JP2016045697A - 印刷制御装置、印刷システム、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 印刷制御装置と画像形成装置とが通信するためのネットワーク設定の変更状態に適応して既に設定されていたネットワーク情報を自動的に更新する。【解決手段】印刷制御装置において、第1の通信手段が前記画像形成装置と通信を確立できたかどうかを判断する際に、画像形成装置と通信を確立できないと判断した場合、前記第1のネットワークに対して画像形成装置を含む機器を探索する第1のパケットを発行する。そして、画像形成装置から前記パケットに対応する第1の応答パケットを受信したと判断した場合、当該応答パケットで特定されるネットワーク情報に基づいて画像形成装置に設定されていたネットワーク情報を更新することを特徴とする。【選択図】 図5
Description
本発明は、印刷制御装置、印刷システム、印刷制御装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
画像形成を行う画像形成装置、例えば、複合機またはMFP(Multi Function Printer)と呼ばれる、複写機、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ等の機能を備えた機器が広く使用されている。また、これらの画像形成装置に、印刷ジョブ処理にかかわる各種画像処理や、画像形成装置に対する各種設定処理および印刷指示を行う印刷制御装置を外部コントローラとして接続した印刷システムを構築することも広く行われている。これらの印刷制御装置もまた、画像形成装置と同様に多様な機能を備えている。
印刷制御装置を接続し使用する目的は、画像形成装置が提供する機能を強化することや、印刷制御装置独自の機能を利用することである。機能強化の例としては印刷ジョブの処理性能を向上させることが挙げられる。例えば、印刷制御装置でページ記述言語(PDL)の解釈およびビットマップデータの生成までを担当し、画像形成装置では生成されたビットマップデータの印字を行うようにする。そうすれば、画像形成装置単独ですべてを行う場合よりも効率よく、短い時間でジョブの印刷を行うことができる。印刷制御装置独自の機能としては、印刷ジョブのページ編集や面付け、画像処理設定ならびに印刷を行う用紙種類に合わせた画像形成処理などがある。
これらの画像形成装置あるいは印刷制御装置は、ネットワークに接続でき、オフィス内に構築されたLAN(Local Area Network)上のコンピュータとのデータ送受信を行う機能を備えていることが一般的である。データ送受信の例としては、印刷ジョブデータ受信やスキャンデータ送信があり、ネットワーク上のコンピュータでプリンタドライバや印刷装置の管理ソフトウェアといった各種アプリケーションを動作させた場合に行われる。また、画像形成装置あるいは印刷制御装置上でスキャンデータを送信する機能やネットワーク上のサーバからジョブデータを受信する機能をユーザが用いた場合もネットワーク通信が行われる。
また、印刷制御装置と画像形成装置とがネットワーク通信を行う場合もある。印刷制御装置が印刷ジョブのPDLデータをビットマップデータに変換する処理を担い、画像形成装置が印字処理を行う場合に、当該ビットマップデータや印字処理の制御コマンドを印刷制御装置が画像形成装置にネットワーク通信により送信する場合が挙げられる。また、画像形成装置から印刷制御装置へのデータ送信の例として、画像形成装置の稼働状態や消耗品の状態を印刷制御装置201に通知する場合もある。
このようなネットワーク通信は、TCP/IPプロトコルに基づき行われることが一般的である。印刷制御装置と画像形成装置は互いのIPアドレスを記憶しており、それらを用いてTCP/IP通信を行う。また、DFE(Digital Front End)と呼ばれる形式の印刷制御装置は、TCP/IP通信を行うためのネットワークアダプタを複数備えている。このような印刷制御装置は、前述したLANに接続するためのネットワークアダプタのほかに、画像形成装置と接続するためのネットワークアダプタを備えている。そして、当該ネットワークアダプタにより接続された印刷制御装置と画像形成装置とで、LANとは別にローカルネットワークが構築される。このような印刷制御装置と画像形成装置のネットワーク接続構成に関する技術に、特許文献1に記載の技術がある。
本発明においても、特許文献1に記載されている例のように、DFEとして動作する印刷制御装置と画像形成装置がローカルネットワークを構築し、さらに印刷制御装置がLANにも接続する印刷システムを扱う。このような印刷システムにおいては、ローカルネットワークで使用するIPアドレスを印刷制御装置と画像形成装置に設定する作業が必要である。
具体的には、印刷システムの設置時にユーザまたはサービスパーソンが手動でIPアドレス設定を行うほか、DHCP(Dynamic Host Configurarion Protocol)などの自動設定プロトコルを使用して自動で設定を行うこともできる。また、ローカルネットワークで使用するIPアドレスを決定する作業も必要であり、特許文献1には、LANで使用されていないIPアドレスをローカルネットワークのIPアドレスとして生成する手段が記載されている。
具体的には、印刷システムの設置時にユーザまたはサービスパーソンが手動でIPアドレス設定を行うほか、DHCP(Dynamic Host Configurarion Protocol)などの自動設定プロトコルを使用して自動で設定を行うこともできる。また、ローカルネットワークで使用するIPアドレスを決定する作業も必要であり、特許文献1には、LANで使用されていないIPアドレスをローカルネットワークのIPアドレスとして生成する手段が記載されている。
しかしながら、そのようにローカルネットワーク上の機器、すなわち印刷制御装置と画像形成装置にIPアドレスを設定し、印刷システムを構築した後に、設定したIPアドレスが別のIPアドレスに変更される場合がある。そのような状態に陥る例としては、ユーザの誤操作した場合や、機器の設定情報をリセットした場合や、ネットワークケーブルを誤ったポートに接続した場合等が想定される。
このような事態が発生すると、印刷制御装置と画像形成装置がローカルネットワークでネットワーク通信することができなくなる。この場合において、ネットワーク環境を復旧するためには、上述したIPアドレスの設定作業を再度行うことが必要であり、それが完了するまでの間、ユーザはLANから投入する印刷ジョブの印刷機能のように印刷制御装置と画像形成装置が協調して提供する機能を利用することができない。
このような事態が発生すると、印刷制御装置と画像形成装置がローカルネットワークでネットワーク通信することができなくなる。この場合において、ネットワーク環境を復旧するためには、上述したIPアドレスの設定作業を再度行うことが必要であり、それが完了するまでの間、ユーザはLANから投入する印刷ジョブの印刷機能のように印刷制御装置と画像形成装置が協調して提供する機能を利用することができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、印刷制御装置と画像形成装置とが通信するためのネットワーク設定の変更状態に適応して既に設定されていたネットワーク情報を自動的に更新できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の印刷制御装置は以下に示す構成を備える。
印刷制御装置であって、第1のネットワークを介して画像形成装置に設定された第1のネットワーク情報に従い通信を確立する第1の通信手段と、前記第1の通信手段が前記画像形成装置と通信を確立できたかどうかを判断する第1の判断手段と、前記画像形成装置と通信を確立できないと判断した場合、前記第1のネットワークに対して前記画像形成装置を含む機器を探索する第1のパケットを発行する第1の探索手段と、前記画像形成装置から前記パケットに対応する第1の応答パケットを受信したかどうかを判断する第2の判断手段と、前記第1の応答パケットを前記画像形成装置から受信したと判断した場合、当該応答パケットで特定されるネットワーク情報に基づいて前記印刷制御装置に設定されていた自機のネットワーク情報を更新する第1の更新手段と、を備えることを特徴とする。
