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JP2023018346A - 化粧料容器 - Google Patents

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JP2023018346A JP2021122403A JP2021122403A JP2023018346A JP 2023018346 A JP2023018346 A JP 2023018346A JP 2021122403 A JP2021122403 A JP 2021122403A JP 2021122403 A JP2021122403 A JP 2021122403A JP 2023018346 A JP2023018346 A JP 2023018346A
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Abstract

Figure 2023018346000001
【課題】容器本体への挿入体の円滑な挿入を実現する。
【解決手段】化粧料の収容空間を形成する容器胴部12、および、前記収容空間に繋がる中空の口栓部14を有する容器本体10と、前記口栓部14の内周側に配置される第1環状部材310と、軸部62および前記化粧料が付着する先端部64を有し、前記第1環状部材310を介して前記収容空間に挿入される挿入体60と、を備え、前記軸部62および前記先端部64の断面形状は非真円であり、前記第1環状部材310の前記容器胴部12側の開口は、前記軸部62および前記先端部64の断面形状に対応する所定形状を有し、前記第1環状部材310は、前記口栓部14の内周に形成されている段差面144上で回転可能に支持される、化粧料容器1。
【選択図】図4

Description

本発明は、化粧料容器に関する。
近年、液状口紅、リップグロス、マスカラおよびアイライナーなどの化粧料の容器として、有底筒状の容器胴部および口栓部を有する容器本体、口栓部の開口を覆うキャップ、および、キャップに取り付けられており口栓部の開口から容器本体に挿入される挿入体、を有する容器が広く普及している。挿入体は、軸部、および軸部の先端に位置する塗布部を含む。このような容器のキャップを使用者が容器本体から取り外すと、挿入体も容器本体から抜き出される。容器本体から抜き出された挿入体の塗布部には化粧料が付着しているので、使用者は、キャップを把持しながら塗布部を目的の部位に当てることにより、化粧料を目的の部位に塗布することができる。
上述した化粧料の容器に関連して、以下の特許文献1には、平たい形状を有するブラシ部材を容器から引き抜く際に、ブラシ部材に適量の化粧料が残るようにブラシ部材から化粧料を払う、平たい形状の開口を有する回転体を備える容器が開示されている。特許文献1では、ブラシ部材の挿入力によって回転体が回転し、ブラシ部材が回転体の開口を通過できるようになる旨が記載されている。
特許第6713063号公報
しかし、特許文献1に記載の容器では、回転体がベース体の先端を覆い、ベース体の外周に形成された環状の溝に嵌合する。この嵌合により摩擦が生じるので、回転体が回転し難くなると考えられる。結果、ブラシ部材を円滑に挿入できない場合が生じ得る。また、回転体の抜け、変形も生じ得る。
上記課題を解決するために、本発明のある観点は、化粧料の収容空間を形成する容器胴部、および、前記収容空間に繋がる中空の口栓部を有する容器本体と、前記口栓部の内周側に配置される第1環状部材と、軸部および前記化粧料が付着する先端部を有し、前記第1環状部材を介して前記収容空間に挿入される挿入体と、を備え、前記軸部および前記先端部の断面形状は非真円であり、前記第1環状部材の前記容器胴部側の開口は、前記軸部および前記先端部の断面形状に対応する所定形状を有し、前記第1環状部材は、前記口栓部の内周に形成されている段差面上で回転可能に支持される、化粧料容器に関する。
以上説明したように本発明の化粧料容器によれば、挿入体の円滑な挿入を実現することが可能である。
