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JP2023010668A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者に濡れ感や蒸れ感を知覚させにくく且つ経済的に製造し得る吸収性物品を提供すること。【解決手段】着用状態において着用者の腹側に配される腹側外装体4Aと、着用状態において着用者の背側に配される背側外装体4Bと、腹側外装体4Aと背側外装体4Bとの間に掛け渡して固定された吸収性本体2とを有する吸収性物品1であって、吸収性本体2は、吸収体23と、吸収体23の肌対向面側に配された表面シート21と、吸収体23の非肌対向面側に配された裏面シート22と、裏面シート22の非肌対向面側に配された股下シート3とを有し、股下シート3は吸水性繊維を含み、腹側外装体4Aを構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率及び背側外装体4Bを構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率よりも、股下シート3を構成する繊維中の吸水性繊維の比率の方が高い。【選択図】図2

Description

本発明は吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品においては一般に、吸収体の非肌対向面側に裏面シートが配されている。例えば、特許文献1には、第1繊維層と、該第1繊維層の一方の主表面に位置する第2繊維層とを含む不織布を、吸収性物品の裏面シートとして用いることが記載されている。また、特許文献2には、透湿性を有する液不透過性シートを裏面シートとして用いることが記載されている。同文献には、吸収性物品において、裏面シートである液不透過性シートの非肌対向面側に、セルロース系繊維を含む外装シートを配することも記載されている。同文献の外装シートでは、セルロース系繊維が複数の繊維塊を形成している。
国際公開第2020/004554号パンフレット 特開2017-119024号公報
特許文献2のように、透湿性を有する液不透過性シートを裏面シートとして用いる場合、吸収性物品の外へ湿気を逃がすことにより、該吸収性物品内の湿度を低減させることができる。しかし、透湿性を有するシートを裏面シートとして用いた場合、裏面シートを通じて外部へ放出された湿気に起因して、吸収性物品の外側に位置する衣服が濡れてしまったり、蒸れ感が発生したりするという課題がある。
この点に関し、特許文献2では、透湿性を有するシートの外面に配置されたセルロース系繊維の繊維塊によって、該シートを透過して吸収性物品の外側に放出されようとする湿気を吸収及び保持することを試みている。しかし、セルロース系繊維等の吸水性繊維を配合したシートによって湿気を吸収させた場合、該繊維が水分を保持し続けることに起因して、着用者に濡れ感を知覚させたり、肌トラブルを生じさせたりするおそれがある。また、特許文献2においては、吸収性物品の外面の全域を形成するように、吸水性繊維を含むシートが配されているので、製造コストが高騰し、経済的でないという課題もある。
したがって、本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、着用状態において着用者の腹側に配される腹側外装体と、着用状態において着用者の背側に配される背側外装体と、該腹側外装体と該背側外装体との間に掛け渡して固定された吸収性本体とを有する吸収性物品であって、
前記吸収性本体は、吸収体と、該吸収体の肌対向面側に配された表面シートと、該吸収体の非肌対向面側に配された裏面シートと、該裏面シートの非肌対向面側に配された股下シートとを有し、
前記股下シートは吸水性繊維を含み、
前記腹側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率及び前記背側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率よりも、前記股下シートを構成する繊維中の吸水性繊維の比率の方が高い、吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、着用者に濡れ感や蒸れ感を知覚させにくく且つ経済的に製造し得る吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを展開して最大伸長させた状態を肌対向面側から見た平面図である。 図2は、図1のII-II線断面図である。 図3は、図1に示すおむつの自然状態におけるIII-III線断面(厚み方向且つ横方向に沿う断面)を模式的に示す断面図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」ともいう。)1が示されている。図1に示すとおり、おむつ1は、その着用状態において着用者の腹側に配される腹側部A及び背側に配される背側部Bと、腹側部A及び背側部Bの間に位置する股下部Cと有している。おむつ1は、腹側部Aから股下部Cを介して背側部Bに延びる方向に対応する縦方向Xと該縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。
おむつ1は、吸収性本体2と、該吸収性本体2の非肌対向面側に配された外装体とを具備する。外装体は、腹側部Aに配される腹側外装体4Aと、背側部Bに配される背側外装体4Bとを含んでいる。腹側外装体4Aと背側外装体4Bとは互いに独立別個の部材である。腹側外装体4Aは主としておむつ1の前身頃を形成している。背側外装体4Bは主としておむつ1の後身頃を形成している。吸収性本体2は、腹側外装体4Aと背側外装体4Bとの間に掛け渡して固定されている。
腹側外装体4A及び背側外装体4Bはいずれも不織布から構成されていることが好ましい。腹側外装体4A及び背側外装体4Bを不織布から構成することで、これらの部材に通気性を付与することができる。それによって、おむつ1の装着状態において、腹側外装体4A及び背側外装体4Bと対向している皮膚からの汗の蒸散を円滑に行うことが可能になる。腹側外装体4A及び背側外装体4Bが不織布から構成されていることは、後述する股下シート3が吸水性繊維を含むことと相俟って、着用者に濡れ感や蒸れ感を知覚させにくくなるという点からも有利である。この利点については後ほど詳細に説明する。
おむつ1においては、腹側外装体4Aの縦方向Xに沿う両側部4e,4eと、背側外装体4Bの縦方向Xに沿う両側部4f,4fとが接合されている。この接合によって、おむつ1には、一対のサイドシール部(図示せず)、ウエスト開口部(図示せず)及び一対のレッグ開口部(図示せず)が形成されている。