印刷制御装置であって、第1のネットワークを介して画像形成装置に設定された第1のネットワーク情報に従い通信を確立する第1の通信手段と、前記第1の通信手段が前記画像形成装置と通信を確立できたかどうかを判断する第1の判断手段と、前記画像形成装置と通信を確立できないと判断した場合、前記第1のネットワークに対して前記画像形成装置を含む機器を探索する第1のパケットを発行する第1の探索手段と、前記画像形成装置から前記パケットに対応する第1の応答パケットを受信したかどうかを判断する第2の判断手段と、前記第1の応答パケットを前記画像形成装置から受信したと判断した場合、当該応答パケットで特定されるネットワーク情報に基づいて前記印刷制御装置に設定されていた自機のネットワーク情報を更新する第1の更新手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷制御装置と画像形成装置とが通信するためのネットワーク設定の変更状態に適応して既に設定されていたネットワーク情報を自動的に更新できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。なお、印刷制御装置201と画像形成装置とは、図2に示すように接続されることで印刷システムが構築される。
図1において、202、203及び204はLANケーブルを接続するためのコネクタである。NIC部101は、コネクタ202を通じて図2のLAN212との低位レイヤレベルの接続を司る、第1のネットワークインタフェースとしてのNIC(Network Interface Card)部である。ここで、NIC部101は、LAN212に接続され、情報処理装置として機能する端末装置211との通信に使用され、端末装置211のプリンタドライバ等との通信に使用される。
RIP処理部102は、端末装置211のプリンタドライバから受信したページ記述言語(PDL)で記述されている印刷データを、ビットマップ画像などのラスターイメージに変換するRIP(Raster Image Processor)部である。
NIC部104はコネクタ203を通じて、図2のLAN205との低位レイヤレベルの接続を司る、第2のネットワークインタフェースとしてのNIC部である。
図1において、202、203及び204はLANケーブルを接続するためのコネクタである。NIC部101は、コネクタ202を通じて図2のLAN212との低位レイヤレベルの接続を司る、第1のネットワークインタフェースとしてのNIC(Network Interface Card)部である。ここで、NIC部101は、LAN212に接続され、情報処理装置として機能する端末装置211との通信に使用され、端末装置211のプリンタドライバ等との通信に使用される。
RIP処理部102は、端末装置211のプリンタドライバから受信したページ記述言語(PDL)で記述されている印刷データを、ビットマップ画像などのラスターイメージに変換するRIP(Raster Image Processor)部である。
NIC部104はコネクタ203を通じて、図2のLAN205との低位レイヤレベルの接続を司る、第2のネットワークインタフェースとしてのNIC部である。
HDD部105は、NIC部101で受信した印刷データを一時的に保管しておくためのハードディスクドライブ(HDD)である。HDD部105にはまた、印刷制御装置201が管理する各種設定値情報を格納することができる。印刷制御装置201は必要に応じてそれら設定値情報をHDD部105から読み出して使用したり、外部あるいは操作部109を通じて要求された設定値情報の変更をHDD部105に書き込んだりすることができる。106は第1メモリ部で、RIP処理部102が画像展開処理に利用する。107は印刷制御装置201全体の制御を司るCPU部である。103はエンコード部である。
108は第2メモリ部で、CPU部107がデータ一時保存領域として利用する。109は操作部で、ボタンやキー、タッチパネル等を有し、印刷制御装置201のオペレーションを行う。また、111はイメージインタフェースボードであり、一端はインタフェースのためのコネクタ204に接続される。画像データに関してはイメージインタフェースボード111、コネクタ204を使用して専用の伝送路を作成し、画像形成装置207へと転送する。
図2は、本実施形態を示す印刷システムの構成を説明する図である。本例は、印刷制御装置201と画像形成装置207からなる印刷システムであり、以下、端末装置211から投入された印刷ジョブの印刷処理を説明する。
なお、図2に示すように、端末装置211はLAN212に接続されたコンピュータであり、LAN211上に複数存在してもよい。
図2において、まず、端末装置211は印刷ジョブを印刷制御装置201に投入する。端末装置211から印刷制御装置201へのネットワークデータパケットは、LAN212を伝播し、コネクタ202を介して印刷制御装置201に取り込まれる。印刷制御装置201の内部においては、NIC部101によってデータの受信処理が行われる。印刷データを受信すると、CPU部107の制御により、必要に応じてHDD部105へ受信データの書き込みが行われる。
なお、図2に示すように、端末装置211はLAN212に接続されたコンピュータであり、LAN211上に複数存在してもよい。
図2において、まず、端末装置211は印刷ジョブを印刷制御装置201に投入する。端末装置211から印刷制御装置201へのネットワークデータパケットは、LAN212を伝播し、コネクタ202を介して印刷制御装置201に取り込まれる。印刷制御装置201の内部においては、NIC部101によってデータの受信処理が行われる。印刷データを受信すると、CPU部107の制御により、必要に応じてHDD部105へ受信データの書き込みが行われる。
これはデータの転送速度を向上させること等を目的として一般的に行われているキューイング(スプール)である。HDD部105に記憶されたデータは、CPU部107の指示によってRIP処理部102から読み出される。一方、キューイングが行われなかった印刷データはCPU部107の指示によって、直接RIP処理部102に転送される。
こうしてRIP処理部102に送られた印刷データは、RIP処理部102でラスタライズイメージ化処理が行われ、ラスターイメージへと変換される。次に、作成されたラスターイメージの形式と、予め設定されている画像形成装置207が解釈可能なデータ形式とに基づいて、エンコード部103がラスターイメージを画像形成装置207が解釈可能なデータ形式へとエンコードするエンコード処理を行う。エンコード処理の例としては、画像形成装置207へ送信するデータ量を削減する目的で行われるデータ圧縮処理などがある。
このようなエンコード処理は必要に応じて行われるため、作成したラスターデータがそのままでも画像形成装置207で解釈可能な場合や前述したデータ量の削減が必要ない場合など、エンコードの必要がなければスキップしても良い。エンコード後のデータは画像形成装置207が解釈可能な形式である必要があり、例えばその形式は特定の印刷言語形式や、またはJBIG等特定の方法で圧縮されたデータフォーマット等、画像形成装置207が内蔵する解釈手段の能力によって変化する。
こうして必要に応じてエンコードされたデータはLAN205へ送信するためにNIC部104によって再びデータパケット化され、コネクタ203から送出され、LAN206、コネクタ208を介して画像形成装置207へ送られる。このデータパケットを受信した画像形成装置207は、給紙装置210を有し、自身が有する印刷処理手順に則り、給紙装置210から用紙を給紙して印刷処理を行う。エンコードされたデータを伝送する他の経路としては、エンコード部103を介しイメージインタフェースボード部111へ転送し、コネクタ204を通り、専用伝送路206を用いて画像形成装置207へ送る経路もある。
図3は、本実施形態を示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。なお、本例に示す画像形成装置は、画像形成装置本体301と画像入出力制御部305で構成される。
図3において、画像形成装置本体301は、操作部302、リーダ部303、プリンタ部304から構成される。操作部302は、画像形成装置本体301及び画像入出力制御部305を操作するために使用する。リーダ部303は、原稿画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部304及び画像入出力制御部305へ出力する。プリンタ部304は、リーダ部303及び画像入出力制御部305からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
画像入出力制御部305は、リーダ部303に接続されており、インタフェース部306、画像メモリ307、制御部308、ハードディスク(HDD)309から構成される。
画像入出力制御部305は、リーダ部303に接続されており、インタフェース部306、画像メモリ307、制御部308、ハードディスク(HDD)309から構成される。
