JP2019519534A - 五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物、その製造方法、医薬組成物及び応用 - Google Patents
五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物、その製造方法、医薬組成物及び応用 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019519534A JP2019519534A JP2018561990A JP2018561990A JP2019519534A JP 2019519534 A JP2019519534 A JP 2019519534A JP 2018561990 A JP2018561990 A JP 2018561990A JP 2018561990 A JP2018561990 A JP 2018561990A JP 2019519534 A JP2019519534 A JP 2019519534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- substituted
- compound
- unsubstituted
- cancer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D498/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
- C07D498/02—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D498/04—Ortho-condensed systems
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Abstract
Description
癌及び他の疾患を治療するための新規の薬物を開発することが持続的に必要であり、本発明に記載のFGFR阻害剤はこの必要を解決することに役立つ。
X1は、CH、C、Nから選択され、好ましくは、CHまたはCであり、
X2及びX3は、それぞれ独立的に、CH、C、NH、N、OまたはSから選択され、好ましくは、NH、N、CHまたはCであり、
X4及びX5は、Cであり、
そしてX1、X2、X3、X4及びX5は共に芳香族五員環を形成し、
Qは、置換または未置換のナフチル(naphthyl group)、置換または未置換の8−10員二環式ヘテロアリール基(bicyclic heteroaryl)から選択され、
または、Qは−L−Aから選択され、ここで、Lは、置換または未置換のC1−C4アルキレン基(alkylene group)、置換または未置換のC2−C4のアルケニレン基(alkenylene group)、C2−C4のアルキニレン基(alkynylene group)、C1−C4のアルキレンオキシ基、−(C1−C4アルキル基)−NH−、−CO−NH−、−NH−CO−であり、Aは、置換または未置換のC6−C12アリール基(aryl group)、置換または未置換の5−8員単環式ヘテロアリール基(monocyclic heteroaryl group)、置換または未置換の8−10員二環式ヘテロアリール基bicyclic heteroaryl group)から選択され、
Gは、ハロゲン(halogen)、ヒドロキシル基(hydroxyl group)、シアノ基(cyano group)、−L3−置換または未置換のC6−C12アリール基、−L3−置換または未置換の5−12員ヘテロアリール基、−L3−置換または未置換の3−12員複素環基、−L3−置換または未置換のC3−C8シクロアルキル基、−(CH2)m−L1−R1、−(CH2)m−N(R2)(R3)、−(CH2)m−C(=O)−N(R2)(R4)から選択されるそれぞれ独立的にX2及び/またはX3に位置する1−2つの置換基であり、
ここで、前記グループGには、さらに任意にそれぞれ独立的な1−3つの−Lx1−Lx2−Lx3−Lx4−Lx5−M置換基を有することができ、ここで、Lx1、Lx2、Lx3、Lx4及びLx5は、それぞれ独立的に、無し、カルボニル基(Carbonyl group)(C=O)、オキシル基(oxyl group)(−O−)、−C=S−、−S(O)2−、−CH2−、−CH=CH−、C3−C8シクロアルケニレン基(cycloalkenylene group)、−C≡C−、−NH−、−N(R5)−から選択され、Mは、H、−OH、ハロゲン、シアノ基、−N(R2)(R3)、−CH3、−C(=O)CH3、C1−C6アルコキシ基(alkoxy group)、3−12員複素環基(heterocyclic group)、C3−C8シクロアルキル基(cycloalkyl group)、5−12員ヘテロアリール基、C3−C8シクロアルケニル基(cycloalkenyl group)から選択され、
