発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本発明は、ホルミルピリジン誘導体に関し、特に、FGFR4阻害活性を有する架橋環縮合ホルミルピリジン誘導体(Bridged cycloformylpyridine derivative)に関する。
〔背景技術〕
線維芽細胞成長因子(Fibroblast growth factor、FGF)は、構造が類似するが異なる生物学的活性を持つ20種類余りのポリペプチドからなるファミリーである。それは、細胞の増殖、移動、分化を刺激すること、及び、骨格と肢体の発育、組織の修復、血管の生成、腫瘍の形成過程において重要な役割を果たしている。
線維芽細胞成長因子受容体(fibroblast growth factor receptor、FGFR)は、受容体チロシンキナーゼファミリーに属し、FGFR1、FGFR2、FGFR3及びFGFR4(Turner,N.,Grose,R.,Nat.Rev.Cancer,2010,10:116-129)を含む。FGFR4は、リガンドと結合した細胞外領域と、膜貫通領域と、受容体がリン酸化された細胞内領域とから構成される。リガンドが受容体と特異的に結合した後、FGFR4の自己リン酸化が誘発され、さらに二量化されることにより、その構造ドメインは、不活性状態から活性状態になる。また、活性化されたFGFR4は細胞内のキナーゼと相互にリン酸化することにより、一連の下流の関連するシグナル経路、例えばマイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)、ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ/プロテインキナーゼB(PI3K/Akt)などを活性化し、最後に細胞の増殖、分化を刺激し、細胞のアポトーシスを阻害し、細胞の増殖、分化及び転移を調節する(Haugsten,E.M.など,Mol.Cancer Res.,2010,8:1439-1452;Carter,E.P.など,Trends Cell Biol.,2015,25:221-233)。
FGFR4遺伝子の過発現、変異又はそのリガンドであるFGF19の過発現などのシグナル伝達の異常は、一部の腫瘍の発生及び発展において重要な役割を果たしている。FGF19は、FGFR4と高度に特異的に結合してFGFR4を活性化し(Harmer,N.J.など,Biochemistry,2004,43:629-640.)、このシグナル経路は、肝癌において非常に重要な役割を果たしており、約50%の肝細胞癌患者において、FGFR4が異常に高発現し且つ予後が悪い場合がある(French,D.M.など,PLoS One,2012,7:e36713)。また、FGFR4/FGF19の過発現は、例えば乳癌(Jaakko,S.など,Int.J.Cancer,1993,54:378-382)、膠芽腫(Masica,D.L.など,Cancer Res.,2011,71:4550-4561)、前立腺癌(Wang,J.など,Clin.Cancer Res.,2004,10:6169-6178)、横紋筋肉腫(Crose,L.E.S.など,Clin.Cancer Res.,2012,18:3780-3790)、胃癌(Ye,Y.など,Ann.Surg.Oncol.,2010,17:3354-3361)、卵巣癌(Zaid,T.M.など,Clin.Cancer Res.,2013,19:809-820)、肺癌(Fawdara,S.など,PNAS,2013,110:12426-12431)、結腸直腸癌(Desnoyers,L.R.など,Oncogene,2008,27:85-97)、皮膚癌などの他のタイプの癌の転移や侵襲性に関連すると考えられる。
また、FGFR4のキナーゼ領域の変異は、横紋筋肉腫、非小細胞肺がん、悪性神経膠腫などの腫瘍に見られる。7%~8%の横紋筋肉腫患者には、FGFR4キナーゼの活性が持続的に活性化される変異が存在し、その変異部位は、主にK535及びE550で発生し、FGFR4キナーゼの活性を増加させ、末期腫瘍の転移に関連する(Taylor VI,J.G.など,J.Clin.Invest.,2009,119:3395-3407)。乳癌細胞MDA-MB453のFGFR4 Y367C変異によって、FGFR4が自発的に二量体を形成することにより、ERKの活性化を引き起こして、MAPKシグナル経路を増強し、細胞の増殖を促進し、腫瘍の形成を誘発する(Roidl,A.など,Oncogene,2010,29:1543-1552)。
現在、WO2014011900、WO2015061572、WO2016064960、WO2016134294、WO2016134314などを含む一連のFGFR4阻害剤の特許出願が公開されているが、従来の特許になった化合物のFGFR4阻害活性には依然として大きな向上の余地があるので、活性がより高く且つより優れる薬効を有する新たな化合物の開発が求められている。
〔発明の概要〕
本発明は、式(I)の化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、活性代謝物、結晶多形、同位体標識物質、異性体又はプロドラッグを提供することを主目的とし、
ここで、V、Wは、それぞれ独立に、C1~C4のアルキレン基、シクロプロピリデン基から選ばれ、且つ、V、Wは、R8基に結合する炭素原子及びR1基に結合する炭素原子と共に4~6員の炭素環基を形成し、
Xは、C(RX)又はNから選ばれ、Yは、C(RY)又はNから選ばれ、Zは、CH又はNから選ばれ、且つ、X、Y、Zのうち多くとも1つは、Nであり、
RXは、以下の基から選ばれ、
1)水素、ハロゲン原子、シアノ基、C3~C6シクロアルキル基、エチニル基;又は
2)無置換又はハロゲン原子、ヒドロキシ基から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C6アルキル基;
RYは、以下の基から選ばれ、
1)水素、ハロゲン原子、シアノ基、C1~C3アルキルチオ基;
2)無置換又は1つ若しくは複数のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1~C6アルキル基;
3)無置換又は1つ若しくは複数のヒドロキシ基で置換されていてもよいC3~C6シクロアルキル基;
4)無置換又はヒドロキシ基、C1~C3アルコキシ基、CH3OCH2-から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC3~C6シクロアルコキシ基;
5)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、1つ又は複数のC1~C3アルコキシ基で置換されていてもよいC1~C3アルコキシ基、C3~C6シクロアルコキシ基、-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C6アルコキシ基;又は
6)-NRY1RY3、-O-(CH2)0-1-RY7又は-CHRY8RY9;
RY1は、水素又はC1~C6アルキル基から選ばれ、
RY2は、水素、無置換又はヒドロキシ基で置換されているC1~C3アルキル基から選ばれ、
RY3は、以下の基から選ばれ、
1)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、1つ又は複数のC1~C3アルコキシ基で置換されていてもよいC1~C3アルコキシ基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基、-S(=O)2RY5、1つ又は複数のC1~C3アルコキシ基で置換されていてもよいシクロプロピル基、-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C6アルキル基;
2)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基、-NHS(=O)2CH3、-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC3~C6シクロアルキル基;
3)無置換又はヒドロキシ基、ヒドロキシメチル基、C1~C3アルキル基から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC5~C8ジシクロアルキル基;又は
4)-(CH2)0-1-RY4、-C(=O)RY5、-S(=O)2RY5;
又は、
RY1、RY3は、それらに結合するN原子と共に無置換又は1つ若しくは複数のRY6で置換されていてもよい4~6員の脂肪族複素環基を形成する;
RY4は、以下の基から選ばれ、
1)無置換又はC1~C3アルキル基、-S(=O)2RY5、オキソから選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよい4~6員の飽和複素環基;
2)無置換又は1つ若しくは複数の-S(=O)2RY5で置換されていてもよいフェニル基;
RY5は、C1~C3アルキル基から選ばれ、
RY6は、以下の基から選ばれ、
1)ヒドロキシ基、C1~C3アルコキシ基;
2)無置換又は1つ若しくは複数の-NRY1RY2で置換されていてもよいC1~C3アルキル基;又は
3)同じ炭素原子に結合する2つのRY6は、それらに結合する炭素原子と共に無置換又は1つ若しくは複数のC1~C3アルキル基で置換されていてもよい5員の飽和複素環基を形成する;
RY7は、以下の基から選ばれ、
1)キヌクリジニル基;又は
2)無置換又はC1~C3アルキル基、オキソから選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよい4~6員の飽和複素環基;
RY8、RY9は、それらに結合する炭素原子と共に6員の飽和脂肪族複素環基を形成する;
又は
RX、RYは、それらに結合する炭素原子と共に無置換又は1つ若しくは複数のC1~C3アルキル基で置換されていてもよい縮合複素環基を形成し、前記縮合複素環基は、互いに縮合している2個の環状基を含み、前記縮合複素環基の環構成原子の数は、9~10であり、
R1は、以下の基から選ばれ、
1)水素、ハロゲン原子、シアノ基、-N3、カルボキシル基、エチニル基;又は
2)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C3アルキル基、
3)-OR2、-(CH2)0-1NR2R3又は-C(=O)-NR2R3;
R2は、以下の基から選ばれ、
1)水素;又は
2)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC3~C6シクロアルキル基、
3)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、1つ又は複数のC1~C3アルコキシ基で置換されていてもよいC1~C3アルコキシ基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基、-NRY1RY3又は-C(=O)-NRY1RY3から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C3アルキル基;又は
4)-(CH2)0-1-RY4;
R3は、以下の基から選ばれ、
1)水素、C1~C3アルキル基;又は
2)無置換又はヒドロキシ基、C3~C6シクロアルキル基、C1~C3アルコキシ基、-NRY1RY3、RY4から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C4アシル基;
3)-C(=O)-R9、-S(=O)2RY5;
又は
R2、R3は、それらに結合するN原子と共に無置換又は1つ若しくは複数のR7で置換されていてもよい4~6員の飽和複素環基を形成する;
R4は、以下の基から選ばれ、
1)水素、ハロゲン原子、-CH2CO2H、-C(=O)H;
2)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C3アルキル基;
3)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC3~C6シクロアルキル基;
4)無置換又はC1~C3アルキル基、C1~C3ハロゲン化アルキル基、オキセタニル基又はオキソから選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよい5員又は6員の複素環基;又は
5)-CH2NR5R6、-CH(CH3)NR5R6、-C(CH3)2NR5R6;
R5は、C3~C6シクロアルキル基、無置換又は1つ若しくは複数の-NRY1RY2で置換されていてもよいC1~C3アルキル基から選ばれ、
R6は、以下の基から選ばれ、
1)C1~C3アルキル基、C4~C7シクロアルキルホルミル基、-S(=O)2RY5;又は
2)無置換又はヒドロキシ基、C1~C3アルコキシ基、-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C4アシル基;
又は
R5、R6は、それらに結合するN原子と共に無置換又は1つ若しくは複数のR7で置換されていてもよい4~7員の飽和複素環基を形成する;
R7は、以下の基から選ばれ、
1)C1~C4アシル基、ヒドロキシ基、オキソ、-NRY1RY2;又は
2)無置換又は1つ若しくは複数のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1~C3アルキル基;
又は
同じ炭素原子に結合する2つのR7は、それらに結合する炭素原子と共に4~6員の飽和複素環基を形成する;
R8は、水素又はC1~C3アルキル基から選ばれ、
R9は、無置換又はC1~C3アルキル基、オキソから選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよい4~6員の飽和複素環基又は芳香族複素環基から選ばれる。
本発明の一実施形態は、上記の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、活性代謝物、結晶多形、同位体標識物質、異性体又はプロドラッグ及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。
本発明の一実施形態は、上記の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、活性代謝物、結晶多形、同位体標識物質、異性体又はプロドラッグ、或いは上記の医薬組成物の、FGFR4、FGF19又はKLB(β-Klotho)介在性疾患の予防又は治療における使用を提供する。
本発明の一実施形態は、上記の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、活性代謝物、結晶多形、同位体標識物質、異性体又はプロドラッグ、或いは上記の医薬組成物の、FGFR4、FGF19又はKLB(β-Klotho)介在性疾患を予防又は治療するための医薬品の調製における使用を提供する。
本発明の一実施形態は、良性や悪性腫瘍又は肥満症の治療における、上記の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、活性代謝物、結晶多形、同位体標識物質、異性体又はプロドラッグ、或いは上記の医薬組成物の使用を提供する。
本発明の一実施形態は、良性や悪性腫瘍又は肥満症を治療するための医薬品の調製における、上記の式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、活性代謝物、結晶多形、同位体標識物質、異性体又はプロドラッグ、或いは上記の医薬組成物の使用を提供する。
本発明の一実施形態によれば、前記悪性腫瘍は、肝細胞癌、胆管癌、乳癌、膠芽腫、前立腺癌、横紋筋肉腫、食道扁平上皮癌、悪性末梢神経鞘腫瘍、胃癌、卵巣癌、肺癌、結腸直腸癌、皮膚癌のうちの1種又は複数種を含む。
本発明の一実施形態は、FGFR4、FGF19又はKLB(β-Klotho)介在性疾患に罹患する患者に治療有効量の式(I)の化合物を投与することを含む、FGFR4、FGF19又はKLB(β-Klotho)介在性疾患を予防又は治療する方法を提供する。
本発明の一実施形態に係る化合物は、FGFR4キナーゼの活性、及びFGFR4が高発現するHep3B細胞とHuU-7細胞の増殖活性に対していずれも強い阻害作用を有する。
〔図面の簡単な説明〕
図1、2は、本発明に係る化合物4のインビボ薬効実験のテストデータ図である。
〔発明を実施するための形態〕
以下の説明においては、本発明の特徴及び利点を具現化する典型的な実施形態を詳述する。なお、本発明は、異なる実施形態において、いずれも本発明の範囲を逸脱しない範囲において種々の変更を有することができ、その説明は、本発明を限定するものではなく、本質的に説明するためのものである。
本発明の一実施形態は、FGFR4阻害活性を有し、FGFR4阻害剤として使用可能な式(I)で示される架橋環縮合ホルミルピリジン誘導体を提供する。
ここで、V、W、X、Y、Z、R1、R4、R8などは、上記の説明に適している。
一実施形態において、V、Wは、R8基に結合する炭素原子、R1基に結合する炭素原子と共に4員の炭素環基、5員の炭素環基又は6員の炭素環基を形成する。
一実施形態において、V、Wは、それぞれ、1~4個の炭素原子を含有する直鎖又は分岐鎖のアルキレン基、シクロアルキレン基であってもよく、例えば、V、Wにおける炭素原子の数は、2個、3個であってもよい。
一実施形態において、V、Wは、それぞれ直鎖アルキレン基-(CH2)n-であってもよく、nの値は、1~2であってもよい。
一実施形態において、V、Wは、それぞれ分岐鎖アルキレン基、例えば-HC(CH3)-、
-CH2(CH3)CH-、-CH2(CH3)2C-であってもよい。
一実施形態において、V、Wは、それぞれシクロプロピリデン基(C(CH2)2)であってもよい。
一実施形態において、X、Y、Zのうち一つのみは、Nであり、例えば、Xは、Nであり、Yは、C(RY)であり、Zは、CHであり、また例えば、Xは、C(RX)であり、Yは、Nであり、Zは、CHであり、さらに例えば、Xは、C(RX)であり、Yは、C(RY)であり、Zは、Nである。
他の実施形態において、Xは、C(RX)であり、Yは、C(RY)であり、Zは、CHである。
一実施形態において、RXに含まれる炭素原子の数は、1~6個、例えば2、3、4、5個であってもよい。
一実施形態において、RXの置換のC1~C6アルキル基は、C1~C3ハロゲン化アルキル基であってもよく、ヒドロキシ基で置換されているC1~C6アルキル基であってもよい。
一実施形態において、RXにおける置換基の数は、1個、2個、3個、4個、5個又は6個であってもよい。
一実施形態において、RYに含まれる炭素原子の数は、1~20個、例えば2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、12個、14個、15個、16個、18個であってもよい。
一実施形態において、RYにおける置換基の数は、1個、2個、3個、4個、5個又は6個であってもよい。
一実施形態において、RYは、C1~C3アルキル基、ヒドロキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基、C3~C6シクロアルコキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基、C1~C3アルコキシ基で置換されているC3~C6シクロアルコキシ基、同時にC1~C3アルコキシ基及びハロゲン原子で置換されているC1~C3アルコキシ基、同時にヒドロキシ基及びハロゲン原子で置換されているC1~C6アルコキシ基であってもよい。
一実施形態において、RY3に含まれる炭素原子の数は、1~20個、例えば2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、12個、14個、15個、16個、18個であってもよい。
一実施形態において、RY3、RY4、RY6における置換基の数は、1個、2個、3個、4個、5個又は6個であってもよい。
一実施形態において、RY3は、ヒドロキシ基で置換されているC1~C6ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシメチル基で置換されているC5~C8ジシクロアルキル基であってもよい。
一実施形態において、RY1、RY3は、それらに結合するN原子と共に無置換又は1個若しくは2個のRY6で置換されていてもよい5員又は6員の脂肪族複素環基を形成する。
一実施形態において、各RY6基は、同じであっても異なっていてもよい。
一実施形態において、RY1、RY3及びN原子により形成される無置換若しくは置換の5員又は6員の脂肪族複素環基は、1個のO原子を含んでもよい。
一実施形態において、RY1、RY3及びN原子により形成される5員又は6員の脂肪族複素環基は、5員又は6員の飽和脂肪族複素環基であってもよく、5員又は6員の不飽和脂肪族複素環基であってもよい。
一実施形態において、RY1、RY3及びN原子により形成される5員又は6員の不飽和脂肪族複素環基は、テトラヒドロピリジル基、ジヒドロピラニル基、ジヒドロチオピラニル基であってもよい。
一実施形態において、同じ炭素原子に結合する2つのRY6は、それらに結合する炭素原子と共に無置換又は1個若しくは2個のC1~C3アルキル基で置換されていてもよい5員の飽和複素環基を形成する。
一実施形態において、RX、RYは、それらに結合する炭素原子と共に無置換若しくは置換の縮合複素環基を形成し、前記縮合複素環基は、互いに縮合している2個の環状基を含み、2個の複素環基であってもよく、1個の炭素環基と1個の複素環基であってもよく、複素環基は、芳香族複素環基であってもよい。
一実施形態において、RX、RYがそれらに結合する炭素原子と共に形成した縮合複素環基は、イミダゾピリジン、イソチアゾロピリジンであってもよい。
一実施形態において、RX、RYにより形成される縮合複素環基は、N、O又はSから選ばれる1個又は2個のヘテロ原子を含む。
一実施形態において、R2、R3がそれらに結合するN原子と共に形成した無置換若しくは置換の5員又は6員の飽和複素環基の環上において、1個又は2個のヘテロ原子を含んでもよく、2個のヘテロ原子は、第1ヘテロ原子及び第2ヘテロ原子を含み、第1ヘテロ原子は、R2、R3に結合するN原子であり、第2ヘテロ原子は、N、O又はSから選ばれる。
一実施形態において、R2、R3がそれらに結合するN原子と共に形成した無置換若しくは置換の5員又は6員の飽和複素環基は、ピロリジニル基、オキサゾリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基又はチオモルホリニル基であってもよい。
一実施形態において、R2、R3がそれらに結合するN原子と共に形成した置換の5員又は6員の飽和複素環基における置換基R7の数は、1個、2個、3個又は4個であってもよい。
一実施形態において、R2は、以下の基から選ばれ、
1)水素;又は
2)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC3~C6シクロアルキル基;
3)無置換又はヒドロキシ基、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、1つ又は複数のC1~C3アルコキシ基で置換されていてもよいC1~C3アルコキシ基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基、-NRY1RY2又は-C(=O)-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C3アルキル基;又は
4)-(CH2)0-1-RY4;
R3は、以下の基から選ばれ、
1)水素、C1~C3アルキル基;又は
2)無置換又はヒドロキシ基、C3~C6シクロアルキル基、C1~C3アルコキシ基、-NRY1RY2、RY4から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C4アシル基;
3)-C(=O)-R9、-S(=O)2RY5;
又は
R2、R3は、それらに結合するN原子と共に無置換又は1つ若しくは複数のR7で置換されていてもよい4~6員の飽和複素環基を形成する。
一実施形態において、各R7は、同じであっても異なっていてもよい。
一実施形態において、R7は、環上の炭素原子に結合してもよく、環上のヘテロ原子に結合してもよい。
一実施形態において、R4は、無置換若しくは置換の5員又は6員の複素環基であってもよく、前記5員又は6員の複素環基は、飽和複素環基であってもよく、芳香族複素環基であってもよく、そのヘテロ原子は、N、O又はSのうちの1つ又は複数を含む。例えば、R4は、ピロリジニル基、オキサゾリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基又はチオモルホリニル基であってもよい。
一実施形態において、R5、R6がそれらに結合するN原子と共に形成した無置換若しくは置換の5員又は6員の飽和複素環基の環上において、第1ヘテロ原子及び第2ヘテロ原子2個のヘテロ原子を含み、第1ヘテロ原子は、R5、R6に結合するN原子であり、第2ヘテロ原子は、N、O又はSから選ばれる。
一実施形態において、R5、R6がそれらに結合するN原子と共に形成した無置換若しくは置換の4員、5員、6員又は7員の飽和複素環基は、アゼチジニル基、ピロリジニル基、オキサゾリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基又はチオモルホリニル基であってもよい。
一実施形態において、R5、R6がそれらに結合するN原子と共に形成した置換の4~7員の飽和複素環基における置換基R7の数は、1個、2個、3個又は4個であってもよい。
一実施形態において、置換のC1~C6アルキル基において、置換基の数は、1個又は複数個、例えば2個、3個などであってもよい。
一実施形態において、置換のC1~C6アルキル基は、C1~C6ハロゲン化アルキル基、ヒドロキシ基で置換されているC1~C6アルキル基、ヒドロキシ基で置換されているC1~C6ハロゲン化アルキル基、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C6アルキル基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基で置換されているC1~C6アルキル基であってもよい。
一実施形態において、C1~C3ハロゲン化アルキル基、C1~C6ハロゲン化アルキル基は、いずれも、例えばトリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、フルオロメチル基、トリクロロメチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、1-フルオロメチル-2-フルオロエチル基、3-ブロモ-2-フルオロプロピル基(-CH2-CHF-CH2Br)及1-ブロモメチル-2-ブロモエチル基であってもよい。
一実施形態において、ヒドロキシ基で置換されているC1~C6アルキル基は、例えばヒドロキシメチル基(-CH2OH)、2-ヒドロキシエチル基(-CH2CH2OH)、2-ヒドロキシプロピル基(-CH2(OH)CHCH3)、3-ヒドロキシプロピル基(-CH2CH2CH2OH)及5-ヒドロキシペンチル基(-CH2CH2CH2CH2CH2OH)であってもよい。
一実施形態において、ヒドロキシ基で置換されているC1~C6ハロゲン化アルキル基は、例えば-CHClCH2OH、-CH2(OH)CH2CH2Clであってもよい。
一実施形態において、ヒドロキシ基で置換されている-NRY1RY2で置換されているC1~C6アルキル基は、-OCH3N(CH2OH)2、-OCH3N(CH3)(CH2OH)であってもよい。
一実施形態において、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C6アルキル基は、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、1-メトキシプロピル基、2-メトキシプロピル基であってもよい。
一実施形態において、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基で置換されているC1~C6アルキル基は、-CH2OCF3、-CH2OCHF2、-CH2CH2OCF3であってもよい。
一実施形態において、置換のC1~C6アルコキシ基は、ヒドロキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基、例えばヒドロキシメトキシ基(-OCH2OH)、ヒドロキシエトキシ基(-OCH2CH2OH)であってもよく、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基、例えば-OCH2OCH3、-OCH2CH2OCH3であってもよく、C3~C6シクロアルコキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基、例えばシクロプロポキシメトキシ基(-OCH2OC3H5)であってもよく、同時にC1~C3アルコキシ基及びハロゲン原子で置換されているC1~C3アルコキシ基、例えばメトキシトリフルオロプロポキシ基であってもよく、-NRY1RY2で置換されているC1~C6アルコキシ基、例えば、-OCH2N(CH3)2、-OCH2CH2N(CH3)2、-OCH2N(CH2CH3)2などであってもよく、さらに、同時にヒドロキシ基及びハロゲン原子で置換されているC1~C6アルコキシ基、例えば-OCH2CHClCH2OHであってもよい。
一実施形態において、ヒドロキシ基で置換されているC3~C6シクロアルキル基は、3-ヒドロキシシクロブチル基、3-ヒドロキシシクロペンチル基、4-ヒドロキシシクロヘキシル基であってもよい。
一実施形態において、ハロゲン原子で置換されているC3~C6シクロアルキル基は、モノクロロシクロプロピル基(-C3H4-Cl)、モノフルオロシクロブチル基(-C4H6-F)であってもよい。
一実施形態において、C1~C3アルコキシ基で置換されているC3~C6シクロアルキル基の置換基は、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基であってもよく、例えばC1~C3アルコキシ基で置換されているC3~C6シクロアルキル基は、メトキシシクロプロピル基(-C3H4-OCH3)、メトキシシクロブチル基(-C4H6-OCH3)、メトキシシクロペンチル基(-C5H8-OCH3)、メトキシシクロヘキシル基(-C6H10-OCH3)、エトキシシクロヘキシル基(-C6H10-OC2H5)であってもよい。
一実施形態において、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基で置換されているC3~C6シクロアルキル基は、トリフルオロメトキシシクロプロピル基(-C3H4-OCF3)、トリフルオロメトキシシクロペンチル基(-C5H8-OCF3)、トリフルオロメトキシシクロヘキシル基(-C6H10-OCF3)、ジフルオロメトキシシクロプロピル基(-C3H4-OCHF2)、ジフルオロメトキシシクロヘキシル基(-C6H10-OCHF2)であってもよい。
一実施形態において、C1~C3アルコキシ基で置換されているC3~C6シクロアルコキシ基において、置換基であるC1~C3アルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基であってもよく、例えばC1~C3アルコキシ基で置換されているC3~C6シクロアルコキシ基は、メトキシシクロプロポキシ基(-OC3H4-OCH3)、メトキシシクロブトキシ基(-OC4H6-OCH3)、メトキシシクロペンチルオキシ基(-OC5H8-OCH3)、メトキシシクロヘキシルオキシ基(-OC6H10-OCH3)、エトキシシクロヘキシルオキシ基(-OC6H10-OC2H5)であってもよい。
一実施形態において、飽和複素環基におけるヘテロ原子は、N、O又はSから選ばれる1個又は複数個、例えば2個、3個、4個、5個、6個などであってもよい。
一実施形態において、4~6員の飽和複素環基は、環上において4~6個の原子を含有する飽和複素環基を表す。4~6員の飽和複素環基は、4員の飽和複素環基、5員の飽和複素環基、6員の飽和複素環基であってもよい。
一実施形態において、4~6員の飽和複素環基は、アゼチジニル基、オキセタニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチエニル基、ピペリジル、ピペラジニル基、テトラヒドロピラニル基、モルホリニル基であってもよい。
一実施形態において、5員又は6員の飽和複素環基は、ピロリジニル基、オキサゾリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基であってもよい。
一実施形態において、6員の不飽和脂肪族複素環基は、テトラヒドロピリジル基、ジヒドロピラニル基、ジヒドロチオピラニル基であってもよい。
