JP2024023283A - ソケット側表面熱システム - Google Patents
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Abstract
【課題】集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットを持つ集積回路デバイス試験システム。【解決手段】温度の関数である抵抗率を持つ材料で作製される少なくとも1つの導電性トレースを備え、集積回路デバイスが前記ソケット内に配設されるときに、少なくとも1つの導電性トレースが集積回路デバイスの表面に沿って延びているように構成されているソケットと、と備えている。集積回路デバイスは、少なくとも1つの導電性トレースの測定された抵抗に基づき、集積回路デバイスの表面における温度を判定するように構成されている、コントローラまたはアクティブな回路をさらに備えている。【選択図】なし
Description
関連出願の相互参照
本願は、2017年1月9日に出願された米国特許仮出願第62/444,092号の利益および優先権を主張するものであり、その内容全体が参照によりここに全体として組み込まれる。本願は、さらに2017年1月26日に出願された米国特許出願第15/416510号の利益および優先権を主張し、その内容全体が参照によりここに全体として組み込まれる。
本願は、2017年1月9日に出願された米国特許仮出願第62/444,092号の利益および優先権を主張するものであり、その内容全体が参照によりここに全体として組み込まれる。本願は、さらに2017年1月26日に出願された米国特許出願第15/416510号の利益および優先権を主張し、その内容全体が参照によりここに全体として組み込まれる。
本開示は、概して、集積回路(「IC」)デバイス試験システムのための熱センサシステムに関する。特に、本開示は、集積回路デバイス(「被試験体(device under test)」または「DUT」とも称される)のソケット側の表面に、DUTの温度を測定する温度検出器を備えているICデバイス試験システムに関し、また、ソケット側表面加熱装置および冷却装置を備えているICデバイス試験システムに関する。
半導体試験中の温度制御は、デバイスバーンイン、機能テスト、またはシステムレベルテスト(「SLT」)などの工程において有用である。温度制御には、なんらかの形式の温度フィードバックが有用であることがある。温度制御用のフィードバックには、対象のチップジャンクションに近接して配設されたチップ内に温度センサを有する直接温度フィードバック(「DTF:direct temperature feedback」)を行うタイプのものがある。そのようなセンサは、試験サイクルのサブテストの間など、センサへのアクセスが制限され得る、高電力散逸領域には近接して配設できないことがあり、または、そのようなセンサは簡単に入手できないことがある。電力が低く、かつ適切なサーマルインターフェース材料(「TIM:thermal interface material」)が使用される場合、ヒータ温度フィードバック(「HTF:heater temperature feedback」)を使用することで十分であることがあり、その場合、熱ユニット(「TU:thermal unit」)上のヒータが設定点温度に制御されて、設定点からのジャンクション温度の誤差が許容範囲となる。
DTFが利用できず、かつHTFの誤差が許容できないとき、多くの他の技術を採用してもよい。電力追従型ヒータ温度フィードバック(「HTF-PF:heater temperature feedback with power following」)は、そのような方法の1つである。HTF-PFにおいて、ヒータの温度設定点は、測定されたデバイスの電力の関数、およびTU上のヒータからデバイスのジャンクションへの既知の熱抵抗として、動的に修正される。この技術の延長として、動的電力追従型ヒータ温度フィードバック(HTF-DPF:heater temperature feedback with dynamic power following)があり、設定点は、デバイスの電力に加えて、デバイスの電力の変化率により修正される。これらの電力追従技術は、広く使用されて良好な結果を出しているが、制限もある。
主要な熱経路が、デバイスからTUへ、ではない場合、または、ヒータからジャンクションへの熱抵抗が、大きく変動する場合、上述の方法を使用しても著しい誤差が生じ得る。多くの場合、デバイスの電力の測定は利用できず、実用的でもないことがある。本明細書に記載される少なくともいくつかのシステムおよび方法は、DUTのソケット側の第1の表面と対向する側の、DUTの第2の表面の温度を測定することによるのではなく、またはそのDUTの第2の表面の温度を測定することと併せて、DUTのソケット側の第1の表面の温度を測定することにより、背景技術を改良する。
デバイスからの任意のフィードバックを使用しない方法としては、外挿温度フィードバック(「ETF:extrapolated temperature feedback」)と呼ばれるものがある。ここで、デバイスの温度は、TU内の2つの温度センサと、両センサの内の一方における変化率とに基づき推定される。この方法は良好な結果を出すが、TU内に2つのセンサを備えているための十分な余地がないことがあり、また、デバイスからTUへ、が主要な熱経路でない場合、またはヒータからジャンクションへの熱抵抗が大きく変動する場合、著しい誤差が生ずることがある。デバイスからの任意のフィードバックを使用しない別の使われている方法としては、TU内のプローブを用いてケース温度を測定する方法がある。ここで、温度測定には、DUTの第2の表面に接する市販の使用可能なセンサを使用してもよい。欠点としては、この方法では第2の表面の小さな部分しか測定できない可能性があること、工程のセットアップが脆弱であること、接触点における熱抵抗が大きく変動する可能性があること、TU内のかなりの空間が占有される可能性があること、および、熱制御に必要なDUT上の接触領域が除去される可能性があること、があげられる。また、電力散逸の大部分がDUTのソケット側の表面に近接しているデバイスに、この方法を使用することは実用的ではない。
一般的に言えば、DUTは外部接続のための複数の接点を含んでいる。DUTの第1の「ソケット側の表面」とは、ソケットと係合している、または、試験中にソケットの表面と接触している、または、ソケットの表面に隣接している、DUTの表面を指す。いくつかの実施態様において、ソケット側の表面は、DUTの複数の接点の大部分が配置されている表面、または、DUTの複数の接点の大部分が突出している表面、である。ソケット側の表面と対向する側の表面を、DUTの第2の表面と称する。
現在、デバイスの試験中に熱制御を実施する手法として、温度制御されたチャンバ内で、低電力デバイスの試験および制御を行う手法がある。しかし、デバイスのジャンクション温度を許容レベルより上昇させてしまう電力レベルを、デバイスが散逸させる場合、この方法は適切でないかもしれない。別の問題としては、制御されたチャンバの設計では、スループットが制限されることである。デバイスの試験中に熱制御を実施する別の手法として、ソケット側の表面の対向する側の表面(例えば、第2の表面)を、ジャンクション温度を制御するTUに接触させる手法がある。しかし、DUTの電力散逸する大きな部品がソケット側の表面に近接していると、この方法は有効でないことがある。ソケット側の表面の熱制御は、業界では一般的ではなく、いずれのそのような制御も、概して能動的ではなく受動的である。一例としてコンタクタ調整があり、ソケットに近接する領域が、所望の温度設定点に近接して保たれ、DUTのソケット側の表面を介した熱伝達を低減させる。これにより、DUTの第2の表面に接触するTUを用いた熱制御の精度が上がる。
本発明の実施態様は、対象の構成部品の配置に、標準の市販のセンサ(off the shelf sensor)の余地がない場合、または、標準のセンサでカバーできない領域の温度検知が必要である場合、などの状況における温度検知に、使用することができる。
一般的に言うと、温度測定のためにアクセスできるDUT上の位置は、第2の表面上の、DUTの接点間の空間、すなわち、接点を持っていないセパレータストリップである。これらの位置で温度を測定する従来の温度センサを使用することには、問題が伴う。熱電対は1つの小さな点しか測定できず、当該点における接触熱抵抗は、誤差のある温度測定を高い率で生じさせている可能性があり、熱電対は脆弱であり、一般的に使用される配線タイプは、特に、高度な並行処理を伴う試験応用では、絶縁およびルーティングが困難である。サーミスタまたは市販の使用可能な一般的な抵抗温度検出器(「RTD:resistance temperature detector」)におけるフィッティングは、全ての応用において実用的であるわけではなく、これらが十分に小さいならば、熱電対の使用における何らかの弱点を共有している。さらに、DUTの第2の表面上のいずれかの温度センサが、熱制御に使用される機構に干渉することがある。本明細書に記載されるRTDの種々の実施態様は、これらの問題のいくつかまたは全てを克服する可能性がある。
