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JP2022026063A - 車両用フードロック装置 - Google Patents

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JP2022026063A
JP2022026063A JP2020129344A JP2020129344A JP2022026063A JP 2022026063 A JP2022026063 A JP 2022026063A JP 2020129344 A JP2020129344 A JP 2020129344A JP 2020129344 A JP2020129344 A JP 2020129344A JP 2022026063 A JP2022026063 A JP 2022026063A
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Abstract

Figure 2022026063000001
【課題】車両用フードロック装置において、車外からセカンダリラッチを操作することなく、フードを簡単に開けることができるようにする。
【解決手段】プライマリラッチ3がラッチ位置にあるとき、ストライカに接触することで、ラチェット5の解除作動に対して連動しないラッチ検知位置に保持され、プライマリラッチ3がアンラッチ位置にあって、ストライカが半開位置にあるとき、ストライカから離れることで、ラチェット5の解除作動に対して連動可能なアンラッチ検知位置に移動可能なセンシングレバー7を備える。プライマリラッチ3がラッチ位置にあるとき、解除操作手段の1回目の解除操作に基づくラチェット5の解除作動により、プライマリラッチ3のラッチ位置からアンラッチ位置への移動を可能にし、解除操作手段の2回目の解除操作に基づくラチェット5の解除作動により、センシングレバー7を介してセカンダリラッチ6を待機位置から退避位置に移動させる。

【選択図】図3

Description

本発明は、車両のフードを閉鎖位置に保持するための車両用フードロック装置に関する。
一般的に、車両用フードロック装置においては、自動車等の車両のエンジンルーム内のラジエタコアサポートに取り付けられ、車体に上下方向に開閉自在に枢支されたフードに設けられたストライカと係合可能なプライマリラッチと、ストライカが係合したプライマリラッチに係合することにより、フードを全閉位置に保持するラチェットと、プライマリラッチから離脱したストライカに係合することにより、フードを全閉位置から僅かに開いた半開位置に保持するセカンダリラッチとを備えて、運転席近傍に配置されるオープナハンドルの解除操作に基づいて、ラチェットを解除作動させてラッチとの係合を解除することで、フードを半開位置として、この状態で、ユーザが車両の前方に移動して、フードの前端とラジエータグリルとの間の隙間に手を差し入れると共に、セカンダリラッチに設けたハンドル部を解除操作した状態でフードを持ち上げることで開けることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000-54706号公報
しかしながら、一般的な従来の車両用フードロック装置においては、フードを半開位置から開けるには、ユーザが車外からフードとラジエータグリルとの間の隙間から手を差し入れてセカンダリラッチの操作部を手探りで探して操作する必要があるため、特に、フードロック装置が奥まった位置に配置されるようなデザインの車両にあっては、操作部を探し難く操作性が非常に悪いという課題がある。
本発明は、上記の課題に鑑み、車外からセカンダリラッチを操作することなく、フードを簡単に開けることができるようにした車両用フードロック装置を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
