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JP2023062321A - 給湯器 - Google Patents

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JP2023062321A JP2021172219A JP2021172219A JP2023062321A JP 2023062321 A JP2023062321 A JP 2023062321A JP 2021172219 A JP2021172219 A JP 2021172219A JP 2021172219 A JP2021172219 A JP 2021172219A JP 2023062321 A JP2023062321 A JP 2023062321A
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  • Details Of Fluid Heaters (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

Figure 2023062321000001
【課題】簡素な構成で経路部材を構成できる給湯器を提供する。
【解決手段】経路ユニット7は、覆い部20と接続板80を備える。覆い部20は、膨出部21とフランジ部22を備える。接続板80は、フランジ部22の左右の両側部間に架設される。接続板80とフランジ部22が、パッキン90を介して、流出口531及び流入口617の夫々の周辺部と当接する。接続板80とフランジ部22の下半部とに囲まれた部分には、導入口が形成される。導入口は流出口531に後方から重なって、排気フード53内の燃焼排気を覆い部20内に導入する。接続板80とフランジ部22の上半部とに囲まれた部分には、導出口が形成される。導出口は流入口617に後方から重なって、覆い部20内の燃焼排気を二次熱交換器6の筐体61内に導出する。
【選択図】図8

Description

本発明は、給湯器に関する。
特許文献1に記載の給湯器は潜熱回収型であり、一次熱交換器と二次熱交換器を備える。一次熱交換器はバーナの排気経路の上流側に設けられ、燃焼排気の顕熱と伝熱管の通水との熱交換を行う。二次熱交換器は、排気経路の下流側で且つ一次熱交換器の上方に設けられ、燃焼排気中の潜熱と伝熱管の通水との熱交換を行う。
特開2020-186885号公報
上記の給湯器は、低コスト化の観点から後部に導入口を設けた二次熱交換器のケーシングを絞り加工品としているが、より低コスト化を進める為に、一次熱交換器の出口部品についても絞り加工品とするのが好ましい。そうすると、出口部品と、二次熱交換器のケーシングとを連通する為の経路部材が必要となる。生産性とコスト面の観点から、そのような経路部材についても簡素な構成が望ましい。
本発明の目的は、簡素な構成で経路部材を構成できる給湯器を提供することである。
請求項1の給湯器は、バーナの燃焼排気が流れる排気経路の上流側に設けられ、前記燃焼排気の顕熱と通水とを熱交換する為の顕熱回収部と、前記排気経路の下流側で且つ前記顕熱回収部の上方に設けられ、前記顕熱回収部を通過した前記燃焼排気の潜熱と通水とを熱交換する為の潜熱回収部と、前記顕熱回収部の後部に設けられ、後方に向けて開口する出口部と、前記潜熱回収部の後部に設けられ、後方に向けて開口する入口部とを接続し、前記出口部から排出される前記燃焼排気を、前記入口部を介して前記潜熱回収部内に導出する経路部材とを備え、前記経路部材は、後方に膨出する膨出部と、前記膨出部の前端部から前後左右方向に拡がるフランジ部とを備える本体部と、前記膨出部の後壁との間に前後方向に所定の隙間を隔てるように前記フランジ部の左右の両側部間に架設される架設部とを備え、前記架設部と前記フランジ部が、前記出口部及び前記入口部の夫々の周辺部と当接し、前記架設部と、前記フランジ部の前記架設部よりも下側部分である下半部とに囲まれた部分に、前記出口部に後方から重なって、前記顕熱回収部内の前記燃焼排気を前記経路部材内に導入する導入口が形成され、前記架設部と、前記フランジ部の前記架設部よりも上側部分である上半部とに囲まれた部分に、前記入口部に後方から重なって、前記経路部材内の前記燃焼排気を前記潜熱回収部内に導出する導出口が形成されたことを特徴とする。
請求項2の給湯器は、バーナの燃焼排気が流れる排気経路の上流側に設けられ、前記燃焼排気の顕熱と通水とを熱交換する為の顕熱回収部と、前記排気経路の下流側で且つ前記顕熱回収部の上方に設けられ、前記顕熱回収部を通過した前記燃焼排気を受け入れて外部に排出する為の排出部と、前記顕熱回収部の後部に設けられ、後方に向けて開口する出口部と、前記排出部の後部に設けられ、後方に向けて開口する入口部とを接続し、前記出口部から排出される前記燃焼排気を、前記入口部を介して前記排出部内に導出する経路部材とを備え、前記経路部材は、後方に膨出する膨出部と、前記膨出部の前端部から前後左右方向に拡がるフランジ部とを備える本体部と、前記膨出部の後壁との間に前後方向に所定の隙間を隔てるように前記フランジ部の左右の両側部間に架設される架設部とを備え、前記架設部と前記フランジ部が、前記出口部及び前記入口部の夫々の周辺部と当接し、前記架設部と、前記フランジ部の前記架設部よりも下側部分である下半部とに囲まれた部分に、前記出口部に後方から重なって、前記顕熱回収部内の前記燃焼排気を前記経路部材内に導入する導入口が形成され、前記架設部と、前記フランジ部の前記架設部よりも上側部分である上半部とに囲まれた部分に、前記入口部に後方から重なって、前記経路部材内の前記燃焼排気を前記排出部内に導出する導出口が形成されたことを特徴とする。
