JP2024099367A - リボンカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】テープ導入口が設けられたことによるカートリッジケースの剛性低下を、抑制することができるリボンカートリッジを提供する。
【解決手段】カートリッジケース103には、カートリッジ側テープ導入口115と、カートリッジ側テープ排出口と、が設けられ、第1ケース部129と第2ケース部131とは、第2ケース部131に設けられた第2B係合ピン235と、第1ケース部129に設けられ、第2B係合ピン235と係合した第1B係合穴191と、を有する複数のケース係合部195により組み合わされ、カートリッジ側テープ導入口115は、複数のケース係合部195のうちの一のケース係合部195との間隔Dが、カートリッジ側テープ導入口115の短手方向における寸法Wよりも小さい位置に設けられている。
【選択図】図5
【解決手段】カートリッジケース103には、カートリッジ側テープ導入口115と、カートリッジ側テープ排出口と、が設けられ、第1ケース部129と第2ケース部131とは、第2ケース部131に設けられた第2B係合ピン235と、第1ケース部129に設けられ、第2B係合ピン235と係合した第1B係合穴191と、を有する複数のケース係合部195により組み合わされ、カートリッジ側テープ導入口115は、複数のケース係合部195のうちの一のケース係合部195との間隔Dが、カートリッジ側テープ導入口115の短手方向における寸法Wよりも小さい位置に設けられている。
【選択図】図5
Description
本発明は、テープ印刷装置に装着可能なリボンカートリッジに関するものである。
従来、特許文献1が開示するように、インクリボンと、インクリボンを収容したカートリッジケースとを備え、テープ印刷装置に着脱可能なリボンカートリッジが知られている。カートリッジケースには、印刷媒体となるテープを、カートリッジケース外からカートリッジケース内に導入するテープ導入口が設けられている。
テープ導入口が設けられたカートリッジケースでは、カートリッジケースの剛性が低下するため、カートリッジケースが撓んだり、カートリッジケースの一部が変形したりすることがある。
本発明のリボンカートリッジは、インクリボンと、インクリボンを収容したカートリッジケースと、を備え、テープ印刷装置に装着可能なリボンカートリッジであって、カートリッジケースは、第1ケース部と、第1ケース部に対して第1方向に設けられた第2ケース部と、を有し、カートリッジケースには、第1方向と平行な方向に長い形状に形成され、カートリッジケース外からカートリッジケース内にテープを導入するテープ導入口と、カートリッジケース内に導入されたテープをカートリッジ外へ排出するテープ排出口と、が設けられ、第1ケース部と第2ケース部とは、第1ケース部および第2ケース部の一方に設けられた係合凸部と、第1ケース部および第2ケース部の他方に設けられ、係合凸部と係合した係合凹部と、を有する複数のケース係合部により組み合わされ、テープ導入口は、複数のケース係合部のうちの一のケース係合部との間隔が、テープ導入口の短手方向におけるテープ導入口の寸法よりも小さい位置に設けられている。
以下、添付の図面を参照して、リボンカートリッジの一実施形態について説明する。なお、図1ないし図15は、リボンカートリッジの第1実施形態に関する図であり、図16および図17は、リボンカートリッジの第2実施形態に関する図である。以下では、各図に示したXYZ直交座標系による方向を用いて説明するが、これらの方向は説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。また、各構成要素の個数は、例示にすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
[第1実施形態]
図1および図2に基づいて、リボンカートリッジの第1実施形態であるリボンカートリッジ101Aについて説明する。リボンカートリッジ101Aは、カートリッジケース103と、リボンロール105と、巻取りコア107と、プラテンローラー109と、テープ押え部111と、回路基板113とを備えている。
図1および図2に基づいて、リボンカートリッジの第1実施形態であるリボンカートリッジ101Aについて説明する。リボンカートリッジ101Aは、カートリッジケース103と、リボンロール105と、巻取りコア107と、プラテンローラー109と、テープ押え部111と、回路基板113とを備えている。
カートリッジケース103は、リボンロール105、巻取りコア107、プラテンローラー109およびテープ押え部111を収容する。また、カートリッジケース103には、回路基板113が取り付けられている。なお、図2では、カートリッジケース103内の構造を示すために、カートリッジケース103の一部、すなわち後述する第2ケース部131、を図示省略して示す。
カートリッジケース103には、カートリッジ側テープ導入口115と、カートリッジ側テープ排出口117と、テープ経路119と、ヘッド挿通孔121とが設けられている。
カートリッジ側テープ導入口115は、カートリッジケース103の+X方向の面に設けられ、Z方向に長い略長方形状に形成されている。カートリッジ側テープ導入口115は、印刷媒体となるテープT(図4参照)を、カートリッジケース103外からカートリッジケース103内に導入する。すなわち、テープTは、テープTの幅方向がZ方向となる姿勢で、カートリッジケース103外からカートリッジ側テープ導入口115を通ってカートリッジケース103内に導入される。
カートリッジ側テープ排出口117は、カートリッジケース103の-X方向の面に設けられ、Z方向に長い略長方形状に形成されている。カートリッジ側テープ排出口117は、カートリッジケース103内に導入されたテープTを、カートリッジケース103外へ排出する。すなわち、テープTは、テープTの幅方向がZ方向となる姿勢で、カートリッジケース103内からカートリッジ側テープ排出口117を通ってカートリッジケース103外に排出される。
テープ経路119は、カートリッジ側テープ導入口115からカートリッジ側テープ排出口117に至る経路である。カートリッジ側テープ導入口115からカートリッジケース103内に導入されたテープTは、テープ経路119を通って、カートリッジ側テープ排出口117からカートリッジケース103外へ排出される。
ヘッド挿通孔121は、カートリッジケース103をZ方向に貫通するように設けられている。ヘッド挿通孔121には、テープ印刷装置1に設けられたサーマルヘッド17およびヘッドカバー19(図4参照)が挿入される。
リボンロール105は、インクリボン123と、インクリボン123が巻回された繰出しコア125とを備えている。繰出しコア125から繰り出されたインクリボン123は、巻取りコア107に巻き取られる。
プラテンローラー109は、テープ印刷装置1に設けられたサーマルヘッド17との間で、テープTおよびインクリボン123を挟持し、挟持したテープTを送る。
回路基板113は、カートリッジケース103の+X方向の面に設けられている。回路基板113には、インクリボン123の残量などの各種情報が書換え可能に記憶されている。
[テープ印刷装置]
図3および図4に基づいて、リボンカートリッジ101Aが装着されるテープ印刷装置1について説明する。テープ印刷装置1は、装置ケース3と、装着部カバー5とを備えている。装置ケース3は、略直方体状に形成されている。
図3および図4に基づいて、リボンカートリッジ101Aが装着されるテープ印刷装置1について説明する。テープ印刷装置1は、装置ケース3と、装着部カバー5とを備えている。装置ケース3は、略直方体状に形成されている。
装置ケース3には、装置側テープ導入口7と、装置側テープ排出口9と、テープ導入路11と、テープ排出路13と、カートリッジ装着部15とが設けられている。
装置側テープ導入口7は、装置ケース3の+X方向の面に設けられ、Z方向に長い略長方形状に形成されている。装置側テープ導入口7は、装置ケース3外にセットされたテープロール(図示省略)から繰り出されたテープTを、装置ケース3内に導入する。すなわち、テープTは、テープTの幅方向がZ方向となる姿勢で、装置側テープ導入口7を通って装置ケース3内に導入される。
装置側テープ排出口9は、装置ケース3の-X方向の面に設けられ、Z方向に長い略長方形状に形成されている。装置側テープ排出口9は、装置ケース3内に導入されたテープTを、装置ケース3外へ排出する。すなわち、テープTは、テープTの幅方向がZ方向となる姿勢で、装置側テープ排出口9を通って装置ケース3外へ排出される。