本発明に係る車両用フードロック装置においては、車体に開閉可能に支持されるフードに設けられるストライカと、前記車体に固定されると共に、前記ストライカが前記フードの閉動作に伴って進入し、開動作に伴って退出するストライカ進入溝を有するベースプレートと、前記ベースプレートに所定角度回動可能に支持され、前記ストライカ進入溝に進入した前記ストライカに係合したラッチ位置、及び前記ストライカが離脱したアンラッチ位置に移動可能なプライマリラッチと、前記ベースプレートに所定角度回動可能に支持され、前記プライマリラッチに係合することで、前記プライマリラッチをラッチ位置に保持し、所定位置に設けられる解除操作手段の操作に基づく解除作動により、前記プライマリラッチのラッチ位置からアンラッチ位置への移動を可能にするラチェットと、前記ベースプレートに所定角度回動可能に支持され、前記ストライカが全閉位置よりも僅かに開いた半開位置にあるとき、前記ストライカに係合可能な待機位置から前記ストライカに係合不能な退避位置に移動可能で、かつ付勢手段によりそれぞれの位置に弾性保持されるセカンダリラッチと、前記プライマリラッチがラッチ位置にあるとき、前記ストライカに接触することで、前記ラチェットの解除作動に対して連動しないラッチ検知位置に保持され、前記プライマリラッチがアンラッチ位置にあって、前記ストライカが半開位置にあるとき、前記ストライカから離れることで、前記ラチェットの解除作動に対して連動可能なアンラッチ検知位置に移動可能なセンシングレバーと、を備え、前記プライマリラッチがラッチ位置にあるとき、前記解除操作手段の1回目の解除操作に基づく前記ラチェットの解除作動により、前記プライマリラッチのラッチ位置からアンラッチ位置への移動を可能にし、前記解除操作手段の2回目の解除操作に基づく前記ラチェットの解除作動により、前記センシングレバーを連動させて前記セカンダリラッチを待機位置から退避位置に移動させることを特徴とする。
好ましくは、前記センシングレバーは、アンラッチ検知位置にあるとき、前記ストライカ進入溝に進入し、ラッチ検知位置にあるとき、前記ストライカに接触する検知部を有する。
好ましくは、前記センシングレバーは、ラッチ検知位置にあるとき、前記ラチェットが解除作動しても前記ラチェットに設けた当接部に対して当接不能で、前記アンラッチ検知位置にあるとき、前記ラチェットの解除作動に伴って前記当接部に当接することにより、前記ラチェットの解除作動に連動可能とする被当接部を有する。
好ましくは、前記センシングレバーは、前記セカンダリラッチに所定角度回動可能に連結される。
好ましくは、前記センシングレバーは、自体と前記セカンダリラッチ間に作用するスプリングにより、前記アンラッチ検知位置方向へ常時付勢される。
前記センシングレバーの回転中心を、前記セカンダリラッチの回転軸よりも下方とする。
好ましくは、前記センシングレバーを、前記ベースプレートと前記セカンダリラッチとの間に配置し、かつ前記セカンダリラッチの前記回転軸の周辺を移動する。
好ましくは、前記付勢手段を、一端部が前記セカンダリラッチに掛止され、他端部が前記ベースプレートに掛止されて、前記セカンダリラッチの待機位置と退避位置との間の中間位置を境にして、前記セカンダリラッチに付与する付勢力の付勢方向が反転するターンオーバースプリングとする。
本発明によると、解除操作手段における1回目の操作により、プライマリラッチに対するストライカの係合を解除し、解除操作手段の2回目の操作により、セカンダリラッチを退避位置に移動させることができるため、従来のように車外からセカンダリラッチを操作することなく、フードを簡単に開けることができる。
本発明に係る車両用フードロック装置を装着した自動車の前方から見た斜視図である。 フードロック装置の左斜め前方から見た斜視図である。 フードロック装置の左斜め前方から見た分解斜視図である。 フードロック装置の正面図である。 フードロック装置の後面図である。 フードを全閉位置に保持しているときの要部の拡大正面図である。 オープナハンドルが1回目の解除操作されたときの要部の拡大正面図である。 オープナハンドルの1回目の解除操作でプライマリラッチがアンラッチ位置に回動したときの要部の拡大正面図である。 オープナハンドルの1回目の解除操作が終了した場合の要部の拡大正面図である。 オープナハンドルが2回目の解除操作されたときの要部の拡大正面図である。 フードが開いているときの要部の拡大正面図である。 フードが閉じ方向へ移動していときの要部の拡大正面図である。 図6と同じ状態の要部の拡大後面図である。 図9と同じ状態の要部の拡大後面図である。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で使用する左右方向、回転方向の向きは、図面の各正面図を基準とする。