請求項1の給湯器によれば、膨出部を備えた本体部と架設部という極めてシンプル且つ少数の部品で経路部材を構成できる。これにより、本態様は、給湯器の生産性を向上でき且つコストも節約できる。なお、潜熱回収部は、燃焼排気中の潜熱を回収するものであるが、仮に顕熱回収部において回収しきれなかった顕熱がある場合は、潜熱回収部において回収される。
請求項2の給湯器によれば、膨出部を備えた本体部と架設部という極めてシンプル且つ少数の部品で経路部材を構成できる。これにより、本態様は、給湯器の生産性を向上でき且つコストも節約できる。
給湯器1の正面図である。 給湯器1の内部構造(筐体を省略)の斜視図である。 一次熱交換器5と二次熱交換器6の右後方から見た斜視図である。 一次熱交換器5と二次熱交換器6の断面斜視図である。 一次熱交換器5と二次熱交換器6の断面図である。 一次熱交換器5と二次熱交換器6の後方に経路ユニット7を配置した状態の斜視図である。 経路ユニット7の分解斜視図である。 図7とは別角度から見た経路ユニット7の分解斜視図である。 固定板31が背面に固定された整流板70の斜視図である。 整流板70の前側に接続板80を配置した状態の斜視図である。 覆い部20の前側に整流板70を配置した状態の斜視図である。 接続板80が固定された覆い部20の前側に、パッキン90が配置された状態の斜視図である。 接続板80が固定された覆い部20の右側面図である。 経路ユニット7の右斜め前方から見た斜視図である。 熱交換器500と排気ボックス600の断面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置構成などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1~図6を参照し、給湯器1の構成を説明する。図1,図2に示すように、給湯器1は、潜熱回収型のガス給湯器である。給湯器1は筐体2(図1参照)内に下から順に、ファン3、燃焼装置4、一次熱交換器5、二次熱交換器6、経路ユニット7(図3参照)を備える。
燃焼装置4は角箱状のインナーケース4Aを備える。インナーケース4A内には、複数の扁平状の濃淡バーナ(図示略)が左右方向に重ねた状態で配設される。ファン3はインナーケース4Aの下部に固定され、インナーケース4A内に燃焼用空気を供給する。インナーケース4Aの前面には、ガス供給ユニット8が固定される。ガス供給ユニット8はインナーケース4A内の複数の濃淡バーナにガスを分配供給する。インナーケース4A内では、複数の濃淡バーナがガスと空気の混合気を燃焼することにより燃焼排気が発生する。
図2,図3に示すように、一次熱交換器5は、周壁51、伝熱管52(図2参照)、排気フード53を備える。周壁51は上下方向に延びる略矩形筒状であり、インナーケース4Aの上部の開口に接続する。周壁51は、右壁511、左壁512、前壁513、後壁514を備える。周壁51は、燃焼装置4で発生した燃焼排気を下方から上方に通過させる。右壁511には入口55が設けられる。左壁512には出口56が設けられる。伝熱管52は、周壁51内に左右方向に複数回往復するように屈曲して配置される(図4,図5参照)。伝熱管52は通水管であり、周壁51内を下方から上方に通過する燃焼排気から顕熱を回収する。伝熱管52の上流側一端部は入口55と接続し、下流側一端部は出口56と接続する。
排気フード53は、周壁51の上部の開口を覆うように設けられ、上方に膨出する。排気フード53の後壁530(図6参照)は、背面視左右方向に長い矩形状である。後壁530には、流出口531が設けられる。流出口531は背面視左右方向に長い略矩形状であり、後方に向けて開口する。流出口531は、排気フード53内の燃焼排気を後述の覆い部20内に流出させる。後壁530において、流出口531の右側、左側、及び下側には、5つの固定穴58が設けられる。
図2,図3に示すように、二次熱交換器6は、筐体61、伝熱管62、排気部63を備える。筐体61は、右壁611、左壁612、前壁613、後壁614(図3,図6参照)、上壁615(図2,図4,図5参照)、底壁616(図4,図5参照)を備える。右壁611には、入口65と出口66が設けられる。前壁613には、開口部618(図4参照)が設けられる。筐体61の左右方向の幅は、一次熱交換器5の周壁51の左右方向の幅と略同一である。筐体61の前後方向の長さは、一次熱交換器5の周壁51の前後方向の長さよりも長い。平面視において、後壁614の位置は、一次熱交換器5の周壁51の後壁514の位置と略同一である。それ故、前壁613の位置は、一次熱交換器5の周壁51の前壁513の位置よりも前方に突出した位置となる。底壁616は、一次熱交換器5の排気フード53の上側に配置される。
