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JP2022147339A - 圧縮かしめ管継手 - Google Patents

圧縮かしめ管継手 Download PDF

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JP2022147339A
JP2022147339A JP2021048539A JP2021048539A JP2022147339A JP 2022147339 A JP2022147339 A JP 2022147339A JP 2021048539 A JP2021048539 A JP 2021048539A JP 2021048539 A JP2021048539 A JP 2021048539A JP 2022147339 A JP2022147339 A JP 2022147339A
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拓朗 山口
Takuro Yamaguchi
真一 西山
Shinichi Nishiyama
総介 東
Sosuke Azuma
悠介 太田
Yusuke Ota
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】高温環境下において、継手本体とスリーブとの間に挿入した樹脂管が抜けることを抑制した圧縮かしめ管継手を提供する。【解決手段】ノズル部23が一端部に設けられた継手本体20と、ノズル部23を囲繞するスリーブ30と、を備え、ノズル部23とスリーブ30との間に、樹脂管70の一端部を挿入するとともに、ノズル部23およびスリーブ30をかしめることによって、ノズル部23とスリーブ30との間で樹脂管70の一端部を水密に挟む圧縮かしめ管継手10であって、ノズル部23における樹脂管70の突き当たり位置にリング状部材50が配置され、リング状部材50の一部が、ノズル部23の前記突き当たり位置の外周面に形成されたリング状部材嵌合溝23cに嵌装されている、圧縮かしめ管継手10。【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮かしめ管継手に関する。
戸建て住宅や集合住宅の床下等に配管される給水・給湯用配管材としては、例えば、アルミニウムの芯層とその芯層を挟んで内外層に形成されたポリエチレン樹脂層とを有する金属強化ポリエチレン管等の樹脂管が用いられている。金属強化ポリエチレン管は、例えば、空調機器の冷温水配管等に用いられる。
上記樹脂管と、戸外等に配管された金属管等の剛性管とを接続するためには、例えば、特許文献1、2に示す圧縮かしめ管継手が用いられる。圧縮かしめ管継手は、継手本体のノズル部とスリーブとの間に上記樹脂管の端部を挿入し、かしめ工具にセットした専用のかしめダイスを用いて、スリーブのかしめ部をかしめることによって、水密に樹脂管を接続する。
ノズル部は、スリーブのかしめ部に対応する位置に、リング状のシール材嵌合溝を有する。このシール材嵌合溝に、リング状シール材が嵌合されている。
樹脂管は、かしめることによって、スリーブのかしめ部に対応する位置に対応する部分がノズル部側に縮径するように変形する。すると、この変形部の内壁面がリング状シール材に圧接されて、樹脂管が圧縮かしめ管継手に水密に接続される。また、リング状シール材と継手本体の間は接着剤で固定されているため、かしめられた際に、リング状シール材が継手本体から抜けて、水漏れすることはない。
特開2005-325904号公報 特開2011-169335号公報
従来、圧縮かしめ管継手では、火災のような高温環境下において、リング状シール材と継手本体との間に配置される接着剤が熱で軟化することがある。接着剤は、軟化すると接着強度が低下する。接着剤の接着強度が低下すると、かしめ時の管軸と垂直方向の荷重に起因する応力によって、継手本体からリング状シール材が離隔し、圧縮かしめ管継手から樹脂管が抜けて、水漏れが発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、高温環境下において、継手本体とスリーブとの間に挿入した樹脂管が抜けることを抑制した圧縮かしめ管継手を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を有する。
