JP2020038204A - 画像検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像検査装置は、搬送面を上面として上流側に配置された第1吸着搬送部1と、上流側から搬送面が連続するように、搬送面を下面として下流側に配置された第2吸着搬送部2と、第1吸着搬送部に搬送される被検査物の表面を検査する第1検査部11と、2吸着搬送部に搬送される被検査物の裏面を検査する第2検査部12とを有する。被検査物は、第1及び第2吸着搬送部に吸着保持されて搬送されるので搬送中の位置や姿勢が安定しており、第1検査部及び第2検査部による検査では所期の精度が保たれる。
【選択図】図3
Description
シート状の被検査物を搬送する搬送面が上面側となるように配置された第1搬送部と、
シート状の被検査物を搬送する搬送面が下面側となるように被検査物の搬送方向に沿って前記第1搬送部の前記搬送面と隣接して配置された第2搬送部と、
前記第1搬送部に搬送される被検査物の表面を検査する第1検査部と、
前記第2搬送部に搬送される被検査物の裏面を検査する第2検査部とを有することを特徴としている。
被検査物は、第1搬送部の上面側に例えば、吸着や接着で保持されて安定的に搬送され、第2搬送部の下面側に保持されて安定的に搬送され、第1搬送部と第2搬送部の間での受け渡しも安定している。このため被検査物は、搬送中の位置や姿勢が安定するので、第1検査部及び第2検査部による検査では所期の精度が保たれる。
本発明の実施形態を図1〜図12を参照して説明する。
図1に構造を簡略化して模式的に示すように、本発明の実施形態は、印刷装置100と、画像検査装置200と、後処理装置300を含む画像形成システムに関するものであり、特に、後に詳述するように画像検査装置200の構造に特徴を有している。
まず、図2及び図3を参照して画像検査装置200の基本的構成を説明する。
この画像検査装置は、シート状の被検査物(シート状の媒体、すなわち印刷用紙)の搬送手段として2台の吸着搬送部(第1吸着搬送部1及び第2吸着搬送部2)を有している。まず図2に示す範囲で、第1吸着搬送部1を簡易に説明する。第1吸着搬送部1は、下流側の駆動ローラ3と、上流側の従動ローラ4と、その他の2個の小従動ローラ5に搬送ベルト6を掛け回したベルトコンベアを有している。第1吸着搬送部1の上側の搬送ベルト6の下面には、後に他図に示すように(例えば図5参照)、樹脂製の中間板7が接しており、この中間板7の下面には板材であるプラテン8が接している。搬送ベルト6と中間板7とプラテン8には、それぞれ多数の貫通孔が形成されている。さらに、プラテン8の下面には図示しないチャンバが取り付けられ、チャンバの内部は、チャンバ下部に取り付 られた図示しないファンで吸引されて負圧を維持するようになっている。従って、ファンが駆動されれば、空気は搬送ベルト6の上方から、搬送ベルト6と中間板7とプラテン8の各貫通孔を経てチャンバに吸い込まれるため、被検査物は搬送ベルト6の搬送面に吸着され、搬送ベルト6を駆動すれば被検査物を搬送することができる。
なお、前述した上流側及び下流側とは、吸着搬送部による被検査物の搬送方向における上流側及び下流側の意味で使用しており、以下の説明でも同様である。
このように、この画像検査装置200の吸着搬送部では、印刷用紙等のシート状の媒体である枚葉紙を搬送対象としている。2枚の枚葉紙が重なった構造を有する袋物などとは異なり、枚葉紙は搬送ベルト6に全面で吸着して搬送ベルト6に対して上下方向の位置が搬送面内に固定され、安定した状態で搬送ベルト6の移動によって搬送される。このため、搬送される枚葉紙は高さ方向の位置が変動することはなく、その位置精度は高い。従って、吸着搬送部によって搬送される枚葉紙を検査する手段として、カメラ等に比べて被写界深度が浅く、所期の読取精度を得るために高い配置精度が求められるCIS等を採用した場合には、CIS本来の高い読取精度を十分に発揮できる。カメラ及びCISについては後述する。
次に、以上説明した基本構造を有する画像検査装置200のさらに具体的な構成を図4〜図12を参照して説明する。まず、第1検査部11及び第2検査部12がそれぞれ取り付けられた第1支持部21及び第2支持部22と、これら支持部21,22を吸着搬送部1,2に位置決めする構造等について、図4〜図9を参照して説明する。
本発明の実施形態における変形例を図13〜図18を参照して説明する。