本発明の一実施形態による容器1の外観構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態によるキャップ40および挿入体60の図1に示したI-I線断面を示す説明図である。 塗布部64の断面形状を示す説明図である。 本発明の一実施形態による容器本体10およびしごき部材310などの図1に示したI-I線断面を示す説明図である。 しごき部材310の平面図である。 しごき部材310およびしごき部材310の周辺部分の断面構成図である。 段差面の構成例を示す説明図である。 段差面の他の構成例を示す説明図である。 挿入体60の挿入時におけるしごき部材310の平面図および塗布部64の断面図を示す説明図である。 第1の変形例によるしごき部材320およびしごき部材320の周辺部分の断面構成を示す説明図である。 第2の変形例によるしごき部材330およびしごき部材330の周辺部分の断面構成を示す説明図である。 第3の変形例による容器胴部12-1の平面視における構成を示す説明図である。 第3の変形例による容器胴部12-2の平面視における構成を示す説明図である。 第3の変形例による容器胴部12-3の平面視における構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明の一実施形態は、液状口紅、リップグロス、マスカラおよびアイライナーなどの化粧料の容器に関する。まず、図1を参照して、本発明の一実施形態による容器の外観構成を説明する。
<容器の外観構成>
図1は、本発明の一実施形態による容器1の外観構成を示す説明図である。図1に示したように、本発明の一実施形態による容器1は、容器本体10、キャップ40および挿入体60を含む。
容器本体10は、容器胴部12および口栓部14を含む。容器胴部12は、一端に底部を有し他端に開口を有する筒状の部材である。筒状が意味する形状は、円柱形であってもよいし、角柱形であってもよいし、円錐台であってもよいし、角錐台であってもよい。
このような容器胴部12は、化粧料の収容空間を形成する。化粧料としては、例えば、液状口紅、リップグロス、コンシーラー、美容液、マッサージクリーム、マッサージオイル、エッセンスオイル、マスカラ、アイライナーおよびアイシャドーなどの、液状、ゲル状またはペースト状の化粧料が挙げられる。液状、ゲル状およびペースト状は、いずれも流動性を有する状態である点で共通するが、液状は一定の形を有さず、ゲル状およびペースト状は半固形であり一時的には一定の形を有し得る。
口栓部14は、容器胴部12の開口側に設けられ、キャップ40と着脱可能に係合する。口栓部14も筒状の中空形状を有し、一側の開口が容器胴部12の開口と繋がり(すなわち、化粧料の収容空間に繋がり)、他側の開口が容器本体10の外部空間に繋がる。
なお、容器胴部12は射出成型により形成されてもよく、この場合、図1に示したように、容器胴部12および口栓部14が別部材で形成され得る。ただし、容器胴部12はインジェクションブローのようなブロー成型で形成されてもよく、その場合、容器胴部12および口栓部14を一体的に形成することが可能である。
キャップ40は、容器本体10の口栓部14に着脱可能に係合する。本明細書においては、容器本体10から見てキャップ40が位置する側を上側と称し、その反対側を下側と称する場合がある。挿入体60は、キャップ40に取り付けられており、化粧料の収容空間に繋がる口栓部14の開口を介して収容空間に挿入されている。挿入体60は、軸部62および塗布部64を有する。軸部62は、挿入体60の挿入方向に沿って形成されている。塗布部64は、軸部62の先端側に位置している先端部の一例であり、塗布部64には化粧料が付着する。塗布部64の先端は丸みを帯びていてもよいし、鈍角または鋭角に形成されていてもよい。
なお、塗布部64は、軸部62に対して傾きを有していてもよい。また、塗布部64と軸部62は一体成型されてもよく、この場合、塗布部64と軸部62の間にくびれが形成されていてもよい。また、塗布部64はフロッキー加工されていてもよいし、塗布部64には液だまり部が形成されていてもよい。
使用者がキャップ40を容器本体10から取り外すと、挿入体60も容器本体10から抜き出される。容器本体10から抜き出された挿入体60の塗布部64には化粧料が付着しているので、使用者は、キャップ40を把持しながら塗布部64を目的の部位に当てることにより、化粧料を目的の部位に塗布することができる。
<キャップおよび挿入体の断面構成>
以上、図1を参照して、本発明の一実施形態による容器1の外観構成を説明した。続いて、図2を参照して、本発明の一実施形態によるキャップ40および挿入体60の断面構成を説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるキャップ40および挿入体60の図1に示したI-I線断面を示す説明図である。図2に示したように、キャップ40は、一端に天面部を有し他端である下端側に開口を有する筒状の部材である。キャップ40の内周面の下端部には、環状の凹部42が形成されている。なお、本明細書において、環状は、ある領域を取り囲う形状であり、当該形状は円形であってもよいし、角形であってもよく、また、全体に亘って連続していてもよいし、断続的であってもよい。
