JP2022114300A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022114300A JP2022114300A JP2021010547A JP2021010547A JP2022114300A JP 2022114300 A JP2022114300 A JP 2022114300A JP 2021010547 A JP2021010547 A JP 2021010547A JP 2021010547 A JP2021010547 A JP 2021010547A JP 2022114300 A JP2022114300 A JP 2022114300A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaper
- skin
- absorbent body
- absorbent
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
Description
本実施形態では、テープ型使い捨ておむつ(本願でいう「吸収性物品」の一例であり、以下、単に「おむつ」という)について、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃(長手方向の一側)と後身頃(長手方向の他側)との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が位置する。また、おむつが着用者に装着された状態(以下、「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(装着された状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(装着された状態で外側)を非肌面側とする。さらに、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。
者の陰部を覆う股下に対応する部位である股下領域1Bと、股下領域1Bの前側に位置し、着用者の前身頃に対応する部位である前身頃領域1Fと、股下領域1Bの後ろ側に位置し、着用者の後身頃に対応する部位である後身頃領域1Rとを有する。後身頃領域1Rの左右両側の縁には、前身頃領域1Fの非肌面側の面に設けられたフロントパッチ2Fへ貼着可能なテープ2L,2Rが設けられている。おむつ1は、前身頃領域1Fが着用者の腹側に配置され、後身頃領域1Rが着用者の背側に配置された状態でテープ2L,2Rがフロントパッチ2Fに貼着されると、着用者の腹囲と大腿部を取り巻く状態で着用者の身体に固定される。おむつ1がこのような形態で着用者の身体に固定されるので、着用者はおむつ1を着用した状態で立ち歩き可能である。
者の陰部は、着用者の腹側から背側まで吸収体6に覆われる状態となる。したがって、着用者が腹を下へ向けた姿勢と背を下へ向けた姿勢の何れの姿勢で液体を体外へ排出しても、排出された液体はトップシート7を介して吸収体6に接触することになる。
つ1の製造方法は、吸収体6に圧搾部20および凹部21を形成する工程に特徴を有しているため、以降では、これらの工程を主に説明する。図7は、本実施形態に係るおむつ1の製造方法の概要を示したフローチャートである。本実施形態に係るおむつの製造方法では、まず、吸収体6を非肌面側から圧搾することで、圧搾部20を形成する(ステップS101)。次いで、吸収体6の肌面側にトップシート7を伸張した状態で貼着する(ステップS102)。次いで、吸収体6をプレスすることで、吸収体6の肌面側の圧搾部20と対応する位置に凹部21を形成する(ステップS103)。吸収体6をプレスすることで、圧搾部20に対応する位置の肌面側が非肌面側に凹み、凹部21が形成される。また、この際、トップシート7が凹部21内に落ち込む。
次に、本実施形態の変形1-1に係るおむつ1について説明する。本変形例に係るおむつ1において、トップシート7は、凹部21の表面の一部と接着されている。図10は、ホットメルト接着剤30が塗布された吸収体6を肌面側から見た平面図である。このように、ホットメルト接着剤30をストライプ状に塗布することで、凹部21の表面においてトップシート7と接着される箇所と接着されない箇所を形成することができる。このため、ホットメルト接着剤30を塗布した後に、吸収体6の肌面側にトップシート7を貼着してトップシート7の一部をプレスによって凹部21内に落ち込ませることによって、トップシート7を凹部21の表面の一部と接着できる。本変形例に係るおむつ1においても吸収体6の尿吸収後には、トップシート7は、凹部21内に落ち込んでいた部分は、凹部21が潰れることによって肌面側に持ち上がるが、トップシート7の非肌面側で吸収体6の接着されている部分の肌面側の表面はだぶつき、これによって、だぶつき部7Cとなる。だぶつき部7Cは微小凹凸を有する状態となり、だぶつき部7Cと肌の間に微小な空間が複数形成される。おむつ1は、この微小な空間によって尿吸収後も着用者の肌との間に通気性を確保し、装着感を向上できる。
次に、本実施形態の変形1-2に係るおむつ1について説明する。図11は、図5と同様に、吸収体6の凹部21付近を拡大した断面図である。図12は、尿を吸収した吸収体6の凹部21付近を拡大した図である。本変形例に係るおむつ1において、トップシート7は、凹部21の一対の壁部21L,21Rの一部とホットメルト接着剤30により接着されている。吸収体6が尿吸収後に膨張すると、底部21Bが吸収体6の非凹部部分と同
じ高さになり、トップシート7の壁部21L,21Rに接着されていた部分の肌面側の表面は、だぶつき、これによって、だぶつき部7Cとなる。だぶつき部7Cは微小凹凸を有する状態となり、だぶつき部7Cと肌の間に微小な空間が複数形成される。また、元々底部21Bだった部位の吸収体6が若干凹んだままで維持され、これによって、トップシート7の肌面側に凹部7Dが形成される。おむつ1は、だぶつき部7Cによる微小な空間と凹部7Dによって尿吸収後も着用者の肌との間に通気性を確保し、装着感を向上できる。
次に、本実施形態の変形例1-2に係るおむつ1について説明する。本変形例におむつ1に係る製造方法は、吸収体6の非肌面側にバックシート5を貼着する工程を有する。図13は、本変形例に係るおむつ1の製造方法の概要を示したフローチャートである。本変形例に係るおむつの製造方法では、吸収体6の肌面側に凹部21を形成した後(ステップS103の後)に、吸収体6の非肌面側にバックシート5を貼着する(ステップS104)。吸収体6の圧搾される側である非肌面側をバックシート5で覆うことで、仮にコアラップシート6Bの非肌面側が破れてしまっても、SAPがおむつ1の外部へこぼれ出てしまうことを抑止できる。
次に、実施形態2に係るおむつ1について説明する。なお、上記実施形態に係るおむつ1および製造装置Mの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明は省略する。図15は、伸長した状態のおむつ1を肌面側から見た平面図である。図16は、図15のBB線で切断した場合のおむつ1の幅方向の断面図である。なお、図15および図16では、フロントパッチ2F,弾性部材4C,4SR,4SL,8EL,8ER,9ER,サイドシート8L,8Rの図示は省略する。
次に、その他の実施形態について説明する。上記実施形態に係るおむつ1は、テープ型のおむつであったが本発明による吸収性物品の製造方法および製造装置は、パンツ型のおむつの製造に適用可能である。また、上記実施形態では、圧搾部20、23および凹部21、24が格子状に形成されているがこれに限られず、ドット状やストライプ状に形成されていてもよい。おむつ1は、吸収体6の肌面側に凹部21を設けることによって、着用者の肌に触れる面積を小さくでき、装着感を向上できる。