図13は第1の変形例を示す模式的正面図である。この画像検査装置200aは、第1吸着搬送部1及び第2吸着搬送部2が、被検査物の搬送方向に沿ってそれぞれ上流側及び下流側に配置されている点は、実施形態と同様であるが、第2吸着搬送部2の搬送面が、第1吸着搬送部1の搬送面に対して下流側に向けた下方への傾斜角度を有している。
この画像検査装置200bは、第1吸着搬送部1の下流側の端部の搬送面と、第2吸着搬送部2の上流側の端部の搬送面とが、互いに重なり合っている。その他の構成は実施形態と同一である。2つの搬送面が重なり合っている部分では、2枚の搬送ベルト6,6は上下方向に0.5mm以下の間隔をおいて対面している。一例を述べれば、画像形成装置で画像が形成される用紙の厚さは厚い紙で0.2mm程度であることが多いので、仮にそのような場合であって、2枚の搬送ベルト6,6の間隔が0.5mm以下であれば被検査物の受け渡しに支障はないことになる。第2変形例によれば、上流側の第1吸着搬送部1と、下流側の第2吸着搬送部2との間に受け渡しのための機構(例えば図2に示した中間ガイド板15)が不要であり、かつ受け渡しが円滑になるという効果がある。
この画像検査装置200cでは、第1吸着搬送部1と第2吸着搬送部2には、それぞれ検査部としてカメラ11a,12aとCIS11b,12bが設けられているが、何れの吸着搬送部1,2においても、求められる配置精度が相対的に高い(被写界深度の浅い)CIS11b,12bを被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置し、求められる配置精度が相対的に低い(被写界深度の深い)カメラ11a,12aを同上流側に配置している。その他の構成は実施形態と同一である。吸着搬送部1,2では、搬送中の被検査物の吸着力は、搬送ベルト6の上流側だけに被検査物が吸着され、大半の孔が塞がれていないで搬送されている状態よりも、被検査物が搬送ベルト6の下流側まで吸着され、大半の孔が塞がれて搬送されている状態の方が高い。つまり、用紙にコックリングやカールがある場合、前者の方が用紙は搬送ベルトに密着し難く、後者の方が用紙は搬送ベルトに密着し易い。このため、各吸着搬送部1,2において、相対的に精度のひくい(被写界深度の深い)カメラ11a,12aと、相対的に精度の高い(被写界深度の浅い)CIS11b,12bを上述のように配置することにより、種類の異なる検査部をそれぞれの検査精度で機能させるために必要な配置精度で配置することができ、各検査部の検査精度の水準を担保することができる。
この画像検査装置200dは、第1吸着搬送部1と第2吸着搬送部2の間に、中間ガイド板15の下側の板体42を第2吸着搬送部2の上流側端部の下方まで延長した垂れ下がり防止部材42を有している。その他の構成は実施形態と同一である。この垂れ下がり防止部材42によれば、前述した垂れ下がり防止ローラ16(図2及び図6等参照)と同様、第1吸着搬送部1から第2吸着搬送部2に受け渡される被検査物の先端部が重力やカール等で垂れ下がるのを防止する効果が得られる。
この画像検査装置200eは、第1吸着搬送部1の上流側の隣部に、その上流から送られてくる被検査物の斜行を補正する斜行補正ローラ43が設けられている。斜行補正ローラ43は、停止した状態で待機しており、被検査物(印刷用紙)が突き当たった時に搬送方向に回転を開始する。被検査物の先端を検知するトップエッジセンサ44(図4及び図5参照)が斜行補正ローラ43の上流側直近に設けられており、トップエッジセンサ44が被検査物の先端を検出すると、トップエッジセンサ44からの検知信号を受けた制御部が斜行補正ローラ43を駆動する。その他の構成は実施形態と同一である。この斜行補正ローラ43によれば、上流の印刷装置100から送り込まれてくる印刷用紙(被検査物)が斜行していても、これを修正して第1検査部11に対して適正な姿勢で送り込むことができる。
この画像検査装置200fによれば、第1吸着搬送部1と第2吸着搬送部2には、それぞれ検査部としてCIS11b,12bが設けられているが、何れの吸着搬送部1,2においても、検査部としてのCIS11b,12bは、下流側の端部付近に配置されている。その他の構成は実施形態と同一である。吸着搬送部1,2では、搬送される被検査物の吸着力は、搬送ベルト6の上流側だけに被検査物が吸着され、大半の孔が塞がれていない状態よりも、搬送ベルト6の下流側まで被検査物が吸着され、大半の孔が塞がれている状態の方が高い。つまり、吸着搬送部1,2では、下流側に向けて搬送が進むほど、搬送されている被検査物が搬送ベルトに保持される力は高くなり、保持が安定する。このため、検査部としてのCIS11b,12bは、所期の検査精度で機能させるために必要な配置精度が高いことに鑑み、上述のように各吸着搬送部1,2の下流側に配置することとした。これによって、吸着搬送部1,2で下流側まで搬送された被検査物は十分な吸引力で搬送ベルト6に安定して保持され、CIS11b,12bによって所期の高い精度で画像を検出することができる。
