JP2021064670A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】同一のプリント基板上に複数の電子部品が実装される構成において、輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を図る。【解決手段】電子機器1は、プリント基板2と、プリント基板上に実装されている複数の電子部品3〜6と、金属材料から構成され、複数の電子部品を覆うと共にプリント基板に接地するリッド17と、を備える。【効果】金属材料から構成されるリッドが複数の電子部品を覆うと共にプリント基板に接地するように構成したので、電子部品から発せられた熱をリッドから拡散させて放熱性を向上させると共に複数の電子部品からの輻射ノイズを抑制することができる。【選択図】図2
Description
本発明は、電子機器に関する。
従来より、電子機器の多機能化及び高性能化に伴い、電子機器に搭載される電子部品の高性能化及び高速化が進んでおり、消費電力の増加も見込まれている。このため、EMC(Electromagnetic Compatibility)対策や電子部品からの発熱量の増加に対する放熱性の向上が必要になってきている。例えば特許文献1には、輻射ノイズを抑制するために、シールド部材を用いて電子部品の放熱用リッドからプリント基板まで接続される構成が開示されている。
特許文献1に開示されている技術は、1つの電子部品に対して1つの放熱用リッドを設ける構成であるので、1つの電子部品からの輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を図ることができる。一方、近年では、微細加工の技術の進歩により、同一のプリント基板上に複数の電子部品が密集して実装される傾向にある。そのため、同一のプリント基板上に複数の電子部品が実装される構成においても、複数の電子部品からの輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を図れる構成が望まれている。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、同一のプリント基板上に複数の電子部品が実装される構成において、複数の電子部品からの輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を適切に図ることができる電子機器を提供することにある。
請求項1に記載した電子機器(1)によれば、プリント基板(2)と、プリント基板上に実装されている複数の電子部品(3〜6)と、金属材料から構成され、複数の電子部品を覆うと共にプリント基板に接地するリッド(17)と、を備える。金属材料から構成されるリッドが複数の電子部品を覆うと共にプリント基板に接地するように構成したので、電子部品から発せられた熱をリッドから拡散させて放熱性を向上させると共に複数の電子部品からの輻射ノイズを抑制することができる。これにより、同一のプリント基板上に複数の電子部品が実装される構成において、複数の電子部品からの輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を適切に図ることができる。
請求項2に記載した電子機器(31)によれば、第1プリント基板(32)と、第1プリント基板上に実装されている第2プリント基板(33)と、第2プリント基板上に実装されている複数の電子部品(3〜6)と、金属材料から構成され、複数の電子部品を覆うと共に第2プリント基板に接地するリッド(52)と、を備える。金属材料から構成されるリッドが複数の電子部品を覆うと共に第2プリント基板に接地するように構成したので、電子部品から発せられた熱をリッドから拡散させて放熱性を向上させると共に複数の電子部品からの輻射ノイズを抑制することができる。即ち、第1プリント基板上に第2プリント基板が実装され、第2プリント基板上に複数の電子部品が実装されている構成においても、上記した請求項1に記載した発明と同様に、複数の電子部品からの輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を適切に図ることができる。
請求項3に記載した電子機器(61)によれば、第1プリント基板(62)と、第1プリント基板上に実装されている第2プリント基板(63)と、第2プリント基板上に実装されている複数の電子部品(3〜6)と、金属材料から構成され、複数の電子部品を覆うと共に第1プリント基板に接地するリッド(82)と、を備える。金属材料から構成されるリッドが複数の電子部品を覆うと共に第1プリント基板に接地するように構成したので、電子部品から発せられた熱をリッドから拡散させて放熱性を向上させると共に複数の電子部品からの輻射ノイズを抑制することができる。即ち、この場合も、上記した請求項1,2に記載した発明と同様に、複数の電子部品からの輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を適切に図ることができる。
