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JP2021045320A - 吸収性物品 - Google Patents

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JP2021045320A JP2019169272A JP2019169272A JP2021045320A JP 2021045320 A JP2021045320 A JP 2021045320A JP 2019169272 A JP2019169272 A JP 2019169272A JP 2019169272 A JP2019169272 A JP 2019169272A JP 2021045320 A JP2021045320 A JP 2021045320A
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Abstract

【課題】立体ギャザーが幅方向内側に膨出するのを抑制することにより、体液の漏れを防止する。【解決手段】肌当接面側の長手方向両側部にそれぞれ、着用者の肌側に突出する中空のループ状立体ギャザー10を形成するギャザーシート7が配設され、ギャザーシート7の前端部及び後端部にそれぞれ、弾性伸縮部材15がギャザーシート7に固定されるとともに、ギャザーシート7の折り畳み部が吸収体側に固定された端部固定部11、12が形成されるとともに、端部固定部11、12とループ状立体ギャザー10との間にそれぞれ、弾性伸縮部材15がギャザーシート7に固定された非伸縮部13、14が形成されており、ループ状立体ギャザー10において弾性伸縮部材15が伸縮力を発現する伸縮力有効長が、幅方向内側に配置された弾性伸縮部材より、幅方向外側に配置された弾性伸縮部材の方が長くなっている。【選択図】図2

Description

本発明は、主には生理用ナプキン、おりものシート、失禁パッド、トイレタリー等の吸収性物品に係り、詳しくは肌当接面側の長手方向両側部にそれぞれ、肌側に突出する中空のループ状の立体ギャザーが形成された吸収性物品に関する。
従来より、前記吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透孔性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
特に夜用の生理用ナプキンにおいては、着用中に経血等の体液が幅方向に流れて側縁部から漏れる横漏れを防止するため、肌当接面側の長手方向両側部にそれぞれ、肌側に突出する立体ギャザーが形成されたものが多く市場に提供されている。
前記立体ギャザーとしては、ギャザー形成用不織布の幅方向内方側部分が幅方向に2つ折り又は3つ折りに折り畳まれて吸収性物品の長手方向両端部で吸収体側に固定されることにより、長手方向中間部で先端が自由端部を成すようにして肌側に起立する起立壁状の立体ギャザーが存在する。また、下記特許文献1、2では、基壁部の上端部に連接され、着用時に着用者の肌に当接する面状の弾性伸縮部を含んで構成され、断面視略T字状を形成するように起立する立体ギャザーが開示されている。
更にこの他に、中空のループ状を成すようにして肌側に突出するループ状立体ギャザー(例えば、下記特許文献3、4)も広く知られている。
特許第3871563号広報 特許第5395630号公報 特許第5123583号公報 特許第5119041号公報
上述の2つ折り又は3つ折りの起立壁状の立体ギャザーや上記特許文献1、2に開示される断面視略T字状の立体ギャザーは、肌側への起立高さを高くすることができる利点を有するものの、幅方向に倒れやすく、倒れた状態で装着した場合には体液の漏れや違和感が生じる欠点があった。このような幅方向への倒れを防止するための技術として、上記特許文献1では、面状の弾性伸縮部に長手方向に沿って配された複数本の弾性部材が、幅方向内側の収縮力を幅方向外側の収縮力より大きくなして、外方に凸となるように湾曲させることが記載されており、上記特許文献2では、防漏壁の長手方向中央域に、弾性伸縮部材が吸収性本体に固定され且つ基壁部の起立が阻害されている、中央域弾性伸縮部固定部を局部的に形成することが記載されている。
しかしながら、上記特許文献1記載のように幅方向内側と外側の弾性部材の収縮力を変化させても立体ギャザーが幅方向に湾曲しにくく、幅方向への倒れを防止するには充分満足するに至らない場合があった。
また、上記特許文献2では、中央域弾性伸縮部固定部が局部的に形成されるため、この固定部において立体ギャザーの起立が阻害され、この固定部における肌との密着性が低下して、漏れが生じるおそれがあった。
