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JP2020149764A - コネクタ - Google Patents

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JP2020149764A
JP2020149764A JP2019043277A JP2019043277A JP2020149764A JP 2020149764 A JP2020149764 A JP 2020149764A JP 2019043277 A JP2019043277 A JP 2019043277A JP 2019043277 A JP2019043277 A JP 2019043277A JP 2020149764 A JP2020149764 A JP 2020149764A
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JP
Japan
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lance
terminal fitting
housing
connector
cavity
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JP2019043277A
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Inventor
愛 北山
Ai Kitayama
愛 北山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】端子金具をより安定的に保持することができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、後方から端子金具が挿入されるキャビティを内部に形成したハウジングと、ハウジングに取り付けられる取付部材と、を備える。ハウジングは、端子金具の挿入過程では端子金具から離れる方向へ退避するように弾性撓みし、端子金具がキャビティに正規挿入されると弾性復帰して端子金具を抜け止めするランスを有している。取付部材は、ランスに当たりランスの端子金具側への撓みを規制する規制部を有する。【選択図】図10

Description

本開示は、コネクタに関する。
従来、ハウジングにランスを形成したコネクタが知られている(例えば、特許文献1〜5等参照)。ランスは、ハウジングの端子金具が挿入されるキャビティ内に弾性変形自在に設けられている。ランスは、キャビティ内に端子金具が挿入されると、その端子金具に押圧されることで挿入経路外に撓み変形して一旦退避する。ランスは、端子金具が正規挿入されると弾性復帰して端子金具に係止する。これにより、電線が引っ張られるなどして端子金具に対してハウジングから引き抜かれる方向の力が作用した場合には、端子金具はランスが係止していることで抜け止め状態に保たれる。
特開2003−115345号公報 特開2010−97765号公報 特開平9−330757号公報 特開2017−79167号公報 特開2000−311748号公報
端子金具に引き抜き方向の力が作用すると、この端子金具に係止しているランスには、端子金具挿入時の撓み方向とは反対に撓む方向に変位させるような力、すなわち、反転方向の力が作用する。このため、端子金具に過度の引き抜き力が作用した場合には、ランスに過度の変形が生じて端子金具を抜け止め状態に保つことが困難になり、端子金具の保持状態が不安定になるおそれがあった。
本開示は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具をより安定的に保持することができるコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、後方から端子金具が挿入されるキャビティを内部に形成したハウジングと、前記ハウジングに取り付けられる取付部材と、を備えたコネクタであって、
前記ハウジングは、前記端子金具の挿入過程では前記端子金具から離れる方向へ退避するように弾性撓みし、前記端子金具が前記キャビティに正規挿入されると弾性復帰して前記端子金具を抜け止めするランスを有しており、
前記取付部材は、前記ランスに当たり前記ランスの前記端子金具側への撓みを規制する規制部を有する。
本開示によれば、端子金具をより安定的に保持することができる。
図1は、実施形態1に係るコネクタの正面図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、実施形態1に係るハウジングの正面図である。 図4は、図3のIV−IV線断面図である。 図5は、図3のV−V線断面図である。 図6は、実施形態1に係るフロントリテーナの正面図である。 図7は、実施形態1に係るフロントリテーナの背面図である。 図8は、図6のVIII−VIII線断面図である。 図9は、図1のIX−IX線断面における要部拡大図である。 図10は、図2の要部拡大図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
