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JP2021015259A - 転写手段、及び画像形成装置 - Google Patents

転写手段、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 搬送部材の回転の鈍化を検知することによって収容容器の満タン状態を検知する構成においては、残留トナーから付与される抵抗が小さい場合などに、満タン状態を精度よく検知することが困難になるおそれがある。【解決手段】 中間転写ベルト12に残留した転写残トナーを収容する収容容器18は、転写ユニット11の、中間転写ベルト12の内周面によって構成される領域内に配置されている。収容容器18の内部には、流入口18aから収容容器18に向けて搬送されたトナーを、回転することによって収容容器18内において搬送する1つの搬送部材18bが設けられている。搬送部材18bは転写残トナーから力を受ける力受け部b2を有する。【選択図】 図9

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置として、搬送ベルトや中間転写ベルトなどのベルトの移動方向に関して複数の画像形成部をそれぞれ配置したタンデム型の画像形成装置の構成が知られている。各色の画像形成部は、それぞれ像担持体としてのドラム状の感光体(以下、感光ドラムと称する)を有している。各色の感光ドラムに担持された各色のトナー像は、転写材搬送ベルトによって搬送される紙やOHPシートなどの転写材に転写されるか、または、中間転写ベルトに1度転写された後に転写材に転写された後に、定着手段によって転写材に定着される。
転写材への転写が終了した後の搬送ベルトや中間転写ベルトなどのベルトには、一部の転写されなかったトナーが残留する場合があり、このような残留トナーは、画像形成装置内に設けられた回収手段によって残留トナーを収容する収容容器に回収される。これにより、次の画像形成工程において、残留したトナーが転写材に転写されることによって発生する画像不良を抑制することが可能である。
特許文献1には、収容容器内においてトナーを搬送する搬送部材と一体で回転するエンコーダを収容容器外に設けて搬送部材の回転の鈍化を検知することで、残留トナーによって収容容器内が満タン状態になったことを検知する構成が開示されている。より詳細には、特許文献1においては、残留トナーの充填率が上がって収容容器内が満タン状態になると、充填された残留トナーからの抵抗を受けることで搬送部材の回転が鈍化する。搬送部材の回転が鈍化すると、搬送部材と一体で回転するエンコーダの減速がセンサによって検知されることで、収容容器が満タン状態であることが検知可能となる。
特開2005−257813号公報
しかしながら、特許文献1のように、搬送部材の回転の鈍化を検知することによって収容容器の満タン状態を検知する構成においては、残留トナーから付与される抵抗が小さい場合などに、満タン状態を精度よく検知することが困難になるおそれがある。
そこで、本発明は、残留トナーを収容する収容容器内にトナーを搬送する搬送部材を設け、搬送部材の回転に基づいて収容容器の満タン状態を精度よく検知することを目的とする。
本発明は、トナー像を担持する像担持体を備える画像形成装置に設けられる転写手段であって、前記転写手段は、移動可能であって、前記像担持体と接触する無端状のベルトと、前記ベルトに当接し、前記ベルトに残留したトナーを回収するための回収部材と、前記ベルトの内周面によって構成される領域内に配置された収容容器であって、前記回収部材によって回収されたトナーが流入する流入口と、前記流入口から流入したトナーを支持する底面と、前記底面と対向する上面と、を有する前記収容容器と、回転軸線方向に関して螺旋状に設けられる搬送部を有し、回転することによって、前記収容容器内において前記流入口からトナーを搬送する1つの搬送部材と、前記搬送部材が回転する際の負荷を検知する検知する検知手段と、を備え、前記回転軸線方向は、前記ベルトの移動方向及び前記ベルトの移動方向と直交する幅方向のいずれとも直交しない方向であり、前記搬送部材は、回転することによって前記搬送部によって搬送されたトナーから力を受ける力受け部を有することを特徴とする。
本発明によれば、残留トナーを収容する収容容器内にトナーを搬送する搬送部材を設け、搬送部材の回転に基づいて収容容器の満タン状態を精度よく検知することが可能である。
実施例1における、画像形成装置の外観構成を説明する模式的な斜視図である。 実施例1における、画像形成装置の内部構成を説明する概略断面図である。 実施例1における、転写手段の構成を説明する模式的な斜視図である。 実施例1における、転写手段の着脱について説明する概略的な断面図である。 実施例1における、転写手段及び収容容器の構成を説明する模式図である。 実施例1における、搬送部材への駆動伝達について説明する模式図である。 実施例1における、駆動連結部材の構成を説明する模式図である。 実施例1の駆動連結部材の変形例を説明する模式図である。 実施例1における、収容容器の満タン検知方法について説明する模式図である。 実施例1における、転写手段及び収容容器の構成を説明する模式図である。 実施例1の、収容容器における転写残トナーの充填について説明する模式図である。 実施例1における、搬送部材によって収容容器に搬送された転写残トナーの量と、搬送部材が回転するための負荷との関係を説明する模式的なグラフである。 実施例1における、力受け部を設ける位置の変形例を示す模式図である。 実施例1の力受け部の形状の変形例を説明する模式図である。 実施例2の構成を説明する模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
[画像形成装置の構成]
図1は、本実施例の画像形成装置1の外観構成を説明するための模式的な斜視図であり、図2は、画像形成装置1の内部構成を示す概略的な断面図である。本実施例の画像形成装置1は、複数の画像形成部PY、PM、PC、PKを有する、いわゆるタンデム型の画像形成装置である。第1の画像形成部PYはイエロー(Y)、第2の画像形成部PMはマゼンタ(M)、第3の画像形成部PCはシアン(C)、第4の画像形成部PKはブラック(Bk)の各色のトナーによって画像を形成する。
また、画像形成装置1はプロセスカートリッジ方式であり、複数の画像形成部PY、PM、PC、PKは、それぞれプロセスカートリッジとして構成され、装置本体2に対して着脱可能である。なお、各プロセスカートリッジの取り外し又は取り付けは、画像形成装置1に設けられる開閉ドア3を開いた状態で行われる。図2に示すように、これら4つの画像形成部は一定の間隔をおいて一列に配置されており、各画像形成部の構成は収容するトナーの色を除いて実質的に共通である部分が多い。したがって、以下の説明において、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用の要素であることを示す符号の末尾Y,M,C,Kは省略して、当該要素について統括的に説明する。