図6に示すように、後壁614には、流入口617が設けられる。流入口617は背面視左右方向に長い略矩形状であり、後方に向けて開口する。流入口617の左右方向の幅は、流出口531の左右方向の幅と略同一である。流入口617は、後述の覆い部20内を流れる燃焼排気を筐体61内に流入させる。後壁614において、流入口617の右側、左側、及び上側には、5つの固定穴68が設けられる。
伝熱管62は、筐体61内に左右方向に複数回往復するように屈曲して配置される(図4,図5参照)。伝熱管62は通水管であり、一次熱交換器5で顕熱が回収された燃焼排気から潜熱を回収する。なお、二次熱交換器6は、燃焼排気中の潜熱を回収するものであるが、仮に一次熱交換器5で回収しきれなかった顕熱がある場合は、二次熱交換器6の伝熱管62において回収される。伝熱管62の上流側一端部は入口65と接続し、下流側一端部は出口66と接続する。
排気部63は、前壁613に設けられる(図1,図2参照)。排気部63はフランジ部631と排気筒632を備える。フランジ部631は正面視左右方向に長い略矩形枠状に形成され、前壁613の前面に固定される。排気筒632は、フランジ部631の開口部の内縁部から前方に突出して設けられ、正面視左右方向に長い略長円状である。排気筒632は、前壁613に設けられた開口部618の前側に配置される(図4参照)。排気筒632は、筐体2のフロントカバー(図示略)を貫通して前方へ突出し、筐体61内を通過した燃焼排気を筐体2の外部へ排出する。
図4~図6に示すように、経路ユニット7は、一次熱交換器5の排気フード53の後壁530と二次熱交換器6の後壁614とを後方から覆うように設けられる。経路ユニット7は、覆い部20を備える。覆い部20は背面視略横長の略矩形状に形成され、その外縁部を除く略矩形状の中央部(後述の後壁211)が後方に膨出する。覆い部20は内側に、流出口531から流入口617に向けて燃焼排気を通過させる空間を形成する。図4,図5に示すように、覆い部20内には、整流板70が支持される。整流板70は、覆い部20内の空間を2つに分断し、覆い部20内を流れる燃焼排気を2つの流れに整流する。なお、経路ユニット7の具体的構成は後述する。
筐体2の下面には、ガス入口11、水入口12、湯出口13が設けられる。ガス入口11には外部のガス管(図示略)が接続される。水入口12には水道管(図示略)が接続される。湯出口13には給湯栓への配管(図示略)が接続される。ガス入口11は、筐体2内で、元弁や比例弁等を備えたガス管14を介してガス供給ユニット8に接続される。水入口12は給水部15に接続される。給水部15は給水管16A,16Bを介して、二次熱交換器6の入口65に接続される。二次熱交換器6の出口66は中継管17を介して、一次熱交換器5の入口55と接続する。一次熱交換器5の出口56は、出湯管18を介して湯出口13と接続する。給水部15と出湯管18との間には、バイパス管19が接続される。バイパス管19は一次熱交換器5と二次熱交換器6を介さずに、給水部15から供給される水の一部を、出湯管18を流れる湯水に合流させる。
図7,図8を参照し、経路ユニット7の具体的構成を説明する。経路ユニット7は、後方から順に、覆い部20、固定板31、整流板70、固定板32、接続板80、パッキン90を備える。
覆い部20の形状を説明する。覆い部20は内側に燃焼排気が流れる空間を形成する。覆い部20は、背面視略矩形状の金属板で形成され、膨出部21とフランジ部22を備える。膨出部21は、外周縁部を除く正面視略矩形状の後壁211が後方に膨出することにより、前面が開口する略箱状に形成される。フランジ部22は膨出部21の前側の開口端から外側に向けてフランジ状に突出し、正面視横長の略矩形枠状に形成される。後壁211の前面の中央には、左右に間隔を空けて並ぶ左右一対の突起23が設けられる。突起23は前方に突出する。
フランジ部22の右側部と左側部の夫々の上下方向中央部には、凹部26が設けられる。凹部26は、右側部と左側部の夫々の長さ方向に直交するように左右方向に延設され、後方に向けて凹んで形成される。凹部26の深さは、後述の接続板80の板厚と略同一である。凹部26には、突起27が設けられる。突起27は前方に突出する。フランジ部22の上側部と下側部の夫々には、3つの固定穴24が左右方向に等間隔で設けられる。フランジ部22の右側部と左側部の夫々には、2つの固定穴24が凹部26を上下方向の中央に挟む位置に設けられる。覆い部20の背面視の大きさは、一次熱交換器5の排気フード53の後壁530と、二次熱交換器6の後壁614とを上下に連接した大きさと略同一である。
整流板70の形状を説明する。整流板70は金属板であって、本体部71、下側屈曲部72、上側屈曲部73を備える。本体部71は正面視左右方向に長い略矩形状に形成される。本体部71の背面の右端部における下部には、突起711(図8参照)が設けられる。突起711は後方に突出する。本体部71の前面の右端部における上部には、突起712(図7参照)が設けられる。突起712は前方に突出する。本体部71の背面の左端部における上部には、突起713(図8参照)が設けられる。突起713は後方に突出する。本体部71の前面の左端部における下部には、突起714(図7参照)が設けられる。