[1]ノズル部が一端部に設けられた継手本体と、前記ノズル部を囲繞するスリーブと、を備え、前記ノズル部と前記スリーブとの間に、樹脂管の一端部を挿入するとともに、前記ノズル部および前記スリーブをかしめることによって、前記ノズル部と前記スリーブとの間で前記樹脂管の一端部を水密に挟む圧縮かしめ管継手であって、前記ノズル部における前記樹脂管の突き当たり位置にリング状部材が配置され、前記リング状部材の一部が、前記ノズル部の前記突き当たり位置の外周面に形成された嵌合溝に嵌装されている、圧縮かしめ管継手。
[2]前記リング状部材の内周面側において、前記ノズル部とは反対側の稜が面取りされている、[1]に記載の圧縮かしめ管継手。
[3]前記リング状部材は、厚さ方向に切欠が設けられ、平面視C字状をなす、[1]に記載の圧縮かしめ管継手。
本発明によれば、高温環境下において、継手本体とスリーブとの間に挿入した樹脂管が抜けることを抑制した圧縮かしめ管継手を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手を模式的に示し、圧縮かしめ管継手の管軸方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手に用いられるかしめ工具を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手に用いられるかしめ工具に装着されるかしめダイスを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手に用いられるかしめ工具に装着されるかしめダイスを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手に用いられるかしめ工具に装着されるかしめダイスを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手に対し、かしめ工具に装着されたかしめダイスを用いて樹脂管を接続する方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手を構成するリング状部材を模式的に示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA-A線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手を構成するリング状部材を模式的に示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB-B線に沿う断面図である。
[圧縮かしめ管継手]
以下、本発明の実施の形態による圧縮かしめ管継手について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手を模式的に示し、圧縮かしめ管継手の管軸方向に沿う断面図である。
図1に示す圧縮かしめ管継手10は、継手本体20と、スリーブ30と、リング状シール材40と、リング状部材50と、を備える。なお、図1では、継手本体20とスリーブ30をかしめる前の状態を示す。
継手本体20は、六角ナット状のフランジ部21と、フランジ部21の一方に連設された円筒状の雄ねじ筒部22と、フランジ部21の他方に連設された円筒状のノズル部23とを備える。
図1に示すように、ノズル部23は、その最大外径D1が、圧縮かしめ管継手10に接続される樹脂管70の内径D2より小さい。また、ノズル部23は、その管軸方向の中央部に、ノズル部23の外周面23aの全周にわたって形成されたシール材嵌合溝23bを有する。また、ノズル部23は、シール材嵌合溝23bを挟む外周面23aが鋸歯状の凹凸形状に形成されている。さらに、ノズル部23は、フランジ部21に隣接する部分に、ノズル部23の外周面23aの全周にわたるリング状部材嵌合溝23cを有する。
スリーブ30は、円筒状のスリーブ本体31と、スリーブ本体31の一端に連設された円形フランジ32とを備える。スリーブ30は、ノズル部23を囲繞するように配置されている。図1に示すように、スリーブ本体31は、その内径D3が樹脂管70の外径D4とほぼ同じか少し大きくなっている。また、スリーブ本体31は、他端が継手本体20のフランジ部21におけるノズル部23側に設けられた嵌合溝21aに嵌合一体化されている。円形フランジ32は、スリーブ本体31の一端から外周方向に広がるように設けられている。
リング状シール材40は、ノズル部23のシール材嵌合溝23bに嵌装されている。また、リング状シール材40は、シール材嵌合溝23bへの嵌装状態で、シール材嵌合溝23bの底23dからの最高高さが、シール材嵌合溝23bの底23dからシール材嵌合溝23bの両側壁上端までの高さより低くなるように形成されている。さらに、リング状シール材40は、その断面形状が、非圧縮状態で、リングの厚さ方向の寸法がシール材嵌合溝23bの溝幅より少し小さく、最高高さ部分がリングの厚さ方向(中心軸方向)の中心位置よりノズル部23における雄ねじ筒部22とは反対側に少しずれた略かまぼこ形状をなしている。なお、リング状シール材40は、シール材嵌合溝23b内に配置された接着剤を介して、シール材嵌合溝23b内に嵌装されていてもよい。
リング状部材50は、平面視で円環状をなしている。リング状部材50は、平板状のパッキンまたはOリングである。リング状部材50の外径D5は、スリーブ本体31の内径D3よりも小さい。リング状部材50は、ノズル部23における樹脂管70の突き当たり位置に配置される。リング状部材50の一部は、ノズル部23の前記突き当たり位置の外周面23aに形成されたリング状部材嵌合溝23cに嵌装されている。図1に示すように、リング状部材50は、リング状部材嵌合溝23cに嵌装された状態で、その外縁がリング状部材嵌合溝23cから突出している。さらに、リング状部材50の外周面50aは、スリーブ本体31の内周面31aに接している。
図1に示すように、圧縮かしめ管継手10では、ノズル部23とスリーブ30との間に、樹脂管70の一端部が挿入される。樹脂管70の一端部が挿入された状態で、ノズル部23およびスリーブ30をかしめることによって、ノズル部23とスリーブ30との間で樹脂管70の一端部が水密に挟まれて固定される。また、ノズル部23とスリーブ30との間に挿入された樹脂管70の一端面(継手本体20のフランジ部21側の端面)70aがリング状部材50における前記外縁に突き当たる。
継手本体20は、真鍮、砲金、ステンレス鋼等から形成されている。
スリーブ30は、ステンレス鋼、アルミニウム等から形成されている。
リング状シール材40は、エチレン-プロピレン-ジエン共重合体(EPDM)等の合成ゴムから形成されている。リング状シール材40は、圧縮かしめ管継手10に樹脂管70が正常に接続されたとき、圧縮率が5%~65%となるように弾性変形するように形成されている。
リング状部材50は、ステンレス鋼、アルミニウム、エチレン-プロピレン-ジエン共重合体(EPDM)、フッ化物ゴム(FKM)等の合成ゴム等から形成されている。
本実施形態の圧縮かしめ管継手10は、例えば、図2に示すようなかしめ工具100に装着された図3~図5に示す専用のかしめダイス110を用いてスリーブ30がかしめられる。
図3~図5に示すように、かしめダイス110は、2つの分割ダイス110aから構成されている。
2つの分割ダイス110aは、それぞれ略半筒形状をしたかしめ凹部111と、かしめ凹部111の両側に設けられた突き合わせ面112とを有している。
2つの分割ダイス110aは、突き合わせ面112が、突き合わせ凸面112aと突き合わせ凹面112bとを軸方向に交互に形成した凹凸形状をしている。2つの分割ダイス110aは、一方の分割ダイス110aの突き合わせ凸面112aが他方の分割ダイス110aの突き合わせ凹面112bに突き合うようになっている。
かしめ凹部111の内壁面には、半円弧状をしたかしめ突条113が、平行に3条ずつ設けられている。そして、かしめ突条113を含むかしめ凹部111の突き合わせ面112とのコーナー部は、湾曲形状に面取りされている。
各かしめ突条113は、突き合わせ凸面112aを形成する突部112cの両端縁および端部突部112dの内側の端縁に沿うようにかしめ凹部111の内壁面と突き合わせ凸面112aとのコーナー部に達するようにそれぞれ設けられている。
2つの分割ダイス110aは、かしめ工具100にセットされた状態で、一方の分割ダイス110aのかしめ突条113と、他方の分割ダイス110aのかしめ突条113とが1つずつ対となるように配置される。2つの分割ダイス110aの突き合わせ凸面112aと突き合わせ凹面112bとが突き合わされた状態で、各対となるかしめ突条113が、かしめ凹部111の軸に直交する方向(図4の矢印X方向)から投影したとき、重なって投影されないようにかしめ凹部111の軸方向にずれるとともに、図5に示すように、かしめ凹部111の軸方向から見たとき、対となるかしめ突条113の両端部同士が重なった状態となる。すなわち、対となるかしめ突条113が略円形を形成したように見える。また、中央の対となるかしめ突条113は、かしめ時にリング状シール材40の直上を臨む位置に配置されるようになっている。
つぎに、上記かしめ工具100に装着されたかしめダイス110を用いた樹脂管Pの圧縮かしめ管継手10への接続方法を、図6を参照しながら詳しく説明する。
図6(a)に示すように、樹脂管70の一端部をノズル部23とスリーブ30との間に挿入する。