腹側外装体4A及び背側外装体4Bはそれぞれ、図1及び図2に示すとおり、外層シート42と、該外層シート42の肌対向面側に配された内層シート41と、両シート41,42間に配された複数本の弾性部材43とを有する。説明の便宜上、図2においては、弾性部材43の図示を省略している。弾性部材43は糸状のものであり、おむつ1の横方向Yに沿って延びるように配置されている。弾性部材43は複数本が、おむつ1の縦方向Xに間隔を置いて配置されている。
本実施形態において、吸収性本体2と重なる位置に配された弾性部材43は、該吸収性本体2と厚み方向に重なる領域において、細かく分断する等の処理によって、弾性伸縮性を発現しないように配されている。
吸収性本体2は、おむつ1の縦方向Xに長い形状を有している。吸収性本体2は、図2に示すとおり、吸収体23と、該吸収体23の肌対向面側に配された表面シート21と、該吸収体23の非肌対向面側に配された裏面シート22と、該裏面シート22の非肌対向面側に配された股下シート3とを有する。
吸収体23は、吸収性本体2と同様に、おむつ1の縦方向Xに長い形状を有している。吸収体23は、表面シート21と裏面シート22との間に介在配置されている。本実施形態では、図3に示すように、縦方向Xにおける吸収体23の両側部それぞれに弾性部材(以下、「吸収体ギャザー形成用弾性部材」ともいう。)24が配されている。吸収体ギャザー形成用弾性部材24は、縦方向Xに沿って伸長状態で配されている。吸収体ギャザー形成用弾性部材24は、吸収体23と表面シート21との間に固定されている。なお、説明の便宜上、図1においては、吸収体ギャザー形成用弾性部材24の図示を省略している。
表面シート21は液透過性を有する。表面シート21は一般に親水性を有する不織布から構成されている。
裏面シート22は、液不透過性ないし液難透過性のものである。裏面シート22は透湿性を有する。また、裏面シート22は、水分を非吸収性のものである。裏面シート22は一般に、多孔質フィルムや、スパンボンド不織布とメルトブローン不織布とを積層した疎水性の複合不織布から構成される。疎水性とは25℃の水に対する接触角が90°以上であるような、水に対する馴染みにくさの性質のことである。
股下シート3は、吸収性本体2と同様に、おむつ1の縦方向Xに長い形状を有している。股下シート3は、腹側外装体4Aから背側外装体4Bまで縦方向Xに連続して存在している。換言すれば、股下シート3は、腹側部Aから、股下部Cを通って背側部Bまで連続して存在する単一のシートから構成されている。
股下シート3の腹側部A側の端部域は、おむつ1の平面視において腹側外装体4Aと重なっている。一方、股下シート3の背側部B側の端部域は、おむつ1の平面視において背側外装体4Bと重なっている。
股下シート3の横方向Yの長さは、吸収性本体2の横方向Yの長さと一致しているか、又は図1に示すとおり、吸収性本体2の横方向Yの長さよりも若干短くなっている。図1には、股下シート3の各側縁から横方向Yの外方へ向けて吸収性本体2が延出した状態が示されている。
股下シート3における腹側部A側の端部域と、背側部B側の端部域との間の領域3Cは、おむつ1の股下部Cに位置している。以下、この領域3Cのことを「股下領域3C」ともいう。股下領域3Cにおいて股下シート3は、おむつ1の外面を形成している。股下シート3は吸水性繊維を含む繊維シートを有している。吸水性繊維は股下シート3の全域に存在している。股下シート3は通気性のものであり、透湿性を有している。
股下シート3は、上述のとおり、裏面シート22の非肌対向面側に配置されており、股下領域3Cにおいておむつ1の外面を構成している。また、股下シート3は、上述のとおり吸水性繊維を含んでいる。股下シート3がこのように構成されていることによって、おむつ1は、該おむつ1の着用者や母親等の該おむつ1の装着介護者が濡れ感や蒸れ感を知覚しにくくなっている。以下、この点について詳述する。
裏面シート22は、上述のとおり透湿性を有している。したがって、吸収体23に吸収された排泄物等に起因する湿気は、該裏面シート22を透過して、該裏面シート22の非肌対向面側へ移動する。裏面シート22の非肌対向面側には、吸水性繊維を含む股下シート3が配されているので、該吸水性繊維によって、該裏面シート22を透過してきた湿気を吸収し保持することができる。これによって、裏面シート22を透過してきた湿気によっておむつ1の着用者の衣服が濡れてしまうことが効果的に防止される。その結果、着用者が濡れ感を知覚することを防ぐことが可能となる。また、おむつ1の裏面シート22と該おむつ1の着用者の衣服との間に該湿気が溜まることを防ぐこともできるので、装着介護者が着用者からおむつ1を脱がせたときに、装着介護者が蒸れ感を知覚することを防ぐこともできる。更に、股下シート3の吸水性繊維が湿気を吸収した場合であっても、該股下シート3の肌対向面側には、液不透過性ないし液難透過性を有する裏面シート22が配されており、該吸水性繊維が吸収保持する水分は着用者の肌に触れにくいので、着用者は濡れ感を知覚しにくい。
以上の利点は、股下シート3が外面に露出している領域である股下領域3C、換言すればおむつ1の股下部Cにおいて顕著なものとなる。また、腹側外装体4A及び背側外装体4Bの構成を工夫することによって、おむつ1の腹側部A及び背側部Bにおいても、以上の利点が顕著なものとなる。この工夫について以下に詳述する。
おむつ1においては、上述したとおり腹側外装体4A及び背側外装体4Bが不織布から構成されている。そして、腹側外装体4Aを構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率及び背側外装体4Bを構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率よりも、股下シート3を構成する繊維中の吸水性繊維の比率の方が高くなっている。こうすることによって、おむつ1の着用者が濡れ感を一層知覚しづらくなる。
詳細には、腹側外装体4A及び背側外装体4Bと裏面シート22とが平面視において重なる領域においては、吸収体23から生じた湿気の蒸散は、透湿性を有する裏面シート22を通じて行われる。この場合、腹側外装体4A、背側外装体4B及び股下シート3における吸水性繊維の比率の関係を上述のようにすることによって、裏面シート22を透過してきた湿気は、腹側外装体4A及び背側外装体4Bよりも、吸水性繊維の含有比率が高い股下シート3に多く留まることになる。その結果、腹側外装体4A及び背側外装体4Bが、裏面シート22を透過してきた湿気によって濡れづらくなるので、おむつ1の着用者が濡れ感を知覚することを防ぐことができる。
なお、腹側外装体4A及び背側外装体4Bにおいて、おむつ1の平面視で、裏面シート22から延出した領域には、該裏面シート22が存在しないので、吸収体23から生じた湿気の裏面シート22を通じての流通はない。
