JP2022081377A - 光ファイバ被覆層形成用組成物及びその硬化層、並びに硬化層を有する光ファイバ及び光ファイバ被覆層形成用組成物の使用 - Google Patents
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Abstract
Description
光ファイバ素線の第一次の被覆層を形成するための樹脂組成物(被覆材)をプライマリ材、第二次の被覆層を形成するための樹脂組成物をセカンダリ材、複数の光ファイバ素線の結束材料として用いられる樹脂組成物をバンドリング材と称している。また、複数のテープ状光ファイバや光ファイバケーブルをさらに結束材料でまとめる場合もあり、このとき用いられる結束材料もバンドリング材と称している。これらの樹脂被覆方法としては、液状硬化性樹脂組成物を塗布し、熱または光、特に紫外線により硬化させる方法が広く用いられている。
これらの被覆材のうち、プライマリ材においては、外部からの局所的な圧力によりガラスファイバに曲げ等が生じないようにするため、硬化物が柔軟であることが必要とされている。そのため、第一次被覆層は、通常、0.1~10MPaのヤング率を有している。
特開2012-111674号公報には、光ファイバ素線のプライマリ材として好適な樹脂組成物として、ウレタンオリゴマー及び単官能アクリルモノマーを含有する放射線硬化性樹脂組成物が開示されている。
(1) 下記式(I):
*-NH-CO-N(R1)-R2-SiR3 n-(OR4)3-n (I)
[式中、R1は、水素原子、アルキル基、またはアリール基であり、R2は、ハロゲンで置換されていてもよいメチレン基、ハロゲンで置換されていてもよく、炭素原子間にヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団を有していてもよいC2-10のアルキレン基、または置換基を有していてもよいフェニレン基であり、R3は、アルキル基であり、R4は、C1-6のアルキル基である。ここで*は結合手であり、nは0以上2以下の整数を示す]
で表される構造を含む化合物を含有する、光ファイバ被覆層形成用組成物。
(2)式(I)のR1が、水素原子、またはC1-10のアルキル基である、(1)に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(3)式(I)のR2が、炭素原子間にヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団を有していてもよいC2-10のアルキレン基である、(1)または(2)に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(4)上記ヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団がNH、O、Sから選択される、請求項1から3のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(5)式(I)のR3がC1-10のアルキル基である、(1)から(4)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(6)式(I)のR4がC2-6のアルキル基である、(1)から(5)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(7) 式(I)で表される構造を含む化合物の含有量が組成物100質量部当たり0.05質量部以上4.5質量部未満である、(1)から(6)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(8)式(I)で表される構造を含む化合物の含有量が組成物100質量部当たり0.4質量部以上3質量部未満である、(7)に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(9)式(I)で表される構造を含む化合物がウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーである、(1)から(8)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(10)ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーが一つの(メタ)アクリレート基を含む、(9)に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(11)光重合開始剤をさらに含む、(1)から(10)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(12)反応性希釈剤モノマーをさらに含む、(1)から(11)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
(13)(1)から(12)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成用組成物から形成される硬化層。
(14)(13)に記載の硬化層を有する光ファイバ。
(15)(14)に記載の光ファイバを2以上含む、光ファイバリボンまたは光ファイバケーブル。
(16)下記式(I):
*-NH-CO-N(R1)-R2-SiR3 n-(OR4)3-n (I)
[式中、R1は、水素原子、アルキル基、またはアリール基であり、R2は、ハロゲンで置換されていてもよいメチレン基、ハロゲンで置換されていてもよく、炭素原子間にヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団を有していてもよいC2-10のアルキレン基、または置換基を有していてもよいフェニレン基であり、R3は、アルキル基であり、R4は、C1-6のアルキル基である。ここで*は結合手であり、nは0以上2以下の整数を示す]
で表される構造を含む化合物を含有する、光ファイバ被覆層形成用組成物の、光ファイバ被覆層形成のための使用。