テープ導入路11は、装置側テープ導入口7からカートリッジ装着部15に至る経路である。装置側テープ導入口7から装置ケース3内に導入されたテープTは、テープ導入路11を通って、カートリッジ装着部15に装着されたリボンカートリッジ101Aへ送られる。
テープ排出路13は、カートリッジ装着部15から装置側テープ排出口9に至る経路である。カートリッジ装着部15に装着されたリボンカートリッジ101Aから排出されたテープTは、テープ排出路13を通って、装置側テープ排出口9から装置ケース3外へ排出される。
カートリッジ装着部15は、+Z方向が開放された凹部である。カートリッジ装着部15には、リボンカートリッジ101Aが着脱可能に装着される。
装置側テープ導入口7、装置側テープ排出口9、テープ導入路11およびテープ排出路13は、カートリッジ装着部15と同様に、+Z方向が開放されている。このため、ユーザーは、予めテープTが導入されたリボンカートリッジ101Aをカートリッジ装着部15に装着するときに、リボンカートリッジ101Aからはみ出したテープTを、装置側テープ導入口7、装置側テープ排出口9、テープ導入路11およびテープ排出路13に対して、+Z方向から差し込むことができる。
装着部カバー5は、装置ケース3の+Y方向の端部に回動可能に取り付けられている。装着部カバー5は、装置側テープ導入口7、装置側テープ排出口9、テープ導入路11、テープ排出路13およびカートリッジ装着部15の+Z方向を開閉する。なお、図4では、装着部カバー5を図示省略して示す。
カートリッジ装着部15には、サーマルヘッド17と、ヘッドカバー19とが設けられている。サーマルヘッド17は、発熱素子(図示省略)を備え、テープTに印刷を行う。ヘッドカバー19は、サーマルヘッド17を部分的に覆っている。リボンカートリッジ101Aがカートリッジ装着部15に装着されると、ヘッド挿通孔121にサーマルヘッド17およびヘッドカバー19が挿入される。
カートリッジ装着部15の底面からは、プラテン軸21と、繰出し軸23と、巻取り軸25とが、+Z方向に突出している。カートリッジ装着部15にリボンカートリッジ101Aが装着されると、プラテン軸21、繰出し軸23および巻取り軸25が、それぞれ、プラテンローラー109、繰出しコア125および巻取りコア107に挿入される。これにより、図示省略した送りモーターの回転が、プラテンローラー109、繰出しコア125および巻取りコア107に伝達可能となる。
また、カートリッジ装着部15の底面からは、進入突起27が+Z方向に突出している。リボンカートリッジ101Aがカートリッジ装着部15に装着されると、カートリッジケース103に設けられた突起進入穴127(図2参照)からカートリッジケース103内に進入突起27が進入する。
リボンカートリッジ101Aがカートリッジ装着部15に装着された後、装着部カバー5が閉められると、図示省略したヘッド移動機構により、サーマルヘッド17がプラテンローラー109に向かって移動する。これにより、サーマルヘッド17とプラテンローラー109との間に、テープTおよびインクリボン123が挟持される。この状態でプラテンローラー109および巻取り軸25が回転すると、テープTおよびインクリボン123が送られる。このとき、パソコンなどの外部装置から受信した印刷データに基づいてサーマルヘッド17が発熱することで、インクリボン123のインクがテープTに転写され、印刷画像がテープTに印刷される。
カートリッジ装着部15と装置側テープ排出口9との間には、カッター29が設けられている。カッター29は、図示省略したカッターモーターを駆動源としてテープTを切断する。これにより、テープTの印刷済み部分が切り離される。
カートリッジ装着部15の内側面には、基板接続部31が設けられている。リボンカートリッジ101Aがカートリッジ装着部15に装着されると、基板接続部31がカートリッジケース103に取り付けられた回路基板113と接触する。これにより、基板接続部31を介して、回路基板113と、テープ印刷装置1が備える制御部(図示省略)とが電気的に接続される。制御部は、基板接続部31を介して、回路基板113に記憶された各種情報を読み出し、また、回路基板113に各種情報を書き込む。
[カートリッジケース]
図1および図2に基づいて、カートリッジケース103について説明する。カートリッジケース103は、第1ケース部129と、第1ケース部129とは別部材で構成された第2ケース部131とを備えている。第2ケース部131は、第1ケース部129に対して、+Z方向に位置している。リボンカートリッジ101Aは、カートリッジ装着部15に対して、第1ケース部129がカートリッジ装着部15の底面と対向するようにして、装着される。
図1および図2に基づいて、カートリッジケース103について説明する。カートリッジケース103は、第1ケース部129と、第1ケース部129とは別部材で構成された第2ケース部131とを備えている。第2ケース部131は、第1ケース部129に対して、+Z方向に位置している。リボンカートリッジ101Aは、カートリッジ装着部15に対して、第1ケース部129がカートリッジ装着部15の底面と対向するようにして、装着される。
第2ケース部131は、第2Aケース部133と、第2Bケース部135と、第2Cケース部137とを備えている。第2Aケース部133、第2Bケース部135および第2Cケース部137は、互いに別部材で構成されている。すなわち、第2ケース部131は、第2Aケース部133、第2Bケース部135および第2Cケース部137の3部材で構成されている。なお、第1ケース部129は、非透光性の樹脂で構成され、第2ケース部131を構成する第2Aケース部133、第2Bケース部135および第2Cケース部137は、いずれも透光性の樹脂で構成されているが、各ケース部の素材は、これに限定されるものではない。
第1ケース部129および第2Aケース部133は、テープ押え収容部139の外殻を構成している。テープ押え収容部139には、テープ押え部111が収容されている。第1ケース部129および第2Bケース部135は、インクリボン収容部141の外殻を構成している。インクリボン収容部141には、リボンロール105および巻取りコア107が収容されている。第1ケース部129および第2Cケース部137は、プラテンローラー収容部143の外殻を構成している。プラテンローラー収容部143には、プラテンローラー109が収容されている。
[第1ケース部]
図2に基づいて、第1ケース部129について説明する。第1ケース部129は、XY平面と平行な板状に形成された第1ベース壁部145と、第1ベース壁部145の周縁部から+Z方向に突出した第1側壁部147とを備えている。
図2に基づいて、第1ケース部129について説明する。第1ケース部129は、XY平面と平行な板状に形成された第1ベース壁部145と、第1ベース壁部145の周縁部から+Z方向に突出した第1側壁部147とを備えている。
第1側壁部147は、第1導入側側壁部149と、第1排出側側壁部151と、第1押え側側壁部153と、第1リボン側側壁部155とを備えている。第1導入側側壁部149は、第1側壁部147のうち+X方向に位置する壁部である。第1排出側側壁部151は、第1側壁部147のうち-X方向に位置する壁部である。第1押え側側壁部153は、第1側壁部147のうち+Y方向に位置する壁部である。第1リボン側側壁部155は、第1側壁部147のうち-Y方向に位置する壁部である。
第1側壁部147には、第1導入口部157と、側壁凸部161と、基板取付部163とが設けられている。
第1導入口部157は、第1導入側側壁部149に設けられ、Z方向に延在するスリット状に形成されている。第1導入口部157は、カートリッジ側テープ導入口115の一部を構成している。
側壁凸部161は、第1導入口部157の-Y方向の縁部に設けられ、第1導入側側壁部149の+Z方向の端面から+Z方向に突出した略角柱状に形成されている。基板取付部163は、第1導入側側壁部149の+Y方向の端部に設けられている。基板取付部163には、回路基板113が取り付けられている。
第1ベース壁部145には、第1ベース壁部145の-X方向且つ-Y方向の隅部に位置して、第1ヘッド開口165が設けられている。第1ヘッド開口165は、略長方形状に形成されており、ヘッド挿通孔121の-Z方向の端部を構成している。
第1ベース壁部145からは、円筒部167と、テープ押え支軸169と、保持部171と、第1凸部173と、リボンガイド175と、第1テープガイド177と、第2テープガイド179と、支持凸部181とが、+Z方向に突出している。