また、腹側外装体4A、背側外装体4B及び股下シート3における吸水性繊維の比率の関係を上述のようにすることによって、おむつ1の製造コストを低減させることもできる。裏面シート22を透過する湿気は、主として、吸収体23に吸収保持された排泄物等に起因するので、裏面シート22を通じて透過してくる湿気の量は、裏面シート22のうち、腹側部A及び背側部Bに位置する領域よりも、股下部Cに位置する領域の方が多くなりやすい。したがって、裏面シート22を透過する湿気の量が相対的に多い股下部Cに位置する股下シート3における吸水性繊維の比率を相対的に多くし、該湿気の量が相対的に少ない腹側部A及び背側部Bに位置する腹側外装体4A及び背側外装体4Bにおける吸水性繊維の比率を少なくすることで、おむつ1の外面を形成する部材において吸水性繊維の量を低減することができるので、おむつ1の製造コストを低減させることができる。
濡れ感や蒸れ感を一層知覚しづらくするとともに、おむつ1の製造コストを低減させる観点から、股下シート3を構成する繊維中の吸水性繊維の比率と、腹側外装体4Aを構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率との差、及び股下シート3を構成する繊維中の吸水性繊維の比率と、背側外装体4Bを構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率との差は、それぞれ独立に、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは2.0質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5.0質量%以下、更に好ましくは3.0質量%以下であり、そして、好ましくは0.5質量%以上10質量%以下、より好ましくは1.0質量%以上5.0質量%以下、更に好ましくは2.0質量%以上3.0質量%以下である。
腹側外装体4Aを構成する不織布が複層構造を有する場合、該不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率とは、該不織布のうち、最も非肌対向面側に位置する層中の吸水性繊維の比率を意味する。背側外装体4Bについても同様であり、背側外装体4Bを構成する不織布が複層構造を有する場合、該不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率とは、該不織布のうち、最も非肌対向面側に位置する層中の吸水性繊維の比率を意味する。
股下シート3が複層構造を有する場合、該股下シート3を構成する繊維中の吸水性繊維の比率とは、該股下シート3のうち、吸水性繊維を含み且つ該吸水性繊維の比率が最も大きい層における吸水性繊維の比率を意味する。
吸水性繊維の比率は、以下の方法により測定することができる。
〔吸水性繊維の比率の測定方法〕
測定対象の不織布中に存在する吸水性繊維のみを染色する。染色には0.5質量%水溶液に調製した染料(愛染 食用色素 食用青色1号、ダイワ化成株式会社製)を用いる。0.5質量%水溶液に調製した染料に不織布を浸漬し、3分間静置後に取り出し、紙(キムタオル、日本製紙クレシア株式会社製)の上に載せ、不織布の上方から3kPaの荷重を1分間かけて脱水する。これにより構成繊維のうち、吸水性繊維のみが染色される。染色された吸水性繊維の位置を目視あるいは光学顕微鏡等を用いて確認しながら、吸水性繊維を含まない領域から非吸水性繊維を採取し、これを非吸水性試料とする。吸水性繊維と非吸水性繊維とが全体的に均一に混合され、吸水性繊維を含まない領域が見つからない場合には、ピンセット等を用いて非吸水性繊維のみを取り出す。この場合、取り出した非吸水性繊維を、温度105±2℃の電気乾燥機(例えば、株式会社いすゞ製作所製)内にて1時間静置した後、温度20±2℃、相対湿度65±2%の標準状態の環境下で、旭化成株式会社製サランラップ(登録商標)に試料を包んだ状態で、シリカゲル(例えば、豊田化工株式会社製)を入れたガラス製デシケータ(例えば、株式会社テックジャム製)内に入れて、繊維試料が温度20±2℃になるまで静置したものを、非吸水性試料とする。
非吸水性試料を細かく裁断し、高感度示差走査熱量計(DSC6200、セイコーインスツルメンツ株式会社製)を用いて、昇温速度10℃/分の条件で熱分析を行い、非吸水性試料の構成成分の融解ピーク温度T1とそのピーク面積S1を測定する。ピークが複数ある場合には、最もピーク面積が大きいピークを選択する。
次に、測定対象の不織布の任意の10箇所から取り出した繊維試料を一つにまとめて、上述した方法にて融解ピーク温度とピーク面積を測定し、非吸水性試料の融解ピーク温度T1付近(3℃以内)におけるピークのピーク面積S2から、下記式を用いて吸水性繊維の比率C(質量%)を算出する。
C=(1-S2/S1)×100
なお、測定は3回繰り返し、その平均値を吸水性繊維の比率とする。
股下シート3を構成する繊維中の吸水性繊維の比率は、濡れ感や蒸れ感を知覚しづらくする観点から、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは2.0質量%以上であり、また、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは4.0質量%以下、更に好ましくは3.0質量%以下であり、そして、好ましくは0.5質量%以上5.0質量%以下、より好ましくは1.0質量%以上4.0質量%以下、更に好ましくは2.0質量%以上3.0質量%以下である。
股下シート3中の吸水性繊維の坪量は、濡れ感や蒸れ感を知覚しづらくする観点から、好ましくは0.1g/m以上、より好ましくは0.2g/m以上、更に好ましくは0.3g/m以上であり、また、好ましくは2.0g/m以下、より好ましくは1.0g/m以下、更に好ましくは0.7g/m以下であり、そして、好ましくは0.1g/m以上2.0g/m以下、より好ましくは0.2g/m以上1.0g/m以下、更に好ましくは0.3g/m以上0.7g/m以下である。
腹側外装体4Aを構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率、及び背側外装体4Bを構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率は、濡れ感や蒸れ感を知覚しづらくする観点から、それぞれ独立に、好ましくは0質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上であり、また、好ましくは2.0質量%以下、より好ましくは1.0質量%以下、更に好ましくは0.5質量%であり、そして、好ましくは0質量%以上2.0質量%以下、より好ましくは0.1質量%以上1.0質量%以下、更に好ましくは0.3質量%以上0.5質量%以下である。