以下、電子機器の幾つかの実施形態について図面を参照して説明する。以下に示す各実施形態において、先行する実施形態で説明した内容に対応する部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を省略することがある。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図2を参照して説明する。図1は、図2のA1−A2に沿う横断平面を示す。電子機器1は、例えば車両に搭載される車載用の電子機器であり、平板形状のプリント基板2と、プリント基板2上に実装されている複数(本実施形態では4個)の電子部品3〜6とを有する。電子部品3〜6は、例えばボールグリッドアレイパッケージ型(BGA型)の半導体素子であり、半導体チップとパッケージプリント基板とがボンディングワイヤにより電気的に接続され、パッケージプリント基板の上面側に対する樹脂モールドにより全体として薄形矩形状のパッケージとして形成されている。又、パッケージプリント基板の実装面(図2では下面)には多数のはんだボールが設けられている。本実施形態では、例えば電子部品3はSoC(System on Chip)であり、電子部品4は電源IC(Integrated Circuit)であり、電子部品5,6はメモリ素子である。電子部品3と電子部品4は、プリント基板2の表面で配線7(図2では図示略)により電気的に接続されている。電子部品3と電子部品5,6は、プリント基板2の表面で配線8,9(図2では図示略)により電気的に接続されている。
第1実施形態について図1から図2を参照して説明する。図1は、図2のA1−A2に沿う横断平面を示す。電子機器1は、例えば車両に搭載される車載用の電子機器であり、平板形状のプリント基板2と、プリント基板2上に実装されている複数(本実施形態では4個)の電子部品3〜6とを有する。電子部品3〜6は、例えばボールグリッドアレイパッケージ型(BGA型)の半導体素子であり、半導体チップとパッケージプリント基板とがボンディングワイヤにより電気的に接続され、パッケージプリント基板の上面側に対する樹脂モールドにより全体として薄形矩形状のパッケージとして形成されている。又、パッケージプリント基板の実装面(図2では下面)には多数のはんだボールが設けられている。本実施形態では、例えば電子部品3はSoC(System on Chip)であり、電子部品4は電源IC(Integrated Circuit)であり、電子部品5,6はメモリ素子である。電子部品3と電子部品4は、プリント基板2の表面で配線7(図2では図示略)により電気的に接続されている。電子部品3と電子部品5,6は、プリント基板2の表面で配線8,9(図2では図示略)により電気的に接続されている。
プリント基板2は、例えばガラス繊維を含有したエポキシ樹脂等の絶縁基材10が多層に積層されている多層基板であり、その表面及び層間に導体パターンが形成されていると共に、層間にグランドパターン11が形成されている。プリント基板2の表面には、上記した電子部品3〜6の多数のはんだボールに対応し、電子部品3〜6がはんだ接合されるための導通用のランド12が設けられていると共に、後述するリッドが接地されるための接地用のランド13が設けられている。又、プリント基板2の表面には、導通用のランド12及び接地用のランド13を除く部分を覆うようにソルダーレジスト層14が設けられている。ソルダーレジスト層14は、プリント基板2の表面において導体パターンや絶縁基材10を保護すると共に、導通用のランド12及び接地用のランド13を露出させる最外層として形成されている。導通用のランド12及び接地用のランド13上には、印刷用のマスクを用いてはんだペーストが塗布(印刷)されることにより印刷体が設けられている。又、接地用のランド13は、ビア15を介してグランドパターン11と導通している。
電子部品3〜6をプリント基板2に実装する工程では、電子部品3〜6のはんだボールを導通用のランド12に対して位置合わせして重ね、温度制御しながら加熱し、はんだ接合を行う。この加熱は、図示しないリフロー炉を通して行う。はんだペーストである印刷体とはんだボールとが溶融されて一体化され、その後に冷却され、はんだが硬化してはんだ接合部16が形成されることで、電子部品3〜6がプリント基板2に対して電気的及び物理的に接続される。
電子部品3〜6の上方には当該電子部品3〜6を覆うようにリッド17が設けられている。リッド17は、金属材料から構成され、中空部18を有する凹形状である。電子部品3の上面3aとリッド17の天井面部19の下面19aとの間には放熱ゲル20(放熱部材に相当する)が設けられている。放熱ゲル20が設けられていることで、電子部品3から発せられた熱の殆どは、放熱ゲル20に直接伝わり、放熱ゲル20からリッド17の天井面部19に伝わり、リッド17の天井面部19や側面部21から拡散される。又、電子部品4〜6から発せられた熱の殆どは、空気中を介してリッド17に伝わり、リッド17の天井面部19や側面部21から拡散される。本実施形態では、電子部品3〜6の中で発熱量が最大である電子部品3とリッド17との間に放熱ゲル20が設けられている構成を例示しているが、他の電子部品4〜6とリッド17との間にも放熱ゲル20が設けられている構成でも良い。
