JP2024059242A - 通信制御装置、通信制御装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
通信制御装置、通信制御装置の制御方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】互いに異なる複数のネットワークに接続される通信制御装置によるパケットのルーティングをより好適な態様で実現する。【解決手段】DFE122は、第1ネットワーク101に接続される第1ネットワークI/F部217と、第2ネットワーク102を介してMFP121に接続される第2ネットワークI/F部218とを有する。ネットワークI/F状態判断部311は、第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウンか否かを判定する。パケット送信部312は、第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウンであると判定された場合に、MFP121が宛先として指定されたパケットを破棄する。【選択図】図6
Description
本開示は、通信制御装置、通信制御装置の制御方法、及びプログラムに関する。
近年では、プリンタ、スキャナ、FAX、あるいはそれらの機能を複合的に備えた画像形成装置(MFP:Multi Function Printer)等の機器の多くは、ネットワークを介して他の装置と通信を行う通信機能を備えるようになってきている。例えば、通信機能を備えたMFPは、ネットワークを介してサーバやPC等の端末装置と通信を行うことで、PCにスキャンデータを送信する機能や、サーバに自身に関する情報(例えば、動作状態を示す情報)を通知する機能を実現している。また、通信機能を利用することで、MFPに対して大容量の用紙を補給するための給紙装置や、印刷物に対して多様な後処理加工を施すための排紙装置等を接続することも可能となる。
また、印刷会社やデザイン事務所等で利用される所謂プロユース製品には、画像処理や印刷ジョブのスケジューリング等のように、所謂オフィス向けの製品よりも高度な印刷制御が要求される場合がある。このような要求を実現するために、MFPの動作を制御する印刷制御装置(DFE:Digital Front End controller)が適用される場合がある。DFEは、例えば、MFPとサーバや端末装置との間の通信を仲介する役割を担う。そのため、DFEには、MFPと接続するためのネットワークI/F(Interface)と、サーバや端末装置が接続されたネットワーク(例えば、基幹ネットワーク)に接続するためのネットワークI/Fとが設けられている場合がある。
また、近年では、ネットワークのセキュリティ強化のために、基幹ネットワーク上に不正接続を監視するサーバを設置し、不審パケットの検出を行うような仕組みも導入されている。
また、印刷会社やデザイン事務所等で利用される所謂プロユース製品には、画像処理や印刷ジョブのスケジューリング等のように、所謂オフィス向けの製品よりも高度な印刷制御が要求される場合がある。このような要求を実現するために、MFPの動作を制御する印刷制御装置(DFE:Digital Front End controller)が適用される場合がある。DFEは、例えば、MFPとサーバや端末装置との間の通信を仲介する役割を担う。そのため、DFEには、MFPと接続するためのネットワークI/F(Interface)と、サーバや端末装置が接続されたネットワーク(例えば、基幹ネットワーク)に接続するためのネットワークI/Fとが設けられている場合がある。
また、近年では、ネットワークのセキュリティ強化のために、基幹ネットワーク上に不正接続を監視するサーバを設置し、不審パケットの検出を行うような仕組みも導入されている。
DFE等のようなネットワーク機器におけるパケットの送受信は、ネットワーク機器内に保持されているルーティングテーブルに従い制御される。受信されたパケットの送信先アドレスがルーティングテーブルの宛先ネットワークに登録されている場合には、その宛先ネットワークに対応するネクストホップにパケットが転送される。一方で、パケットの送信先アドレスがルーティングテーブルの宛先ネットワークに登録されていない場合には、そのパケットのネットワーク機器内で処理される。特許文献1には、上記のようなルーティングの技術が開示されている。
また、ネットワーク通信の仕組みとして、デフォルトゲートウェイが挙げられる。ルーティングテーブルにデフォルトゲートウェイの設定が登録されることで、ネットワーク機器が宛先不明のパケットを受信した場合に、当該パケットがデフォルトゲートウェイであるルータに転送されるように制御することが可能となる。
なお、前述したように、DFEは複数のネットワークI/Fを有する。DFEとMFPとを接続するためのネットワークI/Fは、DFEとMFPが1対1通信であるため、デフォルトゲートウェイが設定されていない。一方で、DFEと基幹ネットワークとを接続するためのネットワークI/Fは、外部ネットワークと接続するために、デフォルトゲートウェイとして基幹ネットワーク上のルータのIPアドレスが設定される。
なお、前述したように、DFEは複数のネットワークI/Fを有する。DFEとMFPとを接続するためのネットワークI/Fは、DFEとMFPが1対1通信であるため、デフォルトゲートウェイが設定されていない。一方で、DFEと基幹ネットワークとを接続するためのネットワークI/Fは、外部ネットワークと接続するために、デフォルトゲートウェイとして基幹ネットワーク上のルータのIPアドレスが設定される。
DFEとMFPとのように、1対1通信を行う複数の装置はそれぞれが個別に電源を有しているため、各装置が単体で起動することが可能である。例えば、DFEを単体で起動したえうで、DFEが提供するラスタライズ機能や面付機能が使用されるといったユースケースが想定され得る。このようなケースでは、MFP側の電源が切れている状況も想定され、このような状況下では、DFE側から見ると、MFPと接続するためのネットワークI/Fがリンクダウンしているため、DFEがMFPに送信しようとしているパケットの宛先が不明となる。この場合には、本来はMFP宛のパケットがデフォルトゲートウェイに転送され、不正接続を監視するサーバにより不審なパケットとして検出されるような事態となり得る。
本発明は上記の問題を鑑み、互いに異なる複数のネットワークに接続される通信制御装置によるパケットのルーティングをより好適な態様で実現することを目的とする。
本発明に係る通信制御装置は、第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、を有し、前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする。
本発明によれば、互いに異なる複数のネットワークに接続される通信制御装置によるパケットのルーティングをより好適な態様で実現することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<システム構成>
図1を参照して、本開示の一実施形態に係る印刷システムのシステム構成の一例について説明する。本実施形態に係る印刷システムは、MFP122と、DFE121と、端末装置111と、不正接続監視サーバ131と、ルータ142とを含む。
DFE121と、端末装置111と、不正接続監視サーバ131と、ルータ142とは、第1ネットワーク101を介して接続される。図1に示す例では、第1ネットワーク101には「172.33.22.0/24」のサブネットが割り当てられるものとする。また、第1ネットワーク101は、本実施形態に係る印刷システムにおける基幹ネットワークとして機能しているものとする。
DFE121と、MFP122とは、第2ネットワーク102を介して接続される。図1に示す例では、第2ネットワーク102には「10.100.1.0/24」のサブネットが割り当てられるものとする。この場合には、DFE121のMFP122と接続される側のネットワークI/Fには、「10.100.1.1」といったIPアドレスが割り当てられる。第2ネットワーク102は、印刷に使用される画像データの転送や、DFE121とMFP122との間の情報のやり取り等に用いられる。なお、本実施形態に係る印刷システムの機能を実現することが可能であれば、第2ネットワーク102の態様は特に限定されず、例えば、単一のネットワークであってもよいし、複数のネットワークであってもよい。
図1を参照して、本開示の一実施形態に係る印刷システムのシステム構成の一例について説明する。本実施形態に係る印刷システムは、MFP122と、DFE121と、端末装置111と、不正接続監視サーバ131と、ルータ142とを含む。
DFE121と、端末装置111と、不正接続監視サーバ131と、ルータ142とは、第1ネットワーク101を介して接続される。図1に示す例では、第1ネットワーク101には「172.33.22.0/24」のサブネットが割り当てられるものとする。また、第1ネットワーク101は、本実施形態に係る印刷システムにおける基幹ネットワークとして機能しているものとする。
DFE121と、MFP122とは、第2ネットワーク102を介して接続される。図1に示す例では、第2ネットワーク102には「10.100.1.0/24」のサブネットが割り当てられるものとする。この場合には、DFE121のMFP122と接続される側のネットワークI/Fには、「10.100.1.1」といったIPアドレスが割り当てられる。第2ネットワーク102は、印刷に使用される画像データの転送や、DFE121とMFP122との間の情報のやり取り等に用いられる。なお、本実施形態に係る印刷システムの機能を実現することが可能であれば、第2ネットワーク102の態様は特に限定されず、例えば、単一のネットワークであってもよいし、複数のネットワークであってもよい。
不正接続監視サーバ131は、第1ネットワーク101を介して伝送されるパケットの監視を行う。例えば、不正接続監視サーバ131は、大量かつ高頻度のパケット送受信を検出したり、信頼できない送信元や信頼できない送信先が指定されたパケット等の不審なパケットを検出したりした場合に、ネットワーク管理者に対して警告を行う機能を有する。
本実施形態に係る印刷システムでは、印刷ジョブは、端末装置111から第1ネットワーク101を介してDFE121に送信されるものとする。また、DFE121は、端末装置111から受信した印刷ジョブに対して順次ラスタライズ処理を施したうえで、当該印刷ジョブをMFP122に転送する。MFP122は、DFE121から印刷ジョブが転送された場合に、当該印刷ジョブに対して各種処理(例えば、印刷設定に応じた画像処理等)を施したうえで、当該印刷ジョブが示す画像を用紙等の記録媒体に印刷する。
ルータ142は、第3ネットワークを介して外部ネットワーク141に接続されている。
ルータ142は、第3ネットワークを介して外部ネットワーク141に接続されている。
<DFEのハードウェア構成>
図2を参照して、DFE121のハードウェア構成の一例について説明する。DFE121は、CPU(Central Processing Unit)211と、ROM(Read Only Memory)212と、RAM(Random Access Memory)213とを含むコントローラ部を有する。また、DFE121は、表示/操作装置I/F部214と、記憶装置I/F部215と、記憶装置230と、第1ネットワークI/F部217と、第2ネットワークI/F部218と、プリンタ装置I/F部216とを有する。、表示/操作装置I/F部214には、表示/操作装置220が接続される。
