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JP2020049725A - 化粧シート及び化粧シートの製造方法 - Google Patents

化粧シート及び化粧シートの製造方法 Download PDF

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JP2020049725A JP2018179818A JP2018179818A JP2020049725A JP 2020049725 A JP2020049725 A JP 2020049725A JP 2018179818 A JP2018179818 A JP 2018179818A JP 2018179818 A JP2018179818 A JP 2018179818A JP 2020049725 A JP2020049725 A JP 2020049725A
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Abstract

【課題】低コストを維持しつつ、輝度と最表層の密着性を向上させた化粧シートを提供すること。【解決手段】化粧シート1は、支持体10と、装飾層20と、が積層され、装飾層20は、大粒径の金属鱗片22a及び小粒径の金属鱗片22bを複数含有した樹脂からなるメタリック層22を有し、メタリック層22は、支持体10と反対側の表層に大粒径の金属鱗片22aと、小粒径の金属鱗片22bとが混在している。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧シート及び化粧シートの製造方法に関する。
家具、建材等に使用される化粧シートにおいて、高輝度な金属調の意匠が求められる場合がある。従来、このような金属調の意匠を再現する方法として、支持体となるシートの上に蒸着膜を形成する方法、粒径の異なる粒子を組み合わせて印刷により塗膜を形成する方法等が提案されている。このうち、後者の方法は、蒸着膜を形成する方法に比べて低コストで化粧シートを作製できるという利点がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2015−214031号公報 実開平5−080746号公報
上記化粧シートにおいては、低コストを維持しつつ、輝度と最表層の密着性の向上が求められている。
本発明の目的は、低コストを維持しつつ、輝度と最表層の密着性を向上させた化粧シート及び化粧シートの製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜に改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、支持体(10)と、装飾層(20)と、が積層された化粧シート(1)であって、前記装飾層は、大粒径の金属鱗片(22a)及び小粒径の金属鱗片(22b)を複数含有した樹脂からなるメタリック層(22)を有し、前記メタリック層は、前記支持体と反対側の表層に前記大粒径の金属鱗片と、前記小粒径の金属鱗片とが混在している化粧シートに関する。
第2の発明は、第1の発明の化粧シートであって、前記小粒径の金属鱗片は、前記メタリック層の厚み方向において、前記支持体と反対側の表層側に多く分布している。
第3の発明は、第1又は第2の発明の化粧シートであって、前記大粒径の金属鱗片は、前記メタリック層の厚み方向に一様に分布し且つ層方向に沿って平行に配列している。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明の化粧シートであって、前記小粒径の金属鱗片の粒径は、前記大粒径の金属鱗片の粒径の0.42倍未満であり、前記メタリック層は、樹脂が100質量部に対して金属鱗片が40質量部以下である。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明の化粧シートであって、前記装飾層は、前記メタリック層の前記支持体と反対側の面に絵柄層(23a)及び着色透明層(23b)のうち少なくとも一方を有する。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明の化粧シートであって、前記装飾層は、前記支持体と反対側の最も外側の面に保護層(30)を有する。
第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明の化粧シートであって、前記装飾層は、前記メタリック層の前記支持体の側の面に着色不透明層(21)を有する。