一実施形態において、置換の4~6員の飽和複素環基の置換基は、C1~C3アルキル基、例えばメチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基であってもよく、オキソ(=O)であってもよい。
一実施形態において、縮合複素環基は、例えば、1個のベンゼン環と1個の複素環とが縮合しているか、又は2個の複素環が縮合している二環含有基であってもよい。
一実施形態において、C1~C4アシル基に含まれる炭素原子の数は、1~4個であり、C1~C4アシル基は、さらにC2~C3アシル基又はC2~C4アシル基であってもよく、例えばC1~C4アシル基は、アセチル基(-C(=O)CH3)、プロピオニル基(-C(=O)CH2CH3)、ブチリル基(-C(=O)CH2CH2CH3)、2-メチルプロピオニル基(-C(=O)CH(CH3)2)などであってもよい。
一実施形態において、C4~C7シクロアルキルホルミル基に含まれる炭素原子の数は、4~7個であり、その中のシクロアルキル基は、C3~C6シクロアルキル基であり、例えば、C4~C7シクロアルキルホルミル基は、シクロプロピルホルミル基、シクロブチルホルミル基、シクロペンチルホルミル基、シクロヘキシルホルミル基であってもよい。
一実施形態において、RXは、ハロゲン原子、シアノ基(-CN)、エチニル基(-C≡CH)又はC1~C3ハロゲン化アルキル基から選ばれ、例えば-CN、-Cl、-CF3などである。
一実施形態において、RYは、シクロプロポキシ基(-OC3H5)、イソプロピルチオ基(-SCH(CH3)2)であってもよい。
一実施形態において、RYは、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C3アルキル基、例えば-CH2CH2OCH3、-CH(CH3)CH2OCH3であってもよい。
一実施形態において、RYは、C1~C3アルコキシ基、例えばメトキシ基(CH3O-)、エトキシ基(CH3CH2O-)、イソプロポキシ基((CH3)2CHO-)であってもよい。
一実施形態において、RYは、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基、例えば-OCH2CH2OCH3、-OCH(CH3)CH2OCH3であってもよい。
一実施形態において、RYは、置換のC1~C6アルコキシ基であってもよく、その置換基は、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基であってもよく、例えばRYは、-OCH2CH2OCH2CH2OCH3であってもよい。
一実施形態において、RYは、-O-(CH2)0-1-RY7であってもよく、RY7は、無置換の4員、5員又は6員の飽和複素環であり、複素環上のヘテロ原子は、酸素原子である。
一実施形態において、RY7は、置換又は無置換の4員、5員又は6員の飽和複素環基であってもよく、1個のヘテロ原子、例えば酸素原子又は窒素原子を含んでもよい。
一実施形態において、RY1は、水素又はC1~C3アルキル基であってもよい。
一実施形態において、RY3は、C1~C3アルキル基、例えば-CH(CH3)2であってもよい。
一実施形態において、RY3は、ハロゲン原子で置換されているC1~C3アルキル基、例えば-CH2CH2Fであってもよい。
一実施形態において、RY3は、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基で置換されているC1~C3アルキル基、例えば-CH2CH2OCF3であってもよい。
一実施形態において、RY3は、-S(=O)2RY5で置換されているC1~C3アルキル基、例えば-CH2CH2S(=O)2CH3であってもよい。
一実施形態において、RY3は、-NRY1RY2で置換されているC1~C3アルキル基であってもよく、RY1は、水素、C1~C3アルキル基から選ぶことができ、RY2は、C1~C3アルキル基であってもよく、例えば、RY3は、-CH2CH2N(CH3)2、-CH2CH2NHCH3であってもよい。
一実施形態において、RY3は、置換のC1~C3アルキル基であってもよく、置換基は、メトキシ基で置換されているシクロプロピル基であってもよく、例えば、RY3は、-CH2C3H4OCH3であってもよい。
一実施形態において、RY3は、置換のC1~C6アルキル基であってもよく、その置換基は、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基であってもよく、例えば、RY3は、-CH2CH2OCH2CH2OCH3であってもよい。
一実施形態において、RY3は、置換又は無置換のC3~C6シクロアルキル基、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基であってもよく、置換基は、C1~C3アルコキシ基(例えばメトキシ基)、ヒドロキシ基、-NHS(=O)2CH3、-NRY1RY2であってもよい。
一実施形態において、-NRY1RY2は、-N(CH3)2であってもよい。
一実施形態において、RY3は、-NHS(=O)2CH3で置換されているシクロブチル基、ヒドロキシ基で置換されているシクロブチル基、-N(CH3)2で置換されているシクロブチル基、メトキシ基で置換されているシクロブチル基、メトキシ基で置換されているシクロペンチル基、ヒドロキシ基で置換されているシクロペンチル基であってもよい。
一実施形態において、RYは、-NRY1RY3であり、RY1は、水素であり、RY3は、置換のシクロペンチル基であり、シクロペンチル基におけるNに結合する環形成炭素原子(キラル炭素原子)及びシクロペンチル基における置換基に結合する環形成炭素原子(キラル炭素原子)は、それぞれ独立に、R型又はS型であってもよく、ここで、シクロペンチル基における置換基は、例えば1個のメトキシ基又はヒドロキシ基であってもよく、置換基に結合する環形成炭素原子は、Nに結合する環形成炭素原子のオルト位に位置してもよい。
一実施形態において、RY3は、置換又は無置換のC5~C8ジシクロアルキル基であってもよく、置換基は、ヒドロキシ基で置換されているC1~C3アルキル基、例えば-CH2OHであってもよい。
一実施形態において、RY3は、-(CH2)0-1-RY4であってもよい。
一実施形態において、RY4は、無置換若しくは置換の4員、5員又は6員の飽和複素環基であってもよく、1個のヘテロ原子、例えば酸素原子又は窒素原子を含んでもよい。
一実施形態において、RY4の飽和複素環基における置換基は、オキソ、メチル基、-S(=O)2RY5(例えば-S(=O)2CH3)であってもよく、置換基は、環構成へテロ原子のオルト位の炭素に位置してもよく、環構成へテロ原子に結合してもよい。
一実施形態において、RY4は、置換又は無置換の4員、5員又は6員の飽和複素環基であってもよく、前記飽和複素環基は、1個の環構成へテロ原子、例えばN、O又はSを含んでもよく、飽和複素環基は、C1~C3アルキル基(例えばメチル基)、オキソ基で置換されていてもよく、置換基は、環上の炭素原子に結合してもよく、環上のヘテロ原子に結合してもよく、ここで、ヘテロ原子がSである場合、2個のオキソ基で置換されて、環においてスルフリル基-S(=O)2-を形成することができる。
一実施形態において、RY4は、置換のフェニル基であってもよく、置換基は、-S(=O)2RY5、例えば-S(=O)2CH3、-S(=O)2CH(CH3)2であってもよい。
一実施形態において、RY1、RY3は、それらに結合するN原子と共に無置換又は1個若しくは2個のRY6で置換されている4員、5員又は6員の飽和脂肪族複素環基を形成し、1個のヘテロ原子(N)を含んでもよい。
一実施形態において、RY1、RY3がそれらに結合するN原子と共に形成した脂肪族複素環基における置換基RY6は、メチル基、ヒドロキシ基、メトキシ基のうちの1種又は2種であってもよい。
一実施形態において、同じ炭素原子に結合する2つのRY6は、それらに結合する炭素原子と共に1個のC1~C3アルキル基(例えばメチル基)で置換されている5員の飽和複素環基を形成し、前記5員の飽和複素環基は、1個の環構成へテロ原子、例えばNを含んでもよく、置換基であるC1~C3アルキル基は、Nに結合してもよい。
一実施形態において、R1は、水素原子、フッ素原子、ヒドロキシ基、-N3、エチニル基、シアノ基、アミノ基であってもよい。
一実施形態において、R1は、-OR2であってもよく、R2は、C1~C3アルキル基、C1~C3アルコキシ基、-NRY1RY2で置換されているC1~C3アルキル基であってもよく、RY1、RY2は、それぞれC1~C3アルキル基、例えば-OCH3、-OCH2CH2OCH3、-OCH2CH2N(CH3)2であってもよい。
一実施形態において、R1は、ヒドロキシ基で置換されているC1~C3アルキル基、例えば-CH2OHであってもよい。
一実施形態において、R1は、-(CH2)0-1NR2R3又は-C(=O)-NR2R3であってもよい。
一実施形態において、R2は、水素、C1~C3アルキル基(例えばメチル基)、C3~C6シクロアルキル基(例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基)、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C3アルキル基(例えば-CH2CH2OCH3)、-NRY1RY2で置換されているC1~C3アルキル基(例えば-CH2CH2N(CH3)2)であってもよい。
一実施形態において、R2は、置換のC1~C3アルキル基であってもよく、その置換基は、C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C3アルコキシ基であってもよく、例えば、R2は、-CH2CH2OCH2CH2OCH3であってもよい。
一実施形態において、R2は、-NRY1RY2で置換されているC3~C6シクロアルキル基(例えばシクロブチル基、シクロペンチル基)であってもよく、-NRY1RY2は、-N(CH3)2であってもよい。
一実施形態において、R2は、-(CH2)0-1-RY4であってもよい。
一実施形態において、R2は、-C(=O)NRY1RY2で置換されているC1~C3アルキル基であってもよく、-NRY1RY2は、-N(CH3)2であってもよく、例えば、R2は、-CH2C(=O)N(CH3)2であってもよい。
一実施形態において、R3は、水素であってもよい。
一実施形態において、R3は、置換又は無置換のC1~C4アシル基であってもよく、さらに、置換又は無置換のC2~C4アシル基であってもよく、置換基は、-NRY1RY2であってもよく、例えば、R3は、-C(=O)CH2N(CH3)2であってもよい。
一実施形態において、R2、R3は、それらに結合するN原子と共に無置換又は1つ若しくは複数のR7で置換されていてもよい4員、5員又は6員の飽和複素環基を形成し、前記飽和複素環基は、1個又は2個の環構成へテロ原子、例えば2個の窒素原子、1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含んでもよい。
一実施形態において、R7は、ヒドロキシ基、メチル基、エチル基、オキソ、-N(CH3)2、-C(=O)CH2OH、C2~C4アシル基(例えば-C(=O)CH3)であってもよい。
一実施形態において、R7は、環構成へテロ原子のオルト位の炭素原子に結合してもよい。
一実施形態において、R9は、無置換若しくは置換の4員、5員又は6員の飽和複素環基又は芳香族複素環基であってもよく、環上のヘテロ原子の数は、1個又は2個、例えば1個の窒素原子又は2個の窒素原子であってもよく、置換基は、C1~C3アルキル基、例えばメチル基であってもよい。
一実施形態において、R4は、無置換若しくは置換の5員又は6員の複素環基であってもよく、その環構成へテロ原子は、1個又は2個、例えば2個の窒素原子、1個の窒素原子及び1個の酸素原子、或いは1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含んでもよい。
一実施形態において、R4の5員又は6員の複素環基の置換基は、オキソであってもよい。
一実施形態において、R4は、水素又は-CH2NR5R6であってもよい。
一実施形態において、R6は、C2~C4アシル基、例えば-C(=O)CH3であってもよい。
一実施形態において、R6は、-NRY1RY2で置換されているC2~C4アシル基であってもよく、RY1、RY2は、それぞれC1~C3アルキル基であってもよく、例えば、R6は、-C(=O)CH2N(CH3)2であってもよい。
一実施形態において、R6は、ヒドロキシ基で置換されているC2~C4アシル基、例えば-C(=O)CH2OHであってもよい。
一実施形態において、R6は、C1~C3アルコキシ基で置換されているC2~C4アシル基、例えば-C(=O)CH2OCH3であってもよい。
一実施形態において、R5は、C1~C3アルキル基、例えばメチル基、エチル基であってもよい。
一実施形態において、R5、R6は、それらに結合するN原子と共に無置換又は1つ若しくは複数のR7で置換されていてもよい4員、5員、6員又は7員の飽和複素環基を形成する。
一実施形態において、R5、R6がそれらに結合するN原子と共に形成した複素環基における環構成へテロ原子は、1個又は2個、例えば2個の窒素原子、1個の窒素原子及び1個の酸素原子、或いは1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含んでもよい。
一実施形態において、R5、R6により形成される飽和複素環基における置換基R7は、オキソ(=O)であってもよく、オキソ基は、炭素原子に結合してカルボニル基を形成し、カルボニル基は、環構成へテロ原子のオルト位に位置してもよく、オキソ基は、環構成へテロ原子に結合してもよく、例えば、2個のオキソ基は、同じ硫黄原子に結合してスルフリル基を形成する。
一実施形態において、R5、R6により形成される飽和複素環基における置換基R7は、C1~C3アルキル基(例えばメチル基、エチル基)、C2~C4アシル基(例えばアセチル基CH3(C=O)-)、ヒドロキシ基であってもよく、置換基は、環構成へテロ原子のオルト位に位置してもよく、又は、環構成へテロ原子に直接結合してもよく。
一実施形態において、式(I)で示される化合物は、以下の構造を有することができる。
ここで、RXは、ハロゲン原子、シアノ基(-CN)、C1~C3ハロゲン化アルキル基から選ばれ、R1、R4、RYの構造は、上記の説明に適している。
一実施形態において、式(I)で示される化合物は、以下の構造を有することができる。
ここで、R1、R4、RYの構造は、上記の説明に適している。
一実施形態において、式(I)で示される化合物は、以下の構造を有することができる。
RXは、水素、ハロゲン原子、シアノ基又はC1~C3ハロゲン化アルキル基から選ばれ、
RYは、水素、ハロゲン原子、シアノ基、C1~C3アルキル基、C3~C6シクロアルキル基、C1~C6アルコキシ基、1つ又は複数のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1~C6アルキル基、1つ又は複数の-NRY1RY2で置換されていてもよいC1~C6アルコキシ基、1つ又は複数のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1~C3アルコキシ基、1つ又は複数のC1~C3アルコキシ基で置換されていてもよいC1~C3アルコキシ基、1つ又は複数のC1~C3アルコキシ基で置換されていてもよいC1~C3ハロゲン化アルコキシ基、-NRY1RY2、-O-(CH2)0-1-RY3から選ばれ、
又は
RX、RYは、それらに結合する炭素原子と共に縮合複素環基を形成し、それは、置換されていないか、又は1つ若しくは複数のC1~C3アルキル基で置換されていてもよく、ここで、縮合複素環基は、N、O又はSから選ばれる1個又は2個のヘテロ原子を含む。
R1、RY1、RY2、RY3、R4の構造は、上記の説明に適している。
一実施形態において、式(I)で示される化合物は、以下の構造を有することができる。
ここで、RXは、水素、ハロゲン原子、シアノ基、C1~C3ハロゲン化アルキル基から選ばれ、
R1、R4の構造は、上記の説明に適している。
一実施形態において、式(I)で示される化合物は、以下の構造を有することができる。
ここで、RYは、水素、ハロゲン原子、シアノ基、C1~C3アルキル基、C3~C6シクロアルキル基、C1~C6アルコキシ基、1つ又は複数のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1~C6アルキル基、1つ又は複数の-NRY1RY2で置換されていてもよいC1~C6アルコキシ基、1つ又は複数のヒドロキシ基で置換されていてもよいC1~C3アルコキシ基、1つ又は複数のC1~C3アルコキシ基で置換されていてもよいC1~C3アルコキシ基、1つ又は複数のC1~C3アルコキシ基で置換されていてもよいC1~C3ハロゲン化アルコキシ基、-NRY1RY2、-O-(CH2)0-1-RY3から選ばれ、
R1、RY1、RY2、RY3、R4の構造は、上記の説明に適している。
一実施形態において、Yは、C(RY)であり、RYは、-NHCH2CH2OCH3、-NHCH(CH3)CH2OCH3、-OCH2CH2OCH3、-OCH3、-OCH2CH3、-OCH(CH3)CH3、-NHCH2CH2F、-NHCH(CH3)CH3、-NHCH2CH2OCF3、-OCH(CH3)CH2OCH3、-SCH(CH3)CH3、-NHCH2CH2S(=O)2CH3、-NHCH2CH2N(CH3)2、-NHCH2CH2NHCH3、-NHCH2CH2OCH2CH2OCH3及び以下の構造から選ばれる1種であり、構造式における化学的結合の末端の「
」は、この化学的結合を介して式(I)の構造における他の原子に結合することを表す。
R1は、-F、-OH、-OCH3、-CH2OH、-N3、-NH2、-CN、-H、-N(CH3)C(=O)CH2N(CH3)2、-NHC(=O)CH2N(CH3)2、-NHCH2CH2N(CH3)2、-C≡CH、-CH3、-COOH、-NHCH2CH2OCH3、-C(=O)N(CH3)CH2CH2N(CH3)2、-C(=O)NHCH2-C(=O)N(CH3)2、-C(=O)NHCH2CH2N(CH3)2、-CH2NHCH2CH2N(CH3)2、-CH2NHC(=O)CH2N(CH3)2、-N(CH3)CH2C(=O)N(CH3)2、-OCH2CH2N(CH3)2、-OCH2CH2OCH3、-NHCH2C(=O)N(CH3)2及び以下の構造から選ばれる1種であり、
R4は、-H、-N(CH3)C(=O)CH2N(CH3)2、-CH2N(CH3)C(=O)CH3、-CH2N(CH3)C(=O)CH2OH、-CH2N(CH3)C(=O)CH2OCH3及び以下の構造から選ばれる1種であり、
一実施形態において、式(I)で示される化合物は、以下の化合物であってもよく、
一実施形態において、式(I)で示される化合物は、以下の化合物から選ばれ、
一実施形態において、式(I)で示される化合物は、以下の化合物から選ばれ、
一実施形態において、式(I)で示される化合物は、以下の化合物から選ばれ、
本発明の一実施形態は、式(I)で示される化合物の調製方法を提供し、その反応式は、以下の通りである。
又は、
ここで、V、W、X、Y、Z、R8は、前述の式(I)の化合物に関する説明に適している。
R11は、水素、ハロゲン原子、シアノ基、-N3、-OR2、-OPg1、-NHPg2、-NR2Pg2、-NR3Pg2又は-CO2Pg3から選ばれ、
R2は、以下の基から選ばれ、
1)C3~C6シクロアルキル基;又は
2)無置換又はハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基、-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C3アルキル基;
R3は、以下の基から選ばれ、
1)C1~C3アルキル基;又は
2)無置換又はC3~C6シクロアルキル基、C1~C3アルコキシ基、-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C4アシル基;
3)-S(=O)2RY5;
Pg1は、ヒドロキシ基の保護基であり、トリメチルシリル基、t-ブチルジメチルシリル基、t-ブチルジフェニルシリル基、ベンジル基から選ぶことができる。
Pg2は、アミノ基の保護基であり、ベンジルオキシカルボニル基、t-ブトキシカルボニル基、9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基、フタロイル基、トリフルオロアセチル基、ベンジル基、p-メトキシベンジル基、2,4-ジメトキシベンジル基、3,4-ジメトキシベンジル基、p-ニトロベンジル基から選ぶことができる。
Pg3は、カルボキシル基の保護基であり、C1~C6アルキル基、アリル基、ベンジル基、フェニル基、p-ニトロベンジル基から選ぶことができる。
R41は、以下の基から選ばれ、
1)水素、ハロゲン原子;
2)無置換又は-OPg1、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C3アルキル基;
3)無置換又は-OPg1、ハロゲン原子、C1~C3アルコキシ基、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC3~C6シクロアルキル基;
4)無置換又はC1~C3アルキル基、C1~C3ハロゲン化アルキル基、オキセタニル基又はオキソから選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよい5員又は6員の複素環基;又は
5)-CH2NR5R6、-CH(CH3)NR5R6、-C(CH3)2NR5R6、
R5は、C3~C6シクロアルキル基、無置換又は1つ若しくは複数の-NRY1RY2で置換されていてもよいC1~C3アルキル基から選ばれ、
R6は、以下の基から選ばれ、
1)C1~C3アルキル基、C4~C7シクロアルキルホルミル基、-S(=O)2RY5、又は
2)無置換又は-OPg1、C1~C3アルコキシ基、-NRY1RY2から選ばれる1つ又は複数の基で置換されていてもよいC1~C4アシル基、
又は
R5、R6は、それらに結合するN原子と共に無置換又は1つ若しくは複数のR7で置換されていてもよい5員、6員又は7員の飽和複素環基を形成する。
R7は、C1~C3アルキル基、C1~C4アシル基、-OPg1、オキソから選ばれ、
又は
同じ炭素原子に結合する2つのR7は、それらに結合する炭素原子と共に4~6員の飽和複素環基を形成する。
Pgは、ヒドロキシ基の保護基であり、C1~C6アルキル基、ベンジル基から選ばれるか、又は、2個のPgが、それに結合する-O-CH-O-基と、5~7員の1,3-ジオキサシクロアルキル基を形成する。
<用語の定義及び説明>
本発明において、特に説明しない限り、ある基についての説明又は記述は、その基を含むすべての基に適している。例えば、アルキル基についての説明は、C1~C6アルキル基、C1~C3アルキル基などに適している。C1~C6アルキル基についての説明又は記述は、「C1~C6アルコキシ基」などに適しており、且つ、下記の定義は、特許請求の範囲及び明細書に適している。
「ハロゲン原子」は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を含む。
Cm~Cn基は、対応する基にm~n個の炭素原子を含有することを表し、例えば、C1~C6アルキル基は、1~6個の炭素原子を含有するアルキル基を表す。
「アルキル基」は、直鎖又は分岐鎖のアルキル基であってもよい。C1~C6直鎖アルキル基は、例えばメチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-へキシル基であってもよい。分岐鎖のアルキル基において、置換基は、1個のメチル基であってもよく、例えばイソプロピル基が挙げられ、2個のメチル基であってもよく、例えばt-ブチルが挙げられ、1個のエチル基であってもよく、例えば1-エチルプロピル基が挙げられ、さらに、3個のメチル基であってもよく、よりさらに、1個のメチル基及び1個のエチル基であってもよい。分岐鎖の位置は、1位の炭素、2位の炭素、3位の炭素、4位の炭素、5位の炭素に位置してもよく、ここで、結合される炭素原子(C・)は、1位の炭素を表す。
C1~C6アルキル基は、1~6個の炭素原子を含有する直鎖又は分岐鎖のアルキル基であってもよい。C1~C6アルキル基において、炭素原子の数は、1個、2個、3個、4個、5個又は6個であってもよい。
C1~C6アルキル基は、さらに、C1~C3アルキル基であってもよく、C1~C3アルキル基は、メチル基、エチル基、n-プロピル基又はイソプロピル基であってもよい。
「アルキレン基」とは、アルカンの炭素原子から2個の水素原子を失って形成される2価の基を意味し、2つの原子価は、同じ原子に集中してもよく、2個の原子にそれぞれ結合してもよい。例えば、メチレン(-CH2-)、エチリデン(-CH2CH2-)が挙げられる。
「アルコキシ基」は、-O-Raで示すことができ、ここで、Raは、アルキル基であり、Raの具体的な構造は、上記のアルキル基についての記述に適している。「C1~C6アルコキシ基」とは、1~6個の炭素原子を含有するアルコキシ基を意味する。C1~C6アルコキシ基における炭素原子の数は、1個、2個、3個、4個、5個又は6個であってもよい。例えば、C1~C6アルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、イソブトキシ基、n-ペンチルオキシ基及びn-へキシルオキシ基などであってもよい。
C1~C3アルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基又はイソプロポキシ基であってもよい。
「アルキルチオ基」は、-S-Raで示すことができ、ここで、Raは、アルキル基であり、Raの具体的な構造は、上記のアルキル基についての記述に適している。C1~C3アルキルチオ基は、メチルチオ基(-SCH3)、エチルチオ基(-SCH2CH3)、n-プロピルチオ基(-SCH2CH2CH3)又はイソプロピルチオ基(-SCH(CH3)2)であってもよい。
「置換のアルキル基」は、アルキル基のうちの1つ又は複数の水素原子が置換基で置換されていることを示す。置換基の数は、1個又は複数個、例えば2個、3個、4個、5個、6個などであってもよい。置換基は、任意の炭素、例えば1位(結合される炭素原子(C・)は、1位の炭素を表す)、2位、3位、4位、5位、最終位の炭素に結合してもよい。複数個の置換基の種類は、同じでもよく、例えば1-フルオロメチル-2-フルオロエチル基が挙げられ、異なっていてもよく、例えば-CH2CHClCH2OHが挙げられる。
「置換のC1~C6アルキル基」におけるC1~C6アルキル基の構造は、上記のC1~C6アルキル基についての記述に適しており、置換基は、上記「置換のアルキル基」における置換基の記述に適している。置換のC1~C6アルキル基は、さらに置換のC1~C3アルキル基であってもよい。
「ハロゲン化アルキル基」は、アルキル基のうちの1つ又は複数の水素原子がハロゲン原子で置換されていることを示し、即ち、置換基がハロゲン原子である「置換のアルキル基」を示す。
「アルコキシ基で置換されているアルキル基」は、-Ra1O-Ra2で示すことができ、ここで、Ra1、Ra2は、いずれもアルキル基であり、Ra1、Ra2の具体的な構造は、上記のアルキル基についての説明に適している。「C1~C3アルコキシ基で置換されているC1~C6アルキル基」は、C1~C6アルキル基のうちの1つ又は複数の水素原子がC1~C3アルコキシ基で置換されていることを示す。
「ヒドロキシ基で置換されている-NRY1RY2」は、RY1及び/又はRY2のアルキル基のうちの1つ又は複数の水素原子がヒドロキシ基で置換されていることを示し、ヒドロキシ基の数は、1個、2個、3個、4個、5個、6個などであってもよい。例えばヒドロキシ基で置換されている-NRY1RY2は、-N(CH2OH)2、-NCH3(CH2OH)、-N(CH2CH3)(CH2CH2OH)であってもよい。
「置換のアルコキシ基」は、アルコキシ基のうちの1つ又は複数の水素原子が置換基で置換されていることを示し、ここで、アルコキシ基の構造は、上記のアルコキシ基についての記述に適している。置換基の数は、1個又は複数個、例えば2個、3個、4個、5個、6個などであってもよい。置換基は、任意の炭素、例えば1位(酸素原子に結合する炭素原子(C・)は、1位の炭素を表す)、2位、3位、4位、5位、最終位の炭素に結合してもよい。複数個の置換基の種類は、同じでもよく、例えばトリフルオロメトキシ基(-OCF3)が挙げられ、異なっていてもよく、例えばメトキシトリフルオロプロポキシ基が挙げられる。
「置換のC1~C6アルコキシ基」は、C1~C6アルコキシ基のうちの1つ又は複数の水素原子が置換基で置換されていることを示し、ここで、C1~C6アルコキシ基の構造は、上記のC1~C6アルコキシ基についての記述に適している。
「ハロゲン化アルコキシ基」とは、含まれるアルキル基における水素原子が1つ又は複数のハロゲン原子で置換されていることを意味する。置換基の数は、1個又は複数個、例えば2個、3個、4個、5個、6個などであってもよい。置換基は、任意の炭素、例えば1位、2位、3位、4位、5位、最終位の炭素に結合してもよい。例えば、C1~C3ハロゲン化アルコキシ基は、トリフルオロメトキシ基(-OCF3)、ジフルオロメトキシ基(-OCHF2)、トリフルオロエトキシ基(例えば-OCH2CF3)であってもよい。
環状基とは、環状化合物の環上の炭素原子又はヘテロ原子が1つ又は複数の水素原子を失って形成される基を意味する。環上の原子の種類によっては、環状基は、炭素環基及び複素環基を含む。炭素環基とは、炭素環化合物の環上の炭素原子がそれに結合する1つ又は複数の水素原子を失って形成される基を意味する。環状基の環上にN個の原子(炭素原子及びヘテロ原子)を含有すると、この環を「N員環」と呼ぶ。例えば、シクロプロピル基は、炭素環基に属し、3員環基である。含まれる環の数に応じて、環状基は、単環基及び多環基を含み、多環基は、例えば、二環基、例えばジシクロアルキル基であってもよい。
「シクロアルキル基」とは、シクロアルカンの環上の炭素原子が1つ又は複数の水素原子を失って形成される飽和単環基を意味する。「C3~C6シクロアルキル基」は、3~6個の炭素原子を含有するシクロアルキル基を表す。C3~C6シクロアルキル基における炭素原子の数は、3個、4個、5個、6個であってもよい。C3~C6シクロアルキル基は、3~6員環基、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基であってもよい。
「シクロアルコキシ基」は、-O-Rbで示すことができ、Rbの具体的な構造は、上記のシクロアルキル基についての記述に適しており、ここで、酸素原子は、環上の炭素原子に結合する。C3~C6シクロアルコキシ基は、例えば、シクロプロポキシ基、シクロブトキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基であってもよい。
「置換のシクロアルキル基」は、シクロアルキル基のうちの1つ又は複数の水素原子が置換基で置換されていることを意味する。「置換のC3~C6シクロアルキル基」は、C3~C6シクロアルキル基のうちの1つ又は複数の水素原子が置換基で置換されていることを意味する。
「置換のシクロアルコキシ基」は、シクロアルコキシ基のうちの1つ又は複数の水素原子が置換基で置換されていることを意味する。「置換のC3~C6シクロアルコキシ基」は、C3~C6シクロアルコキシ基のうちの1つ又は複数の水素原子が置換基で置換されていることを意味する。
「C3~C6シクロアルコキシ基」、「置換のC3~C6シクロアルキル基」、「置換のC3~C6シクロアルコキシ基」におけるC3~C6シクロアルキル基の構造は、上記のC3~C6シクロアルキル基についての記述に適している。
「置換のC3~C6シクロアルキル基」、「置換のC3~C6シクロアルコキシ基」における置換基は、環上の炭素原子に結合してもよく、置換基の数は、1個又は複数個、例えば2個、3個、4個、5個、6個などであってもよい。置換基は、任意の炭素、例えば1位(結合される炭素原子(C・)は、1位の炭素を表す)、2位、3位、4位、5位、最終位の炭素に結合してもよく、複数個の置換基の種類は、同じであっても異なっていてもよい。
「ジシクロアルキル基」は、ジシクロアルカンにおける環上の炭素原子が1個の水素原子を失って形成される1価の炭化水素基を示す。C5~C8ジシクロアルキル基は、5~8個の炭素原子を含有するジシクロアルキル基を示し、C5~C8ジシクロアルキル基は、5~8員のジシクロアルキル基であってもよく、即ち、含まれる炭素原子は、いずれも環上に位置する。C5~C8ジシクロアルキル基は、架橋環系であってもよく、例えば、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル基、ビシクロ[1.1.1]ペンチル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、ビシクロ[2.2.2]オクチル基であってもよい。