本発明に係る車両用フードロック装置1は、図1に示すように、自動車等の車両Vのフロント部のエンジンルーム内のラジエータコアサポート(以下、「車体」という)に取り付けられ、後部が車体に上下方向に開閉自在に枢支されたフードHの前部に設けられたストライカSに係合することによりフードHを全閉位置に保持し、運転席近傍に配置される手動式のオープナハンドル100の操作によりフードHの開放を可能にする。
フードロック装置1は、図2~5に示すように、車体に固定される金属製のベースプレート2を備える。ベースプレート2には、中央上部にフードHの開閉作動に伴って、ストライカSが進退し得るように上方が開口したストライカ進入溝21が設けられると共に、プライマリラッチ3、リフトレバー4、ラチェット5、セカンダリラッチ6及びセンシングレバー7がそれぞれ所定角度回動可能に支持される。
プライマリラッチ3は、略中央部が前後方向を向くラッチ軸8によりベースプレート2の後面側に所定角度回動可能に支持され、図6に示すラッチ位置から例えば図10に示すアンラッチ位置、及びその逆に回動可能であって、フードHの閉鎖時にストライカ進入溝21に進入するストライカSがプライマリラッチ3の係合溝31に噛合することにより、アンラッチ位置からラッチ方向(時計方向)へ略45度回転してラッチ位置に回動する。
ラチェット5は、上端部が前後方向を向くラチェット軸9によりベースプレート2の後面側に所定角度回動可能に支持されると共に、ラチェットスプリング10によりプライマリラッチ3に係合する係合方向(時計方向)に付勢される。フードHが全閉位置にあって、ストライカSがプライマリラッチ3の係合溝31に係合して、プライマリラッチ3が図6に示すラッチ位置にある場合には、ラチェット5は、図6に示す係合位置にあって、中央部に設けた段差状の爪部51がプライマリラッチ3におけるアーム部32の先端に設けた係合部33に係合することによって、プライマリラッチ3をラッチ位置に保持する。
なお、本実施形態においては、図6に示すように、ストライカSがプライマリラッチ3の係合溝31に係合して、プライマリラッチ3がラッチ位置にあり、かつラチェット5がプライマリラッチ3に係合している状態を、ラッチ状態と定義し、また、図8~11に示すように、ストライカSがプライマリラッチ3の係合溝31から離脱して、プライマリラッチ3がアンラッチ位置にある状態を、アンラッチ状態と定義する。
さらに、ラチェット5は、下端部に設けた連結部52が解除操作手段を構成するオープナハンドル100にボーデンケーブルにより構成される操作力伝達部材11を介して連結されることにより、オープナハンドル100の一方向への操作に基づいて、ラチェット軸9を中心に、ラチェットスプリング10の付勢力に抗して、解除方向(反時計方向)へ所定角度回動して、爪部51がプライマリラッチ3の係合部33から外れて、プライマリラッチ3のアンラッチ方向(反時計方向)への回転を自由にする。
なお、本実施形態においては、解除操作手段を、運転席近傍に設けられる手動式のオープナハンドル100としたが、これに代えて、運転席、またはエンジンルーム内に設けられる電動式のアクチュエータとすることも可能である。
プライマリラッチ3は、アンラッチ方向への回転が自由になると、リフトレバー4に作用するリフトスプリング12の付勢力により、ラッチ位置からアンラッチ方向へ回転してアンラッチ位置に移動して、係合溝31に噛合しているストライカSを上方へ持ち上げる。これにより、フードHは、全閉位置から半開位置まで持ち上げられる。