円筒部167、テープ押え支軸169、保持部171および第1凸部173は、テープ押え収容部139に設けられている。円筒部167は、+Z方向から見て、テープ押え収容部139の略中心部に設けられている。円筒部167には、上記した突起進入穴127が設けられている。リボンカートリッジ101Aがカートリッジ装着部15に装着されたときに、カートリッジ装着部15に設けられた進入突起27は、突起進入穴127からテープ押え収容部139に進入する。テープ押え支軸169は、円筒部167に対して、+X方向且つ+Y方向に設けられている。テープ押え支軸169は、テープ押え部111を回動可能に支持する。保持部171は、第1ベース壁部145の+Y方向の端部に設けられている。保持部171は、テープ押え部111を、第1テープガイド177から離れた位置に保持する。第1凸部173は、+Z方向から見て、テープ押え支軸169を中心とした略円弧状に形成されている(図11および図12参照)。
リボンガイド175は、第1ヘッド開口165の周縁部に設けられている。リボンガイド175は、略角筒状に形成されており、ヘッド挿通孔121の周壁を構成している。リボンガイド175は、リボンロール105から繰り出されたインクリボン123がヘッド挿通孔121を周回するように、インクリボン123の送りをガイドする。
第1テープガイド177および第2テープガイド179は、テープ押え収容部139とインクリボン収容部141との間に設けられている。第1テープガイド177は、第1導入口部157と第1ヘッド開口165との間で、-X方向と-Y方向との間の斜め方向に延在している。
第2テープガイド179は、第1テープガイド177に対して+Y方向に設けられている。第2テープガイド179は、ガイドベース部183と、3つのガイド凸部185とを備えている(図11および図12参照)。ガイドベース部183は、第1導入口部157から経路中間部187までの間で、第1テープガイド177と略平行に設けられている。経路中間部187とは、第1導入口部157と第1ヘッド開口165との中間地点を意味する。3つのガイド凸部185は、ガイドベース部183から第1テープガイド177に向けて突出している。
カートリッジ側テープ導入口115から導入されたテープTは、第1テープガイド177と第2テープガイド179との間を通って、より具体的には、第1テープガイド177と3つのガイド凸部185との間を通って、プラテンローラー109へ送られる。第1テープガイド177および第2テープガイド179は、テープ経路119の側壁を構成している。すなわち、第1テープガイド177および第2テープガイド179は、テープTの幅方向がZ方向となる姿勢でカートリッジ側テープ導入口115から導入されたテープTを、テープTの厚さ方向にガイドする。
各ガイド凸部185の+Z方向の面は、先端部すなわち第1テープガイド177側の端部が、基端部すなわちガイドベース部183側の端部に対して、-Z方向に位置するように、傾斜面に形成されている。このため、テープ経路119の+Z方向が開放された状態で、ユーザーがテープTを+Z方向からテープ経路119に差し込むときに、テープTの-Z方向の端部がガイド凸部185の+Z方向の面に当たったとしても、テープTが第1テープガイド177と3つのガイド凸部185との間にガイドされる。これにより、ユーザーがテープTを+Z方向からテープ経路119に差し込むときに、テープTがガイド凸部185に引っ掛かることを抑制することができる。
上述したように、第2テープガイド179のガイドベース部183は、第1導入口部157から経路中間部187までの間に設けられている。このため、第1テープガイド177のうち、経路中間部187に対して第1導入口部157側の部分は、第2テープガイド179と対向しているが、経路中間部187に対して第1ヘッド開口165側の部分は、第2テープガイド179ではなく、テープ押え部111と対向している。すなわち、第1テープガイド177は、テープ押え部111の受けとしても機能する。
支持凸部181は、プラテンローラー109の近傍に設けられている。支持凸部181は、第2Cケース部137と係合しており、第2Cケース部137を支持している。
第1ケース部129には、3つの係合受け部189と、5つの第1B係合穴191と、4つの第1C係合穴193とが設けられている。
3つの係合受け部189は、第2Aケース部133が第1ケース部129に組み合わされる位置に対応して、第1導入側側壁部149、第1排出側側壁部151および第1押え側側壁部153に1つずつ設けられている。3つの係合受け部189は、図6に示す、第2Aケース部133に設けられた3つの第2A係合凸部219と係合している。これにより、第2Aケース部133が第1ケース部129に対して着脱可能に組み合わされている。
5つの第1B係合穴191は、第2Bケース部135が第1ケース部129に組み合わされる位置に対応して、設けられている。5つの第1B係合穴191のうち、4つの第1B係合穴191は、第1側壁部147に設けられ、1つの第1B係合穴191は、リボンガイド175に設けられている。なお、第1側壁部147に設けられた4つの第1B係合穴191のうち、1つの第1B係合穴191は、側壁凸部161の+Z方向の端面に設けられている。5つの第1B係合穴191は、Z方向に延在している。5つの第1B係合穴191には、図9に示す、第2Bケース部135に設けられた5つの第2B係合ピン235が、+Z方向から圧入されている。これにより、第2Bケース部135が第1ケース部129と組み合わされている。なお、第2B係合ピン235と、第2B係合ピン235が圧入した第1B係合穴191とを、ケース係合部195という。第1ケース部129と第2Bケース部135とは、5つのケース係合部195により組み合わされている。
図5に示すように、5つのケース係合部195のうち、側壁凸部161に設けられた第1B係合穴191とこれに圧入した第2B係合ピン235とから成るケース係合部195は、カートリッジ側テープ導入口115との間隔Dが、カートリッジ側テープ導入口115の短手方向すなわちY方向におけるカートリッジ側テープ導入口115の寸法Wよりも小さい位置に、設けられている。したがって、本実施形態とは異なり、カートリッジ側テープ導入口115に最も近いケース係合部195でも、カートリッジ側テープ導入口115との間隔Dがカートリッジ側テープ導入口115の寸法Wよりも大きい位置に設けられた構成に比べ、カートリッジ側テープ導入口115が設けられたことによるカートリッジケース103の剛性低下を、抑制することができる。ここで、ケース係合部195とカートリッジ側テープ導入口115との間隔Dとは、Y方向におけるケース係合部195の中心と、カートリッジ側テープ導入口115の-Y方向の端部すなわち後述する第2B導入縁部237との寸法を意味する。
なお、本実施形態では、カートリッジ側テープ導入口115との間隔Dがカートリッジ側テープ導入口115の寸法Wよりも小さい位置に設けられたケース係合部195は、側壁凸部161に設けられた第1B係合穴191とこれに圧入した第2B係合ピン235とから成るケース係合部195であるが、これに限定されるものではない。例えば、カートリッジ側テープ導入口115との間隔Dがカートリッジ側テープ導入口115の寸法Wよりも小さい位置に設けられたケース係合部195は、側壁凸部161以外の第1側壁部147に設けられた第1B係合穴191とこれに圧入した第2B係合ピン235とから成るケース係合部195であってもよい。
4つの第1C係合穴193は、第2Cケース部137が第1ケース部129に組み合わされる位置に対応して、設けられている。4つの第1C係合穴193のうち、3つの第1C係合穴193は、第1側壁部147に設けられ、1つの第1C係合穴193は、支持凸部181に設けられている。4つの第1C係合穴193は、Z方向に延在している。4つの第1C係合穴193には、図10に示す、第2Cケース部137に設けられた4つの第2C係合ピン245が、+Z方向から圧入されている。これにより、第2Cケース部137が第1ケース部129と組み合わされている。
[第2Aケース部]
図6および図7に基づいて、第2Aケース部133について説明する。第2Aケース部133は、XY平面と平行な板状に形成された第2Aベース壁部197と、第2Aベース壁部197の周縁部から-Z方向に突出した第2A側壁部199とを備えている。
図6および図7に基づいて、第2Aケース部133について説明する。第2Aケース部133は、XY平面と平行な板状に形成された第2Aベース壁部197と、第2Aベース壁部197の周縁部から-Z方向に突出した第2A側壁部199とを備えている。