腹側外装体4A及び背側外装体4Bを構成する不織布中の吸水性繊維の坪量は、濡れ感や蒸れ感を知覚しづらくする観点から、それぞれ独立に、好ましくは1.0g/m以下、より好ましくは0.5g/m以下、更に好ましくは0.2g/m以下である。前記不織布中の吸水性繊維の坪量はゼロであってもよい。腹側外装体4A及び/又は背側外装体4Bに吸水性繊維が含まれる場合、該吸水性繊維の坪量の下限値は好ましくは0.1g/mとすることができる。
腹側外装体4A及び背側外装体4Bは、吸水性繊維を非含有であることも好ましい。こうすることにより、おむつ1の着用者の肌に直接触れる部分を有する腹側外装体4A及び背側外装体4Bが吸収する湿気の量を、一層少なくすることができるので、該腹側外装体4A及び該背側外装体4Bによっておむつ1の着用者が濡れ感を知覚することを一層効果的に防ぐことができる。また、腹側外装体4A及び背側外装体4Bが吸水性繊維を非含有であることによって、おむつ1を製造するときに、腹側外装体4A及び背側外装体4Bの構成材料として吸水性繊維を用いる必要がないので、おむつ1の製造コストを一層低減させることもできる。
本明細書において「吸水性繊維」とは、吸水性、すなわち水を吸い上げる能力を有する繊維をいい、該吸水性繊維は、吸い上げた水を保持することができる。具体的には、公定水分率(温度20℃湿度65%RHの環境で繊維が有する水分率)が5質量%以上の繊維である。吸水性繊維は、本来的に吸水性を有する繊維でもよく、本来的には吸水性を有していない繊維に加工を施して吸水性を付与した繊維でもよい。
股下シート3における吸水性繊維の坪量は、該股下シート3のいずれの位置において概ね同じであってもよい。あるいは、吸水性繊維は、股下シート3の平面視において特定の領域に偏在していてもよい。
股下シート3は、単層構造を有していてもよいし、2層以上の複層構造を有していてもよい。股下シート3が複層構造を有する場合、吸水性繊維は、股下シート3における最も非肌対向面側に位置する層以外の層に含まれていることが好ましい。この点について、図2を参照しながら説明する。
図2に示すおむつ1において、股下シート3は3層構造を有している。股下シート3が有する3層を、肌対向面側から非肌対向面側に沿って順に、第1層31、第2層32、第3層33とする。吸水性繊維は、第3層33以外の層、即ち、第1層31及び第2層32の少なくとも1層に含まれていることが好ましい。第1層31及び第2層32の両方に吸水性繊維が含まれていてもよい。あるいは第1層31のみに吸水性繊維が含まれていてもよい。
吸水性繊維が、最も非肌対向面側に位置する第3層33以外の層に含まれていることにより、裏面シート22を透過した湿気が、股下シート3における、相対的に肌対向面側に位置する層31,32に吸収されやすくなる。したがって、湿気を吸収保持した股下シート3によっておむつ1の着用者の衣服が濡れてしまうことや、股下シート3とおむつ1の着用者の衣服との間に湿気が溜まることを防ぐことができる。
おむつ1の縦方向Xにおいて、股下シート3の長さL1と裏面シート22の長さL2とは同じであってもよいし、異なっていてもよい。股下シート3の長さL1と裏面シート22の長さL2とが異なる場合、股下シート3の長さL1は、図2に示すとおり、裏面シート22の長さL2よりも短いことが好ましい。こうすることにより、裏面シート22を透過する湿気の量が相対的に多い股下部Cに吸水性繊維を相対的に多く存在させることができるので、一層効率的に濡れ感や蒸れ感を知覚しづらくすることができる。
裏面シート22の長さL2に対する股下シート3の長さL1の比(L1/L2)は、一層効率的に濡れ感や蒸れ感を知覚しづらくする観点から、好ましくは0.2以上、より好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.4以上であり、また好ましくは1.0以下、より好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.6以下であり、そして、好ましくは0.2以上1.0以下、より好ましくは0.3以上0.8以下、更に好ましくは0.4以上0.6以下である。
本実施形態では、吸収性本体2は、図3に示すように、おむつ1の縦方向Xの両側部それぞれに、第1防漏カフ5及び第2防漏カフ6を有する。なお、説明の便宜上、図1においては、第1防漏カフ5及び第2防漏カフ6の図示を省略している。
第1防漏カフ5は、図3に示すとおり、横方向Yの一端側が他の部材に固定された固定端部5aとなっている。また第1防漏カフ5は、横方向Yの他端側が他の部材に非固定の自由端部5bとなっている。第1防漏カフ5は、第1防漏カフ5の自由端寄りの位置に複数本の弾性部材(以下、「第1防漏カフ形成用弾性部材」ともいう。)53を有している。第1防漏カフ形成用弾性部材53は、縦方向Xに沿って伸長状態で配されている。
第1防漏カフ5は、おむつ1の装着状態において、第1防漏カフ形成用弾性部材53の収縮力により、少なくとも股下部Cにおいて、自由端部5b側が、固定端部5aを起立基端として着用者側に起立する。これによって尿等の排泄物の横方向Yの外方への流出が阻止される。
第1防漏カフ5の起立部は、図3に示すように、折り曲げ部5cにおいて折り曲げられている。折り曲げ部5cは、縦方向Xに沿って延びている。第1防漏カフ5の起立部は、固定端部5aから折り曲げ部5cにわたる第1起立部51と、折り曲げ部5cから自由端部5bにわたり、第1起立部51よりも着用者の肌に近い側に位置する第2起立部52とを含んで構成されている。すなわち、起立部の起立状態において、第1起立部51は固定端部5a側に位置し且つ第2起立部52は自由端部5b側に位置している。第2起立部52は、第1防漏カフ5の自由端側の帯状部分であり、第2起立部52の肌対向面が、着用状態において着用者の肌(鼠径部)と当接し得る。第1起立部51は、折り曲げ部5cを介して第2起立部52に連接された部分であり、固定端部5aを起点に肌対向面側に向かって起立する起立部分である。
第2防漏カフ6は、図3に示すとおり、横方向Yの一端側が他の部材に固定された固定端部6aとなっている。また第2防漏カフ6は、横方向Yの他端側が他の部材に非固定の自由端部6bとなっている。第2防漏カフ6の自由端は、第1防漏カフ5の自由端よりも、おむつ1の横方向Y外方に位置している。本実施形態では、おむつ1の自然状態及び最大伸長状態の両方において、第2防漏カフ6の自由端が、第1防漏カフ5の自由端よりも、おむつ1の横方向Y外方に位置していることが好ましい。第2防漏カフ6は、第2防漏カフ6の自由端寄りの位置に複数本の弾性部材(以下、「第2防漏カフ形成用弾性部材」ともいう。)63を有している。第2防漏カフ形成用弾性部材63は、縦方向Xに沿って伸長状態で配されている。第2防漏カフ6は、おむつ1の装着状態において、第2防漏カフ形成用弾性部材63の収縮力により、少なくとも股下部Cにおいて、自由端部6b側が、固定端部6aを起立基端として着用者側に起立する。これによって尿等の排泄物の横方向Yの外方への流出が一層効果的に阻止される。具体的には、起立した第1防漏カフ5よりも横方向Yの外方へ意図せず移動してしまった排泄物の横方向Y外方への漏れを効果的に防ぐことができる。