また、図2に示したように、キャップ40の内周側に挿入体60が取り付けられる。挿入体60は、例えばキャップ40との嵌合によりキャップ40に固定されてもよい。
本発明の一実施形態において、軸部62および塗布部64の断面形状は非真円である。例えば、塗布部64の断面形状は、図3に示すように扁平な楕円形状であってもよい。すなわち、塗布部64の第1軸上の長さx1は、第2軸上の長さx2よりも長くてもよい。なお、第1軸は、対象(この例では、塗布部64)が内接する最小の矩形を構成する2つの直交軸のうちの一方の軸であり、第2軸は上記2つの直交軸のうちの他方の軸であってもよい。
後述するしごき部材310には、軸部62および塗布部64の断面形状に対応する形状を有する開口が形成されている。このため、挿入体60が容器本体10から抜き出される際に、しごき部材310の開口の縁と軸部62および塗布部64が擦れることにより、軸部62および塗布部64から化粧料がしごき落とされる。
ここで、軸部62および塗布部64の断面形状と、しごき部材310の開口の形状が非真円である場合、使用者が、軸部62および塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口の長軸方向が合ってない状態で挿入体60を容器本体10に挿入しようとすることも考えられる。この点に関し、本発明の一実施形態によるしごき部材310は、しごき部材310の開口の長軸方向が軸部62および塗布部64の長軸方向に合うように回転可能であるので、使用者は挿入体60を容器本体10に円滑に挿入可能である。以下、このようなしごき部材310および容器本体10などの断面構成を説明する。
<容器本体10などの断面構成>
図4は、本発明の一実施形態による容器本体10およびしごき部材310などの図1に示したI-I線断面を示す説明図である。図4に示したように、容器胴部12の開口側には、容器胴部12の他の部分よりも厚みが薄い肉薄部13が形成される。当該肉薄部13の外周と口栓部14の内周が接するように容器胴部12と口栓部14が嵌合することにより、容器胴部12に口栓部14が装着される。なお、容器胴部12と口栓部14は接着剤により接着されてもよいし、超音波により溶着されてもよいし、圧入により圧着されてもよい。
口栓部14の外周には、環状の凸部142が形成されている。当該環状の凸部142が図2を参照して説明したキャップ40の環状の凹部42に嵌ることにより、キャップ40が容器本体10に着脱可能に取り付けられる。ただし、キャップ40と容器本体10の係合の態様は、螺合のような他の態様であってもよい。
口栓部14の内周側には、第1環状部材の一例であるしごき部材310、および第2環状部材の一例である固定部材370が配置されている。しごき部材310は、口栓部14の内周に形成されている段差面144上で回転可能に支持される。段差面144は、口栓部14の上側の開口に繋がる領域と、当該領域の下側に位置して当該領域より内径が小さい小径領域と、の境界に形成される環状の面である。固定部材370は、しごき部材310の上側に位置している。
図5は、しごき部材310の平面図である。しごき部材310の下側(すなわち、容器胴部12側)の開口311は、軸部62および塗布部64の断面形状に対応する所定形状を有する。軸部62および塗布部64の断面形状は非真円であるので、開口311の形状も非真円である。図5に示した例では、開口311の形状は扁平な楕円形状であり、開口311の第1軸上の長さy1は、第2軸上の長さy2よりも長い。
また、挿入体60が挿入されていない状態における開口311の第1軸上の長さy1は塗布部64の第1軸上の長さx1以下であり、第2軸上の長さy2は塗布部64の第2軸上の長さx2以下である。
一方で、しごき部材310の上側の開口の形状は真円であってもよい。この場合、しごき部材310の中空部分の断面形状は、上側の開口から下側の開口311に近づくにつれて、真円から所定形状(例えば、扁平な楕円形状)に徐々に変化する。
<詳細構成>
続いて、図6を参照し、しごき部材310およびしごき部材310の周辺部分の詳細構成を説明する。