図2を参照して、DFE121のハードウェア構成の一例について説明する。DFE121は、CPU(Central Processing Unit)211と、ROM(Read Only Memory)212と、RAM(Random Access Memory)213とを含むコントローラ部を有する。また、DFE121は、表示/操作装置I/F部214と、記憶装置I/F部215と、記憶装置230と、第1ネットワークI/F部217と、第2ネットワークI/F部218と、プリンタ装置I/F部216とを有する。、表示/操作装置I/F部214には、表示/操作装置220が接続される。
DFE121の動作を制御するための制御プログラムは、例えばROM212に記憶されている。当該制御プログラムがRAM213に展開されたうえでCPU211により実行されることで、DFE121の動作の制御や、当該DFE121が提供する機能の実現が可能となる。
第1ネットワークI/F部217は、DFE121を第1ネットワーク101に接続するためのネットワークインタフェースである。第1ネットワークI/F部217の構成については、第1ネットワーク101の種別や適用される通信方式に応じて適宜変更されてもよい。
同様に、第2ネットワークI/F部218は、DFE121を第2ネットワーク102に接続するためのネットワークインタフェースである。第2ネットワークI/F部218の構成についても、第2ネットワーク102の種別や適用される通信方式に応じて適宜変更されてもよい。
プリンタ装置I/F部216は、第2ネットワーク102とは異なる他の伝送経路を介してDFE121とMFP122とを接続するためのインタフェースである。例えば、印刷ジョブの画像データ(すなわち、印刷対象となる画像のデータ)については、プリンタ装置I/F部216を介してDFE121とMFP122との間で送受信が行われてもよい。
同様に、第2ネットワークI/F部218は、DFE121を第2ネットワーク102に接続するためのネットワークインタフェースである。第2ネットワークI/F部218の構成についても、第2ネットワーク102の種別や適用される通信方式に応じて適宜変更されてもよい。
プリンタ装置I/F部216は、第2ネットワーク102とは異なる他の伝送経路を介してDFE121とMFP122とを接続するためのインタフェースである。例えば、印刷ジョブの画像データ(すなわち、印刷対象となる画像のデータ)については、プリンタ装置I/F部216を介してDFE121とMFP122との間で送受信が行われてもよい。
記憶装置230は、各種データやプログラム等を記憶する記憶領域である。また、記憶装置I/F部215は、記憶装置230への各種データの格納や、記憶装置230に記憶されたデータの読み出しを行う。例えば、MFP122から送信されたデータは、記憶装置I/F部215を介して記憶装置230に格納されることで保持される。また、記憶装置230に格納された上記データは、記憶装置I/F部215を介して当該記憶装置230から読み出される。
表示/操作装置I/F214は、表示/操作装置220に情報を表示させることで当該情報をユーザに提示したり、表示/操作装置220を介してユーザの操作(換言すると、ユーザからの指示)を受け付けたりする。例えば、表示/操作装置I/F214は、表示/操作装置220に表示されている情報を、受け付けたユーザの操作やDFE121の状態等に応じて変化させてもよい。表示/操作装置220は、ユーザに情報を提示するための出力インタフェースの役割や、ユーザからの指示を受け付けるための入力インタフェースの役割を担う入出力装置を模式的に示している。表示/操作装置220は、例えば、タッチパネルを備えたディスプレイ等により実現され得る。
表示/操作装置I/F214は、表示/操作装置220に情報を表示させることで当該情報をユーザに提示したり、表示/操作装置220を介してユーザの操作(換言すると、ユーザからの指示)を受け付けたりする。例えば、表示/操作装置I/F214は、表示/操作装置220に表示されている情報を、受け付けたユーザの操作やDFE121の状態等に応じて変化させてもよい。表示/操作装置220は、ユーザに情報を提示するための出力インタフェースの役割や、ユーザからの指示を受け付けるための入力インタフェースの役割を担う入出力装置を模式的に示している。表示/操作装置220は、例えば、タッチパネルを備えたディスプレイ等により実現され得る。
<DFEのソフトウェア構成>
図3を参照して、DFE121のソフトウェア構成の一例について説明する。図3に例示したソフトウェア構成は、例えば、ROM212や記憶装置230に格納されたプログラムが、RAM213に展開されてCPU211に実行されることで実現される。DFE121は、印刷制御モジュール300と、通信管理モジュール310と、オペレーティングシステム320とを含む。
図3を参照して、DFE121のソフトウェア構成の一例について説明する。図3に例示したソフトウェア構成は、例えば、ROM212や記憶装置230に格納されたプログラムが、RAM213に展開されてCPU211に実行されることで実現される。DFE121は、印刷制御モジュール300と、通信管理モジュール310と、オペレーティングシステム320とを含む。
印刷制御モジュール300は、端末装置111から受信した印刷ジョブの制御、画像データに対するラスタライズ処理の適用、MFP122からの機器情報の取得、MFP122への印刷ジョブの送信等を行う。MFP122からの機器情報の取得や、MFP122への印刷ジョブの送信は、MFP122との間でデータ(パケット)の送受信が行われることで実現される。MFP122との間のデータの送受信については、通信管理モジュール310を介して行われる。本実施形態では、印刷制御モジュール300は、MFP122の稼働状況や給紙段情報の更新を行うために、MIB(Management Information Base)や独自プロトコルを利用してMFP122から情報を定期的に取得する。
通信管理モジュール310は、ネットワークI/F状態判断部311と、パケット送信部312と、スリープ判断部313と、電源状態判断部315とを含む。また、通信管理モジュール310は、スリープ復帰パケットリスト314を保持している。
ネットワークI/F状態判断部311は、後述する第2ネットワークI/F処理部322を介して、第2ネットワークI/F部218の状態が、リンクアップ及びリンクダウンのいずれの状態かを判断する。
パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から指示されたパケットを生成し、オペレーティングシステム320に生成した当該パケットの送信を指示する。
スリープ判断部313は、MFP122がスリープ状態を判断する。スリープとは、コンピュータの動作を一時的に停止させ、節電状態で待機させることを意味する。例えば、MFP122が節電モードに移行した状態が、スリープ状態の一例に相当する。なお、スリープ状態の管理については詳細を別途後述する。
電源状態判断部315は、MFP122の電源状態を判断する。電源状態は、MFP122の電源がオン状態とオフ状態とのいずれに該当するかを示す。
ネットワークI/F状態判断部311は、後述する第2ネットワークI/F処理部322を介して、第2ネットワークI/F部218の状態が、リンクアップ及びリンクダウンのいずれの状態かを判断する。
パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から指示されたパケットを生成し、オペレーティングシステム320に生成した当該パケットの送信を指示する。
スリープ判断部313は、MFP122がスリープ状態を判断する。スリープとは、コンピュータの動作を一時的に停止させ、節電状態で待機させることを意味する。例えば、MFP122が節電モードに移行した状態が、スリープ状態の一例に相当する。なお、スリープ状態の管理については詳細を別途後述する。
電源状態判断部315は、MFP122の電源状態を判断する。電源状態は、MFP122の電源がオン状態とオフ状態とのいずれに該当するかを示す。
スリープ復帰パケットリスト314は、MFP122をスリープから復帰させるためのパケットの一覧が記録されているデータである。スリープ復帰パケットリスト314は、記憶装置230に記憶されている。
例えば、図13(A)は、スリープ復帰パケットリスト314の一例を示している。本実施形態では、パケット用途として、印刷ジョブ1301とスリープ復帰用コマンド1302とが、スリープ復帰パケットリスト314にリストアップされている。印刷ジョブ1301は、端末装置111から受信した印刷ジョブがMFP122に送信される際に使用されるパケットを示している。スリープ復帰用コマンド1302は、印刷ジョブの送信が行われる場合以外の状況下において、MFP122をスリープから復帰させる場合に使用されるコマンドを示している。当該コマンドは、例えば、印刷制御モジュール300がMFP122に対して色味調整指示等の印刷ジョブ以外の指示を行う際に、MFP122をスリープから復帰させるために使用される。
例えば、図13(A)は、スリープ復帰パケットリスト314の一例を示している。本実施形態では、パケット用途として、印刷ジョブ1301とスリープ復帰用コマンド1302とが、スリープ復帰パケットリスト314にリストアップされている。印刷ジョブ1301は、端末装置111から受信した印刷ジョブがMFP122に送信される際に使用されるパケットを示している。スリープ復帰用コマンド1302は、印刷ジョブの送信が行われる場合以外の状況下において、MFP122をスリープから復帰させる場合に使用されるコマンドを示している。当該コマンドは、例えば、印刷制御モジュール300がMFP122に対して色味調整指示等の印刷ジョブ以外の指示を行う際に、MFP122をスリープから復帰させるために使用される。
オペレーティングシステム320は、ネットワーク設定管理部323と、第1ネットワークI/F処理部321と、第2ネットワークI/F処理部322とを含む。また、オペレーティングシステム320は、ルーティングテーブル324を保持している。
ネットワーク設定管理部323は、第1ネットワークI/F処理部321及び第2ネットワークI/F処理部322それぞれに設定される、IPアドレス、サブネットマスク、及びデフォルトゲートウェイ等のようなネットワーク設定を管理する。
デフォルトゲートウェイは、内部ネットワークと外部ネットワークをつなぐためのネットワーク機器に相当する。デフォルトゲートウェイは、一般的に内部ネットワーク内のルータが指定される。
具体的な一例として、ルーティングテーブルにおいて、デフォルトゲートウェイとして、宛先ネットワークに「0.0.0.0/0」が設定され、ネクストホップがルータのIPアドレスとして登録されているものとする。このような設定を適用することで、ネットワーク機器が宛先不明のパケットをデフォルトゲートウェイに送信し、デフォルトゲートウェイであるルータが自身のルーティングテーブルによってさらにパケットを転送する。このような仕組みより、外部ネットワークと内部ネットワークとの接続が可能となる。
前述の通り、DFE121は、2つのネットワークI/Fを有する。MFP122と接続するためのネットワークI/Fは、DFE121とMFP122が1対1通信の場合には、デフォルトゲートウェイが設定されない場合がある。一方、基幹ネットワークと接続するためのネットワークI/Fは、外部ネットワークと接続する必要があるため、デフォルトゲートウェイとして基幹ネットワーク上のルータのIPアドレスが設定される。
また、ネットワーク設定管理部323は、パケット送信部312からパケット送信を指示されると、ルーティングテーブル324を参照してパケットの転送先を判断する。そのうえで、ネットワーク設定管理部323は、第1ネットワークI/F処理部321及び第2ネットワークI/F処理部322に対してパケット送信を指示する。