本体部71の右端部には固定片74が設けられ、左端部には固定片75が設けられる。固定片74は平面視略L字状に形成され、本体部71の右端部の中央から前方に延び且つ先端側が右方に屈曲して延びる。固定片74のうち右方に延びる先端部741の前面の上部には、前方に突出する突起78が設けられる。固定片75は、固定片74とは左右対称形状であって、平面視略逆L字状に形成される。固定片75は、本体部71の左端部の中央から前方に延び且つ先端側が左方に屈曲して延びる。固定片75のうち左方に延びる先端部751の前面の下部には、前方に突出する突起79が設けられる。下側屈曲部72は、本体部71の下端部から前方に向けて側面視略円弧状に屈曲する。上側屈曲部73は本体部71の上端部から前方に向けて側面視略円弧状に屈曲する。
固定板31,32の形状を説明する。なお、固定板31,32は互いに共通部品なので、固定板31の形状を説明する。固定板31は、中央部35、第1固定部36、第2固定部37を備える。固定板31の左右方向の長さは、整流板70の本体部71の左右方向の長さと略同一である。中央部35は、平面視前方に向けて開口する略コの字状で且つ正面視左右方向に長い略矩形状に形成される。中央部35には、左右一対の穴部351が設けられる。一対の穴部351は、覆い部20の後壁211の前面に設けられた一対の突起23に対応する。
第1固定部36は中央部35の右側の前端部から右方に延設され、背面視下側に向けて開口する略逆U字状に形成される。第1固定部36の右端側には、上下一対の固定穴361が設けられる。第2固定部37は中央部35の左側の前端部から左方に延設され、背面視上側に向けて開口する略U字状に形成される。第2固定部37の左端側には、上下一対の固定穴371が設けられる。固定穴361,371は前後方向に貫通する。
後述するが、固定板31は整流板70の背面側に固定され、固定板32は整流板70の前面側に固定される。固定板32は、固定板31の前後の向きと反対であり、中央部35の開口する内側を後方に向けて配置される。右側に位置する第1固定部36は正面視上側に向けて開口する略U字状である。左側に位置する第2固定部37は正面視下側に向けて開口する略逆U字状である。上記の通り、固定板31,32は互いに共通部品なので、保管管理が容易である。
接続板80の形状を説明する。接続板80は金属板であって、正面視左右方向に細長い略矩形状に形成される。接続板80は、本体部81、右固定部82、左固定部83を備える。本体部81は接続板80の左右方向の中央部であって、正面視左右方向に細長い略矩形状に形成される。本体部81の前面には、上下一対の突状部84が左右方向に且つ互いに平行に延設される。突状部84は、本体部81の前面から前方にリブ状に突出する。突状部84は、本体部81の剛性を向上する。本体部81の右端部の上部には、前後方向に貫通する固定穴87が設けられる。本体部81の左端部の下部には、前後方向に貫通する固定穴88が設けられる。
右固定部82は本体部81の右端部に設けられる。右固定部82は正面視上下方向に長い略矩形状に形成される。右固定部82は、覆い部20のフランジ部22の右側部に設けられた凹部26と略同一の大きさである。右固定部82の中央には固定穴85が設けられる。右固定部82の右端部には、前方に突出するリブ821が設けられる。左固定部83は本体部81の左端部に設けられる。左固定部83は正面視上下方向に長い略矩形状に形成される。左固定部83も、覆い部20のフランジ部22の左端部に設けられた凹部26と略同一の大きさである。左固定部83の中央には固定穴86が設けられる。左固定部83の左端部には、前方に突出するリブ831が設けられる。
パッキン90の形状を説明する。パッキン90は例えば合成樹脂で形成され、その厚さは約3mmである。パッキン90は、枠状部91と板状部92を備える。枠状部91は正面視左右方向に長い略矩形枠状に形成され、覆い部20の大きさと略同一である。枠状部91の上側部、下側部、右側部、左側部の夫々の幅は、フランジ部22の幅と略同一である。
板状部92は、枠状部91の内側の開口部の内周縁のうち右内縁部と左内縁部の夫々の中央部の間に架設され、正面視左右方向に長い略矩形状に形成される。板状部92の上側には上側開口部93が形成され、板状部92の下側には下側開口部94が形成される。上側開口部93と下側開口部94は、正面視左右方向に長い略矩形状に形成される。枠状部91の上側部と下側部の夫々には、3つの固定穴95が設けられる。3つの固定穴95は、上側部と下側部の夫々の右側、中央、左側に配置される。枠状部91の右側部と左側部の夫々には、2つの固定穴95が設けられる。2つの固定穴95は、上側部と下側部の夫々において、上側開口部93と下側開口部94の夫々に対応する位置に配置される。
経路ユニット7の組立方法の一例を説明する。なお、説明の便宜上、経路ユニット7を組み立てる際の各部品の向きについては、給湯器1に収容された状態の向きに倣って説明する。先ず、図7,図8に示すように、組み立て作業者は、整流板70の本体部71の背面側に固定板31を配置する。第1固定部36と第2固定部37の夫々を本体部71の背面に後方から当接させる。このとき、本体部71の背面の右端側の下部に設けられた突起711に対し、固定板31の第1固定部36の右端側に設けられた下側の固定穴361を係合して位置決めするさらに、本体部71の背面の左端側の上部に設けられた突起713に対し、固定板31の第2固定部37の左端側に設けられた上側の固定穴371を係合して位置決めする。