また、以下の説明においては、画像形成装置1に関して、開閉ドア3を設けた側を正面(前面)、正面と反対側の面を背面(後面)とする。また、画像形成装置1を正面から見て右側を駆動側、左側を非駆動側と称す。なお、図面において、装置本体2の背面から正面に向かう方向をX軸方向、本体非駆動側から駆動側に向かう方向をY軸方向、装置本体2の底面から上面に向かう方向をZ軸方向、とそれぞれ定義する。
図2に示すように、各画像形成部Pは、装置本体2の底面に対して水平に並んで配置されている。画像形成部Pは、電子写真プロセス機構を有しており、装置本体2に設けられた不図示のカートリッジ駆動伝達部から回転駆動力が伝達される。画像形成部Pは、トナー像を担持する像担持体としての感光ドラム40と、帯電手段(不図示)と、現像手段(不図示)と、を有する。
そして、Z軸方向に関する画像形成部Pの上方には、露光手段LSが設けられており、露光手段LSは、不図示のコントローラが受信した画像情報に対応してレーザ光を出力する。露光手段LSから出力されたレーザ光は、画像形成部Pの露光窓部を通過して感光ドラム40の表面を走査露光する。
また、Z軸方向に関する画像形成部Pの下方には、転写手段11が設けられている。転写手段11は、移動可能な無端状の中間転写ベルト12と、一次転写ローラ16と、駆動ローラ13と、張架ローラ17と、張架ローラ15と、回収手段19と、収容容器18と、を有する。駆動ローラ13は、駆動力を受けて回転することで中間転写ベルト12を図示矢印B方向に移動させ、張架ローラ17及び張架ローラ15と共に中間転写ベルト12を張架する。回収手段19は、中間転写ベルト12に残留したトナーを回収し、回収手段19によって回収されたトナーは、中間転写ベルト12の内周面によって構成される領域内に設けられる収容容器18に収容される。
一次転写ローラ16は、感光ドラム40に担持されたトナー像を、感光ドラム40から中間転写ベルト12に転写するための転写手段であり、中間転写ベルト12の内周面に接触している。各一次転写ローラ16Y、16M、16C、16Kは、中間転写ベルト12を介して各感光ドラム40Y、40M、40C、40Kに対応して設けられている。各一次転写ローラ16は、図示矢印B方向と直交する方向、即ち、Y軸方向に延在して設けられており、中間転写ベルト12を各感光ドラム40に向けて付勢し、感光ドラム40と中間転写ベルト12とが接触する一次転写部を形成する。
本実施例において、各一次転写ローラ16は、弾性層を有さない金属ローラである。金属ローラによって構成される一次転写ローラは、コスト面が安価である一方で、硬度が高いために対向部材を摩耗させてしまう恐れがある。そこで、本実施例の構成においては、図2に示すように、各感光ドラム40と中間転写ベルト12とが接触する各一次転写部の位置に対して、各一次転写ローラ16をずらして配置している。より詳細には、中間転写ベルト12の移動方向に関して、各一次転写ローラ16を、各一次転写部の位置よりも下流側にシフトさせて配置している。なお、各一次転写ローラ16は、各一次転写部の位置よりも上流側にシフトさせてもよい。
回収手段19は、枠体19aと、枠体19aの内部に設けられ、Y軸方向に関して延在するクリーニングブレード19b(回収部材)と、を有する。クリーニングブレード19bは、中間転写ベルト12の移動方向に対向するカウンター方向で中間転写ベルト12の外周面に当接するように配置されており、中間転写ベルト12に残留したトナーを枠体19aに回収する。
中間転写ベルト12を介して、駆動ローラ13(駆動回転体)と対向する位置には二次転写ローラ14が配置されており、二次転写ローラ14と中間転写ベルト12とが当接する位置に二次転写部が形成されている。また、転写材Sの搬送方向に関して、二次転写部よりも上流側には、転写材Sを収容する給紙カセット51と、給紙カセット51から二次転写部に向かって転写材Sを給送する給紙ローラ52と、を有する給送手段50が設けられている。
転写材Sの移動方向に関して、二次転写部よりも下流側には、転写材Sにトナー像を定着する定着手段21と、トナー像が定着された転写材Sを装置本体2から排出する排出ローラ対22と、が設けられている。排出ローラ対22によって装置本体2から排出された転写材Sは、排紙トレイ23に積載される。
[画像形成動作]
次に本発明の画像形成装置1の画像形成動作を説明する。コントローラ等の制御手段(不図示)が画像信号を受信することによって画像形成動作が開始され、感光ドラム40及び駆動ローラ13等は駆動源M(図6に図示)からの駆動力によって所定の周速度(プロセススピード)で回転を始める。
感光ドラム40は、不図示の帯電手段によって、その表面をトナーの正規の帯電極性(本実施例においては負極性)と同極性に一様に帯電される。その後、露光手段LSからレーザ光を照射されることによって画像情報に従った静電潜像が形成される。そして、不図示の現像手段に収容されたトナーによって感光ドラム40に形成された静電潜像が現像され、感光ドラム40の表面に画像情報に応じたトナー像が担持される。この時、各感光ドラム40Y、40M、40C、40Kに、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像成分に応じたトナー像が担持される。
その後、各感光ドラム40に担持された各色のトナー像は、各感光ドラム40の回転に伴って各一次転写部に到達する。そして、各一次転写ローラ16に不図示の電源から電圧を印加することによって、各感光ドラム40に担持された各色のトナー像は各一次転写部において中間転写ベルト12に順次重ねて一次転写される。これにより、中間転写ベルト12には、目的のカラー画像に対応した4色のトナー像が形成される。
その後、中間転写ベルト12に担持された4色のトナー像は、中間転写ベルト12の移動に伴って二次転写部に到達し、二次転写部を通過する過程で、紙やOHPシートなどの転写材Sの表面に一括で二次転写される。この時、二次転写ローラ14には不図示の二次転写電源からトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧が印加される。
給紙カセット51に収容された転写材Sは、所定のタイミングで給紙ローラ52によって給紙カセット51から給送され、二次転写部に向けて搬送される。そして、二次転写部において4色のトナー像を転写された転写材Sは、定着手段21において加熱および加圧されることにより、4色のトナーが溶融混色して転写材Sに定着される。その後、転写材Sは排出ローラ対22によって装置本体2から排出され、積載部としての排紙トレイ23に積載される。
二次転写後に中間転写ベルト12に残留したトナー(以下、転写残トナーと称する)は、中間転写ベルト12を介して駆動ローラ13に対向して設けられた回収手段19によって、中間転写ベルト12の表面から除去される。本実施例の画像形成装置1においては、以上の動作により、フルカラーのプリント画像が形成される。
なお、本実施例の画像形成装置1には、画像形成装置の各部の動作の制御を行うための不図示のコントローラと、各種の制御情報が格納された記憶手段としてのメモリ(不図示)などが搭載されている。コントローラは、転写材Sの搬送に関する制御や、中間転写ベルト12、及びプロセスカートリッジとしての各画像形成部Pの駆動に関する制御、画像形成に関する制御、更には故障検知に関する制御などを実行する。