なお、HDD309には、アドレス帳、操作履歴、ユーザ設定、ID設定、ネットワーク設定といった、画像形成装置の各種設定値が保存されている。インタフェース部306は、印刷制御装置201およびネットワーク212上の端末装置211と制御部308との間のインタフェースである。このインタフェース部306は、印刷制御装置201から転送された、エンコードされた画像データをコネクタ208あるいはコネクタ209で受信し、受信したデータをプリンタ部304で記録できる画像データに展開して制御部308に渡す。制御部308は、CPU、ROM、RAM等により構成される。
この制御部308のCPUがROM又は他の記録媒体に格納されたプログラムをRAM上にロードして実行し、リーダ部303、インタフェース部306、及び画像メモリ307等のそれぞれの間のデータの流れを制御する。なお、HDD309の代わりに、電源を落としてもデータが消去されないその他の不揮発性メモリを設けて、該不揮発性メモリにデータを保存しておく構成であってもよい。以上が、印刷制御装置201および画像形成装置207の概略、ならびにそれらで構成される印刷システムの基本動作の説明である。
図4は、本実施形態を示す印刷システムのネットワーク通信に関わるモジュールの構成を説明するブロック図である。
図4において、印刷制御装置201はNIC部104、コネクタ203を介して画像形成装置207のコネクタ208に接続される。また、印刷制御装置201のNIC部101,コネクタ202を介してLAN212に接続される。
図4において、印刷制御装置201はNIC部104、コネクタ203を介して画像形成装置207のコネクタ208に接続される。また、印刷制御装置201のNIC部101,コネクタ202を介してLAN212に接続される。
また、画像形成装置207は、ローカルネットワーク側のコネクタ208とインタフェース部306を備える。デバイスドライバ401、402は印刷制御装置201に設けられ、NIC部101、NIC部104に接続されるLAN212と205との通信を制御する。
403はデバイスドライバで、画像形成装置207に設けられ、インタフェース部306のドライバとしてネットワークパケット送受信処理を制御する。また、OS部404、405に対しては各NIC部101,104およびインタフェース部306によらない統一された制御APIを提供する役割を担う。
403はデバイスドライバで、画像形成装置207に設けられ、インタフェース部306のドライバとしてネットワークパケット送受信処理を制御する。また、OS部404、405に対しては各NIC部101,104およびインタフェース部306によらない統一された制御APIを提供する役割を担う。
OS部404、405はオペレーティングシステムであり、本実施形態では印刷制御装置201および画像形成装置207において複数するデバイスドライバ401,402、403を制御し、各装置上で動作するソフトウェアアプリケーションに対してTCP/IP通信APIを提供する。ローカル通信部406、印刷コマンドリクエスト部407、アドレス変更受付部408は印刷制御装置201上で動作するソフトウェアアプリケーションである。
また、SNMP処理部409、印刷コマンド受付部410、アドレス変更検知部411は画像形成装置207上で動作するソフトウェアアプリケーションである。
印刷コマンドリクエスト部407は、印刷ジョブの印刷処理において、印刷制御装置201が生成したラスターイメージならびに当該ラスターイメージの印字命令を生成し、印刷コマンド受付部410に対して伝送し要求する。印刷コマンド受付部410は、画像形成装置207における印字処理のため、それらラスターイメージおよび印字命令を受信する。
これらのラスターイメージおよび印字命令の送受信においては、印刷制御装置201が画像形成装置207と協調して印刷ジョブを処理する場合のみ使用する、専用の印刷コマンドプロトコルを通信プロトコルとして用いる。
印刷コマンドリクエスト部407は、印刷ジョブの印刷処理において、印刷制御装置201が生成したラスターイメージならびに当該ラスターイメージの印字命令を生成し、印刷コマンド受付部410に対して伝送し要求する。印刷コマンド受付部410は、画像形成装置207における印字処理のため、それらラスターイメージおよび印字命令を受信する。
これらのラスターイメージおよび印字命令の送受信においては、印刷制御装置201が画像形成装置207と協調して印刷ジョブを処理する場合のみ使用する、専用の印刷コマンドプロトコルを通信プロトコルとして用いる。
画像形成装置207自体は印刷制御装置201を装着せずとも動作可能だが、印刷コマンド受付部410は、画像形成装置207に印刷制御装置201を装着した場合のみ動作するソフトウェアモジュールである。これは、印刷制御装置201を装着しない場合の画像形成装置207の制御部308のCPUの処理効率を向上させるためである。
SNMP処理部409は、通信プロトコルSNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて、画像形成装置207の機器状態ならびに装着されたオプション、消耗品の各種状態をネットワーク通信により通知する。インタフェース部306を通じて、図示しない任意のソフトウェアモジュールから送信されたSNMPリクエストパケットを受信し、SNMPリプライパケットを生成し応答を行う。
ローカル通信部406は、本実施形態で説明するTCP/IP通信確立処理を担う。ローカル通信部406が行う処理は図5のフローチャートを用いて詳しく後述する。また、アドレス変更検知部411およびアドレス変更受付部408の処理については後述する。
図5は、本実施形態を示す印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、印刷制御装置201が画像形成装置207との間のTCP/IP通信確立処理例である。なお、各ステップは、印刷制御装置201が備えるHDDもしくはROMに格納されたプログラムに基づいて、印刷制御装置201が備えるCPUが、ソフトウェアモジュールであるローカル通信部406を実行することにより実現される。以下、本実施形態では、印刷制御装置201と画像形成装置207がローカルネットワークにおいて使用するIPアドレスを設定された後に、それらのIPアドレスが変更になった場合にも、これらのIPアドレスを自動で修正する処理を詳述する。以下、モジュールを主体として各ステップの処理を説明する。
まず、S501において、印刷制御装置201のローカル通信部406は既定のIPアドレスを送信先として画像形成装置207のOS部405とTCP/IP通信を行う。ここでネットワーク情報に対応する、既定のIPアドレスとは、印刷制御装置201と画像形成装置207に設定され記憶された、ローカルネットワークにおいて各装置が使用するIPアドレスである。
また、既定のIPアドレスは、各装置が使用するIPアドレスがユーザ設定により変更された場合は、後述するように本フローチャートで説明するTCP/IP通信確立処理により印刷制御装置201と画像形成装置207との間のTCP/IP通信が確立されたIPアドレスに更新される。
また、既定のIPアドレスは、各装置が使用するIPアドレスがユーザ設定により変更された場合は、後述するように本フローチャートで説明するTCP/IP通信確立処理により印刷制御装置201と画像形成装置207との間のTCP/IP通信が確立されたIPアドレスに更新される。
本実施形態では、図5のフローチャート開始時の画像形成装置207の既定のIPアドレスは「10.255.255.2」、印刷制御装置201の既定のIPアドレスは「10.255.255.1」であるとする。また、ローカルネットワークの既定のサブネットマスクは「255.255.255.0」、すなわちローカルネットワークの既定のネットワークアドレスは「10.255.255.0」であるとする。S501においては、印刷制御装置201と画像形成装置207がともに処理可能な通信プロトコルを用いて通信する必要がある。
望ましくは、画像形成装置207が印刷制御装置201を装着するモードに設定されている場合のみに画像形成装置207が処理可能な通信プロトコルであると良い。そのような通信プロトコルを用いて印刷制御装置201と画像形成装置207とが通信可能であることが確認できれば、画像形成装置207が印刷制御装置201を装着するモードに設定されていることも確認できるためである。
よって、ここではS501において使用する通信プロトコルとして、前述した印刷コマンドプロトコルを用いる。ローカル通信部406は印刷コマンドリクエスト部407に対して、画像形成装置207の既定のIPアドレスに対して印刷コマンドプロトコルに基づく任意のコマンドを発行するよう要求する。印刷コマンドリクエスト部407は要求されたコマンドを画像形成装置207に対して送信する。