おむつ1の縦方向Xにおける、股下シート3の各側縁3e,3eは、吸収性本体2の各側縁2e,2eまで達していてもよいし、達していなくてもよいが、達していないことが好ましい。股下シート3の各側縁3e,3eが吸収性本体2の各側縁2e,2eまで達していないことにより、股下シート3の側縁3eが着用者の衣服等と擦れて該シート3中の吸水性繊維の一部が脱落し肌に付着することを防ぐことができる。上述のように、股下シート3は、該シート3が有する吸水性繊維によって、湿気を保持することができるようになっているので、おむつ1の着用中に股下シート3が濡れている場合がある。濡れた股下シート3中の吸水性繊維の一部が脱落し肌に付着すると肌に悪影響が生じる恐れがある。股下シート3の各側縁3e,3eが吸収性本体2の各側縁2e,2eまで達していないことにより、股下シート3の側縁3eが着用者の衣服等と擦れて該シート3中の吸水性繊維の一部が脱落し肌に付着することを防ぐことができるので、上述の悪影響が生じることを防ぐことができる。本実施形態では、縦方向Xにおける吸収性本体2各側縁2e,2eは、第2防漏カフ6の側縁である。
少なくともおむつ1の自然状態において、股下シート3の各側縁3e,3eが、吸収性本体2の各側縁2e,2eまで達していないことが好ましい。
また、股下シート3の各側縁3e,3eは、第2防漏カフ形成用弾性部材63まで達していないことが好ましい。換言すれば、股下シート3は、おむつ1の平面視において、第2防漏カフ形成用弾性部材63と重なっていないことが好ましい。第2防漏カフ6は、第2防漏カフ形成用弾性部材63の収縮により肌対向面側に起立するので、第2防漏カフ6における第2防漏カフ形成用弾性部材63が配されている部分は、着用者の肌に密着する場合がある。股下シート3と、第2防漏カフ形成用弾性部材63との位置関係を上述のようにすることによって、着用者の肌に密着する部分である、第2防漏カフ6における第2防漏カフ形成用弾性部材63が配されている部分から、股下シート3を遠ざけることができる。これにより、股下シート3が吸収保持した湿気が、第2防漏カフ6における、着用者の肌に密着する部分に移動することを防ぐことができるので、着用者が濡れ感を知覚することを一層防止することができる。また、股下シート3と、第2防漏カフ形成用弾性部材63との位置関係を上述のようにすることによって、股下シート3の側縁3eが着用者の衣服等と擦れて該シート3中の吸水性繊維が脱落し肌に付着することを効果的に防止することもできる。
少なくともおむつ1の自然状態において、股下シート3の各側縁3e,3eが、第2防漏カフ形成用弾性部材63まで達していないことが好ましい。
第2防漏カフ形成用弾性部材63が複数本配されている場合、複数本の弾性部材63のうち、少なくとも、最も横方向Y外方に位置する弾性部材63と重なっていないことが好ましく、最も横方向Y内方に位置する弾性部材63と重なっていないことがより好ましい。
股下シート3は、おむつ1の平面視において、第1防漏カフ形成用弾性部材53と重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。
股下シート3は、おむつ1の平面視において、吸収体ギャザー形成用弾性部材24と重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。
おむつ1の縦方向における、股下シート3の各側縁3e,3eの位置は、吸収体23の各側縁23e,23eの位置と一致していてもよいし、一致していなくてもよい。股下シート3の各側縁3eの位置と、吸収体23の各側縁23eの位置とが一致していない場合、股下シート3の側縁3e及び吸収体23の側縁23eのうち、どちらが横方向Y外方に位置していてもよい。
吸収体23から生じた湿気を、股下シート3が過不足なく吸収できるようにする観点からは、おむつ1の縦方向Xにおける、股下シート3の各側縁3e,3eの位置が、吸収体23の各側縁23e,23eの位置と一致していることが好ましい。
腹側外装体4A及び背側外装体4Bは、図1に示すように、股下シート3と重なる領域(以下、「重複領域」ともいう。)を有する。
当該重複領域には、開孔が配されていることが好ましい。この開孔は、腹側外装体4Aの重複領域Ra及び背側外装体4Bの重複領域Rbの両方又はいずれか一方のみに配されていてもよい。腹側外装体4A又は背側外装体4Bの重複領域Ra,Rbに開孔が配されている場合、該開孔は、肌対向面側及び非肌対向面側の両方に配されていてもよいし、一方のみに配されていてもよい。具体的には、腹側外装体4A又は背側外装体4Bにおける外層シート42及び内層シート41の両方のシートに開孔が配されていてもよいし、いずれか一方のシートのみに開孔が配されていてもよい。当該開孔は、複数配されていることが好ましい。
本実施形態では、重複領域に、腹側外装体4A又は背側外装体4Bを貫通する開孔が複数配されている。具体的には、腹側外装体4Aの重複領域Raに、該腹側外装体4Aを貫通する開孔が複数配されており、当該開孔は、腹側外装体4Aを貫通していることがこのましい。背側外装体4Bの重複領域Rbに、該背側外装体4Bを貫通する開孔が複数配されている。
重複領域Ra,Rbに前記開孔が配されていることにより、股下シート3が外面に露出していない該重複領域において、股下シート3中の吸水性繊維が吸収保持する湿気が腹側外装体4A又は背側外装体4Bの非肌対向面側に適度に逃げやすくなるので、腹側外装体4A及び背側外装体4Bが濡れづらくなる。その結果、おむつ1の着用者が濡れ感を一層知覚しづらくなる。この観点から、前記開孔は、腹側外装体4A又は背側外装体4Bにおける非肌対向面側のみに配されていることが好ましく、腹側外装体4A又は背側外装体4Bにおける肌対向面側及び非肌対向面側の両方に配されていることがより好ましい。
