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JP2020047960A - フィーダの管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィーダに関する管理情報の編集を適正に制御して、誤った部品種の電子部品が供給されることを防止するフィーダの管理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】フィーダの管理装置は、複数のフィーダの各々を特定する識別符号に、各々のフィーダに装填されたキャリアテープに収納された電子部品の部品種が関連付けられた管理情報を有するデータ管理部と、フィーダの識別符号に関連付けられた部品種の変更を伴う管理情報の編集を受け付けた場合に、当該編集の許否を判定する編集制御部と、を備える。前記編集制御部は、前記フィーダに装填されている前記キャリアテープの数量が0である場合に前記管理情報の編集を許可する。
【選択図】図6

Description

本発明は、部品実装機に用いられるフィーダを管理対象とする管理装置に関する。
部品実装機は、例えば特許文献1に示されるテープ式、または特許文献2に示されるバルク式のフィーダを複数備える。複数のフィーダの各々は、装填される電子部品の部品種を関連付けられて、ホストコンピュータなどの管理装置により管理される。管理装置は、例えば部品実装機による実装処理に際して、フィーダを装着する部品実装機や電子部品の補給などを作業者に案内する。なお、管理装置は、フィーダに装填される電子部品の部品種が変更される場合には、フィーダに部品種が関連付けられた管理情報を作業者による入力情報に基づいて更新する。
特開2011−077096号公報 特開2009−295618号公報
ところで、フィーダは、テープ式ではテープリールをセットされ、またバルク式では部品収容ケースをセットされて、電子部品をそれぞれ装填される。しかしながら、テープリールや部品収容ケースを交換した場合に、フィーダ本体に交換前の電子部品が残存することがある。そのため、電子部品が残存した状態でフィーダの管理情報が更新されると、管理情報における部品種と相違する部品種の電子部品が供給されるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、フィーダに関する管理情報の編集を適正に制御して、誤った部品種の電子部品が供給されることを防止するフィーダの管理装置を提供することを目的とする。
請求項1に係るフィーダの管理装置は、部品実装機の部品供給装置に用いられるフィーダを管理対象とする。フィーダの管理装置は、複数の前記フィーダの各々を特定する識別符号に、各々の前記フィーダに装填されたキャリアテープに収納された前記電子部品の部品種が関連付けられた管理情報を有するデータ管理部と、前記フィーダの前記識別符号に関連付けられた前記部品種の変更を伴う前記管理情報の編集を受け付けた場合に、当該編集の許否を判定する編集制御部と、を備える。前記編集制御部は、前記フィーダに装填されている前記キャリアテープの数量が0である場合に前記管理情報の編集を許可する。
請求項1に係る発明の構成によると、フィーダに関する管理情報に対する編集要求は、当該フィーダに装填されているキャリアテープの数量によって許可するか拒否するかを判定される。これにより、フィーダに電子部品が残存している場合などに当該フィーダに関する管理情報に対する編集要求を許否できるので、管理情報における部品種と実際に装填されている電子部品の部品種が相違することが防止される。このように、管理装置は、管理情報の編集を適正に制御して、誤った部品種の電子部品が供給されることを防止できる。
実施形態における生産ラインの一部を示すブロック図である。 図1の生産ラインを構成する部品実装機の全体を示す平面図である。 フィーダの管理情報を示す図である。 キャリアテープの一部を示す上面図である。 フィーダを示す全体図である。 管理情報の編集制御を示すフローチャートである。
以下、本発明のフィーダの管理装置を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。実施形態において、回路基板に電子部品を実装する部品実装機にフィーダの管理装置が組み込まれた構成を例示する。部品実装機は、例えば集積回路などの回路基板製品を製造する生産ラインを構成する。
<実施形態>
(生産ライン1の構成)
生産ライン1は、図1に示すように、ネットワークを介してホストコンピュータ2と通信可能に接続された複数の生産設備により構成される。この生産設備には、部品実装機3の他に、例えばスクリーン印刷機や実装検査機、リフロー炉などが含まれる。部品実装機3を含む生産設備は、ネットワークを介してホストコンピュータ2と種々のデータを入出力可能に構成されている。
ホストコンピュータ2は、生産ライン1の動作状況を監視し、部品実装機3を含む生産設備の制御を行う。このホストコンピュータ2は、ハードディスクやフラッシュメモリなどにより構成される記憶装置を有する。ホストコンピュータ2には、部品実装機3を制御するための各種データが記憶されている。
具体的には、ホストコンピュータ2は、生産される回路基板製品の種類や生産量を含む生産計画や、部品実装機3を動作させるための制御プログラム、複数のフィーダ50の管理に用いられる管理情報M1などを記憶している。ホストコンピュータ2は、各生産設備における生産処理の実行に際して、制御プログラムなどの各種データを各生産設備に適宜送出する。