次に、S502において、ローカル通信部406は、画像形成装置207とのTCP/IP通信が成功(コネクション確立)したか否かを判定する。この判定は、S501で送信した、画像形成装置207の既定のIPアドレスに対する印刷コマンドプロトコルに基づくコマンドへの応答パケットを画像形成装置207から印刷コマンドリクエスト部407が受信できたか否かに基づく。ここで、画像形成装置207から応答パケットを受信できたとローカル通信部406が判断した場合、既定のIPアドレスを用いて印刷制御装置201と画像形成装置207がTCP/IP通信できることが確認できたため、本処理を終了する。
一方、画像形成装置207から応答パケットを受信できなかったとローカル通信部406が判断した場合、既定のIPアドレスを用いては通信できないことを示すため、S503以降に進み、画像形成装置207の探索処理を行う。
一方、画像形成装置207から応答パケットを受信できなかったとローカル通信部406が判断した場合、既定のIPアドレスを用いては通信できないことを示すため、S503以降に進み、画像形成装置207の探索処理を行う。
まず、S503において、ローカル通信部406はブロードキャストを用いてローカルネットワーク(LAN)205から画像形成装置207を探索する。ここでは、リミテッドブロードキャストを用いて、通信プロトコルはSNMPを用いて探索するものとする。すなわち宛先IPアドレスを「255.255.255.255」、宛先MACアドレスを「FF:FF:FF:FF:FF:FF」とするSNMPのGetRequestパケットをローカルネットワーク205に送出する。
S504で、ローカル通信部406は、S503で送出したブロードキャストパケットに対する返信パケットを画像形成装置207から受信できたかを判定する。ここで、画像形成装置207から返信パケットを受信できたローカル通信部406が判断した場合、S510に進み、ブロードキャストに応答した機器、すなわち返信パケットの送信元IPアドレスとTCP/IP通信を開始する処理を行う。
このようにS501で既定のIPアドレスからは応答がないが、リミテッドブロードキャストには応答がある場合として、画像形成装置207のIPアドレスが「10.255.255.3」のようなローカルネットワーク内の別のIPアドレスに設定されている場合がある。
このようにS501で既定のIPアドレスからは応答がないが、リミテッドブロードキャストには応答がある場合として、画像形成装置207のIPアドレスが「10.255.255.3」のようなローカルネットワーク内の別のIPアドレスに設定されている場合がある。
S510では、S501と同じく印刷コマンドプロトコルを用いて、ローカル通信部406は画像形成装置207とのTCP/IP通信を開始する。S511において、ローカル通信部406はS502と全く同様に印刷コマンドプロトコルを用いた通信が確立できたかを判定する。ここで、ローカル通信部406が、通信を確立できたと判断した場合、S513に進み、画像形成装置207の既定のIPアドレスを更新する。
すなわち、S510においてローカル通信部406が、印刷コマンドプロトコルを用いて通信が確立できた機器のIPアドレスに変更する。これにより、次回以降の印刷制御装置201および画像形成装置207の起動時には更新された既定のIPアドレスを用いて、S501において通信が確立できるようになる。
一方、S511において通信が確立できなかったとローカル通信部406が判定した場合は、ローカルネットワーク上に通信機器は存在するが、印刷コマンドプロトコルは受け付けられない状態であることを意味する。
よって、S512に進み、制御部308は、印刷制御装置201と画像形成装置207とが通信できない旨のエラーメッセージを印刷制御装置201の表示部110に表示する。エラーメッセージ画面の例を図8に示すUI画面W801に示す。
よって、S512に進み、制御部308は、印刷制御装置201と画像形成装置207とが通信できない旨のエラーメッセージを印刷制御装置201の表示部110に表示する。エラーメッセージ画面の例を図8に示すUI画面W801に示す。
一方、S504において、S503で送信したブロードキャストパケットに対する応答が画像形成装置207から得られなかったとローカル通信部406が判定した場合、S505に進む。このような場合として、画像形成装置207のIPアドレスとデフォルトゲートウェイのアドレスが、既定のIPアドレスでもなく、ローカルネットワーク205内のIPアドレスでもないアドレスに設定されている場合が挙げられる。
そこで、S505において、ローカル通信部406は、印刷制御装置201が備えるネットワークアダプタをプロミスキャスモードに設定する。ここで、プロミスキャスモードとは、NIC部101およびNIC部104の動作モードの一つであり、自機宛てのネットワークパケットでないパケットを受信した場合も、CPU部107に通知させるモードである。
一般に、NIC部104は受信したネットワークパケットが自機宛てのパケットであるか否かを判定し、自機宛てのパケットである場合にCPU部107に割り込み通知を行う機能を備えている。
そこで、S505において、ローカル通信部406は、印刷制御装置201が備えるネットワークアダプタをプロミスキャスモードに設定する。ここで、プロミスキャスモードとは、NIC部101およびNIC部104の動作モードの一つであり、自機宛てのネットワークパケットでないパケットを受信した場合も、CPU部107に通知させるモードである。
一般に、NIC部104は受信したネットワークパケットが自機宛てのパケットであるか否かを判定し、自機宛てのパケットである場合にCPU部107に割り込み通知を行う機能を備えている。
ここで、自機宛てのパケットとは、宛先IPアドレスやMACアドレスが自分自身のものであった場合や、マルチキャスト、ブロードキャストといった、自機を含む複数機器宛てのパケットであった場合を指す。
通常、ネットワーク上には自機宛て、他機宛てを問わず多数のネットワークパケットが送出されているため、CPUの処理効率を考慮し、NIC部104は自機宛てのパケットのみ処理するモードを備えていることが一般的である
ただしここでは、ローカルネットワーク内のブロードキャスト探索で見つからなかった画像形成装置207を探索するため、明示的にS505においてプロミスキャスモードを設定し、自機宛てのパケット以外も受信できるようにする。
次に、S506に進み、S503と全く同様に、ローカルネットワーク205に対してブロードキャストパケットを送出する。S504において応答が得られなかったと判定されているため、SNMPによる印刷制御装置201宛ての応答は期待できない。
通常、ネットワーク上には自機宛て、他機宛てを問わず多数のネットワークパケットが送出されているため、CPUの処理効率を考慮し、NIC部104は自機宛てのパケットのみ処理するモードを備えていることが一般的である
ただしここでは、ローカルネットワーク内のブロードキャスト探索で見つからなかった画像形成装置207を探索するため、明示的にS505においてプロミスキャスモードを設定し、自機宛てのパケット以外も受信できるようにする。
次に、S506に進み、S503と全く同様に、ローカルネットワーク205に対してブロードキャストパケットを送出する。S504において応答が得られなかったと判定されているため、SNMPによる印刷制御装置201宛ての応答は期待できない。
しかし、ローカルネットワーク上に画像形成装置207が存在するならば、画像形成装置207からSNMP以外の通信プロトコルに基づくネットワークパケットが送信されている可能性がある。
本実施形態では、SNMP以外の通信プロトコルとしてARP(Address Resolution Protocol)パケットの受信を行う。ARPとは、IPアドレスを指定し、対応するMACアドレスを得るための通信プロトコルである。前述した、画像形成装置207のIPアドレスとデフォルトゲートウェイのアドレスが、既定のIPアドレスでもなく、ローカルネットワーク205内のIPアドレスでもないアドレスに設定されている場合を考える。
本実施形態では、SNMP以外の通信プロトコルとしてARP(Address Resolution Protocol)パケットの受信を行う。ARPとは、IPアドレスを指定し、対応するMACアドレスを得るための通信プロトコルである。前述した、画像形成装置207のIPアドレスとデフォルトゲートウェイのアドレスが、既定のIPアドレスでもなく、ローカルネットワーク205内のIPアドレスでもないアドレスに設定されている場合を考える。
その場合、画像形成装置207は当該デフォルトゲートウェイのMACアドレスを取得するため、ローカルネットワーク205内に当該デフォルトゲートウェイのIPアドレスをターゲットIPアドレスとして設定したARPパケットを送信する。