前記−Lx1−Lx2−Lx3−Lx4−Lx5−M置換基は、さらに1つまたは複数のハロゲン、C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、シアノ基、ヒドロキシル基、=O、=CH2(即ち、メチレン基が二重結合を介して基上の2つの水素原子を置換する)、エテニル基(ethenyl group)(−CH=CH2)、−(CH2)k−N(R2)(R3)、−(C1−C6アルキル基)−OR2、3−12員複素環基またはC3−C8シクロアルキル基所置換によって置換されることができ、
kは、0、1、2または3から選択され、
mは、0、1、2、3または4から選択され、
L1は、無し、O、または−C(=O)O−であり、
L3は、無し、または置換または未置換のC1−C4アルキレン基であり、
R1、R3及びR4は、それぞれ独立的に、水素(hydrogen)、ハロゲン、置換または未置換のC1−C6アルキル基、置換または未置換のC3−C8シクロアルキル基、置換または未置換の3−12員複素環基、−(C1−C6アルキル基)−N(C1−C6アルキル基)(C1−C6アルキル基)、−(C1−C6アルキル基)−O−(C1−C6アルキル基)、または置換または未置換のフェニル基(phenyl group)から選択され、
R2は、水素、またはC1−C4アルキル基から選択され、
または、R2及びR3、R2及びR4は、結合された窒素原子(nitrogen atom)と共に置換または未置換の4−7員複素環を形成し、前記複素環は、N、O、Sから選択される1−3つのヘテロ原子を含み、そして少なくとも1つのヘテロ原子は、Nであり、
R5は、水素、C1−C4アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、ホルミル基(formyl group)、C1−C4アルキルカルボニル基、またはC1−C4アルコキシカルボニル基から選択され、
前記置換は、基上の1つまたは複数の水素原子が、ヒドロキシル基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基(nitro group)、アミノ基(amino group)、カルボキシル基(carboxyl group)、−CH2OH、−CONH2、置換または未置換のC1−C6アルコキシ基、置換または未置換のC1−C6アルキル基、置換または未置換のC1−C6アルキルアミン基(alkylamine group)、C1−C4アルカノイル基(alkanoyl group)、C1−C4アルカンスルホニル基(alkanesulfonyl group)、C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカンスルホニルアミノ基、オキシ基(oxy group)(=O)、:CH2、C3−C6シクロアルキル基、4−7員複素環基、−NH(C1−C4アルキル基)、−N(C1−C4アルキル基)(C1−C4アルキル基)、ピロリドン基(pyrrolidone group)、ピペリジニル基(piperidinyl group)、C3−C6シクロアルキルカルボニル基、フェニル基、C2−C4アルキニル基(alkynyl group)、置換または未置換の5−10員ヘテロアリール基からなる組から選択される1つまたは複数(好ましくは、1−5つ)の基によって置換されることを意味し、前記C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキル基及びC1−C6アルキルアミン基の置換基は、独立的にオキシ基、ハロゲン、シアノ基、シクロプロピル基(cyclopropyl group)、ヒドロキシル基、アミノ基、−N(C1−C4アルキル基)(C1−C4アルキル基)から選択される1−3つの基であり、前記5−10員ヘテロアリール基上置換基は、C1−C6アルキル基、−C1−C4アルキレン基−N(C1−C4アルキル基)(C1−C4アルキル基)から選択される1−3つの基であり、
前記C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキル基及びC1−C6アルキルアミン基は、直鎖または分岐鎖を含み、
また、前記化合物は、
別の好ましい一例において、前記4−7員複素環基は、選択的に、それぞれ独立的にC1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基、オキシ基、−CONH2から選択される1−2つの基によって置換され、前記フェニル基は、選択的に、それぞれ独立的にフッ素(fluorine)、塩素(chlorine)、臭素(bromine)、シアノ基、トリフルオロメチル(trifluoromethyl)、トリフルオロメトキシ(trifluoromethoxy)、C1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基から選択される1−2つで置換される。