第8の発明は、第1から第7までのいずれかの発明の化粧シートの製造方法であって、ノンリーフィングタイプの大粒径の金属鱗片及びリーフィングタイプの小粒径の金属鱗片と樹脂とを混合した塗膜を前記支持体の表面に形成する工程と、前記支持体の表面に形成した前記塗膜を乾燥させて、前記支持体と反対側の表層に前記大粒径の金属鱗片と、前記小粒径の金属鱗片とが混在した前記メタリック層を形成する工程と、を含む化粧シートの製造方法に関する。
本発明によれば、低コストを維持しつつ、輝度と最表層の密着性を向上させた化粧シート及び化粧シートの製造方法を提供できる。
実施形態における化粧シート1の断面図である。 メタリック層22の層構成を示す斜視図である。 小粒径鱗片22bの粒径Dと大粒径鱗片22aの粒径Dとの関係を説明する模式図である。 実施例及び比較例1、2の評価結果を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書に添付した各図面は模式図であり、理解しやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更又は誇張している。また、各図においては、部材の断面を示すハッチングを省略する。
本明細書中に記載する数値、形状、材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜に選択して使用してよい。
図1は、本実施形態における化粧シート1の断面図である。
図1に示すように、本実施形態の化粧シート1は、支持体10、装飾層20及び保護層30を備える。
支持体10は、化粧シート1のベースとなる部材である。支持体10としては、例えば、各種の紙材、プラスチックフィルム、プラスチックシート、木材、窯業系非金属無機材、布絹等が用途に応じて適宜に選択される。これらの材料は、それぞれ単独で使用してもよいが、例えば、紙同士の複合体、紙とプラスチックフィルムとの複合体等、任意の組み合わせによる積層体でもよい。
支持体10として用いられる紙材としては、例えば、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙等が挙げられる。これらの紙材には、更にアクリル樹脂、スチレンブタジエンゴム、メラミン樹脂、ウレタン樹脂等を添加(抄造後に樹脂含浸又は抄造時に内填)させてもよい。例えば、紙間強化紙、樹脂含浸紙等である。
これらのほか、リンター紙、板紙、石膏ボード用原紙、紙の表面に塩化ビニル樹脂層を設けたビニル壁紙原反等、建材分野で使われることの多い各種紙が挙げられる。更には、事務分野、通常の印刷、包装等に用いられるコート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、和紙等を用いることもできる。また、これらの紙とは区別されるが、紙に似た外観と性状を持つ各種繊維の織布、不織布も支持体10として使用できる。各種繊維としては、ガラス繊維、石綿繊維、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、炭素繊維等の無機質繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ビニロン繊維等の合成樹脂繊維が挙げられる。
支持体10として用いられるプラスチックとしては、各種の合成樹脂からなるものが挙げられる。厚み形態としては、フィルム、シート、板等の各種形態の物が適用できる。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルペンテン等のオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、エチレングリコール−テレフタル酸−イソフタル酸共重合体等のポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル脂、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等に代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セルロース、セロファン等のセルロース樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。
支持体10として用いられる木材としては、例えば、杉、松、檜、楢、樫、ラワン、チーク等の各種木材の単板、合板、集成材、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)等が挙げられる。