[回収手段による転写残トナーの回収]
二次転写後に中間転写ベルト12に残留した転写残トナーは、クリーニングブレード19bで物理的に中間転写ベルト12から掻きとられ、回収手段19の枠体19aに一時的に収容される。以下、回収手段19による転写残トナーの回収工程について説明する。
図3は、中間転写ベルト12を除去した状態の転写手段11の構成を示す模式的な斜視図である。図3における矢印は、クリーニングブレード19bによって回収された転写残トナーの搬送経路を示している。なお、回収手段19の内部構成を説明するために、図3においては、枠体19aを省略して図示していない。回収手段19は、枠体19aの内部に、クリーニングブレード19bと、クリーニングブレード19bによって中間転写ベルト12から掻きとられた転写残トナーを搬送する搬送部材19cと、を有する。搬送部材19cは、回転軸の軸線方向に螺旋状の搬送部C1を有し、不図示の駆動源からの駆動力を受けて回転することにより、図示矢印Sa方向(Y軸方向)に転写残トナーを搬送する。
その後、枠体19a内において図示矢印Sa方向に搬送された転写残トナーは、搬送部材19cによるトナー搬送方向に関する下流端部側、言い換えると、転写手段11の駆動側端部に隣接して設けられた搬送路184において図示矢印Sb方向に搬送される。搬送路184は、収容容器18の流入口18aと連結されている。また、収容容器18の内部には、一端側が流入口18aの近傍に配置された搬送部材18bが設けられている。搬送部材18bは、回転軸の軸線方向に螺旋状の搬送部b1を有し、回転することによって、流入口18aに到達した転写残トナーを図示矢印Sc方向に搬送する。搬送部材18bを回転させるための駆動伝達方法に関しては、後に詳細に説明する。
図4は、本実施例における転写手段11の着脱について説明する模式的な断面図である。図4に示すように、回収手段19および収容容器18を有する転写手段11は、本体背面方向に挿抜可能である。その際、本体のリヤドア60を本体背面のZ方向下部を回転支点として回動させて背面側に開くことにより、転写手段11の挿抜動作が可能となり、転写手段11を装置本体に対して着脱することが可能である。
本実施例のように、転写手段11の内部に収容容器18を設ける構成においては、部品寿命などによって転写手段11を交換する際に、転写手段11を交換する動作に伴って収容容器18も交換することが可能である。これにより、ユーザやサービスマンによる交換作業の手間を減らし、ユーザビリティの向上を図ることができる。さらに、本実施例構成によれば、転写手段11の内部に収容容器18を設けることで、従来収容容器を配置していたスペースを削減して画像形成装置1の小型化を達成することが可能である。
[転写手段及び収容容器の構成]
図5(a)は、転写手段11を側面(XZ面)から見た際の模式的な断面図である。また、図5(b)は、転写手段11の、駆動側の構成を説明するための模式的な側面(XZ面)図である。ここで、図5(b)においては、中間転写ベルト12の図示を省略している。図5(a)、(b)に示すように、本実施例の収容容器18は、転写手段11の、中間転写ベルト12の内周面によって構成される領域内に設けられている。また、転写手段11及び収容容器18の底面は、画像形成装置1の底面に対して略水平となるように配置されている。
本実施例における収容容器18は、一次転写ローラ16が設けられている側に配置される上側部材18cと、転写手段11において画像形成装置1の底面側に近い位置に配置される下側部材18dによって、その枠体が構成されている。より詳細には、上側部材18cと下側部材18dは、XY平面上において略長方形形状で構成された上側部材18c及び下側部材18dの端部4辺を超音波溶着することによって接合されることで、収容容器18の枠体を構成する。なお、上側部材18cと下側部材18dの固定は超音波溶着に限定されるものではなく、収容容器18から転写残トナーが漏れない構成であれば、熱溶着などの他の溶着、締結や接着など手段を用いてもよい。
図5(a)に示すように、上側部材18cの、一次転写ローラ16Y,16M,16Cと対向する部分は、各一次転写ローラ16が設けられている位置から離れる方向、即ち、下側部材18dに向かう方向に退避して構成されている。より詳細には、上側部材18aの、各一次転写ローラ16が設けられている位置には、各一次転写ローラ16の延在方向(中間転写ベルト12の幅方向)に沿って、溝部181Y、181M、181Cが形成されている。この構成により、収容容器18は、各一次転写ローラ16の回転を規制することなく、収容容器18のトナー収容容量を十分に確保することが可能である。また、上側部材18cに溝部181Y、181M、181Cを形成することにより、収容容器18の強度を向上させて枠体の変形を抑制することが可能である。
図5(b)に示すように、一次転写ローラ16Y、16M、16C、16Kは、各一次転写ローラ16の延在方向に関する端部側を、それぞれ、一次転写軸受162Y、162M、162C、162Kによって回転可能に支持されている。一次転写軸受162Y、162M、162C、162Kは、上側部材18cに一端側を固定されたバネ163Y、163M、163C、163Kによって+Z方向にそれぞれ付勢されており、Z軸方向に移動可能な状態で上側部材18cに支持されている。
本実施例の構成においては、各一次転写ローラ16は、中間転写ベルト12から離間するための機構を有さない。即ち、各一次転写ローラ16が各バネ163(付勢部材)によって付勢されることで、中間転写ベルト12と各感光ドラム40は常に接触した状態を形成する。このように、転写手段11に、各一次転写ローラ16を中間転写ベルト12から離間する機構を設けないことにより、転写手段11の内部の領域を、最大限に収容容器18の容量にあてることが可能となる。
また、張架ローラ17は、軸受17aを介してテンションバネ173によって+X方向に付勢されることで、中間転写ベルト12を張架する。ここで、テンションバネ173の一端側は軸受17aを付勢しており、他端側は上側部材18cによって支持されている。本実施例の構成においては、軸受17aをテンションバネ173の付勢力に抗して移動させることで、張架ローラ17による中間転写ベルト12の張架状態を解除することが可能である。
[搬送部材への駆動伝達構成]
図6は、転写手段11の駆動側端部に設けられる、駆動ローラ13及び搬送部材18bに駆動を伝達する機構を説明する模式図である。図6に示すように、搬送部材18bと駆動ローラ13は、転写手段11に設けられる駆動連結部材20によって、駆動が連結されている。駆動ローラ13は、駆動側端部に、駆動源Mからの駆動力を受けて回転する軸部132と、軸部132と一体で回転するギア131と、を有し、搬送部材18bは駆動側端部にギア186を有している。駆動連結機構20は、ギア131と係合する可動ギア201と、ギア186と係合する固定ギア202と、可動ギア201を固定ギア202に向かって付勢するバネ204(付勢部材)と、バネ支持部205(図7に図示)と、検知レバー203と、を有する。後に詳細に説明するが、検知レバー203は、可動ギア201の移動に伴って移動可能な移動部材である。