(部品実装機3の構成)
生産ライン1を構成する複数台の部品実装機3は、図2に示すように、基板搬送装置10と、部品供給装置20と、部品移載装置30と、制御装置40とを備える。以下の説明において、部品実装機3の水平幅方向(図2の左右方向)をX軸方向とし、部品実装機3の水平長手方向(図2の上下方向に)をY軸方向とし、X軸およびY軸に垂直な鉛直方向(図2の前後方向)をZ軸方向とする。
基板搬送装置10は、ベルトコンベアなどにより構成され、基板Bdを搬送方向へと順次搬送する。基板搬送装置10は、部品実装機3の機内における所定の位置に基板Bdを位置決めする。そして、基板搬送装置10は、部品実装機3による実装処理が実行された後に、基板Bdを部品実装機3の機外に搬出する。
部品供給装置20は、基板Bdに装着される電子部品を供給する。部品供給装置20は、X軸方向に並んで配置された複数のスロット21および複数のリール保持部22を有する。複数のスロット21には、フィーダ50が着脱可能にそれぞれセットされる。部品供給装置20は、フィーダ50によりキャリアテープ80を送り移動させて、フィーダ50の先端側(図2の上側)に位置する取出し部Nt(図4を参照)において電子部品を供給する。フィーダ50の構成の詳細については、後述する。
リール保持部22は、キャリアテープ80が巻回された第一リール61および第二リール62を交換可能に保持する。第一リール61および第二リール62は、各フィーダ50に対してY方向に並列して1つずつ配置される。つまり、リール保持部22は、1つのフィーダ50に対して第一リール61および第二リール62からキャリアテープ80を供給可能に構成されている。
部品移載装置30は、X軸方向およびY軸方向に移動可能に構成される。部品移載装置30は、部品実装機3の長手方向の後部側(図2の上側)から前部側の部品供給装置20の上方にかけて配置されている。部品移載装置30は、ヘッド駆動装置31、実装ヘッド32を備える。ヘッド駆動装置31は、直動機構により移動台をXY軸方向に移動可能に構成されている。実装ヘッド32は、ヘッド駆動装置31の移動台に着脱可能に設けられている。
また、実装ヘッド32には、図示しない複数の吸着ノズルが着脱可能に設けられる。実装ヘッド32は、Z軸と平行なR軸回りに回転可能に、且つ昇降可能に各吸着ノズルを支持する。各吸着ノズルは、実装ヘッド32に対する昇降位置や角度、負圧の供給状態を制御される。各吸着ノズルは、負圧を供給されることにより、フィーダ50の取出し部Ntにおいて供給される電子部品を吸着して保持する。
(制御装置40の構成)
制御装置40は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成され、電子部品の実装処理を制御する。制御装置40は、図1に示すように、操作盤41と、実装制御部42と、データ管理部43と、編集制御部44とを有する。操作盤41は、制御装置40が有する各種データを表示する。操作盤41は、表示された各種データの編集を受け付ける。
実装制御部42は、部品移載装置30の実装ヘッド32の位置や吸着機構の動作を制御する。より詳細には、実装制御部42は、部品実装機1に複数設けられた各種センサから出力される情報、ホストコンピュータ2から取得した制御プログラムに基づいて実装処理を実行する。これにより、実装ヘッド32に設けられた吸着ノズルの位置および回転角度が制御される。
データ管理部43は、複数のフィーダ50の管理に用いられる各種データを取得して保持する。上記の各種データには、ホストコンピュータ2から取得する管理情報M1が含まれる。上記の管理情報M1は、図3に示すように、複数のフィーダの各々を特定するフィーダID(識別符号)に、フィーダタイプ、フィーダ50に装填された電子部品の部品種、および電子部品の装填状態が関連付けられている。
また、データ管理部43は、操作盤41が管理情報M1に対する編集を受け付けた場合に、当該編集に関する入力情報を取得して保持する。管理情報M1の「編集」には、フィーダ50に対して新規に部品種を関連付ける登録と、フィーダ50に既に関連付けられた部品種について別の部品種に変更する更新とが含まれる。また、データ管理部43は、部品供給装置20のスロット21にセットされたフィーダ50と通信して、フィーダ50の状態を含む各種情報を取得して保持する。
編集制御部44は、操作盤41が受け付けた管理情報M1に対する編集を制御する。編集制御部44は、フィーダ50のフィーダIDに関連付けられた部品種の変更を伴う管理情報M1の編集を受け付けた場合に、当該フィーダ50における電子部品の装填状態に基づいて、当該編集の許否を判定する。管理情報M1の編集制御の詳細については後述する。
(キャリアテープ80の構成)
キャリアテープ80は、上記のようにリール保持部22に保持された第一リール61および第二リール62に巻回されている。キャリアテープ80は、多数の電子部品などの部品を一列に収納する。キャリアテープ80は、図4に示すように、ベーステープ81と、カバーテープ82とを有する。
ベーステープ81は、紙材や樹脂等の可撓性を有する材料により形成されている。ベーステープ81は、幅方向(図4の上下方向)の中央部に形成された部品収納部81aを有する。部品収納部81aは、底部を有する凹状からなる。部品収納部81aは、ベーステープ81の搬送方向(長手方向であって、図4の左右方向)に一定の間隔で形成される。それぞれの部品収納部81aには、一つの部品が収納される。