この状態で、第1固定部36と本体部71の重合部分W1(図9参照)をスポット溶接機の一対の電極スローブ(図示略)で前後方向から挟み込み、スポット溶接を行う。重合部分W1とは、略逆U字状の第1固定部36のうち開口側とは反対側の上側部と本体部71とが重合する部分である。さらに、第2固定部37と本体部71の重合部分W2を、スポット溶接機の一対の電極スローブ(図示略)で前後方向から挟み込み、スポット溶接を行う。重合部分W2とは、略U字状の第2固定部37のうち開口側とは反対側の下側部と本体部71とが重合する部分である。これにより、本体部71の背面に固定板31が固定される(図9参照)。
次いで、整流板70の本体部71の前面側に固定板32を配置する。上記の通り、固定板32の向きは、固定板31の向きと上下と前後において反対である。第1固定部36と第2固定部37の夫々を本体部71の前面に当接させる。このとき、本体部71の前面の右端側の上部に設けられた突起712に対し、固定板31の第1固定部36の右端側に設けられた上側の固定穴361を係合して位置決めする。さらに、本体部71の前面の左端側の下部に設けられた突起714に対し、固定板31の第1固定部36の左端側に設けられた下側の固定穴371を係合して位置決めする。
この状態で、固定板32の第1固定部36と本体部71の重合部分W3(図10参照)をスポット溶接機の一対の電極スローブ(図示略)で前後方向から挟み込み、スポット溶接を行う。重合部分W3とは、略U字状の第1固定部36のうち開口側とは反対側の下側部と本体部71とが重合する部分である。さらに、固定板32の第2固定部37と本体部71の重合部分W4を、スポット溶接機の一対の電極スローブ(図示略)で前後方向から挟み込み、スポット溶接を行う。重合部分W4とは、略逆U字状の第1固定部36のうち開口側とは反対側の上側部と本体部71とが重合する部分である。これにより、本体部71の前面に固定板32が固定される(図10参照)。
このように、スポット溶接は2枚の金属板を挟み込んで圧力をかけながら電流をかけて溶接する方法である。それ故、固定板31を本体部71の背面に固定した後で、固定板31を本体部71の前面に固定、若しくはその逆の順序で固定する必要がある。そして、スポット溶接機の一対の電極スローブで挟み込む部分は2枚の金属でなければならない。そこで、本実施形態では、固定板31,32の夫々の第1固定部36と第2固定部37を略U字状に形成し、固定板31,32を整流板70の本体部71の背面と前面に位置決めした際に、夫々の第1固定部36と第2固定部37が本体部71を介して互いに上下が逆向きになるように配置される。これにより、整流板70を前側から後方に向けて透視してみたとき、固定板32と本体部71の重合部分W3,W4は、固定板31と本体部71の重合部分W1,W2と重ならない。従って、重合部分W1~W4においては2枚の金属板となるので、夫々の部分をスポット溶接することが可能となり、結果的に整流板70に対して固定板31,32をスポット溶接で固定できる。
次いで、図10に示すように、固定板32が前面に固定された整流板70の前側に、接続板80を左右方向に配置する。本体部81の右端側を、整流板70の固定片74の先端部741の前面に配置し、本体部81の右端側に設けた固定穴87を、整流板70の固定片74の突起78に位置決めする。これと同時に、本体部81の左端側を、整流板70の固定片75の先端部751の前面に配置し、本体部81の左端側に設けた固定穴88を、整流板70の固定片75の突起79に位置決めする。この状態で、本体部81の右端側を固定片74の先端部741の前面にスポット溶接を行い、本体部81の左端側を固定片75の先端部751の前面にスポット溶接を行う。これにより、接続板80は、整流板70の固定片74,75に固定され、固定片74,75の間を左右方向に架設された状態となる(図11参照)。接続板80の本体部81の背面は、固定板32の中央部35の前面と当接する。それ故、接続板80の中央部は、固定板32、整流板70、及び固定板31により安定して支持される。
次いで、図11に示すように、固定板31,32、及び接続板80が固定された整流板70を、覆い部20の前側に配置する。整流板70の背面に固定された固定板31の中央部35の背面を、覆い部20の後壁211の前面に配置する。後壁211の前面に設けられた左右一対の突起23に対し、中央部35に設けられた左右一対の穴部351を位置決めし、前方からスポット溶接を行う。これにより、整流板70は、固定板31を介して覆い部20の後壁211の前面に固定される。
さらに、接続板80の右固定部82を、覆い部20のフランジ部22の右側部に設けた凹部26の前面に配置する。このとき、凹部26の前面に設けた突起27に対して、接続板80の右固定部82に設けた固定穴85を位置決めする。また、接続板80の左固定部83を、覆い部20のフランジ部22の左側部に設けた凹部26の前面に配置する。このとき、凹部26の前面に設けた突起27に対して、接続板80の左固定部83に設けた固定穴86を位置決めする。この状態で、接続板80の右固定部82と左固定部83を対応する左右一対の凹部26,26に対してスポット溶接を行う。これにより、接続板80の右端部と左端部が、覆い部20のフランジ部22の右側部と左側部に固定される(図12参照)。