デフォルトゲートウェイは、内部ネットワークと外部ネットワークをつなぐためのネットワーク機器に相当する。デフォルトゲートウェイは、一般的に内部ネットワーク内のルータが指定される。
具体的な一例として、ルーティングテーブルにおいて、デフォルトゲートウェイとして、宛先ネットワークに「0.0.0.0/0」が設定され、ネクストホップがルータのIPアドレスとして登録されているものとする。このような設定を適用することで、ネットワーク機器が宛先不明のパケットをデフォルトゲートウェイに送信し、デフォルトゲートウェイであるルータが自身のルーティングテーブルによってさらにパケットを転送する。このような仕組みより、外部ネットワークと内部ネットワークとの接続が可能となる。
前述の通り、DFE121は、2つのネットワークI/Fを有する。MFP122と接続するためのネットワークI/Fは、DFE121とMFP122が1対1通信の場合には、デフォルトゲートウェイが設定されない場合がある。一方、基幹ネットワークと接続するためのネットワークI/Fは、外部ネットワークと接続する必要があるため、デフォルトゲートウェイとして基幹ネットワーク上のルータのIPアドレスが設定される。
また、ネットワーク設定管理部323は、パケット送信部312からパケット送信を指示されると、ルーティングテーブル324を参照してパケットの転送先を判断する。そのうえで、ネットワーク設定管理部323は、第1ネットワークI/F処理部321及び第2ネットワークI/F処理部322に対してパケット送信を指示する。
ルーティングテーブル324は、記憶装置230に記憶されている。ここで、図13(B)を参照して、ルーティングテーブル324の一例について説明する。ルーティングテーブル324には、宛先ネットワーク1311と、ネクストホップ1312と、ネットワークI/F1313とが関連付けられて登録されている。エントリ1315(1315が付された行)には、端末装置111に対するルーティングの設定が登録されている。また、エントリ1316には、MFP122に対するルーティングの設定が登録されている。また、エントリ1314は、デフォルトゲートウェイの設定に相当する。すなわち、ルーティングテーブル324に宛先が登録されていないパケット(例えば、宛先不明のパケット)は、エントリ1314に示された設定に従って転送されることとなる。
例えば、ネットワーク設定管理部323が、宛先として「10.100.1.2」が指定されたパケットの送信指示を受け付けた場合には、ルーティングテーブル324の宛先ネットワーク1311を対象として検索がなされ、エントリ1315がヒットする。ネットワーク設定管理部323は、ネットワークI/F1313とネクストホップ1312とのそれぞれの情報から、第2ネットワークI/F処理部322に対して、宛先として「10.100.1.2」を指定してパケットの送信を指示する。
また、他の一例として、ネットワーク設定管理部323が、宛先として「192.133.122.1」が指定されたパケットの送信指示を受け付けた場合には、ルーティングテーブル324の宛先ネットワーク1311を対象として検索がなされる。この場合には、エントリ1315及び1316のいずれにも該当しないため、デフォルトゲートウェイとして登録されたエントリ1314がヒットすることとなる。ネットワーク設定管理部323は、ネットワークI/F1313とネクストホップ1312とのそれぞれの情報から、第1ネットワークI/F処理部321に対して、宛先として「172.33.22.254」を指定してパケットの送信を指示する。
例えば、ネットワーク設定管理部323が、宛先として「10.100.1.2」が指定されたパケットの送信指示を受け付けた場合には、ルーティングテーブル324の宛先ネットワーク1311を対象として検索がなされ、エントリ1315がヒットする。ネットワーク設定管理部323は、ネットワークI/F1313とネクストホップ1312とのそれぞれの情報から、第2ネットワークI/F処理部322に対して、宛先として「10.100.1.2」を指定してパケットの送信を指示する。
また、他の一例として、ネットワーク設定管理部323が、宛先として「192.133.122.1」が指定されたパケットの送信指示を受け付けた場合には、ルーティングテーブル324の宛先ネットワーク1311を対象として検索がなされる。この場合には、エントリ1315及び1316のいずれにも該当しないため、デフォルトゲートウェイとして登録されたエントリ1314がヒットすることとなる。ネットワーク設定管理部323は、ネットワークI/F1313とネクストホップ1312とのそれぞれの情報から、第1ネットワークI/F処理部321に対して、宛先として「172.33.22.254」を指定してパケットの送信を指示する。
第1ネットワークI/F処理部321は、第1ネットワーク101に接続されている装置(例えば、端末装置111及びルータ142)との間でパケットの送受信を行う。
第2ネットワークI/F処理部322は、第2ネットワーク102を介してMFP122との間でパケットの送受信を行う。
第2ネットワークI/F処理部322は、第2ネットワーク102を介してMFP122との間でパケットの送受信を行う。
<MFPのハードウェア構成>
図4を参照して、MFP122のハードウェア構成の一例について説明する。MFP122は、画像入力デバイスであるスキャナ420や画像出力デバイスであるプリンタエンジン401と接続され、原稿を読み取って画像データを生成したり、画像データが示す画像を紙等の記録媒体に印刷したりするための制御を行う。
図4を参照して、MFP122のハードウェア構成の一例について説明する。MFP122は、画像入力デバイスであるスキャナ420や画像出力デバイスであるプリンタエンジン401と接続され、原稿を読み取って画像データを生成したり、画像データが示す画像を紙等の記録媒体に印刷したりするための制御を行う。
MFP122は、CPU402と、RAM403と、ROM407と、HDD408と、操作部I/F404と、第1ネットワークI/F418とを含む。
CPU402は、MFP122全体の動作を制御するための中央処理装置である。RAM403は、CPU402が動作するためのシステムワークメモリとして機能し、入力された画像データを一時的に記憶するための画像メモリとしても利用される。ROM407は、ブートROMに相当し、システムのブートプログラムが格納されている。HDD408は、ハードディスクドライブ等の補助記憶装置に相当し、各種処理を実現するためのシステムソフトウェア及び入力された画像データ等が格納される。
操作部I/F404は、画像データが示す画像等を表示可能な表示画面を有する操作部419をMFP122に接続するためのインタフェース部であり、例えば、操作部419に対して操作画面データを出力する。また、操作部I/F404は、操作部419から操作者が入力した情報をCPU402に伝える役割を担う。
第1ネットワークI/F418は、例えば、LAN(Local Area Network)カードで実現され、ネットワークに接続して外部装置との間で情報の入出力を行う。
以上のユニットがシステムバス423上に配置されている。
CPU402は、MFP122全体の動作を制御するための中央処理装置である。RAM403は、CPU402が動作するためのシステムワークメモリとして機能し、入力された画像データを一時的に記憶するための画像メモリとしても利用される。ROM407は、ブートROMに相当し、システムのブートプログラムが格納されている。HDD408は、ハードディスクドライブ等の補助記憶装置に相当し、各種処理を実現するためのシステムソフトウェア及び入力された画像データ等が格納される。
操作部I/F404は、画像データが示す画像等を表示可能な表示画面を有する操作部419をMFP122に接続するためのインタフェース部であり、例えば、操作部419に対して操作画面データを出力する。また、操作部I/F404は、操作部419から操作者が入力した情報をCPU402に伝える役割を担う。
第1ネットワークI/F418は、例えば、LAN(Local Area Network)カードで実現され、ネットワークに接続して外部装置との間で情報の入出力を行う。
以上のユニットがシステムバス423上に配置されている。
イメージバスI/F409は、システムバス423と画像データを高速で転送する画像バス424とを接続するためのインタフェースであり、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス424上には、ラスタイメージプロセッサ(RIP)411と、デバイスI/F412と、スキャナ画像処理部413と、プリンタ画像処理部414と、画像編集用画像処理部415と、カラーマネジメントモジュール(CMM)410とが接続される。
ラスタイメージプロセッサ411は、所謂ラスタイメージプロセッサであり、ページ記述言語(PDL)をラスタイメージに展開する。
デバイスI/F部412は、スキャナ420やプリンタエンジン401との画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナ画像処理部413は、スキャナ420から入力された画像データに対して、補正、加工、及び編集等の各種処理を施す。
プリンタ画像処理部414は、印刷処理の対象となる画像データに対して、プリンタエンジンに応じた補正、解像度変換等の処理を施す。
画像編集用画像処理部415は、画像データが示す画像の回転や、画像データの圧縮伸長処理等の各種画像処理を実行する。
カラーマネジメントモジュール410は、画像データに対して、プロファイルやキャリブレーションデータに基づいた、色変換処理(色空間変換処理とも称する)を施す専用ハードウェアモジュールである。プロファイルとは、機器に依存した色空間で表現したカラー画像を機器に依存しない色空間(例えば、Lab等)に変換するための関数のような情報である。また、キャリブレーションデータとは、MFP122におけるスキャナ420やプリンタエンジン401の色再現特性を修正するためのデータである。
画像バス424上には、ラスタイメージプロセッサ(RIP)411と、デバイスI/F412と、スキャナ画像処理部413と、プリンタ画像処理部414と、画像編集用画像処理部415と、カラーマネジメントモジュール(CMM)410とが接続される。
ラスタイメージプロセッサ411は、所謂ラスタイメージプロセッサであり、ページ記述言語(PDL)をラスタイメージに展開する。
デバイスI/F部412は、スキャナ420やプリンタエンジン401との画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナ画像処理部413は、スキャナ420から入力された画像データに対して、補正、加工、及び編集等の各種処理を施す。
プリンタ画像処理部414は、印刷処理の対象となる画像データに対して、プリンタエンジンに応じた補正、解像度変換等の処理を施す。
画像編集用画像処理部415は、画像データが示す画像の回転や、画像データの圧縮伸長処理等の各種画像処理を実行する。
カラーマネジメントモジュール410は、画像データに対して、プロファイルやキャリブレーションデータに基づいた、色変換処理(色空間変換処理とも称する)を施す専用ハードウェアモジュールである。プロファイルとは、機器に依存した色空間で表現したカラー画像を機器に依存しない色空間(例えば、Lab等)に変換するための関数のような情報である。また、キャリブレーションデータとは、MFP122におけるスキャナ420やプリンタエンジン401の色再現特性を修正するためのデータである。