また、ベーステープ81は、幅方向の一方側の縁部に形成された送り穴81bを有する。送り穴81bは、ベーステープ81の搬送方向に一定の間隔で形成される。送り穴81bは、上下方向(キャリアテープ80の厚み方向)に貫通するように形成されている。本実施形態においては、送り穴81b同士の間隔は、部品収納部81a同士の間隔よりも小さく設定されている。
カバーテープ82は、薄い膜状の高分子フィルムにより形成されている。カバーテープ82の幅方向の両端部は、ベーステープ81の上面に接着されている。これにより、カバーテープ82は、部品収納部81aの開口部を閉塞する。このようなキャリアテープの構成により、ベーステープ81の部品収納部81aに収納された部品の脱落が防止されている。
(フィーダ50の構成)
フィーダ50は、部品供給装置20のスロット21にセットされ、リール保持部22に保持された第一リール61および第二リール62からキャリアテープ80を供給される。フィーダ50は、挿入部Niから挿入されたキャリアテープ80を送り移動させて、取出し部Ntにおいて部品を取り出し可能に供給する。このように、フィーダ50は、本実施形態において、テープ式を採用したテープフィーダであって、キャリアテープ80を装填されて当該キャリアテープ80に収納された電子部品を装填される。
また、フィーダ50は、使用中のキャリアテープ80と補給用のキャリアテープを接続(スプライシング)することなく、継続して部品を供給可能に構成される。具体的には、フィーダ50は、使用中のキャリアテープ80(以下、「搬送テープT1」とも称する)の上方に補給用のキャリアテープ80(以下、「補給テープT2」とも称する)を重ねた状態で待機させる(図5を参照)。そして、補給テープT2は、搬送テープT1が終わると、搬送テープT1の終端を追従するように送り移動が開始される。送り移動が開始された補給テープT2は、使用中のキャリアテープ80(搬送テープT1)となる。
フィーダ50は、図5に示すように、ケース51と、レール52と、第一駆動装置53と、第二駆動装置54と、テープ送出ユニット55と、テープ剥離ユニット56と、複数の検出センサ57〜59とを備える。ケース51は、扁平な箱形状に形成され、部品供給装置20のスロット21に差し込まれて固定される。レール52は、ケース51の後部側の挿入部Niから前部側の取出し部Ntに亘って設けられている。レール52の上面は、キャリアテープ80の搬送路の一部を構成している。
第一駆動装置53は、取出し部Ntにおけるレール52の下方に設けられた一対のスプロケットを有する。第二駆動装置54は、挿入部Niにおけるレールの下方に設けられた一対のスプロケットを有する。各スプロケットは、レール52に形成された窓部からレール52の上面側に一部が突出するように配置されて、キャリアテープ80の送り穴81bに係合可能に構成される。
第一駆動装置53および第二駆動装置54は、図示しないステッピングモータにより各スプロケットを同期して回転駆動させる。このような構成から第一駆動装置53は、レール52上のキャリアテープ80を取出し部Ntに引き込むように駆動する引き込み機構を構成する。また、第二駆動装置54は、挿入部Niにキャリアテープ80の始端が挿入された場合に、当該挿入部Niから取出し部Ntまでキャリアテープ80の始端を送り移動させる送り出し機構を構成する。
テープ送出ユニット55は、キャリアテープ80の搬送方向において、第二駆動装置54が位置するレール52の上方に配置される。テープ送出ユニット55は、レール52との間に介在するキャリアテープ80をレール52に押し付ける。これにより、テープ送出ユニット55は、キャリアテープ80の送り穴81bに第二駆動装置54のスプロケットが係合することを補助する。また、テープ送出ユニット55は、使用中の搬送テープT1に対して予約的に挿入された補給テープT2を保持する。
テープ剥離ユニット56は、キャリアテープ80の搬送方向において、第一駆動装置53のスプロケットが位置するレール52の上方に配置される。テープ剥離ユニット56は、送り移動されるキャリアテープ80のカバーテープ82をベーステープ81から剥離して、取出し部Ntにおいて部品を外部に露出させる。また、テープ剥離ユニット56は、ベーステープ81から剥離されたカバーテープ82を廃棄ダクトへと案内する。
複数の検出センサ57〜59は、レール52上の異なる3箇所の位置(取出し部Nt、中間部Nn、挿入部Ni)におけるキャリアテープ80の有無を検出する。本実施形態において、取出し部Ntに配置される第一の検出センサ57は、レール52上のキャリアテープ80との接触により取出し部Ntにおけるキャリアテープ80の有無を検出する。取出し部Ntと挿入部Niとの間に位置する中間部Nnに配置される第二の検出センサ58は、レール52上のキャリアテープ80との接触により中間部Nnにおけるキャリアテープ80の有無を検出する。
また、挿入部Niに配置される第三の検出センサ59は、テープ送出ユニット55の動作状態(例えば、キャリアテープ80をレール52に押し付ける動作状態)により、挿入部Niにおけるキャリアテープ80(搬送テープT1)、および補給用のキャリアテープ80(補給テープT2)の有無を検出する。つまり、第三の検出センサ59は、フィーダ50に装填されているキャリアテープ80の数量(本実施形態においては、0〜2)を検出する。