後方から端子金具が挿入されるキャビティを内部に形成したハウジングと、前記ハウジングに取り付けられる取付部材と、を備えたコネクタであって、
前記ハウジングは、前記端子金具の挿入過程では前記端子金具から離れる方向へ退避するように弾性撓みし、前記端子金具が前記キャビティに正規挿入されると弾性復帰して前記端子金具を抜け止めするランスを有しており、
前記取付部材は、前記ランスに当たり前記ランスの前記端子金具側への撓みを規制する規制部を有する。
電線が引っ張られるなどして端子金具に引き抜き方向の力が作用して、ランスが端子金具側に撓む方向である反転方向に変位しようとすると、同方向に配置されている規制部に当たってそれ以上の撓みが規制される。このように、本開示のコネクタは、ランスの端子金具側への撓み変形を抑制することができるので、ランスを端子金具の抜け止めに適した位置に安定的に留めることができる。したがって、本開示のコネクタは、端子金具をより安定的に保持することができる。
本開示のコネクタは、前記取付部材は、前記ランスに対して前記規制部とは反対側から当たり、前記端子金具から離れる方向への撓みを規制する検知部を有していてもよい。この構成によれば、ランスは、端子金具側とは反対側に撓む方向に変位しようとすると、同方向に配置されている検知部に当たってそれ以上の撓みが規制される。このため、規制部による規制と併せてランスの双方向の撓み変形を抑制することができるので、ランスを端子金具の抜け止めに適した位置により安定的に留めることができる。
本開示のコネクタは、前記ランスが、ランス本体と、前記ランス本体から側方に張り出して形成された張出部と、を有し、前記張出部は前記端子金具に対して前記側方に位置ずれしており、前記規制部が前記張出部に当たり得るように配置される形態としてもよい。この構成によれば、簡易な構成で、ランスの端子金具側への撓み変形を規制することができる。
本開示のコネクタは、前記ランスの前端には、前記端子金具側に臨む被当て部が設けられており、前記規制部は、前記被当て部に当たり得るように配置される形態としてもよい。この構成によれば、簡易な構成で、ランスの端子金具側への撓み変形を規制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
実施形態1について、図1〜図10を参照して説明する。実施形態1のコネクタ1は、図1及び図2に示すように、ハウジング10と、フロントリテーナ20(本発明に係る取付部材として例示する)とを備えて構成されている。ハウジング10は、後方(図2では、右方)から端子金具30が挿入されるキャビティ10Aを内部に形成している。フロントリテーナ20は、ハウジング10に対して前方(図2では、左方)から取り付けられる。フロントリテーナ20は、ハウジング10に取り付けられることによって、端子金具30を抜止めする機能と、端子金具30の挿入状態を検知する機能とを兼ね備えた部材である。実施形態1のコネクタ1は雌コネクタであり、前方から相手側コネクタである図示しない雄コネクタが嵌合される。端子金具30は、前部に図示しない相手端子と接続する筒状の本体部分31を有している。端子金具30の本体部分31は、下方に突出するランス受部32を有している。端子金具30の後部には電線33が接続されている。
ハウジング10は合成樹脂製である。図3〜図5に示すように、ハウジング10は、ハウジング本体11と、ハウジング本体11から前方に突出して形成された突出部12とを有している。ハウジング10において、キャビティ10Aは、ハウジング本体11の後端面に開口して突出部12の前端面まで貫通して形成されている。キャビティ10Aは、ハウジング10の左右方向に並んで複数形成されている。ハウジング本体11の前部には、突出部12の基端側を取り囲む筒状部分の内側に、コネクタ1に嵌合する相手側コネクタ(図示せず)のフードが挿入される挿入空間10Bが形成されている。ハウジング本体11の筒状部分の上部には、相手側コネクタを嵌合状態に保持するためのロックアーム13が設けられている。
ハウジング10はランス40を有している。ランス40は、各キャビティ10Aに対応して複数設けられている。ランス40は、突出部12の下側の壁部を切り欠いた形態で、ハウジング本体11から前方に片持ち状に延出して形成されている。図4に示すように、ランス40は、キャビティ10Aの前端部側の下壁を形成している。ランス40は、端子金具30の挿入過程では端子金具30の挿入経路外(端子金具30から離れる方向)へ退避するように弾性撓みし、端子金具30がキャビティ10Aに正規挿入されると弾性復帰して端子金具30を抜け止めする。ランス40は、係止状態では、撓みの生じていない自然な姿勢を保っている(図9参照)。また、ランス40は、端子金具30が挿入されて干渉するなどして、ランス40の先端側に下向きの外力が作用すると、後端部(基端部)を支点として下方に弾性変位し得るようになっている。