電源制御部416は、MFP122への電源供給のオン/オフを制御する制御部である。また、スイッチ417は、ユーザからの電源オンの操作や電源オフの操作を受け付ける入力インタフェースである。スイッチ417が操作されると、電源制御部416からCPU402に対して割り込みが入る。CPU402は、この割り込みを検知すると、状態にあわせて電源制御部416を制御する。これにより、MFP122の電源状態が、MFP122に対して電源供給が行われるオン状態と、MFP122への電源供給が停止されるオフ状態との間で、選択的に切り替えられる。
給紙段制御部421は、給紙段422への用紙の設定情報や用紙の給紙を制御するモジュールである。給紙段制御部421は、操作部419から取得される設定情報や、給紙段422により検知された用紙の情報(以下、用紙情報とも称する)を保持し、印刷時に印刷ジョブの使用する用紙に応じて用紙を給紙するように給紙段422を制御する。
給紙段制御部421は、給紙段422への用紙の設定情報や用紙の給紙を制御するモジュールである。給紙段制御部421は、操作部419から取得される設定情報や、給紙段422により検知された用紙の情報(以下、用紙情報とも称する)を保持し、印刷時に印刷ジョブの使用する用紙に応じて用紙を給紙するように給紙段422を制御する。
<MFP122のソフトウェア構成>
図5を参照して、MFP122のソフトウェア構成の一例について説明する。図5に示す各構成要素を実現するためのプログラムは、例えば、MFP122ROM407に格納されている。すなわち、当該プログラムが、RAM407に展開されてCPU402により実行されることで、図5に示すソフトウェア構成が実現される。MFP122は、ネットワーク設定管理部501と、第1ネットワークI/F処理部502と、電源管理部503とを含む。また、MFP122は、スリープ条件504を保持している。
図5を参照して、MFP122のソフトウェア構成の一例について説明する。図5に示す各構成要素を実現するためのプログラムは、例えば、MFP122ROM407に格納されている。すなわち、当該プログラムが、RAM407に展開されてCPU402により実行されることで、図5に示すソフトウェア構成が実現される。MFP122は、ネットワーク設定管理部501と、第1ネットワークI/F処理部502と、電源管理部503とを含む。また、MFP122は、スリープ条件504を保持している。
第1ネットワークI/F処理部502は、第1ネットワークI/F418及び第2ネットワーク102を介してDFE121との間でパケットの送受信を行う。
ネットワーク設定管理部501は、第1ネットワークI/F418に設定されるIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ等のネットワーク設定を管理する。
電源管理部503は、MFP122の電源状態を管理する。具体的な一例として、スイッチ417が、MFP122への電源供給を有効化する操作(以下、電源オン操作とも称する)を受け付けたものとする。この場合には、電源管理部503は、スキャナ420やプリンタエンジン401等の各ハードウェアを起動させ、ネットワーク設定管理部501や第1ネットワークI/F処理部502等の各構成要素を起動させる。また、他の一例として、スイッチ417が、MFP122への電源供給を停止する操作(以下、電源オフ操作とも称する)を受け付けたものとする。この場合には、電源管理部503は、スキャナ420やプリンタエンジン401等の各ハードウェアを停止し、ネットワーク設定管理部501や第1ネットワークI/F処理部502等の各構成要素を停止させる。
また、電源管理部503は、MFP122に対して電源供給が行われるオン状態中には、スリープ条件504に応じて、MFP122のスリープ状態を管理する。前述したように、MFP122が節電モードに移行した状態が、スリープ状態の一例に相当する。電源管理部503は、スリープ状態に移行させた場合には、操作部419、スキャナ420、プリンタエンジン401等の一部のハードウェアの電源をオフにすることで、省電力を実現する。
ネットワーク設定管理部501は、第1ネットワークI/F418に設定されるIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ等のネットワーク設定を管理する。
電源管理部503は、MFP122の電源状態を管理する。具体的な一例として、スイッチ417が、MFP122への電源供給を有効化する操作(以下、電源オン操作とも称する)を受け付けたものとする。この場合には、電源管理部503は、スキャナ420やプリンタエンジン401等の各ハードウェアを起動させ、ネットワーク設定管理部501や第1ネットワークI/F処理部502等の各構成要素を起動させる。また、他の一例として、スイッチ417が、MFP122への電源供給を停止する操作(以下、電源オフ操作とも称する)を受け付けたものとする。この場合には、電源管理部503は、スキャナ420やプリンタエンジン401等の各ハードウェアを停止し、ネットワーク設定管理部501や第1ネットワークI/F処理部502等の各構成要素を停止させる。
また、電源管理部503は、MFP122に対して電源供給が行われるオン状態中には、スリープ条件504に応じて、MFP122のスリープ状態を管理する。前述したように、MFP122が節電モードに移行した状態が、スリープ状態の一例に相当する。電源管理部503は、スリープ状態に移行させた場合には、操作部419、スキャナ420、プリンタエンジン401等の一部のハードウェアの電源をオフにすることで、省電力を実現する。
ここで、図14を参照して、スリープ条件504の一例について説明する。スリープ条件504には、MFP122をスリープ状態に移行させる条件に相当するスリープ移行条件1401と、MFP122をスリープ状態から復帰される条件に相当するスリープ復帰条件1402とが含まれる。例えば、図14に示す例では、MFP122が60秒間パケットを受信しなかった場合にはスリープ移行条件1401を満たすため、電源管理部503は、MFP122をスリープ状態に移行させる処理を開始する。一方で、MFP122がパケットを受信した場合には、スリープ復帰条件1402を満たすため、電源管理部503は、MFP122をスリープ状態から復帰させる処理を開始する。
<第1の実施形態>
図6を参照して、本開示の第1の実施形態に係る印刷システムの一例について、特にDFE121によるパケット送信処理に着目して説明する。図6に示す一連の処理は、例えば、ROM212や記憶装置230に格納されたプログラムがRAM213に展開されてCPU211に実行されることで実現される。また、図6に示す一連の処理は、例えば、印刷制御モジュール300がMFP122宛のパケットを送信する際に実行される。
図6を参照して、本開示の第1の実施形態に係る印刷システムの一例について、特にDFE121によるパケット送信処理に着目して説明する。図6に示す一連の処理は、例えば、ROM212や記憶装置230に格納されたプログラムがRAM213に展開されてCPU211に実行されることで実現される。また、図6に示す一連の処理は、例えば、印刷制御モジュール300がMFP122宛のパケットを送信する際に実行される。
S601において、DFE121のネットワークI/F状態判断部311は、第2ネットワークI/F部218の状態、すなわちリンクアップ状態またはリンクダウン状態を検知する。第2ネットワークI/F部218の状態(リンクアップ状態、リンクダウン状態)の検知は、例えば、オペレーティングシステム320が提供するネットワークI/Fの状態確認コマンド等を利用して行われる。そのうえで、ネットワークI/F状態判断部311は、S602において、第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウン状態か否かを判定する。
ネットワークI/F状態判断部311は、S602において第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウン状態でないと判定した場合には、処理をS603に進める。
一方で、ネットワークI/F状態判断部311は、S602において第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウン状態であると判定した場合には、処理をS604に進める。
ネットワークI/F状態判断部311は、S602において第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウン状態でないと判定した場合には、処理をS603に進める。
一方で、ネットワークI/F状態判断部311は、S602において第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウン状態であると判定した場合には、処理をS604に進める。
S603において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットの送信を、ネットワーク設定管理部323に指示する。S603においてMFP122宛(つまり10.100.1.2宛)のパケットが送信する際には、S602における判定結果が示すように、第2ネットワークI/F部218がリンクアップ状態にある。ネットワーク設定管理部323は、ルーティングテーブル324のエントリ1316に示された情報に従い、第2ネットワークI/F処理部322に対して、10.100.1.2宛にパケットを送信することを指示する。これにより、MFP122宛のパケットが、当該MFP122に送信されるように制御される。
S604において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットを破棄する。すなわち、この場合には、ネットワーク設定管理部323は、ルーティングテーブル324の参照や、第2ネットワークI/F処理部322に対するパケット送信を行わないこととなる。
ここで、本実施形態に係る技術が適用されない場合に発生し得る課題について補足説明を行う。例えば、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしている場合には、ルーティングテーブル324からネットワークI/F列1313が「第2ネットワークI/F」となっているエントリ1316が削除されることとなる。すなわち、ルーティングテーブル324は、図13(C)に示すような状態となる。この際、パケット送信部312が、MFP122宛(つまり10.100.1.2宛)のパケットの送信をネットワーク設定管理部323に指示すると、ルーティングテーブル324ではデフォルトゲートウェイとして登録されているエントリ1314がヒットする。そのため、ネットワーク設定管理部323は、エントリ1314に登録された情報に従い、第1ネットワークI/F処理部321に対して、MFP122宛のパケットの送信を指示することとなる。したがって、第1ネットワーク101にMFP122宛のパケットが流されることとなり、結果として、当該パケットが不正接続監視サーバ131により不審なパケットとして検出されることとなる。
以上で説明したように、本実施形態においては、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしている場合に、パケット送信部312がMFP122宛のパケットを破棄する。このような仕組みにより、MFP122宛のパケットが第1ネットワーク101に流されることで、当該パケットが不審なパケットとして検出される事態の発生を防止することが可能となる。
<第2の実施形態>