1実施態様において、集積回路デバイス試験システムは、集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、温度の関数である抵抗率を持つ材料で作製される少なくとも1つの導電性トレースを備え、集積回路デバイスがソケット内に配設されるときに、少なくとも1つの導電性トレースが集積回路デバイスの表面に沿って延びているように構成されたソケットを備えている。集積回路デバイス試験システムは、少なくとも1つの導電性トレースの測定された抵抗に基づき、集積回路デバイスの表面における温度を判定するように構成された、コントローラまたはアクティブな回路をさらに備えている。
別の実施態様において、集積回路デバイス試験システムは、集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、集積回路デバイスの電気接点に接触するように構成された複数の電気接点を備えているソケットと、ソケットの電気接点をコントローラまたはアクティブな回路に電気的に接続させるように構成された、負荷ボードと、集積回路デバイスがソケットに係合しているときに、少なくとも負荷ボードおよびソケットの電気接点を介して、集積回路デバイスのソケット側表面にある、集積回路デバイスを加熱および/または冷却するように構成された熱ユニットと、を備えている。
別の実施態様において、集積回路デバイス試験システムは、集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、集積回路デバイスの電気接点に接触するように構成された複数の電気接点を備えているソケットを備えている。集積回路デバイス試験システムは、ソケットの電気接点に電気的に接続された薄膜回路を備えている熱伝導性基板と、負荷ボード電気接点を介して熱伝導性基板に電気的に接続され、かつ、ソケットの電気接点をコントローラまたはアクティブな回路に電気的に接続させるように構成された、負荷ボードと、集積回路デバイスが、熱伝導性基板を介してソケットに係合している状態で、集積回路デバイスのソケット側表面にある、集積回路デバイスを加熱および/または冷却するように構成された熱ユニットと、をさらに備えている。
別の実施態様において、集積回路デバイス試験システムは、集積回路デバイスを受け入れるように構成されたフレキシブル回路基板であって、集積回路デバイスの電気接点に接触するように構成された複数の電気接点を備えている、フレキシブル回路基板を備えている。集積回路デバイス試験システムは、フレキシブル回路基板に隣接して配置されているサーマルインターフェース層と、サーマルインターフェース層に隣接して配置されている熱ユニットであって、集積回路デバイスが、熱ユニットに係合している状態で、集積回路デバイスのソケット側表面にある、集積回路デバイスを加熱および/または冷却するように構成された熱ユニットと、を備えている。
別の実施態様において、集積回路デバイス試験システムは、集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットを備えており、ソケットは温度依存性の特徴を顕す温度感知の構成要素を備えている。ソケットは、集積回路デバイスが、ソケット内に配設されるとき、温度感知の構成要素が集積回路デバイスのソケット側表面に接触しているように構成される。集積回路試験システムは、温度感知の構成要素の温度依存性の特徴の測定に基づき、集積回路デバイスの表面における温度を判定するように構成されたコントローラまたはアクティブな回路、をさらに備えている。
詳細な説明
以下では、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。以下の説明が、本発明の例示の実施形態を説明することを意図しており、本発明に限定されないことは理解されるであろう。
以下では、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。以下の説明が、本発明の例示の実施形態を説明することを意図しており、本発明に限定されないことは理解されるであろう。
本明細書に記載されるシステム、デバイス、および方法のいくつかは、接点が露出されているDUTのソケット側表面におけるDUTの温度を検知することを可能にする。1実施形態において、ICデバイスの試験を行うソケット側表面熱検知システムは、検知された温度が、温度制御システムのためのフィードバックとして使用されるように構成されている。ソケット側表面熱検知システムは、試験用ソケットにおける接点との干渉を低減し、それによって、接点の電気的性能の劣化を低減しつつ、DUTとの接触領域を改善するように設計されたセンサを備えている。ソケット側表面熱検知システムは、DUTの温度がリアルタイムで測定されるようにする。DUTの温度は、DUTのソケット側表面にある熱制御を介して制御されることが可能である。ソケット側表面熱検知システムは、試験用ソケット内に、センサおよび/または制御電子機器を備えていることができる。熱センサの調整回路等のいくつかの制御電子機器は、ソケット内、または、TUを保持し、ソケット内にDUTを配置するハンドラ構成要素上に、設置されることができる。制御電子機器をセンサに近接近して設置することは、ノイズの低減に役立つことができ、また、DUTの接点を試験用コントローラへ接触させるために必要な配線の数を大いに低減させることができる。ソケット側表面熱検知システムは、1つまたは複数の導電性トレースを備えていることができ、または、フレキシブル回路基板と、少なくとも1つの導電性トレースとを備えていることができる、抵抗温度検出器(「RTD」)を備えていることができる。RTDのトレースは、電子部品がPCBに接触する領域のプリント基板(「PCB」)の表面上または表面に近接して、構成されている。
ICデバイスの試験を行うシステム
図1Aおよび1Bを全体的に参照すると、図1Aおよび1Bは、ICデバイスの試験を行うシステム100の実施形態を示している。システム100は、ソケット101、負荷ボード112、およびコントローラ114を備えている。ソケット101は、浮動板102、ベース部材105、および少なくとも1つのバネ120を備えている。浮動板は、レセプタクル104、および浮動板開口部109を備えている。ベース部材は、ベース部材開口部107、およびソケット電気接点110を備えている。
ICデバイスの試験を行うシステム
図1Aおよび1Bを全体的に参照すると、図1Aおよび1Bは、ICデバイスの試験を行うシステム100の実施形態を示している。システム100は、ソケット101、負荷ボード112、およびコントローラ114を備えている。ソケット101は、浮動板102、ベース部材105、および少なくとも1つのバネ120を備えている。浮動板は、レセプタクル104、および浮動板開口部109を備えている。ベース部材は、ベース部材開口部107、およびソケット電気接点110を備えている。
図1Aおよび1Bを詳細に参照すると、図1に示されるソケット101は、浮動板102を備えている。浮動板102は、DUT106を構造的に支持しており、DUT106を受け入れるためのレセプタクル104を備えている。浮動板102は、DUT106によって放射される任意の熱に耐えるのに適した材料を含む、DUT106を構造的に支持するための任意の適切な材料で製造することができる。浮動板102はまた、デバイスの温度を制御するために使用されることができ、AlNまたは陽極酸化アルミなどの、熱伝導性であるが電気絶縁性である材料から製造することができる。浮動板102は、少なくとも1つのバネ120を介してベース部材105によって、または複数のバネ120によって、支持されている。バネの使用は任意選択であり、いくつかの実施形態において、例えば、浮動板は、圧力が加えられるときに圧縮することができるポゴピン型ソケット電気接点110によって支持されてもよい。浮動板102は、DUT106の電気接点108が、ソケット電気接点110と電気的に係合するように構成された、複数の浮動板開口部109を備えている。図1Bに示されるように、浮動板102は、収縮性のあるソケット電気接点110の上方に位置決めされており、すなわち、収縮性ソケット電気接点110の上に載っている。浮動板102およびソケット電気接点110は、浮動板102の重さが、ソケット電気接点110を実質的に圧縮するには十分でないように、構成されている。「実質的に圧縮している」ソケット電気接点110とは、DUT電気接点108のうちの少なくともいくつかがソケット電気接点110に接触する点まで収縮しているソケット電気接点110を指してもよい。浮動板102およびソケット電気接点110は、DUT106が浮動板102に挿入されるとき、および/または、圧力または力が浮動板102に加えられるとき、ソケット電気接点110がDUT電気接点108と接触するように、さらに構成されている。例えば、ソケット電気接点110は、機械装置が浮動板および/またはDUTの上面に力を加えるときに、実質的に圧縮するように構成されてもよい。これにより、例えば、DUT106を板トレイ102にスムースに挿入すること、および、接点間の水平シアを回避することが可能となる。浮動板102は、圧縮されるときに適切な抵抗力を発揮する適切な数のバネまたは電気接点110を選択するなど、適切なバネ120または適切な弾力性のあるソケット電気接点110を選択することにより構成されてもよい。