リフトレバー4は、略中央部がラッチ軸8によりベースプレート2の後面側に所定角度回動可能に支持されて、リフトスプリング12の付勢力によりリフト方向(反時計方向)へ付勢されると共に、プライマリラッチ3に対して回転方向に若干の遊びを介して連結される。リフトスプリング12の付勢力は、リフトレバー4及びストライカSを介してフードHに伝達されて、フードHを全閉位置から半開位置まで持ち上げるリフト力として作用すると共に、プライマリラッチ3をラッチ位置からアンラッチ位置まで回転させる力としても作用する。
前述のプライマリラッチ3に対するリフトレバー4の回転方向への若干の遊びは、特に、図13、14に示すように、プライマリラッチ3のアーム部32に後方へ突出するように設けた突部34をリフトレバー4に設けた連結孔41に対して回転方向に若干の遊びが生じるように係合させることにより達成される。
リフトレバー4には、プライマリラッチ3のアーム部32の後側に重なり合うと共に、プライマリラッチ3の係合溝31に下方から若干進入可能なリフトアーム部42が設けられる。フードHが全閉位置にあって、図6に示すように、プライマリラッチ3がラッチ位置に保持されている場合、リフトアーム部42は、リフトスプリング12の強力な付勢力により、プライマリラッチ3の係合溝31に係合しているストライカSを係合溝31の上縁に対して強く押し付けることで、係合溝31内でのストライカSのガタ付き、ひいてはフードHのガタ付きを抑止する。
セカンダリラッチ6は、下部が前後方向を向くセカンダリラッチ軸13によりベースプレート2の前面側に左右方向へ所定角度回転可能に支持されると共に、ターンオーバースプリング14の付勢力に抗して、図6に示す待機位置から図10、11に示す待避位置、及びその逆へ回動可能である。セカンダリラッチ6には、ストライカ進入溝21に沿うように上方へ延伸するアーム部61の上端部に設けられるフック部62と、ストライカ進入溝21を挟んで、アーム部61に対峙する第1検知部63と、当該第1検知部63の上端から右斜め上方へ延伸する第2検知部64とが設けられる。
ターンオーバースプリング14は、トーションスプリングにより構成され、一方のアーム部14aがセカンダリラッチ6に掛止され、他方のアーム部14bがベースプレート2に掛止されることにより、セカンダリラッチ6が回動した際、セカンダリラッチ6の待機位置と退避位置との間の中間位置を境にして、セカンダリラッチ6に作用する回転方向への付勢力の付勢方向が反転する。具体的には、セカンダリラッチ6が中間位置よりも待機位置寄り側にあるときには、セカンダリラッチ6に対して待機方向(時計方向)への付勢力を付与し、また、セカンダリラッチ6が中間位置よりも退避位置寄り側にあるときには、セカンダリラッチ6に対して退避方向(反時計方向)への付勢力を付与する。なお、セカンダリラッチ6に対してターンオーバースプリング14の付勢力が待機方向へ作用している場合には、セカンダリラッチ6は、ベースプレート2に設けたストッパ部22の下側に当接することにより待機位置に保持される。また、セカンダリラッチ6に対してターンオーバースプリング14の付勢力が退避方向へ作用している場合には、セカンダリラッチ6は、ストッパ部22の上側に当接することにより退避位置に保持される。
フック部62は、セカンダリラッチ6が待機位置に保持されている場合には、フードHの開閉動作に伴うストライカSの移動軌跡内に進入して、プライマリラッチ3の係合溝31から離脱したストライカSに対して上方から係合することで、フードHを半開位置に保持し、また、セカンダリラッチ6が退避位置に保持されている場合には、ストライカSの移動規制外に退避して、ストライカSに対して係合しない位置でフードHの開閉を自由に行えるようにする。
第1検知部63は、フードHが全閉位置にあって、ストライカSがプライマリラッチ3の係合溝31に噛合し、かつセカンダリラッチ6が待機位置にある場合には、ストライカSの右側面に近設し、かつストライカSの右側面に当接可能な位置にある。これにより、プライマリラッチ3がラッチ位置にある場合には、セカンダリラッチ6を待機位置から退避方向へ回転させようしても、第1検知部63がストライカSの右側面に当接して、セカンダリラッチ6の待機位置から退避位置への移動を阻止する。したがって、ストライカSがプライマリラッチ3の係合溝31に係合したラッチ状態においては、セカンダリラッチ6を待機位置から退避位置に移動させることはできない。これにより、セカンダリラッチ6の誤作動を抑止する。