(17)式(I)のR1が、水素原子、またはC1-10のアルキル基である、(16)に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(18)式(I)のR2が、炭素原子間にヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団を有していてもよいC2-10のアルキレン基である、(16)または(17)に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(19)上記ヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団がNH、O、Sから選択される、(16)から(18)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(20)式(I)のR3がC1-10のアルキル基である、(16)から(19)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(21)式(I)のR4がC2-6のアルキル基である、(16)から(20)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(22)式(I)で表される構造を含む化合物の含有量が組成物100質量部当たり0.05質量部以上4.5質量部未満である、(16)から(21)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(23)式(I)で表される構造を含む化合物の含有量が組成物100質量部当たり0.4質量部以上3質量部未満である、(22)に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(24)式(I)で表される構造を含む化合物がウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーである、(16)から(23)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(25)ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーがひとつの(メタ)アクリレート基を含む、(16)から(24)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(26)光重合開始剤をさらに含む、(16)から(25)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(27)反応性希釈剤モノマーをさらに含む、(16)から(26)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
(28)ガラスファイバの少なくとも一部の表面に、(1)から(12)のいずれかに記載の光ファイバ被覆層形成用組成物を配置すること、及び
該組成物を硬化させて被覆層を形成することを含む、
光ファイバの製造方法。
*-NH-CO-N(R1)-R2-SiR3 n-(OR4)3-n (I)
で表される構造を含む化合物(以下、「成分(A)」とも言う。)を含有する、光ファイバ被覆層形成用組成物である。
式(I)中、R2は、メチレン基、炭素数2個以上、10個以下である(以下、「C2-10」などと記載する。)アルキレン基、または置換基を有していてもよいフェニレン基である。フェニレンの置換基としては、例えば、ハロゲン、水酸基、C1-6のアルキル基、C1-6のアルコキシ基が挙げられる。R2は、メチレン基又はC2-10のアルキレン基であることが好ましく、C2-6アルキレン基であることがより好ましい。上記メチレン基及びアルキレン基は、ハロゲンで置換されていてもよく、また、上記アルキレン基は、炭素原子間にヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団を有していてもよい。上記ヘテロ原子としては、例えば、酸素原子、硫黄原子等が挙げられ、ヘテロ原子を含む原子団としては、例えば、NH等が挙げられ、ハロゲンとしては、例えば、フッ素、塩素、臭素が挙げられる。
式(I)中、R3はアルキル基であり、C1-10のアルキル基であることが好ましく、C1-6のアルキル基であることがより好ましい。
式(I)中、R4はC1-6のアルキル基であり、C2-6のアルキル基であることが好ましく、C2-4のアルキル基であることがより好ましい。
ここで*は結合手であり、nは0以上2以下の整数を示す。nは、0または1が好ましく、0がより好ましい。
*-NH-CO-NH-(CH2)3-Si(OMe)3 式(IV)
*-NH-CO-NH-(CH2)3-Si(OEt)3 式(V)
本実施形態の組成物は、光ファイバ一次被覆層形成用(プライマリ材)として特に好適である。
ウレタンオリゴマー(A)は、主鎖の少なくとも一方の末端に式(I)の構造を有することが好ましく、片方の末端のみに式(I)の構造を有することがより好ましい。
上記式(II)の構造を含む化合物としては、好ましくは、γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン等を挙げることができ、γ-アミノプロピルトリエトキシシランがさらに好ましい。
分子中に2個の(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーは、例えば、ジオールとジイソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させて得られるウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーである。
分子中に1個の(メタ)アクリロイル基および1個の水酸基を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、例えば、水酸基含有(メタ)アクリレートに由来する1個の(メタ)アクリロイル基およびアルコールに由来する水酸基を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを挙げることができる。
分子中に1個の(メタ)アクリロイル基および1個の前記式(I)以外のケイ素含有基を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、例えば、水酸基含有(メタ)アクリレートに由来する1個の(メタ)アクリロイル基および前記式(I)以外のシランカップリング剤に由来する水酸基を有するウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを挙げることができる。前記式(I)以外のシランカップリング剤としては、例えば、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシランが好ましい。
これらのうち、成分(B)である脂肪族構造含有(メタ)アクリレートとしては、例えば、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート等が挙げられる。
成分(B)である脂環式構造含有(メタ)アクリレートとしては、例えば、イソボルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、4-ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
成分(B)である芳香族構造含有(メタ)アクリレートとしては、例えば、ベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