「置換のジシクロアルキル基」は、ジシクロアルキル基のうちの1つ又は複数の水素原子が置換基で置換されていることを示す。置換基は、環上の炭素原子に結合してもよく、置換基の数は、1個又は複数個、例えば2個、3個、4個、5個、6個などであってもよい。置換基は、任意の炭素、例えば1位、2位、3位、4位、5位、最終位の炭素に結合してもよく、複数個の置換基の種類は、同じであっても異なっていてもよい。「置換のC5~C8ジシクロアルキル基」におけるC5~C8ジシクロアルキル基は、上記の説明に適している。
「複素環基」とは、複素環化合物の環上の炭素原子又はヘテロ原子が1つ又は複数の水素原子を失って形成される基を意味する。芳香族の特徴によっては、複素環基は、脂肪族複素環基(芳香族の特徴を有しない)及び芳香族複素環基を含む。飽和の程度によっては、複素環基は、飽和複素環基及び不飽和複素環基を含み、芳香族複素環基は、不飽和複素環基に属し、脂肪族複素環基は、飽和複素環基だけでなく、不飽和複素環基も含む。複素環基に含まれるヘテロ原子は、1個又は複数個、例えば2個、3個、4個、5個などであってもよく、ヘテロ原子は、N、O、Sから選ぶことができる。
「置換の複素環基」とは、複素環基のうちの1つ又は複数の水素原子が置換基で置換されていることを意味する。置換基は、環上の炭素原子又はヘテロ原子に結合してもよい。置換基の数は、1個又は複数個、例えば2個、3個、4個、5個、6個などであってもよい。置換基は、任意の原子、例えば1位、2位、3位、4位、5位、最終位の炭素に結合してもよく、複数個の置換基の種類は、同じであっても異なっていてもよい。置換の複素環基は、置換の飽和複素環基、置換の芳香族複素環基を含んでもよい。
「芳香族複素環基」は、単環式複素環基及び縮合式複素環基を含み、縮合式複素環基は、ベンゼン環と単環式複素環とが縮合したものであってもよく、複素環と複素環とが縮合したものであってもよい。
「アシル基」の構造式は、-C(=O)H又は-C(=O)Raであってもよく、ここで、Raは、アルキル基を表し、Raの具体的な構造は、上記のアルキル基についての記述に適している。
「シクロアルキルホルミル基」の構造式は、-C(=O)-Rbであり、ここで、Rbは、シクロアルキル基を表し、Rbの具体的な構造は、上記のアルキル基についての記述に適している。
「オキソ」とは、2価の酸素原子を意味し、炭素原子に結合してカルボニル基(>C=O)を形成することができ、硫黄原子に結合してスルフィニル基(>S=O)を形成することができ、2個のオキソ基は、1個の硫黄原子に結合してスルホニル基(-S(=O)2-)を形成することができる。
本発明において、用語「薬学的に許容される」は、それらの化合物、材料、組成物及び/又は剤形について、信頼できる医学的判断の範囲内において、人や動物の組織と接触して使用するのに適しているが、過度の毒性、刺激性、過敏性反応又はその他の問題又は合併症がなく、合理的な利益/リスク比に見合ったものである。
用語「医薬組成物」とは、薬学的に許容される化学成分又は試薬を少なくとも1つ混合した、任意の生物活性化合物を意味する。前記薬学的に許容される化学成分又は試薬は、「担体」であり、化合物を細胞又は組織に導入することに寄与し、安定化剤、希釈剤、懸濁剤、増粘剤及び/又は賦形剤を含むが、これらに限定されない。医薬組成物は、錠剤、丸剤、散剤、トローチ剤、小薬嚢、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、溶液剤、シロップ、エアロゾル剤(固体又は液体溶媒に溶解する)、軟膏剤、ソフト及びハードゼラチンカプセル、坐剤、無菌注射溶液及び無菌包装粉剤などを含むが、これらに限定されない。
用語「薬学的に許容される担体」は、当業者に知られているあらゆる溶媒、分散媒、コーティング、界面活性剤、酸化防止剤、防腐剤(例えば抗菌剤、抗カビ剤)、等張剤、吸収遅延剤、塩、防腐剤、薬物安定化剤、結合剤、賦形剤、崩壊剤、滑剤、甘味剤、調味剤、染料など及びそれらの組み合わせを含む。通常の担体が活性成分と相容性を有する限り、治療又は医薬組成物における使用を含む。
「治療有効量」とは、個体の生物学又は医学的応答を誘発する本発明の化合物の量を意味する。前記応答は、例えば酵素やタンパク質の活性を低減又は阻害することや、症状を改善したり、病状を緩和したり、疾患の進行を遅延又は減速させたり、または疾患を予防したりすることなどが挙げられる。
「患者」とは、疾患、病症又は病状などに罹患している個体を意味し、哺乳動物と非哺乳動物とを含む。哺乳動物の実施例として、哺乳動物綱に属するあらゆるメンバーを含むが、これらに限定されなく、ヒト、非ヒト霊長類動物(例えばチンパンジー、その他の猿類及びサル);ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタなどの家畜;ウサギ、イヌ、ネコなどの家庭動物;げっ歯類の動物、例えばラット、マウス、モルモットなどを含む実験動物が挙げられる。非ヒト哺乳動物の実施例として、鳥類や魚類などを含むが、これらに限定されない。本明細書で提供される方法及び組成物に関する実施形態において、前記哺乳動物はヒトである。
「薬学的に許容される塩」とは、本発明に係る化合物の生物学的効果及び特性を保持し、且つ、通常、生物学又は他の点で悪影響がない塩を意味する。多くの場合、本発明に係る化合物は、アミノ基及び/又はカルボキシル基又はそれに類似した基の存在によって酸付加塩及び/又は塩基付加塩を形成することができる。
無機酸及び有機酸により薬用の酸付加塩を形成することができる。無機酸は、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などを含む。有機酸は、例えば酢酸、プロパン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルホサリチル酸などを含むが、これらに限定されない。
薬用の塩基付加塩は、無機アルカリ及有機アルカリにより形成されてもよい。無機アルカリは、例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銀、亜鉛及銅の塩基性化合物を含むが、これらに限定されない。特に好ましい塩は、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩及びマグネシウム塩を含む。有機アルカリは、1級アミン、2級アミン及び3級アミンを含む。置換のアミンは、天然に存在する置換のアミン、環式アミン、アルカリイオン交換樹脂などを含む。有機アルカリは、例えばイソプロピルアミン、ベンジルアミン、コリン、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、リジン、メグルミン、ピベラジン及びトロメタモールを含むが、これらに限定されない。
「薬学的に許容されるプロドラッグ」とは、本発明に係る化合物の任意の薬学的に許容される塩、エステル、エステルの塩又は他の誘導体を意味し、受容体に投与された後、本発明に係る化合物又はその薬学的活性を有する代謝物又は残基を直接又は間接的に提供することができるものである。特に好ましい誘導体又はプロドラッグは、患者に投与する際に本願の化合物のバイオアベイラビリティを向上させることができる化合物(例えば、経口投与した化合物が血液中に吸収されることをより容易にすることができる)、又は親化合物の生体器官又は作用部位への送達を促進する化合物である。
用語「溶媒和物」とは、本発明における1つの化合物と1つ又は複数の溶媒分子とから形成される物理的な集合体を意味する。この物理的な集合体は、様々な程度のイオン及び例えば水素結合などの共有結合を含む。この溶媒和物が分離可能であることが確認されており、例えば、結晶の格子に1つ又は複数の溶媒分子が混在している場合、「溶媒和物」は、溶媒相と分離可能な溶媒和物の2つの部分を含む。対応する溶媒和物には、エタノール溶媒和物、メタノール溶媒和物などを含む多くの例がある。「水和物」は、水(H2O)分子を溶媒とする溶媒和物を意味する。本発明における1つ又は複数の化合物は、いずれも任意に溶媒和物として調製することができる。
本発明において、R4がアルデヒド基やトリフルオロメチル基である式(I)の化合物(例えば化合物(I-4)及び(I-5)と、水とにより、溶媒和物(化合物(I-4a)及び(I-5a))が形成される実例は、以下の通りである。
ここで、V、W、X、Y、Z及びR1は、式(I)の化合物で定義される通りである。このため、本発明は、化合物(I-4)、(I-5)及びその溶媒和物(I-4a)、(I-5a)を含む。当業者は、例えばNMRなどを用いて溶媒和物の存在を同定することができる。
本発明の薬学的に許容される溶媒和物は、結晶の溶媒が同位体で置換されていてもよい溶媒和物、例えばD2O、d6-アセトン、d6-DMSOを含む。
用語「活性代謝物」とは、化合物の代謝時に形成される当該化合物の活性誘導体を意味する。
用語「結晶多形」とは、異なる結晶格子の形態で存在する本発明の化合物を意味する。
用語「同位体標識物」とは、同位体標識を有する本発明に係る化合物を意味する。例えば本発明に係る化合物における同位体は、H、C、N、O、P、F、S、Cl及びIなどの元素の様々な同位体、例えば2H、3H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、36S、123I、124I及び125Iを含んでもよい。本発明は、定義される様々な同位体で標識された化合物を含み、例えば、放射性同位体(例えば3H及び14C)が存在する化合物又は非放射性同位体(例えば2H及び13C)が存在する化合物が挙げられる。このような同位体で標識された化合物は、代謝研究(14Cを使用する)、反応動力学的研究(例えば2H又は3Hを使用する)、検出又はイメージング技術、例えば陽電子放出断層撮影(PET)又は単一光子放射型コンピュータ断層撮影(SPECT)、薬物又は基質の組織分布の分析に適しており、又は患者の放射性治療に適している。
具体的に、18F化合物は、特にPET又はSPECT研究の要求に合致する可能性がある。同位体で標識された式(I)の化合物は、一般的に、当業者に知られている通常の技術又は添付の実施例及び調製に記載の方法と類似した方法によって、従来の標識されていない試薬の代わりに適切な同位体で標識された試薬を使用して調製することができる。
また、比較的重い同位体、特に二重水素(即ち、2H又はD)で置換される場合、例えば体内半減期の増加、所要の用量の低減、治療指数の改良などの高い代謝安定性による治療上の利点が得られる。この場合、二重水素を式(I)の化合物の置換基と見なし、本発明は、式(I)の化合物における任意の1つ又は複数の水素原子が二重水素で置換されている化合物を含むことを理解すべきである。
用語「異性体」とは、分子内の原子の異なる空間的な配列方式によって生成される異性体を意味する。本発明に係る化合物は、可能な光学活性異性体、幾何異性体、回転異性体、互変異性体、異性体の内部付加物又はそれらの混合物のいずれかの形態であってもよく、例えば実質的に純粋な幾何(シス型又はトランス型)異性体、ジアステレオマー、光学異性体(エナンチオマー)、ラセミ体(racemate)又はそれらの混合物の形態である。例えば、光学異性体については、キラル分離、キラル合成、キラル試薬又はその他の通常の技術により光学活性な(R)-及び(S)-異性体及びD及びL異性体を調製することができる。また例えば、適切な光学活性物質(例えばキラルアルコールやモッシャー(Mosher`s)の酸塩化物)と反応してジアステレオマーに変換し、これを分離して対応する単一異性体に変換する(例えば加水分解)ことができる。さらに例えば、カラムにより分離することもできる。
本発明に係る化合物は、不斉又はキラル中心及び二重結合などの構造を含有することができる。化合物が二重結合を含有する場合、置換基は、シス型又はトランス型の立体配置であってもよい。化合物がジ置換のシクロアルキル基を含有する場合、置換基であるシクロアルキル基は、シス型又はトランス型の立体配置を有してもよい。化合物が阻害されて自由に回転できない単結合を含有する場合、容易に相互変換できない配座異性体が生じる可能性がある。
本発明において、式(I)の化合物は、以下に示す互変異性体及び異性体の内部付加物を容易に形成することができる。例えば、ここで、R4は、ヒドロキシメチル基、-CH2CO2H、(メチルアミノ)メチル基である式(I)の化合物(例えば化合物(I-1)、(I-2)及び(I-3))は、以下に示す形態(化合物(I-1a)、(I-2a)及び(I-3a))であってもよい。
ここで、V、W、X、Y、Z及R1は、前述の式(I)の化合物で定義される通りである。このため、本発明に係る式(I)の化合物は、化合物(I-1)、(I-2)、(I-3)及びその異性体(I-1a)、(I-2a)、(I-3a)などのすべての互変異性体又は異性体の内部付加物を含む。当業者は、例えばNMRなどを用いて互変異性体又は異性体の内部付加物の存在を同定することができる。
特別な説明がない限り、又は文脈と明らかに矛盾しない限り、本明細書に記載されたすべての方法は、適切な順序で行うことができる。本明細書で提供されるあらゆる例又は例示的な用語(例えば「例えば」)は、本発明をより良く説明するためのものに過ぎなく、且つ、他の主張される本発明の範囲を限定するものではない。
以下、具体的な実施例を併せて本発明の一実施形態に係る式(I)の化合物の調製及び性能をさらに説明する。ここで、使用される出発原料は、知られており且つ市販されているものであるか、又は当該技術分野における公知の方法により合成されたものであってもよい。実施例における「Pd2(dba)3」とは、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムを指す。「Pd(dppf)Cl2」とは、(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロパラジウムを指す。「dppf」とは、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンを指す。「NaHMDS」とは、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドを指す。「LiHMDS」とは、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドを指す。「HATU」とは、2-(7-アザベンゾトリアゾール)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートを指す。
特に断りがない限り、実施例のすべての反応は、連続的な磁力攪拌下で、乾燥した窒素ガス又はアルゴンガス雰囲気下で行われ、溶媒は、乾燥溶媒であり、反応温度の単位は、摂氏温度である。
本発明の実施例に係る化合物の構造は、核磁気共鳴分析(NMR)又は/及び液体クロマトグラフィー質量分析(LC-MS)により同定される。NMR化学シフト(δ)は、百万分の一(ppm)を単位とする。NMRは、Bruker AVANCE-400核磁気共鳴装置により測定され、測定用溶媒は、重水素化ジメチルスルホキシド(DMSO-d6)又は重水素化クロロホルム(CDCl3)であり、内部標準は、テトラメチルシラン(TMS)である。液体クロマトグラフィー質量分析LC-MSの測定は、Agilent 1100 Infinity Series質量分析計を使用する。
薄層クロマトグラフィー(TLC)は、Merck社のSilica gel 60 F254シリカゲル板を使用した。薄層クロマトグラフィーによる分離精製(pre-TLC)製品は、安徽良臣珪源社の規格1.0mmのGF254シリカゲル板を使用する。カラムクロマトグラフィーは、一般的に青島海洋100~200メッシュのシリカゲルを担体として使用する。
(実施例0-1)
(中間体1:6-アミノ-4-フルオロニコチノニトリルの調製)
(第1ステップ:2-アミノ-4-フルオロ-5-ヨードピリジンの調製)
室温で、2-アミノ-4-フルオロピリジン(11.2g、100mmol)及びN-ヨードスクシンイミド(24.8g、110mmol)のアセトニトリル(400mL)溶液にトリフルオロ酢酸(3.0mL、40mmol)を加え、その後、室温で3時間攪拌した。
その後、得られた混合液に酢酸エチル(400mL)を加えて希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(500mL)及び飽和炭酸ナトリウム溶液(500mL)で順次洗浄し、分液して水相及び有機相を得た。得られた水相を合わせてから飽和炭酸ナトリウム溶液でpHを10に調整し、さらに酢酸エチル(500mL)で抽出し、分液して有機相を得た。すべての有機相を合わせ、飽和食塩水(500mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=4:1~2:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、生成物である2-アミノ-4-フルオロ-5-ヨードピリジンを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ8.24(d,J=9.2Hz,1H),6.25(d,J=9.2Hz,1H),4.70(s,2H)。
(第2ステップ:6-アミノ-4-フルオロニコチノニトリルの調製)
窒素ガス保護雰囲気下で、2-アミノ-4-フルオロ-5-ヨードピリジン(15.6g、65.5mmol)、シアン化亜鉛(8.1g、69.0mmol)、Pd2(dba)3(1.5g、1.64mmol)、dppf(3.0g、5.4mmol)、亜鉛粉末(860mg、13.1mmol)及びN,N-ジメチルアセトアミド(100mL)の混合物を100℃で4時間攪拌した。
その後、室温まで降温し、得られた混合液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(500mL)を加えて希釈し、酢酸エチル(500mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1~1:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体1を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ8.12(d,J=10.0Hz,1H),6.45(s,2H),6.30(d,J=10.8Hz,1H)。
(実施例0-2)
(中間体2:6-アミノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
窒素ガス保護雰囲気下で、6-アミノ-4-フルオロニコチノニトリル(中間体1、6.868g、50mmol)、2-メトキシエチルアミン(13.0mL、150mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(25.0mL、152mmol)のN,N-ジメチルアセトアミド(120mL)溶液を50℃で16時間攪拌した。
その後、室温まで降温し、カラムクロマトグラフィーにより得られた混合物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=1:1~酢酸エチルで勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体2を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ8.03(s,1H),5.59(s,1H),5.05(s,1H),4.79(s,2H),3.58(t,J=5.2Hz,2H),3.39(s,3H),3.30-3.34(m,2H)。
(実施例0-3)
(中間体3:(R)-6-アミノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
中間体1及び(R)-1-メトキシ-2-プロピルアミンを出発原料とし、中間体2の調製と類似した方法により反応させ、中間体3を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:207.1[M+H]+。
(実施例0-4)
(中間体4:6-アミノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
中間体1及び3-アミノテトラヒドロフランを出発原料とし、中間体2の調製と類似した方法により反応させ、中間体4を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:205.1[M+H]+。
(実施例0-5)
(中間体5:6-アミノ-4-(トランス-(2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
(第1ステップ:トランス-(2-ヒドロキシシクロペンチル)カルバミン酸ベンジルの調製)
0℃で、トランス-2-アミノシクロペンタノール塩酸塩(1.37g、10mmol)及び炭酸ナトリウム(3.4g、32mmol)の水(20mL)溶液にクロロギ酸ベンジル(3.4g、20mmol)を滴下し、その後、室温で16時間撹拌した。
その後、得られた混合物に水(40mL)を加えて希釈し、酢酸エチル(100mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1~1:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、トランス-(2-ヒドロキシシクロペンチル)カルバミン酸ベンジルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:236.1[M+H]+。
(第2ステップ:トランス-(2-メトキシシクロペンチル)カルバミン酸ベンジルの調製)
0℃で、トランス-(2-ヒドロキシシクロペンチル)カルバミン酸ベンジル(1.658g、7.055mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に水素化ナトリウム(338mg、8.466mmol)を加え、窒素ガス保護雰囲気下で30分間撹拌した後、系中にヨウ化メチル(1g、7.055mmol)をゆっくりと滴下し、その後、4時間撹拌を続けた。
その後、反応液を飽和塩化アンモニウム溶液(120mL)に入れて反応をクエンチし、酢酸エチル(120mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を水(50mL)、飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=10:1~1:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、トランス-(2-メトキシシクロペンチル)カルバミン酸ベンジルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:250.1[M+H]+。
(第3ステップ:トランス-2-メトキシシクロペンチルアミンの調製)
室温で、トランス-(2-メトキシシクロペンチル)カルバミン酸ベンジル(900mg、3.614mmol)の無水メタノール(30mL)溶液に10%パラジウム/炭素(195mg)を加え、水素ガス雰囲気下で2時間撹拌した。その後、吸引濾過し、乾燥するまで濾液を蒸発させ、トランス-2-メトキシシクロペンチルアミンを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:116.1[M+H]+。
(第4ステップ:6-アミノ-4-(トランス-(2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
中間体1及びトランス-2-メトキシシクロペンチルアミンを出発原料とし、中間体2の調製と類似した方法により反応させ、中間体5を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:233.1[M+H]+。
(実施例0-6)
(中間体6:6-アミノ-4-(2-メトキシエトキシ)ニコチノニトリルの調製)
窒素ガス保護雰囲気下で、エチレングリコールメチルエーテル(152mg、2mmol)を、乾燥したテトラヒドロフラン(4mL)に溶解させ、0℃まで降温し、この温度でNaHMDS(2M、2.5mL、5mmol)のテトラヒドロフラン溶液を滴下し、その後、6-アミノ-4-フルオロニコチノニトリル(中間体2、127mg、1mmol)を加え、攪拌し続けて16時間反応させた。
その後、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)で反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1~1:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体6を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:194.1[M+H]+。
(実施例0-7)
(中間体7:6-アミノ-4-((2-(2-メトキシエトキシ)エチル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
中間体1及び2-(2-メトキシエトキシ)エチルアミンを出発原料とし、中間体2の調製と類似した方法により反応させ、中間体7を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:236.9[M+H]+。
(実施例0-8)
(中間体8:3-((2-アミノ-5-シアノピリジン-4-イル)アミノ)アゼチジン-1-カルボン酸t-ブチルの調製)
中間体1及び3-アミノアゼチジン-1-カルボン酸t-ブチルを出発原料とし、中間体2の調製と類似した方法により反応させ、中間体8を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:290.2[M+H]+。
(実施例0-9)
(中間体9:6-アミノ-4-(トランス-(2-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロペンチル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
(第1ステップ:6-アミノ-4-(トランス-(2-ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
中間体1及びトランス-2-アミノシクロペンタノール塩酸塩を出発原料とし、中間体2の調製と類似した方法により反応させ、6-アミノ-4-(トランス-(2-ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ニコチノニトリルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:219.1[M+H]+。
(第2ステップ:6-アミノ-4-(トランス-(2-((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロペンチル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
6-アミノ-4-(トランス-(2-ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ニコチノニトリル(2.200g、10.09mmol)、イミダゾール(2.479g、36.45mmol)及びt-ブチルクロロジメチルシラン(2.197g、14.58mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)に溶解させ、室温で16時間撹拌した。
その後、反応液を水(100mL)に入れて反応をクエンチし、酢酸エチル(30mL*3)で抽出し、有機相を水(100mL)、飽和食塩水(100mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、石油エーテル/酢酸エチル=4:1で溶出し、中間体9を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:332.2[M+H]+。
(実施例0-10)
(中間体10:2-((2-アミノエチル)(メチル)アミノ)酢酸エチル二塩酸塩の調製)
(第1ステップ:2-((2-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)(メチル)アミノ)酢酸エチルの調製)
0℃で、(2-(メチルアミノ)エチル)カルバミン酸t-ブチル(5.0g、28.9mmol)、トリエチルアミン(12mL)のテトラヒドロフラン(58mL)溶液にブロモ酢酸エチル(3.2mL、28.9mmol)を加えた。室温で24h撹拌した。
その後、得られた混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)及びジクロロメタン溶液(200mL)を加えて抽出し、分液して有機相を得、有機相を飽和食塩水(200mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させ、2-((2-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)(メチル)アミノ)酢酸エチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ5.16(brs,1H),4.16(q,J=7.2Hz,2H),3.25(s,2H),3.19(q,J=5.2Hz,2H),2.62(t,J=6.0Hz,2H),2.36(s,3H),1.43(s,9H),1.26(t,J=7.2Hz,3H)。
ESI-MS:261.2[M+H]+。
(第2ステップ:2-((2-アミノエチル)(メチル)アミノ)酢酸エチル二塩酸塩の調製)
室温で、2-((2-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)エチル)(メチル)アミノ)酢酸エチル(10.3g、28.9mmol)のテトラヒドロフラン(48mL)及びエタノール(240mL)の混合溶液に濃塩酸(32mL)を加えた。室温で3時間撹拌した後、反応混合物を蒸発させ、エタノール(100mL)を加え、乾燥するまで蒸発させ、中間体10を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ11.22-11.07(brs,1H),8.61(s,2H),4.31(s,2H),4.21(q,J=7.2Hz,2H),3.52-3.47(m,2H),3.30-3.23(m,2H),2.91(s,3H),1.24(t,J=7.2Hz,3H).。
ESI-MS:161.2[M+H]+。
(実施例0-11)
(中間体11:2-(2-アミノエトキシ)酢酸エチル塩酸塩の調製)
(第1ステップ:2-((2-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)酢酸エチルの調製)
窒素ガス保護雰囲気下で、0℃で(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸t-ブチル(997mg、6.2mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を水素化ナトリウム(520mg、13.02mmol)、ヨウ化ナトリウム(465mg、3.1mmol)及びテトラヒドロフラン(30mL)の混合物に加え、室温で1時間撹拌した。その後、0℃で、ブロモ酢酸エチル(2.028g、12.4mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を上記の混合物にゆっくりと滴下し、その後、常温で16時間撹拌反応させた。
その後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム溶液(80mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(25mL×3)で3回抽出し、分液して3部の有機相を得、3部の有機相を合わせてから飽和食塩水(40mL×2)で2回洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、PE/EtOAc=5:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、2-((2-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)酢酸エチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:270.1[M+Na]+。
(第2ステップ:2-(2-アミノエトキシ)酢酸エチル塩酸塩の調製)
0℃で、2-((2-((t-ブトキシカルボニル)アミノ)エトキシ)酢酸エチル(323mg、1.3mmol)を塩化水素のジオキサン溶液(4M、2.5mL、10.0mmol)に溶解させ、室温で1.5時間撹拌した。乾燥するまで得られた溶液を蒸発させ、中間体11を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:148.1[M+H]+。