圧縮かしめ管継手10では、ノズル部23の最大外径D1が樹脂管70の内径D2より小さく、リング状シール材40の外径D5がシール材嵌合溝23bの側壁上側周縁の直径より小径である。したがって、この挿入状態では、樹脂管70とノズル部23およびリング状シール材40との間に水圧試験を行ったときに確実に水漏れが生じる隙間が生じた状態となっている。
図6(a)に示すように、樹脂管70が挿入された圧縮かしめ管継手10を、2つの分割ダイス110aの間(図6(a)では片側の分割ダイス110aしかあらわれていない)にスリーブ本体31部分が挟まるようにかしめ工具100を配置する。その後、かしめ工具100のレバー101を操作して一方の分割ダイス110aを他方の分割ダイス110a側に向かって移動させて、図6(b)に示すようにスリーブ本体31をかしめる。
このかしめによって、スリーブ本体31が3対のかしめ突条113によって、シール材嵌合溝23bの直上部分およびこのシール材嵌合溝23bを挟んだ凹凸形状部分がかしめられる。
そして、このスリーブ30がかしめられることによって、樹脂管70が、かしめ突条113に対応する部分でノズル部23側にリング状に変形される。すなわち、樹脂管70は、中央の対となるかしめ突条113に対応する部分で、図6(b)に示すように、シール材嵌合溝23b内に内壁面側の一部が入り込んでリング状シール材40を5%~65%の圧縮率になるように圧縮変形されて、しっかりと止水を図る。一方、図6(b)に示すように、2組の対となるかしめ突条113に対応する部分でシール材嵌合溝23bを挟んだ凹凸形状部分に内壁面側の一部が食い込むように圧縮変形されて樹脂管70の抜け止めがなされる。
圧縮かしめ管継手10は、上記のように、ノズル部23の最大外径D1が樹脂管70の内径D2より小径で、リング状シール材40の外径D5が、シール材嵌合溝23bの側壁上側周縁の直径より小径であるので、この挿入状態では、樹脂管70とノズル部23およびリング状シール材40との間に水圧試験を行ったときに確実に水漏れが生じる隙間が生じた状態となる。
したがって、初期水圧試験時にかしめ忘れを確実に発見することができる。もちろん、正常なかしめが行われれば、長期使用後においても、樹脂管70が抜けたり、接続部分から水漏れしたりすることがない。
また、上記かしめダイス110を用いてかしめれば、軽い力でかしめることができるとともに、かしめ部分に褶曲形状の余肉部が形成されず、周方向で圧縮が不均一になることがないため、漏水等に対する接合部の信頼性が向上する。
しかも、この圧縮かしめ管継手10は、リング状シール材40の外径D5が、シール材嵌合溝23bの側壁上側周縁の直径より小径であるので、止水性を確保するためには、樹脂管70の内壁がシール材嵌合溝23b内に入り込むように縮径させなければならない。すなわち、かしめによるスリーブ30および樹脂管70のかしめ部の縮径量を大きくする必要があるが、ダイス110を用いれば、必要な大きな縮径量を充分に確保することができる。
本実施形態の圧縮かしめ管継手10によれば、ノズル部23における樹脂管70の突き当たり位置にリング状部材50が配置され、リング状部材50の一部が、ノズル部23の前記突き当たり位置の外周面23aに形成されたリング状部材嵌合溝23cに嵌装されている。そのため、圧縮かしめ管継手10によれば、高温環境下において、水圧によってスリーブ30が継手本体20から抜けようとした際に、スリーブ30がリング状部材50に引っ掛かり、抜け難くなり、水密性を保持することができる。
<他の実施形態>
なお、本発明は、上記の実施形態に限定するものではない。
例えば、図7に示すような変形例に係るリング状部材200、図8に示すような変形例に係るリング状部材210を採用してもよい。なお、変形例に係るリング状部材200,210では、前記実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手を構成するリング状部材を模式的に示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA-A線に沿う断面図である。
図7に示すような変形例に係るリング状部材200は、その内周面200a側において、上記ノズル部23とは反対側に配置される稜200b(雄ねじ筒部22側に配置される稜)が面取りされている。このようにすれば、高温環境下において、リング状シール材40と継手本体20との間に配置される接着剤が軟化して、その接着剤の接着強度が低下しても、かしめ時の管軸と垂直方向の荷重に起因する応力をリング状部材200により緩和することができ、その応力によって継手本体20からリング状シール材40が離隔することをより抑制できる。