このような構成からなるフィーダ50は、リセット状態では、挿入部Niにキャリアテープ80の始端を挿入された後に、第二駆動装置54の駆動によりキャリアテープ80の始端が中間部Nnを経由して取出し部Ntまで自動で送り移動され、キャリアテープ80を装填される。なお、上記のフィーダ50の「リセット状態」とは、フィーダ50にキャリアテープ80が装填されていない状態、即ちレール52上の何れの位置にもキャリアテープ80がない装填状態をいう。
このように、本実施形態のフィーダ50は、挿入部Niに送り出し機構(第二駆動装置54)を有するオートローディングタイプである。また、複数の検出センサ57〜59は、キャリアテープ80が送り移動された場合に、キャリアテープ80を順次検出して、フィーダ50の制御部を介して部品実装機1の制御装置40に検出結果を送出する。
フィーダ50は、補給用のキャリアテープ80が挿入されていない状態で、使用中のキャリアテープ80の終端が挿入部Niを通過した場合には、第一駆動装置53によりキャリアテープ80を取出し部Ntまで引き込むように送り移動可能に構成されている。このとき、フィーダ50は、取出し部Ntおよび中間部Nn、または取出し部Ntのみでキャリアテープ80を検出センサ57〜59が検出可能な状態となる。
なお、上記のようなキャリアテープ80の状態において、フィーダ50は、残存するキャリアテープ80に継続して別のキャリアテープ80を補給することが可能である。具体的には、別のキャリアテープ80の始端が挿入部Niに挿入された後に、フィーダ50は、当該別のキャリアテープ80の始端が残存するキャリアテープ80の終端に接触するまで第二駆動装置54を駆動させる。その後に、第一駆動装置53および第二駆動装置54を同期して駆動することにより、フィーダ50は、電子部品を連続的に供給することが可能となる。
また、フィーダ50は、装填されているキャリアテープ80の除去処理を実行することが可能である。具体的には、フィーダ50は、第一駆動装置53および第二駆動装置54を電子部品の供給時とは反対側に駆動させて、取出し部Nt側から挿入部Ni側に向かってキャリアテープ80を戻すように送り移動させてキャリアテープ80を除去する。その他に、フィーダ50は、挿入部Niをキャリアテープ80の終端が通過した後に、挿入部Niから取出し部Ntまでの経路の長さ以上に送り移動させてキャリアテープ80を除去する。
(管理情報M1の編集制御)
上述した部品実装機3における制御装置40の操作盤41、データ管理部43、および編集制御部44は、フィーダ50を管理対象とする管理装置70を構成する(図1を参照)。ここで、管理装置70による管理情報M1の編集制御について説明する。管理装置70は、作業者による操作盤41への操作によって、管理情報M1の編集を受け付けた場合に、図6に示すような管理情報M1の編集制御を実行する。
ここでは、作業者による管理情報M1の編集要求は、部品供給装置20のスロット21に通信可能にセットされた一のフィーダ50に対して、特定の部品種の電子部品を収容したキャリアテープ80を装填したことを管理情報M1に登録または変更する要求である。データ管理部43は、先ず操作盤41を介して受け付けた編集の対象であるフィーダ50のフィーダID(識別符号)および入力された部品種を取得する(ステップ11(以下、「ステップ」を「S」と表記する))。
ここで、データ管理部43によるフィーダIDおよび部品種の取得には種々の方法が採用し得る。例えば、フィーダ50に付された識別コードを、管理装置70のコードリーダ(図示しない)により読み取ることにより、識別コードに記録されたフィーダIDが取得される。同様に、キャリアテープ80が巻回されたリール(第一リール61、第二リール62)に付された識別コードを、管理装置70のコードリーダにより読み取ることにより、当該リールに巻回されたキャリアテープ80に収納された電子部品の部品種が取得される。上記の識別コードとしては、バーコードや二次元コード、文字列、模様、色彩またはこれらの結合体が採用され得る。
また、データ管理部43は、作業者によりスロット21を特定するスロット番号などの入力によって一のフィーダ50が指定された場合には、当該フィーダ50との通信によりフィーダ50の制御部に記憶されたフィーダIDを取得してもよい。上記の他に、データ管理部43は、例えば、作業者により操作盤41に直接入力されたフィーダIDや部品種を、編集の対象であるフィーダ50のフィーダIDおよび部品種としてもよい。
次に、データ管理部43は、フィーダIDに必要な情報を付加したデータをホストコンピュータ2に送出する(S12)。ホストコンピュータ2に送出される必要な情報には、例えば部品実装機3の種別、管理情報M1の送信要求、フィーダ50の稼働状態などが適宜含まれる。これにより、ホストコンピュータ2は、複数の部品実装機3に共通して使用可能なフィーダ50の管理情報M1から少なくとも要求のあったフィーダIDに対応する情報(図3の一列分の情報に相当する)を選出する。
ホストコンピュータ2は、フィーダIDおよび管理情報M1の送信要求を行った部品実装機3に管理情報M1を送出する。データ管理部43は、ホストコンピュータ2から送出された管理情報M1を取得する(S13)。ここでは、管理情報M1の編集を受け付けた場合に、ホストコンピュータ2から管理情報M1を取得した。これに対して、制御装置40が種々のタイミングで管理情報M1を予め取得して記憶する構成としてもよい。