図3〜図5に示すように、ランス40は、ランス本体41と、このランス本体41の前端部から上方に突出する形態で形成された係止突起42とを有している。係止突起42は、キャビティ10Aに正規挿入された状態の端子金具30に係止する。ランス40は張出部43を有している。張出部43は、ランス本体41から側方(図3では右方)に張り出して形成されている。張出部43は、ランス40の延伸方向である(端子金具30の挿入方向でもある)前後方向に沿って延出して形成されている。図5に示すように、張出部43の前端部は、側面視において上下面にテーパ状の傾斜を有している。また、張出部43は、左右方向に関して、隣接するキャビティ10A間を仕切る隔壁部分と重なる位置に配置されている。
また、ランス40は、ランス本体41の前端に形成された斜面44(本発明に係る被当て部として例示する)を有している。斜面44は、ランス本体41の前端のうちの係止突起42よりも下方の部位の端面に形成されている。斜面44は、端子金具30に下方から臨むように、斜め上前方を向いて形成されている。なお、係止突起42の前端面は、斜面44とは反対に斜め下前方を向いて形成されている。
図6〜図8に示すように、フロントリテーナ20は、前壁部21と、前壁部21の外周から後方に突出する周壁部22とを有している。フロントリテーナ20は、ハウジング10に取り付けられた状態において、前壁部21が突出部12の前端側に配置され、周壁部22が突出部12の外周を前端から基端側にかけて覆う形態で配置される。前壁部21には、突出部12の前端部が挿入される複数(図6中、4つ)の窓孔21Aが貫通して形成されている。この窓孔21Aに挿入された状態の突出部12は、その前端面が前壁部21の前面と略面一となる(図2参照)。窓孔21Aの下側端縁と、窓孔21Aに挿入された状態の突出部12の下面端縁とによって、相手側コネクタの端子を受け入れるための受入孔10Cが開口して形成される(図1参照)。
図7及び図8に示すように、フロントリテーナ20は規制部23を有している。規制部23は、ランス40が端子金具30側へ撓むのを規制する。規制部23は、フロントリテーナ20がハウジング10に正規取付された状態において、ランス40の撓み方向のうちの端子金具30側でランス40に隣接する形態で配置される。実施形態1において、規制部23は、前壁部21から後方に突出する形態で形成されている。規制部23は、複数のランス40に個別に対応して複数設けられている。各規制部23は左右方向に沿った板片状をなしている。規制部23は、フロントリテーナ20がハウジング10に正規取付された状態において、ランス40の張出部43の上面側に進入して配置される(図10参照)。各規制部23は、フロントリテーナ20がハウジング10に正規取付された状態において、張出部43に対して所定の間隔をおいて隣接している。すなわち、実施形態1の規制部23は、ランス40の撓みを僅かに許容する。各規制部23は、左右方向に関して、隣接する窓孔21A間に配置される部分を有する。
また、図7及び図8に示すように、フロントリテーナ20は第2の規制部24を有している。第2の規制部24は、規制部23と同様に、ランス40が端子金具30側へ撓むのを規制する。第2の規制部24は、ランス40の前端の斜面44に対向して配置される。具体的には、第2の規制部24は、下側の周壁部22の上面を段状に形成してなる。第2の規制部24における斜面44との対向面は、斜面44に沿って傾斜、すなわち下方向に臨む形態で形成されている。詳細には、第2の規制部24における斜面44との対向面は、斜め下前方を向いて形成されている。第2の規制部24は、フロントリテーナ20がハウジング10に正規取付された状態において、斜面44に対して所定の間隔をおいて対向している。すなわち、第2の規制部24は、ランス40の撓みを僅かに許容する。
また、図7及び図8に示すように、フロントリテーナ20は検知部25を有している。検知部25は、フロントリテーナ20がハウジング10に正規取付された状態において、ランス40に対してランス40の端子金具30側とは反対側への撓み方向、すなわちランス40に対して下方向に隣接する形態で配置される。このように配置された検知部25は、ランス40が下方向に撓むのを規制する。検知部25は、ランス40の下側の空間を埋めるように配置されることで、ランス40の下方への撓みを阻止する。図7に示すように、実施形態1において、検知部25は、下側の周壁部22により構成されている。すなわち、検知部25は、1つの検知部25が複数のランス40に対応して幅方向に連続して延出した形態とされている。
検知部25は、第2の規制部24の下端後方において、前後方向に沿って配置される上向きの平坦面をなしている。上述した各規制部23は、検知部25の上向きの平坦面と並行に対向する下向きの平坦面を有している。フロントリテーナ20がハウジング10に正規取付された状態において、検知部25の平坦面と各規制部23の平坦面との間に張出部43が厚み方向(上下方向)に挟まるように配置される。
次に、実施形態1のコネクタ1の作用について説明する。