支持体10として用いられる窯業系非金属無機材としては、例えば、石膏、珪酸カルシウム、セメント、木片セメント、陶磁器、ガラス、琺瑯、焼成タイル等が挙げられる。
支持体10として用いられる布絹としては、例えば、綿、麻、絹等からなる天然繊維、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂等から成る合成樹脂繊維等から織られた織布が挙げられる。
支持体10の厚さについては、特に制限されない。支持体10として、プラスチックを素材とするフィルム又はシートを用いる場合、厚さは、例えば、20〜150μm程度、好ましくは30〜100μmの範囲である。また、支持体10として、紙材を用いる場合には、坪量として、例えば、20〜150g/m程度、好ましくは30〜100g/m程度である。
装飾層20は、着色不透明層21と、メタリック層22と、絵柄模様層23と、から構成される。
本実施形態では、装飾層20として、着色不透明層21、メタリック層22及び絵柄模様層23を備えた構成について説明するが、装飾層20は、後述する実施例(及び比較例1、2)のように、少なくともメタリック層22を備えていればよい。
着色不透明層21は、化粧シート1を保護層30の側から見たときに、ベースとなる支持体10を見えにくくための隠蔽層である。着色不透明層21は、着色顔料が樹脂100質量部に対して100質量部以上となるように形成される。着色不透明層21は、支持体10の全面を覆うように形成され、例えば、白色、グレー、茶色等に着色される。着色不透明層21を構成する樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(塩酢ビ)、アクリル酸エステル−塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
また、着色不透明層21には、所望の色に着色するための着色剤及び必要に応じて各種の添加剤を添加してもよい。着色剤及び添加剤としては、絵柄模様層23(後述)の説明において例示するものの中から、所望の色及び隠蔽性並びに諸物性を発現するのに適したものを適宜選択して使用する。
着色不透明層21の層厚(dry)は、1μm以上が好ましい。
メタリック層22は、化粧シート1に高輝度な金属調の意匠を与える層である。メタリック層22は、大粒径の金属鱗片22aと、小粒径の金属鱗片22bと、バインダーとなる樹脂22cと、から構成される。以下の説明においては、大粒径の金属鱗片22aを「大粒径鱗片22a」と呼称し、小粒径の金属鱗片22bを「小粒径鱗片22b」と呼称する。メタリック層22の層構成については、後述する。
絵柄模様層23は、絵柄層23aと、着色透明層23bと、から構成される。
絵柄層23aは、絵柄、図柄、模様等の意匠が形成された層である。絵柄層23aは、着色顔料が樹脂100質量部に対して15質量部以上となるように形成される。絵柄層23aを構成する樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(塩酢ビ)樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、或いはこれらの樹脂から選んだ2種以上を混合した組成物、例えば、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とを1:9から9:1までの範囲において、適宜の質量比で混合した組成物等が挙げられる。また、絵柄層23aには、所望の色に着色するための着色剤、及び必要に応じて各種添加剤(紫外線吸收剤、熱安定剤、光安定剤、界面活性剤、可塑剤、体質顔料等)等が添加される。
着色透明層23bは、絵柄層23aに積層される透明な着色層である。着色透明層23bは、着色顔料が樹脂100質量部に対して15質量部未満となるように形成される。着色透明層23bとしては、例えば、アクリル系樹脂に着色剤を配合した混合物を用いることができる。なお、本実施形態では、絵柄模様層23として、絵柄層23aと着色透明層23bとを設けた例について説明するが、これに限らず、絵柄模様層23は、絵柄層23aのみでもよいし、着色透明層23bだけでもよい。
上述した絵柄層23a及び着色透明層23bを含む絵柄層23aの層厚(dry)は、約5μm程度である。
保護層30は、化粧シート1の表面(支持体10と反対側の面)を保護するための透明な層であり、装飾層20の表面を覆っている。保護層30を形成する樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、電離放射線硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、湿気硬化性樹脂等の耐久性を有する樹脂が挙げられる。このうち、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂及び電離放射線硬化性樹脂の具体例を以下に列挙する。
熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、水酸基官能性アクリル樹脂、カルボキシル官能性アクリル樹脂、アミド官能性共重合体、ウレタン樹脂等が挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレート等のアクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリカードネート樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)、アクリロニトリル−アクリル酸エステル樹脂等が挙げられる。
電離放射線硬化性樹脂は、電子放射線を照射することにより、架橋、硬化する樹脂である。具体的には、電離放射線硬化性樹脂は、分子中に重合性不飽和結合又はエポキシ基を有する、プレポリマー、オリゴマー、モノマー等のうち、少なくとも1種を混合したものが挙げられる。なお、電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合或いは架橋しうるエネルギー量子を有するものを意味し、一般的には紫外線、電子線等が用いられる。電離放射線硬化性樹脂の中でも、電子線硬化性樹脂は、無溶剤化が可能であり、光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるため、保護層30を形成するのに適している。
次に、メタリック層22(装飾層20)の層構成について説明する。
図2は、メタリック層22の層構成を示す斜視図である。図2は、メタリック層22における大粒径鱗片22aと小粒径鱗片22bの分布を概念的に示している。大粒径鱗片22a及び小粒径鱗片22bの形状、配置等は、図2の例に限定されない。また、図2では、メタリック層22における各鱗片の位置関係を分かり易くするため、着色不透明層21、支持体10を想像線で図示する。
前述したように、メタリック層22は、大粒径鱗片22aと、小粒径鱗片22bと、バインダーとなる樹脂22cと、から構成される。
大粒径鱗片22aと小粒径鱗片22bは、金属から構成される。例えば、アルミニウム、金、銀、銅、錫、ニッケル、クロム、真鍮等の金属光沢を有する金属が使用できる。代表的なものとしては、金属光沢が良好で、価格も安価、反射光スペクトルが可視光線帯域全域で平坦(即ち無色)である点からアルミニウムの粒子が用いられる。以下、形状が鱗片状に形成されたアルミ粒子をアルミニウム顔料と呼称する。アルミニウム顔料は、リーフィングタイプとノンリーフィングタイプとに大別される。本実施形態において、小粒径鱗片22bは、リーフィングタイプの顔料である。また、大粒径鱗片22aは、ノンリーフィングタイプの顔料である。
リーフィングタイプの顔料は、メタリック層22の塗膜を形成した後、乾燥する過程において、塗膜の表面側(支持体10と反対側)に浮き上がる特性を有する。リーフィングタイプの顔料からなる小粒径鱗片22bは、メタリック層22の厚み方向において、支持体10と反対側の表層(以下、「メタリック層22の表層」ともいう)に平行に配列する。なお、リーフィングタイプの顔料としては、光輝性を高めた高輝度タイプを用いることが好ましい。
一方、ノンリーフィングタイプの顔料は、メタリック層22の塗膜を形成した際、乾燥する過程において、塗膜中に一様に分散する特性を有する。ノンリーフィングタイプの顔料からなる大粒径鱗片22aの多くは、メタリック層22の厚み方向に一様に分布し且つ層方向に沿って平行に配列する。また、一部の大粒径鱗片22aは、メタリック層22の表層において、上述した小粒径鱗片22bと共に平行に配列する。
ここで、小粒径鱗片22bの粒径Dと大粒径鱗片22aの粒径Dとの関係について説明する。
図3は、小粒径鱗片22bの粒径Dと大粒径鱗片22aの粒径Dとの関係を説明する模式図である。
図3では、塗膜の単位面積となる範囲を、一辺が大粒径鱗片22aの粒径Dの2倍となる正方形の枠で示している。メタリック層22の塗膜の厚みが、大粒径鱗片22aの厚さの4倍となる場合、図3に示すように、正方形の枠は、最大で4個の大粒径鱗片22aにより埋められる。一方、大粒径鱗片22aの間には隙間が出来るため、4個の大粒径鱗片22aだけでは粒子感が目立ってしまう。