第2Aベース壁部197は、第2Aケース部133が第1ケース部129に装着されたとき、テープ押え収容部139および第1経路201の+Z方向を覆う。ここで、第1経路201とは、テープ経路119のうち、カートリッジ側テープ導入口115からテープ経路119の途中に至る区間を意味する。本実施形態では、第1経路201は、テープ経路119のうち、カートリッジ側テープ導入口115から、第2Bケース部135と第2Cケース部137との間に設けられたケース開口203の手前、すなわちケース開口203のうちカートリッジ側テープ導入口115側の端部、までの区間に相当する(図11および図12参照)。第1経路201は、テープ経路119の半分以上の長さ、より具体的には略3分の2の長さである。
第2Aベース壁部197の-Y方向の縁部には、オーバーラップ部205が設けられている。オーバーラップ部205は、第2Aベース壁部197に対して、+Z方向に設けられている。オーバーラップ部205は、第2Aケース部133が第1ケース部129に装着されたとき、第2Bケース部135の外側すなわち+Z方向に重なる(図5および図8参照)。第2Aベース壁部197にオーバーラップ部205が設けられていることで、第2Aベース壁部197に対して外側から力が加わった場合にも、オーバーラップ部205が第2Bケース部135により内側すなわち-Z方向から支持されるため、第2Aベース壁部197が内側に撓むことを抑制することができる。
第2Aベース壁部197からは、解除部207と、第2凸部209とが、-Z方向に突出している。解除部207は、略角柱状に形成され、第2Aケース部133が第1ケース部129に装着されたとき、その先端部においてテープ押え部111と係合する。第2凸部209は、+Z方向から見て、テープ押え支軸169を中心とした略円弧状に形成されている。
第2A側壁部199は、第2A導入側側壁部211と、第2A排出側側壁部213と、第2A押え側側壁部215とを備えている。第2A導入側側壁部211は、第2A側壁部199のうち+X方向に位置する壁部である。第2A排出側側壁部213は、第2A側壁部199のうち-X方向に位置する壁部である。第2A押え側側壁部215は、第2A側壁部199のうち+Y方向に位置する壁部である。
第2A導入側側壁部211の-Y方向の端部である第2A導入縁部217は、カートリッジ側テープ導入口115の+Y方向の縁部を構成している。すなわち、カートリッジ側テープ導入口115は、第2Aケース部133の第2A導入縁部217と、第2Bケース部135の第2B導入縁部237との間に設けられている(図5参照)。このように、第2Aケース部133と第2Bケース部135との隙間を利用して、カートリッジ側テープ導入口115を構成することができる。
第2A側壁部199には、3つの第2A係合凸部219と、2つの指掛け部221とが設けられている。
3つの第2A係合凸部219は、第2A導入側側壁部211、第2A排出側側壁部213および第2A押え側側壁部215に1つずつ設けられており、-Z方向に突出している。各第2A係合凸部219は、先端部がフック状に形成されており、第1ケース部129に設けられた係合受け部189と係合する。3つの第2A係合凸部219が3つの係合受け部189と係合することで、第2Aケース部133が第1ケース部129に対して着脱可能に組み合わされる。
第2Aケース部133は、テープ押え収容部139および第1経路201の+Z方向を開閉可能である。すなわち、第2Aケース部133は、第1ケース部129から取り外されることで、テープ押え収容部139および第1経路201の+Z方向を開放し、第1ケース部129に装着されることで、テープ押え収容部139および第1経路201の+Z方向を閉じる。
テープ押え収容部139の+Z方向が開放されることで、ユーザーは、+Z方向からテープ押え部111を操作することができる。また、第1経路201の+Z方向が開放されることで、ユーザーは、第1経路201に、すなわちテープ押え部111と第1テープガイド177との間に、+Z方向からテープTを差し込むことができる。
一方、第2Aケース部133によりテープ押え収容部139および第1経路201の+Z方向が閉じられることで、テープ押え収容部139および第1経路201に異物が侵入することを抑制することができる。また、第2Aケース部133により第1経路201の+Z方向が閉じられることで、テープ押え部111に不具合が生じた場合にも、リボンカートリッジ101Aがカートリッジ装着部15に装着される際に、テープ経路119に差し込まれたテープTがZ方向すなわちテープTの幅方向に動いてしまうことを抑制することができる。したがって、ユーザーは、テープ経路119にテープTが差し込まれたリボンカートリッジ101Aを、カートリッジ装着部15に容易に装着することができる。
特に、本実施形態では、テープ経路119において半分以上の長さを占める第1経路201の+Z方向が、第2Aケース部133により閉じられるため、テープ経路119に差し込まれたテープTがテープTの幅方向に動いてしまうことを、より効果的に抑制することができる。なお、第2Aケース部133が第1経路201の+Z方向を閉じたときに、第2Aケース部133と第2Bケース部135との間には隙間がほとんどないことが好ましい。すなわち、第1経路201は、第2Aケース部133により、第1経路201の幅方向すなわち第1経路201に差し込まれたテープTの厚さ方向において、第1経路201の一部のみでなく、第1経路201の全体が閉じられることが好ましい。
また、本実施形態では、カートリッジ側テープ導入口115を含む第1経路201の+Z方向だけでなく、カートリッジ側テープ排出口117の+Z方向についても、第2Bケース部135に設けられた排出口覆い部234(図8参照)により一部が閉じられている。この構成によっても、テープ経路119に差し込まれたテープTがテープTの幅方向に動いてしまうことを、より効果的に抑制することができる。
2つの指掛け部221のうち、一方の指掛け部221は、第2A導入側側壁部211の-Y方向の端部から+X方向に突出し、他方の指掛け部221は、第2A排出側側壁部213の-Y方向の端部から-X方向に突出している。2つの指掛け部221は、ユーザーが、第2Aケース部133を第1ケース部129から取り外すときに、指を掛ける部位となる。指掛け部221は、第2A側壁部199から突出する構成に限らず、凹部にしてもよいし、第2A側壁部199の一部表面を粗くして、指が滑り難くする構成でもよい。
[第2Bケース部]
図9に基づいて、第2Bケース部135について説明する。第2Bケース部135は、XY平面と平行な板状に形成された第2Bベース壁部223と、第2Bベース壁部223の周縁部から-Z方向に突出した第2B側壁部225とを備えている。
図9に基づいて、第2Bケース部135について説明する。第2Bケース部135は、XY平面と平行な板状に形成された第2Bベース壁部223と、第2Bベース壁部223の周縁部から-Z方向に突出した第2B側壁部225とを備えている。
第2Bベース壁部223は、第2Aケース部133が第1ケース部129に装着されているとき、第2Aベース壁部197に対して略面一に設けられ、第2Bベース壁部223の+Z方向には、オーバーラップ部205が重なっている。第2Bベース壁部223には、第2Bベース壁部223の-X方向且つ-Y方向の隅部に位置して、第2ヘッド開口227が設けられている。第2ヘッド開口227は、略長方形状に形成されており、ヘッド挿通孔121の+Z方向の端部を構成している。
第2Bベース壁部223と、第2Cケース部137の第2Cベース壁部241と、の間には、図12に示すように、ケース開口203が設けられている。ケース開口203は、テープ経路119に対して、+Z方向に位置している。ケース開口203は、テープ経路119に対してテープTが-Z方向に差し込まれるときに、テープTが通過する箇所である。このように、第2Bケース部135と第2Cケース部137との隙間を利用して、テープTがテープ経路119に差し込まれるときにテープTが通過するケース開口203を構成することができる。なお、ケース開口203の-X方向且つ-Y方向の端部は、第2ヘッド開口227と連なっている(図12参照)。
第2B側壁部225は、第2B導入側側壁部229と、第2B排出側側壁部231と、第2Bリボン側側壁部233とを備えている。第2B導入側側壁部229は、第2B側壁部225のうち+X方向に位置する壁部である。第2B排出側側壁部231は、第2B側壁部225のうち-X方向に位置する壁部である。第2Bリボン側側壁部233は、第2B側壁部225のうち-Y方向に位置する壁部である。