被検査物の先端が搬送ベルト6の上流側にあって負圧等の吸着が低い場合には、被検査物の後端も吸着搬送部1に入っていないため吸着接着がされておらず、被検査物の搬送としては不安定状態である。しかし、被検査物の先端が吸着搬送部1の後端に達するころには、被検査物全体が吸着接着され、搬送が安定し、被検査物が高さ方向にばたつく可能性は低くなる。そして、被検査物の後端が第1吸着搬送部の下流にある第1検査部11に到着すると、例えば、被検査物の後端に働く負圧は低くなるが、被検査物の先端は下流側の第2吸着搬送部2で吸着されており、かつ、ここに達する直前まで負圧の高い状態で安定搬送がされていた状態の慣性に助けられ、被検査物の後端でのみ負圧が低くなっても、搬送としては安定した状態を維持することができる。但し、上記の慣性の助けだけでも安定した状態を維持することは可能である。
なお、被検査物が吸着搬送部に進入してくるときには、まだ吸着搬送部に入っていない被検査部の後端部の側は、搬送方向以外の方向への移動が抑制されているわけではないため不規則に動きやすいが、吸着搬送部に進入した被検査部の先端部の側は、押さえローラ14によって吸着搬送部の搬送ベルト6に押し付けられて吸着接着されているため動きにくく、さらに搬送が進むと搬送ベルト6に吸着接着された被検査物の面積が徐々に増大して搬送の安定性はさらに高くなる。そして、この被検査物が吸着搬送部から搬出されていく時には、被検査物の面積の大部分が搬送ベルト6に吸着接着されているため被検査物の搬送状態は十分に安定した状態となっている。このように、被検査物が搬送されていく動作の中で被検査物が搬送ベルト6に吸着接着された状態が安定化し、さらに、その安定性が維持されている状態を、本明細書では前述したように「慣性」なる用語又は「慣性」を用いた表現で説明している。
この画像検査装置200gは、第1吸着搬送部1と第2吸着搬送部2を備えているが、図19においては、正面の下流側の斜め上方から斜め下方を見る視線で、上流側の第1吸着搬送部1のみを示しており、下流側の第2吸着搬送部2は図示を省略している。また、第1吸着搬送部1の構成は、図19では一部の構造の図示を変更又は省略し、さらに構成部分に付すべき符合の記載を適宜省略しているが、検査部以外(例えば第1支持部21、搬送方向調整手段を構成する各部等)は先に説明した実施形態及びその変形例と実質的に同一であるため、これらの部分については原則として先行する記述を援用して説明の繰り返しを避けるものとする。なお、図19において、被検査物の搬送面は、被検査物が吸着接着される搬送ベルト6の表面であり、被検査物の搬送方向は搬送面と平行な矢印Yで示す。また、被検査物の搬送方向Yと直交する被検査物の幅方向は矢印Xで示す。
この画像検査装置200hによれば、第1吸着搬送部1及び第2吸着搬送部2を中心とする搬送機構の構成は、図2に示す実施形態の画像検査装置200と同一であり、対応する構成部分には図2と同一の符合を付して実施形態の記載を援用し、説明を省略する。また、検査部の種類及び数と、被検査物の搬送方向に沿った検査部の種類別の並び方は、図15に示す実施形態の第3の変形例と同一である。
以上、図19を参照して説明した第7の変形例と、図20を参照して説明した第8の変形例では、各吸着搬送部において上流側にカメラを設け、下流側にCISを設けるとともに、カメラは線状検査領域と平行な方向に移動可能であるものとした。しかしながら、被検査物に形成されている検査対象としての画像が、線状検査領域と平行な方向について特定の位置のみに固定して存在しており、しかも吸着搬送部の搬送動作が安定しているために線状検査領域と平行な方向に関する被検査物の位置が安定している場合には、カメラを移動自在とせず、線状検査領域と平行な方向に関するカメラの位置を前記画像の位置に合わせて固定しておいてもよい。
これまで説明した変形例では、吸着搬送部においてCISのみを配置する場合、及びCISとカメラの両方を配置する場合、何れの場合においても、それぞれの理由により、CISとカメラは吸着搬送部で相対的に上流側に配置する場合もあれば、相対的に下流側に配置する場合もあった。以下に説明する変形例は、図1に示す印刷装置100と画像検査装置200と後処理装置300の中の隣接する2つの装置間において、上流側と下流側の各装置による被検査物のニップ力(又は搬送力)は何れの方が大きいかというニップ力の観点と、同じく隣接する2つの装置間において上流側と下流側の何れの装置において被検査物の搬送経路102がより複雑かという搬送経路の観点に基づいて、CISとカメラを搬送方向の上流側又は下流側の何れに配置するかを決めようとするものである。