つまり、データ管理部43は、例えば部品実装機3の電源が投入された場合に、スロット21にセットされている全てのフィーダ50に関する管理情報M1を予め取得する構成としてもよい。また、データ管理部43は、スロット21にフィーダ50がセットされて通信可能となったことを検出して、当該フィーダ50に対応する管理情報M1の一部を取得する構成としてもよい。
編集制御部44は、管理情報M1におけるフィーダIDに対応した部品種と、S11にて取得した部品種とが異なるか否かを判定する(S14)。部品種が一致する場合には(S14:N)、部品種の変更がないため、管理情報M1の編集が許可される。または、管理情報M1における部品種が未登録の場合には(S14:N)、部品種の新規登録であるため、管理情報M1の編集が許可され、管理情報M1の編集処理が実行される(S17)。
一方で、部品種が異なる場合には(S14:Y)、編集制御部44は、フィーダIDに関連付けられた部品種の変更を伴う管理情報M1の編集を受け付けたものとして、フィーダ50における電子部品の装填状態に基づいて、当該編集の許否を判定する。そこで、編集制御部44は、先ずフィーダ50の装填状態の認識処理を実行する(S15)。具体的には、編集制御部44は、フィーダ50の装填状態として、フィーダ50に装填された現在のテープ数量、フィーダ50からキャリアテープ80を除去する除去処理が実行されたか否かを記録する除去情報などをデータ管理部43より取得する。
ここで、フィーダ50の「現在のテープ数量」は、フィーダ50の複数の検出センサ57〜59による検出結果に基づいて割り出され、本実施形態においては0〜2の何れかにより示される。また、編集制御部44は、装填されたキャリアテープ80の終端がフィーダ50の外部(リール保持部22側)、挿入部Niから中間部Nnの間、中間部Nnから取出し部Ntまでの間の何れにあるかを装填状態として認識する。
また、フィーダ50の「除去情報」は、作業者による登録により、または一定の動作によりフィーダ50の内部にキャリアテープ80が残存していないリセット状態となったか否かを示す。データ管理部43は、例えば検出センサ57〜59による検出結果や第一駆動装置53、第二駆動装置54の駆動履歴などに基づいて、除去処理が実行されたことを認識して記録する。
続いて、編集制御部44は、S15にて認識されたフィーダ50の装填状態に基づいて、管理情報M1の編集の許否を判定する(S16)。ここで、編集制御部44は、予め定められた判定基準に従って編集の許否を判定する。この判定基準としては、例えば下記の判定基準(A)、(B)が想定される。判定基準(A)は、フィーダ50が現在リセット状態にあることを条件にする。つまり、編集制御部44は、フィーダ50に装填されているキャリアテープ80の数量が0である場合に、管理情報M1の編集を許可する。
また、判定基準(B)は、除去処理が実行された後に現在のキャリアテープ80が装填されたことを条件とする。つまり、編集制御部44は、フィーダ50が現時点ではリセット状態にないが、現在のキャリアテープ80がリセット状態を経た後に装填されたものと認識される場合に、作業者により意図する部品種の電子部品が装填されたものとみなして、管理情報M1の編集を許可する。
編集制御部44は、管理情報M1の編集を許可する場合には(S16:Y)、管理情報M1の編集処理を実行する(S17)。具体的には、編集制御部44は、フィーダ50のフィーダIDにS11にて取得した部品種を関連付ける。さらに、編集制御部44は、必要に応じて、当該フィーダIDに装填状態として、現在のテープ数量、および除去情報(処理なし)を記録するように、管理情報M1を編集する。
データ管理部43は、編集制御部44が編集処理(S17)を実行して編集された管理情報M1をホストコンピュータ2に送出する(S18)。なお、上記の判定基準(A)が設定されている場合には、フィーダ50は、管理情報M1の編集制御が終了した後に、対応する部品種の電子部品を収納したキャリアテープ80を装填される。
また、編集制御部44が管理情報M1の編集を許可しない場合には(S16:N)、管理装置70は、受け付けた編集の要求が有効でないものとしてエラーまたは警告を作業者に提示する(S19)。このエラー等の提示では、例えば上記の判定基準(A)が設定されている場合には、キャリアテープ80にキャリアテープ80が残存していることが作業者に提示される。
また、上記の判定基準(B)が設定されている場合には、除去処理が実行されておらず、現在装填されている電子部品の部品種と、編集により変更しようとする部品種が相違するおそれがあることが警告される。このように、管理装置70は、作業者に対してフィーダ50の除去処理の実行を促し、また変更しようとする部品種の入力に誤りがないかなどの確認を促す。これにより、管理情報M1における部品種と装填される電子部品の部品種が相違することが防止される。
上記のような編集制御により管理情報M1が適正に編集された場合には、ホストコンピュータ2は、編集された管理情報M1を取得して記憶する。そして、ホストコンピュータ2は、当該管理情報M1に基づいて、例えば所定の回路基板製品の生産に用いられるフィーダ50および装填する電子部品の部品種を案内し、また生産ライン1において当該フィーダ50をセットする部品実装機3を案内することができる。