リッド17をプリント基板2に実装する工程では、リッド17の側面部21の下端部を接地用のランド13に対して位置合わせして重ね、温度制御しながら加熱し、はんだ接合を行う。はんだが硬化してはんだ接合部22が形成されることで、リッド17がプリント基板2に対して物理的に接続されると共に接地される。
第1実施形態によれば、以下に示す作用効果を得ることができる。電子装置1において、金属材料から構成されるリッド17が複数の電子部品3〜6を覆うと共にプリント基板2に接地するように構成したので、電子部品3〜6から発せられた熱をリッド17から拡散させて放熱性を向上させると共に電子部品3〜6からの輻射ノイズを抑制することができる。これにより、同一のプリント基板2上に複数の電子部品3〜6が実装される構成において、電子部品3〜6からの輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を適切に図ることができる。又、プリント基板2の表面に設けられている配線7〜9からの輻射ノイズの抑制も図ることができる。
電子部品3とリッド17との間には放熱ゲル20を設けたので、電子部品3から発せられた熱の拡散を放熱ゲル20により促進させることができ、放熱性を高めることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図3から図4を参照して説明する。図3は、図4のA3−A4に沿う横断平面を示す。第2実施形態は、第1プリント基板上に第2プリント基板が実装され、第2プリント基板上に複数の電子部品が実装されている点で、前述した第1実施形態と異なる。第1プリント基板はマザー基板として機能し、第2プリント基板はモジュール基板として機能する。
第2実施形態について図3から図4を参照して説明する。図3は、図4のA3−A4に沿う横断平面を示す。第2実施形態は、第1プリント基板上に第2プリント基板が実装され、第2プリント基板上に複数の電子部品が実装されている点で、前述した第1実施形態と異なる。第1プリント基板はマザー基板として機能し、第2プリント基板はモジュール基板として機能する。
電子機器31は、平板形状の第1プリント基板32と、第1プリント基板32上に実装されている平板形状の第2プリント基板33と、第2プリント基板33上に実装されている複数の電子部品3〜6とを有する。
第2プリント基板33は、例えばガラス繊維を含有したエポキシ樹脂等の絶縁基材34が多層に積層されている多層基板であり、その表面、層間及び裏面に導体パターンが形成されていると共に、層間にグランドパターン35が形成されている。第2プリント基板33の表面には、上記した電子部品3〜6の多数のはんだボールに対応し、電子部品3〜6がはんだ接合されるための導通用のランド36が設けられていると共に、後述するリッドが接地されるための接地用のランド37が設けられている。又、第2プリント基板33の表面には、導通用のランド36及び接地用のランド37を除く部分を覆うようにソルダーレジスト層38が設けられている。接地用のランド37は、ビア39を介してグランドパターン35と導通している。
第2プリント基板33の裏面には、導通用のランド40及び接地用のランド41が設けられていると共に、導通用のランド40及び接地用のランド41を除く部分を覆うようにソルダーレジスト層42が設けられている。接地用のランド41は、ビア43を介してグランドパターン35と導通している。
電子部品3〜6を第2プリント基板33に実装する工程では、電子部品3〜6のはんだボールが導通用のランド36に対して位置合わせして重ねられ、温度制御しながら加熱されることによりはんだ接合が行われる。はんだが硬化してはんだ接合部44が形成されることで、電子部品3〜6が第2プリント基板33に対して電気的及び物理的に接続される。
第1プリント基板32は、例えばガラス繊維を含有したエポキシ樹脂等の絶縁基材45が多層に積層されている多層基板であり、その表面及び層間に導体パターンが形成されていると共に、層間にグランドパターン46が形成されている。第1プリント基板32の表面には、上記した第2プリント基板33の裏面の導通用のランド40及び接地用のランド41に対応し、導通用のランド47及び接地用のランド48が設けられていると共に、導通用のランド47及び接地用のランド48を除く部分を覆うようにソルダーレジスト層49が設けられている。接地用のランド48は、ビア50を介してグランドパターン46と導通している。
第2プリント基板33を第1プリント基板32に実装する工程では、第2プリント基板33を第1プリント基板32に対して位置合わせして重ね、温度制御しながら加熱し、はんだ接合を行う。はんだが硬化してはんだ接合部51が形成されることで、第2プリント基板33が第1プリント基板32に対して電気的及び物理的に接続されると共に接地される。
電子部品3〜6の上方には当該電子部品3〜6を覆うようにリッド52が設けられている。リッド52は、第1実施形態で説明したリッド17と同様であり、金属材料から構成され、中空部53を有する凹形状である。電子部品3の上面3aとリッド52の天井面部54の下面54aとの間には放熱ゲル20が設けられている。