第2Bケース部135には、5つの第2B係合ピン235が設けられている。5つの第2B係合ピン235のうち、4つの第2B係合ピン235は、第2B側壁部225の-Z方向の端面から-Z方向に突出し、1つの第2B係合ピン235は、第2ヘッド開口227の近傍に位置して、第2Bベース壁部223から-Z方向に突出している。5つの第2B係合ピン235は、第1ケース部129に設けられた5つの第1B係合穴191に対し、+Z方向から圧入されている。これにより、第2Bケース部135が第1ケース部129と組み合わされている。
第2B導入側側壁部229の+Y方向の端部である第2B導入縁部237は、カートリッジ側テープ導入口115の-Y方向の縁部を構成している。すなわち、カートリッジ側テープ導入口115は、上述したように、第2Bケース部135の第2B導入縁部237と、第2Aケース部133の第2A導入縁部217との間に設けられている。
また、第2B排出側側壁部231の+Y方向の端部である第2B排出縁部239は、カートリッジ側テープ排出口117の-Y方向の縁部を構成している。すなわち、カートリッジ側テープ排出口117は、第2Bケース部135の第2B排出縁部239と、第2Cケース部137の第2C排出縁部247との間に設けられている(図8参照)。
[第2Cケース部]
図10に基づいて、第2Cケース部137について説明する。第2Cケース部137は、XY平面と平行な板状に形成された第2Cベース壁部241と、第2Cベース壁部241の周縁部から-Z方向に突出した第2C側壁部243とを備えている。
図10に基づいて、第2Cケース部137について説明する。第2Cケース部137は、XY平面と平行な板状に形成された第2Cベース壁部241と、第2Cベース壁部241の周縁部から-Z方向に突出した第2C側壁部243とを備えている。
第2Cベース壁部241は、第2Aケース部133が第1ケース部129に装着されているとき、第2Aベース壁部197および第2Cベース壁部241に対して略面一に設けられている。第2Cベース壁部241と第2Bベース壁部223との間には、上述したように、ケース開口203が設けられている。
第2Cケース部137には、4つの第2C係合ピン245が設けられている。4つの第2C係合ピン245のうち、3つの第2C係合ピン245は、第2C側壁部243の-Z方向の端面から-Z方向に突出し、1つの第2C係合ピン245は、第2Cベース壁部241から-Z方向に突出している。4つの第2C係合ピン245は、第1ケース部129に設けられた4つの第1C係合穴193に対して、+Z方向から圧入されている。これにより、第2Cケース部137が第1ケース部129と組み合わされている。
第2C側壁部243の-Y方向の端部である第2C排出縁部247は、カートリッジ側テープ排出口117の+Y方向の縁部を構成している。すなわち、カートリッジ側テープ排出口117は、上述したように、第2Cケース部137の第2C排出縁部247と、第2Bケース部135の第2B排出縁部239との間に設けられている。
[テープ押え部]
図11および図12に基づいて、テープ押え部111について説明する。テープ押え部111は、離隔位置と押え位置との間を移動可能に、テープ押え収容部139に収容されている。
図11および図12に基づいて、テープ押え部111について説明する。テープ押え部111は、離隔位置と押え位置との間を移動可能に、テープ押え収容部139に収容されている。
テープ押え部111の押え位置とは、図11に示すように、テープ押え部111が、テープ経路119に差し込まれたテープTを第1テープガイド177に対して押える位置を意味する。テープ押え部111の離隔位置とは、図12に示すように、テープ押え部111が、テープ経路119に差し込まれたテープTから離れた位置を意味する。
また、テープ押え収容部139には、テープ押え部111と共に、弾性部材249が収容されている。弾性部材249は、テープ押え部111に対して、テープ押え部111が押え位置に向かう方向に、すなわち、+Z方向から見て反時計回りに、テープ押え部111に対して力を付与している。このため、テープ押え部111は、弾性部材249の弾性力により、テープTを適切に押えることができる。弾性部材249としては、例えば、ねじりコイルバネを用いることができる。弾性部材249は、テープ押え支軸169に設けられており、弾性部材249の一方の端部は、テープ押え部111に掛止めされ、弾性部材249の他方の端部は、第1ケース部129に掛止めされている。
テープ押え部111は、アーム部251と、テープ接触部253と、押え凸部255と、係合支持部257と、押え係合部259とを備えている。
アーム部251は、第1ケース部129に設けられたテープ押え支軸169に回動可能に支持されている。アーム部251が回動するとき、アーム部251の-Z方向の面が第1凸部173と摺動することにより、アーム部251の回動がガイドされる。また、アーム部251が回動するとき、アーム部251の+Z方向の面が第2凸部209と摺動することにより、アーム部251の回動がガイドされる。このため、アーム部251は、回動するときにZ方向にぶれることが抑制され、スムーズに回動することができる。
アーム部251は、+Z方向から見て略「L」字状に屈曲した形状に形成されている。アーム部251のうち屈曲部261に対して+X方向の端部には、略円板状に形成された支軸挿通部263が設けられている。支軸挿通部263には、テープ押え支軸169が挿通している。アーム部251のうち屈曲部261に対して-Y方向の端部には、テープ接触部253が設けられている。
テープ接触部253は、略円筒状に形成されており、テープ押え部111が押え位置に位置するときに、テープTと接触する。すなわち、テープ押え部111が押え位置に位置するとき、テープTは、テープ経路119に差し込まれたテープTは、テープ接触部253と第1テープガイド177との間で挟持される。
押え凸部255は、アーム部251の屈曲部261の近傍から+Z方向に突出している。押え凸部255は、ユーザーがテープ押え部111を移動させるときに、指を掛ける部位となる。
係合支持部257は、アーム部251の屈曲部261の近傍から、テープ接触部253とは反対側に向けて、略円柱状に突出している。係合支持部257の先端には、押え係合部259が設けられている。
押え係合部259は、係合支持部257の先端に設けられている。押え係合部259は、テープ押え部111が離隔位置に移動すると、第1ケース部129に設けられた保持部171に対してテープ押え支軸169とは反対側すなわち-X方向から、保持部171と第1押え側側壁部153との間に入るようにして、保持部171と係合する。これにより、弾性部材249の弾性力に抗して、テープ押え部111の移動が阻止される。すなわち、押え係合部259が保持部171と係合することで、テープ押え部111が離隔位置に保持される。
押え係合部259の+Z方向の面には、解除斜面265が設けられている。解除斜面265は、解除斜面265の+X方向の端部が、解除斜面265の-X方向の端部に対して、-Z方向に位置するように、傾斜している。押え係合部259が保持部171と係合した状態で、第2Aケース部133が第1ケース部129に装着されると、第2Aケース部133に設けられた解除部207が、+Z方向から解除斜面265を押す(図13参照)。これにより、解除部207が-X方向に押され、押え係合部259が保持部171から外れるため、テープ押え部111は、弾性部材249の弾性力により、押え位置へ移動する。
[テープをテープ経路に差し込む手順]
図11ないし図15に基づいて、ユーザーがテープTをテープ経路119に差し込む手順について説明する。まず、ユーザーは、第2Aケース部133を第1ケース部129から取り外し、テープ押え収容部139および第1経路201の+Z方向を開放させる(図11参照)。このとき、ユーザーは、指掛け部221を利用することで、第2Aケース部133を第1ケース部129に対して+Z方向に容易に移動させることができ、第2Aケース部133を第1ケース部129から容易に取り外すことができる。
図11ないし図15に基づいて、ユーザーがテープTをテープ経路119に差し込む手順について説明する。まず、ユーザーは、第2Aケース部133を第1ケース部129から取り外し、テープ押え収容部139および第1経路201の+Z方向を開放させる(図11参照)。このとき、ユーザーは、指掛け部221を利用することで、第2Aケース部133を第1ケース部129に対して+Z方向に容易に移動させることができ、第2Aケース部133を第1ケース部129から容易に取り外すことができる。
続いて、ユーザーは、弾性部材249の弾性力に抗して、テープ押え部111を離隔位置に移動させる(図12参照)。このとき、ユーザーは、押え凸部255を利用することで、テープ押え部111を離隔位置へ容易に移動させることができる。