(実施形態の構成による効果)
本実施形態に係るフィーダ50の管理装置70は、部品実装機3の部品供給装置20に用いられるフィーダ50を管理対象とする。フィーダ50の管理装置70は、複数のフィーダ50の各々を特定する識別符号(フィーダID)に、各々のフィーダ50に装填された電子部品の部品種が関連付けられた管理情報M1を有するデータ管理部43と、フィーダ50の識別符号に関連付けられた部品種の変更を伴う管理情報M1の編集を受け付けた場合に、当該フィーダ50における電子部品の装填状態に基づいて、当該編集の許否を判定する編集制御部44と、を備える。
このような構成によると、管理情報M1に対する編集要求は、フィーダ50における電子部品の装填状態によって許可するか拒否するかを判定される(S16)。これにより、フィーダ50に電子部品が残存している場合などに管理情報M1に対する編集要求が拒否される(S16:N)。よって、編集によって管理情報M1における部品種と実際に装填されている電子部品の部品種が相違することが防止される。このように、管理装置70は、管理情報M1の編集を適正に制御して、誤った部品種の電子部品が供給されることを防止できる。
また、フィーダ50は、複数の電子部品が一定の間隔で収納されたキャリアテープ80を挿入部から取出し部Ntまで送り移動させて、取出し部Ntにおいて電子部品を取り出し可能に供給するテープフィーダである。
テープ式のフィーダ50は、フィーダ50の内部において経路に沿ってキャリアテープ80を取り回す必要がある。そのため、キャリアテープ80の終端がフィーダ50の挿入部Niを通過した状態で、フィーダ50の内部にキャリアテープ80が残存することがある。このような場合に、作業者が別の部品種の電子部品を収容したキャリアテープ80を装填して管理情報M1を編集すると、管理情報M1の部品種と実際にフィーダ50に装填されている電子部品(残存するキャリアテープ80に収納された電子部品)の部品種が相違する。そこで、テープフィーダを管理対象として、管理情報M1の編集を適正に制御することは特に有用である。
また、テープフィーダ(フィーダ50)は、挿入部Niにキャリアテープ80の始端が挿入された場合に、当該挿入部Niから取出し部Ntまでキャリアテープ80の始端を送り移動させる送り出し機構(第二駆動装置54)を有する。
このような構成によると、フィーダ50は、送り出し機構(第二駆動装置54)を有するオートローディングタイプであり、残存するキャリアテープ80に継続して別のキャリアテープ80を補給することが可能である。そのため、別の部品種の電子部品を収容するキャリアテープ80を装填する場合に、残存するキャリアテープ80の存在が看過されやすく、補給用のキャリアテープ80が装填されて管理情報M1を編集すると、部品種の相違が生じる。そこで、オートローディングタイプのフィーダ50を管理対象として、管理情報M1の編集を適正に制御することは特に有用である。
また、テープフィーダ(フィーダ50)は、取出し部Ntにおけるキャリアテープ80の有無を検出可能な検出センサ57を有する。編集制御部44は、装填状態として検出センサ57による検出結果を取得して、当該装填状態に基づいて管理情報M1の編集の許否を判定する。
このような構成によると、管理装置70の編集制御部44は、フィーダ50の第一の検出センサ57による検出結果に基づいて、取出し部Ntにおけるキャリアテープ80の有無を認識して管理情報M1の編集の許否を判定できる。これにより、終端が挿入部Niを通過した状態でフィーダ50に残存するキャリアテープ80の有無を反映して、管理情報M1に対する編集を確実に制御することができる。
また、装填状態には、テープフィーダ(フィーダ50)に装填されているキャリアテープ80の数量が含まれる。
本実施形態において、フィーダ50に装填されるキャリアテープ80の数量は、待機テープを含めて0〜2の間で変動する。このようなキャリアテープ80の数量を装填状態として認識することにより、管理装置70は、フィーダ50における装填状態を簡易に認識することができる。よって、管理情報M1の編集を確実に制御しつつ、当該編集制御における負荷を軽減できる。
また、編集制御部44は、テープフィーダ(フィーダ50)に装填されているキャリアテープ80の数量が0である場合に、編集を許可する。
このような構成(上記の判定基準(A)が設定されている構成)によると、管理情報M1に対する編集要求は、フィーダ50からキャリアテープ80が除去されたリセット状態にある場合に許可される。これにより、管理情報M1における部品種と実際に装填されている電子部品の部品種が相違することが確実に防止される。
また、装填状態には、テープフィーダ(フィーダ50)からキャリアテープ80を除去する除去処理が実行されたか否かを記録する除去情報が含まれる。
このような構成(上記の判定基準(B)が設定されている構成)によると、管理情報M1に対する編集要求は、装填状態に含まれる除去情報に基づいて許否を判定される。除去情報によりフィーダ50が一旦リセット状態とされたことが認識される場合には、作業者により意図する部品種の電子部品が装填されているものとみなすことができる。そこで、管理装置70は、前回の管理情報M1の編集後にキャリアテープ80の除去処理が実行された場合には管理情報M1の編集を許可して、編集を効率的に制御できる。