図12に示すように、フランジ部22の前面には、下半部121と上半部122が夫々形成される。下半部121は接続板80よりも下側部分であり、正面視略U字状に形成される。上半部122は接続板80よりも上側部分であり、下半部121とは上下逆の形状であって、下側に向けて開口する正面視略逆U字状に形成される。下半部121と接続板80とに囲まれた部分には、導入口151が形成される。上半部122と接続板80とに囲まれた部分には、導出口152が形成される。導入口151及び導出口152は、何れも正面視横長の略矩形状である。
導入口151は、一次熱交換器5の流出口531に対応する。導入口151は、流出口531から流出する燃焼排気を覆い部20内に導入する為の開口である。導出口152は、二次熱交換器6の流入口617に対応する。導出口152は、覆い部20内を通過した燃焼排気を流入口617に向けて導出する為の開口である。
なお、凹部26の深さは、接続板80の右固定部82及び左固定部83の夫々の板厚と略同一である。よって、図13に示すように、右固定部82及び左固定部83の夫々の前面と、フランジ部22の前面との段差を小さくできる。各凹部26の内側において、右固定部82及び左固定部83の夫々の外周に生じる隙間Qには、シール材200が塗布される。これにより、各凹部26の内側は、右固定部82又は左固定部83とシール材200によって水平に埋められるので、フランジ部22の前面との段差をより小さくできる。
次いで、図12に示すように、整流板70と接続板80が固定された覆い部20のフランジ部22に対して、パッキン90を前方から接着剤で貼り付ける。図14に示すように、パッキン90の枠状部91は、フランジ部22の前面に貼り付ける。パッキン90の板状部92は、接続板80の前面に貼り付ける。このとき、枠状部91の右端部は、接続板80の右固定部82のリブ821の左面に当接し、枠状部91の左端部は、接続板80の左固定部83のリブ831の右面に当接する。板状部92の上端部は、接続板80の本体部81の上端部のリブ811の下面に当接し、板状部92の下端部は、接続板80の本体部81の下端部のリブ812の下面に当接する。これにより、パッキン90は、覆い部20のフランジ部22及び接続板80に対して位置がずれるのを防止できる。このようにして、経路ユニット7が完成する。
そして、図6に示すように、完成した経路ユニット7を、一次熱交換器5の排気フード53の後壁530、及び二次熱交換器6の後壁614に対して後方から押し当てる。このとき、覆い部20のフランジ部22の下半部121(図12参照)は、パッキン90を介して、一次熱交換器5の後壁530の後面であって、流出口531の右側、左側、及び下側と当接する。フランジ部22の上半部122(図12参照)は、パッキン90を介して、二次熱交換器6の後壁614の後面であって、流入口617の右側、左側、及び上側と当接する。接続板80の前面は、境界部101と当接する。境界部101は、流出口531と流入口617の間の部分である。覆い部20の前面下側に設けられた導入口151は、一次熱交換器5の流出口531に対向して配置され、前面上側に設けられた導出口152は、二次熱交換器6の流入口617に対向して配置される。
フランジ部22に設けられた10個の固定穴24は、パッキン90に設けられた10個の固定穴95を介して、一次熱交換器5の後壁530に設けられた5個の固定穴58、及び二次熱交換器6の後壁614に設けられた5個の固定穴68の夫々に配置される。フランジ部22に設けられた10個の固定穴24に対して後方から10本のビス45を挿入し、パッキン90の10個の固定穴95を介して、5個の固定穴58、及び5個の固定穴68の夫々に締結する。これにより、一次熱交換器5と二次熱交換器6の夫々の後壁530,614を後方から覆うようにして、経路ユニット7が安定且つ強固に固定される(図3参照)。
図4,図5に示すように、覆い部20内において、整流板70は、膨出部21の後壁211の前面から前側に離間した位置に支持される。整流板70の本体部71は、覆い部20内の空間を前後に区画する。これにより、覆い部20の内部空間の前側部分に積極的に燃焼排気が導入される。よって、覆い部20の内部空間に燃焼排気の渦流が発生するのを防止できるので、圧損が生じるのを防止できる。
そして、本実施形態では、経路ユニット7のうち、流出口531から流入口617に向けて燃焼排気が通過する主要部分を、覆い部20と接続板80の2部品という極めてシンプル且つ少数の部品で構成できる。これにより、本実施形態は、経路ユニット7の組み立てを容易にできるので、給湯器1の生産性を向上でき且つコストも節約できる。
