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JP2021033151A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

光源装置およびプロジェクター Download PDF

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JP2021033151A
JP2021033151A JP2019155523A JP2019155523A JP2021033151A JP 2021033151 A JP2021033151 A JP 2021033151A JP 2019155523 A JP2019155523 A JP 2019155523A JP 2019155523 A JP2019155523 A JP 2019155523A JP 2021033151 A JP2021033151 A JP 2021033151A
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坂田 秀文
Hidefumi Sakata
秀文 坂田
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Abstract

【課題】明るく、スペックルノイズの少ない光源装置を提供する。【解決手段】本発明の光源装置は、第1面を有する基板と、第1面に対向して設けられ、第1面に交差する第1方向に沿って第1の光を射出する発光ダイオードと、第1方向に交差する方向に沿って第2の光を射出するレーザーダイオードと、第1面に対向して設けられ、レーザーダイオードから射出された第2の光を第1方向に導く第1光学素子と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
下記の特許文献1に、青色発光ダイオードと、青色レーザー光源と、蛍光体を有するカラーホイールと、を備え、青色発光ダイオードからの青色光と、蛍光体からの緑色光および赤色光と、を用いて画像形成素子を照明する光源装置が開示されている。下記の特許文献2に、発光ダイオード光源と、レーザー光源と、蛍光体と、を備え、発光ダイオード光源からの光を蛍光体の裏面から入射させ、レーザー光源からの光を蛍光体の表面から入射させる構成の車両用灯具が開示されている。下記の特許文献3には、蛍光体を含む波長変換部と、発光ダイオードと、レーザーダイオードと、を備え、発光ダイオードからの光とレーザーダイオードからの光との双方を波長変換部に照射する発光モジュールが開示されている。本明細書において、以下、発光ダイオードをLEDと略記し、レーザーダイオードをLDと略記する。
国際公開第2012/137305号 特開2012−169050号公報 特開2018−41723号公報
プロジェクター用光源としてLEDを用いた場合、単位面積あたりの光源出力が不足し、明るい画像を投射可能なプロジェクターを実現することが難しい、という問題があった。そこで、この問題を解決するために、LEDよりも高輝度の光を射出可能なLDをプロジェクター用の光源装置として用いることが提案されている。ところが、照明光としてレーザー光を用いた場合、レーザー光の干渉性が高いことにより、スペックルノイズと呼ばれる斑点状の明るさムラが生じ、画像品質を低下させる、という問題があった。
特許文献1の光源装置の場合、青色レーザー光源からの光を照明光として用いておらず、蛍光体の励起光として用いていること、および、カラーホイールを用いて互いに異なる色の複数の光を時分割で射出することから、明るい画像を得ることが難しい、という問題を解決できない。また、特許文献2および特許文献3の発光装置をプロジェクターに適用したとしても、LDからの光を蛍光体の励起光として用いているため、特許文献1の光源装置と同様、明るい画像を得ることが難しい、という問題を有している。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の光源装置は、第1面を有する基板と、前記第1面に対向して設けられ、前記第1面に交差する第1方向に沿って第1の光を射出するLEDと、前記第1方向に交差する方向に沿って第2の光を射出するLDと、前記第1面に対向して設けられ、前記LDから射出された前記第2の光を前記第1方向に導く第1光学素子と、を備える。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記LEDから射出された前記第1の光を反射する反射素子をさらに備えていてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記LEDは、第1発光領域と第2発光領域とを有し、前記第1光学素子は、前記第1発光領域に隣り合う位置に設けられるとともに、前記第2発光領域に隣り合う位置に設けられていてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記第1発光領域と前記第2発光領域とは、互いに隣り合う位置に設けられていてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記第1面に対向して設けられ、前記LDから射出された前記第2の光を前記第1方向に導く第2光学素子をさらに備え、前記第2光学素子は、前記第1発光領域に隣り合う位置に設けられるとともに、前記第2発光領域に隣り合う位置に設けられ、前記第2光学素子は、前記第1方向に見たときに、前記第1光学素子とは異なる位置に設けられていてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記LDは、前記第1面および前記第1方向に交差する方向に沿って前記第2の光を射出し、前記LDから射出された前記第2の光を前記第1光学素子に導く第3光学素子をさらに備えていてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記LDは、前記第1面および前記第1方向に交差する方向に沿って前記第2の光を射出し、前記LDから射出された前記第2の光を前記第1光学素子に導く第3光学素子と、前記LDから射出された前記第2の光を前記第2光学素子に導く第4光学素子と、をさらに備えていてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える。