リッド52を第2プリント基板33に実装する工程では、リッド52の側面部55の下端部を接地用のランド37に対して位置合わせして重ね、温度制御しながら加熱し、はんだ接合を行う。はんだが硬化してはんだ接合部56が形成されることで、リッド52が第2プリント基板33に対して物理的に接続されると共に接地される。
第2実施形態によれば、以下に示す作用効果を得ることができる。電子機器31において、金属材料から構成されるリッド52が複数の電子部品3〜6を覆うと共に第2プリント基板33に接地するように構成したので、電子部品3〜6から発せられた熱をリッド52から拡散させて放熱性を向上させると共に電子部品3〜6からの輻射ノイズを抑制することができる。即ち、第1プリント基板32上に第2プリント基板33が実装され、第2プリント基板33上に複数の電子部品3〜6が実装されている構成においても、第1実施形態と同様に、電子部品3〜6からの輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を適切に図ることができる。又、第2プリント基板33の表面に設けられている配線7〜9からの輻射ノイズの抑制も図ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図5から図6を参照して説明する。図5は、図6のA5−A6に沿う横断平面を示す。第3実施形態は、リッドが第1プリント基板に接地される点で、前述した第2実施形態と異なる。
第3実施形態について図5から図6を参照して説明する。図5は、図6のA5−A6に沿う横断平面を示す。第3実施形態は、リッドが第1プリント基板に接地される点で、前述した第2実施形態と異なる。
電子機器61は、平板形状の第1プリント基板62と、第1プリント基板62上に実装されている平板形状の第2プリント基板63と、第2プリント基板63上に実装されている複数の電子部品3〜6とを有する。
第2プリント基板63は、第2実施形態で説明した第2プリント基板33と同様であり、絶縁基材64が多層に積層されている多層基板であり、その表面、層間及び裏面に導体パターンが形成されていると共に、層間にグランドパターン65が形成されている。第2プリント基板63の表面には、導通用のランド66、接地用のランド67、ソルダーレジスト層68が設けられている。接地用のランド67は、ビア69を介してグランドパターン65と導通している。第2プリント基板63の裏面には、導通用のランド70、接地用のランド71、ソルダーレジスト層72が設けられている。接地用のランド71は、ビア73を介してグランドパターン65と導通している。はんだ接合部74が形成されることで、電子部品3〜6が第2プリント基板63に対して電気的及び物理的に接続される。
第1プリント基板62は、第2実施形態で説明した第1プリント基板32と同様であり、絶縁基材75が多層に積層されている多層基板であり、その表面及び層間に導体パターンが形成されていると共に、層間にグランドパターン76が形成されている。第1プリント基板32の表面には、導通用のランド77、接地用のランド78、ソルダーレジスト層79が設けられている。接地用のランド78は、ビア80を介してグランドパターン76と導通している。はんだ接合部81が形成されることで、第2プリント基板63が第1プリント基板63に対して電気的及び物理的に接続されると共に接地される。
電子部品3〜6の上方には当該電子部品3〜6を覆うようにリッド82が設けられている。リッド82も、第1実施形態で説明したリッド17や第2実施形態で説明したリッド52と同様であり、金属材料から構成され、中空部83を有する凹形状である。電子部品3の上面3aとリッド82の天井面部84の下面84aとの間には放熱ゲル20が設けられている。
リッド82を第1プリント基板63に実装する工程では、リッド82の側面部85の下端部を接地用のランド78に対して位置合わせして重ね、温度制御しながら加熱し、はんだ接合を行う。はんだが硬化してはんだ接合部86が形成されることで、リッド82が第1プリント基板62に対して物理的に接続されると共に接地される。
第3実施形態によれば、以下に示す作用効果を得ることができる。電子機器61において、金属材料から構成されるリッド82が複数の電子部品3〜6を覆うと共に第1プリント基板62に接地するように構成したので、電子部品3〜6から発せられた熱をリッド82から拡散させて放熱性を向上させると共に電子部品3〜6からの輻射ノイズを抑制することができる。即ち、この場合も、第1実施形態や第2実施形態と同様に、電子部品3〜6からの輻射ノイズの抑制及び放熱性の向上を適切に図ることができる。又、第2プリント基板33の表面に設けられている配線7〜9からの輻射ノイズの抑制も図ることができる。更に、リッド82が第2プリント基板63の全体を覆うことで、第2プリント基板63からの輻射ノイズの抑制も図ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について図7から図9を参照して説明する。第4実施形態は、電子部品の実装による傾き、プリント基板の反りやうねり等の影響を回避する点で、前述した第1実施形態と異なる。