いくつかの実施形態において、浮動板102は、レセプタクル104を備えている。レセプタクル104は、浮動板102における凹部とすることができる。いくつかの実施形態において、レセプタクルは、浮動板の表面における凹部によって画成されている。いくつかの他の実施形態において、レセプタクルは、浮動板102とは別個の構成要素であり、浮動板102上に配置されること、または浮動板102に取り付けられることができる。レセプタクル104は、少なくともDUT106の第2の表面の一部が露出されたままになるように、DUT106の全てまたは一部を覆うことができる。レセプタクル104は、DUT106よりも浅いことが可能であり、図1Aに示されるように、DUT106のどこかが浮動板102から突出するように、垂直に延ばされている。他の実施形態において、DUT106はレセプタクル104からそれほど突出していない。レセプタクル104は、レセプタクル104の底部または下部に、浮動板開口部109を備えている。浮動板開口部109を通して、DUT電気接点108は、ソケット電気接点110と接触することができる。他の実施形態において、レセプタクル104が使用されておらず、浮動板102は、浮動板102の表面にDUT106を受け入れるように構成されている。他の実施形態において、浮動板102は、レセプタクルとして機能する凹部を備えておらず、浮動板の表面は実質的に平坦である。そのような実施形態において、DUT106は、試験用の平坦な表面の上に設置されていてもよい。
ソケット101はベース部材105を備えている。ベース部材105は、浮動板102の構造的支持部として機能することができる。ベース部材105は、ベース部材開口部107、およびソケット電気接点110を備えている。ベース部材開口部107は、ソケット電気接点110とDUT電気接点108との間の電気接点を与えるように構成されている。
説明の目的で、DUT106は、ICデバイスの試験を行うシステム100の一部として見なされることがあってもよく、なぜなら、システム100の構成を試験構成について検討する際には、そのようにDUT106に言及すると都合が良いことがあるからである。しかし、DUT106は、必ずしもシステム100の一部であるとは限らず、システム100から抜き差しされてもよい。同様に、DUT106の構成要素、例えば、DUT電気接点108は、便宜上、システム100の一部として見なされてもよいが、必ずしもシステム100の一部であると限らない。DUT106は、試験中のレセプタクル104に挿入されていてもよい。DUT106は、任意の集積回路デバイスであってもよい。例えば、DUT106は、以下で図2を参照して説明されるデバイスなどの、パッケージオンパッケージ(POP)デバイスであってもよい。DUT106は、DUT電気接点108を備えている。DUT電気接点108は、DUT106が、電気回路との直接または間接の電気的接続を確立することを許可する。DUT電気接点108は、複数の電気接点を備えている。電気接点を、例えば、はんだボール、ピン、または接触パッドの任意の組み合わせとすることができる。
ベース部材は、ソケット電気接点110を備えている。ソケット電気接点110は、DUT電気接点108と負荷ボード112または他の電気回路との間の、直接または間接の電気的接続として機能することができる。ソケット電気接点110は、例えば、ピン、エラストマ導体、または金属製の「ファズボタン」の任意の組み合わせであってもよい電気接点である。いくつかの実施形態において、電気接点は、図1Bに示されるような、収縮性のあるピンを含んでいる。収縮性のあるピン同士が、試験中に負荷がかかったときなど、上述のように接触する。ソケット電気接点110は、ベース部材開口部107から突出することができる。ソケット電気接点110のうちの少なくともいくつかは、ランドグリッドアレイ(LGA)の少なくとも一部を画成することができる。
いくつかの他の実施形態において、ソケット101は、浮動板102、ベース部材105、およびバネ120の全てまたはいずれかを備えている必要はない。概して、ソケット101は、中に、または中に、DUTが試験中に配置または設置されてもよいものであってもよい。例えば、ソケット101は、上にDUTが試験中に設置されてもよい電気接点のアレイ(例えば、エラストマ接点またはファズボタン)であってもよい。
システム100は負荷ボード112を備えている。負荷ボード112は、DUT106またはソケット電気接点110と、別の電気回路との間の、直接または間接の電気的仲介物として機能することができる。負荷ボード112は、ソケット電気接点110を通して受信された電気信号を、DUT106の試験を行う試験機器、および/またはコントローラ114へルーティングすることを含む、負荷ボードに適切な任意の様式で使用されるように構成されることができる。負荷ボードは、論理回路を含むこともできる。いくつかの実施形態において、負荷ボードは、コントローラ114と無線で通信することができる。いくつかの実施形態において、図9に示され、以下で詳細に説明されるフレキシブル回路基板902は、負荷ボードとして機能する。負荷ボード112は、上述のように、電気的仲介物としてだけ機能する必要はなく、例えば、負荷ボード112が、熱導体として動作してもよい場合もあるし、構造的支持部を、システム100の構成要素、または他の構成要素に提供してもよい場合もある。
いくつかの実施形態において、システム100はコントローラ114を備えている。コントローラ114は、温度情報の処理および/または少なくとも1つの熱ユニットの制御、を行うように構成されることができ、任意の回路、論理システム、中央処理装置、それらの機能のいずれかに適した特定用途向け集積回路、を備えていることができる。例えば、コントローラ114は、DUT106の温度を示す信号(例えば、DUT106と接触しているRTDの抵抗を示す信号)を受信し、ある期間のDUT106の温度の統合、または温度の時間平均、または基準温度からの温度の偏差、または、温度の変化率などの、DUT106の温度に関連する信号を、例えば、試験機器またはディスプレイに出力する、ように構成されている。コントローラ114は、加えてまたは代替えとして、DUTの温度を制御するように構成されたアクティブな熱ユニットを制御するように構成されることができる。そのような制御は、検知または検出されたDUT106の温度に基づいてもよいし、基づかなくてもよい。例えば、コントローラ114は、熱ユニット用の予めプログラムされた温度制御計画を実施することができ、または熱ユニットを制御し、それによって、DUT106に接触しているRTDなどによって検知されたDUT106の温度に基づき、DUT106の温度が温度範囲内になるように、または温度閾値を上回るもしくは下回るようにすることができる。コントローラ114は、ソケット101の外部に配設されていることができ、または、例えば、ソケット101、浮動板102、レセプタクル104、負荷ボード112、もしくはDUT106の温度を制御するように構成された熱ユニット、のうちのいずれかの上に配置されること、またはそれと一体化されることができる。
図2は、POP型DUT106の実施形態を示す。本実施形態は、本明細書に記載されるシステムおよび方法を使用して試験されることができるDUTの一例である。図示される実施形態において、DUT106は、DUT電気接点108、論理ダイまたはプロセッサ202、複数のスタックドメモリダイ204、複数の基板206、およびワイヤボンド208を備えているPOPデバイスである。論理ダイまたはプロセッサ202、複数のスタックドメモリダイ204、複数の基板206、およびワイヤボンド208は、一般的にコンビネーションプロセッサ(combination processor)/メモリデバイスにおいてみられる、従来の構成要素であってもよい。
試験中、POP型DUT106は、浮動板102上に設置、またはレセプタクル104に挿入され、DUT電気接点108はソケット電気接点110に接触させている。DUT106は、例えば、メモリコントローラとして機能するプロセッサを備えている高密度のメモリデバイスであってもよい。図示される実施形態において、プロセッサ202は、スタックドメモリダイ204よりも突出している接点を有している。加えて、プロセッサ202は、試験中にスタックドメモリダイ204よりも多くの熱を散逸させる。そして、この場合ソケット側表面である、DUT106のプロセッサ202側で、温度検知または温度制御の必要性がより大きいことがある。いくつかの構成において、プロセッサ202の上に空隙がある場合があり、第2の表面の冷却は、特に、プロセッサ202が相当量の熱を放射する状況では、より効果が低くなってしまう。ソケット側表面温度制御は、これらの問題の解決に役立つことができる。他の実施形態において、例えば、クワッドフラットリードなしパッケージデバイスなどの、POP型DUT以外のICデバイスが、本明細書に記載されるデバイス、システム、および方法を使用して試験されてもよい。