第1実施形態の光源装置の平面図である。 図1のII−II線に沿う光源装置の断面図である。 第2実施形態の光源装置の平面図である。 図3のIV−IV線に沿う光源装置の断面図である。 第3実施形態の光源装置の平面図である。 第3実施形態の変形例の光源装置の平面図である。 第4実施形態の光源装置の平面図である。 図7のVIII−VIII線に沿う光源装置の断面図である。 第5実施形態の光源装置の断面図である。 第6実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1および図2を用いて説明する。
図1は、第1実施形態の光源装置の平面図である。図2は、図1のII−II線に沿う光源装置の断面図である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1および図2に示すように、本実施形態の光源装置11は、基板12と、LED13と、第1光学素子14と、第1LD15と、第2LD16と、第1集光レンズ17と、第2集光レンズ18と、ピックアップ光学系19と、を備えている。
基板12は、第1面12aと、第1面12aとは異なる第2面12bと、を有する。基板12は、第1面12aに垂直な方向から見て、長方形の形状を有しているが、基板12の形状は特に限定されない。基板12は、LED13と第1光学素子14とを支持する。基板12の構成材料は、特に限定されないが、熱伝導率が高い材料であることが望ましい。以下の説明において、基板12の第1面12aに垂直な軸をZ軸とし、第1面12aの長辺に平行な軸をX軸とし、第1面12aの短辺に平行な軸をY軸と定義する。
LED13は、基板12の第1面12aに対向して設けられている。LED13は、基板12の第1面12aに対向する面とは異なる面が光の射出面13aとされ、射出面13aからZ軸方向(第1面12aに交差する第1方向)に沿って第1の光L1を射出する。第1の光L1は、例えば440〜500nmの波長域を有する青色のLD光である。
LED13は、第1発光領域13Aと、第2発光領域13Bと、を有している。第1面12aに垂直な方向から見て、第1発光領域13Aと第2発光領域13Bとは、第1光学素子14を間に挟んでX軸方向に並んで配置されている。本実施形態において、第1発光領域13Aと第2発光領域13Bのそれぞれは、個別のLEDチップから構成されている。第1発光領域13Aと第2発光領域13Bのそれぞれは、一辺の長さが例えば1〜数mm程度の四角形状の形状を有している。
第1光学素子14は、基板12の第1面12aに対向して設けられている。第1光学素子14は、第1発光領域13Aに隣り合う位置に設けられるとともに、第2発光領域13Bに隣り合う位置に設けられている。第1面12aに垂直な方向から見て、第1光学素子14は、一辺の長さが例えば1〜数mm程度の四角形状の形状を有している。
第1光学素子14は、基台20と、2つのミラー21A,21Bと、を有している。基台20は、Y軸方向から見て、上部が二等辺三角形の形状を有しており、2つの傾斜面を有している。基台20の構成材料は、特に限定されないが、熱伝導率が高い材料であることが望ましい。2つのミラー21A,21Bは、基台20の各傾斜面に設けられている。第1ミラー21Aは、第1LD15に対向して設けられ、第1LD15から射出される第2の光L2を反射する。第2ミラー21Bは、第2LD16に対向して設けられ、第2LD16から射出される第2の光L2を反射する。第1ミラー21Aおよび第2ミラー21Bのそれぞれは、基台20の傾斜面に形成された誘電体多層膜または金属膜から構成されている。
第1LD15は、第1光学素子14の第1ミラー21Aに向けて、Z軸方向に交差する方向に沿って第2の光L2を射出する。第2LD16は、第1光学素子14の第2ミラー21Bに向けて、Z軸方向に交差する方向に沿って第2の光L2を射出する。したがって、第1LD15および第2LD16からの第2の光L2の射出方向は、基板12の第1面12aに対して斜めに傾いている。第2の光L2は、例えば460nmのピーク波長を有する青色のLD光である。
第1集光レンズ17は、第1LD15から射出される第2の光L2の光路上に配置されている。第2集光レンズ18は、第2LD16から射出される第2の光L2の光路上に配置されている。第1LD15から射出された第2の光L2は、第1集光レンズ17によって集光され、第1発光領域13Aの上方を通過して第1ミラー21Aに入射する。第2LD16から射出された第2の光L2は、第2集光レンズ18によって集光され、第2発光領域13Bの上方を通過して第2ミラー21Bに入射する。第2の光L2は、第1ミラー21Aまたは第2ミラー21Bによって反射され、Z軸方向、すなわち第1の光L1と同じ方向に沿って進む。本実施形態の場合、図1に示すように、第1LD15と第2LD16とは、第1発光領域13A、第1光学素子14および第2発光領域13Bが並ぶ方向(X軸方向)に沿って配置されている。
ピックアップ光学系19は、LED13および第1光学素子14の光射出側に設けられている。ピックアップ光学系19は、第1ピックアップレンズ191と、第2ピックアップレンズ192と、を有している。第1ピックアップレンズ191および第2ピックアップレンズ192のそれぞれは、凸レンズから構成されている。ピックアップ光学系19は、第1の光L1および第2の光L2を略平行化し、後段の光学系に導く。図1に示すように、第1ピックアップレンズ191の中心および第2ピックアップレンズ192の中心は、第1光学素子14の中心と略重なる位置に配置されている。