本開示の第2の実施形態について以下に説明する。前述した第1の実施形態では、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしている場合に、MFP122宛のパケットが破棄することで、当該パケットが不審なパケットとして検出される事態の発生を防止する仕組みの一例について説明した。一方で、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしていなかったとしても、MFP122がスリープ状態にあるような状況も想定され得る。このような状況下においては、MFP122に対してパケットが送信されることで、当該MFP122がスリープから復帰する場合がある。そこで、本実施形態では、MFP122がスリープ状態の場合には、MFP122宛のパケットを破棄することで、MFP122がスリーブから復帰する事態の発生を防止する場合の一例について説明する。
本開示の第2の実施形態について以下に説明する。前述した第1の実施形態では、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしている場合に、MFP122宛のパケットが破棄することで、当該パケットが不審なパケットとして検出される事態の発生を防止する仕組みの一例について説明した。一方で、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしていなかったとしても、MFP122がスリープ状態にあるような状況も想定され得る。このような状況下においては、MFP122に対してパケットが送信されることで、当該MFP122がスリープから復帰する場合がある。そこで、本実施形態では、MFP122がスリープ状態の場合には、MFP122宛のパケットを破棄することで、MFP122がスリーブから復帰する事態の発生を防止する場合の一例について説明する。
まず、図7を参照して、本実施形態に係るMFP122における電源管理の処理の一例をついて説明する。図7に示す一連の処理は、例えば、MFP122に搭載されているROM407やHDD408に格納されたプログラムがRAM403に展開されてCPU402に実行されることで実現される。また、図7に示す一連の処理は、例えば、スイッチ417を介して電源オン操作がなされた場合に実行される。
S701において、電源管理部503は、MFP122の起動処理を開始する。具体的な一例として、電源管理部503は、操作部419、スキャナ420、及びプリンタエンジン401等の各ハードウェアの起動処理を開始する。
S702において、電源管理部503は、起動開始イベントをDFE121に送信する。起動開始イベントは、電源管理部503がMFP122の起動処理を開始した旨を示すイベントである。イベントはパケット化され、ネットワーク設定管理部501を介してDFE121へ送信される。
S703において、電源管理部503は、起動処理を完了させる。
S702において、電源管理部503は、起動開始イベントをDFE121に送信する。起動開始イベントは、電源管理部503がMFP122の起動処理を開始した旨を示すイベントである。イベントはパケット化され、ネットワーク設定管理部501を介してDFE121へ送信される。
S703において、電源管理部503は、起動処理を完了させる。
S704において、電源管理部503は、MFP122がスリープ状態か否かを判定する。なお、スリープ状態への移行及びスリープ状態からの復帰については、後述するS706及びS709にて実行される。そのため、例えば、各処理の実行結果を示す情報を電源管理部503が記憶しておくことで、MFP122がスリープ状態か否か電源管理部503が判定することが可能となる。
電源管理部503は、S704においてMFP122がスリープ状態であると判定した場合には、処理をS705に進める。
一方で、電源管理部503は、S704においてMFP122がスリープ状態でないと判定した場合には、処理をS708に進める。
電源管理部503は、S704においてMFP122がスリープ状態であると判定した場合には、処理をS705に進める。
一方で、電源管理部503は、S704においてMFP122がスリープ状態でないと判定した場合には、処理をS708に進める。
S705において、電源管理部503は、スリープ条件504に含まれるスリープ復帰条件1402を参照し、スリープ復帰条件を満たしているか否かを判定する。
電源管理部503は、S705においてスリープ復帰条件を満たしていると判定した場合には、処理をS706に進める。
一方で、電源管理部503は、S705においてスリープ復帰条件を満たしていないと判定した場合には、処理をS711に進める。
電源管理部503は、S705においてスリープ復帰条件を満たしていると判定した場合には、処理をS706に進める。
一方で、電源管理部503は、S705においてスリープ復帰条件を満たしていないと判定した場合には、処理をS711に進める。
S706において、電源管理部503は、MFP122をスリープ状態から復帰させる。具体的な一例として、電源管理部503は、操作部419、スキャナ420、及びプリンタエンジン401等のようなスリープ状態への移行に伴い電源がオフの状態に遷移させた構成要素を電源がオンの状態に遷移させる。
S707において、電源管理部503は、スリープ復帰イベントをDFE121に送信する。スリープ復帰イベントは、電源管理部503がMFP122をスリープ状態から復帰させる処理(以下、スリープ復帰処理とも称する)が完了した旨を示すイベントである。イベントはパケット化され、ネットワーク設定管理部501を介してDFE121へ送信される。
S707において、電源管理部503は、スリープ復帰イベントをDFE121に送信する。スリープ復帰イベントは、電源管理部503がMFP122をスリープ状態から復帰させる処理(以下、スリープ復帰処理とも称する)が完了した旨を示すイベントである。イベントはパケット化され、ネットワーク設定管理部501を介してDFE121へ送信される。
S708において、電源管理部503は、スリープ条件504に含まれるスリープ移行条件1401を参照し、スリープ移行条件を満たしているか否かを判定する。
電源管理部503は、S708においてスリープ移行条件を満たしていると判定した場合には、処理をS709に進める。
一方で、電源管理部503は、S708においてスリープ移行条件を満たしていないと判定した場合には、処理をS711に進める。
電源管理部503は、S708においてスリープ移行条件を満たしていると判定した場合には、処理をS709に進める。
一方で、電源管理部503は、S708においてスリープ移行条件を満たしていないと判定した場合には、処理をS711に進める。
S709において、電源管理部503は、MFP122をスリープ状態に移行させる。具体的な一例として、電源管理部503は、操作部419、スキャナ420、及びプリンタエンジン401等のようなスリープ状態において動作を停止させる構成要素を電源がオフの状態に遷移させる。
S710において、電源管理部503は、スリープ移行イベントをDFE121に送信する。スリープ移行イベントは、電源管理部503がMFP122をスリープ状態に移行させる処理(以下、スリープ移行処理とも称する)が完了した旨を示すイベントである。イベントはパケット化され、ネットワーク設定管理部501を介してDFE121へ送信される。
S710において、電源管理部503は、スリープ移行イベントをDFE121に送信する。スリープ移行イベントは、電源管理部503がMFP122をスリープ状態に移行させる処理(以下、スリープ移行処理とも称する)が完了した旨を示すイベントである。イベントはパケット化され、ネットワーク設定管理部501を介してDFE121へ送信される。
S711において、電源管理部503は、スイッチ417を介して電源オフ操作がなされたか否かを判定する。
電源管理部503は、S711において電源オフ操作がなされたと判定した場合には、処理をS712に進める。
一方で、電源管理部503は、S711において電源オフ操作がなされていない判定した場合には、処理をS704に進める。この場合には、S704以降の処理が改めて実行されることとなる。
電源管理部503は、S711において電源オフ操作がなされたと判定した場合には、処理をS712に進める。
一方で、電源管理部503は、S711において電源オフ操作がなされていない判定した場合には、処理をS704に進める。この場合には、S704以降の処理が改めて実行されることとなる。
S712において、電源管理部503は、MFP122をシャットダウンさせる処理(以下、シャットダウン処理とも称する)を開始する。具体的な一例として、電源管理部503は、操作部419、スキャナ420、及びプリンタエンジン401等の構成要素のシャットダウン処理を開始する。
S713において、電源管理部503は、シャットダウン開始イベントをDFE121に送信する。シャットダウン開始イベントは、電源管理部503がシャットダウン処理を開始した旨を示すイベントである。イベントはパケット化され、ネットワーク設定管理部501を介してDFE121へ送信される。
S714において、電源管理部503は、シャットダウン処理を完了させ、図7に示す一連の処理を終了する。
S713において、電源管理部503は、シャットダウン開始イベントをDFE121に送信する。シャットダウン開始イベントは、電源管理部503がシャットダウン処理を開始した旨を示すイベントである。イベントはパケット化され、ネットワーク設定管理部501を介してDFE121へ送信される。
S714において、電源管理部503は、シャットダウン処理を完了させ、図7に示す一連の処理を終了する。
次いで、図8を参照して、本実施形態に係るDFE121の処理の一例について、MFP122から送信されるイベントの受信処理に着目して説明する。図8に示す一連の処理は、例えば、DFE121に搭載されているROM211や記憶装置230に格納されたプログラムがRAM213に展開されてCPU211に実行されることで実現される。また、図8に示す一連の処理は、例えば、通信管理モジュール310がMFP122からイベント(パケット)を受信した場合に実行される。
S801において、スリープ判断部313は、図8に示す一連の処理がDFE121の起動後初めて呼び出されたか否かを判定する。
スリープ判断部313は、S801において図8に示す一連の処理がDFE121の起動後初めて呼び出されたと判定した場合には、処理をS802に進める。
一方で、スリープ判断部313は、S801において図8に示す一連の処理が呼び出されたのがDFE121の起動後初めてではないと判定した場合には、処理をS803に進める。
スリープ判断部313は、S801において図8に示す一連の処理がDFE121の起動後初めて呼び出されたと判定した場合には、処理をS802に進める。
一方で、スリープ判断部313は、S801において図8に示す一連の処理が呼び出されたのがDFE121の起動後初めてではないと判定した場合には、処理をS803に進める。
S802において、スリープ判断部313は、スリープフラグをオフにする。スリープフラグは、スリープ判断部313において保持されるフラグであり、MFP122のスリープ状態の管理に使用される。具体的には、スリープフラグがオンの場合にはMFP122がスリープ状態であることを示し、スリープフラグがオフの場合にはMFP122がスリープ状態でないことを示す。
S803において、スリープ判断部313は、MFP122からスリープ移行イベントを受信したか否かを判定する。
スリープ判断部313は、S803においてMFP122からスリープ移行イベントを受信したと判定した場合には、処理をS804に進める。