(実施例0-12)
(中間体12:4-フルオロ-7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
(第1ステップ:((1r,3s)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルの調製)
-65℃で、2-ブロモ-6-フルオロピリジン(185.3g、1.05mol)のテトラヒドロフラン(1L)溶液に、リチウムジイソプロピルアミドのテトラヒドロフラン溶液(2M、526mL、1.05mol)をゆっくりと滴下し、この温度で1時間攪拌を続けた。その後、-65℃で反応液に(3-オキソシクロブチル)カルバミン酸t-ブチル(65.0g、0.35mol)のテトラヒドロフラン(500mL)溶液を滴下し、この温度で攪拌し続けて2時間反応させた。
0℃で反応混合物に水(1L)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(1L)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(1L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=50:1~5:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、((1r,3s)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ7.83(t,J=8.8Hz,1H),7.37(d,J=8.0Hz,1H),5.15(d,J=7.2Hz,1H),4.81(s,1H),3.78-3.84(m,1H),3.00-3.12(m,2H),2.57-2.60(m,2H),1.44(s,9H)。
ESI-MS:361.1[M+H]+。
(第2ステップ:(3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-フルオロシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルの調製)
-78℃で、((1r,3s)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)カルバミン酸t-ブチル(15.3g、42.4mmol)のジクロロメタン(200mL)溶液に、三フッ化ジエチルアミノ硫黄(7.0mL、52.2mmol)をゆっくりと滴下し、滴下終了後、自然に室温まで昇温し、室温で攪拌し続けて16時間反応させた。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(500mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(500mL)で抽出し、分液して有機相を得て、この有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮し、石油エーテル/メチルt-ブチルエーテルで再結晶化させてさらに精製して、(3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-フルオロシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:385.0[M+Na]+。
(第3ステップ:3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-フルオロシクロブチルアミン・トリフルオロ酢酸塩の調製)
室温で、(3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-フルオロシクロブチル)カルバミン酸t-ブチル(9.0g、24.8mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(10mL)を加えた。室温でこの混合物を6時間撹拌し、その後、乾燥するまで蒸発させ、中間体15を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:263.1[M+H]+。
(第4ステップ:4-フルオロ-7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
140℃で、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(25.0mL、151.2mmol)のN-メチルピロリドン(400mL)溶液に、3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-フルオロシクロブチルアミン・トリフルオロ酢酸塩(6.0g、16.0mmol)のN-メチルピロリドン(100mL)溶液をゆっくりと滴下し、この温度で6時間攪拌を続けた。
その後、室温まで降温し、得られた混合物に酢酸エチル(2L)を加えて希釈し、水(1L×3)、飽和食塩水(1L)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1~3:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体12を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ7.27(d,J=8.0Hz,1H),6.80(d,J=7.6Hz,1H),6.03(s,1H),4.19-4.10(m,1H),2.51-2.46(m,2H),1.86-1.80(m,2H)。
ESI-MS:243.0[M+H]+。
(実施例0-13)
(中間体13:4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
(第1ステップ:((1r,3r)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルの調製)
-65℃で、2-ブロモ-6-フルオロピリジン(185.3g、1.05mol)のテトラヒドロフラン(1L)溶液に、リチウムジイソプロピルアミドのテトラヒドロフラン溶液(2M、526mL、1.05mol)をゆっくりと滴下し、この温度で1時間攪拌を続けた。その後、-65℃で反応液に(3-オキソシクロブチル)カルバミン酸t-ブチル(65.0g、0.35mol)のテトラヒドロフラン(500mL)
0℃で反応混合物に水(1L)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(1L)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(1L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=50:1~5:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、((1r,3r)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ7.68(t,J=8.6Hz,1H),7.38(d,J=7.6Hz,1H),4.83(s,1H),4.60(d,J=7.6Hz,1H),3.27(s,1H),2.75-2.80(m,2H),2.38-2.48(m,2H),1.42(s,9H)。
(第2ステップ:(1r,3r)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチルアミン・トリフルオロ酢酸塩の調製)
室温で、((1r,3r)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)カルバミン酸t-ブチル(40.0g、110.7mmol)のジクロロメタン(200mL)溶液にトリフルオロ酢酸(50mL)を加えた。室温でこの混合物を2時間撹拌し、その後、乾燥するまで蒸発させ、(1r,3r)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチルアミン・トリフルオロ酢酸塩を得た。関連するテストデータは、以下の通りである。
ESI-MS:261.1[M+H]+。
(第3ステップ:4-ヒドロキシ-7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
140℃で、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(232.2mL、1.33mol)のN-メチルピロリドン(1200mL)溶液に(1r,3r)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチルアミン・トリフルオロ酢酸塩(50.0g、133.3mmol)のN-メチルピロリドン(500mL)溶液をゆっくりと滴下し、この温度で12時間攪拌を続けた。
その後、120℃で、減圧下で濃縮し、残留物を室温まで降温させた後、水(500mL)を加えて希釈し、酢酸エチル(500mL×3)で抽出し、有機相を飽和食塩水(1L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=20:1~2:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、4-ヒドロキシ-7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:241.3[M+H]+。
(第4ステップ:4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
室温で、4-ヒドロキシ-7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(18.0g,74.7mmol)及びイミダゾール(15.3g,225.0mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(100mL)溶液にt-ブチルジフェニルクロロシラン(38.4mL、149.3mmol)を加え、室温で攪拌し続けて10時間反応させた。
その後、反応で得られた混合物に水(400mL)を加えて希釈し、酢酸エチル(300mL×3)で3回抽出し、分液して3部の有機相の混合物を得、3部の有機相の混合物を合わせてから飽和食塩水(500mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をメタノール(200mL)で洗浄し、吸引濾過し、さらにメタノール(100mL×2)で濾過ケーキを洗浄し、乾燥後、中間体13を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ7.70-7.72(m,4H),7.54-7.57(m,1H),7.26-7.44(m,6H),6.80-6.82(m,1H),5.71(d,J=4.4Hz,1H),3.70(dd,J=10.8Hz,J=6.0Hz,1H),1.96-2.00(m,2H),1.45-1.47(m,1H),1.09(s,9H)。
ESI-MS:478.9[M+H]+。
(実施例0-14)
(中間体14:7-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
(第1ステップ:(メトキシメチル)(3-オキソシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルの調製)
0℃で、(3-オキソシクロブチル)カルバミン酸t-ブチル(50.0g、270mmol)のジクロロメタン(400mL)溶液にパラホルムアルデヒド(12.7g、423mmol)を加えた。その後、トリメチルクロロシラン(77mL、603mmol)をゆっくりと滴下し、0℃で2時間撹拌を続けた。その後、0℃で、この反応液をトリエチルアミン(95mL、687mmol)のメタノール(450mL)溶液に滴下し、室温で攪拌し続けて2時間反応させた。
反応液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(1L)に入れて反応をクエンチし、ジクロロメタン(1L)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(1L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、(メトキシメチル)(3-オキソシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ4.78(s,2H),4.41-4.25(m,1H),3.45-3.35(m,2H),3.29(s,3H),3.28-3.21(m,2H),1.48(s,9H)。
(第2ステップ:((1r,3r)-3-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)(メトキシメチル)カルバミン酸t-ブチルの調製)
-70℃で、2-クロロ-6-フルオロピリジン(9.0g、68.4mmol)のテトラヒドロフラン(120mL)溶液にリチウムジイソプロピルアミドのテトラヒドロフラン溶液(2M、54.7mL、109.4mol)をゆっくりと滴下し、この温度で1時間攪拌を続けた。その後、-70℃で、反応液に(メトキシメチル)(3-オキソシクロブチル)カルバミン酸t-ブチル(15.7g、68.6mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を滴下し、この温度で攪拌し続けて2時間反応させた。
反応混合物を水(500mL)に入れて反応をクエンチし、酢酸エチル(500mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、((1r,3r)-3-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)(メトキシメチル)カルバミン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:383.1[M+Na]+。
(第3ステップ:シュウ酸(1r,3r)-3-((t-ブトキシカルボニル)(メトキシメチル)アミノ)-1-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブチルエチルの調製)
0℃で、((1r,3r)-3-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)(メトキシメチル)カルバミン酸t-ブチル(19.431g、53.8mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(9.750g、79.9mmol)のジクロロメタン(450mL)溶液に、エチル塩化オキサリル(8.5mL、79.7mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液を滴下し、滴下終了後、自然に室温まで昇温し、室温で攪拌し続けて1時間反応させた。
反応液にジクロロメタン(500mL)を加えて希釈し、水(500mL)、0.5%クエン酸溶液(500mL)、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(500mL)及び飽和食塩水(500mL)で順次洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=2:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、シュウ酸(1r,3r)-3-((t-ブトキシカルボニル)(メトキシメチル)アミノ)-1-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブチルエチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:460.9[M+H]+。
(第4ステップ:(3-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブチル)(メトキシメチル)カルバミン酸t-ブチルの調製)
リフロー温度で、シュウ酸(1r,3r)-3-((t-ブトキシカルボニル)(メトキシメチル)アミノ)-1-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブチルエチル(18.896g、41.0mmol)のトルエン(300mL)溶液に、水素化トリ-n-ブチルスズ(7.0mL、26.0mmol)及びアゾビスイソブチロニトリル(1.200g、7.3mmol)のトルエン(25mL)溶液をゆっくりと滴下した。この温度で、この混合物を30分間撹拌した後、さらに水素化トリ-n-ブチルスズ(7.0mL、26.0mmol)及びアゾビスイソブチロニトリル(1.200g、7.3mmol)のトルエン(25mL)溶液をゆっくりと滴下し、2時間撹拌を続けた。
反応液を室温まで降温した後、飽和亜硫酸ナトリウム溶液(500mL)を加え、酢酸エチル(500mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を5%水酸化ナトリウム溶液(500mL)及び飽和食塩水(500mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=8:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、(3-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブチル)(メトキシメチル)カルバミン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:213.0[M+H-Boc-MeOH]+。
(第5ステップ:3-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブチルアミン塩酸塩の調製)
室温で、(3-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブチル)(メトキシメチル)カルバミン酸t-ブチル(6.2g、17.98mmol)の酢酸エチル(40mL)溶液に塩化水素・酢酸エチル溶液(3M、40mL)を加え、室温で6時間撹拌した。析出した白色の固体を吸引濾過し、酢酸エチルで濾過ケーキを洗浄し、3-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブチルアミン塩酸塩を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:201.0[M+H]+。
(第6ステップ:7-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
140℃で、炭酸水素ナトリウム(2.820g、33.5mmol)のN-メチルピロリドン(200mL)溶液に、3-(6-クロロ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブチルアミン塩酸塩(2.650g、11.2mmol)のN-メチルピロリドン(50mL)溶液をゆっくりと滴下し、この温度で6時間攪拌を続けた。
その後、室温まで降温し、得られた混合物に酢酸エチル(500mL)を加えて希釈し、水(500mL×3)、飽和食塩水(500mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=10:1~3:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体14を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:181.0[M+H]+。
(実施例0-15)
(中間体15:(7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)カルバミン酸t-ブチルの調製)
(第1ステップ:((1r,3r)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-アジドシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルの調製)
0℃で、((1r,3s)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-ヒドロキシシクロブチル)カルバミン酸t-ブチル(12.6g、35.0mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(80mL)及びトルエン(40mL)の混合溶液にジフェニルリン酸アジド(14.5mL、67.3mmol)及び1,8-ジアザビシクロウンデカ-7-エン(10.2mL、68.3mmol)を順次に加え、その後、40℃まで昇温し、攪拌し続けて16時間反応させた。
反応混合物に水(500mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(500mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=8:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、((1r,3r)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-アジドシクロブチル)カルバミン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:330.1[M+H]+。
(第2ステップ:(1r,3r)-1-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブタン-1,3-ジアミン塩酸塩の調製)
室温で、((1r,3r)-3-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)-3-アジドシクロブチル)カルバミン酸t-ブチル(8.990g、23.3mmol)を塩化水素・ジオキサン溶液(4M、60mL)に溶解させ、室温でこの混合物を2時間撹拌した。その後、0℃で、この反応液にトリフェニルホスフィン(7.300g、27.9mmol)を加え、室温で5時間攪拌を続けた。析出した白色の固体を吸引濾過し、酢酸エチルで濾過ケーキを洗浄し、(1r,3r)-1-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブタン-1,3-ジアミン塩酸塩を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:260.0[M+H]+。
(第3ステップ:(7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)カルバミン酸t-ブチルの調製)
150℃で、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40.0mL、242.5mmol)のN-メチルピロリドン(300mL)溶液に、(1r,3r)-1-(6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-イル)シクロブタン-1,3-ジアミン塩酸塩(7.651g、25.8mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.0mL、30.3mmol)のN-メチルピロリドン(100mL)溶液をゆっくりと滴下し、この温度で4時間撹拌を続けた。その後、室温まで降温し、この反応液に炭酸ジ-t-ブチル(25.0mL、108.9mmol)を加え、16時間撹拌を続けた。
得られた混合物に酢酸エチル(2L)を加えて希釈し、水(1L×3)、飽和食塩水(1L)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=2:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体15を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:340.0[M+H]+。
(実施例0-16)
(中間体16:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
(第1ステップ:4-フルオロ-7-ビニル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
窒素ガス保護雰囲気下で、4-フルオロ-7-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体9、5.310g、21.9mmol)、ビニルボロン酸ピナコールエステル(4.5mL、26.6mmol)、Pd(dppf)Cl2(0.640g、0.87mmol)、リン酸カリウム(9.300g、43.9mmol)、1,4-ジオキサン(75mL)及び水(25mL)の混合物を100℃で14時間撹拌した。
その後、室温まで降温し、得られた混合物に水(200mL)を加えて希釈し、酢酸エチル(200mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(200mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1~3:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、4-フルオロ-7-ビニル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンを得たた。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ7.42(d,J=7.6Hz,1H),6.68-6.61(m,2H),6.13-6.09(m,1H),5.35-5.29(m,1H),4.10-4.03(m,1H),2.51-2.46(m,2H),1.87-1.85(m,2H)。
ESI-MS:191.1[M+H]+。
(第2ステップ:4-フルオロ-7-ビニル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で、4-フルオロ-7-ビニル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(3.117g、16.4mmol)、トリエチルアミン(20.0mL、144.6mmol)、4-ジメチルアミノピリジン(0.400g、3.3mmol)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液に炭酸ジ-t-ブチル(12.0mL、52.3mmol)を加え、攪拌し続けて14時間反応させた。
その後、乾燥するまで、反応で得られた溶液を蒸発させ、カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=20:1~10:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、4-フルオロ-7-ビニル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ7.59(d,J=7.6Hz,1H),6.97(d,J=7.6Hz,1H),6.79-6.72(m,1H),6.34-6.29(m,1H),5.42(dd,J=1.6,10.4Hz,1H),5.33-5.25(m,1H),2.61-2.56(m,2H),1.96-1.91(m,2H),1.60(s,9H)。
ESI-MS:291.1[M+H]+。
(第3ステップ:4-フルオロ-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で、4-フルオロ-7-ビニル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(4.430g、15.3mmol)、オスミウム酸カリウム(110mg、0.30mmol)、2,6-ジメチルピリジン(3.6mL、31.0mmol)の1,4-ジオキサン(120mL)及び水(40mL)の混合溶液に過ヨウ素酸ナトリウム(13.100g、61.2mmol)を加え、攪拌し続けて14時間反応させた。
反応混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(500mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(500mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=8:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、4-フルオロ-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ10.01(s,1H),7.82(d,J=7.6Hz,1H),7.70(d,J=7.6Hz,1H),5.35-5.27(m,1H),2.68-2.63(m,2H),1.97-1.95(m,2H),1.61(s,9H)。
ESI-MS:293.1[M+H]+。
(第4ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
4-フルオロ-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(3.226g、11.0mmol)、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(4.200g、16.7mmol)のメタノール(100mL)溶液を16時間加熱還流した。
その後、得られた溶液を濃縮して飽和炭酸ナトリウム溶液(200mL)に入れ、酢酸エチル(200mL×2)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=1:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体16を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(CDCl3,400MHz),δ7.47(d,J=7.6Hz,1H),6.89(d,J=7.6Hz,1H),5.34(s,1H),5.19(s,1H),4.12-4.06(m,1H),3.40(s,6H),2.49-2.45(m,2H),1.86-1.84(m,2H)。
ESI-MS:239.1[M+H]+。
(実施例0-17)
(中間体17:7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
中間体13を出発原料とし、中間体16の調製と類似した方法により反応させて中間体17を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:475.1[M+H]+。
(実施例0-18)
(中間体18:7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
中間体14を出発原料とし、中間体16の調製と類似した方法により反応させて中間体18を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:221.0[M+H]+。
(実施例0-19)
(中間体19:((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)アミノ)二ギ酸t-ブチルの調製)
中間体15を出発原料とし、中間体16の調製と類似した方法により反応させて中間体19を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ7.19(d,J=4.4Hz,1H),6.94(d,J=7.2Hz,1H),6.66(d,J=7.2Hz,1H),5.06(s,1H),3.95(dd,J=10.2,5.0Hz,1H),3.26(s,6H),2.29(d,J=5.6Hz,1H),1.66(d,J=6.4Hz,1H),1.39(s,18H)。
ESI-MS:436.2[M+H]+。
(実施例0-20)
(中間体20:7-(ジメトキシメチル)-4-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
室温で、((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)アミノ)二ギ酸t-ブチル(中間体19、7.128g、14.6mmol)を塩化水素・メタノール溶液(3M、20mL)に溶解させ、2時間撹拌した。
その後、得られた溶液を飽和炭酸ナトリウム溶液(200mL)に入れ、ジクロロメタン/イソプロパノール混合溶媒(200mL×2)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させ、中間体20を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:236.1[M+H]+。