このように、本実施形態の光源装置11においては、LED13からの第1の光L1と、第1LD15および第2LD16からの第2の光L2と、を含む光がピックアップ光学系19から射出される。したがって、本実施形態の光源装置11は、LEDのみを備えた光源装置に比べて、輝度の高い光を射出することができる。この光源装置11をプロジェクターに用いることにより、明るい画像を投射することができる。
また、本実施形態の光源装置11においては、干渉性が高く、波長帯域が狭いLD光からなる第2の光L2に、干渉性が低く、波長帯域が広いLED光からなる第1の光L1が混ざるため、スペックルノイズが時間的に平均化され、LDのみを備えた光源装置に比べて、スペックルノイズを低減することができる。これにより、光源装置11をプロジェクターに用いた場合、斑点状の明るさムラが低減し、画像品質を向上させることができる。
また、第1光学素子14が第1発光領域13Aと第2発光領域13Bとの間に配置され、第1光学素子14、第1発光領域13Aおよび第2発光領域13Bのそれぞれが1〜数mm程度の大きさしか有していない。そのため、第1光学素子14、第1発光領域13Aおよび第2発光領域13Bの全体を一つの発光素子と見たとき、発光素子の発光面積は十分に小さい。これにより、エテンデューが小さい光源装置11を実現することができる。
また、第1発光領域13Aおよび第2発光領域13Bのそれぞれの中心はピックアップ光学系19の光軸から外れた位置にあるが、ピックアップ光学系19に対して第1発光領域13Aおよび第2発光領域13Bが十分に小さく、第1発光領域13Aおよび第2発光領域13Bの各中心の光軸からのずれは僅かであるため、ピックアップ光学系19に対する第1発光領域13Aおよび第2発光領域13Bの位置ずれの悪影響はほとんど生じることがない。また、第1の光L1は第1発光領域13Aおよび第2発光領域13Bのそれぞれからランバート分布をもって射出されるが、特に第1光学素子14の側に向けて大きな射出角で射出された光L11は、第1光学素子14の各ミラー21A,21Bで反射する。これにより、ピックアップ光学系19に入射させる第1の光L1の光量を増加させることができる。
なお、本実施形態では、第1LD15と第2LD16とは、第1発光領域13A、第1光学素子14および第2発光領域13Bが並ぶ方向(X軸方向)に沿って配置されている。この構成に代えて、第1LD15と第2LD16とは、第1発光領域13A、第1光学素子14および第2発光領域13Bが並ぶ方向と交差する方向(例えばY軸方向)に沿って配置されていてもよい。その場合、第1光学素子14のミラーは、例えばY軸方向に沿って並ぶ第1LD15および第2LD16からの第2の光L2を反射する向きに設けられる必要がある。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図3および図4を用いて説明する。
第2実施形態の光源装置の基本構成は第1実施形態の光源装置と同様であるため、共通部分に関する説明は省略する。
図3は、第2実施形態の光源装置の平面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿う光源装置の断面図である。
図3および図4において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図3および図4に示すように、本実施形態の光源装置22は、基板12と、第1発光領域13Aおよび第2発光領域13Bを有するLED13と、第1光学素子14と、反射素子23と、第1LD15と、第2LD16と、第1集光レンズ17と、第2集光レンズ18と、ピックアップ光学系19と、を備えている。
反射素子23は、基板12の第1面12aに対向して設けられている。反射素子23は、半球殻状の形状を有し、内面がLED13から射出された第1の光L1を反射させる反射面となっている。反射素子23は、LED13と第1光学素子14とを囲むように設けられている。反射素子23は、内面に反射膜が形成された構成であってもよいし、全体が反射性を有する材料で構成されていてもよい。反射素子23は、LED13から射出された第1の光L1を反射させる。
また、反射素子23は、第1の光L1と第2の光L2とを射出させる第1開口部23gと、第1LD15からの第2の光L2と第2LD16からの第2の光L2とを入射させる第2開口部23hと、を有している。第1開口部23gと第2開口部23hとは、連続した一つの開口部となっている。
光源装置22のその他の構成は、第1実施形態の光源装置11と同様である。
本実施形態においても、輝度の高い光を射出することができ、プロジェクターに用いた際に明るい画像が得られる、スペックルノイズの発生を抑制できる、エテンデューが小さい光源装置22を実現できる、等の第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、第1実施形態においては、各発光領域13A,13Bから大きな射出角で射出された第1の光L1のうち、ミラー21A,21Bが配置された側と異なる側に向かって進む第1の光L1は、ピックアップ光学系19に入射されないおそれがある。これに対し、本実施形態の光源装置22においては、反射素子23がLED13の周囲を囲むように設けられているため、各発光領域13A,13Bから大きな射出角で射出された第1の光L1が反射素子23で反射した後、ミラー21A,21BまたはLED13で反射して第1開口部23gおよび第2開口部23hから射出され、ピックアップ光学系19に入射する。