一方で、スリープ判断部313は、S803においてMFP122からスリープ移行イベントを受信していないと判定した場合には、処理をS805に進める。
S804において、スリープ判断部313は、スリープフラグをオンにする。
スリープ判断部313は、S803においてMFP122からスリープ移行イベントを受信したと判定した場合には、処理をS804に進める。
一方で、スリープ判断部313は、S803においてMFP122からスリープ移行イベントを受信していないと判定した場合には、処理をS805に進める。
S804において、スリープ判断部313は、スリープフラグをオンにする。
S805において、スリープ判断部313は、MFP122からスリープ復帰イベントを受信したか否かを判定する。
スリープ判断部313は、S805においてMFP122からスリープ復帰イベントを受信したと判定した場合には、処理をS806に進める。
一方で、スリープ判断部313は、S805においてMFP122からスリープ復帰イベントを受信していないと判定した場合には、図8に示す一連の処理を終了する。
S806において、スリープ判断部313は、スリープフラグをオフにする。
スリープ判断部313は、S805においてMFP122からスリープ復帰イベントを受信したと判定した場合には、処理をS806に進める。
一方で、スリープ判断部313は、S805においてMFP122からスリープ復帰イベントを受信していないと判定した場合には、図8に示す一連の処理を終了する。
S806において、スリープ判断部313は、スリープフラグをオフにする。
次いで、図9を参照して、本実施形態に係るDFE121の処理の一例について、パケット送信処理に着目して説明する。図9に示す一連の処理は、例えば、DFE121に搭載されているROM211や記憶装置230に格納されたプログラムがRAM213に展開されてCPU211に実行されることで実現される。また、図9に示す一連の処理は、例えば、印刷制御モジュール300がMFP122宛のパケットを送信する際に実行される。なお、S601~S604の処理については、図6に示すS601~S604の処理と実質的に同様のため詳細な説明は省略する。
ネットワークI/F状態判断部311は、S602において第2ネットワークI/F部218の状態がリンクダウン状態でないと判定した場合には、処理をS901に進める。
S901において、スリープ判断部313は、スリープフラグがオンか否かを判定する。
スリープ判断部313は、S901においてスリープフラグがオンであると判定した場合、すなわちMFP122がスリープ状態であると判定した場合には、処理をS603に進める。この場合には、S603において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットの送信を、ネットワーク設定管理部323に指示する。
一方で、スリープ判断部313は、S901においてスリープフラグがオフであると判定した場合、すなわちMFP122がスリープ状態でないと判定した場合には、処理をS604に進める。この場合には、S604において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットを破棄する。
S901において、スリープ判断部313は、スリープフラグがオンか否かを判定する。
スリープ判断部313は、S901においてスリープフラグがオンであると判定した場合、すなわちMFP122がスリープ状態であると判定した場合には、処理をS603に進める。この場合には、S603において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットの送信を、ネットワーク設定管理部323に指示する。
一方で、スリープ判断部313は、S901においてスリープフラグがオフであると判定した場合、すなわちMFP122がスリープ状態でないと判定した場合には、処理をS604に進める。この場合には、S604において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットを破棄する。
以上説明したように、本実施形態においては、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしていない場合においても、MFP122がスリープ状態の場合には、MFP122宛のパケットが破棄される。このような制御が適用されることで、MFP122がDFE121から送信されるパケットによりスリープ状態から復帰する事態の発生を防止することが可能となる。
<第3の実施形態>
本開示の第3の実施形態について以下に説明する。前述した第2の実施形態では、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしていない場合においても、MFP122がスリープ状態の場合には、MFP122宛のパケットが破棄される場合の一例について説明した。一方で、上記のような状況下において、全てのパケットが破棄されるのが好ましくない場合もある。具体的な一例として、DFE121がMFP122に印刷ジョブを送信するためのパケットを送信するような場合においても、当該パケットが破棄されるような状況が想定され得る。このような状況下では、ユーザが、MFP122に印刷を実行させるために、MFP122の操作部419を操作することで、手動でMFP122をスリープ状態から復帰させることとなる。このような状況を鑑み、本実施形態では、MFP122がスリープ状態であっても、スリープ復帰用のパケットについてはMFP122に送信されるように制御することで、MFP122をスリープ状態から自動で復帰させる仕組みの一例について説明する。
本開示の第3の実施形態について以下に説明する。前述した第2の実施形態では、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしていない場合においても、MFP122がスリープ状態の場合には、MFP122宛のパケットが破棄される場合の一例について説明した。一方で、上記のような状況下において、全てのパケットが破棄されるのが好ましくない場合もある。具体的な一例として、DFE121がMFP122に印刷ジョブを送信するためのパケットを送信するような場合においても、当該パケットが破棄されるような状況が想定され得る。このような状況下では、ユーザが、MFP122に印刷を実行させるために、MFP122の操作部419を操作することで、手動でMFP122をスリープ状態から復帰させることとなる。このような状況を鑑み、本実施形態では、MFP122がスリープ状態であっても、スリープ復帰用のパケットについてはMFP122に送信されるように制御することで、MFP122をスリープ状態から自動で復帰させる仕組みの一例について説明する。
図10は、本実施形態に係るDFE121のパケット送信処理の一例を示している。図10に示す一連の処理は、例えば、DFE121に搭載されているROM211や記憶装置230に格納されたプログラムがRAM213に展開されてCPU211に実行されることで実現される。また、図10に示す一連の処理は、例えば、印刷制御モジュール300がMFP122宛のパケットを送信する際に実行される。なお、S601~S604、S901の処理については、図9に示すS601~S604、S901の処理と実質的に同様のため詳細な説明は省略する。
スリープ判断部313は、S901においてスリープフラグがオフであると判定した場合、すなわちMFP122がスリープ状態でないと判定した場合には、処理をS1001に進める。
S1001において、スリープ判断部313は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケット(換言すると送信対象のパケット)がスリープ復帰用のパケットか否かを、スリープ復帰パケットリスト314に登録された情報に基づき判定する。具体的には、スリープ判断部313は、印刷制御モジュール300から受け付けたパケットに該当する情報をスリープ復帰パケットリスト314から検索し、一致する情報が検索された場合に、当該パケットをスリープ復帰用のパケットとみなす。
スリープ判断部313は、S1001において印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットがスリープ復帰用のパケットであると判定した場合には、処理をS603に進める。この場合には、S603において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットの送信を、ネットワーク設定管理部323に指示する。
一方で、スリープ判断部313は、S1001において印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットがスリープ復帰用のパケットでないと判定した場合には、処理をS604に進める。この場合には、S604において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットを破棄する。
S1001において、スリープ判断部313は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケット(換言すると送信対象のパケット)がスリープ復帰用のパケットか否かを、スリープ復帰パケットリスト314に登録された情報に基づき判定する。具体的には、スリープ判断部313は、印刷制御モジュール300から受け付けたパケットに該当する情報をスリープ復帰パケットリスト314から検索し、一致する情報が検索された場合に、当該パケットをスリープ復帰用のパケットとみなす。
スリープ判断部313は、S1001において印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットがスリープ復帰用のパケットであると判定した場合には、処理をS603に進める。この場合には、S603において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットの送信を、ネットワーク設定管理部323に指示する。
一方で、スリープ判断部313は、S1001において印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットがスリープ復帰用のパケットでないと判定した場合には、処理をS604に進める。この場合には、S604において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットを破棄する。
以上説明したように、本実施形態においては、MFP122がスリープ状態の場合においても、MFP122宛のパケットがスリープ復帰用のパケットであれば、MFP122に送信される。このような制御が適用されることで、MFP122を自動でスリープ状態から復帰させることが可能となる。
<第4の実施形態>
本開示の第4の実施形態について以下に説明する。前述した第1の実施形態では、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしている場合に、MFP122宛のパケットが破棄される場合の一例について説明した。一方で、MFP122によりシャットダウン処理が実行されている状況下では、タイミングによってはパケットを破棄することが困難な場合がある。