腹側外装体4A又は背側外装体4Bに、前記開孔を形成する方法は特に制限されない。例えば、外層シート42又は内層シート41として予め開孔が配されているシートを用いて、該外層シート42と該内層シート41との間に弾性部材43が伸長状態で配された腹側外装体4A又は背側外装体4Bを形成してもよいし、外層シート42又は内層シート41として開孔を有さないシートを用いて、該外層シート42と該内層シート41との間に弾性部材43が伸長状態で配された腹側外装体4A又は背側外装体4Bを形成した後、開孔を形成してもよい。本実施形態では、上述のように、吸収性本体2と重なる位置に配された弾性部材43は、弾性伸縮性を発現しないようになされているところ、該弾性部材43を細かく分断するときに、当該分断を腹側外装体4Aの外側から又は背側外装体4Bの外側から切断刃を押し当てることで、腹側外装体4A又は背側外装体4Bに前記開孔を形成してもよい。具体的には、外層シート42と内層シート41との間に、弾性部材43が伸長状態で配された腹側外装体4A又は背側外装体4Bを形成した後に、弾性部材切断手段を用いて、吸収性本体2を配する位置に対応させて、腹側外装体4Aの外側から又は背側外装体4Bの外側から切断刃を押し当てることで、弾性部材43を押圧して収縮機能が発現されないように個々複数個に分断するとともに、前記開孔を形成してもよい。前記弾性部材切断手段としては、例えば、特開2002-253605号公報に記載の複合伸縮部材の製造方法に用いる弾性部材分断部等が挙げられる。
腹側外装体4A及び背側外装体4Bの両方が重複領域を有していてもよいし、いずれか一方のみが重複領域を有していてもよい。腹側外装体4A及び背側外装体4Bの両方が重複領域を有している場合、腹側外装体4A及び背側外装体4Bそれぞれの重複領域に、前記開孔が配されていてもよいし、腹側外装体4Aの重複領域及び背側外装体4Bの重複領域のいずれか一方のみに、前記開孔が配されていてもよい。前記開孔は、複数配されていることが好ましい。
股下シート3としては、各種製法による不織布を用いることができ、例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布、レジンボンド不織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。股下シート3としては、これらの不織布のうち1種を単独で又は2種以上を積層して用いることもできる。股下シート3は、エアスルー不織布を含むことが好ましい。股下シート3がエアスルー不織布を含んでいると、該股下シート3の嵩が出やすく、吸水した吸水性繊維とおむつ1の非肌対向面との距離が長くなりやすいので、濡れ感や蒸れ感を一層知覚しづらくすることができる。例えば、股下シート3を3層のエアスルー不織布からなる単一の不織布から構成することができ、この不織布における最も非肌対向面側に位置する層以外の層に吸水性繊維を含有させることが好ましい。
股下シート3、腹側外装体4A又は背側外装体4Bに含まれる吸水性繊維としては、天然繊維、レーヨンやリヨセル等の再生セルロース繊維、アセテート繊維などの半合成セルロース繊維、ポリビニルアルコール繊維やポリアクリロニトリル繊維等の親水性合成繊維等が挙げられ、これらの中でも天然繊維を用いることが好ましい。
天然繊維としては、コットン、針葉樹パルプや広葉樹パルプ等の木材パルプ、麻繊維等が挙げられ、これらの中でもコットンを用いることが好ましい。
表面シート21としては、液透過性を有するシート、例えば、不織布や穿孔フィルムなどを用いることができる。表面シート21は、その肌対向面側が凹凸形状になっていてもよい。例えば、表面シート21の肌対向面側に、散点状に複数の凸部を形成することができる。あるいは、表面シート21の肌対向面側に、一方向に延びる畝部と溝部とを交互に形成することができる。そのような目的のために、2枚以上の不織布を用いて表面シート21を形成することもできる。
一方、裏面シート22としては、例えば、液不透過性ないし液難透過性のフィルムやスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層不織布などを用いることができる。液不透過性ないし液難透過性のフィルムに、複数の微細孔を設け、該フィルムに水蒸気透過性を付与してもよい。吸収性物品の肌触り等を一層良好にする目的で、裏面シート22の外面に不織布等の風合いの良好なシートを積層してもよい。
吸収体23は、吸収性コアを備えている。吸収性コアは、例えば、パルプを初めとするセルロース等の親水性繊維の積繊体、該親水性繊維と吸収性ポリマーとの混合積繊体、吸収性ポリマーの堆積体、2枚の吸収性シート間に吸収性ポリマーが担持された積層構造体などから構成される。吸収性コアは、少なくともその肌対向面が液透過性のコアラップシートで覆われていてもよく、肌対向面及び非肌対向面を含む表面の全域がコアラップシートで覆われていてもよい。コアラップシートとしては、例えば、親水性繊維からなる薄葉紙や、液透過性を有する不織布などを用いることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に制限されることなく適宜変更が可能である。
例えば、図1に示す実施形態では、股下シート3は、おむつ1の縦方向Xの長さが股下部Cよりも長く、股下シート3の該縦方向Xの両端部は、おむつ1の平面視において腹側外装体4A又は背側外装体4Bと重なっているが、股下シート3は、該縦方向Xの長さが股下部Cよりも短くてもよい。股下シート3における前記縦方向Xの長さL1が、股下部Cにおける前記縦方向Xの長さよりも短い場合、濡れ感や蒸れ感を知覚しづらくする観点から、股下シート3は股下部Cに位置していることが好ましい。
また、図1に示す実施形態では、股下シート3は、腹側外装体4Aから背側外装体4Bまで連続しているが、おむつ1の縦方向Xに複数に分割されていてもよい。また、股下シート3は、おむつ1の横方向Yに複数に分割されていてもよい。
また、前記実施形態においては、股下シート3が複数層の積層シートからなる場合の例として図2に示す3層構造の積層シートについて説明したが、該股下シート3は2層構造であってもよく、あるいは4層以上の積層構造であってもよい。
また、前記実施形態は、本発明の吸収性物品をパンツ型使い捨ておむつに適用した例であるが、本発明を他の様々な種類の吸収性物品に適用することができる。例えば本発明を、テープ止めの使い捨ておむつ、生理用ナプキン、おりものシート及び失禁パッドなどの吸収性物品に適用することができる。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の吸収性物品を開示する。
<1>
着用状態において着用者の腹側に配される腹側外装体と、着用状態において着用者の背側に配される背側外装体と、該腹側外装体と該背側外装体との間に掛け渡して固定された吸収性本体とを有する吸収性物品であって、
前記吸収性本体は、吸収体と、該吸収体の肌対向面側に配された表面シートと、該吸収体の非肌対向面側に配された裏面シートと、該裏面シートの非肌対向面側に配された股下シートとを有し、
前記股下シートは吸水性繊維を含み、