駆動源Mからの駆動力を受けて軸部131が回転すると、ギア131も回転する。そして、ギア131の回転によって駆動連結部材20を介して、駆動ローラ13の回転力がギア186に伝達され、搬送部材18bが回転する。
[駆動連結部材の構成]
図7(a)は、可動ギア201と固定ギア202とが係合している状態を説明する模式図である。また、図7(b)は、搬送部材18bが回転する際に転写残トナーから受ける力としての負荷が大きくなることによって、可動ギア201がバネ204の付勢力に抗して移動し、可動ギア201と固定ギア202との係合が解除された状態を説明する模式図である。図7(a)〜(b)においては、可動ギア201に設けられるラチェット面201aと、固定ギア202に設けられるラチェット面202aと、が係合又は離間する構成が見えるように、可動ギア202を透過して図示している。
図7(a)に示すように、固定ギア202、可動ギア201、検知レバー203、バネ204は、収容容器18に設けられたラチェット軸187に挿入されている。また、バネ204は、バネ支持部205によって一端側を支持され、他端側は可動ギア201に接触して可動ギア201を固定ギア202に向けて付勢している。バネ支持部205には、検知レバー203の回転を規制する回転止め205aが設けられている。固定ギア202には、斜面状のラチェット面202aが設けられており、可動ギア201に設けられた斜面状のラチェット面201aとラチェット面202aとが接触することで、固定ギア202と可動ギア201とが係合する。ここで、可動ギア201、及び固定ギア202には、それぞれ、斜面状のラチェット面が均等に2か所ずつ設けられているが、ラチェット面の数は任意に設定することができる。また、図7(a)〜(b)においては、構成を平易に説明するため、1か所のラチェット面201a及び202aのみが見える状態の断面を示している。
残留トナーが収容容器18に未だ搬送されていない初期駆動時においては、バネ204の付勢力によるラチェット面201aとラチェット面202a間の摩擦力Fmに対し、搬送部材18bが回転する際に受ける負荷Frが小さい(摩擦力Fm>負荷Fr)。ここで、負荷Frとは、搬送部材18bが回転する際に転写残トナーから受ける力のことである。このため、ラチェット面201aとラチェット面202aは、互いにスライドすることなく図7(a)に示される接触状態で、ラチェット軸187を中心に図示矢印D方向に回転し、ギア131からの回転力をギア186に伝達する。これにより、駆動源Mからの駆動力は、ギア131、駆動連結部材20、ギア186を介して搬送部材18bに伝達される。
そして、画像形成装置1において画像形成動作が実行されることに伴って、中間転写ベルト12に残留した転写残トナーが、回収手段19によって回収されたのちに搬送部材18bによって収容容器18の内部に搬送される。画像形成動作を実行する回数が増えるにつれて収容容器18内に堆積する転写残トナーが増えると、転写残トナーを搬送する搬送部材18bが回転する際に受ける負荷Frが上昇する。この負荷上昇が所定レベル以上に達すると、負荷Frは摩擦力Fmよりも大きくなる(負荷Fr>摩擦力Fm)。
ここで、固定ギア202は、可動ギア201と接触する側の端部とは反対側の端部が収容容器18の壁面に突き当たっており、可動ギア201は、バネ204によって固定ギア202に向かって付勢されている。即ち、可動ギア201は、バネ204の付勢方向とは反対の方向に移動することが可能な自由度を持った状態で配置されている。したがって、この状態で、負荷Frが摩擦力Fmを上回ると、ラチェット面201aがラチェット面202aに対して相対的にスライドすることで、可動ギア201がラチェット軸187に沿って回転しながら+Y軸方向に移動する。
そして、負荷Frが摩擦力Fmを上回った状態で可動ギア201が回転していくと、図7(b)に示すように、ラチェット面201aとラチェット面202aとが離間する。ギア131からの回転力を受けることで、図7(b)の状態からさらに可動ギア201が図示矢印D方向に回転すると、可動ギア201に設けられるラチェット面201bがラチェット当接部202bと接触しながら図7(a)の状態に戻る。ここで、ラチェット面201bは、ラチェット面201aとは異なる位置に設けられた斜面である。図7(b)の状態から図7(a)の状態に戻る動作では、可動ギア201がバネ204によって付勢されることで、ラチェット面201bの斜面の形状に沿って可動ギア201が固定ギア202に向かってスライドする。
このように、本実施例における駆動連結部材20は、負荷Frが摩擦力Fmよりも小さい状態においては、図7(a)に示すように、可動ギア201と固定ギア202とが係合した状態で図示矢印D方向に回転する。一方で、負荷Frが上昇して摩擦力Fmを超えると、可動ギア201がバネ204の付勢力に抗して移動しながら回転し、図7(a)の状態から図6(b)の状態になった後に、再度図7(a)の状態に戻る動作が繰り返される。これにより、搬送部材18bが回転する際の負荷Frが摩擦力Fmを超えた状態においては、可動ギア201は、図7(b)に示される図示矢印E方向の移動動作を繰り返す。この時、可動ギア201の移動動作に伴って、検知レバー203も図示矢印E方向の移動動作を繰り返す。
なお、ラチェット面201aおよびラチェット面202aがX軸方向となす角θa、ラチェット面201a及びラチェット面202bを構成する材料、バネ204の付勢力などを適宜設定することで、摩擦力Fmを所望の範囲に設定することが可能である。このように、摩擦力Fmを適宜設定することで、可動ギア201の図示矢印E方向の移動動作を作動させるための負荷を適宜設定することが可能である。
また、図7(b)の状態から図7(a)の状態に移動する際、バネ204の付勢力を受けながら可動ギア201がラチェット面201bの斜面に沿って移動することで、可動ギア201と固定ギア202とが係合する。このため、ラチェット面201bが斜面を下り終わって可動ギア201と固定ギア202とが接触する際に、接触音が発生することがある。この接触音を低減するため、ラチェット面201bの斜面の角度θbは小さく設定することがより望ましい。
図8は、本実施例の駆動連結部材20の変形例の構成を説明する模式図である。図8に示すように、本変形例においては、図7(a)〜(b)の構成に対して可動ギア201と固定ギア202の位置を入れ替えている。即ち、本変形例においては、ギア131から固定ギア202に駆動が入力され、固定ギア202に対して可動ギア201が各ラチェット面で係合する。そして、可動ギア201からギア186へ駆動が伝達され、搬送部材18bの回転によりトナーが搬送される。
[収容容器の満タン状態の検知]