図6は、しごき部材310およびしごき部材310の周辺部分の断面構成図である。図6に示したように、固定部材370の外周には環状の凸部376が形成されている。また、口栓部14の内周にも環状の凹部149が形成されている。固定部材370の環状の凸部376が口栓部14の環状の凹部149に嵌合することにより、固定部材370が口栓部14に固定される。また、固定部材370の下側(すなわち、容器胴部12側)の端部に、第2凸領域の一例として、下側に突出する環状の凸領域377が形成される。
しごき部材310は、口栓部14の段差面144に当接する第1領域312と、第1領域312よりも外径が小さく、段差面144よりも下側まで挿入される第2領域314とを有する。第1領域312の上側の端部には、第1凸領域の一例として、上側に突出する環状の凸領域313が形成される。環状の凸領域313は、固定部材370の環状の凸領域377の外周側に位置する。しごき部材310の下側の端部は、しごき部材310の他の部分よりも低い硬度を有してもよい。
口栓部14の段差面144には、環状の凸部145が形成されている。図7には、環状の凸部145を含む段差面144の斜視図を示している。ただし、環状の凸部145に代えて、図8に示すように、段差面144には複数の凸部146が互いに離隔して形成されていてもよい。
<動作>
続いて、上述した本発明の一実施形態による容器1における挿入体60の挿入および抜き出しに関する動作を説明する。
図9は、挿入体60の挿入時におけるしごき部材310の平面図および塗布部64の断面図を示す説明図である。図9に示したように、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が一致しない状態で挿入体60が容器本体10に挿入され始める場合も想定される。
この場合、塗布部64がしごき部材310の内周に当接し、しごき部材310を下側に押圧する。この押圧の力により、しごき部材310が図9において矢印で示した方向に回転し、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が一致するようになる。その後、軸部62および塗布部64を含む挿入体60が開口311に挿入される。
挿入体60が開口311に挿入されている状態では、軸部62および塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が一致している。このため、挿入体60の抜き出しの際には、軸部62および塗布部64が開口311の縁に擦られながら容器本体10に対して上昇し、軸部62および塗布部64が開口311から抜かれる。
<作用効果>
以上説明した本発明の一実施形態によれば、多様な作用効果が得られる。例えば、本発明の一実施形態によれば、しごき部材310は、口栓部14の内周に形成されている段差面144上で回転可能に支持される。このため、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が一致しない状態で挿入体60が容器本体10に挿入され始めた場合でも、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が一致するようにしごき部材310が回転する。これにより、軸部62および塗布部64を含む挿入体60が開口311に挿入可能となる。すなわち、本発明の一実施形態によれば、塗布部64の断面形状が非真円であっても、使用者は、塗布部64の長軸方向がしごき部材310の開口311の長軸方向に合っているかを意識せずに挿入体60を容器本体10に円滑に挿入することができる。
また、本発明の一実施形態によれば、段差面144上に環状の凸部145が形成される。かかる構成によれば、しごき部材310と段差面144との接触面積が減少するので、しごき部材310と段差面144との摩擦も減少する。このため、しごき部材310が段差面144上で回転し易くなるので、挿入体60のより円滑な挿入を実現することが可能となる。
また、段差面144には、上記の環状の凸部145に代えて複数の凸部146が互いに離隔して形成されていてもよい。かかる構成によれば、しごき部材310と段差面144との接触面積が一層減少するので、さらに円滑に挿入体60を容器本体10に挿入することが可能となり得る。
また、本発明の一実施形態によれば、しごき部材310の上側に固定部材370が固定されている。したがって、しごき部材310が口栓部14の上側の開口から抜けることが防止される。また、しごき部材310には上側に突出する環状の凸領域313が形成されており、当該環状の凸領域313は、固定部材370の環状の凸領域377の外周側に位置する。従って、しごき部材310が段差面144の内周側に抜け落ち難くなる。