このようにして、本実施形態の光源装置22によれば、第1の光L1の損失が少なく、利用効率を高めることができる。また、光源装置22から射出される光の角度分布を狭くすることができるため、後段の光学系における光のけられを低減することができる。
なお、本実施形態の光源装置22において、各LD15,16からの第2の光L2が反射素子23に遮られることなく、第1開口部23gを通過してミラー21A,21Bに入射する構成であれば、必ずしも第2開口部23hが設けられていなくてもよい。ただし、第2の光L2を入射させるために第1開口部23gを全体的に大きくすると、反射素子23の面積が減り、第1の光L1の利用効率向上の効果が小さくなる。その点、本実施形態の構成によれば、第2開口部23hが設けられているため、ミラー21A,21Bに入射する第2の光L2の光量を確保しつつ、第1の光L1の利用効率を向上させることができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図5を用いて説明する。
第3実施形態の光源装置の基本構成は第1実施形態の光源装置と同様であるため、共通部分に関する説明は省略する。
図5は、第3実施形態の光源装置の平面図である。
図5において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の光源装置24は、基板25と、LED26と、第1光学素子27と、第1LD15と、第2LD16と、第3LD28と、第4LD29と、第1集光レンズ17と、第2集光レンズ18と、第3集光レンズ31と、第4集光レンズ32と、ピックアップ光学系19と、を備えている。
LED26は、それぞれが台形状の形状を有する第1発光領域26A、第2発光領域26B、第3発光領域26C、および第4発光領域26Dを有し、全体として矩形環状の形状を有している。第1発光領域26Aと第2発光領域26Bとは、互いに隣り合う位置に設けられている。第2発光領域26Bと第3発光領域26Cとは、互いに隣り合う位置に設けられている。第3発光領域26Cと第4発光領域26Dとは、互いに隣り合う位置に設けられている。第4発光領域26Dと第1発光領域26Aとは、互いに隣り合う位置に設けられている。第1発光領域26A、第2発光領域26B、第3発光領域26C、および第4発光領域26Dのそれぞれは、個別のLEDチップから構成されていてもよいし、4つの発光領域全体が一体のチップとして構成されていてもよい。
第1光学素子27は、四角錐状の形状を有し、四角錐の4つの傾斜面に対応して4つのミラー33A,33B,33C,33Dが設けられている。第1ミラー33Aは、第1LD15に対向して設けられ、第1LD15から射出された第2の光L2を反射する。第2ミラー33Bは、第2LD16に対向して設けられ、第2LD16から射出された第2の光L2を反射する。第3ミラー33Cは、第3LD28に対向して設けられ、第3LD28から射出された第2の光L2を反射する。第4ミラー33Dは、第4LD29に対向して設けられ、第4LD29から射出された第2の光L2を反射する。
また、第1光学素子27は、第1発光領域26A、第2発光領域26B、第3発光領域26C、および第4発光領域26Dのそれぞれに隣り合う位置に設けられている。
本実施形態の場合、第1LD15と第3LD28とは、X軸方向に沿って配置され、第2LD16と第4LD29とは、Y軸方向に並んで配置されている。第1集光レンズ17は、第1LD15から射出される第2の光L2の光路上に配置されている。第2集光レンズ18は、第2LD16から射出される第2の光L2の光路上に配置されている。第3集光レンズ31は、第3LD28から射出される第2の光L2の光路上に配置されている。第4集光レンズ32は、第4LD29から射出される第2の光L2の光路上に配置されている。各LD15,16,28,29から射出された第2の光L2は、各集光レンズ17,18,31,32によって集光された後、各ミラー33A,33B,33C,33Dによって反射され、Z軸方向、すなわち第1の光L1と同じ方向に沿って進む。
光源装置24のその他の構成は、第1実施形態の光源装置11と同様である。
本実施形態においても、輝度の高い光を射出することができ、プロジェクターに用いた際に明るい画像が得られる、スペックルノイズの発生を抑制できる、エテンデューが小さい光源装置24を実現できる、等の第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の場合、光源装置24が4個のLD15,16,28,29を備えているため、第1実施形態に比べて、射出光に占める第2の光L2の光量を増やすことができ、射出光全体の強度を高めることができる。
[変形例]
上記実施形態の光源装置24は、以下の構成を有していてもよい。
図6は、変形例の光源装置の平面図である。
図6において、上記実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、本変形例の光源装置34において、LED35は、それぞれが矩形状の第1発光領域35A、第2発光領域35B、第3発光領域35C、および第4発光領域35Dを有している。第1光学素子27は、第1発光領域35A、第2発光領域35B、第3発光領域35C、および第4発光領域35Dのそれぞれに隣り合う位置に設けられている。また、上記実施形態と異なり、2つの発光領域同士は、隣り合う位置に設けられていない。第1発光領域35A、第2発光領域35B、第3発光領域35C、および第4発光領域35Dのそれぞれは、個別のLEDチップから構成されている。
本変形例においても、輝度の高い光を射出することができ、プロジェクターに用いた際に明るい画像が得られる、スペックルノイズの発生を抑制できる、エテンデューが小さい光源装置34を実現できる、射出光の強度を高めることができる、といった第3実施形態と同様の効果が得られる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態について、図7および図8を用いて説明する。