コネクタ1を組み付ける際には、まず、端子金具30をハウジング10の後方からキャビティ10Aに挿入する。挿入過程では、ランス40の係止突起42に端子金具30の下面が干渉するので、ランス40が端子金具30の挿入経路外である下方に退避するように弾性撓みする。このとき、端子金具30が正規挿入位置に到達せずランス40が下方に弾性変位した状態であれば、ハウジング10にフロントリテーナ20を取り付けようとしても検知部25がランス40に干渉するため正規取付不能である。一方、端子金具30が、正規の挿入位置に到達した場合には、ランス40がキャビティ10A側へ弾性復帰して係止突起42が端子金具30に係止する。この係止作用により、端子金具30が抜止め状態に保持される。この状態においては、検知部25がランス40の下側空間に進入可能となり、フロントリテーナ20をハウジング10に正規取付することができるようになる。
全ての端子金具30の挿入作業が完了し、ハウジング10に対してフロントリテーナ20を組み付けた状態では、図9に示すように、ランス40の下方には検知部25が配置された状態となる。これにより、ランス40が端子金具30を抜け止め保証した状態とされるとともに、ランス40の下方への弾性撓みが阻止された状態とされる。
また、ハウジング10に対してフロントリテーナ20を組み付けた状態においては、図10に示すように、規制部23がランス40の張出部43の上方に配置された状態となる。これにより、ランス40の上方への弾性撓みが阻止された状態となる。このため、端子金具30に接続された電線33が後方へ引っ張られるなどして端子金具30に引き抜き力が作用したり、コネクタ嵌合時に相手側コネクタの端子から押し込み力を受けたりなど、端子金具30が後方に移動する方向の力が作用した場合であっても、規制部23によってランス40の上方への反り返り(反転方向の変位)が防止される。
また、ハウジング10に対してフロントリテーナ20を組み付けた状態においては、図9に示すように、第2の規制部24がランス40の前端の斜面44に対向して配置された状態となる。これにより、ランス40の上方への弾性撓みがより確実に阻止された状態となる。このため、端子金具30が後方に移動する方向の力が作用した場合であっても、規制部23と第2の規制部24によってランス40の上方への反り返りが信頼性良く防止される。
以上のように、実施形態1のコネクタ1は、ハウジング10及びフロントリテーナ20を備えている。ハウジング10は、後方から端子金具30が挿入されるキャビティ10Aを内部に形成している。フロントリテーナ20は、ハウジング10に取り付けられる。ハウジング10はランス40を有している。ランス40は、端子金具30の挿入過程では端子金具30から離れる方向へ退避するように弾性撓みし、端子金具30がキャビティ10Aに正規挿入されると弾性復帰して端子金具30を抜け止めする。フロントリテーナ20は規制部23を有している。規制部23は、ランス40に当たり、ランス40の端子金具30側への撓みを規制する。
このような構成により、実施形態1のコネクタ1は、端子金具30に引き抜き方向の力が作用して、ランス40が端子金具30側に撓む方向に変位しようとすると、同方向に配置されているフロントリテーナ20の規制部23に当たってそれ以上の撓みが規制される。このように、コネクタ1は、ランス40の端子金具30側への撓み変形を抑制することができるので、ランス40を端子金具30の抜け止めに適した位置に安定的に留めることができる。その結果、ランス40は、端子金具30の抜け止め作用を安定的に発揮することができる。したがって、実施形態1のコネクタ1は、端子金具30をより安定的に保持することができる。
また、コネクタ1は、フロントリテーナ20が検知部25を有している。検知部25は、ランス40に対して規制部23とは反対側から当たり、端子金具30から離れる方向への撓みを規制する。このため、ランス40が端子金具30側とは反対側に撓む方向に変位しようとすると、同方向に配置されているフロントリテーナ20の検知部25に当たってそれ以上の撓みが規制される。このため、規制部23による規制と併せて、ランス40の双方向の撓み変形を抑制することができる。その結果、ランス40を端子金具30の抜け止めに適した位置により安定的に留めることができる。
また、コネクタ1は、ランス40が、ランス本体41と、このランス本体41から側方に張り出して形成された張出部43と、を有し、張出部43が端子金具30に対して側方に位置ずれしており、規制部23が張出部43に当たり得るように配置される。このため、簡易な構成で、ランス40の端子金具30側への撓み変形を規制することができる。ランス本体41の上面には端子金具30が配置されている。このため、ランス本体41の上面に規制部23を当てる構造を設けにくいという事情がある。その点、実施形態1の場合、張出部43がランス本体41の側方に設けられており、この張出部43は端子金具30から側方に位置ずれしているから、張出部43に規制部23を当てる構造を簡単に設けることができる。