そこで、S507で、ローカル通信部406は自機宛て、他機宛てを問わずARPパケットを受信できたか否かを判定する。ここで、ローカル通信部406がARPパケットを受信できたと判断した場合、ローカル通信部406、S508において、印刷制御装置201のIPアドレスを当該ARPパケットに設定されたターゲットIPアドレスに変更する。これにより、画像形成装置207のIPアドレスと印刷制御装置201のIPアドレスとが異なるアドレス空間に属してしまっていた場合にも、それらを同一のアドレス空間に属するように変更することができる。
そこで、S507で、ローカル通信部406は自機宛て、他機宛てを問わずARPパケットを受信できたか否かを判定する。ここで、ローカル通信部406がARPパケットを受信できたと判断した場合、ローカル通信部406、S508において、印刷制御装置201のIPアドレスを当該ARPパケットに設定されたターゲットIPアドレスに変更する。これにより、画像形成装置207のIPアドレスと印刷制御装置201のIPアドレスとが異なるアドレス空間に属してしまっていた場合にも、それらを同一のアドレス空間に属するように変更することができる。
次に、S509において、S505において設定したプロミスキャスモードを解除し、通常の自機宛てネットワークパケットを処理する非プロミスキャスモードに戻す。
そして、再度S503に戻り、SNMPブロードキャストで画像形成装置207を探索する。画像形成装置207のIPアドレスと印刷制御装置201のIPアドレスとを同一のアドレス空間になるように変更できているため、このブロードキャストパケットに対する画像形成装置207からの応答をS504で得ることができる。
そして、再度S503に戻り、SNMPブロードキャストで画像形成装置207を探索する。画像形成装置207のIPアドレスと印刷制御装置201のIPアドレスとを同一のアドレス空間になるように変更できているため、このブロードキャストパケットに対する画像形成装置207からの応答をS504で得ることができる。
一方、S507において、ARPパケットが受信できなかったとローカル通信部406が判定した場合は、このようにIPアドレスを修正する処理を行うことができず、印刷制御装置201と画像形成装置207のネットワーク通信は確立できない。この場合は、S512に進み、前述した図8に示したエラーメッセージの画面W801を表示部110に表示する。
上述したように印刷制御装置201と画像形成装置207がローカルネットワークで用いるIPアドレスを設定した後に、それらのIPアドレスがユーザによる誤設定等により変更された場合、印刷制御装置201と画像形成装置207がローカルネットワークでTCP/IP通信を行うことができない状態に遷移する。
しかしながら、本実施形態によれば、ネットワークの設定状態が上記のような場合で、画像形成装置207と印刷制御装置201との間におけるIPアドレスの設定状態を自動的に修正し、サービスパーソンあるいはユーザに画像形成装置207に対するIPアドレスの再設定を強いる手間をかけることなく印刷制御装置201と画像形成装置207とを使用可能となる。
しかしながら、本実施形態によれば、ネットワークの設定状態が上記のような場合で、画像形成装置207と印刷制御装置201との間におけるIPアドレスの設定状態を自動的に修正し、サービスパーソンあるいはユーザに画像形成装置207に対するIPアドレスの再設定を強いる手間をかけることなく印刷制御装置201と画像形成装置207とを使用可能となる。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、印刷制御装置201と画像形成装置207との間でTCP/IP通信が確立できなかった場合に、ローカルネットワーク205内で画像形成装置207を探索し、IPアドレスを自動修正してTCP/IP通信を確立する処理について説明した。
一方、印刷制御装置201と画像形成装置207との間でTCP/IP通信が確立できない要因として、ネットワークケーブルの誤接続の可能性もある。
上記第1実施形態では、印刷制御装置201と画像形成装置207との間でTCP/IP通信が確立できなかった場合に、ローカルネットワーク205内で画像形成装置207を探索し、IPアドレスを自動修正してTCP/IP通信を確立する処理について説明した。
一方、印刷制御装置201と画像形成装置207との間でTCP/IP通信が確立できない要因として、ネットワークケーブルの誤接続の可能性もある。
すなわち、印刷制御装置201が備える2つのネットワークコネクタ202,203のうち、本来ローカルネットワーク205に接続すべきケーブルをコネクタ203に接続し、本来LAN205と接続すべきケーブルをコネクタ202に接続してしまった場合である。
本実施形態ではこのような場合に鑑み、印刷制御装置201がLAN202とローカルネットワーク205との両方で画像形成装置207を探索し、TCP/IP通信を自動で確立するための処理を図6のフローチャートを参照して説明する。
図6は、本実施形態を示す印刷制御装置の制御方法を説明するフローチャートである。各ステップは、印刷制御装置201が備えるHDDもしくはROMに格納されたプログラムに基づいて、印刷制御装置201が備えるCPUが、ソフトウェアモジュールであるローカル通信部406を実行することにより実現される。以下、印刷制御装置201と画像形成装置207がローカルネットワークにおいて使用するIPアドレスを設定された後に、それらのIPアドレスが変更になった場合にも、これらのIPアドレスを自動で修正する処理について詳述する。
なお、本実施形態で説明する手段においては、印刷制御装置201のローカル通信部406は、画像形成装置207が備えるコネクタのMACアドレスを記憶する手段も備える。このMACアドレスは、印刷制御装置201と画像形成装置207との間でTCP/IP通信が確立できた場合に記憶される。すなわち、ローカル通信部406は、印刷制御装置201と画像形成装置207の既定のIPアドレスに加えて、画像形成装置207のMACアドレスを記憶する手段を備えている。
最初に、S601、S602において、図5のS501、S502と全く同様に、ローカル通信部406が既定のIPアドレスを用いて画像形成装置207とTCP/IP通信が可能かどうかを判定する。S602で、画像形成装置207と通信が確立できたとローカル通信部406が判断した場合、本処理を終了する。
一方、画像形成装置207との通信が確立できないとローカル通信部406が判断した場合、S603に進む。S603においては、S503と同様に、ローカル通信部406がSNMPブロードキャストパケットを用いて画像形成装置207を探索する。
図5に示したS503の処理との違いは、当該ブロードキャストパケットをローカルネットワーク側のNIC部104とLAN側のNIC部101の両方を用いて送出する点である。このようにして、画像形成装置207が誤ってLAN側のNIC部に接続されている場合にも探索できるようにしている。具体的には、ローカルネットワーク205側のNIC部104とLAN212側のNIC部101の両方からブロードキャストパケットを送出していることに加え、LAN212には複数の機器が接続されている場合がある。
一方、画像形成装置207との通信が確立できないとローカル通信部406が判断した場合、S603に進む。S603においては、S503と同様に、ローカル通信部406がSNMPブロードキャストパケットを用いて画像形成装置207を探索する。
図5に示したS503の処理との違いは、当該ブロードキャストパケットをローカルネットワーク側のNIC部104とLAN側のNIC部101の両方を用いて送出する点である。このようにして、画像形成装置207が誤ってLAN側のNIC部に接続されている場合にも探索できるようにしている。具体的には、ローカルネットワーク205側のNIC部104とLAN212側のNIC部101の両方からブロードキャストパケットを送出していることに加え、LAN212には複数の機器が接続されている場合がある。
したがって、S603で送出したブロードキャストパケットに対する応答は複数得られることが考えられる。そこで、S604に進み、得られた応答の中にローカル通信部406が記憶している画像形成装置207のMACアドレスを送信元とするパケットが存在するか否かを判定する。もしそのようなパケットが存在するとローカル通信部406が判断した場合、S611に進み、当該応答パケットの送信元IPアドレスをあて先にして、印刷コマンドプロトコルでTCP/IP通信の確立を試み、S612で当該通信が成立したか否かを判定する。
これらの処理はS510、S511と全く同様である。ここで、もし通信が成立しなかったとローカル通信部406が判断した場合、画像形成装置207のMACアドレスを持つ機器であるにも関わらず、印刷コマンドプロトコルを処理できない状態である。
そのような状態では、IPアドレスの自動変更により印刷制御装置201と画像形成装置207とが協調して提供する機能を使用できる状態にできない。よって、S616に進み、制御部308は、S512と同様に、CPU部107は、表示部110にエラーメッセージを示すメッセージ画面W801を表示する。