第2検知部64は、セカンダリラッチ6が待機位置に保持されている場合には、ストライカ進入溝21の右方に退避し、また、セカンダリラッチ6が退避位置に保持されているときには、ストライカ進入溝21内に進入する。これにより、セカンダリラッチ6がターンオーバースプリング14の付勢力により退避位置に保持されている場合、フードHの閉動作に伴って、ストライカ進入溝21内に上方から進入してきたストライカSが傾斜状態にある第2検知部64の上面に当接することで、セカンダリラッチ6をターンオーバースプリング14の付勢力に抗して、退避位置から待機位置に強制移動させることができる。
センシングレバー7は、ベースプレート2の前面とセカンダリラッチ6の後面との間にあって、前後方向を向く連結軸15によりセカンダリラッチ6の下部に上下方向へ所定角度回動可能に連結されると共に、一端が自体に掛止され、他端がセカンダリラッチ6に掛止されたスプリング16により、連結軸15を中心にして、セカンダリラッチ6に対して反時計方向への付勢力が付与される。
さらに、センシングレバー7は、セカンダリラッチ軸13の周辺に位置するように開設され、セカンダリラッチ軸13と干渉しないように貫通する逃げ孔74と、逃げ孔74の上方に設けられる検知部71と、当該検知部71の右斜め下方に設けられる当接部72と、逃げ孔74の下方にあって、かつ回転中心(連結軸15)の右方に設けられる被当接部73とを有して、プライマリラッチ3がラッチ位置にある場合には、検知部71がプライマリラッチ3の係合溝31に係合しているストライカSの側部に当接することで、図6に示すラッチ検知位置に保持され、プライマリラッチ3がアンラッチ位置にあって、ストライカSが半開位置(図8~11に示す位置)にある場合には、スプリング16の付勢力により、連結軸15を中心に、ラッチ検知位置から反時計方向へ所定角度回動して、検知部71がストライカ進入溝31内に進入するアンラッチ検知位置(図8~11に示す位置)に保持される。
好ましくは、センシングレバー7の回転中心である連結軸15は、セカンダリラッチ6の回転中心であるセカンダリラッチ軸15の左斜め下方に配置される。このようにすると、センシングレバー7の後述の解除作動をセカンダリラッチ6に対して効率よく伝達することができる。また、センシングレバー7に逃げ孔74設けて、逃げ孔74の上方に設けられる検知部71、同じく右方に設けられる当接部72及び左方に設けられる被当接部73がセカンダリラッチ軸13の周辺を移動するようにしたことにより、既存のフードロック装置を大幅に変更することなく、センシングレバー7を既存のフードロック装置に追加することができるため、コストの上昇を最低限に抑えることが可能となる。
被当接部73は、センシングレバー7がラッチ検知位置に保持されているときには、特に図13から理解できるように、ラチェット5の下端部に設けられた当接部53の移動軌跡(ラチェット5のラチェット軸9を中心に回動した場合の当接部53の移動軌跡)外に退避し、また、センシングレバー7がアンラッチ検知位置に保持されているときには、特に図14から理解できるように、ラチェット5の当接部53の移動軌跡内に進入する。
センシングレバー7がラッチ検知位置に保持されている状態においては、被当接部73がラチェット5の当接部53の移動軌跡外に位置して、オープナハンドル100の1回目の解除操作により、ラチェット5が解除方向へ回動しても、当接部53が被当接部73に対して当接しないため、センシングレバー7は、ラッチ検知位置に留まったまま回動することはない。すなわち、オープナハンドル100の1回目の解除操作では、ラチェット5を解除方向へ回動させることで、プライマリラッチ3のラッチ位置からアンラッチ位置への回動を許可する。
センシングレバー7がアンラッチ検知位置にある状態においては、被当接部73がラチェット5の当接部53移動軌跡内に進入した位置にあって、オープナハンドル100の2回目の解除操作により、ラチェット5が解除方向へ回動すると、今度は、当接部53が被当接部73に対して左方から当接して、センシングレバー7がラチェット5の解除方向への回動に連動して、アンラッチ検知位置から右方へ移動する。これによりセンシングレバー7に連結されたセカンダリラッチ6は、ターンオーバースプリング14の付勢力に抗して、セカンダリラッチ軸13を中心に、待機位置から退避位置に回動する。