(実施例0-21)
(中間体21:7-(ジメトキシメチル)-4-メトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
(第1ステップ:4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-7-(ジメトキシメチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体17、1.0g、2.11mmol)、トリエチルアミン(1.07g、10.55mmol)、4-ジメチルアミノピリジン(39mg、0.32mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に炭酸ジ-t-ブチル(1.84g、8.44mmol)を加え、攪拌し続けて3時間反応させた。
反応混合物に水(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-7-(ジメトキシメチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:575.1[M+H]+。
(第2ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
0℃で、4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-7-(ジメトキシメチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(1.21g、2.11mmol)のテトラヒドロフラン(12mL)溶液にフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(1M、4.22mL、4.22mmol)を滴下し、室温で攪拌し続けて1時間反応させた。
反応混合物に水(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、酢酸エチルで溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:337.2[M+H]+。
(第3ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-メトキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
0℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(653mg、1.94mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に水素化ナトリウム(194mg、4.96mmol)を加え、窒素ガス保護雰囲気下で30分間撹拌した後、系中にヨウ化メチル(745mg、5.25mmol)をゆっくりと滴下し、その後、攪拌し続けて4時間反応させた。
反応液を飽和塩化アンモニウム溶液(60mL)に入れて反応をクエンチし、酢酸エチル(60mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を水(50mL)、飽和食塩水(50mL)で順次洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-メトキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:351.1[M+H]+。
(第4ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-メトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
7-(ジメトキシメチル)-4-メトキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(415mg、1.18mmol)、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(447mg、1.78mmol)のメタノール(15mL)溶液を6時間加熱還流した。
その後、得られた溶液を飽和炭酸ナトリウム溶液(200mL)に入れ、酢酸エチル(50mL×2)で抽出し、分液して有機相を得、有機相を飽和食塩水(80mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=20:1~3:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体13を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:251.2[M+H]+。
(実施例0-22)
(中間体22:7-(ジメトキシメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
0℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体17、1.500g、3.16mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(15mL)溶液にナトリウムジ(トリメチルシリル)アミドのテトラヒドロフラン溶液(2M、3.0mL、6.00mmol)を加え、室温で、窒素ガス保護雰囲気下で1時間撹拌した。その後、ヨウ化ナトリウム(0.600g、4.00mmol)及び2-(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(0.9mL、5.09mmol)を加え、40℃で3時間撹拌反応させた。
反応混合物に水(100mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(100mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させ、粗生成物として7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:605.2[M+H]+。
(第2ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
0℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(1.909g、3.16mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液にフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(1M、4.5mL、4.50mmol)を滴下し、室温で攪拌し続けて1時間反応させた。
反応混合物に水(100mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(100mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させ、粗生成物として7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:367.0[M+H]+。
(第3ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
0℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(385mg、1.05mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に水素化ナトリウム(60mg、1.50mmol)を加え、窒素ガス保護雰囲気下で30分間撹拌した。その後、系中にヨウ化ナトリウム(240mg、1.60mmol)及び2-ブロモエチルメチルエーテル(0.2mL、2.13mmol)を加え、40℃で2時間撹拌反応させた。
反応液を飽和塩化アンモニウム溶液(50mL)に入れて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させ、粗生成物として7-(ジメトキシメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:425.2[M+H]+。
(第4ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-(2-メトキシエトキシ)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(445mg、1.05mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液にトリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、1時間撹拌反応させた。
その後、得られた溶液を飽和炭酸ナトリウム溶液(100mL)に入れ、ジクロロメタン(100mL)で抽出し、分液して有機相を得、有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=1:1~純粋な酢酸エチルで勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体22を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:295.1[M+H]+。
(実施例0-23)
(中間体23:7-(ジメトキシメチル)-4-(2-(N,N-ジメチルアミノ)エトキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
中間体17を出発原料とし、中間体22の調製と類似した方法により反応させて中間体23を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:307.9[M+H]+。
(実施例0-24)
(中間体24:N-(2-ヨードエチル)ピロリジンヨウ化水素酸塩の調製)
室温で、トリフェニルホスフィン(4.7g、17.9mmol)及びイミダゾール(1.2g、17.6mmol)のテトラヒドロフラン(90mL)溶液にヨウ素(4.5g、17.7mmol)を加え、30℃で10分間撹拌反応させた後、N-(2-ヒドロキシエチル)ピロリジン(2.0mL、17.1mmol)を加え、4時間撹拌を続けた。析出した白色の固体を吸引濾過し、酢酸エチルで濾過ケーキを洗浄し、中間体24を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:225.8[M+H]+。
(実施例0-25)
(中間体25:N-(2-ヨードエチル)モルホリンヨウ化水素酸塩の調製)
2-モルホリノエタノールを出発原料とし、中間体24の調製と類似した方法により反応させて中間体25を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:242.0[M+H]+。
(実施例0-26)
(中間体26:7-(ジメトキシメチル)-4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
中間体17及び中間体24を出発原料とし、中間体22の調製と類似した方法により反応させて中間体26を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:333.9[M+H]+。
(実施例0-27)
(中間体27:7-(ジメトキシメチル)-4-(2-(モルホリン-4-イル)エトキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
中間体17及び中間体25を出発原料とし、中間体22の調製と類似した方法により反応させて中間体27を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:480.3[M+H]+。
(実施例0-28)
(中間体28:2-((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)オキシ)酢酸メチルの調製)
中間体17を出発原料とし、中間体22の調製と類似した方法により反応させて中間体28を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:309.1[M+H]+。
(実施例0-29)
(中間体29:7-(ジメトキシメチル)-4-(2-(モルホリン-4-イル)-2-オキソエトキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
リフロー温度で、2-((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)オキシ)酢酸メチル(中間体28、37mg、0.12mmol)及びモルホリン(0.5mL、5.75mmol)のメタノール(0.5mL)溶液を72時間撹拌した。その後、反応液を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール=20:1~10:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体29を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:364.1[M+H]+。
(実施例0-30)
(中間体30:7-(ジメトキシメチル)-4-(2-(4-メチルピベラジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
中間体28を出発原料とし、中間体29の調製と類似した方法により反応させて中間体30を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:377.1[M+H]+。
(実施例0-31)
(中間体31:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-2-(ジメチルアミノ)アセトアミドの調製)
0℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体20、100mg、0.43mmol)、N,N-ジメチルグリシン(44mg、0.43mmol)及びHATU(194mg、0.51mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(137mg、1.06mmol)を滴下し、その後、室温で2時間撹拌した。反応終了後、水(20mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、有機相を飽和食塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール=10:1で溶出し、中間体31を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:321.1[M+H]+。
(実施例0-32)
(中間体32:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-1-メチルピペリジン-4-ホルムアミドの調製)
中間体20を出発原料とし、中間体31の調製と類似した方法により反応させて中間体32を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:361.1[M+H]+。
(実施例0-33)
(中間体33:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミドの調製)
中間体20を出発原料とし、中間体31の調製と類似した方法により反応させて中間体33を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:344.1[M+H]+。
(実施例0-34)
(中間体34:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)プロピオンアミドの調製)
中間体20を出発原料とし、中間体31の調製と類似した方法により反応させて中間体34を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:292.2[M+H]+。
(実施例0-35)
(中間体35:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-1-メチルピロリジン-3-ホルムアミドの調製)
中間体20を出発原料とし、中間体31の調製と類似した方法により反応させて中間体35を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:347.1[M+H]+。
(実施例0-36)
(中間体36:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-2-(ピロリジン-1-イル)アセトアミドの調製)
中間体20を出発原料とし、中間体31の調製と類似した方法により反応させて中間体36を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:347.1[M+H]+。
(実施例0-37)
(中間体37:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-2-(t-ブチルジメチルシリルオキシ)アセトアミドの調製)
中間体20を出発原料とし、中間体31の調製と類似した方法により反応させて中間体37を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:408.2[M+H]+。
(実施例0-38)
(中間体38:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-ピリジン-2-ホルムアミドの調製)
中間体20を出発原料とし、中間体31の調製と類似した方法により反応させて中間体38を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:341.1[M+H]+。
(実施例0-39)
(中間体39:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-2-ホルムアミドの調製)
中間体20を出発原料とし、中間体31の調製と類似した方法により反応させて中間体39を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:329.1[M+H]+。
(実施例0-40)
(中間体40:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)エタンスルホンアミドの調製)
0℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体20、50mg、0.21mmol)及びトリエチルアミン(70μL、0.50mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液に、エタンスルホニルクロリド(27mg、0.21mmol)のジクロロメタン(0.5mL)溶液を滴下し、その後、室温で3時間攪拌した。
反応終了後、水(20mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(30mL)で抽出し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(30mL)及び飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール=20:1で溶出し、中間体40を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:328.1[M+H]+。
(実施例0-41)
(中間体41:7-(ジメトキシメチル)-4-(N-メチル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体20、300mg、1.275mmol)及びジヒドロ-3(2H)-フラノン(220mg、2.550mmol)のジクロロメタン(15mL)溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(568mg、2.678mmol)を加え、室温で3時間攪拌を続けた。
反応終了後、反応液を飽和炭酸ナトリウム溶液(50mL)に入れて反応をクエンチし、ジクロロメタン(15mL*3)で抽出し、有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン及びジクロロメタン/メタノール=80:1で勾配溶出し、7-(ジメトキシメチル)-4-(N-(テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:306.1[M+H]+
(第2ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-(N-(テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(280mg、0.917mmol)、4-ジメチルアミノピリジン(45mg、0.367mmol)及びトリエチルアミン(557mg、5.500mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に二炭酸ジ-t-ブチル(600mg、2.750mmol)を加え、30℃で16時間撹拌した。
反応終了後、反応液を水(50mL)に入れて反応をクエンチし、酢酸エチル(15mL*3)で抽出し、有機相を飽和食塩水(50mL*2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、石油エーテル/酢酸エチル=50:1~1:1で勾配溶出し、7-(ジメトキシメチル)-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:406.4[M+H]+
(第3ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-(N-メチル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(350mg、0.863mmol)及びパラホルムアルデヒド(700mg)のジクロロメタン(12mL)溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(700mg、3.302mmol)を加え、35℃で16時間撹拌した。
反応終了後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)に入れて反応をクエンチし、酢酸エチル(15mL*3)で抽出す、有機相を飽和食塩水(50mL*2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、石油エーテル/酢酸エチル=40:1~3:1で勾配溶出し、7-(ジメトキシメチル)-4-(N-メチル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:420.2[M+H]+
(第4ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-(N-メチル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
リフロー温度で、7-(ジメトキシメチル)-4-(N-メチル-N-(テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(280mg、0.667mmol)及びp-トルエンスルホン酸ピリジニウム(335mg、1.335mmol)のメタノール(5mL)溶液を2時間撹拌反応させた。
反応終了後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)に入れて反応をクエンチし、酢酸エチル(15mL*3)で抽出、有機相を飽和食塩水(50mL*2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させ、中間体41を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:319.4[M+H]+
(実施例0-42)
(中間体42:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミドの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミド)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸ベンジルの調製)
室温で、N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミド(中間体33、68mg、0.198mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(50mg、0.388mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液にクロロギ酸ベンジル(35mg、0.205mmol)を加え、室温で1時間撹拌を続けた。
反応終了後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール=20:1で溶出し、7-(ジメトキシメチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミド)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸ベンジルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:478.2[M+H]+
(第2ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-(N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミド)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸ベンジルの調製)
0℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミド)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸ベンジル(46mg、0.10mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に水素化ナトリウム(8mg、0.18mmol)を加え、窒素ガス保護雰囲気下で30分間撹拌した後、系中にヨウ化メチル(28mg、0.20mmol)をゆっくりと滴下し、その後、2時間撹拌を続けた。
反応終了後、反応液を飽和塩化アンモニウム溶液(60mL)に入れて反応をクエンチし、酢酸エチル(30mL)で抽出し、有機相を水(30mL)、飽和食塩水(30mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール=20:1で溶出し、7-(ジメトキシメチル)-4-(N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミド)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸ベンジルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:492.1[M+H]+
(第3ステップ:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミドの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-(N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミド)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸ベンジル(38mg、0.08mmol)のメタノール(3mL)溶液に10%パラジウム/炭素(5mg)を加え、1atmの水素ガス雰囲気下で14時間撹拌した。反応終了後、珪藻土で吸引濾過により不溶物を除去し、濾液を乾燥まで蒸発させ、中間体42を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:358.1[M+H]+
(実施例0-43)
(中間体43:N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)モルホリン-4-カルボキサミドの調製)
窒素ガス保護雰囲気下、0℃で、ビス(トリクロロメチル)カーボネート(214mg、0.72mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液にトリエチルアミン(0.89mL、6.40mmol)及びモルホリン(174mg、2.00mmol)を順次滴下し、室温で1時間撹拌した。その後、反応系に7-(ジメトキシメチル)-4-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体20、50mg、0.21mmol)を加え、室温で14時間攪拌を続けた。
反応終了後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(30mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、有機相を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール=20:1で溶出し、中間体43を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:349.2[M+H]+
(実施例0-44)
(中間体44:1-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-4-メチルピベラジン-2-オンの調製)
(第1ステップ:N-(2-((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)アミノ)エチル)-N-メチルカルバミン酸t-ブチルの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体20、200mg、0.85mmol)及びメチル(2-オキソエチル)カルバミン酸t-ブチル(147mg、0.85mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に氷酢酸を1滴加えて1時間撹拌した。その後、この溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(541mg、2.55mmol)を加え、室温で2時間撹拌を続けた。
反応終了後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(30mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(30mL)で抽出し、有機相を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジクロロメタン/メタノール=20:1で溶出し、N-(2-((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)アミノ)エチル)-N-メチルカルバミン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:393.2[M+H]+
(第2ステップ:N-(2-(2-クロロ-N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)アセトアミド)エチル)-N-メチルカルバミン酸t-ブチルの調製)
窒素ガス保護雰囲気下、0℃で、N-(2-((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)アミノ)エチル)-N-メチルカルバミン酸t-ブチル(180mg、0.46mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液にクロロ酢酸無水物(102mg、0.60mmol)及びトリエチルアミン(0.19mL、1.38mmol)を加え、その後、氷水浴で1時間撹拌を続けた。