成分(B)であるビニル基含有ラクタムとしては、例えば、N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム等が挙げられる。
成分(B)である(メタ)アクリルアミドとしては、例えば、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、t-オクチル(メタ)アクリルアミド、
成分(B)としては、以上に挙げた化合物に加えて、アクリロイルモルホリン、ビニルイミダゾール、ビニルピリジン等;水酸基含有(メタ)アクリレートとして、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチルアクリレート等を挙げることができる。
これらの(B)成分の中では、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート等の脂肪族構造含有(メタ)アクリレートとN-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム等のビニル基含有ラクタムが好ましい。
光ファイバリボンまたは光ファイバケーブルなどの集合体は、上記した光ファイバ被覆層形成用組成物の硬化層を含む光ファイバを2以上含む集合体であり、光ファイバを結束材料で固めたテープ状光ファイバや光ファイバケーブルとすることができる。
(合成例1)ウレタンアクリレート(A)の合成例1
撹拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が2,000のポリプロピレングリコール65.2g、2,4-トリレンジイソシアネート7.57g、2,6-ジ-t-ブチル―p-クレゾール0.0180gをそれぞれ仕込み、これらを撹拌しながら液温度が40℃になるまで加温した。続いてジブチル錫ジラウレート0.0200gを添加した後、撹拌しながら液温度を10分かけて60℃まで上げた。その後60分撹拌し、残留イソシアネート基濃度が1.17質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン0.315g、2-ヒドロキシエチルアクリレート1.72gを添加し、液温度70℃にて60分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.313質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、メタノール0.178gを添加し、液温度70℃にて60分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.0500質量%以下になった時を反応終了とした。
得られたウレタンオリゴマーは、表2の実施例1に記載された3種類のウレタンオリゴマーである、「HT-(PPG2000-T)3-H」、「HT-(PPG2000-T)3-NH-(CH2)3-Si(OEt)3」および「HT-(PPG2000-T)3-OMe」の混合物である。
なお、表2に示したウレタンオリゴマーの構造において、「H」はヒドロキシエチルアクリレート残基を、「T」はトリレンジイソシアネート残基を、「PPG2000」は分子量2000のポリプロピレングリコール残基を、「Me」はメチル基を、「Et」はエチル基をそれぞれ示す。
撹拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が2000のポリプロピレングリコール65.4g、2,4-トリレンジイソシアネート7.60g、2,6-ジ-t-ブチル―p-クレゾール0.0180gをそれぞれ仕込み、これらを撹拌しながら液温度が40℃になるまで加温した。続いてジブチル錫ジラウレート0.0200gを添加した後、撹拌しながら液温度を10分かけて60℃まで上げた。その後60分撹拌し、残留イソシアネート基濃度が1.25質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン0.0315g、2-ヒドロキシエチルアクリレート1.72gを添加し、液温度70℃にて60分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.386質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、メタノール0.220gを添加し、液温度70℃にて60分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.0500質量%以下になった時を反応終了とした。
得られたウレタンオリゴマーは、表2の実施例5に記載された3種類のウレタンオリゴマーである、「HT-(PPG2000-T)3-H」、「HT-(PPG2000-T)3-NH-(CH2)3-Si(OEt)3」および「HT-(PPG2000-T)3-OMe」の混合物である。
撹拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が2,000のポリプロピレングリコール65.3g、2,4-トリレンジイソシアネート7.58g、2,6-ジ-t-ブチル―p-クレゾール0.0180gをそれぞれ仕込み、これらを撹拌しながら液温度が40℃になるまで加温した。続いてジブチル錫ジラウレート0.0200gを添加した後、撹拌しながら液温度を10分かけて60℃まで上げた。その後60分撹拌し、残留イソシアネート基濃度が1.25質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、γ-アミノプロピルトリメトキシシラン0.256g、2-ヒドロキシエチルアクリレート1.72gを添加し、液温度70℃にて60分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.311質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、メタノール0.178gを添加し、液温度70℃にて60分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.0500質量%以下になった時を反応終了とした。
得られたウレタンオリゴマーは、表2の実施例8に記載された3種類のウレタンオリゴマーである、「HT-(PPG2000-T)3-H」、「HT-(PPG2000-T)3-NH-(CH2)3-Si(OMe)3」および「HT-(PPG2000-T)3-OMe」の混合物である。