小粒径鱗片22bの粒径Dは、輝度と密着性を両立させるため、大粒径鱗片22aの粒径Dの0.42未満とすることが好ましい。具体的には、隙間に収まる小粒径鱗片22bの粒径Dは、大粒径鱗片22aの粒径Dを1とすると、(√2−1)で求められ、およそ0.42となる。そのため、小粒径鱗片22bの粒径Dを、大粒径鱗片22aの粒径Dの0.42未満とすることにより、大粒径鱗片22aの間の隙間を、小粒径鱗片22bでほぼ埋めることができる。図3に示すように、小粒径鱗片22bの数は、一辺が大粒径鱗片11aの粒径Dの2倍となる正方形(単位面積)の範囲に4個となる。図3に示す小粒径鱗片22bの粒径Dは、大粒径鱗片22aの粒径Dの0.42となり、大粒径鱗片22aの間の隙間を埋めることができる最大径となる。このように、小粒径鱗片22bの粒径Dを、大粒径鱗片22aの粒径Dの0.42未満とすれば、小粒径鱗片22bにより大粒径鱗片22aの間の隙間を埋めることができるため、粒子感を目立ちにくくしつつ、密着性の低下を抑制できる。
金属鱗片の形状は、長径(平均粒子径D50)と短径(平均粒子厚み)により表現される。
平均粒子径は、顕微鏡法、篩分け法、沈降法、コールターカウンター法、レーザー光散乱・回折法等により測定できる。
また、平均粒子厚みは、JIS法(JIS K5906:1998)で水面拡散面積を測定することにより、下記の式(1)により間接的に算出できる。
平均粒子厚み(μm)=
10,000/[顔料の密度×水面拡散面積(cm/g)] ・・・式(1)
また、小粒径鱗片22bの添加部数wsは、下記の式(2)により算出できる。なお、以下に示す式の説明においては、部材の符号を適宜に省略する。
小粒径鱗片22bの添加部数ws=
[樹脂の部数(=100)]×[塗膜内の小粒径鱗片の体積V]×[アルミ鱗片の密度dp]
/(([単位塗膜体積V]−[塗膜内の大粒径鱗片の体積V]−V)×[樹脂密度dm]) ・・・式(2)
図3に示す単位面積当たりの塗膜(単位塗膜)において、塗膜内の小粒径鱗片の体積V、単位塗膜体積V、塗膜内の大粒径鱗片の体積Vは、以下のように表される。
=π/4×[小粒径鱗片の粒径D×[小粒径鱗片の厚さts]×[単位面積内の個数(=4)]
=[大粒径鱗片の粒径Dの2倍径の正方形面積]×[塗膜厚tc]
=π/4×D ×tc
また、小粒径鱗片の添加部数wsは、下記の式(3)により算出できる。
小粒径鱗片の添加部数ws=
100×dp/dm×(π×D ×ts)
/(4×D ×tc−tc×π/4×D −π×D ×ts)
・・・式(3)
本実施形態において、アルミ鱗片の密度dpは、およそ2.5g/cmとなる。また、樹脂密度dmは、およそ1.2〜1.4g/cmとなる。小粒径鱗片の粒径D、大粒径鱗片の粒径Dは、選択した材料の値となる。また、小粒径鱗片の厚さtsは、選択した材料の水面拡散面積から算出される値となる。したがって、メタリック層22の塗膜厚tcを任意に設定することにより、小粒径鱗片の添加部数wsを定めることができる。なお、塗膜厚tcは、tc≧4×tで設定することが望ましい。
メタリック層22において、樹脂22cに対する金属鱗片の混合比率は、樹脂22cの100質量部に対して、金属鱗片が40質量部以下とすることが好ましい。また、金属鱗片の混合比率における下限は、輝度及び塗布量の限界を考慮して、20質量部以上とすることが好ましい。メタリック層22において、大粒径鱗片22aと小粒径鱗片22bを合せた添加量が40質量部以下で、大粒径鱗片22aが35(〜40)質量部のとき、樹脂22cと大粒径鱗片22aの面積(体積)比率は、およそ4:1となる。これによれば、大粒径鱗片22aの厚さと同じ厚さの塗膜を1層分塗ると、図3に示す正方形(一辺が粒径D×2)において、大粒径鱗片22aが1個収まる計算となる。したがって、大粒径鱗片22aの厚さと同じ厚さの塗膜を4層分塗ると、図3に示すように、平面視において、正方形の枠内に4個の大粒径鱗片22aが収まることになる。
樹脂22cとしては、バインダーとして使用できるものであれば、特に制限されないが、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(塩酢ビ)、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とを混合した組成物等が挙げられる。樹脂22cとしては、これら材料を1種又は2種以上を組み合わせて使用される。また、樹脂22cには、着色顔料、着色染料等が添加される。