アクティブな温度制御を目的とする、または本明細書に記載される任意の目的を含む任意の他の目的の温度測定(ソケット側表面、または対向側)は、例えば、RTDを使用すること、ダイオード(例えば、DUT106の一部であるダイオード、またはDUT106に取り付けられたダイオード、または別の方法でDUT106と一体化されたダイオード)の温度依存性順電圧の判定または測定を使用すること、または、本明細書に記載される任意の他の温度測定システムもしくは方法を使用することなどにより、任意の適切な手法で実施されることができる。
ソケット側表面の温度検知は、DUT106のソケット側表面に熱的接触しているセンサを使用して実施されることができる。そのような熱的接触は、例えば、直接接触(RTD116または別の温度センサと、DUTのソケット側表面との間の直接接触など)、または、例えば、負荷ボード、電気接点、サーマルインターフェース、フレキシブル回路基板、薄膜回路、試験システムのソケットもしくは該ソケットの任意の構成要素、および/または熱バイアス(thermal vias)のいずれかを介した熱的接触、とすることができる。いくつかの例示のソケット側表面検知の実施については、以下で温度検知用のRTDを使用して検討および説明されるが、任意の他の適切なタイプの温度センサが、RTDセンサに加えてまたは代替えとして使用されて、DUT106のソケット側表面の温度を検出しても良い。
抵抗温度検出器
ここで、図3A~3Cを全体的に参照すると、図3Aは、DUT106の実施形態を示し、図3Bは、DUT106の温度の検出に適したRTD116の実施形態を示し、図3Cは、DUT106に係合しているRTD116を示す。いくつかの実施形態において、RTD116は、浮動板102の露出された表面に配設されており、この場合、浮動板102とDUT106との間に挟まれることができる。他の実施形態において、RTD116は、図6Aおよび6Bに示すように、浮動板102と一体化されている。
抵抗温度検出器
ここで、図3A~3Cを全体的に参照すると、図3Aは、DUT106の実施形態を示し、図3Bは、DUT106の温度の検出に適したRTD116の実施形態を示し、図3Cは、DUT106に係合しているRTD116を示す。いくつかの実施形態において、RTD116は、浮動板102の露出された表面に配設されており、この場合、浮動板102とDUT106との間に挟まれることができる。他の実施形態において、RTD116は、図6Aおよび6Bに示すように、浮動板102と一体化されている。
図3Aは、DUT電気接点108がはんだボールアレイであるDUT106の実施形態を示す。はんだボールは、球状、半球状である必要はなく、または円形状である必要もなく、例えば、任意の導電性の丘状のもの、またはDUT106のソケット側表面から突出する任意の他の導電性の突出部、であってもよい。DUT106は、DUT106のソケット側表面の大部分を形成している基板206を備えている。DUT電気接点108は、DUT106の基板206から突出している。いくつかの実施形態において、保護層またはマスクが基板206を覆っていてもよい。図3Aに示されるDUT106の実施形態は、DUT電気接点108の電気接点を持っていないセパレータストリップ210を備えている。そのようなストリップは、多くの一般的なICデバイスに見られるものであってもよい。他の実施形態は、セパレータストリップ210を備えていない。はんだボールの複数のDUT電気接点108は、図3Aに示される実施形態において列状に配列されている。
図3Bは、DUT106のソケット側表面の温度を検出する抵抗温度検出器116の実施形態を示す。図3Bに示す実施形態において、RTD116は、フレキシブル回路基板302,RTD開口部304、およびトレース306を備えている。
フレキシブル回路基板302は、DUT電気接点108とソケット電気接点110との間の電気接点を与えるRTD開口部304を備えている。開口部304は、楕円形、円形、または任意の他の形状とすることができる。図示されるRTD116の利点は、DUT電気接点108がソケット電気接点110と係合するようにしつつ、DUT106のソケット側表面との接触を増加させていることである。複数の開口部304は、DUT106のはんだボールの列に対応して列状に配列されている。トレース306は、開口部304間の経路に沿って延びている。経路は、蛇行した経路とすることができ、例えば、経路自身の上に折り返すことができ、RTD116の一方側からRTD116の他方側へ必ずしもまっすぐに進む必要はない。
1実施形態において、トレース306は、既知の、または(例えば、キャリブレーションにより)判定された抵抗率と温度との間の関係を用いた、任意の適した伝導性材料のエッチングされた線を備えている。例えば、トレース306は、エッチングされた銅線を備えていることができる。エッチングされた線は、非常に微細な幾何形状で作製することができる。銅は、セ氏1度当たりおよそ+0.4%(室温に近い温度)の温度係数を用いた、温度の関数である抵抗率を有している。したがって、銅の温度がセ氏1度上がると、抵抗は、およそ0.4%増加するであろう。RTD116は、DUT106のソケット側表面と熱的接触していてもよく、RTD116またはトレース306の抵抗の測定は、既知の、または判定された抵抗率と温度との間の関係に基づく、推定されるDUTの温度の計算を可能にする。そのような関係は、例えば、トレース306またはトレース306に使用される材料に固有とすることができる。一般的に言えば、RTD116とDUT106との間の熱的接触が良好であるほど、DUT106の温度の推定は良好である。本明細書に記載されるRTD116の実施形態は、RTD116とDUT106との間の良好な熱的接触を可能にし、RTD116は、DUT106のソケット側表面との熱平衡の状態になり、DUT106の温度のより良好な推定を導くことができる。いくつかの実施形態において、トレース306は、DUT106に接触しているトレース306のパーセンテージを最大にする程度に長い。トレースは、トレース306の全抵抗を増加させるように最小断面面積を持つことが好ましく、これによって、抵抗の変化を測定することがより簡単になる。トレース306は、DUT106がレセプタクル104に配設または配置されているとき、導電性トレースがDUTのソケット側表面に沿って延びているように、構成されることができる。
RTD116またはトレース306の抵抗は、DUT106の温度の推定に使用されることができ、多数の手法で測定できる。例えば、RTDの抵抗は、コントローラ114または別の測定デバイスに直接または間接に接触する、4線ケルビン接続を使用して測定することができる。RTD116は、電気インパルスの送信を介してRTD116の抵抗を測定するように構成されたコントローラに、直接接続されることができる。RTD116は、レセプタクル104を通じてコントローラに接続されることができる。RTD116は、負荷ボード112を通じてコントローラに接続されることができる。いくつかの実施形態において、RTD116は、4線ケルビン接続または他の接続を介して、負荷ボード112またはソケットの他の箇所(例えば、ベース部材105または浮動板102)に配設されているアクティブな回路に、接続されることができる。これは、接続を確立するために必要な配線の数を低減するのに役立つ。他の実施形態において、アクティブな温度センサの調整回路が、DUT106に近接して(例えば、ソケット101または近接する熱ユニットと一体化されて)配置されていれば、1本の線は、例えば、温度に比例する電圧信号を、アクティブな温度センサの調整回路に送信するために使用されることができる。これは、必要な配線の総数を低減させるのに役立つことができ、また、ノイズを低減するのに役立つことができる。他の実施形態において、RTD116は、ヒータまたはファンなどの温度制御ユニットまたはデバイスに、直接または間接に接続されることができる。
別の実施形態において、システムは、集積回路デバイスを加熱および/または冷却するように構成された熱ユニットをさらに備えており、該熱ユニットは、RTD116の導電性トレースをコントローラに電気的に接続させるように構成されている。
いくつかの実施形態において、トレース306は銅を含む。他の実施形態において、別の金属が使用されてもよい。銅は、いくつかの他の金属よりも少々低い室温抵抗率を持つため、いくつかの場合において、温度の変化に伴う抵抗率のパーセンテージの変化を、室温抵抗率がより高いときに測定することがより簡単であるほど、銅よりも高い室温抵抗率の金属を使用することが好ましい可能性がある。しかし、銅を使用することは、別の金属に比べていくつかの利点を提供する場合がある。なぜなら、例えば、銅は、安価な製造プロセスで使用することができ、また、銅のトレース306は、小さな断面面積を有するように長く作製され、銅の低い室温抵抗率にもかかわらず、温度の変化を測定することができると想定されるためである。
1実施形態において、トレース306は、RTD116の表面にエッチングまたは堆積され、その表面は、例えば、陽極酸化アルミまたはAlNの薄膜を備えている。いくつかの実施形態において、図6Aおよび6Bに示すように、RTD116は多層浮動板102に統合されており、以下でより詳細に説明される。
いくつかの実施形態において、トレース306は、プリント基板302または別の表面に、インクジェットプリントにより堆積される。他の実施形態において、ソケット101の1つまたは複数のトレースなどの構成要素は、3Dプリントまたはステレオリソグラフィによって作成される。