第4実施形態の光源装置の基本構成は第1実施形態の光源装置と同様であるため、共通部分に関する説明は省略する。
図7は、第4実施形態の光源装置の平面図である。図8は、図7のVIII−VIII線に沿う光源装置の断面図である。
図7および図8において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図7および図8に示すように、本実施形態の光源装置36は、基板25と、第1発光領域37Aおよび第2発光領域37Bを有するLED37と、第1光学素子38と、第2光学素子39と、第1LD15と、第2LD16と、ピックアップ光学系19と、を備えている。
基板25の第1面25aに垂直な方向から見て、LED37は、矩形KをX方向およびY方向に4分割した4つの領域のうち、一つの対角線上に並ぶ2つの発光領域、すなわち、図7の左上に位置する第1発光領域37Aと、図7の右下に位置する第2発光領域37Bと、を有している。LED37の輪郭をなす矩形Kは正方形であることが望ましいが、長方形であってもよい。
第1光学素子38と第2光学素子39とは、上記の矩形Kのうち、第1発光領域37Aと第2発光領域37Bとが並ぶ対角線とは異なる他の対角線上に並ぶ2つの領域に設けられている。第2光学素子39は、第1発光領域37Aと第2発光領域37Bとに隣り合う位置に設けられるとともに、第1面25aに沿う面において第1光学素子38とは異なる位置に設けられている。すなわち、第2光学素子39は、Z軸方向(第1面12aに交差する第1方向)から見たときに、第1光学素子38とは異なる位置に設けられている。第1光学素子38は、第1LD15から射出された第2の光L2を第1の光L1と同じ第1方向に導く。第2光学素子39は、第2LD16から射出された第2の光L2を第1の光L1と同じ第1方向に導く。
第1光学素子38および第2光学素子39のそれぞれは、複数の微小なミラー43A、43Bが連続して設けられたミラーアレイによって構成されている。第1光学素子38を構成するミラー43Aは、第1LD15に対向する反射面、すなわち、図7に示す矩形Kの右上の角部に近い側が低く、矩形Kの中心に近い側が高くなる向きに傾斜した反射面を有している。逆に、第2光学素子39を構成するミラー43Bは、第2LD16に対向する反射面、すなわち、矩形Kの左下の角部に近い側が低く、矩形Kの中心に近い側が高くなる向きに傾斜した反射面を有している。なお、第1光学素子38および第2光学素子39のそれぞれは、ミラーアレイに代えて、連続した一つの反射面を有するミラーから構成されていてもよい。また、第1光学素子38および第2光学素子39のそれぞれは、ミラーアレイに代えて、反射型の回折素子から構成されていてもよい。
本実施形態の場合、第1光学素子38および第2光学素子39は、LED37の第1面37a上に設けられている。すなわち、第1発光領域37A、第2発光領域37B、第1光学素子38、および第2光学素子39が配置された領域全体は、一つのLEDチップから構成されている。この場合、第1光学素子38および第2光学素子39の直下に位置するLED37から射出された第1の光L1は、第1光学素子38および第2光学素子39に遮られる。そのため、第1光学素子38および第2光学素子39の直下に位置するLED37は、発光領域として機能しない。なお、光源装置36は、上記の構成に代えて、第1発光領域37Aおよび第2発光領域37Bのそれぞれが個別のLEDチップからなり、第1光学素子38および第2光学素子39が基板25の第1面25a上に設けられていてもよい。
第1LD15と第2LD16とは、第1光学素子38と第2光学素子39とが並ぶ方向に沿って配置されている。第1LD15から射出された第2の光L2は、第1光学素子38を構成する各ミラー43Aによって反射され、Z軸方向、すなわち、LED37から射出された第1の光L1と同じ方向に沿って進む。第2LD16から射出された第2の光L2は、第2光学素子39を構成する各ミラー43Bによって反射され、Z軸方向、すなわち、LED37から射出された第1の光L1と同じ方向に沿って進む。
光源装置36のその他の構成は、第1実施形態の光源装置11と同様である。
本実施形態においても、輝度の高い光を射出することができ、プロジェクターに用いた際に明るい画像が得られる、スペックルノイズの発生を抑制できる、エテンデューが小さい光源装置36を実現できる、等の第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の第1光学素子38および第2光学素子39の場合、第1実施形態の第1光学素子14に比べて、反射面の面積を広く取ることができる。そのため、第1実施形態のように、集光レンズを用いて第2の光L2を集光しなくても、第2の光L2を第1光学素子38および第2光学素子39に入射させることができる。その結果、集光レンズが不要となり、光源装置36の小型化および部品点数の削減を図ることができる。
[第5実施形態]
以下、本発明の第5実施形態について、図9を用いて説明する。
第5実施形態の光源装置の基本構成は第4実施形態の光源装置と同様であるため、共通部分に関する説明は省略する。
図9は、第5実施形態の光源装置の断面図である。
図9において、第4実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態の光源装置44は、基板25と、LED37と、第1光学素子38と、第2光学素子39と、第3光学素子45と、第4光学素子46と、第1LD15と、第2LD16と、ピックアップ光学系19と、を備えている。
第1LD15および第2LD16のそれぞれは、各LD15,16から射出される第2の光L2の射出方向が基板25の第1面25aに対して略平行となるように配置されている。すなわち、本実施形態の場合、上記実施形態とは異なり、第2の光L2の射出方向が基板25の第1面25aに対して傾いていない。