他方で、上記特許文献3、4に記載されるような前記ループ状立体ギャザーは、幅方向の倒れ込みが生じにくくなっているが、装着時の体圧によってループ状立体ギャザーが潰れやすく、特に体液排出部で幅方向外側からの脚圧を受けることによって、ループ状立体ギャザーが幅方向内側に膨出する変形が生じやすかった。このような幅方向内側への変形が生じると、体液の排出量が多い場合には漏れを生じるおそれがあった。
そこで本発明の主たる課題は、中空のループ状の立体ギャザーを備えた吸収性物品において、立体ギャザーが幅方向内側に膨出するのを抑制することにより、体液の漏れを防止した吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために第1の態様として、肌当接面側の長手方向両側部にそれぞれ、幅方向内方側部分が幅方向に折り畳まれ、この折り畳み部に長手方向に沿うとともに幅方向に間隔を空けて複数の弾性伸縮部材が配置されることにより、着用者の体液排出部に対応する領域を含む長手区間に、着用者の肌側に突出する中空のループ状立体ギャザーを形成するシート部材が配設され、
前記シート部材の前端部及び後端部にそれぞれ、前記弾性伸縮部材が前記シート部材に固定されるとともに、前記シート部材の折り畳み部が吸収体側に固定された端部固定部が形成されるとともに、前記シート部材の長手方向中間部に前記ループ状立体ギャザーが形成され、かつ前記端部固定部とループ状立体ギャザーとの間にそれぞれ、前記弾性伸縮部材が前記シート部材に固定された非伸縮部が形成されており、
前記ループ状立体ギャザーにおいて前記弾性伸縮部材が伸縮力を発現する伸縮力有効長が、幅方向内側に配置された前記弾性伸縮部材より、幅方向外側に配置された前記弾性伸縮部材の方が長くなっている吸収性物品が提供される。
上記第1の態様では、前記シート部材の前端部及び後端部にそれぞれ端部固定部が形成されるとともに、長手方向中間部に前記ループ状立体ギャザーが形成され、前記端部固定部とループ状立体ギャザーとの間にそれぞれ非伸縮部が形成されている。すなわち、長手方向中間部のループ状立体ギャザーが、前後端部の端部固定部を基端として肌側に突出するとともに、この端部固定部との間に、弾性伸縮部材の伸縮力の発現性が抑制され、シート部材が固定されずに自由に移動できるようになされた非伸縮部が介在している。そして、前記ループ状立体ギャザーにおいて前記弾性伸縮部材が伸縮力を発現する伸縮力有効長が、幅方向内側に配置された弾性伸縮部材より、幅方向外側に配置された弾性伸縮部材の方が長くなっている。このため、ループ状立体ギャザーは、幅方向外側の方が弾性伸縮部材の伸縮力がより長い区間に作用し、幅方向外側に膨出変形しやすくなるとともに、基端となる端部固定部との間に、弾性伸縮部材の伸縮力の発現性が抑制され、シート部材の拘束が低減された非伸縮部が端部固定部との間に設けられるているため、前記非伸縮部が緩衝領域となって、中央のループ状立体ギャザーが端部固定部の制約を受けにくく、比較的自由に移動できるようになっている。これによって、ループ状立体ギャザーが幅方向外側に膨出変形しやすくなり、立体ギャザーが幅方向内側に倒れるのが抑制でき、体液の漏れが防止できるようになる。
第2の態様として、少なくとも前側の前記非伸縮部は、該非伸縮部の吸収性物品長手方向に沿う長さである非伸縮長さが、幅方向外側より幅方向内側の方が長くなっている吸収性物品が提供される。
上記第2の態様では、少なくとも前側の前記非伸縮部において、非伸縮長さを幅方向外側より幅方向内側の方が長くなるようにしている。非伸縮長さを長くすることによって隣接するループ状立体ギャザーの変形の自由度が高くなり、ループ状立体ギャザーの幅方向内側が幅方向外側により一層膨出変形しやすくなる。また、少なくとも前側の前記非伸縮部をこのように形成することによって、ループ状立体ギャザーの前側部分において外側に膨出する変形が生じやすくなり、前側部分での漏れがより確実に防止できるようになる。
第3の態様として、前記端部固定部の長手方向中央側の端縁は、幅方向にほぼ平行する直線で形成されている吸収性物品が提供される。
上記第3の態様では、前記端部固定部の長手方向中央側の端縁を、幅方向にほぼ平行する直線で形成している。この形態では、ループ状立体ギャザーの端縁を傾斜状に形成することにより、非伸縮部の非伸縮長さが幅方向外側より幅方向内側の方が長くなり、幅方向内側でループ状立体ギャザーの変形の自由度を高くすることができる。
第4の態様として、前記端部固定部の長手方向中央側の端縁は、幅方向外側に向けて長手方向中央側に傾斜している吸収性物品が提供される。