テープ押え部111が離隔位置に移動すると、押え係合部259が保持部171と係合することで、テープ押え部111が離隔位置に保持される。このため、ユーザーがテープTをテープ経路119に差し込むときに、テープ押え部111が離隔位置に位置するようにテープ押え部111を手で持っている必要がなく、操作性を向上させることができる。
続いて、ユーザーは、テープロールから引き出したテープTを、テープ経路119に対して+Z方向から差し込む(図14参照)。このとき、テープ押え部111が第1テープガイド177から離れていることで、ユーザーは、テープ押え部111と第1テープガイド177との間にテープTを容易に差し込むことができる。
続いて、ユーザーは、第2Aケース部133を第1ケース部129に装着する。このとき、第2Aケース部133に設けられた解除部207が押え係合部259と係合することで(図13参照)、押え係合部259が保持部171から外れ、弾性部材249の弾性力により、テープ押え部111が押え位置に移動する。テープ経路119に差し込まれたテープTは、押え位置に移動したテープ押え部111により、第1テープガイド177に対して押えられる(図15参照)。このため、ユーザーは、第2Aケース部133を第1ケース部129に装着する操作とは別に、保持部171によるテープ押え部111の保持を解除するための操作を行うことなく、保持部171によるテープ押え部111の保持を解除することができ、テープ押え部111を押え位置に移動させることができる。なお、図15では、テープ押え部111およびテープ経路119を図示するため、第2Aケース部133を透過させて示す。
ユーザーは、テープTをテープ経路119に差し込んだ後、リボンカートリッジ101Aをカートリッジ装着部15に装着する。このとき、テープ経路119に差し込まれたテープTがテープ押え部111により押えられていることで、テープTがカートリッジ側テープ導入口115を通ってテープ経路119から抜け出ることが抑制される。このため、ユーザーは、リボンカートリッジ101Aをカートリッジ装着部15に装着する操作を容易に行うことができる。
なお、リボンカートリッジ101Aがカートリッジ装着部15に装着されると、突起進入穴127からテープ押え収容部139に進入した進入突起27がアーム部251と係合することで、テープ押え部111が離隔位置に向かう方向にテープ押え部111が回動する。これにより、テープ押え部111がテープTから離れるため、テープ押え部111によりテープTの送りが阻害されることを抑制することができる。このように、ユーザーがテープ押え部111を操作せずとも、リボンカートリッジ101Aをカートリッジ装着部15に装着するだけで、自動的にテープ押え部111がテープTから離れた状態とすることができる。
[第2実施形態]
図16および図17に基づいて、リボンカートリッジの第2実施形態であるリボンカートリッジ101Bについて説明する。なお、図16および図17では、第2Bケース部135、第2Cケース部137、リボンロール105、巻取りコア107およびプラテンローラー109を省略して示す。リボンカートリッジ101Bは、ヒンジ部267と、連結部269とを備えた点で、リボンカートリッジ101Aと相違する。
図16および図17に基づいて、リボンカートリッジの第2実施形態であるリボンカートリッジ101Bについて説明する。なお、図16および図17では、第2Bケース部135、第2Cケース部137、リボンロール105、巻取りコア107およびプラテンローラー109を省略して示す。リボンカートリッジ101Bは、ヒンジ部267と、連結部269とを備えた点で、リボンカートリッジ101Aと相違する。
ヒンジ部267は、X軸方向と平行な回動軸を有し、第1ケース部129に対して第2Aケース部133が回動可能なように、第1押え側側壁部153の+Z方向の端部と、第2A押え側側壁部215の-Z方向の端部とを接続している。すなわち、第2Aケース部133は、ヒンジ部267を介して第1ケース部129と接続されている。なお、リボンカートリッジ101Bでは、第1押え側側壁部153および第2A押え側側壁部215に、それぞれ係合受け部189および第2A係合凸部219を設ける必要がない。
第2Aケース部133は、ヒンジ部267を中心に第1ケース部129に対して第1回動方向すなわち-X方向から見て反時計回りに回動することで、テープ押え収容部139および第1経路201の+Z方向を開放する。第2Aケース部133は、ヒンジ部267を中心に第1ケース部129に対して第1回動方向とは反対方向、すなわち-X方向から見て時計回りに回動することで、テープ押え収容部139および第1経路201の+Z方向を閉じる。なお、リボンカートリッジ101Bにおいても、第2Aケース部133に2つの指掛け部221を設けてもよく、これにより、ユーザーは、第2Aケース部133を第1ケース部129に対して回動させる操作を容易に行うことができる。
連結部269は、テープ押え部111と第2Aケース部133とを連結している。アーム部251の+Z方向の面には、押え側連結係合部271が設けられ、第2A押え側側壁部215には、ケース側連結係合部273が設けられている。押え側連結係合部271は、連結部269の-Y方向の端部と係合し、ケース側連結係合部273は、連結部269の+Y方向の端部と係合している。
テープ押え部111が連結部269を介して第2Aケース部133と連結されていることで、第2Aケース部133が第1回動方向に回動すると、第2Aケース部133の回動に連動して、テープ押え部111が離隔位置に移動する(図16参照)。このため、ユーザーは、第2Aケース部133を第1ケース部129に対して回動させる操作とは別に、テープ押え部111を離隔位置に移動させるための操作を行うことなく、テープ押え部111を離隔位置に移動させることができる。
また、第2Aケース部133が第2回動方向に回動すると、第2Aケース部133の回動に連動して、テープ押え部111が押え位置に移動する(図17参照)。このため、ユーザーは、第2Aケース部133を第1ケース部129に対して回動させる操作とは別に、テープ押え部111を押え位置に移動させるための操作を行うことなく、テープ押え部111を押え位置に移動させることができる。なお、第2Aケース部133は、テープ押え部111および連結部269を介して、弾性部材249の弾性力により、第2回動方向に向けて力が付与されている。
以上のように、本実施形態のリボンカートリッジ101Aおよびリボンカートリッジ101Bは、インクリボン123と、インクリボン123を収容したカートリッジケース103とを備え、テープ印刷装置1に装着可能である。カートリッジケース103は、第1ケース部129と、第1ケース部129に対して+Z方向に設けられた第2ケース部131とを備えている。カートリッジケース103には、カートリッジ側テープ導入口115とカートリッジ側テープ排出口117とが設けられている。カートリッジ側テープ導入口115は、+Z方向と平行な方向に長い形状に形成され、カートリッジケース103外からカートリッジケース103内にテープTを導入する。カートリッジ側テープ排出口117は、カートリッジケース103内に導入されたテープTをカートリッジケース103外に排出する。第1ケース部129と第2ケース部131とは、複数のケース係合部195により組み合わされている。ケース係合部195は、第2ケース部131に設けられた第2B係合ピン235と、第1ケース部129に設けられ、第2B係合ピン235と係合した第1B係合穴191とを備えている。カートリッジ側テープ導入口115は、複数のケース係合部195のうちの一のケース係合部195との間隔Dが、カートリッジ側テープ導入口115の短手方向におけるカートリッジ側テープ導入口115の寸法Wよりも小さい位置に設けられている。
この構成によれば、カートリッジ側テープ導入口115が設けられたことによるカートリッジケース103の剛性低下を、抑制することができる。したがって、カートリッジケース103が撓んだり、カートリッジケース103の一部が変形したりすることを抑制することができる。
[その他の変形例]
上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態は、上述したほか、以下のような形態に変更することができる。また、実施形態や変形例を、それぞれ組み合わせた構成でもよい。
上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態は、上述したほか、以下のような形態に変更することができる。また、実施形態や変形例を、それぞれ組み合わせた構成でもよい。