次に、本実施例における、収容容器18が転写残トナーによって満タン状態になったことを検知する方法に関して説明する。図9(a)は、可動ギア201のラチェット面201aと固定ギア202のラチェット面202aとが係合している状態における、駆動連結部材20の周辺構成について説明する模式図である。また、図9(b)は、可動ギア201のラチェット面201aと固定ギア202のラチェット面202aとが離間している状態における、駆動連結部材20の周辺構成について説明する模式図である。本実施例の構成においては、上述した可動ギア201の移動に伴う検知レバー203の移動動作を、画像形成装置1の装置本体2に設けられた検知フラグ36及び検知センサ38で検知することで、収容容器18の満タン状態を検知することが可能である。
図9(a)〜(b)に示すように、Y軸方向に関して、画像形成装置1の枠体を構成する本体側板70を挟んで、転写手段11とは反対側には、検知フラグ36、検知ホルダ37、検知バネ39、検知センサ38を有する検知手段30が設けられている。検知ホルダ37は、本体側板70に取り付けられる。また、検知フラグ36は、一端側が転写手段11に設けられた検知レバー203に対して当接しており、他端側には検知部36bが設けられており、回転支点36aを中心に回動可能である。検知フラグ36が回動支点206aを中心に回動して検知部36bの位置が変わることによって、検知センサ38のON若しくはOFF状態が切り替えられる。
図9(a)に示すように、転写残トナーを搬送する搬送部材18bが回転する際に受ける負荷Frが摩擦力Fmよりも小さい状態においては、可動ギア201と固定ギア202とが係合した状態で回転している。この時、バネ204に付勢された可動ギア201と、検知レバー203は第1の位置に位置している。また、検知フラグ36の検知部36bは検知センサ38に検知されない位置にあり、検知センサ38はOFFの状態である。この状態から、転写残トナーが収容容器18内に堆積していくと、搬送部材18bが回転するための負荷Frが上昇していく。そして、負荷Frが摩擦力Fmより大きくなったときに、前述のように、可動ギア201及び検知レバー203がバネ204の付勢力に抗して第2の位置に移動し、図9(b)の状態となる。
図9(b)に示すように、可動ギア201及び検知レバー203が第1の位置から第2の位置に移動すると、検知レバー203に押されることによって、検知フラグ36が検知バネ39の付勢力に抗して回転中心36aで回動する。検知フラグ36が回動すると、検知部36bが検知センサ38によって検知される位置に移動し、検知センサ38はONの状態となる。
図7(a)〜(b)において説明したように、負荷Frが摩擦力Fmよりも大きい状態においては、可動ギア201及び検知レバー203が、図9(a)における図示矢印E方向の移動動作を行う。この移動動作によって、図9(a)と図9(b)の状態が繰り返され、可動ギア201の回転速度に応じて検知センサ38は所定時間の間で所定回数以上のON状態とOFF状態を検知する。本実施例においては、検知センサ38が所定時間の間で所定回数以上のON状態とOFF状態を検知した場合に、転写残トナーによって搬送部材18bが回転するための負荷Frが摩擦力Fmより大きくなり、収容容器18が満タン状態であると判断する。ここで、本実施例において、検知センサ38によって収容容器18の満タン状態の検知を行う際の、ON状態とOFF状態を検知する所定時間及び所定回数は、不図示の制御手段にあらかじめ設定されているものである。
ここで、図9(b)に示すように、可動ギア201と検知レバー203とが第2の位置に移動した状態において、検知レバー203のY軸方向の飛び出し量は本体側板70を超えないようにするのが望ましい。このような構成によれば、図9(b)のように可動ギア201と検知レバー203とが第2の位置に位置する状態で転写手段11を装置本体2から取り出したとしても、転写手段11が本体側板70に引っ掛からないため、転写手段11の着脱性が向上する。
また、図7(a)〜(b)に示すように、バネ支持部205には検知レバー203の回転を規制する回転止め205aが設けられており、検知レバー203は可動ギア201と摺動するが、回転はしない。このため、図9(a)〜(b)に示すように、検知レバー203と検知フラグ36は、可動ギア201が回転駆動されている状態でも回転せず、回転による部材の削れがないことから位置精度が高い。これにより、精度よく収容容器18の満タン検知を行うことが可能である。
[収容容器への転写残トナーの充填]
図10は、中間転写ベルト12の移動方向及び一次転写ローラ16の延在方向と直交する方向から水平面(XY平面)に投影して見た際の、転写手段11及び収容容器18の概略的な模式図である。図10においては、収容容器18の構成を説明するために、転写手段11における中間転写ベルト12の図示を省略している。搬送路184を介して流入口18aから収容容器18に流入する転写残トナーは、搬送部材18bによってXY平面における収容容器18の略中央部へ搬送される。
図10に示すように、搬送部材18bは、搬送部材18bの回転軸線方向に関して、一端部が流入口18a側に設けられており、他端部が軸受183a(支持部)に支持されている。軸受183aは、収容容器18の下側部材18dに設けられており、搬送部材18bを回転可能に支持する。搬送部材18bは、回転軸線方向に関して、搬送部b1が設けられている領域Sbと、搬送部b1が設けられておらず、軸部のみで構成される領域Srと、を有する。領域Sbと領域Srとの境には、回転軸線方向に関して、流入口18aとは反対側に設けられる搬送部b1の端部Eb(末端部)が設けられている。ここで、搬送部材18bの回転軸線方向は、図10にも示すように、中間転写ベルト12の移動方向であるX軸方向とも一次転写ローラ16の延在方向であるY軸方向とも直交しない方向であって、X軸方向及びY軸方向と交差する方向である。
XY平面に投影して収容容器18を見た際に、端部Ebは、中間転写ベルト12の移動方向であるX軸方向に関して、一次転写ローラ16Yよりも下流側であって、かつ、一次転写ローラ16Kよりも上流側に設けられている。言い換えると、端部Ebは、X軸方向に関して、一次転写ローラ16Yと一次転写ローラ16Kとの間、本実施例におけるより詳細な位置としては、一次転写ローラ16Yと一次転写ローラ16Mとの間にあたる、収容容器18の中央領域に設けられている。これにより、流入口18aから流入した転写残トナーは、収容容器18の内部において、搬送部b1によって流入口18aから端部Ebに向かって搬送され、領域Sbの終端部である、収容容器18の略中央部で堆積する。
ここで、搬送部材18bの回転軸線方向に関して、端部Ebに近接して軸受183aを設けて搬送部材18bの他端部を支持すると、搬送部材18bによるトナー搬送力を強く受ける領域付近で軸受183aと搬送部材18bの回転摺動が生じることとなる。このような構成、即ち領域Srを設けない構成とした場合、回転摺動が生じる位置においてトナーが固着することによって、搬送部材18bによる転写残トナーの搬送安定性の低下が起きるおそれがある。