前記腹側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率及び前記背側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率よりも、前記股下シートを構成する繊維中の吸水性繊維の比率の方が高い、吸収性物品。
<2>
前記股下シートを構成する繊維中の吸水性繊維の比率と、前記腹側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率との差は、好ましくは0.5質量%以上10質量%以下、より好ましくは1.0質量%以上5.0質量%以下、更に好ましくは2.0質量%以上3.0質量%以下である、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記股下シートを構成する繊維中の吸水性繊維の比率と、前記背側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率との差は、好ましくは0.5質量%以上10質量%以下、より好ましくは1.0質量%以上5.0質量%以下、更に好ましくは2.0質量%以上3.0質量%以下である、前記<1>又は前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記股下シートは2層以上の複層構造を有し、
前記股下シートにおける最も非肌対向面側に位置する層以外の層に、前記吸水性繊維が含まれている、前記<1>ないし前記<3>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<5>
前記股下シートは3層構造を有し、該股下シートが有する3層を、肌対向面側から非肌対向面側に沿って順に、第1層、第2層、第3層としたときに、第3層以外の層に、前記吸水性繊維が含まれている、前記<1>ないし前記<4>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<6>
前記股下シートを構成する繊維中の前記吸水性繊維の比率は、0.5質量%以上5質量%以下である、前記<1>ないし前記<5>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<7>
前記股下シートを構成する繊維中の吸水性繊維の比率は、より好ましくは1.0質量%以上4.0質量%以下、更に好ましくは2.0質量%以上3.0質量%以下である、前記<1>ないし前記<6>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<8>
前記股下シート中の吸水性繊維の坪量は、好ましくは0.1g/m以上2.0g/m以下、より好ましくは0.2g/m以上1.0g/m以下、更に好ましくは0.3g/m以上0.7g/m以下である、前記<1>ないし前記<7>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<9>
前記股下シートは、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布、レジンボンド不織布及びメルトブローン不織布のうち、1種からなるか、又は2種以上を積層したものからなる、前記<1>ないし前記<8>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<10>
前記股下シートは、エアスルー不織布を含む、前記<1>ないし前記<9>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<11>
前記吸収性物品の縦方向において、前記股下シートの長さと前記裏面シートの長さとは同じである、前記<1>ないし前記<10>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<12>
前記吸収性物品の縦方向において、前記股下シートの長さと前記裏面シートの長さとは異なっている、前記<1>ないし前記<10>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<13>
前記股下シートは、前記腹側外装体から前記背側外装体まで連続しており、
前記吸収性物品の縦方向において、前記股下シートの長さは、前記裏面シートの長さよりも短い、前記<1>ないし前記<10>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<14>
前記吸収性物品の縦方向において、前記裏面シートの長さL2に対する前記股下シートの長さL1の比(L1/L2)は、好ましくは0.2以上1.0以下、より好ましくは0.3以上0.8以下、更に好ましくは0.4以上0.6以下である、前記<1>ないし前記<13>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<15>
前記腹側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率は、好ましくは0質量%以上2.0質量%以下、より好ましくは0.1質量%以上1.0質量%以下、更に好ましくは0.3質量%以上0.5質量%以下である、前記<1>ないし前記<14>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<16>
前記背側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率は、好ましくは0質量%以上2.0質量%以下、より好ましくは0.1質量%以上1.0質量%以下、更に好ましくは0.3質量%以上0.5質量%以下である、前記<1>ないし前記<15>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<17>
前記腹側外装体を構成する不織布中の吸水性繊維の坪量は、好ましくは0.1g/m以上1.0g/m以下、より好ましくは0.1g/m以上0.5g/m以下、更に好ましくは0.1g/m以上0.2g/m以下である、前記<1>ないし前記<16>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<18>
前記背側外装体を構成する不織布中の吸水性繊維の坪量は、好ましくは0.1g/m以上1.0g/m以下、より好ましくは0.1g/m以上0.5g/m以下、更に好ましくは0.1g/m以上0.2g/m以下である、前記<1>ないし前記<17>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<19>