一方、S612において通信が確立されたとローカル通信部406が判定した場合、まずS613に進み、ローカル通信部406がS513と同様に既定のIPアドレスを更新する。次に、S614に進み、ローカル通信部406は、当該ネットワーク通信が印刷制御装置201のLAN側のNIC部101を用いて確立されたか否かを判定する。すなわち、ローカル通信部406がS604において受信した画像形成装置207のMACアドレスを送信元とする応答パケットが、印刷制御装置201のLAN212側のNIC部101で受信されたか否かを判定する。
そのような状態では、IPアドレスの自動変更により印刷制御装置201と画像形成装置207とが協調して提供する機能を使用できる状態にできない。よって、S616に進み、制御部308は、S512と同様に、CPU部107は、表示部110にエラーメッセージを示すメッセージ画面W801を表示する。
一方、S612において通信が確立されたとローカル通信部406が判定した場合、まずS613に進み、ローカル通信部406がS513と同様に既定のIPアドレスを更新する。次に、S614に進み、ローカル通信部406は、当該ネットワーク通信が印刷制御装置201のLAN側のNIC部101を用いて確立されたか否かを判定する。すなわち、ローカル通信部406がS604において受信した画像形成装置207のMACアドレスを送信元とする応答パケットが、印刷制御装置201のLAN212側のNIC部101で受信されたか否かを判定する。
画像形成装置207とのネットワーク通信が印刷制御装置201のLAN212側のNIC部101を用いて確立された場合、本来ローカルネットワーク側のコネクタ203で接続されるべき印刷制御装置201と画像形成装置207とがLAN側のコネクタ202で接続されていることが想定される。
そのためS615に進み、イーサネット(登録商標)ケーブルを差し替えるよう促すメッセージ画面を表示部110に表示する。具体的には、表示部110は、図8に示すネットワークの接続先を切替るためのメッセージ画面W802が表示される。さもなければS613で既定のIPアドレスを更新した後、本処理を終了する。
そのためS615に進み、イーサネット(登録商標)ケーブルを差し替えるよう促すメッセージ画面を表示部110に表示する。具体的には、表示部110は、図8に示すネットワークの接続先を切替るためのメッセージ画面W802が表示される。さもなければS613で既定のIPアドレスを更新した後、本処理を終了する。
さて、S604において、画像形成装置207のMACアドレスを送信元とする応答パケットが受信できなかったとローカル通信部406が判断した場合、S605に進み、ローカル通信部406は、S505と同様に印刷制御装置201のNIC部をプロミスキャスモードに設定する。画像形成装置207のIPアドレスが、既定のIPアドレスでもローカルネットワーク内のIPアドレスでもないアドレスに設定されていることを考慮しプロミスキャスモードを設定する点も図5のフローチャートと同様である。ただし、本実施形態においては、印刷制御装置201のLAN側のNIC部101と、ローカルネットワーク側のNIC部104とをともにプロミスキャスモードに設定する。
次に、S606に進み、S603と同じく、ローカルネットワーク側のNIC部104とLAN側のNIC部101の両方からSNMPブロードキャストパケットを送出し画像形成装置を探索する。そして、S607に進み、ローカル通信部406は画像形成装置207のMACアドレスを送信元とするARPパケットが受信できたかを判定する。ここでも、複数の機器から応答パケットが送信されてくる場合に鑑み、画像形成装置207のMACアドレスを送信元とするARPパケットが受信できるまでパケットの受信処理を繰り返す。
なお、本実施形態では、ブロードキャストパケットの送出から返信パケットの受信処理を停止するまでのタイムアウト時刻をあらかじめ設けている。そこで、S608で、ローカル通信部406は当該タイムアウト時刻を超過したか否かを判定する。ここで、超過しているとローカル通信部406が判断した場合、ローカル通信部406はARPパケットの受信を停止し、S616のエラーメッセージ表示に進む。
一方、タイムアウト時刻よりも前に、画像形成装置207のMACアドレスを送信元とするARPパケットが受信できたとローカル通信部406が判断した場合、S609に進む。S609では、S508と全く同様に、ローカル通信部406は印刷制御装置201が持つNIC部に設定されたIPアドレスを当該ARPパケットのターゲットIPアドレスに変更する。
一方、タイムアウト時刻よりも前に、画像形成装置207のMACアドレスを送信元とするARPパケットが受信できたとローカル通信部406が判断した場合、S609に進む。S609では、S508と全く同様に、ローカル通信部406は印刷制御装置201が持つNIC部に設定されたIPアドレスを当該ARPパケットのターゲットIPアドレスに変更する。
ただし、S609では、印刷制御装置201が備える2つのNIC部101、104のうち、当該ARPパケットを受信した方のNIC部のIPアドレスを変更する。これで、IPアドレスを変更した印刷制御装置201のNIC部と、画像形成装置207のNIC部は同じアドレス空間に属するIPアドレスが設定されることとなる。
続いて、S610でS509と全く同様にプロミスキャスモードを解除し、S603に戻る。印刷制御装置201のNIC部と、画像形成装置207のNIC部は同じアドレス空間に属するIPアドレスが設定されているため、プロミスキャスモードを設定せずともS603におけるブロードキャスト探索で画像形成装置207を探索することができる。
続いて、S610でS509と全く同様にプロミスキャスモードを解除し、S603に戻る。印刷制御装置201のNIC部と、画像形成装置207のNIC部は同じアドレス空間に属するIPアドレスが設定されているため、プロミスキャスモードを設定せずともS603におけるブロードキャスト探索で画像形成装置207を探索することができる。
本実施形態によれば、上記第1実施形態におけるIPアドレスの自動修正に加えて、印刷制御装置201が画像形成装置207をローカルネットワーク側のNIC部104とLAN側のNIC部101の両方を用いて探索する。そのため、印刷制御装置201とLAN、印刷制御装置201と画像形成装置207とをそれぞれ接続するイーサネットケーブルを適正なコネクタ以外のコネクタに対して誤接続した場合においても、自動で画像形成装置207を探索、発見し、IPアドレスの自動修正を行える。よって、イーサネットケーブルの接続を誤った場合にも、サービスパーソンあるいはユーザに再設定の手間をかけることなく印刷制御装置201と画像形成装置とを使用可能にできる。
〔第3実施形態〕
上記第1、第2実施形態では、印刷制御装置201と画像形成装置207との間でTCP/IP通信が確立できなかった場合に、印刷制御装置201のIPアドレスを自動修正して復旧する処理について説明した。具体的には、TCP/IP通信が確立できない状態になった後、印刷制御装置201が画像形成装置を自動で探索、発見する手法を用いてIPアドレスの自動修正を行う手法について説明した。
上記第1、第2実施形態では、印刷制御装置201と画像形成装置207との間でTCP/IP通信が確立できなかった場合に、印刷制御装置201のIPアドレスを自動修正して復旧する処理について説明した。具体的には、TCP/IP通信が確立できない状態になった後、印刷制御装置201が画像形成装置を自動で探索、発見する手法を用いてIPアドレスの自動修正を行う手法について説明した。
本実施形態では、上記手法とは異なる手法でIPアドレスの自動修正を行う方法について説明する。ここでは、印刷制御装置201または画像形成装置207のIPアドレスの変更をいずれかの機器が検知した場合に、変更を検知した側が相手先に通知し、通知された側は通知内容に応じて自身のIPアドレスを変更することでTCP/IP通信の復旧を行う処理について詳述する。
図7は、本実施形態を示す印刷システムの制御方法を説明するフローチャートである。本図における処理は、右側の印刷制御装置201の処理と左側の画像形成装置207の処理から成っている。なお、各S702,S703,S705,S709〜S711は、画像形成装置207の制御部308のCPUが実行するステップに対応する。また、上記以外のステップは、印刷制御装置201のCPU部107が実行するステップに対応する。
以下、画像形成装置207のIPアドレスがユーザの操作によりIPアドレスが変更された場合を例に挙げて説明する。印刷制御装置201側の各ステップは、CPU部107が、ソフトウェアモジュールであるアドレス変更受付部408を実行することにより実現される。