また、覆い部20の膨出部21の後壁211の前面に、固定板31、整流板70、及び固定板32を固定し、その固定板32に対して接続板80を固定する。これにより、給湯器1は、ビス45の締め付け力を、膨出部21、固定板31、整流板70、及び固定板32を介して、境界部101の後方に位置するパッキン90に効果的に作用させることができる。これにより、給湯器1は、パッキン90を好適に潰すことができるので、流出口531及び流入口617の夫々の周辺部、及び流出口531と流入口617の間の境界部101に対して、経路ユニット7を密着させることができる。よって、給湯器1は、簡単な構成であるにも関わらず、燃焼排気の漏出を防止できる。
また、流出口531と流入口617は、上下方向よりも左右方向に長い矩形状なので、それらの間である境界部101のうち、漏れが生じ易い左右方向の中央部を、パッキン90を介して接続板80で間接的に抑えることができるので、良好にシールできる。
接続板80は、覆い部20のフランジ部22の前面に対して、膨出部21を中央に挟む位置で固定される。これにより、給湯器1は、ビス45の締め付けの応力をより直接的且つ均一に境界部101に作用させることができる。これにより、給湯器1は、覆い部20のシール性をより向上できる。
フランジ部22の左右両側に設けられた凹部26の深さは、接続板80の右固定部82及び左固定部83の夫々の板厚と略同一なので、右固定部82及び左固定部83の夫々の前面は、フランジ部22の前面と面一となる。これにより、パッキン90をフランジ部22の前面に密着させることができるので、覆い部20のシール性をより向上できる。
接続板80の前面には、2本の突状部84が設けられる。突状部84は前方に突出し、且つ境界部101の長さ方向と平行に延びる。これにより、給湯器1は、境界部101に対応するパッキン90をより好適に潰すことができるので、覆い部20のシール性をより向上できる。
上記説明において、排気フード53流出口531は本発明の「出口部」の一例である、流入口617は本発明の「入口部」の一例である。経路ユニット7は本発明の「経路部材」の一例である。覆い部20は本発明の「本体部」の一例である。接続板80は本発明の「架設部」の一例である。また、本発明の「顕熱回収部」は、燃焼排気中の顕熱を回収する部分であって、明細書中の本実施例では、一次熱交換器5と排気フード53を含む概念である。さらに、本発明の「潜熱回収部」は、燃焼排気中の潜熱を回収する部分であって、明細書中の本実施例では、二次熱交換器6を含む概念である。
以上説明したように、本実施形態の給湯器1は、一次熱交換器5、二次熱交換器6、経路ユニット7を備える。一次熱交換器5は、燃焼装置4内に収容される複数の濃淡バーナの燃焼排気経路の上流側に設けられる。一次熱交換器5は、周壁51と排気フード53を備える。周壁51内には、左右方向に延びる複数の伝熱管52が収容される。一次熱交換器5は、周壁51及び排気フード53内を流れる燃焼排気の顕熱と伝熱管52内の通水との熱交換を行う。二次熱交換器6は、燃焼排気経路の下流側で且つ一次熱交換器5の上方に隣接して設けられる。二次熱交換器6は筐体61を備える。筐体61内には、左右方向に延びる複数の伝熱管62が収容される。二次熱交換器6は、筐体61内を流れる燃焼排気の潜熱と伝熱管62内の通水との熱交換を行う。一次熱交換器5の排気フード53の後壁530には、後方に向けて開口する流出口531が設けられる。二次熱交換器6の筐体61の後壁614には、後方に向けて開口する流入口617が設けられる。
これら流出口531と流入口617を覆うようにして後方から経路ユニット7が固定される。経路ユニット7は、流出口531から排出される燃焼排気を、流入口617を介して筐体61内に導出する。経路ユニット7は、覆い部20と接続板80を備える。覆い部20は、膨出部21とフランジ部22を備える。膨出部21は後方に膨出する。フランジ部22は、膨出部21の前端部から前後左右方向に拡がる。接続板80は、膨出部の後壁211との間に前後方向に所定の隙間を隔てるようにフランジ部22の左右の両側部間に架設される。接続板80とフランジ部22が、パッキン90を介して、流出口531及び流入口617の夫々の周辺部と当接する。
接続板80と、フランジ部22の下半部121とに囲まれた部分には、導入口151が形成される。下半部121は、フランジ部22の前面のうち接続板80よりも下側部分である。導入口151は、流出口531に後方から重なって、排気フード53内の燃焼排気を覆い部20内に導入する。接続板80と、フランジ部22の上半部122とに囲まれた部分には、導出口152が形成される。上半部122は、フランジ部22の前面のうち接続板80よりも上側部分である。導出口152は、流入口617に後方から重なって、覆い部20内の燃焼排気を二次熱交換器6の筐体61内に導出する。このように、給湯器1は、覆い部20と接続板80という極めてシンプル且つ少数の部品で、経路ユニット7の主要部分を構成できる。これにより、本実施形態は、経路ユニット7を容易に組み立てることができるので、給湯器1の生産性を向上でき且つコストも節約できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。一次熱交換器5の周壁51と排気フード53は別体であるが、一体であってもよい。流出口531と流入口617の夫々の形状は矩形状でなくてもよい。覆い部20のフランジ部22は、後壁530,614に対して10個のビス45で締結するが、ビス45の本数、締結する位置は上記実施形態に限定されない。左右方向に延びる伝熱管52,62の本数についても限定しない。経路ユニット7のうち、固定板31,32、整流板70は省略してもよい。整流板70を省略する場合、固定板31と32を一体化して、接続板80の後面に当接させてもよい。パッキン90も省略してもよいが、覆い部20と接続板80を、一次熱交換器5及び二次熱交換器6の夫々の後壁530,614に密着させる為、パッキン90を介して当接させるのが望ましい。
また、経路ユニット7の組立方法は上記実施形態に限定されない。上記実施形態では、整流板70の前後に固定板31,32を固定し、さらに接続板80を前側に固定したものを覆い部20の前側に固定したが、各部材を固定する順番は変更してもよい。例えば、整流板70の前後に固定板31,32を固定したものを覆い部20の内側に固定してから、接続板80を前側から固定してもよい。
また、給湯器1は、一次熱交換器5の上方に二次熱交換器6を隣接して備えているが、例えば図15に示すように、二次熱交換器6の代わりに排気ボックス600を備えた顕熱回収型の給湯器であってもよい。排気ボックス600は、熱交換器500の上方に隣接して設けられる。熱交換器500は一次熱交換器5と同じ構成であり、本発明の「顕熱回収部」の一例である。排気ボックス600は、二次熱交換器6の筐体61の内部から伝熱管62を省略した略箱状である。排気ボックス600は、経路ユニット7から流れる燃焼排気を受け入れて排気部63から外部に排出する。排気ボックス600は、本発明の「排出部」の一例である。この構成の場合、経路ユニット7内の整流板70(図5参照)は省略し、固定板31と32を一体化した一つの固定部材300とするとよい。このような変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 給湯器
5 一次熱交換器
6 二次熱交換器
7 経路ユニット
20 覆い部
21 膨出部
22 フランジ部
53 排気フード
80 接続板
121 下側部
122 上側部
500 熱交換器
530 後壁
531 流出口
600 排気ボックス
614 後壁
617 流入口

Claims (2)

  1. バーナの燃焼排気が流れる排気経路の上流側に設けられ、前記燃焼排気の顕熱と通水とを熱交換する為の顕熱回収部と、
    前記排気経路の下流側で且つ前記顕熱回収部の上方に設けられ、前記顕熱回収部を通過した前記燃焼排気の潜熱と通水とを熱交換する為の潜熱回収部と、
    前記顕熱回収部の後部に設けられ、後方に向けて開口する出口部と、前記潜熱回収部の後部に設けられ、後方に向けて開口する入口部とを接続し、前記出口部から排出される前記燃焼排気を、前記入口部を介して前記潜熱回収部内に導出する経路部材と
    を備え、
    前記経路部材は、
    後方に膨出する膨出部と、前記膨出部の前端部から前後左右方向に拡がるフランジ部とを備える本体部と、
    前記膨出部の後壁との間に前後方向に所定の隙間を隔てるように前記フランジ部の左右の両側部間に架設される架設部と
    を備え、
    前記架設部と前記フランジ部が、前記出口部及び前記入口部の夫々の周辺部と当接し、
    前記架設部と、前記フランジ部の前記架設部よりも下側部分である下半部とに囲まれた部分に、前記出口部に後方から重なって、前記顕熱回収部内の前記燃焼排気を前記経路部材内に導入する導入口が形成され、
    前記架設部と、前記フランジ部の前記架設部よりも上側部分である上半部とに囲まれた部分に、前記入口部に後方から重なって、前記経路部材内の前記燃焼排気を前記潜熱回収部内に導出する導出口が形成されたこと
    を特徴とする給湯器。
  2. バーナの燃焼排気が流れる排気経路の上流側に設けられ、前記燃焼排気の顕熱と通水とを熱交換する為の顕熱回収部と、
    前記排気経路の下流側で且つ前記顕熱回収部の上方に設けられ、前記顕熱回収部を通過した前記燃焼排気を受け入れて外部に排出する為の排出部と、
    前記顕熱回収部の後部に設けられ、後方に向けて開口する出口部と、前記排出部の後部に設けられ、後方に向けて開口する入口部とを接続し、前記出口部から排出される前記燃焼排気を、前記入口部を介して前記排出部内に導出する経路部材と
    を備え、
    前記経路部材は、
    後方に膨出する膨出部と、前記膨出部の前端部から前後左右方向に拡がるフランジ部とを備える本体部と、
    前記膨出部の後壁との間に前後方向に所定の隙間を隔てるように前記フランジ部の左右の両側部間に架設される架設部と
    を備え、
    前記架設部と前記フランジ部が、前記出口部及び前記入口部の夫々の周辺部と当接し、
    前記架設部と、前記フランジ部の前記架設部よりも下側部分である下半部とに囲まれた部分に、前記出口部に後方から重なって、前記顕熱回収部内の前記燃焼排気を前記経路部材内に導入する導入口が形成され、
    前記架設部と、前記フランジ部の前記架設部よりも上側部分である上半部とに囲まれた部分に、前記入口部に後方から重なって、前記経路部材内の前記燃焼排気を前記排出部内に導出する導出口が形成されたこと
    を特徴とする給湯器。
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