第3光学素子45および第4光学素子46のそれぞれは、第2の光L2を反射する反射面45r,46rを有するプリズムから構成されている。プリズムは、例えば直角三角形状の断面形状を有している。
第3光学素子45は、第1光学素子38と第1ピックアップレンズ191との間に、第1光学素子38と対向して設けられている。第3光学素子45は、第1LD15から射出された第2の光L2を反射面45rで反射し、第1光学素子38に導く。第3光学素子45から射出された第2の光L2は、第1光学素子38の各ミラー43Aで反射した後、第3光学素子45を透過して第1ピックアップレンズ191に入射する。
第4光学素子46は、第2光学素子39と第1ピックアップレンズ191との間に、第2光学素子39と対向して設けられている。第4光学素子46は、第2LD16から射出された第2の光L2を反射面46rで反射し、第2光学素子39に導く。第4光学素子46から射出された第2の光L2は、第2光学素子39の各ミラー43Bで反射した後、第4光学素子46を透過して第1ピックアップレンズ191に入射する。
光源装置44のその他の構成は、第1実施形態の光源装置11と同様である。
本実施形態においても、輝度の高い光を射出することができ、プロジェクターに用いた際に明るい画像が得られる、スペックルノイズの発生を抑制できる、エテンデューが小さい光源装置44を実現できる、等の第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の場合、第1LD15および第2LD16から射出される第2の光L2の射出方向が基板25の第1面25aに対して平行であるため、図8に示す第4実施形態の光源装置36に比べて、第1ピックアップレンズ191とLED37との間の距離を短くすることができる。これにより、ピックアップ光学系19の集光効率が高められ、明るい光源装置44を提供することができる。
[第6実施形態]
以下、本発明の第6実施形態について、図10を用いて説明する。
本実施形態では、上記第1〜第5実施形態または変形例の光源装置を備えたプロジェクターの一例を挙げる。本実施形態のプロジェクターは、スクリーン(被投射面)上にカラー画像を表示する投射型画像表示装置である。
図10は、本実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図10に示すように、プロジェクター1は、第1光源部101と、第2光源部102と、均一照明光学系110と、色分離導光光学系200と、赤色光、緑色光、青色光の各色光に対応した光変調装置400R,光変調装置400G,光変調装置400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投射光学装置600と、を備えている。
第1光源部101は、上記第1〜第5実施形態および変形例の光源装置のうちのいずれか一つから構成されている。第1光源部101は、LEDからの第1の光とLDからの第2の光とを含む青色光LBを射出する。第1光源部101の後段に、第2光源部102の後段に位置する均一照明光学系110と同一の構成を有する均一照明光学系110が設けられている。均一照明光学系110の構成については、後述する。
第2光源部102は、第2光源10と、コリメート光学系70と、ダイクロイックミラー80と、コリメート集光光学系90と、波長変換素子30と、を備えている。
第2光源10は、複数の半導体レーザー素子10aを備えている。半導体レーザー素子10aは、発光強度のピーク波長が例えば445nmの青色の励起光Eを射出する。なお、第2光源10は、1つの半導体レーザー素子10aから構成されていてもよい。また、第2光源10には、445nm以外のピーク波長の励起光を射出する半導体レーザー素子を用いることもできる。半導体レーザー素子10aは、発光強度のピーク波長が例えば430nm〜480nmの励起光Eを射出してもよい。第2光源10は、光軸axが照明光軸100axと直交するように配置されている。照明光軸100axは、第2光源部102から射出される蛍光Yの中心軸と定義する。
コリメート光学系70は、第1レンズ72と、第2レンズ74と、を備えている。コリメート光学系70は、第2光源10から射出された励起光Eを略平行化する。第1レンズ72および第2レンズ74のそれぞれは、凸レンズから構成されている。
ダイクロイックミラー80は、コリメート光学系70から後述するコリメート集光光学系90までの光路中に、第2光源10の光軸axおよび照明光軸100axのそれぞれに対して45°の角度で交差するように配置されている。ダイクロイックミラー80は、青色の励起光Eを反射し、赤色光および緑色光を含む黄色の蛍光Yを透過させる。
コリメート集光光学系90は、第1レンズ92と、第2レンズ94と、を備えている。コリメート集光光学系90は、ダイクロイックミラー80で反射した励起光Eを略集光した状態で後述する波長変換素子30の蛍光体層42に入射させ、波長変換素子30から射出された蛍光Yを略平行化する。第1レンズ92および第2レンズ94のそれぞれは、凸レンズから構成されている。
波長変換素子30は、基板40と、反射層41と、蛍光体層42と、モーター50と、を備える。基板40は、モーター50により回転可能とされている。蛍光体層42は、基板40の第1面40aにおいて周方向に沿って円環状に設けられている。モーター50は、基板40の第2面40b側に配置され、回転軸50aは基板40に接続されている。
蛍光体層42は、第2光源10から射出された励起光Eを例えば520nm〜580nmの波長帯の蛍光Yに変換する。蛍光Yは、赤色光と緑色光とを含む黄色光である。蛍光体層42の表面に、励起光Eの反射を防止するための反射防止膜が設けられていてもよい。