以下、画像形成装置207のIPアドレスがユーザの操作によりIPアドレスが変更された場合を例に挙げて説明する。印刷制御装置201側の各ステップは、CPU部107が、ソフトウェアモジュールであるアドレス変更受付部408を実行することにより実現される。
また、画像形成装置207側の各ステップは、画像形成装置207が備える制御部308のCPUが、ソフトウェアモジュールであるアドレス変更検知部411を実行することにより実現される。
以下、印刷制御装置201と画像形成装置がローカルネットワーク205において使用するIPアドレスを設定された後に、それらのIPアドレスが変更になった場合にも、これらのIPアドレスを自動で修正する処理について詳述する。
まず、S701において、印刷制御装置201が画像形成装置207に対して既定のIPアドレスを用いてTCP/IP通信の確立を行う。使用する通信プロトコルは第1実施形態と同じく印刷コマンドプロトコルである。この時点では印刷制御装置201および画像形成装置207のIPアドレスは既定のアドレスのままであるため、S702に進み、画像形成装置207は要求されたTCP/IP通信を確立することができる。
その後、S703に進み、アドレス変更検知部411は画像形成装置自身のIPアドレスに対する変更要求が来るまで待つ。IPアドレスの変更要求は、ユーザの操作や設定値のリセットなどを契機として通知される。
一方、S704において、印刷制御装置201のアドレス変更受付部408は、画像形成装置207のアドレス変更検知部411からのIPアドレス変更通知を受信するまで待つ。
そこで、S703で、画像形成装置207に対してIPアドレスの変更要求が検知された場合、S705に進み、アドレス変更検知部411は要求されたIPアドレスとサブネットマスクとが設定されたIPアドレス変更通知パケットを印刷制御装置201のアドレス変更受付部408に対して通知する。
その後、S703に進み、アドレス変更検知部411は画像形成装置自身のIPアドレスに対する変更要求が来るまで待つ。IPアドレスの変更要求は、ユーザの操作や設定値のリセットなどを契機として通知される。
一方、S704において、印刷制御装置201のアドレス変更受付部408は、画像形成装置207のアドレス変更検知部411からのIPアドレス変更通知を受信するまで待つ。
そこで、S703で、画像形成装置207に対してIPアドレスの変更要求が検知された場合、S705に進み、アドレス変更検知部411は要求されたIPアドレスとサブネットマスクとが設定されたIPアドレス変更通知パケットを印刷制御装置201のアドレス変更受付部408に対して通知する。
印刷制御装置201では、S704において、S705で画像形成装置207から通知されるパケットを受信すると、アドレス変更受付部408はS706に進み、通知されたIPアドレスが、現在のローカルネットワークのアドレス空間に含まれるものであるかを判定する。
印刷制御装置201では、画像形成装置207から通知されたIPアドレスが現在のローカルネットワーク205のアドレス空間に含まれるものでないとアドレス変更受付部408が判断した場合、画像形成装置207のIPアドレスだけが変更されると、印刷制御装置201と画像形成装置207のIPアドレスが異なるアドレス空間に属してしまい、TCP/IP通信が確立できない状態に陥る。
そこで、S707に進み、アドレス変更受付部408は、自身の変更後のIPアドレスとして、アドレス変更検知部411から通知されたIPアドレスと同じアドレス空間の任意のIPアドレスを決定する。
次に、S708に進み、S705でアドレス変更検知部411が通知したネットワークパケットに対する応答パケットを画像形成装置207へ送信する。当該応答パケットには、印刷制御装置201の変更後のIPアドレスとサブネットマスクが設定される。
印刷制御装置201では、画像形成装置207から通知されたIPアドレスが現在のローカルネットワーク205のアドレス空間に含まれるものでないとアドレス変更受付部408が判断した場合、画像形成装置207のIPアドレスだけが変更されると、印刷制御装置201と画像形成装置207のIPアドレスが異なるアドレス空間に属してしまい、TCP/IP通信が確立できない状態に陥る。
そこで、S707に進み、アドレス変更受付部408は、自身の変更後のIPアドレスとして、アドレス変更検知部411から通知されたIPアドレスと同じアドレス空間の任意のIPアドレスを決定する。
次に、S708に進み、S705でアドレス変更検知部411が通知したネットワークパケットに対する応答パケットを画像形成装置207へ送信する。当該応答パケットには、印刷制御装置201の変更後のIPアドレスとサブネットマスクが設定される。
ここで、画像形成装置207に送信される応答パケットには、S707で、印刷制御装置201の変更後のIPアドレスを決定した場合はその値が、S707の処理を行わなかった場合は現在のIPアドレスがそのまま設定される。 印刷制御装置201は、応答パケットを画像形成装置207に応答したら、アドレス変更受付部408はS712に進み、S707で変更すべき自機のIPアドレスを決定していればIPアドレス変更処理を行う。
最後に、S713において、画像形成装置207の既定のIPアドレスをIPアドレス変更通知パケットに設定されたIPアドレスで更新する。
最後に、S713において、画像形成装置207の既定のIPアドレスをIPアドレス変更通知パケットに設定されたIPアドレスで更新する。
一方、画像形成装置207において、アドレス変更検知部411は、S708でアドレス変更受付部408が送信した応答パケットを印刷制御装置201から受信したら、S710に進む。
そして、S710で、アドレス変更検知部411は、自身のIPアドレスとサブネットマスクをS703で受け取った変更要求に設定された値に変更する。
最後に、S711に進み、アドレス変更検知部411は、記憶している印刷制御装置201の既定のIPアドレスをS708でアドレス変更受付部408が送信した応答パケットに設定された値に更新して、本処理を終了する。
このようにして、画像形成装置207でIPアドレスの変更要求があった場合に、印刷制御装置201と画像形成装置207のそれぞれが記憶している相手の既定のIPアドレスを更新するとともに、これらの機器に対して常に同じアドレス空間に属するIPアドレスを設定する。
また、印刷制御装置201側でIPアドレスの変更要求があった場合にも、全く同様にしてIPアドレスの自動修正と既定のアドレスの更新を行うことができる。
そして、S710で、アドレス変更検知部411は、自身のIPアドレスとサブネットマスクをS703で受け取った変更要求に設定された値に変更する。
最後に、S711に進み、アドレス変更検知部411は、記憶している印刷制御装置201の既定のIPアドレスをS708でアドレス変更受付部408が送信した応答パケットに設定された値に更新して、本処理を終了する。
このようにして、画像形成装置207でIPアドレスの変更要求があった場合に、印刷制御装置201と画像形成装置207のそれぞれが記憶している相手の既定のIPアドレスを更新するとともに、これらの機器に対して常に同じアドレス空間に属するIPアドレスを設定する。
また、印刷制御装置201側でIPアドレスの変更要求があった場合にも、全く同様にしてIPアドレスの自動修正と既定のアドレスの更新を行うことができる。
本実施形態によれば、いずれかの機器でIPアドレスの変更要求を検知した場合に、ただちに相手方の機器に変更されたIPアドレスの内容を通知し、IPアドレスの自動修正と既定のアドレスの更新を行うことができる。したがって、印刷制御装置201と画像形成装置207とに、TCP/IP通信が確立できないようなIPアドレスの組合せが設定されている時間を短縮することができる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
201 印刷制御装置
207 画像形成装置
207 画像形成装置
Claims (8)
- 印刷制御装置であって、
第1のネットワークを介して画像形成装置に設定された第1のネットワーク情報に従い通信を確立する第1の通信手段と、
前記第1の通信手段が前記画像形成装置と通信を確立できたかどうかを判断する第1の判断手段と、
前記画像形成装置と通信を確立できないと判断した場合、前記第1のネットワークに対して前記画像形成装置を含む機器を探索する第1のパケットを発行する第1の探索手段と、
前記画像形成装置から前記パケットに対応する第1の応答パケットを受信したかどうかを判断する第2の判断手段と、
前記第1の応答パケットを前記画像形成装置から受信したと判断した場合、当該応答パケットで特定されるネットワーク情報に基づいて前記印刷制御装置に設定されていた自機のネットワーク情報を更新する第1の更新手段と、