リボンカートリッジ101Aは、テープ押え部111を備えていない構成でもよい。この場合、テープ押え収容部139に相当する空間には、他の部品が収容されていてもよく、特に何も収容されていなくてもよい。リボンカートリッジ101Bについても同様である。
ケース係合部195は、第2B係合ピン235のように、係合ピンが第2ケース部131に設けられ、第1B係合穴191のように、係合穴が第1ケース部129に設けられた構成に限定されるものではない、例えば、ケース係合部195は、係合ピンが第1ケース部129に設けられ、係合穴が第2ケース部131に設けられた構成でもよい。また、複数のケース係合部195のうち、係合ピンが第2ケース部131に設けられ係合穴が第1ケース部129に設けられたケース係合部195と、係合ピンが第1ケース部129に設けられ係合穴が第2ケース部131に設けられたケース係合部195とが、混在した構成でもよい。
第2ケース部131は、相互に別部材で構成された3つの部材、すなわち第2Aケース部133、第2Bケース部135および第2Cケース部137から成る構成に限定されるものではない。第2ケース部131は、単一の部材から成る構成でもよく、2つの部材から成る構成でもよく、4以上の部材から成る構成でもよい。
第1経路201は、テープ経路119のうち、カートリッジ側テープ導入口115からケース開口203の手前までの区間に限定されるものではない。例えば、第1経路201は、テープ経路119のうち、カートリッジ側テープ導入口115から、カートリッジ側テープ導入口115とケース開口203との間の地点までの区間であってもよい。すなわち、第2Aケース部133は、第1経路201は、テープ経路119のうち、カートリッジ側テープ導入口115から、カートリッジ側テープ導入口115とケース開口203との間の地点までの区間、の+Z方向を開閉可能な構成でもよい。
[付記]
以下、リボンカートリッジについて付記する。
リボンカートリッジは、インクリボンと、インクリボンを収容したカートリッジケースと、を備え、テープ印刷装置に装着可能なリボンカートリッジであって、カートリッジケースは、第1ケース部と、第1ケース部に対して第1方向に設けられた第2ケース部と、を有し、カートリッジケースには、第1方向と平行な方向に長い形状に形成され、カートリッジケース外からカートリッジケース内にテープを導入するテープ導入口と、カートリッジケース内に導入されたテープをカートリッジ外へ排出するテープ排出口と、が設けられ、第1ケース部と第2ケース部とは、第1ケース部および第2ケース部の一方に設けられた係合凸部と、第1ケース部および第2ケース部の他方に設けられ、係合凸部と係合した係合凹部と、を有する複数のケース係合部により組み合わされ、テープ導入口は、複数のケース係合部のうちの一のケース係合部との間隔が、テープ導入口の短手方向におけるテープ導入口の寸法よりも小さい位置に設けられている。
以下、リボンカートリッジについて付記する。
リボンカートリッジは、インクリボンと、インクリボンを収容したカートリッジケースと、を備え、テープ印刷装置に装着可能なリボンカートリッジであって、カートリッジケースは、第1ケース部と、第1ケース部に対して第1方向に設けられた第2ケース部と、を有し、カートリッジケースには、第1方向と平行な方向に長い形状に形成され、カートリッジケース外からカートリッジケース内にテープを導入するテープ導入口と、カートリッジケース内に導入されたテープをカートリッジ外へ排出するテープ排出口と、が設けられ、第1ケース部と第2ケース部とは、第1ケース部および第2ケース部の一方に設けられた係合凸部と、第1ケース部および第2ケース部の他方に設けられ、係合凸部と係合した係合凹部と、を有する複数のケース係合部により組み合わされ、テープ導入口は、複数のケース係合部のうちの一のケース係合部との間隔が、テープ導入口の短手方向におけるテープ導入口の寸法よりも小さい位置に設けられている。
この構成によれば、テープ導入口が設けられたことによるカートリッジケースの剛性低下を、抑制することができる。
なお、カートリッジ側テープ導入口115は、「テープ導入口」の一例である。第2B係合ピン235は、「係合凸部」の一例である。第1B係合穴191は、「係合凹部」の一例である。+Z方向は、「第1方向」の一例である。
なお、カートリッジ側テープ導入口115は、「テープ導入口」の一例である。第2B係合ピン235は、「係合凸部」の一例である。第1B係合穴191は、「係合凹部」の一例である。+Z方向は、「第1方向」の一例である。
この場合、第2ケース部は、第2Aケース部と、第2Aケース部とは別部材で構成された第2Bケース部と、を含み、テープ導入口は、第2Aケース部と第2Bケース部との間に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第2Aケース部と第2Bケース部との隙間を利用して、テープ導入口を構成することができる。
この場合、第2Aケース部は、テープ導入口の第1方向を開閉可能であることが好ましい。
この構成によれば、テープ導入口の第1方向が開放されることで、ユーザーは、第1方向からテープ導入口にテープを差し込むことができる。また、テープ導入口の第1方向が閉じられることで、リボンカートリッジがテープ印刷装置に装着される際に、テープ経路に差し込まれたテープがテープの幅方向に動いてしまうことを抑制することができる。
この場合、第2Aケース部には、テープ導入口の第1方向が開放されるようにユーザーが第2Aケース部を操作するときに指を掛ける2つの指掛け部、が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、2つの指掛け部を利用することで、テープ導入口の第1方向を開放させる操作を容易に行うことができる。
この場合、カートリッジケース内に導入されたテープを、第1ケース部に対して押えるテープ押え部、を備え、第1ケース部および第2Aケース部は、テープ押え部が収容されたテープ押え収容部の外殻を構成し、第2Aケース部は、テープ押え収容部の第1方向を開閉可能であることが好ましい。
この構成によれば、テープ押え収容部の第1方向が開放されることで、ユーザーは、第1方向からテープ押え部を操作することができる。また、テープ押え収容部の第1方向が閉じられることで、テープ収容部に異物が侵入することを抑制することができる。
この場合、テープ押え部は、第1ケース部に対してテープを押える押え位置と、テープから離れた離隔位置と、の間で移動可能であることが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、テープ押え部を離隔位置に移動させることで、テープ押え部と第1ケース部との間にテープを容易に差し込むことができる。
この場合、第2Aケース部は、第1ケース部に対して着脱可能に組み合わされ、第1ケース部から取り外されることで、テープ押え収容部の第1方向を開放することが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、第2Aケース部を第1ケース部から取り外すことで、テープ押え収容部の第1方向を開放させることができる。
この場合、第1ケース部には、第2Aケース部が第1ケース部から取り外されたときに、テープ押え部を離隔位置に保持可能な保持部、が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ユーザーが第2Aケース部を第1ケース部から取り外し、テープをテープ押え部と第1ケース部との間に差し込むときに、保持部によりテープ押え部が離隔位置に保持可能であるため、ユーザーは、テープ押え部が離隔位置に位置するようにテープ押え部を手で持っている必要がなく、操作性を向上させることができる。
この場合、第2Aケース部には、第1ケース部に装着されるときに、テープ押え部と係合することで、保持部によるテープ押え部の保持を解除する解除部、が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、第2Aケース部を第1ケース部に装着する操作とは別に、保持部によるテープ押え部の保持を解除するための操作を行うことなく、保持部によるテープ押え部の保持を解除することができる。
この場合、テープ押え部には、ユーザーがテープ押え部を移動させるときに指を掛ける押え凸部、が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、押え凸部を利用することで、テープ押え部を容易に移動させることができる。