また、詳細は後述するが、本実施例の構成によれば、搬送部材18bによって搬送された転写残トナーが、端部Ebにおいて同心円形状に拡散しながら収容容器18に充填されていく。しかしながら、端部Ebに近接して軸受け183aを設けてしまうと、転写残トナーが拡散する際に同心円形状の不均一化が生じてしまうおそれがある。よって、図10に示すように、領域Sbと軸受183aの間に、螺旋状の搬送部b1を有さない領域Srを設けることが望ましい。ただし、回転軸線方向における領域Srの長さは任意に設定されるものであって、図10に示すように、収容容器18のXY平面上、一次転写ローラ16M付近に搬送部材18bの終端を設ける構成に限らない。例えば、領域Srを図10よりもさらに長く設け、XY平面上において、搬送部材18bの回転軸線方向に関する仮想線と収容容器18bとが交差する壁面18e付近に搬送部材18bの終端を設ける構成としてもよい。また、詳細は後述するが、搬送部材18bの領域Sbの終端部に力受け部b2が設けられる。
次に、図11(a)〜図11(d)を用いて、本実施例の収容容器18における、転写残トナーの充填について説明する。図11(a)は、収容容器18の流入口18aに転写残トナーが到達する前の収容容器18を、XY平面に投影して見た模式図である。図11(b)、(c)、(d)は、それぞれ、搬送部材18bの回転により流入口18aから端部Ebに向かって搬送される転写残トナーが収容容器18において充填されていく様子を説明する模式図である。
本実施例の構成においては、図11(a)に示した収容容器18に転写残トナーが収容されていない状態をスタートとして、転写残トナーの充填が開始される。流入口18aに転写残トナーが到達すると、搬送部材18bの回転によって、転写残トナーが端部Ebに向かって搬送され、図11(b)の状態となる。そして、図11(b)に示すように、搬送部材18bによって収容容器18の略中央部の位置にあたる端部Ebに向かって搬送された転写残トナーは、端部Ebを中心として堆積し、同心円状に広がりながら収容容器18内に充填される。ここで、本実施例において端部Ebは、搬送部材18bの回転軸線方向に関する仮想線と収容容器18の壁面18eとが交差する位置と、流入口18aの位置と、を結んだ直線の中間点の近傍に配置されている。
図11(c)に示すように、引き続き、搬送部材18bの回転により転写残トナーが端部Ebに向けて搬送され、同心円形状が拡大することで充填が継続される。そして、図11(c)からさらに転写残トナーの充填が行われると、図11(d)に示すように、同心円状に広がった転写残トナーが略長方形形状の上側部材18cの4つの各壁面に到達し、収容容器18内が転写残トナーで満たされる。なお、本実施例の構成においては、収容容器18の底面が画像形成装置1の底面に対して略水平な構成、言い換えると、下側部材18dが画像形成装置1の接地面に対して略水平な形状である。この構成によれば、収容容器18において同心円形状で拡散する転写残トナーが収容容器18の4つの各壁面へほぼ同時に到達するため、充填効率上望ましい。
以上説明したように、本実施例は、収容容器18の内部に1本の搬送部材18bを設け、搬送部材18bによって搬送される転写残トナーを収容容器18内で同心円状に充填する構成を有する。この構成によれば、1本の搬送部材18bのみでも効率よく転写残トナーを充填できるため、収容容器18の内部に複数の搬送部材を設ける必要がなく、収容容器の容積に対するトナーの充填率を向上させることが可能である。また、複数の搬送部材を設けなくてもよいことから、画像形成装置のコストダウンを達成することも可能となる。
さらに、従来の、収容容器内に複数の搬送部材を設ける構成においては、転写残トナーが介在する収容容器の内部空間にて複数の搬送部材間で回転動作の連結が必要であった。この場合、回転動作の連結部に転写残トナーが付着したときに発生する異音や振動による動作不良、回転動作の連結部において発生する摩擦熱に伴うトナー融着による部品破損等に対処可能な構成を採用する必要があった。しかしながら、本実施例の構成によれば、収容容器内において複数の部材間駆動連結を行う構成を採用する必要がないことから、前述のような課題を考慮する必要がない。その結果、より簡易的な構成で、安定的に収容容器18に転写残トナーを充填することが可能である。
[力受け部の構成及び作用]
図10、及び図11(a)〜(d)に示すように、本実施例においては、収容容器18の満タン状態を精度よく検知するために、搬送部材18bの領域Sbの終端部に力受け部b2を設けている。ここで力受け部b2は、搬送部材18bの搬送部b1に対して回転負荷が高くなるように設けられるが、形状については後述する。
図12は、本実施例及び比較例の転写残トナーの充填時における、搬送部材18bによって収容容器18に搬送された転写残トナーの量(横軸)と、搬送部材18bが回転するための負荷Fr(縦軸)との関係を説明する模式的なグラフである。ここで、比較例は、搬送部材の終端に力受け部を設けていない転写手段の構成であり、搬送部材が力受け部を有さない点を除いたそのほかの構成は本実施例の構成と実質的に同一である。
ここで、図11(d)に示したような、収容容器18の満タン状態を報知すべきタイミングにおける、搬送部材18bによって搬送された転写残トナーの量の範囲を満タン検知レンジΔQと称し、図12に示す。比較例の構成においては、図12に示すように、収容容器への転写残トナーの充填にともなって負荷Frが上昇するものの、その上昇が緩やかであり、搬送される転写残トナーの量が増えて満タン検知レンジΔQに達したとしても、負荷Frの上昇が小さい。すると、比較例の満タン検知レンジΔQにおいては、負荷Frの変動を加味した負荷レンジΔFrcが、部品寸法や摩擦係数のばらつきを加味して設定される摩擦力Fmの変動幅である摩擦力レンジΔFmを超えない。その結果、満タン検知レンジΔQに達しているにも関わらず、検知手段30による収容容器18の満タン状態の検知が正しく検知できない場合が生じうる。
一方、力受け部b2を有する本実施例の構成では、搬送部b1によって搬送された転写残トナーが力受け部b2に到達する。図11(b)に示すような転写残トナーの量が少量の状態では、搬送された転写残トナーが力受け部b2に到達したとしても、トナーの充填密度が低いことから、収容容器18内において、回転する力受け部b2によって転写残トナーが拡散される。よって、力受け部b2に転写残トナーが介在しても、力受け部b2の外側に拡散されることで、搬送部材18bが回転するための負荷Frの上昇には大きく寄与しない。
しかしながら、図11(d)に示すような転写残トナーの量が多い状態では、収容容器18内におけるトナーの充填密度が高い。このため、力受け部b2が搬送部b1によって搬送された転写残トナーを拡散させようとしても、既に転写残トナーが収容容器18の4つの壁面に到達していることから、力受け部b2によって転写残トナーが拡散されずに留まったままとなる。その結果、搬送部b1から搬送される転写残トナーによって、力受け部b2における回転抵抗を急激に上昇させることができ、搬送部材18bが回転するための負荷Frを急激に上昇させることが可能である。
図12に示すように、力受け部b2を有する本実施例の構成においては、満タン検知レンジΔにおいて、負荷Frの変動を加味した本実施例の負荷レンジΔFrpが急激に上昇し、摩擦力レンジΔFmを上回る。これにより、部品精度や摩擦係数のばらつきによる摩擦力レンジΔFmを考慮しても、本実施例のような簡易な構成によって精度よく収容容器18の満タン状態を検知することが可能となる。