上記第4の態様では、前記端部固定部の長手方向中央側の端縁を、幅方向外側に向けて長手方向中央側に傾斜する傾斜状に形成しているため、ループ状立体ギャザーの端縁が傾斜状に形成されない場合でも、非伸縮部の非伸縮長さを幅方向外側より幅方向内側の方が長くなるようにすることができ、より確実に幅方向内側でループ状立体ギャザーの変形の自由度を高めることができるようになる。
第5の態様として、両側部にそれぞれ、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定されるウイング状フラップが形成されるとともに、これより後側の両側部にそれぞれ、装着時に下着の臀部内面側に固定されるヒップホールド用フラップが形成され、
前記ループ状立体ギャザーに配置された前記弾性伸縮部材のうち、最も幅方向内側に配置された前記弾性伸縮部材は、前端が前記ウイング状フラップの前側端縁より前側に位置し、後端が前記ウイング状フラップの後側端縁より後側に位置しており、最も幅方向外側に配置された前記弾性伸縮部材は、後端が前記ヒップホールド用フラップの幅方向への最大突出部より前側に位置している吸収性物品が提供される。
上記第5の態様では、ループ状立体ギャザーに配置された弾性伸縮部材のうち、最も幅方向内側に配置された弾性伸縮部材の前端及び後端がそれぞれ、ウイング状フラップの前側端縁及び後側端縁より外側に位置するとともに、最も幅方向外側に配置された弾性伸縮部材の後端がヒップホールド用フラップの幅方向への最大突出部より前側に位置するようにしている。これによって、着用者の体液排出部に対応する領域で、ループ状立体ギャザーが幅方向外側に膨出する変形が生じやすくなるとともに、臀部におけるフィット性が良好になる。
以上詳説のとおり本発明によれば、立体ギャザーが幅方向内側に膨出するのが抑制でき、これにより体液の漏れが防止できるようになる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 図1のIII−III線矢視図である。 弾性伸縮部材を伸張させた状態のループ状立体ギャザー10部分におけるギャザーシート7の幅方向内方側部分を示す拡大断面図(図1のIV-IV線矢視図)である。 端部固定部11、12におけるギャザーシート7の幅方向内方側部分を示す拡大断面図(図1のV-V線矢視図)である。 非伸縮部13、14におけるギャザーシート7の幅方向内方側部分を示す拡大断面図(図1のVI-VI線矢視図)である。 各接合部を示す、生理用ナプキン1の平面図である。 ギャザーシート7の幅方向内方側部分の接合状態を示す斜視図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の展開図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の展開図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の展開図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔生理用ナプキン1の基本構造〕
本発明に係る生理用ナプキン1は、図1〜図3に示されるように、ポリエチレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなど(以下、まとめて体液ともいう。)を速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2、3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、肌当接面側の両側部に長手方向のほぼ全長に亘って設けられるとともに、前記吸収体4の略側縁部を起立基端とし、かつ少なくとも着用者の体液排出部Hに対応する領域を含むナプキン長手方向の所定の区間内(着用者の股下部に対応する区間内)において肌側に突出する左右一対のループ状立体ギャザー10、10を形成するギャザーシート7、7(シート部材)とを備え、かつ前記吸収体4の周囲においては、その前後端縁部では前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記ギャザーシート7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、ほぼ体液排出部Hに相当する吸収体側部位置にそれぞれ外方に延出する左右一対のウイング状フラップW、Wが形成されるとともに、これより後部側(臀部側)の後部両側部にそれぞれ外方に延出する左右一対の後部フラップW、Wが形成されたものである。なお、図示例では、前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために、前記吸収体4をクレープ紙又は不織布などからなる被包シート5で囲繞しているが、この被包シート5はなくてもよい。