また、第1搬送部(又は第2搬送部)に設けられた一つの第1検査部(又は第2検査部)としては、具体的には、CIS、カメラ、バーコードリーダ等の検査デバイスが挙げられるが、これらとは異なる原理で画像を読み取る機能を備えた検査デバイスであってもよい。また、第1検査部(又は第2検査部)は、検査デバイスとともに、検査以外の機能を備えた他のデバイスを含んでいてもよい。
なお、本明細書に添付する図面は、図示と理解のしやすさを考慮したため、便宜上、適宜縮尺、縦横の寸法比、形状などについては実物から変更し、模式的に表現される場合があるが、これはあくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。従って、添付した図面を用いて説明する実施形態及びその変形例により、本発明が限定されることはなく、この実施形態及びその変形例に基づいて当業者などにより考え得る実施可能な他の形態、実施例及び運用技術などの一切は全て本発明の範疇に含まれるものである。
第1態様の画像検査装置200,200a〜200fは、
シート状の被検査物を吸着して搬送する搬送面が上面側となるように配置された第1吸着搬送部1と、
シート状の被検査物を吸着して搬送する搬送面が下面側となるように被検査物の搬送方向に沿って前記第1吸着搬送部1の前記搬送面と隣接して配置された第2吸着搬送部2と、
前記第1吸着搬送部1に搬送される被検査物の表面を検査する第1検査部11と、
前記第2吸着搬送部2に搬送される被検査物の裏面を検査する第2検査部12とを有することを特徴としている。
被検査物は、第1吸着搬送部1の上面側に吸着保持されて安定的に搬送され、第2吸着搬送部2の下面側に吸着保持されて安定的に搬送され、第1吸着搬送部1と第2吸着搬送部2の間での受け渡しも安定している。このため被検査物は、搬送中の位置や姿勢が安定するので、第1検査部11及び第2検査部12による検査では所期の精度が保たれる。
前記第1吸着搬送部1及び前記第2吸着搬送部2は、被検査物の搬送方向に沿ってそれぞれ上流側及び下流側に配置されており、
前記第2吸着搬送部2の搬送面は、前記第1吸着搬送部1の搬送面に対して被検査物の安定搬送に必要な下流側に向けた下方への傾斜角度を有していることを特徴としている。
被検査物の搬送方向について下流側にある第2吸着搬送部2の搬送面は、上流側にある第1吸着搬送部1の搬送面に対して下流側に向けて被検査物の安定搬送に必要な角度だけ下方へ傾斜しているため、第1吸着搬送部1から第2吸着搬送部2へ搬送されてきた被検査物の先端部は、仮に紙質等の理由で第1吸着搬送部1の搬送面から下方に垂れ下がっているとしても、第2吸着搬送部2の搬送面に押し付けられるので確実に吸着されて保持され、第2吸着搬送部2によって安定して下流に搬送されていく。
前記第2吸着搬送部2の搬送面の下流側に向けた下方への傾斜角度が、被検査物に画像を形成する際の画像形成条件に応じて設定されることを特徴としている。
第2吸着搬送部2の搬送面の下流側に向けた下方への傾斜角度は、被検査物に画像を形成する際の画像形成条件、例えば被検査物の種類、被検査物の向き、印字量、被検査物の画像形成面内における印字範囲の配置バランス等に応じて適宜に設定される。従って、第1吸着搬送部1から第2吸着搬送部2へ搬送されてきた被検査物の先端部が、第2吸着搬送部2の搬送面に押し付けられて吸着・保持され、第2吸着搬送部2によって安定して下流に搬送される効果は一層確実になる。
前記第1検査部11が取り付けられ、前記画像検査装置のフレームに対して3箇所で回転可能に支持され、前記第1吸着搬送部1に対して位置決めされる第1支持部21と、
前記第2検査部12が取り付けられ、前記画像検査装置のフレームに対して3箇所で回転可能に支持され、前記第2吸着搬送部2に対して位置決めされる第2支持部22と、
を有することを特徴としている。
前記第1吸着搬送部1の前記搬送面の一部と、前記第2吸着搬送部2の前記搬送面の一部が、互いに重なり合っていることを特徴としている。
第1吸着搬送部1の搬送面の一部と、第2吸着搬送部2の搬送面の一部が、互いに重なり合っているため、被検査物は第1吸着搬送部1と第2吸着搬送部2の間で直接に受け渡され、被検査物の搬送が円滑に行われる。また、両吸着搬送部の間に被検査物を受け渡すための手段を設ける必要がなく、これを設ける場合にくらべて構成が簡素化される。