なお、力受け部b2の位置については、搬送部材18bの回転軸線方向に関して搬送部b1の端部Ebの直下流に設けることが、負荷Frの上昇に対して効果的である。しかしながら、これに限らず、図13に示すように、力受け部b2を設ける位置は、転写手段11の各種構成や、負荷Frの上昇度の調整を鑑みて、適宜設定してもよい。図13は、本実施例における、力受け部を設ける位置の変形例を示す模式図である。
例えば、図13に示すように、搬送部b1が設けられている領域であって流入口18aに近い位置に力受け部b21を設けた場合、搬送部材18bによって搬送される転写残トナーが、力受け部b21によって途中で拡散される。その結果、搬送部b1の途中と、端部Ebと、の二か所において転写残トナーが同心円状に拡散される構成となるため、力受け部b21の配置次第で、収容容器18の満タン状態の検知タイミングを任意に設定することが可能となる。
一方、力受け部b22や力受け部b23のように、収容容器18において壁面18eに近い側に力受け部を設けることも可能である。この場合、端部Ebから離れた位置におけるトナーの充填率が所定の充填率を超えると、力受け部b22や力受け部b23が作用することになる。即ち、端部Ebが配置された収容容器18の略中央部よりもトナーの充填密度が相対的に低い位置で力受け部b22や力受け部b23が作用する。その結果力受け部b22や力受け部b23を端部Ebの近傍に設ける場合と比べて、より遅いタイミングで負荷レンジΔFrpが摩擦力レンジΔFmを超える。このように、力受け部b23の配置次第で、収容容器18の満タン状態の検知タイミングを任意に設定することが可能となる。
さらに、前述のとおり、端部Ebを配置する位置は、収容容器18の略中央部が望ましいが任意である。端部Ebと力受け部b2の配置の適正化により、転写残トナーを収容容器18の内部で拡散させる中心位置や、収容容器18の満タン状態を検知するタイミングをコントロールすることが可能となる。
また、力受け部b2を設けるにあたっても、収容容器18を画像形成装置1の底面に対して略水平方向に配置することが好ましい。このような構成とすることによって、転写残トナーを支持する収容容器18の下側部材18dの面に対して略鉛直に重力が付与されることとなる。このとき、搬送部b1によって端部Ebの近傍まで搬送された転写残トナーは、力受け部b2の近くにとどまりやすくなる。その結果、満タン検知レンジΔQにおいて負荷Frを急激に上昇させることが可能となることで、より正確なタイミングで満タン状態の検知が可能となる。
<力受け部の形状と変形例>
次に、本実施例における力受け部b2の形状と、力受け部b2による効果を高めるための変形例について、図12を用いて説明する。図14(a)は、本実施例における力受け部b2の形状について説明する模式図であり、図14(b)〜(h)は、本実施例の力受け部b2の形状の変形例を説明する模式図である。
図14(a)に示すように、本実施例の力受け部b2は、転写残トナーを攪拌するための面Mbが、搬送部材18bの回転軸線方向に関して鉛直な平板形状となるように構成されている。この構成においては、回転軸線方向に転写残トナーを搬送する搬送部b1と異なり、力受け部b2が回転軸線方向に転写残トナーを搬送する搬送力を有さない。これにより、面Mbを形成する面積を制御することで、搬送部材18bが回転することによって力受け部b2が拡散させる転写残トナーの体積を制御できるため、より容易に満タン検知レンジΔQの調整を行うことが可能である。また、形状が複雑ではないことから、搬送部材18bを金型で形成する際に、簡易的な型構造を用いて形成することが可能である。
力受け部b2の構成は上記構成に限らず、例えば、図14(b)に示すように、平板形状とした面の枚数を2枚から4枚に増やす構成としてもよい。このような構成とすることで、力受け部の面1枚あたりにかかる力を低減させることができ、力受け部を構成する材料の選択や面の厚さに自由度を持たせることが可能となる。なお、力受け部の平板形状の面の枚数は、図14(a)〜(b)に示した枚数に限らず、その構成に応じて任意に選択可能である。
また、図14(c)に示すように、力受け部b2の平板形状の構成の角部を丸める構成としてもよい。これにより、転写残トナーの粘性やサイズのばらつきなどによって力受け部の角部が受けるダメージを低減させることが可能となり、力受け部の耐久性を向上させることが可能である。ここで、力受け部b2の面の面積に関しては、満タン状態の検知を行う負荷レンジの設定域に応じて適宜設定してよく、例えば、図14(h)に示すように面積を小さくしてもよい。
さらに、図14(d)に示すように、平板形状の構成を同一面で複数に分割することも可能である。このように、転写残トナーから力を受ける面を分割して間に空隙を設けることによって、空隙部において適度に転写残トナーを逃がすことが可能となる。このことで、平板形状の面に転写残トナーが固着することによって発生する力受け部の機能不良などを防ぐことが可能となる。なお、力受け部の平板形状に形成する空隙部は、図14(d)の構成に限らず、図14(e)に示すように、単一面の平板形状に対して穴形状を設けることによって形成してもよい。この穴形状によって、図14(d)に示したような転写残トナーの固着による機能不良防止の効果に加え、平板形状の面が連続して形成された部分をさらに設けることができ、力受け部の強度を向上させることが可能である。
なお、図14(f)に示すような、搬送部材18bの回転方向に関して、力受け部b2が力を受ける面が鉛直な平板形状ではない形状、即ち、搬送部材18bの回転軸線方向から見た際に力受け部b2の断面が円弧形状を有する構成を適用することも可能である。図14(f)に示す形状を有する力受け部b2を時計回り(CW)方向に回転させると、回転方向において力受け部b2の面Mbが内向きの円弧形状となることから、面Mbによって転写残トナーを保持しやすくなる。このことで、力受け部b2が力を受ける面Mbの面積を大きくすることなく、力受け部b2が受ける負荷を上昇させることが可能となり、構成上の自由度の向上やコストダウンを図ることが可能となる。
図14(f)の構成においては、力受け部b2を反時計回り(CCW)方向に回転させると、回転方向において力受け部b2の面Mbが外向きの円弧形状となることから、面Mbによって転写残トナーを逃がしやすくなる。この場合、力受け部b2が力を受ける面Mbの面積を大きくすることなく、転写残トナーが力受け部b2の面Mbに付着することを低減することが可能となる。なお、図14(f)においては、搬送部材18bの回転軸線方向から見た際に力受け部b2の断面が円弧形状を有する構成について説明した。しかしこれに限らず、満タン状態の検知を行う負荷レンジの設定域に応じて、搬送部材18bの回転方向に関して、力受け部b2が力を受ける面が鉛直な平板形状ではない任意の形状を用いて、力受け部b2を構成することが可能である。また、形成する面Mbの数も、満タン状態の検知を行う負荷レンジの設定域に応じて任意に設定してよい。