また、図示しないが、前記透液性表面シート3の非肌側に隣接して、前記透液性表面シート3とほぼ同形状の親水性の不織布などからなるセカンドシートを配設してもよい。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、蒸れ防止の観点から透湿性を有するものを用いるのが望ましい。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。前記不透液性裏面シート2の非肌側面(外面)にはナプキン長手方向に沿って1または複数条の粘着剤層(図示せず)が形成され、身体への装着時に生理用ナプキン1を下着に固定するようになっている。前記不透液性裏面シート2としては、プラスチックフィルムと不織布とを積層させたポリラミ不織布を用いてもよい。
次いで、前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。前記透液性表面シート3に多数の透孔を形成した場合には、体液が速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。不織布の繊維は、長繊維または短繊維のいずれでもよいが、好ましくはタオル地の風合いを出すため短繊維を使用するのがよい。また、エンボス処理を容易とするために、比較的低融点のポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系繊維のものを用いるのがよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド−バイ−サイド型繊維、分割型繊維の複合繊維を好適に用いることもできる。
前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえば綿状パルプと吸水性ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。前記吸収体4の目付は、300〜750g/m、好ましくは300〜400g/mとするのがよい。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド−バイ−サイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記吸収体4の肌当接面側には、幅方向中央部であって、着用者の体液排出部Hに対応する領域を含む部位に、ナプキン長手方向に細長く、肌側に向けて増厚した吸収体の中高部6を備えるのが好ましい。前記中高部6は、概ね着用者の体液排出部Hから臀部溝の開始位置にかけての部位を覆うように設けられ、ウイング状フラップWから後部フラップWの中間部までの長手区間に設けられている。前記中高部6は、吸収体4との一体的な積繊によって形成してもよいし、別々に積繊したものを積層してもよい。この中高部6の厚みは、厚くし過ぎると吸収体4の剛性が上がり身体への密着性が低下するため、3〜20mm、好ましくは5〜15mmとするのが好ましい。なお、前記吸収体4を被包シート5で囲繞する場合、図2に示されるように、前記吸収体4と中高部6を一体的に被包してもよいし、図示しないが、吸収体4及び中高部6をそれぞれ別々に被包シートで囲繞した後積層してもよい。
一方、前記透液性表面シート3の幅寸法は、図示例では、図2及び図3の横断面図に示されるように、吸収体4の幅寸法よりも若干長めとされ、吸収体4を覆うだけに止まり、それより外方側は前記透液性表面シート3とは別のギャザーシート7、具体的には経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じて、適宜の撥水処理または親水処理を施した不織布素材を用いて構成されたギャザーシート7が配設されている。
かかるギャザーシート7としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくはゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性を持たせたソフトな不織布を用いるのがよい。特に、弾性部材の収縮力によって肌側に高く突出した状態で肌面に接触しても肌触りのよいソフトさを備えた不織布が好ましい。具体的には、坪量を13〜23g/mとしたスパンボンド法により作製された不織布を用いるのが望ましく、かつ体液の透過を確実に防止するためにシリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布が好適に使用される。