第4実施形態について図7から図9を参照して説明する。第4実施形態は、電子部品の実装による傾き、プリント基板の反りやうねり等の影響を回避する点で、前述した第1実施形態と異なる。
図8及び図9に示すように、リッド91は、その天井面部92において電子部品3に対応する部分が可撓性を有する構成になっている。具体的には、天井面部92の上面92aにあって電子部品3の外周に対応する部位に複数(本実施形態では4本)の溝93が形成され、天井面部92の下面92bにあって電子部品3の外周に対応する部位に複数(本実施形態では5本)の溝94が形成されており、その溝93,94が形成されている箇所が撓むようになっている。リッド91の天井面部92が撓むことで、電子部品3が傾いて実装された場合でも、リッド91の天井面部92が電子部品3の上面3aに対して略平行に維持され、天井面部92の下面92bと放熱ゲル20とが隙間なく密着される。
第4実施形態によれば、電子機器1において、リッド91の天井面部92において電子部品3に対応する部分が可撓性を有するように構成したので、電子部品3が傾いて実装された場合であっても、リッド91の天井面部92の下面92bと放熱ゲル20とを隙間なく密着させることができ、放熱性を確保することができる。尚、電子部品3に対応する部分が可撓性を有する構成に限らず、電子部品4〜6に対応して放熱ゲルが設けられる構成であれば、電子部品4〜6に対応する部分も可撓性を有する構成であっても良い。
(その他の実施形態)
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、更には、それらに一要素のみ、それ以上、或いはそれ以下を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、更には、それらに一要素のみ、それ以上、或いはそれ以下を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
第4実施形態で説明したリッドの天井面部において可撓性を有する構成を、第2実施形態や第3実施形態と組み合わせても良い。
第1実施形態において、プリント基板2に実装されている電子部品の個数や配置態様は例示した以外でも良い。第2実施形態及び第3実施形態において、第1プリント基板32に実装されている第2プリント基板33の個数や配置態様、第2プリント基板33に実装されている電子部品の個数や配置態様は例示した以外でも良い。第1プリント基板32上に複数の第2プリント基板33が実装される構成であれば、1つのリッドが複数の第2プリント基板33を覆う構成でも良い。
第1実施形態において、プリント基板2に実装されている電子部品の個数や配置態様は例示した以外でも良い。第2実施形態及び第3実施形態において、第1プリント基板32に実装されている第2プリント基板33の個数や配置態様、第2プリント基板33に実装されている電子部品の個数や配置態様は例示した以外でも良い。第1プリント基板32上に複数の第2プリント基板33が実装される構成であれば、1つのリッドが複数の第2プリント基板33を覆う構成でも良い。
図面中、1,31,61は電子機器、2はプリント基板、3〜6は電子部品、17,52,82,91はリッド、32,62は第1プリント基板、33,63は第2プリント基板、20は放熱ゲル(放熱部材)である。
Claims (6)
- プリント基板(2)と、
前記プリント基板上に実装されている複数の電子部品(3〜6)と、
金属材料から構成され、前記複数の電子部品を覆うと共に前記プリント基板に接地するリッド(17)と、を備える電子機器(1)。 - 第1プリント基板(32)と、
前記第1プリント基板上に実装されている第2プリント基板(33)と、
前記第2プリント基板上に実装されている複数の電子部品(3〜6)と、
金属材料から構成され、前記複数の電子部品を覆うと共に前記第2プリント基板に接地するリッド(52)と、を備える電子機器(31)。 - 第1プリント基板(62)と、
前記第1プリント基板上に実装されている第2プリント基板(63)と、
前記第2プリント基板上に実装されている複数の電子部品(3〜6)と、
金属材料から構成され、前記複数の電子部品を覆うと共に前記第1プリント基板に接地するリッド(82)と、を備える電子機器(61)。 - 前記電子部品と前記リッドとの間に放熱部材(20)が設けられている請求項1から3の何れか一項に記載した電子機器。
- 前記リッドは、可撓性を有する請求項4に記載した電子機器。
- 前記複数の電子部品は、SoC、電源IC及びメモリ素子のうち少なくとも何れかを含む請求項1から5の何れか一項に記載した電子機器。
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- 2020-09-14 WO PCT/JP2020/034726 patent/WO2021070569A1/ja active Application Filing
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