次に、図6~14を参照して、本実施形態に係る車両用フードロック装置1の作用について説明する。
図6に示すように、フードHが全閉位置にある場合には、フードロック装置1のプライマリラッチ3は、ラッチ位置にあり、ラチェット5は、プライマリラッチ3の係合部33に係合し、ストライカSは、プライマリラッチ3の係合溝31に係合している。この場合には、ストライカSは、リフトレバー4に作用するリフトスプリング12の付勢力により、リフトレバー4のリフトアーム部42とプライマリラッチ3の係合溝31の上縁との間にガタ付きが生じないように挟み込まれている。セカンダリラッチ6は、ターンオーバースプリング14の付勢力により待機位置に弾性保持されている。また、センシングレバー7は、自体の検知部71がストライカSの側部に当接することで、ラッチ検知位置に保持されている。
また、フードHが全閉位置にある場合には、セカンダリラッチ6の第1検知部63がストライカSの右側面に当接可能な位置にあるため、セカンダリラッチ6の待機位置から退避方向への回動は阻止されている。したがって、この状態においては、プライマリラッチ3がアンラッチ位置に回動しない限り、セカンダリラッチ6は、待機位置から退避位置に回動することはない。
さらに、フードHが全閉位置にある場合には、図6、13に示すように、センシングレバー7がラッチ検知位置に保持されているため、被当接部73は、ラチェット5の当接部53の移動軌跡外に退避した位置にある。
フードHの全閉状態(図6に示す状態)において、オープナハンドル100が1回目の解除操作が行われると、当該解除操作は、操作力伝達部材11を介してラチェット5に伝達される。これにより、ラチェット5は、図6に示す係合位置からラチェット軸9を中心に解除方向(反時計方向)へ所定角度回動して、図7、8に示すように、爪部51がプライマリラッチ3の係合部33から外れた解除位置に回動する。なお、オープナハンドル100の1回目の解除操作によるラチェット5の解除作動は、センシングレバー7の被当接部73がラチェット5の当接部53の移動軌跡外に退避しているため、ラチェット5の解除作動はセンシングレバー7に伝達されない。
ラチェット5の爪部51がプライマリラッチ3の係合部33から離脱すると、プライマリラッチ3は、リフトレバー4に作用するリフトスプリング12の付勢力により、図6に示すラッチ位置から図7に示す位置を経て図8に示すアンラッチ位置に回動し、当該回動によりストライカSを上昇させることで、フードHを半開位置まで持ち上げる。上昇したストライカSは、図8に示すように半開位置にあって、セカンダリラッチ6のフック部62に対して下方から係合可能であるため、フードHは、半開位置に保持される。
なお、図8に示す状態においては、ストライカSが半開位置に上昇して、センシングレバー7の検知部71とストライカSとの互いの当接関係は解消されているため、センシングレバー7は、スプリング16の付勢力により、ラッチ検知位置からアンラッチ検知位置に向けて回動しようとするが、この状態にあっては、ラチェット5が解除作動した状態で、ラチェット5の当接部53がセンシングレバー7における被当接部73の上側に接触した位置にあるため、センシングレバー7のアンラッチ検知位置への回動は途中で阻止されている。
引き続いて、オープナハンドル100を解除操作位置から非操作位置に戻すと、ラチェット5は、ラチェットスプリング10の付勢力により、解除位置から係合方向へ回動する。これにより、図9、14に示すように、ラチェット5の当接部53が左方(図14においては右方)へ移動してセンシングレバー7の被当接部73の上側から外れることで、センシングレバー7は、スプリング16の付勢力により、連結軸15を中心に反時計方向(上方)へ若干回動してアンラッチ検知位置に停止して、被当接部73がラチェット5の当接部53の移動軌跡内に進入する。