前記ギャザーシート7は、図2及び図3に示されるように、幅方向中間部より外側部分を所定の内側位置から不透液性裏面シート2の外縁までの範囲に亘ってホットメルトなどの接着剤によって接着し、所定の位置に所定のフラップ部が形成されている。このフラップ部は、ほぼ体液排出部Hに対応する部分の両側部に左右一対のウイング状フラップW、Wを形成するとともに、これより後部側(臀部側)の後部両側部に後部フラップW、Wを形成している。このウイング状フラップWを含む長手区間が着用者の股下部に対応する。これらウイング状フラップW、Wおよび後部フラップW、Wの外面側(不透液性裏面シート2側)にはそれぞれ粘着剤層(図示せず)が備えられ、ショーツに対する装着時に、前記ウイング状フラップW、Wを基端部の折返し線RL位置にて反対側に折り返し、ショーツのクロッチ部分に巻き付けて止着するとともに、前記後部フラップWをショーツの内面に止着するようになっている。
〔ループ状立体ギャザー〕
前記ループ状立体ギャザー10は、前記ギャザーシート7の幅方向内方側部分がほぼ二重に折り返されるとともに、この二重シート内部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された複数本の、図示例では4本の弾性伸縮部材15、15…が生理用ナプキン1の長手方向に沿うとともに幅方向に所定の間隔を空けて配設され、この二重シートが適宜に折り畳まれて、所定の部位が接合部で接合されることによって、着用者の体液排出部Hに対応する領域を含む長手区間において着用者の肌側に突出する中空状に形成されている。前記ギャザーシート7の幅方向内方側部分は、前端部及び後端部でそれぞれ、図3に示されるように、前記弾性伸縮部材15…が固定されるとともに、ギャザーシート7が適宜に折り畳まれた状態でこの折り畳み部が吸収体4側に接着された前側端部固定部11及び後側端部固定部12が形成され、かつ前記前側端部固定部11及び後側端部固定部12とループ状立体ギャザー10との間にそれぞれ、前記弾性伸縮部材15…がギャザーシート7に固定された前側非伸縮部13及び後側非伸縮部14が形成されることによって、少なくとも体液排出部Hを含む着用者の股下部に対応するナプキン長手方向の所定の区間内において、図2に示されるように、肌側に突出するループ状立体ギャザー10、10が左右一対で形成されている。これによって、ギャザーシート7の幅方向内方側部分は、前側から順に、前側端部固定部11、前側非伸縮部13、ループ状立体ギャザー10、後側非伸縮部14及び後側端部固定部12が連続して形成されている。
前記ギャザーシート7の幅方向内方側部分の構造についてより具体的に説明すると、前記ギャザーシート7の幅方向内方側部分は、ほぼ二重に折り返した二重シート内部の適宜の位置に、生理用ナプキン1の長手方向に沿って弾性伸縮部材15…が配置されるとともに、図4〜図6に示されるように生理用ナプキン1の幅方向断面視で、生理用ナプキン1の幅方向外側から幅方向内側方向に延在されるとともに、幅方向内側位置で着用者の肌側に折り返された第1折返し部20と、この第1折返し部20に連続して幅方向外側に延在されるとともに、幅方向外側位置で着用者の非肌側に折り返された第2折返し部21とによって三つ折りされた状態で、着用者の非肌側から順に第1シート部22、第2シート部23及び第3シート部24を形成している。前記弾性伸縮部材15…は、主に前記第3シート部24に配設されている。
また、図7及び図8に示されるように、前記第1シート部22を前記第1折返し部20から若干幅方向外側に入った位置において長手方向の全長に亘ってその着用者の非肌側に配置された部材(透液性表面シート3)に接合する第1接合部25と、前記第2シート部23を前記第2折返し部21寄りの位置において長手方向の全長に亘って前記第1シート部22に接合する第2接合部26と、前記第3シート部24の長手方向両端部をそれぞれ第2シート部23に接合する第3接合部27とを備えている。また、本実施形態例では、前記第1シート部22の長手方向両端部をそれぞれ前記第1折返し部20寄りの位置において透液性表面シート3に接合する第4接合部28が設けられている。前記第4接合部28と第1接合部25との境界は必ずしも明確である必要はなく、幅方向に接続していてもよい。この場合、長手方向中間部の第1接合部25のみが存在する区間から、第1接合部25の側縁を長手方向両端まで延長した延長線を境に、第1接合部25と第4接合部28とを区別することができる。なお、図7(A)は前記第1シート部22と透液性表面シート3との接合部(前記第1接合部25及び第4接合部28)を示す平面図、図7(B)は第2シート部23と第1シート部22との接合部(前記第2接合部26)を示す平面図、図7(C)は第3シート部24と第2シート部23との接合部(前記第3接合部27)を示す平面図である。