また、本発明の一実施形態によれば、しごき部材310の中空部分の断面形状は、上側の開口から下側の開口311に近づくにつれて、真円から所定形状(例えば、扁平な楕円形状)に徐々に変化する。従って、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が一致しない状態で挿入体60が容器本体10に挿入され始めた場合に、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が一致するようにしごき部材310が回転し易い。
また、本発明の一実施形態によれば、しごき部材310の下側の端部は、しごき部材310の他の部分よりも低い硬度を有する。かかる構成によれば、しごき部材310が塗布部64から化粧料をしごき落とす性能を確保できる。さらに、他の部分の変形が抑制されるので、しごき部材310の抜け落ちを防止し得る。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態を説明した。以下では、上述した実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で上述した実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで上述した実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、上述した実施形態の構成に代えて適用されてもよいし、上述した実施形態の構成に対して追加的に適用されてもよい。
(第1の変形例)
図10は、第1の変形例によるしごき部材320およびしごき部材320の周辺部分の断面構成を示す説明図である。図10に示したように、口栓部14の内周に形成されている段差面144上にしごき部材320が回転可能に支持されている。しごき部材320の上側には固定部材371が固定されている。上述した実施形態による固定部材370と異なり、固定部材371は環状の凸領域377を有していない。また、上述した実施形態と異なり、段差面144には環状の凸部145が形成されていない。
しごき部材320は、口栓部14の段差面144に当接する第1領域322と、第1領域322よりも外径が小さく、段差面144よりも下側まで挿入される第2領域324とを有する。さらに、第1領域322の外周面には、化粧料の収納空間側である下側に突出する環状の凸部323が形成されている。当該環状の凸部323が段差面144に当接する。なお、図10に示した環状の凸部323は丸みを帯びた形状であるが、下端が鈍角または鋭角である環状の凸部が形成されていてもよい。
このような第1の変形例によれば、段差面144が環状の凸部145を有さなくても、しごき部材320と段差面144との接触面積が減少する。従って、しごき部材320が段差面144上で回転し易くなるので、挿入体60の円滑な挿入を実現することが可能である。
(第2の変形例)
図11は、第2の変形例によるしごき部材330およびしごき部材330の周辺部分の断面構成を示す説明図である。図11に示した口栓部15の段差面154の外周側には、環状の溝156が形成されている。一方、しごき部材330は、口栓部15の段差面154に当接する第1領域332と、第1領域332よりも外径が小さく、段差面154よりも下側まで挿入される第2領域334とを有する。第1領域332は、上側に突出する環状の凸領域333aを有する。さらに、第1領域332の外周面には、収納空間側である下側に突出する環状の凸部333bが形成されている。
第1領域332の環状の凸部333bは、図11に示したように、口栓部15の環状の溝156に嵌合する。従って、当該第2の変形例によれば、しごき部材330の抜け落ちをより確実に防止することが可能である。なお、第1領域332の環状の凸部333bは、周方向に亘って連続的に形成されていなくてもよく、断続的に形成されていてもよい。また、第2の変形例においても、段差面154上に環状の凸部が形成されていてもよい。また、しごき部材330の段差面154に当接する部分は、丸みを帯びた形状で形成されてもよい。いずれの構成によっても、しごき部材330の回転し易さを向上することが可能である。
(第3の変形例)