撹拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が2,000のポリプロピレングリコール65.3g、2,4-トリレンジイソシアネート7.58g、2,6-ジ-t-ブチル―p-クレゾール0.0180gをそれぞれ仕込み、これらを撹拌しながら液温度が40℃になるまで加温した。続いてジブチル錫ジラウレート0.0200gを添加した後、撹拌しながら液温度を10分かけて60℃まで上げた。その後60分撹拌し、残留イソシアネート基濃度が1.25質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシラン0.280g、2-ヒドロキシエチルアクリレート1.72gを添加し、液温度70℃にて90分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.312質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、メタノール0.178gを添加し、液温度70℃にて60分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.0500質量%以下になった時を反応終了とした。
得られたウレタンオリゴマーは、表2の比較例2に記載された3種類のウレタンオリゴマーである、「HT-(PPG2000-T)3-H」、「HT-(PPG2000-T)3-S-(CH2)3-Si(OMe)3」および「HT-(PPG2000-T)3-OMe」の混合物である。
撹拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が2,000のポリプロピレングリコール65.4g、2,4-トリレンジイソシアネート7.59g、2,6-ジ-t-ブチル―p-クレゾール0.0180gをそれぞれ仕込み、これらを撹拌しながら液温度が40℃になるまで加温した。続いてジブチル錫ジラウレート0.0200gを添加した後、撹拌しながら液温度を10分かけて60℃まで上げた。その後60分撹拌し、残留イソシアネート基濃度が1.25質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシラン0.140g、2-ヒドロキシエチルアクリレート1.72gを添加し、液温度70℃にて90分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.353質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、メタノール0.201gを添加し、液温度70℃にて60分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.0500質量%以下になった時を反応終了とした。
得られたウレタンオリゴマーは、表2の比較例3に記載された3種類のウレタンオリゴマーである、「HT-(PPG2000-T)3-H」、「HT-(PPG2000-T)3-S-(CH2)3-Si(OMe)3」および「HT-(PPG2000-T)3-OMe」の混合物である。
撹拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が2,000のポリプロピレングリコール65.4g、2,4-トリレンジイソシアネート7.60g、2,6-ジ-t-ブチル―p-クレゾール0.0180gをそれぞれ仕込み、これらを撹拌しながら液温度が40℃になるまで加温した。続いてジブチル錫ジラウレート0.0200gを添加した後、撹拌しながら液温度を10分かけて60℃まで上げた。その後60分撹拌し、残留イソシアネート基濃度が1.25質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシラン0.0280g、2-ヒドロキシエチルアクリレート1.72gを添加し、液温度70℃にて90分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.386質量%(仕込み量に対する割合)以下となった後、メタノール0.220gを添加し、液温度70℃にて60分反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.0500質量%以下になった時を反応終了とした。
得られたウレタンオリゴマーは、表2の比較例4に記載された3種類のウレタンオリゴマーである、「HT-(PPG2000-T)3-H」、「HT-(PPG2000-T)3-S-(CH2)3-Si(OMe)3」および「HT-(PPG2000-T)3-OMe」の混合物である。
TDI:2,4-トリレンジイソシアネート
γ-APTES:γ-アミノプロピルトリエトキシシラン
MeOH:メタノール
NCO%(1):PPGとTDI反応後の残留イソシアネート基濃度であり、合成時の基準値を示したものである。
NCO%(2):γ-アミノプロピルトリエトキシシランとHEA反応後の残留イソシアネート基濃度であり、合成時の基準値を示したものである。
(1)粘度:
実施例及び比較例で得られた組成物の25℃における粘度を、粘度計TVB-10H(東機産業社製)を用いてJIS K 6833-1及びJIS K 7117-1に準拠して測定した。
実施例及び比較例で得られた組成物の硬化物のヤング率を測定した。381μm厚のアプリケーターバーを用いてガラス板上に液状硬化性樹脂組成物を塗布し、これを空気中で1J/cm2のエネルギーの紫外線を照射して硬化させ、ガラス板から剥離することにより試験用フィルムを得た。この硬化フィルムを温度23℃、相対湿度50%下で所定時間静置後、延伸部が幅6mm、長さ25mmとなるように短冊状サンプルを作製した。この短冊状サンプルを同温度、相対湿度条件下で引張り試験機5542C4600(インストロンジャパン社製)を用い、JIS K7161-1に準拠して引張試験を行った。引張速度は1mm/minで、2.5%歪みでの抗張力からヤング率を求めた。
実施例及び比較例で得られた組成物の硬化物のガラス密着力を測定した。381μm厚のアプリケーターバーを用いてガラス板上に液状硬化性樹脂組成物を塗布し、これを空気中で1J/cm2のエネルギーの紫外線を照射し硬化させ、試験用フィルムを得た。この硬化フィルムを温度23℃、相対湿度50%下で所定時間静置後、延伸部が幅10mm、長さ50mmとなるように短冊状サンプルを作製した。この短冊状サンプルを同温度、相対湿度条件下で引張試験機5542C4600(インストロンジャパン社製)を用いてJIS Z 0237に準拠してガラス密着力試験を行った。引張速度は50mm/minで30秒後の抗張力からガラス密着力を求めた。
*-NH-CO-S-(CH2)3-Si(OMe)3 式(III)
*-NH-CO-NH-(CH2)3-Si(OMe)3 式(IV)
*-NH-CO-NH-(CH2)3-Si(OEt)3 式(V)
上記式(III)、(IV)および(V)において、「Me」はメチル基であり、「Et」はエチル基であり、「*」は結合手を示す。
Claims (28)
- 下記式(I):
*-NH-CO-N(R1)-R2-SiR3 n-(OR4)3-n (I)