引き続いて、オープナハンドル100が2回目の解除操作が行われると、図10に示すように、再び、ラチェット5は、ラチェットスプリング10の付勢力に抗して、解除方向へ回動することで、当接部53がセンシングレバー7の被当接部73に対して左方から当接する。これにより、センシングレバー7が右方へ移動することで、センシングレバー7に連結軸15により連結されたセカンダリラッチ6は、ターンオーバースプリング14の付勢力に抗して、セカンダリラッチ軸13を中心に待機位置から反時計方向へ所定角度回動して退避位置に移動して、当該退避位置に保持される。
その後は、再び、オープナハンドル100を非操作位置に戻して、ユーザがフードHの前側に移動して、フードHの前端部をそのまま持ち上げることで、フードHを簡単に開けることができる。したがって、従来のように、フードHと車体との間に手を差し入れて、セカンダリラッチの操作部を手探りで探す必要がない。
図11に示すように、フードHが開いた状態においては、プライマリラッチ3は、アンラッチ位置に保持され、セカンダリラッチ6は、退避位置に保持され、センシングレバー7は、アンラッチ検知位置に保持されている。この状態で、フードHが閉じられると、ストライカSがストライカ進入溝21に上方から進入し、セカンダリラッチ6におけるフック部62の側方を通過して、プライマリラッチ3の係合溝31に係合すると共に、セカンダリラッチ6の第2検知部64に当接する。これにより、図12に示すように、セカンダリラッチ6は、ターンオーバースプリング14の付勢力に抗して、退避位置から待機位置に回動する。また、センシングレバー7は、当接部72がセカンダリラッチ6の被当接部65に当接することで、セカンダリラッチ6と共にラッチ検知位置へ向けて回動する。
そして、さらにストライカSがストライカ進入溝21に深く進入すると、プライマリラッチ3は、リフトスプリング12の付勢力に抗して、ラッチ位置に向けて回動して、ラチェット5の爪部51がラチェットスプリング10の付勢力により、プライマリラッチ3の係合部33に係合する。また、これと並行して、ストライカSがセンシングレバー7における検知部71の傾斜形状の上端に当接することで、センシングレバー7は、スプリング16の付勢力に抗して、さらに時計方向へ回動してアンラッチ検知位置に回動する。これにより、フードロック装置1は、図6に示すラッチ状態となり、フードHは全閉位置に保持される。
以上のように、本実施形態においては、オープナハンドル100の1回目の一方向への解除操作に基づく、ラチェット5の解除作動により、プライマリラッチ3のラッチ位置からアンラッチ位置への回動を許可し、続いて、オープナハンドル100の2回目の一方向への解除操作に基づく、ラチェット5の解除作動により、センシングレバー7を介してセカンダリラッチ6を待機位置から退避位置へ回動させ、かつ退避位置に保持可能としたので、単一の操作力伝達部材11をもって、オープナハンドル100の解除操作により、プライマリラッチ機構のアンラッチ状態への切り替えと、セカンダリラッチ6の退避位置への切り替えを行うことができる。よって、ユーザは、車体とフードHとの間の狭いスペースに手を差し入れて、セカンダリラッチの操作部を手探りで探すことなく、フードHを車外から簡単に開けることができる。
1 フードロック装置 2 ベースプレート
21 ストライカ進入溝 22 ストッパ部
3 プライマリラッチ 31 係合溝
32 下アーム部 33 係合部
34 突部 4 リフトレバー
41 連結孔 42 リフトアーム部
5 ラチェット 51 爪部
52 連結部 53 当接部
6 セカンダリラッチ 61 アーム部
62 フック部 63 第1検知部
64 第2検知部 65 被当接部
7 センシングレバー 71 検知部
72 当接部 73 被当接部
74 逃げ孔 8 ラッチ軸
9 ラチェット軸 10 ラチェットスプリング
11 操作力伝達部材 12 リフトスプリング
13 セカンダリラッチ軸 14 ターンオーバースプリング
14a 一方のアーム部 14b 他方のアーム部
15 連結軸 16 スプリング
100 オープナハンドル(解除操作手段) H フード
S ストライカ V 車両