具体的な一例として、図6のS601における第2ネットワークI/F部218のリンクアップ状態またはリンクダウン状態の検知に際して、電源が完全にオフになっておらず、第2ネットワークI/F部218がリンクアップと判定される場合がある。さらに、S601の処理の直後に第2ネットワークI/F部218がリンクダウンし、ルーティングテーブル324が図13(C)に例示するような状態になると、MFP122宛にパケットが送信される場合がある。このような状況下では、ルーティングテーブル324においてデフォルトゲートウェイとして登録されているエントリ1314がヒットすることとなる。よって、この場合には、ネットワーク設定管理部323は、エントリ1314に登録された情報に従い、第1ネットワークI/F処理部321に対して、MFP122宛のパケットの送信を指示することとなる。したがって、第1ネットワーク101にMFP122宛のパケットが流されることとなり、結果として、当該パケットが不正接続監視サーバ131により不審なパケットとして検出されることとなる。
上記の問題を鑑み、本実施形態では、DFE121は、MFP122がシャットダウン処理を開始した場合にはMFP122宛のパケットを破棄する。本実施形態では、このような制御を適用することで、MFP122のシャットダウン処理のタイミングに依らず、MFP122宛のパケットが第1ネットワーク101に流れる事態の発生を防止する。
本開示の第4の実施形態について以下に説明する。前述した第1の実施形態では、第2ネットワークI/F部218がリンクダウンしている場合に、MFP122宛のパケットが破棄される場合の一例について説明した。一方で、MFP122によりシャットダウン処理が実行されている状況下では、タイミングによってはパケットを破棄することが困難な場合がある。
具体的な一例として、図6のS601における第2ネットワークI/F部218のリンクアップ状態またはリンクダウン状態の検知に際して、電源が完全にオフになっておらず、第2ネットワークI/F部218がリンクアップと判定される場合がある。さらに、S601の処理の直後に第2ネットワークI/F部218がリンクダウンし、ルーティングテーブル324が図13(C)に例示するような状態になると、MFP122宛にパケットが送信される場合がある。このような状況下では、ルーティングテーブル324においてデフォルトゲートウェイとして登録されているエントリ1314がヒットすることとなる。よって、この場合には、ネットワーク設定管理部323は、エントリ1314に登録された情報に従い、第1ネットワークI/F処理部321に対して、MFP122宛のパケットの送信を指示することとなる。したがって、第1ネットワーク101にMFP122宛のパケットが流されることとなり、結果として、当該パケットが不正接続監視サーバ131により不審なパケットとして検出されることとなる。
上記の問題を鑑み、本実施形態では、DFE121は、MFP122がシャットダウン処理を開始した場合にはMFP122宛のパケットを破棄する。本実施形態では、このような制御を適用することで、MFP122のシャットダウン処理のタイミングに依らず、MFP122宛のパケットが第1ネットワーク101に流れる事態の発生を防止する。
まず、図11を参照して、本実施形態に係るDFE121の処理の一例について、イベント受信処理に着目して説明する。図11に示す一連の処理は、例えば、DFE121に搭載されているROM211や記憶装置230に格納されたプログラムがRAM213に展開されてCPU211に実行されることで実現される。また、図11に示す一連の処理は、例えば、通信管理モジュール310がMFP122からイベント(パケット)を受信した場合に実行される。なお、S801~S806の処理については、図8に示すS801~S806の処理と実質的に同様のため詳細な説明は省略する。
スリープ判断部313は、S801において図11に示す一連の処理がDFE121の起動後初めて呼び出されたと判定した場合には、処理をS802に進め、当該S802の処理を実行する。その後に、電源状態判断部315が、S1101の処理を実行する。
S1101において、電源状態判断部315は、電源フラグをオフにする。電源フラグは、電源状態判断部315において保持されるフラグであり、MFP122の電源状態の管理に使用される。具体的には、電源フラグがオンの場合にはMFP122が電源オン状態であることを示し、電源フラグがオフの場合にはMFP122が電源オフ状態であることを示す。電源フラグが示す電源オン状態は、MFP122が電源をオンする処理を開始したタイミングで当該電源フラグに反映される。すなわち、MFP122が電源オン状態に遷移していなくとも、電源をオンする処理が開始されたタイミングで電源フラグがオンの状態となる。同様に、電源フラグが示す電源オフ状態は、MFP122が電源をオフする処理を開始したタイミングで当該電源フラグに反映される。すなわち、MFP122が電源オフ状態に遷移していなくとも、電源をオフする処理が開始されたタイミングで電源フラグがオフの状態となる。なお、本実施形態では、MFP122よりも先にDFE121が電源オン状態となることを前提に各種説明を行うものとする。
S1101において、電源状態判断部315は、電源フラグをオフにする。電源フラグは、電源状態判断部315において保持されるフラグであり、MFP122の電源状態の管理に使用される。具体的には、電源フラグがオンの場合にはMFP122が電源オン状態であることを示し、電源フラグがオフの場合にはMFP122が電源オフ状態であることを示す。電源フラグが示す電源オン状態は、MFP122が電源をオンする処理を開始したタイミングで当該電源フラグに反映される。すなわち、MFP122が電源オン状態に遷移していなくとも、電源をオンする処理が開始されたタイミングで電源フラグがオンの状態となる。同様に、電源フラグが示す電源オフ状態は、MFP122が電源をオフする処理を開始したタイミングで当該電源フラグに反映される。すなわち、MFP122が電源オフ状態に遷移していなくとも、電源をオフする処理が開始されたタイミングで電源フラグがオフの状態となる。なお、本実施形態では、MFP122よりも先にDFE121が電源オン状態となることを前提に各種説明を行うものとする。
S1102において、電源状態判断部315は、MFP122から起動開始イベントを受信したか否かを判定する。起動開始イベントは、MFP122の電源管理部503が、図7のS702において送信するイベントである。
電源状態判断部315は、S1102においてMFP122から起動開始イベントを受信したと判定した場合には、処理をS1103に進める。この場合には、S1103において、電源状態判断部315は、電源フラグをオンにする。
一方で、電源状態判断部315は、S1102においてMFP122から起動開始イベントを受信していないと判定した場合には、処理をS1104に進める。
電源状態判断部315は、S1102においてMFP122から起動開始イベントを受信したと判定した場合には、処理をS1103に進める。この場合には、S1103において、電源状態判断部315は、電源フラグをオンにする。
一方で、電源状態判断部315は、S1102においてMFP122から起動開始イベントを受信していないと判定した場合には、処理をS1104に進める。
S1104において、電源状態判断部315は、MFP122からシャットダウン開始イベントを受信したか否かを判定する。シャットダウン開始イベントは、MFP122の電源管理部503が、図7のS713において送信するイベントである。
電源状態判断部315は、S1104においてMFP122からシャットダウン開始イベントを受信したと判定した場合には、処理をS1105に進める。この場合には、S1105において、電源状態判断部315は、電源フラグをオフにする。
一方で、電源状態判断部315は、S1104においてMFP122からシャットダウン開始イベントを受信していないと判定した場合には、処理をS803に進める。
なお、前述したように、S803以降の処理については図8に示す例と実質的に同様である。
電源状態判断部315は、S1104においてMFP122からシャットダウン開始イベントを受信したと判定した場合には、処理をS1105に進める。この場合には、S1105において、電源状態判断部315は、電源フラグをオフにする。
一方で、電源状態判断部315は、S1104においてMFP122からシャットダウン開始イベントを受信していないと判定した場合には、処理をS803に進める。
なお、前述したように、S803以降の処理については図8に示す例と実質的に同様である。
次いで、図12を参照して、本実施形態に係るDFE121の処理の一例について、パケット送信処理に着目して説明する。図12に示す一連の処理は、例えば、DFE121に搭載されているROM211や記憶装置230に格納されたプログラムがRAM213に展開されてCPU211に実行されることで実現される。また、図12に示す一連の処理は、例えば、印刷制御モジュール300がMFP122宛のパケットを送信する際に実行される。なお、S601~S604、S901、及びS1001の処理については、図10に示すS601~S604、S901、及びS1001の処理と実質的に同様のため詳細な説明は省略する。
S1201において、電源状態判断部315は、電源フラグがオフか否かを判定する。
電源状態判断部315は、S1201において電源フラグがオフであると判定した場合、すなわちMFP122がシャットダウン状態の場合には、処理をS604に進める。この場合には、S604において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットを破棄する。
一方で、電源状態判断部315は、S1201において電源フラグがオフでないと判定した場合には、処理をS601に進める。この場合には、S601において、ネットワークI/F状態判断部311は、第2ネットワークI/F部218の状態、すなわちリンクアップ状態またはリンクダウン状態の検知を行う。
なお、前述したように、S601以降の処理については図10に示す例と実質的に同様である。
電源状態判断部315は、S1201において電源フラグがオフであると判定した場合、すなわちMFP122がシャットダウン状態の場合には、処理をS604に進める。この場合には、S604において、パケット送信部312は、印刷制御モジュール300から受け付けたMFP122宛のパケットを破棄する。
一方で、電源状態判断部315は、S1201において電源フラグがオフでないと判定した場合には、処理をS601に進める。この場合には、S601において、ネットワークI/F状態判断部311は、第2ネットワークI/F部218の状態、すなわちリンクアップ状態またはリンクダウン状態の検知を行う。
なお、前述したように、S601以降の処理については図10に示す例と実質的に同様である。
以上説明したように、本実施形態においては、MFP122がシャットダウン処理を開始した場合には、当該シャットダウン処理が完了したか否かに関わらずMFP122宛のパケットが破棄される。このような制御が適用されることで、MFP122のシャットダウンタイミングに依らずにMFP122宛のパケットが破棄されることとなる。そのため、上記パケットが第1ネットワーク101に流されることで、当該パケットが不審なパケットとして検出される事態の発生を防止することが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本実施形態に係るシステムの基本的な技術思想を逸脱しない範囲であれば種々の変更が施されてもよい。具体的な一例として、上述した実施形態では、パケットの送信先となる機器がMFPの場合について説明したが、当該機器は必ずしもMFPに限定されず、管理対象となる機器であれば、MFP以外の他の機器が適用されてもよい。また、上述した通信制御の役割を担うDFE121相当(特に、通信管理モジュール310相当)の構成についても特に限定はされない。すなわち、上述した通信制御の主体は、パケットの送信先の機器とネットワーク(第2ネットワーク102相当)を介して接続され、かつ当該ネットワークとは異なる他のネットワーク(第1ネットワーク101相当)に接続される装置であれば特に限定されない。