1B・・股下領域
1F・・前身頃領域
1R・・後身頃領域
2F・・フロントパッチ
2L,2R・・テープ
3BL,3BR・・立体ギャザー
3R・・ウェストギャザー
4・・カバーシート
4KL,4KR・・括れ
4C,4SL,4SR,8EL,8ER,9ER・・弾性部材
5・・バックシート
6・・吸収体
6A・・吸収性コア
6B・・コアラップシート
7・・トップシート
7C・・だぶつき部
7D・・凹部
8・・サイドシート
20・・圧搾部
21・・凹部
23・・圧搾部
24・・凹部
30・・ホットメルト接着剤
M・・製造装置
M1・・搬送ライン
M2・・圧搾部形成装置
M4・・塗布装置
M5・・トップシート供給体ローラ
M6・・プレス装置
M7・・塗布装置
M8・・バックシート供給体ローラ
M9・・圧搾部形成装置
Claims (7)
- 着用者が排出した液体を吸収する吸収性物品であって、
吸収体と、
前記吸収体の肌面側に形成された第1凹部と、
前記吸収体の肌面側に貼着された肌面側シートであって、前記第1凹部の表面の少なくとも一部と接着された肌面側シートと、
を備える、吸収性物品。 - 前記肌面側シートは、前記第1凹部の表面全体と接着されている、
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記第1凹部は、溝状である、
請求項1または2に記載の吸収性物品。 - 前記肌面側シートは、前記第1凹部の表面の一部と接着されている、
請求項3に記載の吸収性物品。 - 前記第1凹部は、一対の壁部と、前記一対の壁部間に配置された底部とを、有し、
前記肌面側シートは、前記壁部の一部と接着されている、
請求項3または4に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体の非肌面側に形成された第2凹部を備え、
前記第1凹部は、前記第2凹部と対応する位置に形成されている、
請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体の非肌面側に貼着された非肌面側シートを備える、
請求項1から6のいずれか一項記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021010547A JP7643052B2 (ja) | 2021-01-26 | 2021-01-26 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021010547A JP7643052B2 (ja) | 2021-01-26 | 2021-01-26 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022114300A true JP2022114300A (ja) | 2022-08-05 |
JP7643052B2 JP7643052B2 (ja) | 2025-03-11 |
Family
ID=82658551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021010547A Active JP7643052B2 (ja) | 2021-01-26 | 2021-01-26 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7643052B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018117866A (ja) | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
-
2021
- 2021-01-26 JP JP2021010547A patent/JP7643052B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7643052B2 (ja) | 2025-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103347477B (zh) | 一次性穿用物品 | |
KR101538600B1 (ko) | 융기된 신체 합치 구조를 갖는 흡수 용품 | |
EP2786730B1 (en) | Disposable absorbent article | |
TWI225784B (en) | Absorbent article | |
TWI513453B (zh) | Absorbent items | |
JP7160645B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5769604B2 (ja) | 吸収構造体及びそれを用いた吸収性着用物品 | |
JP3794590B2 (ja) | キャビティを含む吸収体 | |
JP2017038915A (ja) | 吸収性物品 | |
CN109069326B (zh) | 吸收性物品 | |
JP2021164570A (ja) | 吸収性物品の製造方法 | |
JP2022114436A (ja) | 吸収性物品の製造方法および吸収性物品 | |
JP2022114300A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2022124880A (ja) | 吸収性物品 | |
JP7110940B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2022124881A (ja) | 吸収性物品の製造方法および吸収性物品 | |
JP6590098B1 (ja) | 吸収体及びそれを備える吸収性物品 | |
JP7596815B2 (ja) | 吸収性物品の製造方法および吸収性物品 | |
JP2022114302A (ja) | 吸収性物品の製造方法および吸収性物品 | |
JP3901728B2 (ja) | 繊維ウェブのティッシュへのクリンプ | |
JP7175357B1 (ja) | 使い捨て吸収性物品および使い捨て吸収性物品の製造方法 | |
JP7339863B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7454405B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6819744B2 (ja) | 吸収性物品の製造方法および製造装置 | |
JP6819745B2 (ja) | 吸収性物品の製造方法および製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240718 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240723 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20240920 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20241121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20250128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7643052 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |