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JP2021123816A - 吸汗シート及びこれを備えた吸収性物品 - Google Patents

吸汗シート及びこれを備えた吸収性物品 Download PDF

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JP2021123816A JP2020016105A JP2020016105A JP2021123816A JP 2021123816 A JP2021123816 A JP 2021123816A JP 2020016105 A JP2020016105 A JP 2020016105A JP 2020016105 A JP2020016105 A JP 2020016105A JP 2021123816 A JP2021123816 A JP 2021123816A
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Abstract

【課題】多量の汗に対する吸汗性能に優れる吸汗シート及びこれを備える吸収性物品を提供する。【解決手段】吸汗シートは以下の式(1)で表される化合物を有し、且つ高密度部を複数有している。式中、Xは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属(1/2原子)イオン又はアンモニウムイオンを表す。R1及びR2はそれぞれ独立にアルキル基を表し、両者の合計の炭素数は14以上22以下である。前記吸汗シートは、一方の面における構成繊維の水との接触角が90度以下であることが好ましい。また、前記吸汗シートは、他方の面が、前記一方の面に比して構成繊維の水との接触角が10度以上高いことが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、吸汗シート及びこれを備えた吸収性物品に関する。
湿疹、汗疹、かぶれ等の皮膚トラブルの発生を効果的に防止する観点から、着用者の腰周り等の肌に触れる部分に汗を吸収するシートが配された、使い捨ておむつ等の吸収性物品が知られている(例えば特許文献1)。
また、本出願人は、先に、肌当接面側に少なくとも2層以上で構成された吸汗速乾シートを有する伸縮領域を備えており、該吸汗速乾シートが、肌当接面を形成する疎水層と、該疎水層の非肌当接面に隣接して配された親水層とを含み、該疎水層及び該親水層を固定する複数個の融着接合部を有している、吸収性物品を提案した(特許文献2)。
一方、これらとは別の技術として、本出願人は、先に、炭素数17以上24以下であって、オレフィン鎖の内部に二重結合を有するオレフィンスルホン酸塩からなる繊維用改質剤を提案した(特許文献3)。斯かる繊維用改質剤は、吸水性を低下させることなく、繊維製品を柔らかな風合いに仕上げることができる。
特開2000−189454号公報 特開2017−213360号公報 特開2018−066102号公報
着用状態において、着用者の肌から生じた汗は、その量が多量であればあるほど、前記皮膚トラブルの原因となるとともに、該汗のべたつきによる不快感の原因にもなり得る。特許文献1及び2に記載の吸収性物品は、汗を吸収するシートを具備するものであるが、その吸汗性能に改善の余地があった。
また、特許文献3においては、前記繊維用改質剤を適用したシートの吸汗性能の検討までなされていない。
したがって本発明の課題は、多量の汗に対する吸汗性能に優れる吸汗シートとこれを備えた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、以下の式(1)で表される化合物を有し、且つ高密度部を複数有している、吸汗シートを提供することにある。
Figure 2021123816

式中、Xは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属(1/2原子)イオン又はアンモニウムイオンを表す。R及びRはそれぞれ独立にアルキル基を表し、両者の合計の炭素数は14以上22以下である。
また本発明は、前記吸汗シートを備えた、吸収性物品を提供することにある。
本発明によれば、多量の汗に対する吸汗性能に優れる。
図1は、本発明の吸汗シートの一実施形態を示す断面図である。 図2は、本発明の吸汗シートを具備する吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつにおける、着用者の腰周りに配される部分であって、該おむつの長手方向に沿う断面図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明する。
本明細書において吸汗シートは、汗の吸収を主たる目的とするシートであり、着用者等の身体、即ち肌に当接するように使用されるシートである。
吸汗シートは、それ単独で用いられるか、あるいは身体に着用される物品に組み込んで用いられる。いずれの場合でも、典型的には使い捨ての製品とされる。斯かる物品としては、例えば使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品などが挙げられるがこれに限られない。
吸汗シートは、典型的には不織布から構成され、各種の不織布製造方法によって製造されたものである。例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布、メルトブローン不織布、ニードルパンチ不織布などが挙げられる。これらの不織布を2種以上積層した複合不織布を、本発明の吸汗シートとして用いることもできる。
吸汗シートを構成する繊維は、合成繊維であってもよく、あるいは天然繊維又は再生繊維であってもよい。
合成繊維としては、繊維形成能を有する熱可塑性樹脂からなる繊維が挙げられる。そのような熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸メチルなどのポリ(メタ)アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン及びポリスチレンなどのポリビニル系樹脂などが挙げられる。これらの樹脂を単独で用いて合成繊維となしてもよく、あるいは2種以上の樹脂をブレンドして用いて合成樹脂となしてもよい。更に、芯鞘型複合繊維やサイドバイサイド型複合繊維を合成繊維として用いることもできる。
天然繊維としては例えばコットンなどが挙げられる。再生繊維としては、例えばレーヨン、キュプラ、テンセル(登録商標)などが挙げられる。
本実施形態の吸汗シートを構成する繊維の太さは、該シートの具体的な用途に応じて適切な値を選択すればよい。当該吸汗シートを、例えば使い捨ておむつ、生理用ナプキン及び失禁パッドなどの吸収性物品に組み込んで用いる場合には、繊維の太さは一般に0.8dtex以上6dtex以下であることが好ましい。
吸汗シートを例えば使い捨ておむつ、生理用ナプキン及び失禁パッドなどの吸収性物品に組み込んで用いる場合、本実施形態の吸汗シートの坪量は、好ましくは10g/m以上、より好ましくは20g/m以上である。
また、本実施形態の吸汗シートの坪量は、好ましくは100g/m以下、より好ましくは30g/m以下である。
図1に、本発明の吸汗シートの一実施形態であるシートの断面図を示す。本実施形態の吸汗シート10は、一方の面に凹凸を有する一方、他方の面は平坦である。当該凹凸は、それぞれ一方向に延びる畝状の凸部14と溝状の凹部15とが交互に配置された状態のものであってもよく、あるいは該凹凸は、吸汗シートの表面に散点状に配置された凸部14と、隣り合う凸部間に位置する凹部15とからなるものであってもよい。
吸汗シート10は、その両面に凹凸を有しているものであってもよく、凹凸を有することに代えて、該シートの表面が平坦であってもよい。
本実施形態の吸汗シート10は、高密度部13を複数有している。高密度部13は、シート10の構成繊維が他の部位よりも高密度化した部分である。本実施形態の高密度部13は、吸汗シート10の一方の面において他の部位よりも相対的に凹んでおり、該高密度部13によって前記凹凸の凹部15が形成されている。高密度部13は、一方向に延びて形成されていてもよいが、吸汗性能をより向上させる観点から、平面方向に散点状に配置されていることが好ましい。高密度部13は、熱を伴うか又は伴わないエンボス加工することによって形成する方法、又は超音波エンボス加工することによって形成する方法などが挙げられるが、これらに限られない。
吸汗シート10における高密度部13の面積率は、好ましくは5%以上、より好ましくは18%以上であり、また好ましくは40%以下、より好ましくは22%以下である。斯かる構成により、吸汗シート10における汗の吸収量をより向上させることができる。
高密度部13の面積率は、以下の測定方法により求められる。吸汗シート10から、20mm×20mmの大きさのサンプル片を切り出す。温度20±2℃、相対湿度65±5%の条件下でマイクロスコープ(株式会社キーエンス製、VHX−1000)を用いて、サンプル片の平面視写真を得る。該平面視写真からサンプル片20mm×20mmの範囲に含まれる高密度部13について、個数を数えるとともに、平面視したときの1個当たりの面積を測定し、その面積に個数を乗じることで、サンプル片における高密度部の総面積を求める。次いで高密度部の総面積を、サンプル片の測定面積0.04cmで除した(高密度部の総面積/サンプル片の測定面積)の割合(%)を求める。以上の測定を5枚のサンプル片について行い、それらの平均値を高密度部13の面積率(%)とする。
測定対象の吸汗シートが吸収性物品等の製品に組み込まれている場合、該吸収性物品に対して、コールドスプレーを噴霧して、吸収性物品の構成部材を接着している接着剤を固化させて、吸汗シートを他の構成部材から剥がして取り出すこととする。この取り出し方法は、特に断らない限り、本明細書における他の測定方法にも共通して適用可能である。
吸汗シート10は、複数の層が積層した複層構造を有していてもよい。本実施形態の場合には、吸汗シート10は、後述する第1層11と第2層12とが積層した二層構造を有しており、該第1層11側の面に複数の凸部14及び凹部15からなる凹凸を有している。一方、第2層12側の面は平坦になっている。また、第1層11及び第2層12は、高密度部13において互いに接合されている。
吸汗シート10は、複層構造に代えて、単層構造を有しているものであってもよい。
本実施形態の吸汗シート10は、以下の式(1)で表される化合物(以下、この化合物のことを「化合物A」ともいう。)を有する。具体的には、本実施形態の吸汗シート10は、少なくとも構成繊維の表面に化合物Aを有している。化合物Aは、吸汗シート10に親水性を付与するために用いられる。
Figure 2021123816

式中、Xは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属(1/2原子)イオン又はアンモニウムイオンを表す。Xは、水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン(1/2原子)、カルシウムイオン(1/2原子)又はアンモニウムイオンが好ましく、ナトリウムイオン、カリウムイオン又はマグネシウムイオン(1/2原子)がより好ましく、カリウムイオンが更に好ましい。R及びRはそれぞれ独立にアルキル基を表し、両者の合計の炭素数は14以上22以下である。
ところで特許文献3において、二重結合をオレフィン鎖の内部(2位以上の位置)に二重結合を有するオレフィンをスルホン化して、中和及び加水分解することにより得られるスルホン酸塩は、繊維製品に柔軟性を付与する目的で用いられている。しかし、当該スルホン酸塩である化合物Aを有し、且つ高密度部13を複数有するシートにおいて、優れた吸汗性能が奏されることまでは、これまで知られていなかった。即ち、本発明者らは、化合物Aを有し、且つ高密度部13を複数有する吸汗シート10が多量の汗を吸収できることを見出した。これにより、汗に起因する湿疹、汗疹、かぶれ等の皮膚トラブルを低減できる。
化合物Aは、式(1)から明らかなとおり、炭素原子数が16以上24以下のアルキル鎖を有する構造のものである。多量の汗に対する吸収性能をより向上させる観点から、化合物AにおけるR及びRの合計の炭素数は、好ましくは14以上18以下であり、より好ましくは14又は16である。
化合物Aは、パーム核油やヤシ油などの少量しか生産されないラウリン系油脂を原料とするものではなく、大量に生産されるパーム油等のオレイン系油脂を原料とするものである。換言すれば大量に生産される植物由来の物質を原料とするものである。したがって化合物Aは、サステナブル性の高いものである。サステナブル性とは、原料が長期間にわたり安定して供給されること、及び該原料から製造される製品が環境に悪影響を及ぼさないことをいう。
また化合物Aは、その分子内に、油と馴染みやすい親油基(炭素原子数16以上18以下のアルキル鎖)と、水に馴染みやすい親水基を併せ持っており、該親油基の中間部に親水基を有するという特殊な構造を有している。この構造は、親油基が実質的に2つの鎖に分かれたような構造である。このことに起因して、化合物Aは、油との親和性が高い上に、水にもよく溶けやすいという性質を有する。
本発明において化合物Aとしては、式(1)で表されるうちのいずれの化合物を用いてもよく、あるいは異なる炭素原子数の化合物が混合された混合物を用いてもよい。斯かる混合物を用いる場合、各化合物が任意の比率で混合されたものを用いることができる。