本発明の一実施形態では、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が一致しない状態で挿入体60が容器本体10に挿入され始めた場合でも、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が一致するようにしごき部材310が回転する。しかし、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向のなす角度が90度に近い状態で挿入体60が挿入され始めると、挿入体60がしごき部材310を押す力が強くなる。第3の変形例は、塗布部64の長軸方向としごき部材310の開口311の長軸方向が合っている状態で使用者が挿入体60を挿入し始めることを支援する構成に関する。
例えば、第3の変形例では、容器胴部12も平面視において扁平形状を有してもよい。図12を参照して、具体例を説明する。
図12は、第3の変形例による容器胴部12-1の平面視における構成を示す説明図である。図12に示した容器胴部12-1は、平面視において楕円形状を有する。かかる構成においては、使用者は、容器胴部12-1の長軸方向と塗布部64の長軸方向が合うように挿入体60を口栓部14に挿入しようとすることが期待される。そして、挿入体60が口栓部14に挿入された状態で挿入体60が回転されなければ、しごき部材310の開口311の長軸方向も容器胴部12-1の長軸方向に合った状態が維持される。従って、挿入体60が抜かれた後もしごき部材310の開口311の長軸方向は容器胴部12-1の長軸方向に合った状態となっていることが期待される。結果、使用者が容器胴部12-1の長軸方向と塗布部64の長軸方向が合うように挿入体60を口栓部14に挿入しようとすれば、しごき部材310の開口311の長軸方向と塗布部64の長軸方向も合うことが期待されるので、挿入体60がより円滑に口栓部14に挿入され得る。
さらに、キャップ40の平面視における形状も楕円形状であり、キャップ40の長軸方向と挿入体60の長軸方向が一致していてもよい。かかる構成によれば、使用者がキャップ40の長軸方向と容器胴部12-1の長軸方向が合うように挿入体60を口栓部14に挿入することが期待される。この場合、しごき部材310の開口311の長軸方向と塗布部64の長軸方向も合った状態となるので、使用者がより挿入体60を一層口栓部14に挿入し易くなる。
なお、図12においては容器胴部12-1の形状が楕円形状である例を示したが、容器胴部12-1の形状は楕円形状に限定されない。例えば、図13に示すように菱形形状を有する容器胴部12-2が形成されてもよいし、台形、三角形、角形の頂部が丸められた形状、および多角形などの他の扁平形状を有する容器胴部が形成されてもよい。この場合、キャップ40の平面視における形状も同様に台形、三角形、角形の頂部が丸められた形状、および多角形などの他の扁平形状であってもよい。
または、第3の変形例では、容器胴部12の平面視において、容器胴部12の外周面には扁平形状を有する凸部または凹部が形成されてもよい。図14を参照して具体例を説明する。
図14は、第3の変形例による容器胴部12-3の平面視における構成を示す説明図である。図14に示した容器胴部12-3の外周面には、平面視において形状が長方形である一対の凹部121が形成されている。かかる構成においては、使用者は、凹部121の長手方向と塗布部64の長軸方向が合うように挿入体60を口栓部14に挿入しようとすることが期待される。そして、挿入体60が口栓部14に挿入された状態で挿入体60が回転されなければ、しごき部材310の開口311の長軸方向も凹部121の長手方向に合った状態が維持される。従って、挿入体60が抜かれた後もしごき部材310の開口311の長軸方向は凹部121の長手方向に合った状態となっていることが期待される。結果、凹部121の長手方向と塗布部64の長軸方向が合うように挿入体60を口栓部14に挿入しようとすれば、しごき部材310の開口311の長軸方向と塗布部64の長軸方向も合うことが期待されるので、挿入体60がより円滑に口栓部14に挿入され得る。
さらに、キャップ40の外表面にも、平面視において形状が長方形である一対の凹部が形成されており、当該凹部の長手方向と塗布部64の長軸方向が一致していてもよい。かかる構成によれば、使用者がキャップ40の凹部と容器胴部12-3の凹部121の位置が合うように挿入体60を口栓部14に挿入することが期待される。この場合、しごき部材310の開口311の長軸方向と塗布部64の長軸方向も合った状態となるので、使用者がより挿入体60を一層口栓部14に挿入し易くなる。