Claims (8)

  1. 車体に開閉可能に支持されるフードに設けられるストライカと、
    前記車体に固定されると共に、前記ストライカが前記フードの閉動作に伴って進入し、開動作に伴って退出するストライカ進入溝を有するベースプレートと、
    前記ベースプレートに所定角度回動可能に支持され、前記ストライカ進入溝に進入した前記ストライカに係合したラッチ位置、及び前記ストライカが離脱したアンラッチ位置に移動可能なプライマリラッチと、
    前記ベースプレートに所定角度回動可能に支持され、前記プライマリラッチに係合することで、前記プライマリラッチをラッチ位置に保持し、所定位置に設けられる解除操作手段の操作に基づく解除作動により、前記プライマリラッチのラッチ位置からアンラッチ位置への移動を可能にするラチェットと、
    前記ベースプレートに所定角度回動可能に支持され、前記ストライカが全閉位置よりも僅かに開いた半開位置にあるとき、前記ストライカに係合可能な待機位置から前記ストライカに係合不能な退避位置に移動可能で、かつ付勢手段によりそれぞれの位置に弾性保持されるセカンダリラッチと、
    前記プライマリラッチがラッチ位置にあるとき、前記ストライカに接触することで、前記ラチェットの解除作動に対して連動しないラッチ検知位置に保持され、前記プライマリラッチがアンラッチ位置にあって、前記ストライカが半開位置にあるとき、前記ストライカから離れることで、前記ラチェットの解除作動に対して連動可能なアンラッチ検知位置に移動可能なセンシングレバーと、を備え、
    前記プライマリラッチがラッチ位置にあるとき、前記解除操作手段の1回目の解除操作に基づく前記ラチェットの解除作動により、前記プライマリラッチのラッチ位置からアンラッチ位置への移動を可能にし、前記解除操作手段の2回目の解除操作に基づく前記ラチェットの解除作動により、前記センシングレバーを連動させて前記セカンダリラッチを待機位置から退避位置に移動させることを特徴とする車両用フードロック装置。
  2. 前記センシングレバーは、アンラッチ検知位置にあるとき、前記ストライカ進入溝に進入し、ラッチ検知位置にあるとき、前記ストライカに接触する検知部を有することを特徴とする請求項1記載の車両用フードロック装置。
  3. 前記センシングレバーは、ラッチ検知位置にあるとき、前記ラチェットが解除作動しても前記ラチェットに設けた当接部に対して当接不能で、前記アンラッチ検知位置にあるとき、前記ラチェットの解除作動に伴って前記当接部に当接することにより、前記ラチェットの解除作動に連動可能とする被当接部を有することを特徴とする請求項1または2記載の車両用フードロック装置。
  4. 前記センシングレバーは、前記セカンダリラッチに所定角度回動可能に連結されることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の車両用フードロック装置。
  5. 前記センシングレバーは、自体と前記セカンダリラッチ間に作用するスプリングにより、前記アンラッチ検知位置方向へ常時付勢されることを特徴とする請求項4記載の車両用フードロック装置。
  6. 前記センシングレバーの回転中心を、前記セカンダリラッチの回転軸よりも下方としたことを特徴とする請求項4または5記載の車両用フードロック装置。
  7. 前記センシングレバーを、前記ベースプレートと前記セカンダリラッチとの間に配置し、かつ前記セカンダリラッチの前記回転軸の周辺を移動することを特徴とする特徴とする請求項4~6のいずれかに記載の車両用フードロック装置。
  8. 前記付勢手段を、一端部が前記セカンダリラッチに掛止され、他端部が前記ベースプレートに掛止されて、前記セカンダリラッチの待機位置と退避位置との間の中間位置を境にして、前記セカンダリラッチに付与する付勢力の付勢方向が反転するターンオーバースプリングとしたことを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の車両用フードロック装置。
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