この場合、第2Aケース部は、ヒンジ部を介して第1ケース部と接続され、ヒンジ部を中心に第1ケース部に対して回動することで、テープ押え収容部の第1方向を開放することが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、第2Aケース部を、ヒンジ部を中心に第1ケース部に対して回動することで、テープ押え収容部の第1方向を開放させることができる。
この場合、テープ押え部と第2Aケース部とを連結した連結部、を備え、テープ押え部は、第2Aケース部がテープ押え収容部の第1方向を開放する方向に回動するとき、第2Aケース部の回動に連動して、離隔位置に移動し、テープ押え部は、第2Aケース部がテープ押え収容部の第1方向を閉じる方向に回動するとき、第2Aケース部の回動に連動して、押え位置に移動することが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、第2Aケース部を第1ケース部に対して回動させる操作とは別に、テープ押え部を離隔位置に移動させるための操作を行うことなく、テープ押え部を離隔位置に移動させることができる。また、ユーザーは、第2Aケース部を第1ケース部に対して回動させる操作とは別に、テープ押え部を押え位置に移動させるための操作を行うことなく、テープ押え部を押え位置に移動させることができる。
この場合、テープ押え部に対し、押え位置に向けて力を付与する弾性部材、を備えたことが好ましい。
この構成によれば、テープ押え部は、弾性部材の弾性力により、テープを適切に押えることができる。
この場合、第1ケース部には、テープ押え部を、押え位置と離隔位置との間で回動可能に支持するテープ押え支軸、が設けられ、テープ押え部は、テープ押え支軸に回動可能に支持されたアーム部と、アーム部に設けられ、テープ押え部が押え位置に位置するときに、テープと接触するテープ接触部と、を有することが好ましい。
この構成によれば、テープ接触部と第1ケース部との間にテープが挟持される。
この場合、第1ケース部には、第1方向に突出した第1凸部、が設けられ、アーム部は、回動するときに第1凸部に対して摺動することが好ましい。
この構成によれば、第1凸部によりアーム部の回動をガイドすることができる。
この場合、第2Aケース部には、第1方向とは反対の第2方向に突出した第2凸部、が設けられ、アーム部は、回動するときに第2凸部に対して摺動することが好ましい。
この構成によれば、第2凸部によりアーム部の回動をガイドすることができる。
なお、-Z方向は、「第2方向」の一例である。
なお、-Z方向は、「第2方向」の一例である。
1:テープ印刷装置、101A:リボンカートリッジ、101B:リボンカートリッジ、103:カートリッジケース、111:テープ押え部、115:カートリッジ側テープ導入、117:カートリッジ側テープ排出口、123:インクリボン、129:第1ケース部、131:第2ケース部、133:第2Aケース部、135:第2Bケース部、139:テープ押え収容部、169:テープ押え支軸、171:保持部、173:第1凸部、191:第1B係合穴、195:ケース係合部、207:解除部、209:第2凸部、221:指掛け部、235:第2B係合ピン、249:弾性部材、251:アーム部、253:テープ接触部、255:押え凸部、267:ヒンジ部、269:連結部、T:テープ。
Claims (16)
- インクリボンと、
前記インクリボンを収容したカートリッジケースと、を備え、テープ印刷装置に装着可能なリボンカートリッジであって、
前記カートリッジケースは、
第1ケース部と、
前記第1ケース部に対して第1方向に設けられた第2ケース部と、を有し、
前記カートリッジケースには、
前記第1方向と平行な方向に長い形状に形成され、前記カートリッジケース外から前記カートリッジケース内にテープを導入するテープ導入口と、
前記カートリッジケース内に導入された前記テープを前記カートリッジ外へ排出するテープ排出口と、が設けられ、
前記第1ケース部と前記第2ケース部とは、前記第1ケース部および前記第2ケース部の一方に設けられた係合凸部と、前記第1ケース部および前記第2ケース部の他方に設けられ、前記係合凸部と係合した係合凹部と、を有する複数のケース係合部により組み合わされ、
前記テープ導入口は、複数の前記ケース係合部のうちの一のケース係合部との間隔が、前記テープ導入口の短手方向における前記テープ導入口の寸法よりも小さい位置に設けられていることを特徴とするリボンカートリッジ。 - 前記第2ケース部は、
第2Aケース部と、
前記第2Aケース部とは別部材で構成された第2Bケース部と、を含み、
前記テープ導入口は、前記第2Aケース部と前記第2Bケース部との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリボンカートリッジ。 - 前記第2Aケース部は、前記テープ導入口の前記第1方向を開閉可能であることを特徴とする請求項2に記載のリボンカートリッジ。
- 前記第2Aケース部には、前記テープ導入口の前記第1方向が開放されるようにユーザーが前記第2Aケース部を操作するときに指を掛ける2つの指掛け部、が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のリボンカートリッジ。
- 前記カートリッジケース内に導入された前記テープを、前記第1ケース部に対して押えるテープ押え部、を備え、
前記第1ケース部および前記第2Aケース部は、前記テープ押え部が収容されたテープ押え収容部の外殻を構成し、
前記第2Aケース部は、前記テープ押え収容部の前記第1方向を開閉可能であることを特徴とする請求項2に記載のリボンカートリッジ。 - 前記テープ押え部は、前記第1ケース部に対して前記テープを押える押え位置と、前記テープから離れた離隔位置と、の間で移動可能であることを特徴とする請求項5に記載のリボンカートリッジ。
- 前記第2Aケース部は、前記第1ケース部に対して着脱可能に組み合わされ、前記第1ケース部から取り外されることで、前記テープ押え収容部の前記第1方向を開放することを特徴とする請求項6に記載のリボンカートリッジ。
- 前記第1ケース部には、前記第2Aケース部が前記第1ケース部から取り外されたときに、前記テープ押え部を前記離隔位置に保持可能な保持部、が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のリボンカートリッジ。
- 前記第2Aケース部には、前記第1ケース部に装着されるときに、前記テープ押え部と係合することで、前記保持部による前記テープ押え部の保持を解除する解除部、が設けられていることを特徴とする請求項8に記載のリボンカートリッジ。
- 前記テープ押え部には、ユーザーが前記テープ押え部を移動させるときに指を掛ける押え凸部、が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のリボンカートリッジ。
- 前記第2Aケース部は、ヒンジ部を介して前記第1ケース部と接続され、前記ヒンジ部を中心に前記第1ケース部に対して回動することで、前記テープ押え収容部の前記第1方向を開放することを特徴とする請求項6に記載のリボンカートリッジ。
- 前記テープ押え部と前記第2Aケース部とを連結した連結部、を備え、
前記テープ押え部は、前記第2Aケース部が前記テープ押え収容部の前記第1方向を開放する方向に回動するとき、前記第2Aケース部の回動に連動して、前記離隔位置に移動し、
前記テープ押え部は、前記第2Aケース部が前記テープ押え収容部の前記第1方向を閉じる方向に回動するとき、前記第2Aケース部の回動に連動して、前記押え位置に移動することを特徴とする請求項11に記載のリボンカートリッジ。 - 前記テープ押え部に対し、前記押え位置に向けて力を付与する弾性部材、を備えたことを特徴とする請求項6に記載のリボンカートリッジ。
- 前記第1ケース部には、前記テープ押え部を、前記押え位置と前記離隔位置との間で回動可能に支持するテープ押え支軸、が設けられ、
前記テープ押え部は、
前記テープ押え支軸に回動可能に支持されたアーム部と、
前記アーム部に設けられ、前記テープ押え部が前記押え位置に位置するときに、前記テープと接触するテープ接触部と、
を有することを特徴とする請求項6に記載のリボンカートリッジ。 - 前記第1ケース部には、前記第1方向に突出した第1凸部、が設けられ、
前記アーム部は、回動するときに前記第1凸部に対して摺動することを特徴とする請求項14に記載のリボンカートリッジ。 - 前記第2Aケース部には、前記第1方向とは反対の第2方向に突出した第2凸部、が設けられ、
前記アーム部は、回動するときに前記第2凸部に対して摺動することを特徴とする請求項14に記載のリボンカートリッジ。
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