また、図14においては容器胴部12-3が平面視において角形に凹部121が形成された形状である例を示したが、平面視において円形に凹部が形成されている容器胴部およびキャップも当該第3の変形例の範疇である。また、凹部の形状は楕円であってもよい。さらに、凹部に代えて、楕円または長方形などの扁平形状を有する凸部が容器胴部に形成されていてもよい。さらに、容器胴部の側面に、使用者に挿入体60を所定の回転位置で挿入することを誘導するための色や印などが付されていてもよい。
<補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲はかかる例に限定されない。本発明の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では軸部62および塗布部64の断面形状が楕円形状である例を説明したが、軸部62および塗布部64の断面形状は楕円形状に限定されない。軸部62および塗布部64の断面形状は、三角形状、正方形または長方形などの矩形形状、多角形形状または星形状などであってもよい。それに伴い、しごき部材310の開口311の形状も、三角形状、正方形または長方形などの矩形形状、多角形形状または星形状などであってもよい。
1 容器
10 容器本体
12 容器胴部
14 口栓部
142 凸部
144 段差面
145、146 凸部
310、320、330 しごき部材
311 開口
312、322、332 第1領域
314、324、334 第2領域
370 固定部材
40 キャップ
42 凹部
60 挿入体
62 軸部
64 塗布部

Claims (12)

  1. 化粧料の収容空間を形成する容器胴部、および、前記収容空間に繋がる中空の口栓部を有する容器本体と、
    前記口栓部の内周側に配置される第1環状部材と、
    軸部および前記化粧料が付着する先端部を有し、前記第1環状部材を介して前記収容空間に挿入される挿入体と、
    を備え、
    前記軸部および前記先端部の断面形状は非真円であり、
    前記第1環状部材の前記容器胴部側の開口は、前記軸部および前記先端部の断面形状に対応する所定形状を有し、
    前記第1環状部材は、前記口栓部の内周に形成されている段差面上で回転可能に支持される、化粧料容器。
  2. 前記段差面には、複数の突起が互いに離隔して形成されている、請求項1に記載の化粧料容器。
  3. 前記段差面には、環状の凸部が形成されている、請求項1に記載の化粧料容器。
  4. 前記第1環状部材は、前記段差面に当接する第1領域と、前記第1領域よりも外径が小さく前記段差面よりも前記収容空間側まで挿入される第2領域とを有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の化粧料容器。
  5. 前記口栓部の内周側に配置される第2環状部材をさらに有し、
    前記第1環状部材は、前記第2環状部材と前記段差面との間に位置する、請求項4に記載の化粧料容器。
  6. 前記第2環状部材の前記容器胴部側の端部に、前記容器胴部側に突出する環状の第2凸領域が形成されており、
    前記第1環状部材の前記第2環状部材側の端部に、前記2環状部材側に突出する環状の第1凸領域が形成されており、
    前記第1凸領域は前記第2凸領域の外周側に位置する、請求項4に記載の化粧料容器。
  7. 前記第1領域の外周面には、前記収容空間側に突出する環状の凸部が形成されており、当該環状の凸部が前記段差面に当接する、請求項4~6のいずれか一項に記載の化粧料容器。
  8. 前記第1領域の外周面には、前記収容空間側に突出する環状の凸部が形成されており、
    前記口栓部の前記段差面の外周側には、前記環状の凸部が嵌合する溝が形成されている、請求項4~6のいずれか一項に記載の化粧料容器。
  9. 前記第1環状部材の前記容器胴部側の端部は、前記第1環状部材の他の部分よりも低い硬度を有する、請求項1~8のいずれか一項に記載の化粧料容器。
  10. 前記第1環状部材の内周面の断面形状は、前記容器胴部側の開口に近づくにつれて、真円から前記所定形状に変化する、請求項1~9のいずれか一項に記載の化粧料容器。
  11. 前記所定形状は扁平形状であり、
    前記容器胴部の平面視において前記容器胴部は扁平形状を有する、請求項1~10のいずれか一項に記載の化粧料容器。
  12. 前記所定形状は扁平形状であり、
    前記容器胴部の平面視において、前記容器胴部の外周面には、扁平形状を有する凸部または凹部が形成される、請求項1~11のいずれか一項に記載の化粧料容器。
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