反応終了後、反応液に水(30mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(30mL×2)で抽出し、有機相を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、石油エーテル/酢酸エチル=2:1~酢酸エチルで勾配溶出し、N-(2-(2-クロロ-N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)アセトアミド)エチル)-N-メチルカルバミン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:469.2[M+H]+
(第3ステップ:1-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)-4-メチルピベラジン-2-オンの調製)
室温で、N-(2-(2-クロロ-N-(7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-4-イル)アセトアミド)エチル)-N-メチルカルバミン酸t-ブチル(100mg、0.21mmol)のジクロロメタン(4mL)溶液にトリフルオロ酢酸(0.8mL)を加え、2時間撹拌した。
反応終了後、反応液を飽和炭酸ナトリウム溶液(15mL)に入れて5時間攪拌を続けた。その後、水(20mL)を加えて希釈し、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、有機相を水(30mL)及び飽和食塩水(30mL)でそれぞれ1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させ、中間体44を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:333.1[M+H]+
(実施例0-45)
(中間体45:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体16、2.395g、10.1mmol)のアセトニトリル(40mL)溶液にN-ブロモスクシンイミド(1.900g、10.7mmol)を加え、攪拌し続けて1時間反応させた。
反応混合物に水(200mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(200mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(200mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=2:1及び酢酸エチル/ジクロロメタン=5:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:317.1[M+H]+。
(第2ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ビニル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
窒素ガス保護雰囲気下で、100℃で7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ブロモ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(3.017g、9.5mmol)、ビニルボロン酸ピナコールエステル(2.0mL、11.8mmol)、Pd(dppf)Cl2(0.280g、0.38mmol)、リン酸カリウム(4.028g、19.0mmol)、1,4-ジオキサン(36mL)及び水(12mL)の混合物を14時間撹拌した。
その後、室温まで降温し、得られた混合物に水(200mL)を加えて希釈し、酢酸エチル(200mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(200mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=2:1及び酢酸エチルで勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ビニル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:265.1[M+H]+。
(第3ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ビニル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ビニル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(2.245g、8.5mmol)、トリエチルアミン(7.0mL、50.6mmol)、4-ジメチルアミノピリジン(0.250g、2.0mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液に炭酸ジ-t-ブチル(6.0mL、26.1mmol)を加え、3時間攪拌を続けた。
その後、得られた溶液を、乾燥するまで蒸発させ、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、石油エーテル/酢酸エチル=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ビニル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:365.1[M+H]+。
(第4ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ビニル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(2.905g、8.0mmol)、オスミウム酸カリウム(60mg、0.16mmol)、2,6-ジメチルピリジン(2.0mL、17.2mmol)の1,4-ジオキサン(60mL)及び水(20mL)の混合溶液に過ヨウ素酸ナトリウム(6.850g、32.0mmol)を加え、攪拌し続けて14時間反応させた。
反応混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム溶液(200mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(200mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を1Mクエン酸溶液(200mL)、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)及び飽和食塩水(200mL)で順次洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=2:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体45を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:367.1[M+H]+。
(実施例0-46)
(中間体46:7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
中間体17を出発原料とし、中間体45の調製と類似した方法により反応させて中間体46を製造し、関連するテストデータは、以下の通りである。
ESI-MS:603.1[M+H]+。
(実施例0-47)
(中間体47:7-(ジメトキシメチル)-6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
中間体18を出発原料とし、中間体45の調製と類似した方法により反応させて中間体47を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:349.1[M+H]+。
(実施例0-48)
(中間体48:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ビニル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
中間体16を出発原料とし、中間体45の調製と同じ方法により反応させて7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ビニル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンを製造した。
(第2ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-エチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ビニル-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(112mg、0.42mmol)のメタノール(5mL)溶液に10%パラジウム/炭素(15mg)を加え、1atmの水素ガス雰囲気下で2時間撹拌反応させた。反応終了後、珪藻土で吸引濾過により不溶物を除去し、濾液を乾燥まで蒸発させ、中間体48を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:267.1[M+H]+
(実施例0-49)
(中間体49:1-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-4-メチルピベラジン-2-オンの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(中間体45、1.500g、4.1mmol)、2-((2-アミノエチル)(メチル)アミノ)酢酸エチル二塩酸塩(中間体10、2.500g、10.8mmol)及びトリエチルアミン(7.0mL、50.6mmol)の1,2-ジクロロエタン(10mL)溶液を1時間撹拌した。その後、この溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.600g、12.3mmol)を加え、室温で攪拌し続けて16時間反応させた。
反応混合物に炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(200mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(200mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、酢酸エチル及び酢酸エチル/メタノール=50:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:464.8[M+H]+。
(第2ステップ:1-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-4-メチルピベラジン-2-オンの調製)
7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(1.232g、2.7mmol)、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(1.000g、4.0mmol)のメタノール(15mL)溶液を16時間加熱還流した。
得られた溶液を飽和炭酸ナトリウム溶液(200mL)に入れ、ジクロロメタン(200mL×2)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=20:1~10:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体49を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:333.2[M+H-MeOH]+。
(実施例0-50)
(中間体50:1-((7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-4-メチルピベラジン-2-オンの調製)
中間体46及び中間体10を出発原料とし、中間49の調製と類似した方法により反応させて中間体50を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:601.2[M+H]+。
(実施例0-51)
(中間体51:1-((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-4-メチルピベラジン-2-オンの調製)
中間体47及び中間体10を出発原料とし、中間体49の調製と類似した方法により反応させて中間体51を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:347.1[M+H]+。
(実施例0-52)
(中間体52:1-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)モルホリン-3-オンの調製)
中間体45及び中間体11を出発原料とし、中間体49の調製と類似した方法により反応させて中間体52を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:352.4[M+H]+。
(実施例0-53)
(中間体53:1-((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)モルホリン-3-オンの調製)
中間体47及び中間体11を出発原料とし、中間体49の調製と類似した方法により反応させて中間体53を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:334.1[M+H]+。
(実施例0-54)
(中間体54:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチルピベラジン-1-イル)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチルピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(中間体45、100mg、0.27mmol)、4-メチルピベラジン(40mg、0.40mmol)の1,2-ジクロロエタン(1mL)溶液を1時間撹拌した。その後、この溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(90mg、0.42mmol)を加え、室温で攪拌し続けて16時間反応させた。
反応混合物に炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(200mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(200mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、酢酸エチル及び酢酸エチル/メタノール=50:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチルピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:451.2[M+H]+。
(第2ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチルピベラジン-1-イル)メチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジンの調製)
7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチルピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(112mg、0.25mmol)、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(100mg、0.40mmol)のメタノール(5mL)溶液を3時間加熱還流した。
得られた溶液を飽和炭酸ナトリウム溶液(200mL)に入れ、ジクロロメタン(200mL×2)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=20:1~10:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体54を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:351.2[M+H]+。
(実施例0-55)
(中間体55:3-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-1,3-オキサゼパン-2-オンの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-(((4-ヒドロキシブチル)アミノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(中間体45、150mg、0.41mmol)、4-アミノ-1-ブタノール(65mg、0.73mmol)の1,2-ジクロロエタン(3mL)溶液を1時間撹拌した。その後、この溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(215mg、1.01mmol)を加え、室温で攪拌し続けて16時間反応させた。
反応混合物に炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(200mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(200mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン及びジクロロメタン/メタノール=10:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-(((4-ヒドロキシブチル)アミノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:440.2[M+H]+。
(第2ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((2-オキソ-1,3-オキサゼパン-3-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-(((4-ヒドロキシブチル)アミノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(147mg、0.33mmol)及びビス(トリクロロメチル)カーボネート(40mg、0.13mmol)の1,2-ジクロロエタン(5mL)溶液にトリエチルアミン(0.2mL、1.45mmol)を滴下し、室温で1時間撹拌した。その後、この混合物を80℃まで加熱して5時間反応を続けた。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=1:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((2-オキソ-1,3-オキサゼパン-3-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:466.2[M+H]+。
(第3ステップ:3-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-1,3-オキサゼパン-2-オンの調製)
7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((2-オキソ-1,3-オキサゼパン-3-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(59mg、0.13mmol)、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(50mg、0.20mmol)のメタノール(5mL)溶液を3時間加熱還流した。
得られた溶液を飽和炭酸ナトリウム溶液(100mL)に入れ、ジクロロメタン(100mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=1:1~酢酸エチルで勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体55を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:334.2[M+H-MeOH]+。
(実施例0-56)
(中間体56:3-((7-(ジメトキシメチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-1,3-オキサゼパン-2-オンの調製)
中間体47を出発原料とし、中間体55の調製と類似した方法により反応させて中間体56を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:348.1[M+H]+。
(実施例0-57)
(中間体57:N-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミドの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((メチルアミノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
室温で7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(中間体45、150mg、0.41mmol)、メチルアミン(32%エタノール溶液、90mg、0.93mmol)及びメチルアミン塩酸塩(60mg、0.89mmol)のメタノール(3mL)溶液を2時間撹拌した。その後、この溶液にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(105mg、1.66mmol)を加え、70℃まで加熱し、攪拌し続けて2時間反応させた。
室温まで冷却した後、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン及びジクロロメタン/メタノール=10:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((メチルアミノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:382.1[M+H]+。
(第2ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルの調製)
0℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((メチルアミノ)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(100mg、0.26mmol)及びトリエチルアミン(0.2mL、1.45mmol)のジクロロメタン(2mL)溶液に、2-(ジメチルアミノ)アセチルクロリド(83mg、0.68mmol)のジクロロメタン(1mL)溶液を加え、室温で2時間撹拌した。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:467.2[M+H]+。
(第3ステップ:N-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ジアザナフタレン-6-イル)メチル)-2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミドの調製)
7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-カルボン酸t-ブチル(113mg、0.24mmol)、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(90mg、0.36mmol)のメタノール(5mL)溶液を3時間加熱還流した。
得られた溶液を飽和炭酸ナトリウム溶液(100mL)に入れ、ジクロロメタン(100mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、中間体57を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:335.2[M+H-MeOH]+。
(実施例0-58)
(中間体58:N-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ジアザナフタレン-6-イル)メチル)-N-メチルアセトアミドの調製)
中間体45を出発原料とし、中間体57の調製と類似した方法により反応させて中間体58を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:292.1[M+H-MeOH]+。
(実施例0-59)
(中間体59:6-アミノ-4-(シス-(2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ニコチノニトリルの調製)
シス-2-アミノシクロペンタノール塩酸塩を出発原料とし、中間体5の調製と類似した方法により反応させて中間体59を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:233.1[M+H]+。
(実施例1)
(化合物1:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
(第1ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
0℃で、ジ(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メタノン(340mg、2.07mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(3.0mL)溶液に6-アミノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ニコチノニトリル(中間体2、400mg、2.07mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。その後、この溶液に7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体16、200mg、0.84mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)溶液及びトリエチルアミン(0.5mL、3.61mmol)を加え、攪拌し続けて16時間反応させた。
反応混合物に水(50mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=1:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:457.2[M+H]+。
(第2ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
室温で、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミド(106mg、0.232mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液に塩酸(3M、4mL)を加え、攪拌し続けて2時間反応させた。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=1:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、化合物1を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.91(s,1H),9.95(s,1H),8.30(s,1H),8.02(d,J=7.6Hz,1H),7.78(d,J=7.6Hz,1H),7.52(s,1H),7.03(t,J=5.6Hz,1H),5.60(dt,J=20.4Hz,J=6.8Hz,1H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.39(dd,J=11.4Hz,5.8Hz,2H),3.29(s,3H),2.81-2.86(m,2H),2.00-2.02(m,2H)。
ESI-MS:411.2[M+H]+。
(実施例2)
(化合物2:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
(第1ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
0℃で、ジ(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メタノン(170mg、1.04mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に6-アミノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ニコチノニトリル(中間体2、200mg、1.04mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。その後、この溶液に7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体17、200mg、0.42mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(2mL)溶液及びトリエチルアミン(0.5mL、3.61mmol)を加え、攪拌し続けて16時間反応させた。
反応混合物に水(50mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=2:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:693.3[M+H]+。
(第2ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
0℃で、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミド(60mg、0.09mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液にフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(1M、0.18mL、0.18mmol)を滴下し、室温で攪拌し続けて1時間反応させた。
反応混合物に水(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:455.2[M+H]+。
(第3ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
室温で、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミド(32mg、0.07mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に塩酸(3M、2mL)を加え、攪拌し続けて2時間反応させた。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、化合物2を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.12(s,1H),9.94(s,1H),8.29(s,1H),8.01(d,J=7.2Hz,1H),7.75(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),7.00(t,J=5.6Hz,1H),6.88(s,1H),5.49(t,J=6.0Hz,1H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.39(dd,J=11.4Hz,5.8Hz,2H),3.29(s,3H),2.45-2.47(m,2H),1.72-1.74(m,2H)。
ESI-MS:409.2[M+H]+。
(実施例3)
(化合物3:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-メトキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体21及び中間体2を出発原料として反応させて化合物3を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.06(s,1H),9.95(s,1H),8.29(s,1H),7.98(d,J=7.2Hz,1H),7.75(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),7.00(t,J=5.8Hz,1H),5.50(t,J=6.4Hz,1H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.47(s,3H),3.40(dd,J=11.6Hz,5.6Hz,2H),3.29(s,3H),2.79-2.83(m,2H),1.60-1.63(m,2H)。