そして、長手方向両端部に設けられた前記第3接合部27、27の間の長手区間において、少なくとも前記第3シート部24が前記第1接合部25及び第2接合部26を基端として着用者の肌側に突出する中空のループ状立体ギャザー10を形成している。即ち、前記ループ状立体ギャザー10は、幅方向に離隔する2条の第1接合部25及び第2接合部26を基端として中空のループ状を成すように肌側に突出している。
以上のようにして構成されたギャザーシート7の幅方向内方側部分において、前側端部及び後側端部はそれぞれ、前記前側端部固定部11及び後側端部固定部12として、図5に示されるように、弾性伸縮部材15…がギャザーシート7の二重シート内部に全長に亘って接着剤によって固定されることにより、弾性伸縮部材15…の伸縮性の発現が抑制されているとともに、ギャザーシート7の二重シートが適宜に折り畳まれた状態で前記第3接合部27によって吸収体4側に固定されることにより、ギャザーシート7の変形が抑制されている。前記前側端部固定部11及び後側端部固定部12はそれぞれ、生理用ナプキン1の前端及び後端からナプキン長手方向の中央側にそれぞれ所定の長さで連続して形成されている。前記前側端部固定部11及び後側端部固定部12のナプキン長手方向に沿う長さは任意であるが、図1に示されるように、後側端部固定部12の方が前側端部固定部11より長くするのが好ましい。
また、前記前側端部固定部11の後側及び後側端部固定部12の前側にそれぞれ連続して形成される前記前側非伸縮部13及び後側非伸縮部14では、図6に示されるように、弾性伸縮部材15…がギャザーシート7の二重シート内部に全長に亘って接着剤によって固定されることにより、弾性伸縮部材15…の伸縮性の発現が抑制されている。一方、ギャザーシート7は、前記ループ状立体ギャザー10部分と同様に、前記第1接合部25及び第2接合部26で接合されるだけであり、ループ状立体ギャザー10の部分と比べて変形の自由度は前記弾性伸縮部材15…が接合されることによって若干低下するが、シート自体の接合によって拘束度が高くなるわけではなく、ループ状立体ギャザー10部分とほぼ同様の変形の自由度が確保されている。
前記前側非伸縮部13及び後側非伸縮部14に挟まれた領域に形成されるループ状立体ギャザー10は、弾性伸縮部材15…の伸縮力によって着用者の肌側に突出して中空のループ状の立体ギャザーを形成する。前記ループ状立体ギャザー10は、両端の前側端部固定部11及び後側端部固定部12を基端として肌側に突出しているが、これら固定部11、12とループ状立体ギャザー10との間に前記前側非伸縮部13及び後側非伸縮部14がそれぞれ介在しているため、これら前側非伸縮部13及び後側非伸縮部14が緩衝領域となって、前記固定部11、12による拘束の影響がループ状立体ギャザー10に及ぶのが低減化され、ループ状立体ギャザー10の変形の自由度が高くなっている。
図1に示されるように、前記ループ状立体ギャザー10において弾性伸縮部材15…が伸縮力を発現する伸縮力有効長は、幅方向内側に配置された弾性伸縮部材15より、幅方向外側に配置された弾性伸縮部材15の方が長くなっている。図示例では、4本の弾性伸縮部材15…のうち、最も内側に配置された弾性伸縮部材15の伸縮力有効長Liより、最も外側に配置された弾性伸縮部材15の伸縮力有効長Loの方が長くなっており(Li<Lo)、その中間に配置された弾性伸縮部材15、15の伸縮力有効長が漸次変化するように形成されている。
このように、伸縮力有効長が幅方向内側に配置された弾性伸縮部材15より、幅方向外側に配置された弾性伸縮部材15の方が長くなされているため、ループ状立体ギャザー10の幅方向外側の方が弾性伸縮部材15の伸縮力がより長い区間に作用して、ループ状立体ギャザー10を幅方向外側に膨出変形しやすくするとともに、両端の前側端部固定部11及び後側端部固定部12との間にそれぞれ、弾性伸縮部材15…の伸縮力の発現性が抑制された前側非伸縮部13及び後側非伸縮部14が、ギャザーシート7が固定されずに自由に移動できる状態で設けられているため、中央のループ状立体ギャザー10が端部固定部11、12の拘束の影響を受けにくい状態で比較的自由に移動できるようになっている。これによって、図1及び図2に示されるように、ループ状立体ギャザー10が幅方向外側に膨出変形しやすくなり、装着時に幅方向外側からの脚圧を受けても、ループ状立体ギャザー10が幅方向内側に倒れるのが防止でき、体液の漏れが防止できるようになる。
前記ループ状立体ギャザー10に配置された弾性伸縮部材15…は、幅方向に沿ってほぼ等間隔に配置するのが好ましいが、立体ギャザーに作用する伸縮力を調整するため配置間隔を違えてもよい。隣り合う弾性伸縮部材15、15の間隔は、10〜50mm、好ましくは10〜20mmとするのがよい。前記弾性伸縮部材15…は、伸長率、太さ、配置間隔などを一定としたほぼ一定の伸縮力としてもよいし、幅方向外側の伸縮力が幅方向内側の伸縮力より大きくなるように形成してもよい。伸縮力を大きくするには、弾性伸縮部材15の伸長率を高くする、太さを太くする、配置間隔を狭くすることのいずれか又は2以上の組み合わせにより成すことができる。