上述した大粒径鱗片22a、小粒径鱗片22b、樹脂22c及び溶剤を混合した塗料を、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷等の手法により支持体10(着色不透明層21)の表面に塗布し、乾燥させる。これにより、支持体10と反対側の表層に大粒径鱗片22aと小粒径鱗片22bとが混在した層構成(図2参照)を有するメタリック層22を形成できる。
なお、メタリック層22の層厚(dry)は、1μm〜10μm程度とする事ができる。例えば、約3〜5μm程度である。
次に、実施例及び比較例を示して、本発明を更に詳細に説明する。但し、本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではない。
後述する実施例及び比較例1、2において、「リーフィングタイプのアルミ鱗片」は、実施形態の小粒径鱗片22bに相当する。「ノンリーフィングタイプのアルミ鱗片」は、実施形態の大粒径鱗片22aに相当する。なお、比較例1は、小粒径鱗片22bとして、ノンリーフィングタイプのアルミ鱗片を使用した例を示している。
(実施例)
支持体10として、50μmのPETフィルム(「A4300」 東洋紡株式会社製)を用意した。また、アルミニウム顔料を含むインキとして、アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とを混合した組成物(「化X−Z」 昭和インク工業株式会社製)に、粒径10μm(厚み0.17μm)のリーフィングタイプのアルミ鱗片(「0870TS」 東洋アルミニウム株式会社製)を樹脂100質量部に対して1.5質量部となるように添加し、更に粒径25μm(厚み0.40μm)のノンリーフィングタイプのアルミ鱗片(「MG600」 東洋アルミニウム株式会社製)を樹脂100質量部に対して36質量部となるように添加したグラビアインキを用意した。このグラビアインキを支持体10の一方の面に印刷し、厚さ3μmの装飾層20(メタリック層のみ)を形成することにより、実施例の化粧シートを作製した。
(比較例1)
リーフィングタイプのアルミ鱗片を、粒径9μm(厚み0.15μm)のノンリーフィングタイプのアルミ鱗片(「260M−S」 東洋アルミニウム株式会社製)に変更し、このアルミ鱗片を樹脂100質量部に対して1.1質量部となるように添加した以外は、上記実施例と同じ条件で比較例1の化粧シートを作製した。
(比較例2)
リーフィングタイプのアルミ鱗片として、粒径15μm(厚み0.13μm)のアルミ鱗片(「30T」 東洋アルミニウム株式会社製)に変更し、このアルミ鱗片を樹脂100質量部に対して1.7質量部となるように添加した。また、ノンリーフィングタイプのアルミ鱗片を、粒径33μm(厚み0.73μm)に変更した。これ以外は、上記実施例と同じ条件で比較例2の化粧シートを作製した。
上記3種類の化粧シートについて、メタリック層の断面と密着性について評価を行った。
メタリック層の断面をSEM(Scanning Electron Microscope:走査型電子顕微鏡)で撮影し、SEM画像にて評価した。SEM画像において、小粒径鱗片がメタリック層の最表層(支持体と反対側の最表層)に平行に配列している場合を「○」とし、それ以外を「×」とした。
密着性の試験では、サンプルとなる化粧シートを台に固定し、JIS K5600−5−6に準拠したクロスカット法により試験した。密着性の試験では、化粧材からのメタリック層の剥離の有無を観察した。試験結果の分類が0(剥離なし)又は1(剥離が5%以内)を「○」とし、それ以外を「×」とした。
実施例及び比較例1、2の各化粧シートについて、上記各試験項目による評価結果を図4に示す。図4は、実施例及び比較例1、2の評価結果を説明する図である。
(評価結果)
実施例の化粧シートは、SEM画像において、小粒径鱗片がメタリック層の最表層に平行に配列していることが観察され、輝度が向上していることが確認された。また、実施例の化粧シートは、装飾層の最表層において剥がれが観察されず、密着性に優れていることが確認された。なお、評価項目にはないが、実施例の化粧シートは、装飾層の鏡面性が向上し、アルミ鱗片の偏在によるムラ(粒子感)が改善されていることが確認された。
比較例1の化粧シートは、密着性については、実施例と同等の結果が得られた。しかし、比較例1の化粧シートは、メタリック層の最表層に小粒径鱗片が平行に配列していないことが確認された。これは、比較例1の化粧シートでは、小粒径鱗片と大粒径鱗片をすべてノンリーフィングタイプとしたため、小粒径鱗片が塗膜内に分散してしまったためと考えられる。このように、比較例1の化粧シートでは、メタリック層の最表層に小粒径鱗片が平行に配列していないため、実施例と同じ輝度は得られなかった。