図8は、本発明の一実施形態に係る圧縮かしめ管継手を構成するリング状部材を模式的に示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB-B線に沿う断面図である。
図7に示すような変形例に係るリング状部材210は、その厚さ方向に切欠211が設けられている。言い換えれば、リング状部材210は、一方の面(リング状部材210の外周面210cと直交する面)210aから他方の面(リング状部材210の外周面210cと直交する面)210bにわたる切欠211が設けられている。これにより、リング状部材210は、平面視C字状をなしている。なお、リング状部材210の一方の面210aとは、リング状部材210がリング状部材嵌合溝23cに嵌装された状態でフランジ部21側を向く面のことである。リング状部材210の他方の面210bとは、リング状部材210がリング状部材嵌合溝23cに嵌装された状態でフランジ部21とは反対側を向く面のことである。このようにすれば、高温環境下において、リング状シール材40と継手本体20との間に配置される接着剤が軟化して、その接着剤の接着強度が低下しても、かしめ時の管軸と垂直方向の荷重に起因する応力をリング状部材200により緩和することができ、その応力によって継手本体20からリング状シール材40が離隔することをより抑制できる。
以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、実施の形態はこの発明の例示にしか過ぎないものである。よって、この発明は実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施の形態に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、実施の形態に複数の実施例や変形例がこの発明のものとして開示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。さらに、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例]
図1に示すように、ノズル部の外周面側に形成されたリング状部材嵌合溝にスリーブ本体の内径よりも外径が小さいリング状部材が嵌装されている圧縮かしめ管継手に、上述のように樹脂管をかしめ接続した。
[比較例]
リング状部材が嵌装されていないこと以外は実施例と同様にして、圧縮かしめ管継手に樹脂管をかしめ接続した。
[耐熱性の評価]
実施例の圧縮かしめ管継手と樹脂管とを接続したものと、比較例の圧縮かしめ管継手と樹脂管とを接続したものとの耐熱性を評価した。
耐熱性については、消防庁告示第19号「合成樹脂製の管及び管継手の基準」に準じて、樹脂管等の内部に空気が残らないように水を満たし、最高使用圧力の水圧力を加えた状態で、樹脂管等を加熱し、樹脂管の水圧力が低下するまでの時間を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2022147339000002
表1の結果から、実施例のように、圧縮かしめ管継手において、ノズル部の外周面側に形成されたリング状部材嵌合溝にスリーブ本体の内径よりも外径が小さいリング状部材を嵌装することにより、耐熱性が向上することが分かった。
10 圧縮かしめ管継手
20 継手本体
21 フランジ部
22 雄ねじ筒部
23 ノズル部
23b シール材嵌合溝
23c リング状部材嵌合溝
30 スリーブ
31 スリーブ本体
32 円形フランジ
40 リング状シール材
50,200,210 リング状部材
70 樹脂管
211 切欠

Claims (3)

  1. ノズル部が一端部に設けられた継手本体と、前記ノズル部を囲繞するスリーブと、を備え、
    前記ノズル部と前記スリーブとの間に、樹脂管の一端部を挿入するとともに、前記ノズル部および前記スリーブをかしめることによって、前記ノズル部と前記スリーブとの間で前記樹脂管の一端部を水密に挟む圧縮かしめ管継手であって、
    前記ノズル部における前記樹脂管の突き当たり位置にリング状部材が配置され、前記リング状部材の一部が、前記ノズル部の前記突き当たり位置の外周面に形成された嵌合溝に嵌装されている、圧縮かしめ管継手。
  2. 前記リング状部材の内周面側において、前記ノズル部とは反対側の稜が面取りされている、請求項1に記載の圧縮かしめ管継手。
  3. 前記リング状部材は、厚さ方向に切欠が設けられ、平面視C字状をなす、請求項1に記載の圧縮かしめ管継手。
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