また、装填状態の除去情報には、テープフィーダ(フィーダ50)の挿入部Niをキャリアテープ80の終端が通過した後に、挿入部Niから取出し部Ntまでの経路の長さ以上に送り移動がされた場合に、除去処理が実行されたものとして記録される。
このような構成によると、キャリアテープ80の終端が挿入部Niを通過してから当該キャリアテープ80が経路の長さ以上に送り移動されている場合には、キャリアテープ80の終端は取出し部Ntを通過している状態にある。このような状態をもってキャリアテープ80の除去処理が実行されたものとして除去情報に記録することで、当該除去情報を含む装填状態に基づいて、管理情報M1の編集の許否の判定を正確に行うことができる。
<実施形態の変形態様>
(管理情報M1の編集制御について)
実施形態において、編集制御部44は、登録されている部品種(管理情報M1におけるフィーダIDに対応した部品種)と、編集の対象である部品種(S11にて取得した部品種)とが一致する場合には(S14:N)、部品種の変更がないものとして、管理情報M1の編集を許可する。S14における判定は、編集の前後における部品種に変更がない場合には、装填状態の認識処理(S15)などを省略して、編集制御を簡略化することなどを目的として実行される。これに対して、編集制御部44は、編集の前後における部品種の変更の有無についての判定(S14)を行わない構成としてもよい。
ここで、フィーダ50は、ホストコンピュータ2や部品実装機3と通信不能な保管庫などのオフラインにおいて、回路基板製品の生産の段取りとして事前に特定の部品種のキャリアテープ80を装填されることがある。このような場合には、フィーダ50に別の部品種のキャリアテープ80が残存していると、管理情報M1における部品種と残存するキャリアテープ80より供給される部品種が相違するおそれがある。そこで、編集制御部44は、ホストコンピュータ2や部品実装機3と通信可能なオンラインにおいて、キャリアテープ80の装填や当該装填に伴う管理情報M1の編集を許可する構成としてもよい。
具体的には、編集制御部44は、上記のように、編集の前後における部品種の変更の有無についての判定(S14)を実行しない。このような構成によると、編集制御部44は、管理情報M1の編集要求があった場合に、部品種の変更の有無に関わらず、オンラインのフィーダ50の装填状態の認識処理(S15)を実行し、当該処理の結果に基づいて編集の許否を判定する(S16)。これにより、管理情報M1の編集がより確実に制御され、誤った部品種の電子部品が供給されることを防止できる。
実施形態において、編集制御部44は、フィーダ50の装填状態の認識処理(S15)を実行。ここで、編集制御部44は、複数の検出センサ57〜59による検出結果に基づく現在のテープ数量などをデータ管理部43より取得して、フィーダ50の装填状態として認識する。これに対して、編集制御部44は、装填状態の認識処理(S15)において、その時刻における複数の検出センサ57〜59による検出結果を取得して、直接的に装填状態を認識するようにしてもよい。このような構成によると、管理情報M1の編集の要求があった時点におけるフィーダ50の装填状態に対応して、編集制御を実行することができる。
また、データ管理部43が第一駆動装置53や第二駆動装置54、テープ送出ユニット55などの動作を記録する構成として、装填状態の認識処理(S15)において、編集制御部44は、データ管理部43に記録された動作の履歴からフィーダ50の装填状態を推定してもよい。このような構成によると、例えば一部の検出センサを不要としてフィーダ50の製造コストを低減したり、また検出センサ57〜59による検出結果と併用することによって装填状態をより正確に認識したりすることが可能となる。
編集制御部44は、S16において、設定された判定基準(A)、(B)に従って、管理情報M1の編集の許否を判定する。これに対して、編集制御部44は、他の判定基準を設定して編集の許否を判定する構成としてもよい。具体的には、例えばキャリアテープ80の終端が挿入部Niよりもリール保持部22側に位置する場合に、編集制御部44は、管理情報M1の編集を許可してもよい。
オートローディングタイプのテープフィーダは、フィーダ50の内部に終端が引き込まれた状態のキャリアテープ80が存在する場合に、特に管理情報M1の編集を制限する必要性がある。一方で、キャリアテープ80の終端がリール保持部22側に突出している場合には、作業者による視認が容易であり、作業者が意図した部品種のキャリアテープ80が装填されているものとみなすことが可能である。
そこで、編集制御部44は、例えば、取出し部Ntにおけるテープ数量に対して挿入部Niにおけるテープ数量が同数または多数(補給テープT2が挿入されている状態)の場合に、管理情報M1の編集を許可する。反対に、編集制御部44は、取出し部Ntにおけるテープ数量に対して挿入部Niにおけるテープ数量が少数(終端が挿入部Niを通過した状態)の場合に、管理情報M1の編集を拒否する。ただし、より確実に管理情報M1の編集を制御するという観点からは、実施形態にて例示した判定基準(A)、(B)を採用する構成が好適である。
(フィーダ50について)
実施形態において、フィーダ50は、オートローディングタイプのテープフィーダである。これに対して、フィーダ50は、キャリアテープ80を送り移動させる機構としては、送り出し機構である第二駆動装置54を有しない構成としてもよい。このような構成のフィーダは、リセット状態になるたびにキャリアテープ80を補給されるタイプ、またはキャリアテープ80同士を接続するスプライシングタイプのテープフィーダである。