[式中、R1は、水素原子、アルキル基、またはアリール基であり、R2は、ハロゲンで置換されていてもよいメチレン基、ハロゲンで置換されていてもよく、炭素原子間にヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団を有していてもよいC2-10のアルキレン基、または置換基を有していてもよいフェニレン基であり、R3は、アルキル基であり、R4は、C1-6のアルキル基である。ここで*は結合手であり、nは0以上2以下の整数を示す]
で表される構造を含む化合物を含有する、光ファイバ被覆層形成用組成物。 - 式(I)のR1が、水素原子、またはC1-10のアルキル基である、請求項1に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 式(I)のR2が、炭素原子間にヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団を有していてもよいC2-10のアルキレン基である、請求項1または2に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 前記ヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団がNH、O、Sから選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 式(I)のR3がC1-10のアルキル基である、請求項1から4のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 式(I)のR4がC2-6のアルキル基である、請求項1から5のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 式(I)で表される構造を含む化合物の含有量が組成物100質量部当たり0.05質量部以上4.5質量部未満である、請求項1から6のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 式(I)で表される構造を含む化合物の含有量が組成物100質量部当たり0.4質量部以上3質量部未満である、請求項7に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 式(I)で表される構造を含む化合物がウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーである、請求項1から8のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーが一つの(メタ)アクリレート基を含む、請求項9に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 光重合開始剤をさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 反応性希釈剤モノマーをさらに含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物から形成される硬化層。
- 請求項13に記載の硬化層を有する光ファイバ。
- 請求項14に記載の光ファイバを2以上含む、光ファイバリボンまたは光ファイバケーブル。
- 下記式(I):
*-NH-CO-N(R1)-R2-SiR3 n-(OR4)3-n (I)
[式中、R1は、水素原子、アルキル基、またはアリール基であり、R2は、ハロゲンで置換されていてもよいメチレン基、ハロゲンで置換されていてもよく、炭素原子間にヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団を有していてもよいC2-10のアルキレン基、または置換基を有していてもよいフェニレン基であり、R3は、アルキル基であり、R4は、C1-6のアルキル基である。ここで*は結合手であり、nは0以上2以下の整数を示す]
で表される構造を含む化合物を含有する、光ファイバ被覆層形成用組成物の、光ファイバ被覆層形成のための使用。 - 式(I)のR1が、水素原子、またはC1-10のアルキル基である、請求項16に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- 式(I)のR2が、炭素原子間にヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団を有していてもよいC2-10のアルキレン基である、請求項16または17に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- 前記ヘテロ原子若しくはヘテロ原子を含む原子団がNH、O、Sから選択される、請求項16から18のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- 式(I)のR3がC1-10のアルキル基である、請求項16から19のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- 式(I)のR4がC2-6のアルキル基である、請求項16から20のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- 式(I)で表される構造を含む化合物の含有量が組成物100質量部当たり0.05質量部以上4.5質量部未満である、請求項16から21のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- 式(I)で表される構造を含む化合物の含有量が組成物100質量部当たり0.4質量部以上3質量部未満である、請求項22に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- 式(I)で表される構造を含む化合物がウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーである、請求項16から23のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーが単一(メタ)アクリレート基からなる、請求項16から24のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- 光重合開始剤をさらに含む、請求項16から25のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- 反応性希釈剤モノマーをさらに含む、請求項16から26のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成のための使用。
- ガラスファイバの少なくとも一部の表面に、請求項1から12のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆層形成用組成物を配置すること、及び
該組成物を硬化させて被覆層を形成することを含む、
光ファイバの製造方法。
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