を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 前記応答パケットを前記画像形成装置から受信していないと判断した場合、前記探索するパケットで使用する第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて前記画像形成装置を探索する第2のパケットを発行する第2の探索手段と、
前記画像形成装置から前記第2のパケットに対する第2の応答パケットを受信しているかどうかを判断する第3の判断手段と、
前記第2の応答パケットを受信していると判断した場合、当該第2の応答パケットで特定されるネットワーク情報に基づいて前記画像形成装置に設定されていたネットワーク情報を更新する第2の更新手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。 - 印刷制御装置であって、
第1のネットワークを介して画像形成装置に設定された第1のネットワーク情報に従い通信を確立する第1の通信手段と、
第2のネットワークを介して情報処理装置に設定された第2のネットワーク情報に従い通信を確立する第2の通信手段と、
前記第1の通信手段が前記画像形成装置と通信を確立できたかどうかを判断する第1の判断手段と、
前記画像形成装置と通信を確立できないと判断した場合、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークに対して前記画像形成装置を含む機器を探索する第1のパケットを発行する第1の探索手段と、
前記画像形成装置から前記パケットに対応する第1の応答パケットを前記第2のネットワークを介して受信したかどうかを判断する第2の判断手段と、
前記第1の応答パケットを前記第2のネットワークを介して前記画像形成装置から受信したと判断した場合、当該応答パケットで特定されるネットワーク情報に基づいて前記印刷制御装置に設定されていた自機のネットワーク情報を更新する第1の更新手段と、
前記第2のネットワークが前記第1の通信手段に、かつ、前記第1のネットワークが前記第2の通信手段に接続されるように接続先の切替を通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 前記応答パケットを前記第1のネットワークまたは第2のネットワークを介して前記画像形成装置から受信していないと判断した場合、前記探索するパケットで使用する第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを用いて前記画像形成装置を探索する第2のパケットを第1のネットワークまたは第2のネットワークに発行する第2の探索手段と、
前記画像形成装置から前記第2のパケットに対する第2の応答パケットを第1のネットワークまたは第2のネットワークから受信しているかどうかを判断する第3の判断手段と、
前記第2の応答パケットを受信していると判断した場合、当該第2の応答パケットで特定されるネットワーク情報に基づいて前記印刷制御装置に設定されていた自機のネットワーク情報を更新する第2の更新手段と、
を備えることを特徴とする請求項3記載の印刷制御装置。 - 画像形成装置と印刷制御装置とが通信する印刷システムであって、
前記画像形成装置は、
設定されたネットワーク情報を変更するためのネットワーク設定を受け付ける受付手段と、
受け付けたネットワーク設定を前記印刷制御装置に通知する通知手段と、
前記印刷制御装置から前記通知に対する応答を受信する受信手段と
前記応答を前記印刷制御装置から受信することに応じて、受け付けたネットワーク設定で前記ネットワーク情報を更新する第1の更新手段と、を備え、
前記印刷制御装置は、
前記画像形成装置から通知されるネットワーク設定に基づいて、新たなネットワーク情報を決定する決定手段と、
決定したネットワーク情報を前記画像形成装置に応答する応答手段と、
前記決定手段が決定したネットワーク情報に基づいて前記印刷制御装置に設定されていた自機のネットワーク情報を更新する第2の更新手段と、
を備えることを特徴とする印刷システム。 - 印刷制御装置の制御方法であって、
第1の通信手段を用いて、第1のネットワークを介して画像形成装置に設定された第1のネットワーク情報に従い通信を確立する第1の通信工程と、
前記第1の通信手段が前記画像形成装置と通信を確立できたかどうかを判断する第1の判断工程と、
前記画像形成装置と通信を確立できないと判断した場合、前記第1のネットワークに対して前記画像形成装置を含む機器を探索する第1のパケットを発行する第1の探索工程と、
前記画像形成装置から前記パケットに対応する第1の応答パケットを受信したかどうかを判断する第2の判断工程と、
前記第1の応答パケットを前記画像形成装置から受信したと判断した場合、当該応答パケットで特定されるネットワーク情報に基づいて前記印刷制御装置に設定されていた自機のネットワーク情報を更新する第1の更新工程と、
を備えることを特徴とする印刷制御装置の制御方法。 - 印刷制御装置の制御方法であって、
第1の通信手段を用いて第1のネットワークを介して画像形成装置に設定された第1のネットワーク情報に従い通信を確立する第1の通信工程と、
第2の通信手段を用いて第2のネットワークを介して情報処理装置に設定された第2のネットワーク情報に従い通信を確立する第2の通信工程と、
前記第1の通信手段が前記画像形成装置と通信を確立できたかどうかを判断する第1の判断工程と、
前記画像形成装置と通信を確立できないと判断した場合、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークに対して前記画像形成装置を含む機器を探索する第1のパケットを発行する第1の探索工程と、
前記画像形成装置から前記パケットに対応する第1の応答パケットを前記第2のネットワークを介して受信したかどうかを判断する第2の判断工程と、
前記第1の応答パケットを前記第2のネットワークを介して前記画像形成装置から受信したと判断した場合、当該応答パケットで特定されるネットワーク情報に基づいて前記印刷制御装置に設定されていた自機のネットワーク情報を更新する第1の更新工程と、
前記第2のネットワークが前記第1の通信手段に、かつ、前記第1のネットワークが前記第2の通信手段に接続されるように接続先の切替を通知する通知工程と、
を備えることを特徴とする印刷制御装置の制御方法。 - 請求項6または7に記載の印刷制御装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014169395A JP2016045697A (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 印刷制御装置、印刷システム、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014169395A JP2016045697A (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 印刷制御装置、印刷システム、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016045697A true JP2016045697A (ja) | 2016-04-04 |
Family
ID=55636215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014169395A Pending JP2016045697A (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 印刷制御装置、印刷システム、印刷制御装置の制御方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016045697A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018082398A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | 株式会社リコー | 情報処理システム、情報端末、画像処理装置、情報処理方法およびプログラム |
JP2020195164A (ja) * | 2020-09-03 | 2020-12-03 | 株式会社リコー | 情報処理システム、情報端末、画像処理装置、情報処理方法およびプログラム |
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2014
- 2014-08-22 JP JP2014169395A patent/JP2016045697A/ja active Pending
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