図3Cは、DUT106を覆っている、またはDUT106に係合している、またはDUT106に接触しているRTD116を示す。図3は、RTD開口部304から突出しているDUT電気接点108の接点を示す。この図は、RTD116がDUT106と熱的接触して、DUT106の一部を覆っているときでも、DUT電気接点108がまだソケット電気接点110と係合することができるということを説明している。さらに、RTDトレース306が、DUT106のソケット側表面の領域の大部分を覆っている。他の実施形態において、RTDトレース306は、DUT106のソケット側表面の大部分よりも小さく覆っていてもよい。例えば、RTDトレース306は、DUT106のソケット側表面の、40%以上49%以下の範囲内、または30%以上39%以下の範囲内、または20%以上29%以下の範囲内、または10%以上19%以下の範囲内の割合を覆うことができる。これは、より多くの表面領域が覆われ、より早くトレース306がDUT106と熱平衡の状態になるという点で有利である。加えて、これは、DUT106のソケット側表面の異なる点が、異なる温度であってもよいこと、また、ソケット側表面の大きな領域を覆うことにより、トレース306がソケット側表面と、ほぼ平均的熱平衡の状態になることが可能になること、によってさらに有利であり、DUT106の温度測定を行うに際して有用であり得る。大きな表面領域を覆うことは、また、大きな表面領域のトレースによって、トレース306とDUT106との間の熱抵抗率が低くなるという結果が得られる可能性があるという点において有利であり得る。
図4Aおよび4Bを全体的に参照すると、図4Aは、DUT106の別の実施形態を示し、図4Bは、DUT106の温度の検出に適切なRTD116の別の実施形態を示す。図4Bは、図4Aに示すDUT106用にカスタマイズされたRTD116の代替えの実施形態を示す。
図4Aを詳細に参照すると、図示される実施形態において、DUT106のソケット側表面は、対象の領域402と対象外の領域404とを含んでいる。対象の領域402および対象外の領域404は、任意の適切な様式で画成されることができる。例えば、対象の領域402は、熱散逸が高い領域、すなわち全熱散逸の閾値パーセンテージを上回る領域、により画成されてもよい。対象の領域402のみにおいて温度を測定し、対象外の領域404は測定しないことが望ましく、効率的であり、または実用的であることがある。例えば、対象の領域402は、ICデバイスの位置に対応してもよい。対象の領域402は、DUT106によって放出される熱の大部分の放出が生ずる位置に対応してもよく、したがって、対象の領域402の温度の計測は、DUT106の温度を判定または推定するために十分であってもよい。図示される実施形態において、対象の領域402は、中心に配設されているDUT106の表面の一部を含んでいる。対象外の領域404は、周辺に配設されて対象の領域402を囲んでいるDUT106の表面の一部を含んでいる。
図4Bは、対象の領域402と係合しているカスタマイズされたRTD116の実施形態を示す。これは、DUT106のソケット側表面の領域全体を覆っているRTD116よりも、効率的または実用的であることがある。RTD116は、レセプタクル104と一体化されるなど、任意の適切な様式でカスタマイズされてもよい。
温度制御
図5は、ソケット側表面温度制御を用いたICデバイスの試験を行うシステム100の実施形態を示す。そのような温度制御は、パッケージ・オン・パッケージデバイスなどの、DUT106のソケット側表面の部分が、DUT106の第2の表面の部分よりも熱を多く散逸させてもよいという点において、図2を参照して上述したような利点を与える場合があり、ソケット側表面における温度制御がより効果的になる。温度制御は、種々の手法で実施されてもよい。図5に示すように、温度制御は、温度制御された空気をソケット電気接点110またはDUT106のソケット側表面に提供することにより、実施されてもよい。ベース部材105は、ソケット電気接点110に引き渡すための温度制御された空気502を準備するように構成されていることができる。あるいは、温度制御された空気502は、浮動板102とベース部材105との間に提供されることができる。他の実施形態において、温度制御は、他の温度制御された気体もしくは液体により、または温度制御された材料との接触によるなど、他の手法により提供されることができる。温度制御された空気502は、ファンなどの熱制御構成要素によって提供されてもよい。他の温度制御方法について、以下で詳細に検討する。これらの温度制御方法のいずれも、第2の表面の熱ユニットによるなど、任意のタイプのアクティブなまたはパッシブな第2の側表面温度制御との組み合わせを含む、任意の他の温度制御方法と組み合わせて実行されてもよい。
温度制御
図5は、ソケット側表面温度制御を用いたICデバイスの試験を行うシステム100の実施形態を示す。そのような温度制御は、パッケージ・オン・パッケージデバイスなどの、DUT106のソケット側表面の部分が、DUT106の第2の表面の部分よりも熱を多く散逸させてもよいという点において、図2を参照して上述したような利点を与える場合があり、ソケット側表面における温度制御がより効果的になる。温度制御は、種々の手法で実施されてもよい。図5に示すように、温度制御は、温度制御された空気をソケット電気接点110またはDUT106のソケット側表面に提供することにより、実施されてもよい。ベース部材105は、ソケット電気接点110に引き渡すための温度制御された空気502を準備するように構成されていることができる。あるいは、温度制御された空気502は、浮動板102とベース部材105との間に提供されることができる。他の実施形態において、温度制御は、他の温度制御された気体もしくは液体により、または温度制御された材料との接触によるなど、他の手法により提供されることができる。温度制御された空気502は、ファンなどの熱制御構成要素によって提供されてもよい。他の温度制御方法について、以下で詳細に検討する。これらの温度制御方法のいずれも、第2の表面の熱ユニットによるなど、任意のタイプのアクティブなまたはパッシブな第2の側表面温度制御との組み合わせを含む、任意の他の温度制御方法と組み合わせて実行されてもよい。
いくつかの実施形態において、温度制御は、測定または推定されたDUT106の温度に応じてアクティブに実施される。例えば、DUT106の温度が、予め定められた閾値を上回るものが測定されると、冷却が実施され、DUT106の温度が、予め定められた閾値を下回るものが測定されると、加熱が実施されるようにすることができる。
いくつかの他の実施形態において、ソケット側表面温度制御は受動的に実施される。ソケット側表面温度制御は、アクティブ、パッシブ、または双方の組み合わせ(例えば、あるときはアクティブ、他のときはパッシブ)で行うことができ、また、アクティブな第2の表面温度制御、パッシブな第2の表面温度制御、または双方の任意の組み合わせと併せて実施されることができる。いくつかの実施形態において、アクティブな温度制御は、DUT106の第2の表面またはソケット側表面のいずれにおいても、RTD116を使用して測定または推定された温度に基づき実行される。アクティブな温度制御はまた、温度測定と温度制御技術との組み合わせに基づき、実施されても良い。例えば、アクティブなソケット側表面温度制御システムは、第2の表面の測定された温度に基づき温度を制御してもよいアクティブな第2の表面温度制御システムと連動して、RTD116を使用して測定された温度などの、ソケット側表面の測定された温度に基づき温度を制御してもよい。
いくつかの実施形態において、アクティブな温度制御は、RTD116をアクティブな温度制御部に、直接または間接に接続することにより、実施される。例えば、図3A~3Cを参照して上述したように、RTD116は、4線ケルビン接続または任意の他の適切な接続を介して、アクティブな温度制御部に接続されている。RTD116は、無線信号を介してアクティブな温度制御部に接続されていてもよい。アクティブな温度制御部は、有線接続または無線信号を介するなど、任意の適切な様式で、ヒータまたはファンなどの温度制御デバイスに接続されていてもよい。
いくつかの実施形態において、アクティブな温度制御部の回路(RTD型または別の型など、任意の種類の温度検出を用いて実施されることができる)は、負荷ボード112、ソケット101、TUのうちの少なくとも1つに配設されるか、または、その1つと一体化され、および/または、DUT106の第2の表面に近接して配設されている(例えば、DUT106の第2の表面に面するTUと一体化されたアクティブな温度制御部の回路など)。いくつかの実施形態において、アクティブな温度制御部は、ソケット101に篏合しているアクティブな温度制御部によって、ソケット101と係合している。アクティブな回路は、RTD116から受け取られた電圧などの、温度を表す入力信号を受け取り、温度を表す信号をコントローラ114に出力するように構成されていることができる。これにより、コントローラ114に送信される必要がある信号の数を低減されることができ、また、これは、受信された電圧信号を単に増幅することにより実行されてもよいため、精度を改善することができる。