図14(g)に示すように、力受け部b2の構成として、搬送部材18bの回転軸線方向に関して、搬送部b1と同様のねじれ形状の面Mnを有する構成を用いてもよい。より詳細には、図14(g)においては、搬送部b1の巻き方向に対して力受け部b2の面Mnの巻き方向を逆転させ、力受け部b2によって転写残トナーを搬送する方向を搬送部b1の搬送方向に対して逆方向としている。このことで、力受け部b2は、搬送部b1から搬送された転写残トナーに対して、搬送部b1による転写残トナーの搬送方向とは逆方向の搬送力を与えることができる。そしてさらに、搬送部材18bの回転軸線方向から見た際の面Mnの径を搬送部b1の径よりも大きくしてより搬送能力を高める構成としている。その結果、搬送部材18bが回転する際において、搬送部b1が受ける負荷よりも面Mnが受ける負荷の方が大きくなり、搬送部材18bが回転するときの負荷を上昇させることが可能である。なお、力受け部b2の面Mnの大きさや巻き方向などは、満タン状態の検知を行う負荷レンジの設定域に応じて任意に設定してよい。
本実施例においては、各一次転写ローラ16として、より安価な金属ローラを用いる構成について説明したが、これに限らない。転写部材として、導電弾性層を有するローラ部材や、導電性のシート部材、導電性のブラシ部材などを用いる事も可能である。また、導電弾性層を有するローラなどの前述の転写部材を用いる場合、本実施例のように、各一次転写部に対して転写部材をシフトさせて配置してもよく、各一次転写部材の直下に配置してもよい。
(実施例2)
実施例1においては、転写手段11の内部、即ち、中間転写ベルト12の内周面によって構成される領域内に転写残トナーを収容する収容容器18を設ける構成について説明した。これに対し、実施例2は、転写残トナーを収容する収容容器118を、中間転写ベルト12の内周面の内側ではなく、転写手段11の外部に配置する点で実施例1と異なる。なお、実施例2においては、収容容器118の配置位置を除くその他の画像形成装置の構成は実施例1と実質同一である。したがって、以下、実施例1と共通する部分に関しては実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。
図15は、本実施例の収容容器118の配置について説明する模式図である。図15に示すように、収容容器118は、Z軸方向に関して、転写手段11の底面よりも下に配置されている。このように、収容容器118を転写手段11の外部に設けることで、実施例1において説明したような転写残トナーの充填性を維持しつつ、収容容器118のみを画像形成装置1に対して着脱することが可能となる。即ち、本実施例の構成においては、転写手段11の部品寿命に関係なく、収容容器118を交換することが可能である。
なお、以上の実施例においては、中間転写ベルト12を用いた中間転写方式の画像形成装置1について説明したが、これに限らない。転写材Pを搬送する搬送ベルトを有する直接転写方式の画像形成装置においても、本実施例にて説明した転写残トナー回収構成を用いることで、本実施例と同様の効果を得ることが可能である。
11 転写手段
12 中間転写ベルト
16 一次転写ローラ
18 収容容器
18a 流入口
18b 搬送部材
19a クリーニングブレード
b2 力受け部

Claims (9)

  1. トナー像を担持する像担持体を備える画像形成装置に設けられる転写手段であって、
    前記転写手段は、
    移動可能であって、前記像担持体と接触する無端状のベルトと、前記ベルトに当接し、前記ベルトに残留したトナーを回収するための回収部材と、前記ベルトの内周面によって構成される領域内に配置された収容容器であって、前記回収部材によって回収されたトナーが流入する流入口と、前記流入口から流入したトナーを支持する底面と、前記底面と対向する上面と、を有する前記収容容器と、回転軸線方向に関して螺旋状に設けられる搬送部を有し、回転することによって、前記収容容器内において前記流入口からトナーを搬送する1つの搬送部材と、前記搬送部材が回転する際の負荷を検知する検知する検知手段と、を備え、
    前記回転軸線方向は、前記ベルトの移動方向及び前記ベルトの移動方向と直交する幅方向のいずれとも直交しない方向であり、前記搬送部材は、回転することによって前記搬送部によって搬送されたトナーから力を受ける力受け部を有することを特徴とする転写手段。
  2. 前記移動方向及び前記幅方向と直交する方向から前記収容容器を水平面に投影して見た際に、前記回転軸線方向に関する仮想線と前記収容容器とが交差する位置と、前記流入口の位置と、を結んだ直線の中間点の近傍に、前記回転軸線方向に関して前記流入口とは反対側に設けられる前記搬送部の端部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の転写手段。
  3. 前記端部は、前記回転軸線方向に関して、前記仮想線と前記収容容器とが交差する位置よりも前記中間点に近い位置に設けられており、また、前記回転軸線方向に関して、前記流入口の位置よりも前記中間点に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の転写手段。
  4. 前記ベルトを張架し、駆動源からの駆動力を受けて回転することで前記ベルトを移動させる駆動回転体と、前記駆動回転体の回転力を伝達するための駆動連結部材と、を備え、
    前記搬送部材は、前記流入口側の端部に設けられるギアと前記駆動連結部材とが係合していることによって、前記駆動回転体の回転に伴って回転することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の転写手段。
  5. 前記回転軸線方向に関して前記流入口側とは反対側の前記搬送部材の端部は、前記収容容器の前記底面に設けられた支持部によって支持されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の転写手段。
  6. 前記搬送部材は、前記回転軸線方向に関して、前記搬送部の前記端部と前記支持部との間に、前記搬送部が設けられていない領域を有することを特徴とする請求項5に記載の転写手段。
  7. 前記収容容器は、前記画像形成装置の装置本体の底面に対して略水平となるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の転写手段。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の転写手段を備え、
    前記ベルトは中間転写ベルトであり、前記像担持体に担持されたトナー像は、前記像担持体から前記中間転写ベルトに一次転写された後に前記中間転写ベルトから転写材に二次転写されることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の転写手段を備え、
    前記ベルトは、転写材を搬送する搬送ベルトであり、前記像担持体に担持されたトナー像は、前記搬送ベルトによって搬送される転写材に順次重ねて転写されることを特徴とする画像形成装置。
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