前記弾性伸縮部材15…は、少なくとも前側端縁が、幅方向内側に配置されたものより、幅方向外側に配置されたものの方が前側に位置しているのが好ましい。つまり、ループ状立体ギャザー10の前側端縁は、隣り合う弾性伸縮部材15の端部同士を結んで形成された線が、前側に行くに従って徐々に外側に傾斜する形状となるようにするのが好ましい。一方、前記弾性伸縮部材15…の後側端縁は、隣り合う弾性伸縮部材15の端部同士を結んで形成された線が、幅方向にほぼ平行となるようにしてもよいし、後側に行くに従って徐々に外側に傾斜する形状となるようにしてもよい。
前記ループ状立体ギャザー10において、最も幅方向内側に配置された弾性伸縮部材15の伸縮力有効長Liと、最も外側に配置された弾性伸縮部材15の伸縮力有効長Loとの比Li/Loは、ループ状立体ギャザー10を適度に幅方向外側に膨出変形させる観点から、0.2〜0.8、好ましくは0.4〜0.6とするのがよい。
また、少なくとも前側非伸縮部13において、該前側非伸縮部13のナプキン長手方向に沿う長さである非伸縮長さは、幅方向外側の非伸縮長さMoより幅方向内側の非伸縮長さMiの方が長くなっているのが好ましい(Mo<Mi)。図1に示される形態例では、前側非伸縮部13及び後側非伸縮部14が両方とも、前述の非伸縮長さMo<Miの関係になっているが、図9に示されるように、少なくとも前側非伸縮部13が前述の非伸縮長さMo<Miの関係を有していれば、後側非伸縮部14は幅方向外側の非伸縮長さMoと幅方向内側の非伸縮長さMiがほぼ同等に形成されていてもよい。少なくとも前側非伸縮部13を前述の非伸縮長さMo<Miの関係で形成することにより、ループ状立体ギャザー10の前側部分において外側に膨出する変形が生じやすくなり、体液排出量が多いときに発生しやすい前側部分での漏れがより確実に防止できるようになる。
図1に示されるように、前側端部固定部11及び後側端部固定部12の長手方向中央側の端縁は、幅方向にほぼ平行する直線で形成することができる。すなわち、前記第3接合部27の長手方向中央側の端縁が幅方向にほぼ平行する直線で形成されている。このように、端部固定部11、12の長手方向中央側の端縁を幅方向にほぼ平行な直線で形成することによって、第3接合部27が簡単に配置でき製造が容易になる。この形態では、ループ状立体ギャザー10に配置された弾性伸縮部材15…の少なくとも前側端部を傾斜状に形成することにより、少なくとも前側非伸縮部13の非伸縮長さを幅方向外側より幅方向内側の方が長くなるように形成することができる。
また、図10に示されるように、前側端部固定部11及び後側端部固定部12の長手方向中央側の端縁を、幅方向外側に向けて長手方向中央側に傾斜する傾斜状に形成してもよい。すなわち、前記第3接合部27の長手方向中央側の端縁を傾斜状に形成してもよい。これによって、ループ状立体ギャザー10の端縁が傾斜状に形成されない場合でも、非伸縮部13、14の非伸縮長さを幅方向外側より幅方向内側の方が長くすることができ(Mo<Mi)、幅方向内側で、非伸縮部13、14における拘束度が低く、ループ状立体ギャザー10の変形の自由度を高くすることができる。
図11に示されるように、ループ状立体ギャザー10に配置された弾性伸縮部材15…のうち、最も幅方向内側に配置された弾性伸縮部材15は、前端がウイング状フラップWの前側端縁より前側に位置し、後端がウイング状フラップWの後側端縁より後側に位置するのが好ましく、最も幅方向外側に配置された弾性伸縮部材15は、後端がヒップホールド用フラップの幅方向への最大突出部Wの幅方向への最大突出部より前側に位置しているのが好ましい。これによって、着用者の体液排出部Hに対応する領域で、ループ状立体ギャザー10が幅方向外側に膨出する変形を生じやすくなるとともに、臀部におけるフィット性が良好になる。ウイング状フラップWの前側端縁及び後側端縁は、ウイング状フラップWの基端部の幅方向外方側への突出が開始する部分であり、ウイング状フラップWの基端部の左右の外形線の離隔幅が最小となる部分である。また、前記ヒップホールド用フラップWの幅方向への最大突出部は、ウイング状フラップWより後側において、左右の外形線の離隔幅が最大となる部分である。幅方向内側の弾性伸縮部材15の前端とウイング状フラップWの前側端縁との離隔幅Saは、0〜30mmとするのが好ましく、幅方向内側の弾性伸縮部材15の後端とウイング状フラップWの後側端縁との離隔幅Sbは、0〜30mmとするのが好ましい。また、幅方向外側の弾性伸縮部材15の後端とヒップホールド用フラップWの幅方向への最大突出部との離隔幅Scは、0〜120mmとするのが好ましい。