図6Aは、1実施形態に係る、多層浮動板102を用いた試験システム100のソケットに挿入されたDUTを示す。図6Bは、別の実施形態に係る、加熱/冷却スラグ602(例えば、加熱または冷却に使用される、ヒートシンク、またはヒートシンクに熱的接続されている構成要素)を有する多層浮動板102を用いた試験システム100のソケットに挿入されたDUTを示す。図6Aおよび図6Bに示す実施形態において、多層浮動板102はRTD116と一体化されているが、他の実施形態においては、浮動板はRTD116を備えている必要はない。他の実施形態において、加熱/冷却スラグ以外の温度制御要素が、DUT106と浮動板102との間に配置されていてもよく、または、ソケット側表面温度制御を提供するのに役立つことができる、温度制御された液体および/または気体の流れなどの温度制御要素が、浮動板に埋め込まれていてもよい。
図6Aに示す実施形態において、RTD116は多層浮動板102に埋め込まれている。あるいは、RTD116は、浮動板102の表面に配置されることができる。多層浮動板102は、プリント回路材料を備えていることができる。多層浮動板102は、加えてまたは代替えとして、温度制御と、埋め込まれたRTD116への熱の転送、および/またはDUT接点108との間の熱の転送と、に有用であり得る熱伝導性金属コアプリント基板、またはセラミックを備えていることができる。代替えの実施形態において、浮動板102が、陽極酸化アルミニウムを含み、RTD116またはRTD116のトレースが、浮動板102の底面に配設されており、陽極酸化アルミニウムが、DUT接点108とRTD116との間に熱的接触を与えている。
図6Bは、図6Aに示す実施形態といくつかの点で同様であるシステム100の実施形態を示すが、加熱/冷却スラグ602をさらに含んでいる。加熱/冷却スラグ602は、DUT106のソケット側表面に直接接触していることができ、または、DUT106が、温度制御を必要とするDUT106の一部に加熱または冷却を配送するのに十分に近接していることができる。加熱/冷却スラグ602は、低温ヒートシンクとすることができる。他の実施形態において、上記で検討したように、温度制御された液体および/または気体の流れなどの別のタイプの温度制御要素を、加熱/冷却スラグ602に替えて、または加熱/冷却スラグ602に加えて使用することができる。温度制御要素は、浮動板102に埋め込むこともできるし、浮動板102の表面に配置することもできる。
図7は、負荷ボード112を通してDUT106のソケット側表面に熱を送ること、または、負荷ボード112を通してDUT106のソケット側表面から熱を拡散させるまたは受け取ること、により実施される温度制御の実施形態を示す。実施形態において示される温度制御は、ソケット側表面の熱ユニット702および第2の表面の熱ユニット704を用いて実施される。熱ユニット702および704はヒートシンクであり、各熱ユニットは、それぞれ、熱を送るときは高温となり、熱を受け取るときは低温となることができる。他の実施形態において、熱ユニットが1つのみ実装されてもよいし、2つ以上の熱ユニットが実装されてもよい。他の実施形態において、温度制御された空気の流れ、または熱制御された材料との直接接触を、負荷ボードを通した温度制御に使用することができる。負荷ボードの材料またはソケット電気接点110の接点が、良好な熱伝導のために選択されてもよい。例えば、ソケット電気接点110の接点は、ボコピン、エラストマ導体、または金属製の「ファズボタン」であってもよい。
図8は、熱伝導性基板802が、DUT106のソケット側表面から負荷ボード112への信号を通すように構成された薄膜回路を備えている、システム100の実施形態を示す。ソケット側表面の熱ユニット702とDUT106のソケット側表面との間に熱伝導性基板802を設けることにより、ソケット側表面の熱ユニット702は、DUT106のソケット側表面に向う、図7に示す構成よりも効率の良い熱経路を有することができ、なぜなら、熱が、負荷ボード112を通るよりも簡単に熱伝導性基板802を通って移動することがあるからである。しかし、いくつかの実施形態において、熱伝導性は、上述のような、負荷ボード112が適した熱伝導性材料を含んでいる実施形態におけるように、必要ではないこともある。
システム100の図示される実施形態は、負荷ボード電気接点804を備えている。負荷ボード電気接点804は、熱伝導性基板802と負荷ボード112との間の、ポゴピンなどの任意の電気接点とすることができる。本実施形態において、負荷ボードは、熱制御を直接には提供しないので、DUT106に近い必要はない。負荷ボード112は、DUT106の下方にあるものとして図8に示されているが、他の実施形態において、負荷ボードはそのように位置決めされている必要はない。負荷ボード112は、熱伝達を妨げる熱とならないような任意の様式で、例えば、熱伝導性基板802の側に位置決めされてもよい。
いくつかの実施形態において、負荷ボード電気接点804は、例えば、配線、ポゴピン、「ファズ」ボタン、または任意の他の適切な電気コネクタとすることができる。さらに他の実施形態において、負荷ボードが使用されず、または、熱伝導性基板802が、負荷ボードとして機能し、コントローラ114に直接電気的に接続されていてもよい。いくつかの実施形態において、第2の表面の熱ユニット704が、熱ユニット702と共に実装されている。
ICデバイスの試験は、任意の適切な様式で、図示されるシステム100を使用して実行されることができる。例えば、熱伝導性基板802、ソケット電気接点110、および熱ユニット702などのいくつかの構成要素は、一体となってDUT106に対して押し下げられることができる。
図9は、フレキシブル回路基板902、サーマルインターフェース904、および熱ユニット702を備えているシステム100の実施形態を示す。本構成は、フレキシブル回路基板902と熱ユニット702との間に良好な熱的接触を与える。熱ユニット702は、アクティブまたはパッシブな温度制御など、本明細書に記載される任意の熱システムを備えている任意の熱ユニット、システム、またはデバイスであってもよい。図示される実施形態において、サーマルインターフェース材料904は、サーマルインターフェース材料のコンプライアント層またはフレキシブル層であり、フレキシブル回路基板902は、フレキシブルなプリント基板である。フレキシブル回路基板902は、熱ユニット702とDUT106のソケット側表面との間の良好な熱の流れを与える熱バイアス906を備えている。他の実施形態において、フレキシブル回路基板902が熱バイアスを含まず、フレキシブル回路基板が熱伝導性材料を含んでいてもよい。フレキシブル回路基板902は、負荷ボード112に接続されていてもよいし(図示されていない接続)、フレキシブル回路基板902自身が負荷ボード112として機能してもよい。いくつかの実施形態において、第2の表面の熱ユニット704は、図示されるソケット側表面の熱ユニット702と共に実装され、第2の表面の熱ユニット704が、DUT106を受け入れるように構成されている。例えば、第2の表面の熱ユニット704は、DUT106を受け入れるための凹部を備えていることができる。
本明細書に記載される温度制御システムまたは方法は、ここに記載される温度測定システムまたは方法と併せて、任意の適切な様式で使用されることができる。例えば、1実施形態において、集積回路デバイス試験システムは、集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケット、および、集積回路デバイスがソケットに係合している状態で、集積回路デバイスの下から(ソケット側表面から)集積回路デバイスを加熱および/または冷却するように構成された熱ユニットを備えている。ソケットは、温度の関数である抵抗率を持つ材料で作製される少なくとも1つの導電性トレースを備えており、また、ソケットは、集積回路デバイスがソケット内に配設されるときに、少なくとも1つの導電性トレースが集積回路デバイスの表面に沿って延びているように構成されている。システムは、少なくとも1つの導電性トレースの測定された抵抗に基づき、集積回路デバイスの表面における温度を判定するように構成されている、コントローラまたはアクティブな回路を、さらに備えている。
デバイスおよび方法の好ましい実施形態について、これらが開発された環境を参照して記載されたが、これらは本発明の原理を単に例示するものである。本発明を実施するための上述の組立体の修正または組み合わせ、他の実施形態、構成、および方法、ならびに、当業者には明らかである本発明の態様の変形は、請求項の範囲内であることが意図される。
Claims (43)
- 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、温度の関数である抵抗率を持つ材料で作製される少なくとも1つの導電性トレースを備え、前記集積回路デバイスが前記ソケット内に配設されるときに、前記少なくとも1つの導電性トレースが前記集積回路デバイスの表面に沿って延びているように構成されているソケットと、
前記少なくとも1つの導電性トレースの測定された抵抗に基づき、前記集積回路デバイスの前記表面における温度を判定するように構成されている、コントローラまたはアクティブな回路とを有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項1に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記ソケットが、前記少なくとも1つの導電性トレースを備えているフレキシブル回路基板を有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項2に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記少なくとも1つの導電性トレースが、前記フレキシブル回路基板においてエッチングされている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項1に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記導電性トレースが銅を含む集積回路デバイス試験システム。 - 請求項1に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記フレキシブル回路基板が、複数の開口部を有しており、前記開口部は、前記集積回路デバイスの電気接点が、前記開口部を通して前記ソケットの電気接点と電気的に係合するように構成されている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項5に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
複数の前記開口部が、前記集積回路デバイスの電気接点の列に対応して、列状に配列され、前記少なくとも1つの導電性トレースが、複数の前記開口部の列同士の間に配設されている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項5に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記少なくとも1つの導電性トレースが、前記開口部を通って蛇行した経路に沿って延びている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項1に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記ソケットは、
複数の電気接点を備えているベース部材と、
少なくとも1つのバネを介して前記ベース部材によって支持されている浮動板であって、複数の浮動板開口部を備えており、前記浮動板開口部は、前記集積回路デバイスの電気接点が、前記浮動板開口部を通して前記ベース部材の前記電気接点と電気的に係合するように構成されている、浮動板と、
を有し、
前記少なくとも1つの導電性トレースが、前記浮動板に配設されている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項8に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記浮動板が、プリント基板材料を含んでいる多層構造である集積回路デバイス試験システム。 - 請求項8に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記浮動板が、金属コアプリント基板材料を含んでいる多層構造である集積回路デバイス試験システム。 - 請求項8に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記浮動板が、セラミック材料を含んでいる多層構造である集積回路デバイス試験システム。 - 請求項8に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記浮動板が、陽極酸化アルミニウムまたはAlNを含んでいる集積回路デバイス試験システム。 - 請求項1に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記少なくとも1つの導電性トレースの測定された抵抗に基づき、前記集積回路デバイスの前記表面における温度を判定するように構成された前記コントローラと、
前記少なくとも1つの導電性トレースを前記コントローラに電気的に接続させるように構成された負荷ボードとをさらに有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項1に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記少なくとも1つの導電性トレースの測定された抵抗に基づき、前記集積回路デバイスの前記表面における温度を判定するように構成された、前記アクティブな回路をさらに有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項14に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記アクティブな回路が、前記ソケットに配設されている、または前記少なくとも1つの導電性トレースに電気的に接続された負荷ボードに配設されている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項6に記載のシステムにおいて、
前記少なくとも1つの導電性トレースが、4線ケルビン接続を介してコントローラに電気的に接続されているシステム。 - 請求項1に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記少なくとも1つの導電性トレースの測定された抵抗に基づき、前記集積回路デバイスの前記表面における温度を判定するように構成された前記コントローラと、
前記集積回路デバイスを加熱および/または冷却するように構成された熱ユニットと、
をさらに有し、
前記熱ユニットが、前記少なくとも1つの導電性トレースを前記コントローラに電気的に接続させるように構成されている集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、前記集積回路デバイスの電気接点に接触するように構成された複数の電気接点を備えているソケットと、
前記集積回路デバイスが前記ソケットに係合しているときに、前記ソケットの前記電気接点を介して、前記集積回路デバイスの第1の、ソケット側表面にある、前記集積回路デバイスを加熱および/または冷却するように構成された熱ユニットとを有する集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、前記集積回路デバイスの電気接点に接触するように構成された複数の電気接点を備えているソケットと、
前記ソケットの前記電気接点に電気的に接続された薄膜回路を備えている熱伝導性基板と、
負荷ボード電気接点を介して前記熱伝導性基板に電気的に接続されるように構成され、かつ、前記ソケットの前記電気接点をコントローラまたはアクティブな回路に電気的に接続させるように構成された、負荷ボードと、
前記集積回路デバイスが、前記熱伝導性基板を介して前記ソケットに係合している状態で、前記集積回路デバイスの第1の、ソケット側表面にある、前記集積回路デバイスを加熱および/または冷却するように構成された熱ユニットとを有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項19に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記集積回路デバイスが、前記ソケットに係合している状態で、前記ソケット側表面と対向側の、前記集積回路デバイスの第2の表面に隣接して配置されており、前記集積回路デバイスの前記第2の表面にある、前記集積回路デバイスを加熱および/または冷却するようにさらに構成された第2の熱ユニットをさらに有する集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたフレキシブル回路基板であって、前記集積回路デバイスの電気接点に接触するように構成された複数の電気接点を備えている、フレキシブル回路基板と、
前記フレキシブル回路基板に隣接して配置されているサーマルインターフェース層と、
前記サーマルインターフェース層に隣接して配置されている熱ユニットであって、前記集積回路デバイスが、前記熱ユニットに係合している状態で、前記集積回路デバイスの第1の、ソケット側表面にある、前記集積回路デバイスを加熱および/または冷却するように構成された熱ユニットとを有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項21に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記集積回路デバイスが前記フレキシブル回路基板に係合している状態で、前記フレキシブル回路基板側と対向側の、前記集積回路デバイスの第2の表面に隣接して配置されている第2の熱ユニットであって、前記集積回路デバイスの前記第2の表面にある、前記集積回路デバイスを加熱および/または冷却するようにさらに構成された第2の熱ユニットをさらに有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項21に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記フレキシブル回路基板が、前記サーマルインターフェース層と半導体デバイスとを熱的接続させる熱バイアスを備えている集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、温度依存性の特徴を顕す温度感知の構成要素を備えているソケットを有し、前記ソケットは、前記集積回路デバイスが、前記ソケット内に配設されるとき、前記温度感知の構成要素が前記集積回路デバイスのソケット側表面に接触しているように構成される集積回路デバイス試験システム。