比較例2の化粧シートは、メタリック層の層構成については、実施例と同等の結果が得られた。しかし、比較例2の化粧シートは、装飾層の剥がれが観察され、密着性が低いことが確認された。これは、比較例2の化粧シートでは、小粒径鱗片の粒径を大きくしたため、メタリック層の最表層に小粒径鱗片と大粒径鱗片とが多く混在することになり、装飾層の最表層における密着性が低下したものと考えられる。なお、比較例2(図4)において、カッコ内の数値は、大粒径鱗片の粒径を実施例と同じ25μmとした場合の値を示している。
以上の結果から、実施例の化粧シートは、装飾層として蒸着膜を形成する方法に比べて低コストでありなら、輝度及び最表層の密着性ともに優れていることが明らかとなった。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
実施形態では、メタリック層22を形成する大粒径鱗片22a及び小粒径鱗片22bの好ましい材料として、アルミニウム顔料を用いた例について説明したが、これに限定されない。大粒径鱗片22a及び小粒径鱗片22bの材料は、他の金属材料(例えば、鉄、銅、ニッケル等)又はこれらの合金材料等であってもよい。
実施形態の化粧シート1は、単体でも使用できるが、支持体10の裏面側(装飾層20と反対側)に粘着層を形成し、板材の表面に貼り付けて使用してもよい。化粧シート1が貼り付けられる板材としては、例えば、無機材、木材、樹脂等の材料からなる板、壁等が挙げられる。このうち、無機材としては、例えば、石材、コンクリート、ガラス、金属等が挙げられる。また、板材は、無機材からなる陶磁器等の焼き物(窯業系組成物)であってもよい。
1 化粧シート
10 支持体
20 装飾層
21 着色不透明層
22 メタリック層
22a 大粒径の金属鱗片(大粒径鱗片)
22b 小粒径の金属鱗片(小粒径鱗片)
22c 樹脂
23 絵柄模様層
23a 絵柄層
23b 着色透明層
30 保護層

Claims (8)

  1. 支持体と、装飾層と、が積層された化粧シートであって、
    前記装飾層は、大粒径の金属鱗片及び小粒径の金属鱗片を複数含有した樹脂からなるメタリック層を有し、
    前記メタリック層は、前記支持体と反対側の表層に前記大粒径の金属鱗片と、前記小粒径の金属鱗片とが混在している、
    化粧シート。
  2. 請求項1に記載の化粧シートであって、
    前記小粒径の金属鱗片は、前記メタリック層の厚み方向において、前記支持体と反対側の表層側に多く分布している、
    化粧シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の化粧シートであって、
    前記大粒径の金属鱗片は、前記メタリック層の厚み方向に一様に分布し且つ層方向に沿って平行に配列している、
    化粧シート。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の化粧シートであって、
    前記小粒径の金属鱗片の粒径は、前記大粒径の金属鱗片の粒径の0.42倍未満であり、
    前記メタリック層は、樹脂が100質量部に対して金属鱗片が40質量部以下である、
    化粧シート。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の化粧シートであって、
    前記装飾層は、前記メタリック層の前記支持体と反対側の面に絵柄層及び着色透明層のうち少なくとも一方を有する、
    化粧シート。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の化粧シートであって、
    前記装飾層は、前記支持体と反対側の最も外側の面に保護層を有する、
    化粧シート。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の化粧シートであって、
    前記装飾層は、前記メタリック層の前記支持体の側の面に着色不透明層を有する、
    化粧シート。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の化粧シートの製造方法であって、
    ノンリーフィングタイプの大粒径の金属鱗片及びリーフィングタイプの小粒径の金属鱗片と樹脂とを混合した塗膜を前記支持体の表面に形成する工程と、
    前記支持体の表面に形成した前記塗膜を乾燥させて、前記支持体と反対側の表層に前記大粒径の金属鱗片と、前記小粒径の金属鱗片とが混在した前記メタリック層を形成する工程と、
    を含む化粧シートの製造方法。
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