図1に示される形態例では、前側非伸縮部13と後側非伸縮部14のナプキン長手方向の長さがほぼ同等に形成されていたが、図11に示されるように、後側非伸縮部14が相対的に長く形成されるようにしてもよい。図11では、ループ状立体ギャザー10が着用者の体液排出部Hに対応する領域とその前後に若干長く形成されるだけで、それより後側のヒップホールド用フラップWの大半に後側非伸縮部14が配置されるようになっている。これによって、着用者の臀部には肌側に起立しないギャザーシート7の幅方向内方側の折り畳み部がフィットし、体液排出部Hに対応する領域で肌側に突出するループ状立体ギャザー10がフィットするようになるため、体液排出部Hでの横漏れが防止できるとともに、臀部に対するフィット性が良好になる。
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、5…被包シート、6…中高部、7…ギャザーシート、10…ループ状立体ギャザー、11…前側端部固定部、12…後側端部固定部、13…前側非伸縮部、14…後側非伸縮部、15…弾性伸縮部材20…第1折返し部、21…第2折返し部、22…第1シート部、23…第2シート部、24…第3シート部、25…第1接着部、26…第2接着部、27…第3接着部、28…第4接着部

Claims (6)

  1. 肌当接面側の長手方向両側部にそれぞれ、幅方向内方側部分が幅方向に折り畳まれ、この折り畳み部に長手方向に沿うとともに幅方向に間隔を空けて複数の弾性伸縮部材が配置されることにより、着用者の体液排出部に対応する領域を含む長手区間に、着用者の肌側に突出する中空のループ状立体ギャザーを形成するシート部材が配設され、
    前記シート部材の前端部及び後端部にそれぞれ、前記弾性伸縮部材が前記シート部材に固定されるとともに、前記シート部材の折り畳み部が吸収体側に固定された端部固定部が形成されるとともに、前記シート部材の長手方向中間部に前記ループ状立体ギャザーが形成され、かつ前記端部固定部とループ状立体ギャザーとの間にそれぞれ、前記弾性伸縮部材が前記シート部材に固定された非伸縮部が形成されており、
    前記ループ状立体ギャザーにおいて前記弾性伸縮部材が伸縮力を発現する伸縮力有効長が、幅方向内側に配置された前記弾性伸縮部材より、幅方向外側に配置された前記弾性伸縮部材の方が長くなっていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 少なくとも前側の前記非伸縮部は、該非伸縮部の吸収性物品長手方向に沿う長さである非伸縮長さが、幅方向外側より幅方向内側の方が長くなっている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記端部固定部の長手方向中央側の端縁は、幅方向にほぼ平行する直線で形成されている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記端部固定部の長手方向中央側の端縁は、幅方向外側に向けて長手方向中央側に傾斜している請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記ループ状立体ギャザーにおいて、前記弾性伸縮部材の前側端縁は、幅方向内側に配置されたものより、幅方向外側に配置されたものの方が前側に位置するとともに、前記弾性伸縮部材の後側端縁は、幅方向にほぼ平行に配置されるか、幅方向内側に配置されたものより、幅方向外側に配置されたものの方が後側に位置している請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。
  6. 両側部にそれぞれ、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定されるウイング状フラップが形成されるとともに、これより後側の両側部にそれぞれ、装着時に下着の臀部内面側に固定されるヒップホールド用フラップが形成され、
    前記ループ状立体ギャザーに配置された前記弾性伸縮部材のうち、最も幅方向内側に配置された前記弾性伸縮部材は、前端が前記ウイング状フラップの前側端縁より前側に位置し、後端が前記ウイング状フラップの後側端縁より後側に位置しており、最も幅方向外側に配置された前記弾性伸縮部材は、後端が前記ヒップホールド用フラップの幅方向への最大突出部より前側に位置している請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。
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