また、コネクタ1は、ランス40の前端に被当て部としての斜面44が形成されている。斜面44は、端子金具30側に臨む形態で形成されている。そして、第2の規制部24は、この斜面44に当たり得るように配置されている。このため、例えば、ランス本体41や係止突起42に隣接して配置される場合と比較して、簡易な構成で、ランス40の端子金具30側への撓み変形を規制することができる。
また、コネクタ1は、ランス40が張出部43を有している。張出部43の基端部はランス本体41の基端部に一体化し、ハウジング本体11に連なって設けられている。これにより、ランスが張出部を有さない場合と比較して、ランス40の強度を容易に高めることができ、ランス40による端子金具30の抜け止め作用をより安定的に発揮することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態1に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、コネクタが雌コネクタである形態を例示したが、雄コネクタであってもよい。
(2)実施形態1では、取付部材としてフロントリテーナを例示したが、本発明に係る取付部材は、ハウジングに取り付けられる限り、その構成や機能等は限定されない。例えば、取付部材は、ランスの前方を覆うようにハウジングの前面に取り付けられるフロントホルダであってもよい。
(3)実施形態1では、取付部材としてのフロントリテーナがハウジングに対して前方から取り付けられる形態を例示したが、本発明に係る取付部材は、ハウジングに対して、側方、上方、又は後方から取り付けられる形態であってもよい。
(4)実施形態1では、取付部材としてのフロントリテーナが検知部を有する形態を例示したが、本発明に係るコネクタにおいて、取付部材が検知部を有することは必須ではない。
(5)実施形態1では、規制部として、ランスに設けられた張出部に当たり得る形態で配置される形態の規制部と、ランスの前端に形成された斜面に対向して配置される形態の第2の規制部と、の2つの規制部を例示したが、本発明に係る規制部の形態はこれらに限定されない。すなわち、本発明に係る規制部は、実施形態1に例示した規制部又は第2の規制部の構成に限定されるものではない。また、規制部は、実施形態1に例示した規制部又は第2の規制部のいずれか一方のみが設けられている形態であってもよい。このように、規制部の個数も特に限定されず、1つのみであってもよいし、3つ以上であってもよい。
(6)実施形態1では、規制部がランスに対して所定の間隔をおいて隣接する形態を例示したが、規制部は、ランスに対して予め当たっている形態であってもよい。例えば、規制部が張出部に対して隣接する形態の場合には、張出部に対して予め当たっている形態であってもよい。
(7)実施形態1では、規制部としての第2の規制部がランスの前端の斜面に対して所定の間隔をおいて隣接する形態を例示したが、第2の規制部を設ける場合には、取付部材がハウジングに正規取付された状態において、斜面に対して予め当たっている形態であってもよい。
1…コネクタ
10…ハウジング
10A…キャビティ
10B…挿入空間
10C…受入孔
11…ハウジング本体
12…突出部
13…ロックアーム
20…フロントリテーナ(取付部材)
21…前壁部
21A…窓孔
22…周壁部
23…規制部
24…第2の規制部(規制部)
25…検知部
30…端子金具
31…本体部分
32…ランス受部
33…電線
40…ランス
41…ランス本体
42…係止突起
43…張出部
44…斜面(被当て部)

Claims (4)

  1. 後方から端子金具が挿入されるキャビティを内部に形成したハウジングと、前記ハウジングに取り付けられる取付部材と、を備えたコネクタであって、
    前記ハウジングは、前記端子金具の挿入過程では前記端子金具から離れる方向へ退避するように弾性撓みし、前記端子金具が前記キャビティに正規挿入されると弾性復帰して前記端子金具を抜け止めするランスを有しており、
    前記取付部材は、前記ランスに当たり前記ランスの前記端子金具側への撓みを規制する規制部を有する、コネクタ。
  2. 前記取付部材は、前記ランスに対して前記規制部とは反対側から当たり、前記端子金具から離れる方向への撓みを規制する検知部を有する、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ランスは、ランス本体と、前記ランス本体から側方に張り出して形成された張出部と、を有し、前記張出部は前記端子金具に対して前記側方に位置ずれしており、
    前記規制部は前記張出部に当たり得るように配置される、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記ランスの前端には、前記端子金具側に臨む被当て部が設けられており、
    前記規制部は、前記被当て部に当たり得るように配置される、請求項1又は2に記載のコネクタ。
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