- 請求項24に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記温度感知の構成要素の前記温度依存性の特徴の測定に基づき、前記集積回路デバイスの前記ソケット側表面における温度を判定するように構成されたコントローラまたはアクティブな回路をさらに備えている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項25に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記コントローラまたはアクティブな回路が、前記ソケットと一体化されている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項25に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記コントローラまたはアクティブな回路と一体化されている負荷ボードをさらに有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項25に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記コントローラまたはアクティブな回路と一体化されている熱ユニットをさらに有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項28に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記熱ユニットが、前記ソケット側表面と対向側の、前記集積回路デバイスの第2の表面に配置されている集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、
複数の電気接点を備えているベース部材と、
少なくとも1つのバネを介して前記ベース部材によって支持されている浮動板であって、複数の浮動板開口部を備えており、前記浮動板開口部は、前記集積回路デバイスの電気接点が、前記浮動板開口部を通して前記ベース部材の前記電気接点と電気的に係合するように構成されている、浮動板とを備えているソケットと、
前記電気接点の温度を制御することによって、前記集積回路デバイスの前記ソケット側表面の温度を制御するように構成された、第1の熱ユニットとを有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項30に記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記第1の熱ユニットが、前記電気接点にわたる温度制御された気体または液体の流れにより、前記電気接点の前記温度を制御することによって、前記集積回路デバイスの前記ソケット側表面の前記温度を制御するように構成されている集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、
複数の電気接点を備えているベース部材と、
少なくとも1つのバネを介して前記ベース部材によって支持されている浮動板であって、複数の浮動板開口部を備えており、前記浮動板開口部は、前記集積回路デバイスの前記電気接点が、前記浮動板開口部を通して前記ベース部材の電気接点と電気的に係合するように構成されている、浮動板とを備えているソケットと、
前記浮動板と前記集積回路デバイスとの間に配置された、前記集積回路デバイスの前記ソケット側表面の温度を制御するように構成された第1の熱ユニットとを有する集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットであって、熱バイアスを有するフレキシブル回路基板を備えているソケットと、
前記フレキシブル回路基板と熱的接触しているサーマルインターフェースと、
前記サーマルインターフェースと熱的接触している第1の熱ユニットとを有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項30から33のいずれかに記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記第1の熱ユニットが、前記集積回路デバイスのソケット側表面の温度を、アクティブな様式で制御するように構成されている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項30から33のいずれかに記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記ソケット側表面の対向側の、前記集積回路デバイスの第2の表面の温度を制御するように構成された第2の熱ユニットを有し、前記第1の熱ユニットと前記第2の熱ユニットとの少なくとも1つが、アクティブな様式で温度を制御するように構成されている集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットと、
熱ユニットと、
前記集積回路デバイスに電気的に接続するように構成された負荷ボードと、
前記熱ユニットを制御するように構成され、前記負荷ボード上に配置されるか、または前記負荷ボードと一体化されるように構成されたコントローラまたはアクティブな回路とを有する集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットと、
熱ユニットと、
前記熱ユニットを制御するように構成され、前記熱ユニット上に配置されるか、または前記熱ユニットと一体化されるように構成されたコントローラまたはアクティブな回路とを有する集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットと、
熱ユニットと、
前記熱ユニットを制御するように構成され、前記ソケット上に配置されるか、または前記ソケットと一体化されるように構成されたコントローラまたはアクティブな回路とを有する集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットと、
温度依存性の特徴を顕す温度感知の構成要素と、
前記温度感知の構成要素の温度依存性の特徴の測定に基づき、前記集積回路デバイスの温度を判定するように構成された、コントローラまたはアクティブな回路であって、前記ソケット上に配置されているか、または前記ソケットと一体化されているコントローラまたはアクティブな回路とを有する集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットと、
温度依存性の特徴を顕す温度感知の構成要素と、
前記温度感知の構成要素の温度依存性の特徴の測定に基づき、前記集積回路デバイスの温度を判定するように構成されたコントローラまたはアクティブな回路と、
前記集積回路デバイスに電気的に接続するように構成された負荷ボードとを有し、
前記コントローラまたはアクティブな回路が、前記負荷ボード上に配置されているか、または前記負荷ボードと一体化されている集積回路デバイス試験システム。 - 集積回路デバイスを受け入れるように構成されたソケットと、
温度依存性の特徴を顕す温度感知の構成要素と、
前記温度感知の構成要素の温度依存性の特徴の測定に基づき、前記集積回路デバイスの温度を判定するように構成された、コントローラまたはアクティブな回路と、
前記集積回路デバイスの温度を制御するように構成された熱ユニットとを有し、
前記コントローラまたはアクティブな回路が、前記熱ユニット上に配置されているか、または前記熱ユニットと一体化されている集積回路デバイス試験システム。 - 請求項39から41のいずれかに記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
ダイオードを備えている被試験体デバイスであって、前記温度感知の構成要素が前記ダイオードであり、前記温度依存性の特徴が前記ダイオードの順電圧である被試験体デバイ
スをさらに有する集積回路デバイス試験システム。 - 請求項39から40のいずれかに記載の集積回路デバイス試験システムにおいて、
前記コントローラまたはアクティブな回路の温度判定に基づき、アクティブな様式で、被試験体の温度を制御するように構成された熱ユニットを制御するように構成された熱ユニットをさらに有する集積回路デバイス試験システム。
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