被検査物の搬送方向に関して前記第1検査部11aとは異なる位置に配置され、被検査物の表面を検査する第3検査部11bと、
被検査物の搬送方向に関して前記第2検査部12aとは異なる位置に配置され、被検査物の裏面を検査する第4検査部12bと、
をさらに有し、
前記第1吸着搬送部1において、前記第1検査部11aと前記第3検査部11bのうち、相対的に高い配置精度が求められる一方の検査部11bを被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置し、他方の検査部11aを被検査物の搬送方向に関して相対的に上流側に配置し、
前記第2吸着搬送部2において、前記第2検査部12aと前記第4検査部12bのうち、相対的に高い配置精度が求められる一方の検査部12bを被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置し、他方の検査部12aを被検査物の搬送方向に関して相対的に上流側に配置したことを特徴としている。
第1吸着搬送部1と第2吸着搬送部2には、それぞれ2つの検査部が設けられているが、何れの吸着搬送部においても、2つの検査部のうち、求められる配置精度が相対的に高い一方の検査部を被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置し、求められる配置精度が相対的に低い他方の検査部を同上流側に配置した。吸着搬送部においては、搬送される被検査物の吸着による安定性は、上流側だけで搬送されている状態よりも、下流側まで搬送された状態の方が高いので、各吸着搬送部における各検査部の配置を上述のようにすることにより、各検査部を所期の検査精度で機能させるために必要な配置精度で各検査部を配置することができ、被検査物の検査精度を各検査部の所期の水準に保持することができる。
被検査物の搬送方向に関して前記第1検査部とは異なる位置に配置され、被検査物の表面を検査する第3検査部と、
被検査物の搬送方向に関して前記第2検査部とは異なる位置に配置され、被検査物の裏面を検査する第4検査部と、
をさらに有し、
前記第1検査部と前記第3検査部の一方は、被検査物の搬送方向に関して相対的に上流側に配置され、搬送方向に垂直かつ前記搬送面に平行な線状検査領域において被検査物の表面を検査し、前記第1検査部と前記第3検査部の他方は、被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置され、前記搬送面に平行な面状検査領域において被検査物の表面を検査し、
前記第2検査部と前記第4検査部の一方は、被検査物の搬送方向に関して相対的に上流側に配置され、搬送方向に垂直かつ前記搬送面に平行な線状検査領域において被検査物の裏面を検査し、前記第2検査部と前記第4検査部の他方は、被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置され、前記搬送面に平行な面状検査領域において被検査物の裏面を検査することを特徴としている。
前記第1検査部と前記第3検査部の他方は、前記線状検査領域と平行な方向に移動可能であり、
前記第2検査部と前記第4検査部の他方は、前記線状検査領域と平行な方向に移動可能であることを特徴としている。
2…第2搬送部としての第2吸着搬送部
11…第1検査部
12…第2検査部
11a,12a…吸着搬送部の検査部のうち相対的に低い配置精度が求められる一方の検査部(カメラ)
11b,12b…吸着搬送部の検査部のうち相対的に高い配置精度が求められる一方の検査部(CIS)
21…第1支持部
22…第2支持部
35…吸着搬送部の搬送方向調整手段を構成する固定ピン
36…吸着搬送部の搬送方向調整手段を構成する位置決め孔
37…吸着搬送部の搬送方向調整手段を構成する可動ピン
38…吸着搬送部の搬送方向調整手段を構成する操作部材
39…吸着搬送部の搬送方向調整手段を構成する長孔
40…吸着搬送部の搬送方向調整手段を構成する操作ハンドル
42…垂れ下がり防止部材
43…斜行補正ローラ
50…カメラの移動機構を構成する案内レール
51…カメラの移動機構を構成する移動体
52…カメラの移動機構を構成する固定板
54…カメラの移動機構を構成する回転機構部
55…カメラの移動機構を構成するケーブルキャリア
200,200a〜200g…画像検査装置
A,B,C…画像検査装置のフレームに支持部を回転可能に支持する支点