前記腹側外装体及び前記背側外装体は、前記吸水性繊維を非含有である、前記<1>ないし前記<18>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<20>
前記吸水性繊維は、天然繊維、レーヨンやリヨセル等の再生セルロース繊維、アセテート繊維などの半合成セルロース繊維、又はポリビニルアルコール繊維やポリアクリロニトリル繊維等の親水性合成繊維である、前記<1>ないし前記<19>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<21>
前記吸収性物品の縦方向における、前記股下シートの各側縁は、前記吸収性本体の各側縁まで達していない、前記<1>ないし前記<20>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<22>
前記吸収性本体は、前記吸収性物品の縦方向の両側部それぞれに、第1防漏カフ及び第2防漏カフを有し、
第2防漏カフの自由端は、第1防漏カフの自由端よりも、前記吸収性物品の横方向外方に位置し、
第2防漏カフは、第2防漏カフの前記自由端寄りの位置に、前記縦方向に沿って延びる弾性部材を有し、
前記股下シートは、前記吸収性物品の平面視において、第2防漏カフの前記弾性部材と重なっていない、前記<1>ないし前記<21>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<23>
前記吸収性物品の縦方向における、前記股下シートの各側縁の位置が、前記吸収体の各側縁の位置と一致している、前記<1>ないし前記<22>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<24>
前記腹側外装体又は前記背側外装体は、前記吸収性物品の平面視において、前記股下シートと重なる領域を有し、
前記領域に、開孔が配されている、前記<1>ないし前記<23>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<25>
前記開孔は、前記腹側外装体又は前記背側外装体を厚み方向に貫通する開孔である、前記<24>に記載の吸収性物品。
<26>
前記吸水性繊維は、天然繊維である、前記<1>ないし前記<25>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<27>
前記天然繊維は、コットンである、前記<26>に記載の吸収性物品。
1 おむつ
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
3 股下シート
4A 腹側外装体
4B 背側外装体
41 内層シート
42 外層シート
43 弾性部材
L1 股下シートの縦方向の長さ
L2 裏面シートの縦方向の長さ
X 縦方向
Y 横方向

Claims (13)

  1. 着用状態において着用者の腹側に配される腹側外装体と、着用状態において着用者の背側に配される背側外装体と、該腹側外装体と該背側外装体との間に掛け渡して固定された吸収性本体とを有する吸収性物品であって、
    前記吸収性本体は、吸収体と、該吸収体の肌対向面側に配された表面シートと、該吸収体の非肌対向面側に配された裏面シートと、該裏面シートの非肌対向面側に配された股下シートとを有し、
    前記股下シートは吸水性繊維を含み、
    前記腹側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率及び前記背側外装体を構成する不織布を構成する繊維中の吸水性繊維の比率よりも、前記股下シートを構成する繊維中の吸水性繊維の比率の方が高い、吸収性物品。
  2. 前記股下シートは2層以上の複層構造を有し、
    前記股下シートにおける最も非肌対向面側に位置する層以外の層に、前記吸水性繊維が含まれている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記股下シートを構成する繊維中の前記吸水性繊維の比率は、0.5質量%以上5質量%以下である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記股下シートは、エアスルー不織布を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記股下シートは、前記腹側外装体から前記背側外装体まで連続しており、
    前記吸収性物品の縦方向において、前記股下シートの長さは、前記裏面シートの長さよりも短い、請求項1~4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記腹側外装体及び前記背側外装体は、前記吸水性繊維を非含有である、請求項1~5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収性物品の縦方向における、前記股下シートの各側縁は、前記吸収性本体の各側縁まで達していない、請求項1~6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収性本体は、前記吸収性物品の縦方向の両側部それぞれに、第1防漏カフ及び第2防漏カフを有し、
    第2防漏カフの自由端は、第1防漏カフの自由端よりも、前記吸収性物品の横方向外方に位置し、
    第2防漏カフは、第2防漏カフの前記自由端寄りの位置に、前記縦方向に沿って延びる弾性部材を有し、
    前記股下シートは、前記吸収性物品の平面視において、第2防漏カフの前記弾性部材と重なっていない、請求項1~7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記吸収性物品の縦方向における、前記股下シートの各側縁の位置が、前記吸収体の各側縁の位置と一致している、請求項1~8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  10. 前記腹側外装体又は前記背側外装体は、前記吸収性物品の平面視において、前記股下シートと重なる領域を有し、
    前記領域に、開孔が配されている、請求項1~9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  11. 前記開孔は、前記腹側外装体又は前記背側外装体を厚み方向に貫通する開孔である、請求項10に記載の吸収性物品。
  12. 前記吸水性繊維は、天然繊維である、請求項1~11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  13. 前記天然繊維は、コットンである、請求項12に記載の吸収性物品。
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