式(1)において、R及びRで表されるアルキル基は好ましくは直鎖のものである。式(1)で表される化合物においては、−SOXと−OHとは、隣接する炭素原子にそれぞれ結合しており、且つ−SOXがアルキル鎖の末端に位置することはなく、同様に−OHもアルキル鎖の末端に位置することはない。
化合物Aは、アルキル鎖における−SOX及び−OHの結合位置が様々である複数の異性体を包含するものである。本発明においては、複数の該異性体のうちの1種のみを用いてもよく、あるいは2種以上の異性体の混合物を用いてもよい。
化合物Aは、オレフィン鎖の内部(2位以上の位置)に二重結合を有するオレフィンをスルホン化、中和、及び加水分解すること等によって得ることができる。前記オレフィンをスルホン化すると、定量的にβ−サルトンが生成し、β−サルトンの一部は、γ−サルトン、オレフィンスルホン酸へと変化し、更にこれらは中和・加水分解工程において、オレフィン鎖の内部に二重結合を有するヒドロキシアルカンスルホン酸塩(H体)と、オレフィン鎖の内部に二重結合を有するアルケンスルホン酸塩(O体)へと転換する(例えば、J. Am. Oil Chem. Soc. 69, 39(1992))。
H体には主に化合物Aが含まれ、O体には主に以下の式(2)で表される化合物Bが含まれる。
Figure 2021123816

式中、Xは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属(1/2原子)イオン又はアンモニウムイオンを表す。R及びRはそれぞれ独立にアルキル基を表し、両者の合計の炭素数は13以上21以下である。
化合物Aと化合物Bとは混合物として得られ、その主体は、スルホン酸基が炭素鎖(H体におけるヒドロキシアルカン鎖、又はO体におけるオレフィン鎖)の内部(2位以上の位置)に存在するスルホン酸塩である。吸汗シート10は、これら化合物A及び化合物Bの混合物が、構成繊維の表面に適用されていてもよい。
化合物Aは、吸汗シート10を構成する構成繊維の表面に付着した状態で存在し得る。あるいは、化合物Aは、不織布を構成する繊維中に練り込まれた状態で存在し得る。いずれの場合であっても、化合物Aの含有率、すなわち吸汗シート10の全質量に対する、化合物Aの質量の割合は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上であり、また好ましくは3質量%以下、より好ましくは0.6質量%以下である。また、吸汗シート10における化合物Aの付着率は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上であり、また好ましくは3質量%以下、より好ましくは0.6質量%以下である。化合物Aをこの範囲で有する吸汗シートは、十分な親水性を発現するので、各種の吸収性物品の構成部材として好適に用いることができる。
吸汗シート10において化合物Aは、繊維処理剤として構成繊維に適用されることで、該構成繊維の表面に存在している。吸汗シート10の構成繊維は、化合物A以外の繊維処理剤が適用されていてもよい。つまり、吸汗シート10は、繊維処理剤として、化合物Aのみを含んでいてもよく、あるいは化合物Aに加えて他の化合物も含んでいてもよい。前記他の化合物としては、例えばリン酸エステル型の陰イオン界面活性剤、水溶性シリコーン等が挙げられる。
化合物A以外の他の化合物の含有率、すなわち吸汗シート10の全質量に対する、他の化合物の質量の割合は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上であり、また好ましくは3質量%以下、より好ましくは0.6質量%以下である。また、吸汗シート10における他の化合物の付着率は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上であり、また好ましくは3質量%以下、より好ましくは0.6質量%以下である。
化合物Aは、吸汗シート10の厚み方向の全域にわたって存在していてもよく、あるいは厚み方向の一部分、例えば表面域にのみ存在していてもよい。吸汗シート10を平面視したとき、化合物Aは、平面方向の全域にわたって存在していてもよく、あるいは部分的に存在していてもよい。例えば散点状、ストライプ状、格子状、不定形状に不連続に存在していてもよい。
化合物Aをシートに付与して吸汗シート10を得るには、例えば化合物A(この化合物は室温において液体である。)中にシート又は構成繊維を浸漬させる方法、該化合物をシート又は構成繊維に噴霧する方法、各種印刷法によって該化合物をシートに施す方法などが挙げられるが、これらに限られない。
吸汗性能をより向上させる観点から、吸汗シート10は、一方の面が親水性であることが好ましい。親水性とは、水と馴染み易く、水を吸収可能な性質を有することである。前記一方の面における構成繊維の水との接触角は、好ましくは90度以下であり、より好ましくは80度以下である。
上記と同様の観点から、吸汗シート10は、他方の面が、一方の面よりも親水度が低いことが好ましい。斯かる構成により、吸汗シート10の厚み方向において、他方の面から一方の面に向かって親水度が高くなるように、親水度の勾配が生じ、他方の面から一方の面に向かって汗をより吸収し易くなる。親水度の高低は、水との接触角により測定される。水との接触角が高いほど、親水度が低く、水との接触角が低いほど、親水度が高いと判断できる。吸汗シート10における他方の面は、一方の面に比して構成繊維の水との接触角は、3度以上高いことが好ましく、10度以上高いことがより好ましい。
構成繊維の水との接触角は、以下の方法により測定される。
〔水との接触角の測定方法〕
水との接触角の測定には、例えば協和界面科学株式会社製の接触角計MCA−Jを用いる。具体的には、測定対象のシートの両面それぞれから取り出した構成繊維について、その表面に、脱イオン水を滴下(約20ピコリットル)した後、直ちに前記接触角計を用いて接触角度の測定を行う。測定は、前記シートの各面から取り出した10本の構成繊維それぞれについて、該繊維を接触角計のサンプル台に載せて、該繊維の異なる5箇所以上の箇所で行い、それらの平均値を接触角とする。尚、測定環境温度は20℃とする。
前記水との接触角の測定について、測定対象となる吸汗シートが吸収性物品等の製品に組み込まれている場合、測定対象となる吸汗シートは以下の方法により取り出す。先ず、吸収性物品から測定対象のシートを含む領域を他の構成部材とともに切り出し、切片を得る。この切片に対し、ドライヤー等を用いて熱風を吹き付け、接着剤の影響を除去しながら、該切片から測定対象となるシートを丁寧に剥がして、測定対象となるシートを取り出す。
本実施形態の吸汗シート10は、前述したように、第1層11と第2層12とが積層された二層構造を有している。本実施形態において第2層12は、構成繊維の表面に化合物Aが適用されており、これにより親水性の繊維から構成されている。第1層11は、第2層12よりも親水度が低い繊維から構成されている。このように、積層構造の各層を構成する繊維の親水度を相互に異ならせることによって、吸汗シート10における両面、即ち一方の面と他方の面との親水度を異ならせることができ、前記親水度の勾配を生じさせることができる。あるいは、シートの一方の面のみに、化合物Aを施すことにより、前記親水度の勾配を生じさせることができる。
多量の汗を容易に吸収させる観点から、吸汗シート10は、5cm×5cmの範囲に配した1mg×49滴の液を、0.5MPaの荷重下において60秒間で吸収したときの液吸収量が、好ましくは37mg以上、より好ましくは39mg以上である。斯かる液吸収量の測定方法を以下に詳述する。
〔液吸収量の測定方法〕
吸汗シートから6cm×6cmの大きさのサンプル片を切り出す。切り出したサンプル片は、その質量(W1)を測定しておく。次いで、全長50mm×幅50mmのOHPフィルム上に、1μLの蒸留水を、7mm間隔で7行×7列滴下し、合計49個の液滴を配置する。次いで、切り出したサンプル片を、襞や皺を伸ばした状態で、OHPフィルム上に配置した49個の水滴上に静かに載せる。サンプル片の両面における親水度が相互に異なる場合は、親水度が低い方の面が水滴との接触面となるように静かに載せる。親水度の高低は、前述した水との接触角により判断する。次いで、サンプル片の上に別のOHPフィルムを置き、その上から0.5Mpaで加圧した状態で60秒間静置する。そして、蒸留水を吸収したサンプル片の質量(W2)を測定する。測定値は、n=3の平均値である。そして、次式のようにして、液吸収量を算出する。
液吸収量(g)=蒸留水を吸収したサンプル片の質量(W2)−蒸留水を吸収する前のサンプル片の質量(W1)
本実施形態の吸汗シート10は、高い吸汗性能を有することから、おむつ等の吸収性物品に好ましく用いられる。ここでいう「吸収性物品」には、人体から排出される体液(尿、軟便、経血、汗等)の吸収に用いられる物品が広く包含され、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、生理用ショーツ、失禁パッド等が包含される。
本実施形態の吸汗シート10を備える吸収性物品は、該吸汗シート10を、着用者の肌と接触する構成部材として備えていることが好ましい。例えば、吸収性物品が使い捨ておむつである場合、吸汗シート10は、着用者の腰周りに配される構成部材として用いられることが好ましい。斯かる構成について、その好ましい実施形態を、図2を参照しながら以下に説明する。
使い捨ておむつ1(以下、単に「おむつ1」という)は、一般的に、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる方向に相当する長手方向とこれに直交する幅方向とを有する縦長の形状をしている。そしておむつ1は、着用者の股間部に配される股下部並びにその前後に延在する腹側部及び背側部を有する。図2は、おむつ1の背側部であって、該おむつ1の長手方向に沿う断面図である。
おむつ1は、液透過性の表面シート21と、液透過性又は液難透過性若しくは撥水性の裏面シート23と、これら両シート間に介在配置された液保持性の吸収体24とを具備しており、更に該裏面シート23よりも非肌対向面側に配され、且つおむつ1の外面を形成する外装体3を具備している。吸収体24は、おむつ1における主たる吸液部位であり、尿等の体液を吸収して保持する機能を有する吸収性コアを備えている。
「肌対向面」は、おむつ又はその構成部材(例えば吸収体)に着目したときに、おむつの着用時に着用者の肌に向けられる面であり、「非肌対向面」は、おむつの着用時に着用者の肌とは反対側に向けられる面である。また「着用時」及び「着用状態」は、おむつの適正な着用位置が維持されて着用された状態を指す。
図2に示すおむつ1は、外装体3を構成するシートとして、本実施形態の吸汗シート10を備えている。具体的には、以下に説明する外層シート31に、本実施形態の吸汗シート10が用いられている。
図2に示す外装体3は、おむつの長手方向の縁端WEに沿って肌対向面側に折り返されており、その折り返し部分aが、着用状態において腰周りに配される部分を形成している。外層シート31は、おむつ1の外面即ち非肌対向面を形成する外層シート31と、外層シート31の肌対向面側に配置された内層シート32と、これら両シート31,32間に配された複数の弾性部材36とを有しており、前記折り返し部分aにおいて、該外層シート31が、着用者の肌と接触する部分を形成している。
吸汗シート10の両面に関し、構成繊維の水との接触角が互いに異なっている場合、前記親水度の勾配によって吸汗性能をより向上させる観点から、おむつ1において吸汗シート10は、構成繊維の水との接触角が高い方の面が肌対向面側に向けられていることが好ましい。
図2に示すおむつ1においては、前記折り返し部分aにおいて、吸汗シート10の第1層11側の面(図示せず)、即ち水との接触角が高い方の面がシート31の肌対向面となるように、該吸汗シート10が配されている。
本発明は、上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。また、上述した実施形態を組み合わせてもよい。
例えば、上述した実施形態の吸収性物品において、吸汗シート10は、構成繊維の水との接触角が高い方の面が肌対向面側に向けられていたが、吸汗シート10は、構成繊維の水との接触角が低い方の面が肌対向面側に向けられていてもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。特に断らない限り、「%」は「質量%」を意味する。
〔実施例1〕
芯がポリエチレンテレフタレートからなり、鞘がポリエチレンからなる芯鞘型複合繊維に対し親水化処理を行った。斯かる親水化処理に、化合物Aと化合物Bとを含む混合物を処理剤として用いた。前記複合繊維は、繊度2.4dtexであり、繊維長は51mmであった。次いで、当該繊維を用いたエアスルー法により不織布を製造した。そして、当該不織布にエンボス加工を施し、複数の高密度部を形成して、坪量26g/m、厚み0.4mm、高密度部の面積率が20%の吸汗シートを製造した。また、吸汗シートにおける化合物Aの付着量は、該シートの全質量に対して0.43質量%であった。
前記処理剤に含まれる化合物Aは、炭素原子数が18であるヒドロキシアルカンスルホン酸カリウムであった。処理剤中の炭素原子数が18であるヒドロキシアルカンスルホン酸カリウムは、スルホン酸基の位置分布の質量比が以下のとおりであった。スルホン酸基の位置が1位であるものは化合物Aではないため、以下の分布(質量%)を持ったヒドロキシアルカンスルホン酸カリウムの混合物を、本実施例においては「スルホン酸塩S1」と称する。即ち、スルホン酸塩S1は、化合物Aであるヒドロキシアルカンスルホン酸カリウム(以下、「化合物A1」という)と、スルホン酸基の位置が1位であるヒドロキシアルカンスルホン酸カリウムとの混合物である。
1位/2位/3位/4位/5位/6〜9位=1.5/22.1/17.2/21.8/13.5/23.9。
スルホン酸塩S1に含まれる化合物A1の一例を式(3)に示す。
Figure 2021123816
前記処理剤に含まれる化合物Bは、炭素原子数が18であるアルケンスルホン酸カリウムであった。処理剤中の炭素原子数が18であるアルケンスルホン酸カリウムは、スルホン酸基の位置の分布を持ったアルケンスルホン酸カリウムの混合物であった。上記と同様に、スルホン酸基の位置が1位であるものは化合物Bではないため、前記アルケンスルホン酸カリウムの混合物を、本実施例においては「スルホン酸塩T1」と称する。即ち、スルホン酸塩T1は、化合物Bであるアルケンスルホン酸カリウム(以下、「化合物B1」という)と、スルホン酸基の位置が1位であるアルケンスルホン酸カリウムとの混合物である。
前記処理剤は、スルホン酸塩S1及びスルホン酸塩T1からなるものであり、スルホン酸塩S1及びスルホン酸塩T1の質量比は86:14であった。
スルホン酸塩S1及びスルホン酸塩T1は、パーム油を由来とするものであった。斯かる化合物の具体的な製造方法は以下に述べるとおりである。
<スルホン酸塩S1及びスルホン酸塩T1の製造方法>
スルホン酸塩S1とスルホン酸塩T1とは混合物として得られるものであった。先ず、パーム油の固体部分であるパームステアリンから、常法によって1−オクタデカノールを得た。次いで、反応容器内に、1−オクタデカノール、及び固体酸触媒としてのγ−アルミナを仕込み、系内に窒素を流通させながら、攪拌下、280℃にて反応させてオレフィン鎖の内部に二重結合を有するオレフィン(以下、単に「粗オレフィン」という)を得た。得られた粗オレフィンを蒸留することで、オレフィン純度が100%であり、炭素原子数が18であるオレフィンを得た。薄膜式スルホン化反応器を使用して三酸化硫黄ガスを用いてオレフィンとスルホン化反応を行い、スルホン化物を得た。次いで水酸化カリウムを用いて調整したアルカリ水溶液を用いて中和した後に、中和物をオートクレーブで加水分解することで加水分解物を得た。然る後、前記加水分解物から油水分離操作よって塩などの無機化合物や不純物を取り除き、上述のスルホン酸塩S1及びスルホン酸塩T1を得た。
〔実施例2〕
親水化処理の処理剤として、炭素原子数が16であるヒドロキシアルカンスルホン酸カリウムと、炭素原子数が16であるアルケンスルホン酸カリウムとを含む混合物を用いた点以外は、実施例1と同様の方法により吸汗シートを製造した。実施例2における前記ヒドロキシアルカンスルホン酸カリウム(以下、「スルホン酸塩S2」という)は、化合物Aであるヒドロキシアルカンスルホン酸カリウム(以下、「化合物A2」という)と、スルホン酸基の位置が1位であるヒドロキシアルカンスルホン酸カリウムとの混合物であった。
また、実施例2における前記アルケンスルホン酸カリウム(以下、「スルホン酸塩T2」という)は、化合物Bであるアルケンスルホン酸カリウム(以下、「化合物B2」という)と、スルホン酸基の位置が1位であるアルケンスルホン酸カリウムとの混合物であった。実施例2における処理剤は、スルホン酸塩S2及びスルホン酸塩T2からなるものであった。
スルホン酸塩S2に含まれる化合物A2の一例を式(4)に示す。
Figure 2021123816
スルホン酸塩S2とスルホン酸塩T2とは混合物として得られるものであった。斯かる混合物は、パーム油の固体部分であるパームパルミチンから、常法によって1−ヘキサデカノールを得た後、該1−ヘキサデカノールを用いて粗オレフィンを得た点以外は、前記<スルホン酸塩S1及びスルホン酸塩T1の製造方法>と同様の方法により製造した。
〔実施例3〕
親水化処理の処理剤として、実施例1で用いた処理剤と、実施例2で用いた処理剤とが質量比1:1で混合された混合処理剤を用いた点以外は、実施例1と同様の方法により吸汗シートを製造した。
〔実施例4〕
芯がポリエチレンテレフタレートからなり、鞘がポリエチレンからなる芯鞘型複合繊維を用いて、図1に示すような、第1層と第2層とが積層してなる吸汗シートを製造した。具体的には、実施例1と同じ処理剤を用いて前記芯鞘型複合繊維に親水化処理を行った後、該繊維を用いたエアスルー法により13g/mの不織布を製造し、これを第2層とした。また、得られた第2層を、温水(40℃)とエタノールとの混合水(温水:エタノール=1:1)を用いて洗浄し、繊維表面から親水化処理に用いられた処理剤を除去して、乾燥したものを第1層とした。得られた第1層及び第2層を積層した状態で、該第1層側からエンボス加工を施し、複数の高密度部を形成して、坪量26g/mの吸汗シートを製造した。
〔実施例5,6〕
実施例5,6では、高密度部の面積率が異なるエンボス加工を行った点以外は、実施例1と同様の方法により吸汗シートを製造した。
〔比較例1〜3〕
比較例1〜3では、エンボス加工を施さなかった点以外は、実施例1〜3と同様の方法により吸汗シートを製造した。
〔比較例4〜6〕
以下の繊維処理剤(以下、「化合物C1」及び「化合物C2」ともいう。)を用いた点以外は、実施例1と同様の方法により吸汗シートを製造した。比較例4では化合物C1を用い、比較例5では化合物C2を用いた。
化合物C1:ラウリル硫酸ナトリウム(花王株式会社製:エマールO)
化合物C2:ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(花王株式会社製:ペレックスOT−P)
比較例6では、繊維処理剤として一般的に用いられる下記三成分の混合物(以下、「混合物C3」ともいう。)を用いた。
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸カリウム(ミヨシ油脂株式会社製:アンホレックス(登録商標)MP―2K、混合物C3中40質量%)
ラウリル硫酸ナトリウム(花王株式会社製:エマールO、混合物C3中30質量%)
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン変性シリコーン(信越化学工業株式会社製:KF―6012、混合物C3中30質量%)
〔比較例7及び8〕
エンボス加工を施さなかった点以外は、比較例4及び5と同様の方法により吸汗シートを製造した。
〔評価〕
実施例及び比較例で得られた吸汗シートについて、前述した方法により、高密度部の面積率及び液吸収量を測定した。また、親水化処理前後の繊維の質量に基づき、吸汗シートの全質量に対する化合物Aの質量の割合(質量%)を算出した。結果を以下の表1に示す。
Figure 2021123816
表1に示す結果から明らかなとおり、実施例1〜6の吸汗シートの液吸収量は、従来の繊維処理剤を用いた比較例4〜6の吸汗シートに比して、液吸収量が多い結果となった。この結果から、優れた吸汗性能が奏されることが示された。また、実施例1〜6における液吸収量と、比較例1〜3における液吸収量の対比から、化合物Aを有することに加え、高密度部を複数有することが、吸汗性能の向上に有効であることが示された。
1 吸収性物品(使い捨ておむつ)
10 吸汗シート
11 第1層
12 第2層
13 高密度部
21 表面シート
23 裏面シート
24 吸収体
3 外装体
31 外層シート
32 内層シート

Claims (8)

  1. 以下の式(1)で表される化合物を有し、且つ高密度部を複数有している、吸汗シート。
    Figure 2021123816
    式中、Xは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属(1/2原子)イオン又はアンモニウムイオンを表す。R及びRはそれぞれ独立にアルキル基を表し、両者の合計の炭素数は14以上22以下である。
  2. 一方の面における構成繊維の水との接触角が90度以下である、請求項1に記載の吸汗シート。
  3. 他方の面が、前記一方の面に比して構成繊維の水との接触角が10度以上高い、請求項2に記載の吸汗シート。
  4. 前記吸汗シートの全質量に対する前記化合物の質量の割合が0.05質量%以上である、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸汗シート。
  5. 5cm×5cmの範囲に配した1mg×49滴の液を、0.5MPaの荷重下において60秒間で吸収したときの液吸収量が、37mg以上である、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸汗シート。
  6. 複層構造を有している、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸汗シート。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の吸汗シートを備えた、吸収性物品。
  8. 前記吸汗シートの両面は、構成繊維の水との接触角が互いに異なっており、
    構成繊維の水との接触角が高い方の面が肌対向面側に向けられている、請求項7に記載の吸収性物品。
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