蛍光体層42にはレーザー光からなる励起光Eが入射するため、熱が発生して温度が上昇することにより、蛍光体層42の機能が低下する。本実施形態では、基板40を回転させることにより、蛍光体層42上での励起光Eの入射位置を順次変化させている。これにより、蛍光体層42の同じ箇所に励起光Eが集中的に照射され、蛍光体層42が劣化することを防止している。
本実施形態では、蛍光体層42として、例えばセラミック蛍光層を用いることにより、蛍光体層42の温度上昇を抑制し、温度消光と呼ばれる発光不良の発生を抑制している。蛍光体層42は、例えばバルク状(塊状)のYAG系蛍光体であり、例えば(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceから構成される。これにより、高い蛍光Yの発光効率を得ることができる。
ダイクロイックミラー80を透過した蛍光Yは、均一照明光学系110に入射する。均一照明光学系110は、第1レンズアレイ120と、第2レンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150と、を備えている。
第1レンズアレイ120は、ダイクロイックミラー80から射出された光を複数の部分光束に分割するための複数の第1レンズ122を備えている。複数の第1レンズ122は、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列されている。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1レンズ122に対応する複数の第2レンズ132を備えている。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1レンズ122の像を光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる。複数の第2レンズ132は、照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束を直線偏光に変換する。偏光変換素子140は、図示を省略するが、偏光分離層と、反射層と、位相差層と、を備えている。偏光分離層は、波長変換素子30からの光に含まれる偏光成分のうち、一方の直線偏光成分をそのまま透過させるとともに他方の直線偏光成分を反射層に向けて反射させる。反射層は、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する。位相差層は、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して光変調装置400R,光変調装置400G,光変調装置400Bの画像形成領域近傍で互いに重畳させる。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、および重畳レンズ150は、波長変換素子30から射出された光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210と、反射ミラー220と、反射ミラー230と、反射ミラー250と、リレーレンズ260と、リレーレンズ270と、を備える。色分離導光光学系200は、蛍光Yを赤色光LRと緑色光LGとに分離し、分離された赤色光LRおよび緑色光LGと、第1光源部101から射出された青色光LBと、を各々が対応する光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bに導く。
色分離導光光学系200と光変調装置400Rとの間には、フィールドレンズ300Rが配置されている。色分離導光光学系200と光変調装置400Gとの間には、フィールドレンズ300Gが配置されている。色分離導光光学系200と光変調装置400Bとの間には、フィールドレンズ300Bが配置されている。
なお、本実施形態において、赤色光LRは、620nm〜810nmの波長帯の光に相当する。緑色光LGは、480nm〜520nmの波長帯の光に相当する。青色光LBは、430nm〜480nmの波長帯の光に相当する。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を透過させ、緑色光成分を反射させる。反射ミラー220は、ダイクロイックミラー210で反射した緑色光成分を反射させる。反射ミラー230は、赤色光成分を反射させる。反射ミラー250は、第1光源部101から射出された青色光成分を反射させる。
ダイクロイックミラー210を透過した赤色光は、反射ミラー230で反射され、フィールドレンズ300Rを透過して赤色光用の光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー210で反射された緑色光は、反射ミラー220でさらに反射され、フィールドレンズ300Gを透過して緑色光用の光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。第1光源部101から射出された青色光は、反射ミラー250で反射され、フィールドレンズ300Bを経て、青色光用の光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。
光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bの各々は、液晶パネルで構成されている。光変調装置400R、400G、400Bの各々は、入射された色光を画像情報に応じて変調して各色光に対応する画像を形成する。図示を省略したが、各フィールドレンズ300R、フィールドレンズ300G、およびフィールドレンズ300Bと各光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置されている。各光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置されている。
