル14a
内に形成し、このnMOSトランジスタの一方のN型拡散層
3aは接地レベルに、もう一方のN型拡散層4はN型拡散
抵抗層5が形成されているP型ウェル6内のP型拡散層
7に接続され、ゲート8は入力保護用トランジスタ9の
ドレイン及び内部回路へ接続されている点である。
次に、本実施例の動作について説明する。
例えば入力レベルVinをVccレベルに保持した状態を考
える。この場合、入力レベルはN型拡散抵抗層5を通し
てnMOSトランジスタ1のゲート8を電源電圧レベルに固
定するのでnMOSトランジスタ1はONしておりN型拡散抵
抗層5が設けられているP型ウェル6の電荷を接地へ逃
がす働きをする。この為P型ウェル6に電荷が蓄積され
ることはない。従ってVinを瞬時に“L"レベルへ変化さ
せた時でも時定数による遅れは全くない。
える。この場合、入力レベルはN型拡散抵抗層5を通し
てnMOSトランジスタ1のゲート8を電源電圧レベルに固
定するのでnMOSトランジスタ1はONしておりN型拡散抵
抗層5が設けられているP型ウェル6の電荷を接地へ逃
がす働きをする。この為P型ウェル6に電荷が蓄積され
ることはない。従ってVinを瞬時に“L"レベルへ変化さ
せた時でも時定数による遅れは全くない。
以上の説明において、導電型を逆にし、電源の極性を
変えたものにも本発明を適用しうることは明らかであ
る。
変えたものにも本発明を適用しうることは明らかであ
る。
以上説明したように本発明は、入力端子が接続されて
いる第1導電型拡散抵抗層が設けられている第2導電型
ウェルと接地端子との間に、ゲートを第1導電型拡散抵
抗層の内部回路側端に接続した第1導電型MOSトランジ
スタを挿入することにより、入力端子の電位が電源電圧
レベルで固定された場合においても第2導電型ウェルに
電荷が蓄積されることがなく、十分時間がたった後に入
力端子の電位を“L"レベルに切り換えても半導体集積回
路の本来の性能を失うことなく動作させる事が可能とな
るという効果がある。
いる第1導電型拡散抵抗層が設けられている第2導電型
ウェルと接地端子との間に、ゲートを第1導電型拡散抵
抗層の内部回路側端に接続した第1導電型MOSトランジ
スタを挿入することにより、入力端子の電位が電源電圧
レベルで固定された場合においても第2導電型ウェルに
電荷が蓄積されることがなく、十分時間がたった後に入
力端子の電位を“L"レベルに切り換えても半導体集積回
路の本来の性能を失うことなく動作させる事が可能とな
るという効果がある。
第1図は本発明の半導体入出力保護装置の一実施例を示
す半導体チップの断面図、第2図はこの実施例の等価回
路図、第3図は従来例の半導体集積回路の入出力保護装
置を示す半導体チップの断面図、第4図は従来例の等価
回路図である。 1……nMOSトランジスタ、2a〜2e……N型拡散層、3,4
……N型拡散層、5……N型拡散抵抗層、6……P型ウ
ェル、7……P型拡散層、8……nMOSトランジスタゲー
ト、9……入力保護用トランジスタ、10……P型Si基
板、11……N型埋込み層、12a〜12d……N型拡散層、13
……N型ウェル、14a,14b……P型ウェル、15……外部
端子、16……寄生バイポーラトランジスタ、17……N型
エピタキシャル層。
す半導体チップの断面図、第2図はこの実施例の等価回
路図、第3図は従来例の半導体集積回路の入出力保護装
置を示す半導体チップの断面図、第4図は従来例の等価
回路図である。 1……nMOSトランジスタ、2a〜2e……N型拡散層、3,4
……N型拡散層、5……N型拡散抵抗層、6……P型ウ
ェル、7……P型拡散層、8……nMOSトランジスタゲー
ト、9……入力保護用トランジスタ、10……P型Si基
板、11……N型埋込み層、12a〜12d……N型拡散層、13
……N型ウェル、14a,14b……P型ウェル、15……外部
端子、16……寄生バイポーラトランジスタ、17……N型
エピタキシャル層。
Claims (1)
- 【請求項1】電源電位端に接続されている第1導電型拡
散層が形成されている第1導電型ウェルと第1導電型埋
込層で囲まれ、第2導電型基板から電気的に分離された
領域内の第2の導電型ウェル内に形成された外部端子に
接続される第1導電型拡散抵抗を持つ半導体集積回路の
入出力保護装置において、前記外部端子に接続される第
1導電型拡散層抵抗にゲート端子を、前記第2導電型ウ
ェル内に形成された第2の導電型拡散層にドレイン端子
を、接地電位にソース端子をそれぞれ接続したMOSトラ
ンジスタを挿入したことを特徴とする半導体集積回路の
入出力保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19552289A JP2504838B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 半導体集積回路の入出力保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19552289A JP2504838B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 半導体集積回路の入出力保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0360066A JPH0360066A (ja) | 1991-03-15 |
JP2504838B2 true JP2504838B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=16342494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19552289A Expired - Lifetime JP2504838B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 半導体集積回路の入出力保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504838B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05121670A (ja) * | 1991-10-25 | 1993-05-18 | Nec Corp | 半導体入力保護装置 |
US5545909A (en) * | 1994-10-19 | 1996-08-13 | Siliconix Incorporated | Electrostatic discharge protection device for integrated circuit |
CN1244152C (zh) | 2001-11-16 | 2006-03-01 | 松下电器产业株式会社 | 半导体装置 |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP19552289A patent/JP2504838B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0360066A (ja) | 1991-03-15 |
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