ESI-MS:423.2[M+H]+。
(実施例4)
(化合物4:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
(第1ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
0℃で、ジ(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メタノン(168mg、1.02mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に6-アミノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ニコチノニトリル(中間体2、197mg、1.03mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。その後、この溶液に1-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-4-メチルピベラジン-2-オン(中間体49、149mg、0.41mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を加え、攪拌し続けて16時間反応させた。
反応混合物に水(50mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、酢酸エチル及びジクロロメタン/メタノール=10:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:583.3[M+H]+。
(第2ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
室温で、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミド(107mg、0.18mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液に塩酸(3M、4mL)を加え、攪拌し続けて30分間時間反応させた。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、化合物4を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.90(s,1H),10.13(s,1H),8.31(s,1H),7.64(s,1H),7.53(s,1H),7.03(t,J=5.2Hz,1H),5.55-5.65(m,1H),4.98(s,2H),3.54(t,J=5.8Hz,2H),3.41(m,2H),3.30(s,3H),3.29(m,2H),3.07(s,2H),2.86(qd,J=6.8Hz,2.0Hz,2H),2.62(t,J=5.4Hz,2H),2.25(s,3H),2.45(qd,J=6.8Hz,2.0Hz,2H)。
ESI-MS:537.3[M+H]+。
(実施例5)
(化合物5:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-ヒドロキシ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
(第1ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
0℃で、ジ(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)メタノン(317mg、1.94mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に6-アミノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ニコチノニトリル(中間体2、372mg、1.94mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。その後、この溶液に1-((7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-4-メチルピベラジン-2-オン(中間体50、465mg、0.77mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を加え、攪拌し続けて16時間反応させた。
反応混合物に水(50mL)を加えて反応をクエンチし、ジクロロメタン(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、酢酸エチル及びジクロロメタン/メタノール=10:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:820.2[M+H]+。
(第2ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
0℃で、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-((t-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミド(250mg、0.31mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液にフッ化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液(1M、0.6mL、0.60mmol)を滴下し、室温で攪拌し続けて1時間反応させた。
反応混合物に水(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:581.2[M+H]+。
(第3ステップ:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-ヒドロキシ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
室温で、N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-ヒドロキシ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミド(55mg、0.095mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液に塩酸(3M、4mL)を加え、攪拌し続けて30分間時間反応させた。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、化合物5を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.10(s,1H),10.11(s,1H),8.29(s,1H),7.72(s,1H),7.53(s,1H),6.99(t,J=5.4Hz,1H),6.89(s,1H),5.46(t,J=6.2Hz,1H),4.96(s,2H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.39(dd,J=11.0Hz,5.8Hz,2H),3.29(s,3H),3.27(m,2H),3.05(s,2H),2.61(t,J=5.2Hz,2H),2.48(m,2H),2.24(s,3H),1.72-1.74(m,2H)。
ESI-MS:535.3[M+H]+。
(実施例6)
(化合物6:(R)-N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体49及び中間体3を出発原料として反応させて化合物6を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.90(s,1H),10.13(s,1H),8.31(s,1H),7.64(s,1H),7.56(s,1H),6.69(d,J=7.6Hz,1H),5.59(dt,J=20.4Hz,6.4Hz,1H),4.98(s,2H),3.95-4.02(m,1H),3.83-4.90(m,1H),3.50(dd,J=9.6Hz,6.4Hz,1H),3.39(dd,J=9.6Hz,5.6Hz,1H),3.31(s,2H),3.30(s,3H),3.06(s,2H),2.85(m,2H),2.62(t,J=5.6Hz,2H),2.25(s,3H),2.01-2-03(m,2H),1.20(d,J=7.6Hz,3H)。ESI-MS:551.2[M+H]+。
(実施例7)
(化合物7:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチルピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体54及び中間体2を出発原料として反応させて化合物7を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.90(s,1H),10.20(s,1H),8.30(s,1H),7.96(s,1H),7.53(s,1H),7.02(t,J=5.8Hz,1H),5.59(dt,J=20.4Hz,6.6Hz,1H),3.90(s,2H),3.54(t,J=5.8Hz,2H),3.40(dd,J=11.0Hz,5.4Hz,2H),3.30(s,3H),2.81-2.87(m,2H),2.47-2.48(m,4H),2.33-2.34(m,4H),2.18(s,3H),2.02-2.04(m,2H)。
ESI-MS:523.3[M+H]+。
(実施例8)
(化合物8:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((2-(ジメチルアミノ)-N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体57及び中間体2を出発原料として反応させて化合物8を製造し、関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.91(s,1H),10.11(s,1H),8.30(s,1H),7.61(s,1H),7.52(s,1H),7.05(t,J=5.4Hz,1H),5.54-5.63(m,1H),4.94(s,2H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.40(dd,J=11.2Hz,J=5.6Hz,2H),3.29(s,3H),3.06(s,2H),2.85-2.87(m,2H),2.31(s,6H),2.00-2.02(m,2H)。
ESI-MS:539.3[M+H]+。
(実施例9)
(化合物9:N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
(第1ステップ:N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
室温で、ジ(トリクロロメチル)カーボネート(33mg、0.110mmol)のテトラヒドロフラン(2.5mL)溶液にトリエチルアミン(89mg、0.879mmol)及び1-((7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-6-イル)メチル)-4-メチルピベラジン-2-オン(中間体49、100mg、0.275mmol)を加え、その後、窒素ガス保護雰囲気下で1時間撹拌して中間体4を得た。その後、この系に6-アミノ-4-(2-メトキシエトキシ)ニコチノニトリル(中間体6、64mg、0.330mmol)を加え、攪拌し続けて2時間反応させた。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=1:1及び酢酸エチル/メタノール=10:1で勾配溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:584.3[M+H]+。
(第2ステップ:N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
室温で、N-(5-シアノ-4-(2-メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミド(20mg、0.034mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に塩酸(3M、3mL)を加え、攪拌し続けて30分間反応させた。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、ジクロロメタン/メタノール=10:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、化合物9を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.25(s,1H),10.16(s,1H),8.64(s,1H),7.94(s,1H),7.66(s,1H),5.58(dt,J=20.4Hz,6Hz,1H),4.98(s,2H),4.36(t,J=4Hz,2H),3.75(t,J=4Hz,2H),3.35(s,3H),3.29-3.31(m,2H),3.05(s,2H),2.84-2.89(m,2H),2.61(t,J=5.2Hz,2.0Hz,2H),2.24(s,3H),2.01-2.06(m,2H)。
ESI-MS:538.2[M+H]+。
(実施例10)
(化合物10:N-(5-シアノ-4-((テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例9における化合物9の調製と類似した方法に従って、中間体49及び中間体4を出発原料として反応させて化合物10を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.93(s,1H),10.13(s,1H),8.34(s,1H),7.64(s,1H),7.53(s,1H),7.18(d,J=5.2Hz,1H),5.59(dt,J=20Hz,6.8Hz,1H),4.98(s,2H),3.85-3.93(m,2H),3.71-3.79(m,2H),3.31(s,3H),3.06(s,2H),2.83-2.88(m,2H),2.62(t,J=5.6Hz,2H),2.25(s,3H),2.02(m,2H)。
ESI-MS:549.2[M+H]+。
(実施例11)
(化合物11:N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例9における化合物9の調製と類似した方法に従って、中間体49及び中間体5を出発原料として反応させて化合物11を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz)、δ12.89(s,1H),10.12(s,1H),8.30(s,1H),7.63(s,1H),7.60(s,1H),6.96(d,J=7.2Hz,1H),5.58(dt,J=20.4Hz,6.6Hz,1H),4.97(s,2H),3.75-3.82(m,2H),3.30(m,2H),3.27(s,3H),3.05(s,2H),2.82-2.87(m,2H),2.61(t,J=5.4Hz,2H),2.24(s,3H),2.00-2.02(m,2H),1.86-1.95(m,2H),1.58-1.73(m,4H)。
ESI-MS:577.2[M+H]+。
キラル分離条件:装置SFC、カラム:chiralpak-AS、移動相:CO2-EtOH。SFC機器において保持時間が短いものをP1と命名し、保持時間が長いものをP2と命名した。P1及びP2の一方は、化合物11Aであり、他方は、化合物11Bである。
(実施例12)
(化合物12:N-(5-シアノ-4-(((シス)-2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例9における化合物9の調製と類似した方法に従って、中間体49及び中間体59を出発原料として反応させて化合物12を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:577.2[M+H]+。
キラル分離条件:装置SFC、カラム:chiralpak-AS、移動相:CO2-EtOH。SFC機器において保持時間が短いものをP1と命名し、保持時間が長いものをP2と命名した。P1及びP2の一方は、化合物12Aであり、他方は、化合物12Bである。
(実施例13)
(化合物13:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((3-オキソモルホリニル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例9における化合物9の調製と類似した方法に従って、中間体52及び中間体2を出発原料として反応させて化合物13を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:524.5[M+H]+。
(実施例14)
(化合物14:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((2-オキソ-1,3-オキサゼパン-3-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例9における化合物9の調製と類似した方法に従って、中間体55及び中間体2を出発原料として反応させて化合物14を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.91(s,1H),10.10(s,1H),8.30(s,1H),7.75(s,1H),7.52(s,1H),7.05(t,J=5.8Hz,1H),5.60(m,1H),4.85(s,2H),4.07(s,2H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.39(m,4H),3.29(s,3H),2.86(m,2H),2.02-2.03(m,2H),1.78-1.79(m,2H),1.62(m,2H)。
ESI-MS:538.3[M+H]+。
(実施例15)
(化合物15:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((N-メチルアセトアミド)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例9における化合物9の調製と類似した方法に従って、中間体58及び中間体2を出発原料として反応させて化合物15を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:495.2[M+H]+。
(実施例16)
(化合物16:N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例9における化合物9の調製と類似した方法に従って、中間体49及び2-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ピリジンを出発原料として反応させて化合物16を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.25(s,1H),10.19(s,1H),8.79(s,1H),8.29(d,J=8.8Hz,1H),8.24(dd,J=8.8Hz,2.0Hz,1H),7.67(s,1H),5.51(dt,J=20.4Hz,6.4Hz,1H),4.99(s,2H),3.31(s,2H),3.07(s,2H),2.85-2.90(m,2H),2.62(t,J=5.6Hz,2H),2.25(s,3H),2.02-2.08(m,2H)。
ESI-MS:507.2[M+H]+。
(実施例17)
(化合物17:N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例5における化合物5の調製と類似した方法に従って、中間体49及び中間体9を出発原料として反応させて化合物16を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.87(s,1H),10.12(s,1H),8.29(s,1H),7.63(s,1H),7.57(s,1H),6.84(d,J=6.8Hz,1H),5.83-5.54(m,1H),4.97(s,2H),4.93(d,J=4.8Hz,1H),4.11-4.04(m,1H),3.64-3.55(m,1H),3.30(t,J=4.0Hz,2H),3.05(s,2H),2.87-2.82(dd,J=13.8Hz,7.0Hz,2H),2.6(t,J=5.2Hz,2H),3.17(s,3H),2.15-2.06(m,1H),2.04-1.99(dd,J=14.8Hz,7.2Hz,2H),1.92-1.84(m,1H),1.75-1.60(m,2H),1.55-1.45(m,2H)。
ESI-MS:563.3[M+H]+。
(実施例18)
(化合物18:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体51及び中間体2を出発原料として反応させて化合物18を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.23(s,1H),10.09(s,1H),8.29(s,1H),7.55(s,1H),7.53(s,1H),7.00(t,J=5.4Hz,1H),5.51-5.55(dd,J=11.2Hz,5.2Hz,1H),4.91(s,2H),3.63(dd,J=11.2Hz,5.2Hz,1H),3.53(t,J=5.6Hz,2H),3.39(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.29(s,3H),3.27-3.30(m,2H),3.06(s,2H),2.61-2.65(m,4H),2.24(s,3H),1.45(dd,J=7.0Hz,2.6Hz,2H)。
ESI-MS:519.1[M+H]+。
(実施例19)
(化合物19:N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
(第1ステップ:7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ギ酸フェニルの調製)
-15℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン(中間体16、100mg、0.42mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液にLiHMDS(1M、0.6mL、0.60mmol)を加え、0℃で1時間撹拌した。
反応終了後、反応液に飽和塩化アンモニウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=5:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ギ酸フェニルを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:359.3[M+H]+。
(第2ステップ:N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-(ジメトキシメチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
-15℃で、7-(ジメトキシメチル)-4-フルオロ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ギ酸フェニル(45mg、0.13mmol)及び6-アミノ-4-(トランス-(2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ニコチノニトリル(中間体5、44mg、0.19mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液にLiHMDS(1M、0.6mL、0.60mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。
反応終了後、反応液に飽和塩化アンモニウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=4:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-(ジメトキシメチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドを得た。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:497.5[M+H]+。
(第3ステップ:N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
室温で、N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-(ジメトキシメチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミド(79mg、0.16mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に塩酸(3M、2mL)を加え、攪拌し続けて1時間反応させた。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を加えて反応をクエンチし、酢酸エチル(50mL)で抽出し、分液して有機相を得、この有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムにより乾燥し、吸引濾過し、乾燥するまで蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより残留物を精製し、石油エーテル/酢酸エチル=3:1で溶出し、生成物を含有する溶出画分を濃縮して、化合物19を得た。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.91(s,1H),9.96(s,1H),8.30(s,1H),8.02(d,J=7.6Hz,1H),7.78(d,J=7.6Hz,1H),7.61(s,1H),6.97(d,J=6.8Hz,1H),5.60(dt,J=20.4Hz,6.6Hz,1H),3.82-3.79(m,1H),3.78-3.73(m,1H),3.27(s,3H),2.86-2.81(m,2H),2.10-2.05(m,1H),2.03-1.98(m,2H),1.93-1.86(m,1H),1.73-1.56(m,4H)。
ESI-MS:451.4[M+H]+。
(実施例20)
(化合物20:N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例9における化合物9の調製と類似した方法に従って、中間体16及び中間体9を出発原料として反応させて化合物20を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.88(s,1H),9.96(s,1H),8.29(s,1H),8.02(d,J=7.6Hz,1H),7.78(d,J=7.6Hz,1H),7.58(s,1H),6.83(d,J=6.8Hz,1H),5.65-5.57(m,1H),4.93(d,J=4.8Hz,1H),4.11-4.05(m,1H),3.64-3.58(m,1H),2.86-2.80(m,2H),2.15-2.07(m,1H),2.04-1.98(m,2H),1.92-1.84(m,1H),1.72-1.63(m,2H),1.55-1.46(m,2H)。
ESI-MS:437.2[M+H]+。
(実施例21)
(化合物21:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-7-ホルミル-6-エチル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体48及び中間体2を出発原料として反応させて化合物21を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ12.97(s,1H),10.09(s,1H),8.28(s,1H),7.85(s,1H),7.51(s,1H),7.01(t,J=5.6Hz,1H),5.57(dt,J=20.4Hz,6.4Hz,1H),3.53(t,J=6Hz,2H),3.39(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.29(s,3H),3.06(q,J=7.6Hz,2H),2.84(dd,J=6.8Hz,2.0Hz,2H),2.01(dd,J=6.8Hz,2.0Hz,2H),1.2(t,J=7.6Hz,3H)。
ESI-MS:439.2[M+H]+。
(実施例22)
(化合物22:N-(5-シアノ-4-((2-(2-メトキシエトキシ)エチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-メトキシ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体21及び中間体7を出発原料として反応させて化合物22を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.06(s,1H),9.95(s,1H),8.30(s,1H),7.98(d,J=7.6Hz,1H),7.74(s,J=7.6Hz,1H),7.54(s,J、1H),6.98(t,J=5.6Hz,1H),5.50(t,J=6.4Hz,1H),3.61(t,J=5.6Hz,2H),3.55-3.58(m,2H),3.47(s,3H),3.44-3.46(m,2H),3.39(q,J=5.6Hz,2H),3.24(s,3H),2.82(m,2H),1.61(dd,J=6.8Hz,2.4Hz,2H)。
ESI-MS:467.0[M+H]+。
(実施例23)
(化合物23:N-(5-シアノ-4-(アゼチジン-3-イルアミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-フルオロ-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体16及び中間体8を出発原料として反応させて化合物23を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:408.0[M+H]+。
(実施例24)
(化合物24:(R)-N-(5-シアノ-4-((1-メトキシプロパン-2-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体51及び中間体3を出発原料として反応させて化合物24を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.22(s,1H),10.09(s,1H),8.29(s,1H),7.57(s,1H),7.56(s,1H),6.61(d,J=8.4Hz,1H),5.53(dd,J=11.2Hz,5.2Hz,1H),4.91(s,2H),3.85(dt,J=13.6Hz,6.4Hz,1H),3.62(dt,J=6.0Hz,5.2Hz,1H),3.49(dd,J=9.6Hz,6.4Hz,1H),3.39(dd,J=9.8Hz,5.8Hz,1H),3.29(s,3H),3.29-3.28(m,2H),3.08(s,2H),2.66-2.59(m,4H),2.25(s,3H),1.46(dd,J=7.2Hz,2.4Hz,2H),1.19(d,J=6.8Hz,3H)。
ESI-MS:533.2[M+H]+。
(実施例25)
(化合物25:N-(5-シアノ-4-(メトキシエトキシ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体51及び中間体6を出発原料として反応させて化合物25を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.58(s,1H),10.13(s,1H),8.62(s,1H),7.95(s,1H),7.58(s,1H),5.54(dd,J=11.2Hz,5.2Hz,1H),4.92(s,2H),4.35(t,J=4.4Hz,2H),3.75(t,J=4.4Hz,2H),3.64(dt,J=6.0Hz,5.2Hz,1H),3.35(s,3H),3.31-3.29(m,2H),3.08(s,2H),2.65-2.61(m,4H),2.25(s,3H),1.48(dd,J=7.2Hz,2.4Hz,2H)。
ESI-MS:520.2[M+H]+。
(実施例26)
