JP2020144067A - トンネル切羽前方探査システムおよびトンネル切羽前方地山の探査方法 - Google Patents
トンネル切羽前方探査システムおよびトンネル切羽前方地山の探査方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
図1で示すように、トンネル切羽前方探査システムSは、トンネルTの切羽近傍に配置される受振器Aと、トンネルTの切羽前方を掘削する削孔装置Mと、削孔装置Mに設置され、パイロットセンサ10を備える振動センサ機構1と、受振器A及びパイロットセンサ10で受振したビット振動に係る情報を処理するデータ処理装置4と、を備えている。
ところで、本実施の形態では、削孔機2の振動発生機構22に水圧ハンマーを採用していることから、掘削ロッド3及び振動センサ機構1に、振動発生機構22へ作動流体である高圧水Wを供給する機能を持たせている。また、パイロットセンサ10を備える振動センサ機構1が掘削ロッド3の先端部に設置されることから、掘削ロッド3及び振動センサ機構1を、パイロットセンサ10で受振したビット振動情報をデータ処理装置4に伝送するための二芯の電気ケーブルとして機能させている。
掘削ロッド3は、図1で示すように、金属製の中空筒体よりなる掘削ロッド本体5と、導電材料で形成された高導電性金属棒であり、掘削ロッド本体5より十分小さい断面径を有する導電棒7と、掘削ロッド本体5と導電棒7との間に介装されるスペーサ9と、を備えている。
このような掘削ロッド3の先端部に設置される振動センサ機構1は、図2及び図4で示すように、パイロットセンサ10と、パイロットセンサ10が固定される固定台11と、固定台11に固定された状態のパイロットセンサ10が挿入されるセンサケース12と、センサケース12に一端が接続されるセンサ側導電棒13と、センサ側導電棒13およびセンサケース12が挿入されるケースロッド14とを備える。
一方、掘削ロッド3の後端部は、図1及び図2で示すように、ボーリングマシンBに備えたロータリージョイント付き高圧スイベル15を介してデータ収録装置4及び高圧水供給パイプPに連結されている。以下に、掘削ロッド3をデータ処理装置4のデータ収録システム41および高圧水供給パイプPと接続するために用いるロータリージョイント付き高圧スイベル15について、詳細を説明する。
上記のトンネル切羽前方探査システムを用いたトンネル切羽前方地山の探査方法を、以下に説明する。なお、トンネル切羽前方地山の探査方法は、トンネルの掘削作業が所定距離だけ進んだところで、一旦掘削作業を停止したうえで実施する。
次に、トンネル切羽前方地山の探査方法により取得したビット振動情報に基づいて、トンネル切羽前方地山の弾性波速度を算出する方法の概要を、図6のフロー図に沿って説明する。
2 削孔機
21 掘削ビット
22 振動発生機構
221 筒体
3 掘削ロッド
4 データ処理装置
41 データ収録システム
42 データ解析装置
421 演算処理装置
4211 弾性波速度算出部
422 入力部
423 出力部
424 記憶部
5 掘削ロッド本体
5a 掘削ロッド本体一般部
61 メス継手
62 オス継手
63 受け口
7 導電棒
7a 導電棒一般部
81 オス電極部
82 メス電極部
9 スペーサ
91 把持部
92 導電棒支持部
93 連通部
94 押圧部
10 パイロットセンサ
11 固定台
12 センサケース
121 ケース蓋
122 接続端子
123 切欠き部
13 センサ側導電棒
14 ケースロッド
15 ロータリージョイント付き高圧スイベル
16 ハウジング
17 回転シャフト
18 回転コネクタ収納部
181 回転コネクタ
1811 回転体
1812 金属製リング
1813 ブラシ
19 延長導電棒
A 受振器
B ボーリングマシン
L1 作動流体流路
L2 作動流体流路
M 削孔装置
S トンネル切羽前方探査システム
W 高圧水(作動流体)
P 高圧水供給パイプ
G グリース
E 絶縁部材
Claims (3)
- トンネルの切羽前方を掘削ビットにより削孔しながら、掘削ビットから発生するビット振動を、切羽近傍に設置する受振器および前記掘削ビット近傍に配置するパイロットセンサの2地点で連続的に受振し、受振した2地点の情報に基づいて切羽前方の弾性波速度を算出するトンネル切羽前方探査システムであって、
前記掘削ビットに打撃を発生させる振動発生機構が、前記掘削ビットの背面側に配置されるとともに、
該振動発生機構の背面側に、前記パイロットセンサおよび該パイロットセンサを収納するセンサケースを備えた振動センサ機構が配置され、
該振動センサ機構が、掘削ロッドの先端部に設置されることを特徴とするトンネル切羽前方探査システム - 請求項1に記載のトンネル切羽前方探査システムにおいて、
前記掘削ロッドが、金属製の中空筒体よりなる掘削ロッド本体と、該掘削ロッド本体の中空部に挿入される導電棒とを備えるとともに、
前記振動センサ機構が、前記センサケースに設置した接続端子に一方の端部が接続されるセンサ側導電棒と、該センサ側導電棒及び前記センサケースが挿入される金属製のケースロッドと、を備え、
該ケースロッドが、前記掘削ロッド本体及び前記振動発生機構の両者に、中空部を連通させた状態で接続され、
前記センサケースが金属製であり、その外周面の少なくとも一部が前記ケースロッドの内周面に接触され、
前記センサ側導電棒の他方の端部が、前記掘削ロッドの前記導電棒と接続されることを特徴とするトンネル切羽前方探査システム。 - 請求項1または2に記載のトンネル切羽探査システムを用いたトンネル切羽前方の探査方法であって、
トンネルの坑内から切羽前方の地山を前記掘削ビットにより削孔しつつ、前記掘削ビットから発生するビット振動を、切羽近傍に設置した前記受振器及び前記振動センサ機構に備えた前記パイロットセンサの2地点で連続的に受振し、
受振した2地点のビット振動情報に基づいて、切羽前方の弾性波速度を算出することを特徴とするトンネル切羽前方地山の探査方法。
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