X…被検査物の幅方向
Y…被検査物の搬送方向
Z…回転機構部によるレンズ部の回転方向
Claims (8)
- シート状の被検査物を搬送する搬送面が上面側となるように配置された第1搬送部と、
シート状の被検査物を搬送する搬送面が下面側となるように被検査物の搬送方向に沿って前記第1搬送部の前記搬送面と隣接して配置された第2搬送部と、
前記第1搬送部に搬送される被検査物の表面を検査する第1検査部と、
前記第2搬送部に搬送される被検査物の裏面を検査する第2検査部とを有することを特徴とする画像検査装置。 - 前記第1搬送部及び前記第2搬送部は、被検査物の搬送方向に沿ってそれぞれ上流側及び下流側に配置されており、
前記第2搬送部の搬送面は、前記第1搬送部の搬送面に対して被検査物の安定搬送に必要な下流側に向けた下方への傾斜角度を有していることを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。 - 前記第2搬送部の搬送面の下流側に向けた下方への傾斜角度は、被検査物に画像を形成する際の画像形成条件に応じて設定されることを特徴とする請求項2に記載の画像検査装置。
- 前記第1検査部が取り付けられ、前記画像検査装置のフレームに対して3箇所で回転可能に支持され、前記第1搬送部に対して位置決めされる第1支持部と、
前記第2検査部が取り付けられ、前記画像検査装置のフレームに対して3箇所で回転可能に支持され、前記第2搬送部に対して位置決めされる第2支持部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。 - 前記第1搬送部の前記搬送面の一部と、前記第2搬送部の前記搬送面の一部が、互いに重なり合っていることを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
- 被検査物の搬送方向に関して前記第1検査部とは異なる位置に配置され、被検査物の表面を検査する第3検査部と、
被検査物の搬送方向に関して前記第2検査部とは異なる位置に配置され、被検査物の裏面を検査する第4検査部と、
をさらに有し、
前記第1搬送部において、前記第1検査部と前記第3検査部のうち、相対的に高い配置精度が求められる一方の検査部を被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置し、他方の検査部を被検査物の搬送方向に関して相対的に上流側に配置し、
前記第2搬送部において、前記第2検査部と前記第4検査部のうち、相対的に高い配置精度が求められる一方の検査部を被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置し、他方の検査部を被検査物の搬送方向に関して相対的に上流側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。 - 被検査物の搬送方向に関して前記第1検査部とは異なる位置に配置され、被検査物の表面を検査する第3検査部と、
被検査物の搬送方向に関して前記第2検査部とは異なる位置に配置され、被検査物の裏面を検査する第4検査部と、
をさらに有し、
前記第1検査部と前記第3検査部の一方は、被検査物の搬送方向に関して相対的に上流側に配置され、搬送方向に垂直かつ前記搬送面に平行な線状検査領域において被検査物の表面を検査し、前記第1検査部と前記第3検査部の他方は、被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置され、前記搬送面に平行な面状検査領域において被検査物の表面を検査し、
前記第2検査部と前記第4検査部の一方は、被検査物の搬送方向に関して相対的に上流側に配置され、搬送方向に垂直かつ前記搬送面に平行な線状検査領域において被検査物の裏面を検査し、前記第2検査部と前記第4検査部の他方は、被検査物の搬送方向に関して相対的に下流側に配置され、前記搬送面に平行な面状検査領域において被検査物の裏面を検査することを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。 - 前記第1検査部と前記第3検査部の他方は、前記線状検査領域と平行な方向に移動可能であり、
前記第2検査部と前記第4検査部の他方は、前記線状検査領域と平行な方向に移動可能であることを特徴とする請求項7に記載の画像検査装置。
Priority Applications (3)
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