(化合物26:N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体51及び中間体5を出発原料として反応させて化合物26を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.22(s,1H),10.09(s,1H),8.29(s,1H),7.61(s,1H),7.55(s,1H),6.92(d,J=7.2Hz,1H),5.53(dd,J=11.2Hz,5.2Hz,1H),4.91(s,2H),3.83-3.80(m,1H),3.78-3.73(m,1H),3.63(dt,J=6.4Hz,5.2Hz,1H),3.30-3.28(m,2H),3.27(s,3H),3.07(s,2H),2.66-2.59(m,4H),2.25(s,3H),2.09-2.03(m,1H),1.93-1.86(m,1H),1.74-1.55(m,4H),1.45(dd,J=7.0Hz,2.6Hz,2H)。
ESI-MS:559.2[M+H]+。
(実施例27)
(化合物27:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((3-オキソモルホリニル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体53及び中間体2を出発原料として反応させて化合物27を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.22(s,1H),10.09(s,1H),8.29(s,1H),7.65(s,1H),7.54(s,1H),6.98(t,J=5.8Hz,1H),5.54(dd,J=11.2Hz,5.2Hz,1H),4.95(s,2H),4.16(s,2H),3.89(t,J=5.0Hz,2H),3.65(dt,J=6.0Hz,5.2Hz,1H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.40-3.39(m,2H),3.36(t,J=5.0Hz,2H),3.29(s,3H),3.29-3.28(m,2H),2.65-2.60(m,2H),1.46(dd,J=7.0Hz,2.6Hz,2H)。
ESI-MS:506.2[M+H]+。
(実施例28)
(化合物28:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((2-オキソ-1,3-オキサゼパン-3-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体56及び中間体2を出発原料として反応させて化合物28を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.23(s,1H),10.07(s,1H),8.29(s,1H),7.73(s,1H),7.53(s,1H),6.98(t,J=5.6Hz,1H),5.54(dd,J=11.6Hz,5.2Hz,1H),4.81(s,2H),4.09(t,J=5.2Hz,2H),3.68(dt,J=6.0Hz,5.2Hz,1H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.42-3.37(m,2H),3.29(s,3H),3.29-3.28(m,2H),2.65-2.60(m,2H),1.79-1.75(m,2H),1.64-1.60(m,2H),1.46(dd,J=7.0Hz,2.6Hz,2H)。
ESI-MS:520.3[M+H]+。
(実施例29)
(化合物29:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体23及び中間体2を出発原料として反応させて化合物29を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.07(s,1H),9.95(s,1H),8.30(s,1H),8.05(d,J=7.6Hz,1H),7.77(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),7.02(t,J=4.8Hz,1H),5.50(t,J=6.2Hz,1H),3.75(t,J=5.4Hz,2H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.8Hz,2H),3.29(s,3H),2.84-2.80(m,2H),2.72-2.65(m,2H),2.32(s,6H),1.66(dd,J=6.8Hz,2.0Hz,2H)。
ESI-MS:408.1[M+H]+。
(実施例30)
(化合物30:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2-(ジメチルアミノ)アセトアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体31及び中間体2を出発原料として反応させて化合物30を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.16(s,1H),9.94(s,1H),8.76(s,1H),8.29(s,1H),7.70(d,J=7.6Hz,1H),7.64(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),7.00(t,J=5.6Hz,1H),5.61(t,J=5.6Hz,1H),3.52(t,J=5.6Hz,2H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.29(s,3H),3.03(s,2H),2.52(m,2H),2.30(s,6H),1.92(dd,J=7.2Hz,2.4Hz,2H)。
ESI-MS:493.1[M+H]+。
(実施例31)
(化合物31:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(1-メチルピペリジン-4-ホルムアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体32及び中間体2を出発原料として反応させて化合物31を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:533.2[M+H]+。
(実施例32)
(化合物32:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体33及び中間体2を出発原料として反応させて化合物32を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.18(s,1H),9.95(s,1H),8.98(s,1H),8.30(s,1H),8.21(s,1H),7.94(s,1H),7.70(d,J=7.6Hz,1H),7.61(d,J=7.6Hz,1H),7.56(s,1H),7.02(t,J=5.6Hz,1H),5.65(t,J=5.6Hz,1H),3.89(s,3H),3.54(t,J=5.6Hz,2H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.30(s,3H),2.60(m,2H),1.99(dd,J=7.2Hz,2.4Hz,2H)。
ESI-MS:516.1[M+H]+。
(実施例33)
(化合物33:N-(5-シアノ-4-(((トランス)-2-メトキシシクロペンチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2-(ジメチルアミノ)アセトアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体31及び中間体5を出発原料として反応させて化合物33を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:533.1[M+H]+。
(実施例34)
(化合物34:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(メチル(テトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体41及び中間体2を出発原料として反応させて化合物34を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.17(s,1H),9.95(s,1H),8.29(s,1H),7.97(d,J=7.2Hz,1H),7.75(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),6.99(t,J=5.4Hz,1H),5.49(t,J=6.0Hz,1H),3.83-3.77(m,2H),3.62-3.50(m,4H),3.42-3.37(m,2H),3.29(s,3H),2.63(dd,J=9.0Hz,5.8Hz,2H),2.27(s,3H),2.26(m,1H),1.56-1.54(m,2H),1.27-1.25(m,2H)。
ESI-MS:492.2[M+H]+。
(実施例35)
(化合物35:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2-(ピロリジン-1-イル)エトキシ)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体26及び中間体2を出発原料として反応させて化合物35を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.06(s,1H),9.96(s,1H),8.30(s,1H),8.16(d,J=7.6Hz,1H),7.76(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),7.02(t,J=5.4Hz,1H),5.52(t,J=6.2Hz,1H),3.94(m,2H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.4Hz,2H),3.29(s,3H),3.29-3.28(m,2H),2.89-2.85(m,2H),2.51-2.50(m,4H),1.92-1.91(m,4H),1.68(dd,J=6.8Hz,2.0Hz,2H)。
ESI-MS:505.8[M+H]+。
(実施例36)
(化合物36:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2-メトキシエトキシ)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体22及び中間体2を出発原料として反応させて化合物36を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.06(s,1H),9.95(s,1H),8.29(s,1H),8.02(d,J=7.6Hz,1H),7.76(d,J=7.6Hz,1H),7.53(s,1H),7.00(t,J=5.6Hz,1H),5.50(t,J=6.4Hz,1H),3.78-3.75(m,2H),3.61-3.59(m,2H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.33(s,3H),3.29(s,3H),2.77(dt,J=6.8Hz,2.0Hz,2H),1.67(dd,J=6.8Hz,2.0Hz,2H)。
ESI-MS:467.2[M+H]+。
(実施例37)
(化合物37:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-プロピオンアミド-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体34及び中間体2を出発原料として反応させて化合物37を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.16(s,1H),9.94(s,1H),8.75(s,1H),8.30(s,1H),7.70(d,J=7.6Hz,1H),7.62(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),7.00(t,J=5.6Hz,1H),5.61(t,J=5.8Hz,1H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.40(dt,J=6.0Hz,5.2Hz,2H),3.29(s,3H),2.48-2.46(m,2H),2.27(q,J=7.6Hz,2H),1.90(dd,J=7.2Hz,2.4Hz,2H),1.08(t,J=7.6Hz,3H)。
ESI-MS:464.2[M+H]+。
(実施例38)
(化合物38:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-エタンスルホンアミド-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体40及び中間体2を出発原料として反応させて化合物38を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.14(s,1H),9.95(s,1H),8.34(s,1H),8.30(s,1H),8.09(d,J=7.6Hz,1H),7.81(d,J=7.6Hz,1H),7.53(s,1H),7.02(t,J=5.6Hz,1H),5.60(t,J=6.0Hz,1H),3.53(t,J=6.0Hz,2H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.29(s,3H),3.18(q,J=7.2Hz,2H),2.74(dt,J=6.8Hz,2.4Hz,2H),1.80(dt,J=6.8Hz,2.4Hz,2H),1.31(t,J=7.2Hz,3H)。
ESI-MS:500.1[M+H]+。
(実施例39)
(化合物39:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2-(モルホリン-4-イル)エトキシ)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体27及び中間体2を出発原料として反応させて化合物39を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.06(s,1H),9.95(s,1H),8.29(s,1H),8.08(d,J=7.2Hz,1H),7.76(d,J=7.6Hz,1H),7.53(s,1H),7.01(t,J=5.6Hz,1H),5.50(t,J=6.2Hz,1H),3.74(t,J=5.6Hz,2H),3.60(t,J=4.6Hz,4H),3.53(t,J=5.6Hz,2H),3.39(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.29(s,3H),2.78(dt,J=6.6Hz,2.0Hz,2H),2.62(t,J=5.8Hz,2H),2.50-2.46(m,4H),1.67(dd,J=6.8Hz,2.0Hz,2H)。
ESI-MS:522.3[M+H]+。
(実施例40)
(化合物40:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(1-メチルピロリジン-3-ホルムアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体35及び中間体2を出発原料として反応させて化合物40を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.15(s,1H),9.95(s,1H),9.04(s,1H),8.30(s,1H),7.70(d,J=7.6Hz,1H),7.64(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),7.02(t,J=5.6Hz,1H),5.62(t,J=5.8Hz,1H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.42-3.39(m,3H),3.29(s,3H),2.63(s,3H),2.52(m,4H),2.22-2.12(m,4H),1.93-1.91(m,2H),1.23(t,J=7.2Hz,2H)。
ESI-MS:519.2[M+H]+。
(実施例41)
(化合物41:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2(ピロリジン-1-イル)アセトアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体36及び中間体2を出発原料として反応させて化合物41を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.16(s,1H),9.95(s,1H),8.80(s,1H),8.30(s,1H),7.71(d,J=7.6Hz,1H),7.65(d,J=7.6Hz,1H),7.55(s,1H),7.01(t,J=5.4Hz,1H),5.61(t,J=5.8Hz,1H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.29(s,3H),3.29(s,2H),2.72(m,2H),2.55(m,4H),1.92(dd,J=7.4Hz,2.2Hz,2H),1.79(m,4H)。
ESI-MS:519.2[M+H]+。
(実施例42)
(化合物42:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(N,1-ジメチル-1H-ピラゾール-4-ホルムアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体42及び中間体2を出発原料として反応させて化合物42を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:530.1[M+H]+。
(実施例43)
(化合物43:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-(4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体44及び中間体2を出発原料として反応させて化合物43を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.12(s,1H),9.95(s,1H),8.34(s,1H),8.30(s,1H),7.71(d,J=7.6Hz,1H),7.56-7.55(m,2H),7.01(t,J=5.6Hz,1H),5.58(t,J=5.8Hz,1H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.29(s,3H),3.20-3.00(m,4H),2.83-2.71(m,3H),2.73(dd,J=10.4Hz,6.0Hz,1H),2.31(s,3H),2.14(t,J=5.2Hz,1H),1.81(t,J=5.2Hz,1H)。
ESI-MS:505.2[M+H]+。
(実施例44)
(化合物44:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-4-(モルホリン-4-ホルムアミド)-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体43及び中間体2を出発原料として反応させて化合物44を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.18(s,1H),9.95(s,1H),8.30(s,1H),7.72(d,J=7.6Hz,1H),7.64(d,J=7.6Hz,1H),7.55(s,1H),7.48(s,1H),7.00(t,J=5.6Hz,1H),5.60(t,J=5.6Hz,1H),3.61(t,J=3.6Hz,4H),3.53(t,J=6.0Hz,2H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.36(t,J=4.8Hz,4H),3.29(s,3H),2.50(m,2H),1.88(dd,J=7.2Hz,2.4Hz,2H)。
ESI-MS:521.2[M+H]+。
(実施例45)
(化合物45:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2-(モルホリン-4-イル)-2-オキソエトキシ)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体29及び中間体2を出発原料として反応させて化合物45を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.07(s,1H),9.96(s,1H),8.30(s,1H),8.07(d,J=7.2Hz,1H),7.78(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),7.01(t,J=5.6Hz,1H),5.49(t,J=6.4Hz,1H),4.49(s,2H),3.58(m,4H),3.53(t,J=5.6Hz,2H),3.46(t,J=4.8Hz,4H),3.40(dt,J=5.6Hz,5.2Hz,2H),3.29(s,3H),2.83(dt,J=6.8Hz,2.4Hz,2H),1.64(dd,J=7.2Hz,2.4Hz,2H)。
ESI-MS:536.3[M+H]+。
実施例46
化合物46:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2-(4-メチルピベラジン-1-イル)-2-オキソエトキシ)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製
実施例4における化合物4の調製と類似した方法に従って、中間体30及び中間体2を出発原料として反応させて化合物46を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
ESI-MS:549.3[M+H]+。
(実施例47)
(化合物47:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(2-ヒドロキシアセトアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例2における化合物2の調製と類似した方法に従って、中間体37及び中間体2を出発原料として反応させて化合物47を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.17(s,1H),9.95(s,1H),8.78(s,1H),8.30(s,1H),7.71(d,J=7.6Hz,1H),7.66(d,J=7.6Hz,1H),7.54(s,1H),7.02(t,J=5.2Hz,1H),5.61(t,J=6Hz,1H),3.96(s,2H),3.53(t,J=6.0Hz,2H),3.40(dt,J=5.2Hz,5.2Hz,2H),3.29(s,3H),2.56(m,2H),1.92(m,2H)。
ESI-MS:466.1[M+H]+。
(実施例48)
(化合物48:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(ピリジン-2-ホルムアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体38及び中間体2を出発原料として反応させて化合物48を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.18(s,1H),9.95(s,1H),9.79(s,1H),8.73(dt,J=4.8Hz,1.2Hz,1H),8.31(s,1H),8.04-8.07(m,2H),7.69(d,J=7.6Hz,1H),7.67(dd,J=8.8Hz,2.4Hz,1H),7.64(d,J=7.6Hz,1H),7.56(s,1H),7.01(t,J=5.6Hz,1H),5.65(t,J=5.6Hz,1H),3.54(t,J=6.0Hz,2H),3.41(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.30(s,3H),2.66-2.70(m,2H),2.03(dd,J=7.6Hz,2.4Hz,2H)。
ESI-MS:513.2[M+H]+。
(実施例49)
(化合物49:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-4-(1H-ピラゾール-2-ホルムアミド)-7-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2,4-メチレン-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミドの調製)
実施例1における化合物1の調製と類似じた方法に従って、中間体39及び中間体2を出発原料として反応させて化合物49を製造した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.18(s,1H),11.51(s,1H),9.95(s,1H),8.91(s,1H),8.31(s,1H),7.71(d,J=7.6Hz,1H),7.65(d,J=7.6Hz,1H),7.56(s,1H),7.01(t,J=5.6Hz,1H),6.95(s,1H),6.93(s,1H),6.15(s,1H),5.66(t,J=5.6Hz,1H),3.54(t,J=6.0Hz,2H),3.41(dt,J=5.6Hz,5.6Hz,2H),3.30(s,3H),2.63-2.60(m,2H),2.00(dd,J=7.6Hz,2.4Hz,2H)。
ESI-MS:501.2[M+H]+。
(比較例)
(陽性化合物:N-(5-シアノ-4-((2-メトキシエチル)アミノ)ピリジン-2-イル)-7-ホルミル-6-((4-メチル-2-オキソピベラジン-1-イル)メチル)-3,4-ジヒドロ-1,8-ナフチリジン-1(2H)-ホルムアミド)
WO2016151500A1を参照して陽性化合物を合成した。関連するテストデータは以下の通りである。
1HNMR(DMSO-d6,400MHz),δ13.46(s,1H),10.07(s,1H),8.26(s,1H),7.52(s,1H),7.51(s,1H),6.95(t,J=5.6Hz,1H),4.89(s,2H),3.96(t,J=5.8Hz,2H),3.53(t,J=5.8Hz,2H),3.39(dt,J=5.8Hz,5.6Hz,2H),3.29(s,3H),3.27(t,J=6.0Hz,2H),3.05(s,2H),2.93(t,J=6.0Hz,2H),2.62(t,J=5.6Hz,2H),2.24(s,3H),1.96-1.90(m,2H)。
ESI-MS:507.3[M+H]+。
<生物学的テスト評価>
FGFR4のインビトロの生化学的なキナーゼ阻害アッセイ
FGFR4プロテインキナーゼ検出キットは、Cisbio(HTRF KinEASE-TK kit)から購入される。まず、1xキナーゼ反応バッファを調製し、Echo550で反応プレート(784075、Greiner)の各ウェルに10nL希釈済みの化合物を加え、プレートシーラーで反応プレートをカバーし、1000gで1分間遠心した。1X酵素反応バッファで2XFGFR4を調製し、反応プレートの各ウェルに5μLのキナーゼを加え、プレートシーラーで反応プレートをカバーし、1000gで30秒間遠心し、室温で10分間インキュベートした。1X酵素反応バッファで2x TK-substrate-biotin及びATPの混合液を調製し、反応プレートに5μLのTK-substrate-biotin/ATP混合液を加え、プレートシーラーで反応プレートをカバーし、1000gで30秒間遠心し、室温で40分間反応させた。HTRF検出バッファで2X Sa-XL665及びTK-antibody-Cryptateの混合液を調製し、各ウェルに10μLのSa-XL665及びTK-antibody-Cryptateの混合液を加え、1000gで30秒間遠心し、室温で1時間反応させた。Envision 2104で615nm(Cryptate)及び665nm(XL665)での蛍光信号を読み出した。GraphPad非線形フィッティング式により化合物IC50を計算した。
FGFR4のインビトロ細胞増殖実験(CellTiter-Glo Luminescent Cell Viability Assay、CTG法)
Hep3B肝癌細胞は、北京協和細胞資源センターから購入され、HuH-7肝癌細胞は、上海酵素研究バイオテクノロジー社(EK-Bioscience社)から購入された。細胞濃度を3×104/mLに調整し、96ウェルの透明平底黒色壁のプレートの各ウェルに100μLを加えて、各ウェルに含まれる細胞の数を3000個にした。37℃、5%CO2のインキュベーターで終夜培養した。化合物を希釈した後、細胞入りウェルに加え、さらに細胞培養液を1ウェルあたり200μLになるように加えた。CO2のインキュベーターに入れて培養を続けた。96h後、それぞれの細胞入りウェルから100μLの培養液を取り出し、さらに100μLのCTGを加え、96ウェルプレートをシェーカーに放置して10min振とうし、室温で遮光して45min放置した。MD社のSoftMax Pro i3Xマイクロプレート検出器によりデータを読み出し、さらにソフトウェアGraphPad Prism 5.0によりデータを分析し、S字状の用量-反応(効果)曲線をプロットし、これにより、EC50を計算した。
上記の方法に従って実施例1~49で調製された化合物1~49をテストしたところ、関連する結果を表1に示す。
表1に示す実施例の化合物の酵素活性データ、細胞活性データから分かるように、本発明の実施例に係る化合物は、FGFR4キナーゼ活性、及びFGFR4が高発現するHep3B細胞及びHuH-7細胞の増殖活性に対し、いずれも強い阻害作用を有する。
<インビボ薬効評価実験>
試薬及び材料
ヒト肝癌Hep3B細胞及び細胞培地(EMEM)は、ATCCから購入され、二重抗体(ペニシリン、ストレプトマイシン)及びTryspin-EDTAは、Gibcoから購入され、リン酸塩バッファ(PBS)及びウシ胎児血清(FBS)は、Hycloneから購入され、マトリゲル(Matrigel)は、Corningから購入された。6~8週、雌性のNu/Nuヌードマウスは、Vital River Laboratory Animal Technology Co.,Ltd.から購入された。
実験方法
ヒト肝癌Hep3B細胞をインビトロで単層培養を行った。培養条件は、EMEMに10%ウシ胎児血清、100U/mLのペニシリン及び100μg/mLのストレプトマイシンを加え、37℃、5%CO2で培養した。パンクレアチン-EDTAで通常の消化処理を1週2回行って継代した。細胞飽和度が80%~90%となった場合、細胞を収集し、カウントし、接種した。0.2mL 10x106個のHep3B細胞を各ヌードマウスの右背(PBS:Matrigel=1:1)に皮下接種した。腫瘍の平均体積が128mm3となると、群分けて投与した。
投与方法は、1日2回、胃内投与し、対照群は、純水を投与し、3つの投与群は、それぞれ10mg/kg、30mg/kg、60mg/kgの投与量で化合物4を投与し、投与開始後、腫瘍を毎週2回測量し、2回秤量した。16日になると、対照群の平均腫瘍体積は既にエンドポイント(2000mm3)に達し、実験を終了した。
Excelなどのソフトウェアによりデータを処理したところ、実験結果を図1及び図2に示した。化合物4は、投与量が30mg/kg及び60mg/kgである場合、腫瘍抑制率が、それぞれ78%及び97%となり、Hep3B腫瘍モデルにおいて腫瘍抑制効果が著しく優れた。
また、FGFR4は、肝臓で高度に発現しており、脂肪の貯蔵、エネルギー消費及び体重の調節に関与し、特に脂質代謝において重要な役割を果たすことが確認された(Huang,X.など,Diabetes,2007,56:2501-2510)。実験から、肥満マウスの肝臓でのFGFR4発現が阻害された後、明らかな体重減少、グルコース代謝及び脂質レベルの改善が現れることが確認された(WO2009046141)。このことから、FGFR4の生理活性を阻害することにより脂質代謝も促進されるので、肥満症の潜在的治療薬となるべきであると合理的に推測することできる。
特に限定しない限り、本発明で使用される用語は、いずれも当業者に一般的に理解されるものである。
本発明に記載される実施形態は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではなく、当業者は、本発明の範囲内で他の様々な置換、変更、及び改良を行うことができるので、本発明は、上記の実施形態に限定されないが、特許請求の範囲によってのみ限定される。
本発明に係る化合物4のインビボ薬効実験のテストデータ図である。
本発明に係る化合物4のインビボ薬効実験のテストデータ図である。