また、本実施形態の開示は、以下の構成、方法、及びプログラムを含む。
(構成1)第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、を有し、前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、通信制御装置。
(構成2)前記機器がスリープ状態か否かを判定する第2の判定手段を有し、前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンでないと判定された場合においても、前記第2の判定手段により前記機器がスリープ状態であると判定された場合には、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、構成1に記載の通信制御装置。
(構成3)前記制御手段は、前記第2の判定手段により前記機器がスリープ状態であると判定された場合においても、前記機器への送信対象となるパケットが前記機器をスリープ状態から復帰させるパケットリストに含まれる場合には、当該パケットが前記機器に送信されるように制御することを特徴とする、構成2に記載の通信制御装置。
(構成4)前記機器の電源状態がオフ状態か否かを判定する第3の判定手段を有し、前記制御手段は、前記第3の判定手段により前記機器の電源状態がオフ状態であると判定された場合には、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、構成1乃至3のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(構成5)前記機器は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であり、前記通信制御装置は、前記画像形成装置に前記第2ネットワークインタフェースを介して接続される印刷制御装置が備える通信管理モジュールであることを特徴とする、構成1乃至4のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(方法1)第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置の制御方法であって、前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御ステップと、前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定ステップと、を含み、前記制御ステップは、前記第1の判定ステップにおいて前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、通信制御装置の制御方法。
(プログラム1)コンピュータを、第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、を有する通信制御装置として機能させ、前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、プログラム。
(構成1)第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、を有し、前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、通信制御装置。
(構成2)前記機器がスリープ状態か否かを判定する第2の判定手段を有し、前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンでないと判定された場合においても、前記第2の判定手段により前記機器がスリープ状態であると判定された場合には、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、構成1に記載の通信制御装置。
(構成3)前記制御手段は、前記第2の判定手段により前記機器がスリープ状態であると判定された場合においても、前記機器への送信対象となるパケットが前記機器をスリープ状態から復帰させるパケットリストに含まれる場合には、当該パケットが前記機器に送信されるように制御することを特徴とする、構成2に記載の通信制御装置。
(構成4)前記機器の電源状態がオフ状態か否かを判定する第3の判定手段を有し、前記制御手段は、前記第3の判定手段により前記機器の電源状態がオフ状態であると判定された場合には、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、構成1乃至3のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(構成5)前記機器は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であり、前記通信制御装置は、前記画像形成装置に前記第2ネットワークインタフェースを介して接続される印刷制御装置が備える通信管理モジュールであることを特徴とする、構成1乃至4のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(方法1)第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置の制御方法であって、前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御ステップと、前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定ステップと、を含み、前記制御ステップは、前記第1の判定ステップにおいて前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、通信制御装置の制御方法。
(プログラム1)コンピュータを、第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、を有する通信制御装置として機能させ、前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄することを特徴とする、プログラム。
122 DFE
217 第1ネットワークI/F部
218 第2ネットワークI/F部
311 ネットワークI/F状態判断部
312 パケット送信部
217 第1ネットワークI/F部
218 第2ネットワークI/F部
311 ネットワークI/F状態判断部
312 パケット送信部
Claims (7)
- 第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、
前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、
前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、通信制御装置。 - 前記機器がスリープ状態か否かを判定する第2の判定手段を有し、
前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンでないと判定された場合においても、前記第2の判定手段により前記機器がスリープ状態であると判定された場合には、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記制御手段は、前記第2の判定手段により前記機器がスリープ状態であると判定された場合においても、前記機器への送信対象となるパケットが前記機器をスリープ状態から復帰させるパケットリストに含まれる場合には、当該パケットが前記機器に送信されるように制御することを特徴とする、請求項2に記載の通信制御装置。
- 前記機器の電源状態がオフ状態か否かを判定する第3の判定手段を有し、
前記制御手段は、前記第3の判定手段により前記機器の電源状態がオフ状態であると判定された場合には、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記機器は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であり、
前記通信制御装置は、前記画像形成装置に前記第2ネットワークインタフェースを介して接続される印刷制御装置が備える通信管理モジュールである
ことを特徴とする、請求項1に記載の通信制御装置。 - 第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置の制御方法であって、
前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御ステップと、
前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定ステップと、
を含み、
前記制御ステップは、前記第1の判定ステップにおいて前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、通信制御装置の制御方法。 - コンピュータを、
第1ネットワークに接続される第1ネットワークインタフェースと、前記第1ネットワークとは異なる第2ネットワークを介して管理対象となる機器に接続される第2ネットワークインタフェースと、を有する通信制御装置であって、
前記第1ネットワークインタフェースを介して受信された、前記機器が宛先として指定されたパケットが、前記第2ネットワークインタフェースを介して前記機器に送信されるように制御する制御手段と、
前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンか否かを判定する第1の判定手段と、
を有する通信制御装置として機能させ、
前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記第2ネットワークインタフェースの状態がリンクダウンであると判定された場合に、前記機器が宛先として指定されたパケットを破棄する
ことを特徴とする、プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022166803A JP2024059242A (ja) | 2022-10-18 | 2022-10-18 | 通信制御装置、通信制御装置の制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022166803A JP2024059242A (ja) | 2022-10-18 | 2022-10-18 | 通信制御装置、通信制御装置の制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024059242A true JP2024059242A (ja) | 2024-05-01 |
Family
ID=90828466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022166803A Pending JP2024059242A (ja) | 2022-10-18 | 2022-10-18 | 通信制御装置、通信制御装置の制御方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2024059242A (ja) |
-
2022
- 2022-10-18 JP JP2022166803A patent/JP2024059242A/ja active Pending
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