クロスダイクロイックプリズム500は、光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bのそれぞれから射出された各画像光を合成する。クロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500から射出された画像光は、投射光学装置600によって拡大投射され、スクリーンSCR上で画像を形成する。すなわち、投射光学装置600は、光変調装置400R、光変調装置400G、および光変調装置400Bのそれぞれによって変調された光をスクリーンSCRに投射する。
本実施形態のプロジェクター1においては、第1光源部101が上記第1〜第5実施形態または変形例の光源装置から構成されているため、明るく、スペックルノイズの少ない画像を得ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態において、光源装置は2個以上のLDを備えているが、1個のLDを備えていてもよい。その場合、第1光学素子も1個のミラーを備えていればよい。
また、第1光学素子は、基台とミラーとを有する例を示したが、必ずしも基台とミラーとを有していなくてもよく、例えば第1光学素子の全体が光反射性を有する金属から構成されていてもよい。また、第1光学素子を構成するミラーは、必ずしも平面状の反射面を有するミラーである必要はなく、曲面状の反射面を有するミラーであってもよい。また、第1光学素子は、入射した光を拡散反射させる拡散反射素子であってもよい。
また、光源装置は、第1の光として青色光を射出するLEDと、第2の光として青色光を射出するLDとを有する例を示したが、青色以外の光を射出するLEDおよびLDを有していてもよい。さらに、光源装置は、互いに異なる色の光を射出するLEDおよびLDを有していてもよい。この場合、光源装置は、第1の光の色と第2の光の色とが混ざった色の光を射出することができる。
その他、光源装置、およびプロジェクターの各構成要素の形状、数、配置、材料等の具体的な記載については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。上記実施形態では、本発明による光源装置を、光変調装置として液晶パネルを用いたプロジェクターに適用した例を示したが、これに限られない。本発明による光源装置を、光変調装置としてデジタルマイクロミラーデバイスを用いたプロジェクターに適用してもよい。
上記実施形態では、本発明による光源装置をプロジェクターに適用した例を示したが、これに限られない。本発明による光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
1…プロジェクター、11,22,24,34,36,44…光源装置、12,25…基板、12a,25a…第1面、13,26,35,37…LED(発光ダイオード)、13A,26A,35A,37A…第1発光領域、13B,26B,35B,37B…第2発光領域、14,27,38…第1光学素子、15…第1LD(レーザーダイオード)、16…第2LD(レーザーダイオード)、23…反射素子、39…第2光学素子、45…第3光学素子、46…第4光学素子、400B,400G,400R…光変調装置、600…投射光学装置、L1…第1の光、L2…第2の光。

Claims (8)

  1. 第1面を有する基板と、
    前記第1面に対向して設けられ、前記第1面に交差する第1方向に沿って第1の光を射出する発光ダイオードと、
    前記第1方向に交差する方向に沿って第2の光を射出するレーザーダイオードと、
    前記第1面に対向して設けられ、前記レーザーダイオードから射出された前記第2の光を前記第1方向に導く第1光学素子と、を備える、光源装置。
  2. 前記発光ダイオードから射出された前記第1の光を反射する反射素子をさらに備える、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記発光ダイオードは、第1発光領域と第2発光領域とを有し、
    前記第1光学素子は、前記第1発光領域に隣り合う位置に設けられるとともに、前記第2発光領域に隣り合う位置に設けられる、請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記第1発光領域と前記第2発光領域とは、互いに隣り合う位置に設けられる、請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記第1面に対向して設けられ、前記レーザーダイオードから射出された前記第2の光を前記第1方向に導く第2光学素子をさらに備え、
    前記第2光学素子は、前記第1発光領域に隣り合う位置に設けられるとともに、前記第2発光領域に隣り合う位置に設けられ、
    前記第2光学素子は、前記第1方向に見たときに、前記第1光学素子とは異なる位置に設けられる、請求項3に記載の光源装置。
  6. 前記レーザーダイオードは、前記第1面および前記第1方向に交差する方向に沿って前記第2の光を射出し、
    前記レーザーダイオードから射出された前記第2の光を前記第1光学素子に導く第3光学素子をさらに備える、請求項1に記載の光源装置。
  7. 前記レーザーダイオードは、前記第1面および前記第1方向に交差する方向に沿って前記第2の光を射出し、
    前記レーザーダイオードから射出された前記第2の光を前記第1光学素子に導く第3光学素子と、
    前記レーザーダイオードから射出された前記第2の光を前記第2光学素子に導く第4光学素子と、を備える、請求項5に記載の光源装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、
    を備える、プロジェクター。
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