また、フィーダ50は、テープフィーダの他に、バルク式を採用したバルクフィーダとしてもよい。バルクフィーダは、部品収容ケースをセットされて電子部品を装填される。管理装置70の編集制御部44は、テープフィーダを管理対象とした場合と同様に、バルクフィーダにおける電子部品の装填状態に基づいて、管理情報M1の編集の許否を判定する。具体的には、バルクフィーダの部品収容ケースを除いたフィーダ本体において、例えば電子部品を外部に排出する供給部に検出センサを配置し、編集制御部44は、当該検出センサによる検出結果に基づいて電子部品の装填状態を認識するようにしてもよい。
このような構成によると、バルクフィーダに電子部品が残存している場合に管理情報M1に対する編集要求が拒否されるので、編集によって管理情報M1における部品種と実際に装填されている電子部品の部品種が相違することが防止される。よって、管理装置70は、管理情報M1の編集を適正に制御して、誤った部品種の電子部品が供給されることを防止できる。
(管理装置70について)
実施形態において、管理装置70は、操作盤41、データ管理部43、および編集制御部44により構成され、部品実装機3の制御装置40に組み込まれた構成である。これに対して、管理装置70は、部品実装機3に対する外部装置としてもよい。例えば、管理装置は、ホストコンピュータ2に配置されたデータ管理部および編集制御部を備え、ホストコンピュータ2または部品実装機3において受け付けた編集について、許否の判定を行う構成としてもよい。
3:部品実装機
20:部品供給装置
40:制御装置
41:操作盤、 42:実装制御部、 43:データ管理部
44:編集制御部
50:フィーダ
54:第二駆動装置(送り出し機構)
57〜59:検出センサ
80:キャリアテープ
Nt:取出し部、 Nn:中間部、 Ni:挿入部
T1:搬送テープ、 T2:補給テープ、 M1:管理情報

Claims (4)

  1. 部品実装機の部品供給装置に用いられるフィーダを管理対象とする管理装置であって、
    複数の前記フィーダの各々を特定する識別符号に、各々の前記フィーダに装填されたキャリアテープに収納された電子部品の部品種が関連付けられた管理情報を有するデータ管理部と、
    前記フィーダの前記識別符号に関連付けられた前記部品種の変更を伴う前記管理情報の編集を受け付けた場合に、当該編集の許否を判定する編集制御部と、
    を備え、
    前記編集制御部は、前記フィーダに装填されている前記キャリアテープの数量が0である場合に前記管理情報の編集を許可するフィーダの管理装置。
  2. 部品実装機の部品供給装置に用いられるフィーダを管理対象とする管理装置であって、
    複数の前記フィーダの各々を特定する識別符号に、各々の前記フィーダに装填されたキャリアテープに収納された電子部品の部品種が関連付けられた管理情報を有するデータ管理部と、
    前記フィーダの前記識別符号に関連付けられた前記部品種の変更を伴う前記管理情報の編集を受け付けた場合に、当該編集の許否を判定する編集制御部と、
    を備え、
    前記編集制御部は、前記フィーダから前記キャリアテープを除去する除去処理が実行された後に現在の前記キャリアテープが装填されたものと認識される場合に前記管理情報の編集を許可するフィーダの管理装置。
  3. 部品実装機の部品供給装置に用いられるフィーダを管理対象とする管理装置であって、
    複数の前記フィーダの各々を特定する識別符号に、各々の前記フィーダに装填されたキャリアテープに収納された電子部品の部品種が関連付けられた管理情報を有するデータ管理部と、
    前記フィーダの前記識別符号に関連付けられた前記部品種の変更を伴う前記管理情報の編集を受け付けた場合に、当該編集の許否を判定する編集制御部と、
    を備え、
    前記フィーダは、
    前記キャリアテープを挿入部から取出し部まで送り移動させて、前記取出し部において前記電子部品を取り出し可能に供給し、
    前記挿入部に前記キャリアテープの始端が挿入された場合に、当該挿入部から前記取出し部まで前記キャリアテープの前記始端を送り移動させる送り出し機構を有し、
    前記編集制御部は、前記取出し部におけるテープ数量に対して前記挿入部におけるテープ数量が同数または多数の場合に前記管理情報の編集を許可するフィーダの管理装置。
  4. 部品実装機の部品供給装置に用いられるフィーダを管理対象とする管理装置であって、
    複数の前記フィーダの各々を特定する識別符号に、各々の前記フィーダに装填された電子部品の部品種が関連付けられた管理情報を有するデータ管理部と、
    前記フィーダの前記識別符号に関連付けられた前記部品種の変更を伴う前記管理情報の編集を受け付けた場合に、当該編集の許否を判定する編集制御部と、
    を備え、
    前記フィーダは、バルク状態の前記電子部品を収容する部品収容ケースをフィーダ本体にセットされて前記電子部品を供給するバルクフィーダであり、
    前記編集制御部は、前記フィーダ本体に前記電子部品が残存していない場合に前記管理情報の編集を許可するフィーダの管理装置。
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