別の好ましい一例において、X2がNであるとき、前記Gは、未置換のフェニル基ではない。
別の好ましい一例において、GがX2に位置し、かつQが
別の好ましい一例において、Lx1、Lx2、Lx3、Lx4及びLx5中の少なくとも一つが−CH=CH−である。
別の好ましい一例において、Lx1、Lx2、Lx3、Lx4及びLx5中の少なくとも一つが−C≡C−である。
別の好ましい一例において、Qは、ナフチル、ベンゾ5−6員単環式ヘテロアリール基、5−6員単環式ヘテロアリール基5−6員単環式ヘテロアリール基から選択される置換または未置換の基であり、
別の好ましい一例において、前記Lは、未置換またはハロゲンによって置換されたC1−C3直鎖または分岐鎖のアルキレン基、未置換またはハロゲンによって置換されたC2−C4直鎖または分岐鎖のアルケニル基(alkenyl group)、未置換またはハロゲンによって置換されたC2−C4直鎖または分岐鎖のアルキニル基、−CO−NH−、−NH−CO−から選択される。
別の好ましい一例において、前記Gは、独立的にハロゲン、ヒドロキシル基、シアノ基、−L3−置換または未置換のC6−C10アリール基、−L3−置換または未置換の5−10員ヘテロアリール基、−L3−置換または未置換の4−7員複素環基、−L3−置換または未置換のC3−C6シクロアルキル基、−(CH2)m−L1−R1、−(CH2)m−N(R2)(R3)、−(CH2)m−C(=O)−N(R2)(R4)から選択される1−2つの置換基であり、
ここで、L3は、無し、置換または未置換のメチレン基、置換または未置換のエチデン;
前記グループG上には、さらに任意にそれぞれ独立的な1−3つの−Lx1−Lx2−Lx3−Lx4−Lx5−M置換基を有することができ、ここで、Lx1、Lx2、Lx3、Lx4及びLx5は、それぞれ独立的に、無し、カルボニル基(C=O)、オキシル基(−O−)、−C=S−、−S(O)2−、−CH2−、−CH=CH−、C3−C6シクロアルケニレン基、エチニレン基(−C≡C−)、−NH−、−N(R5)−から選択され、
Mは、H、−OH、ハロゲン、シアノ基、−N(R2)(R3)、−CH3、−C(=O)CH3、C1−C4アルコキシ基、4−7員複素環基、C3−C6シクロアルキル基、5−10員ヘテロアリール基、C3−C6シクロアルケニル基から選択され、
前記−Lx1−Lx2−Lx3−Lx4−Lx5−M置換基は、さらに1つまたは複数のハロゲン、C1−C6アルキル基、シアノ基、ヒドロキシル基、酸素原子(=O)、=CH2、−(CH2)k−N(R2)(R3)、−(C1−C6アルキル基)−OR2、3−12員複素環基またはC3−C6シクロアルキル基によって置換され、
R1、R3、R4は、それぞれ独立的に、水素、ハロゲン、置換または未置換のC1−C4アルキル基、置換または未置換のC3−C6シクロアルキル基、置換または未置換の4−7員複素環基、置換または未置換のフェニル基から選択され、
または、R2及びR3、R2及びR4は、結合された窒素原子と共に置換または未置換の4−7員飽和複素環、前記複素環含有N、O、Sから選択される1−3つのヘテロ原子を含み、そして少なくとも1つのヘテロ原子は、Nであり、
R5は、水素、C1−C4アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、ホルミル基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルコキシカルボニル基から選択される。
別の好ましい一例において、X1、X2、X3、X4、X5、Q、G、−Lx1−Lx2−Lx3−Lx4−Lx5−M、A、m、L1、L3、R1、R2、R3、R4は、それぞれ独立的に実施例において各化合物に対応される基である。
別の好ましい一例において、前記化合物は表中の化合物A1−A92から選択される。
ここで、X1、X2、X3、X4、X5、Q及びGの定義は、上記した部分に対応される記述と同一であり、Rxは、C1−C6アルキル基から選択され、
式(I)−1の化合物が、ヒドラジン水和物と環化反応を介して式(I)の化合物を得る。
別の好ましい一例において、Rxは、メチル基またはエチル基である。
(a)FGFRキナーゼ活性または発現量に関連する疾患を治療するための薬物を製造し、
(b)FGFRキナーゼ標的阻害剤を製造し、
(c)インビトロで非治療的にFGFRキナーゼの活性を阻害し、
(d)インビトロで非治療的に腫瘍細胞の増殖を阻害し、及び/または
(e)FGFRキナーゼ活性または発現量に関連する疾患を治療することに使用される本発明の第1の態様に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の用途を提供する。
別の好ましい一例において、前記腫瘍細胞は、胃がん細胞株、肺がん細胞株、白血病細胞株、膀胱癌細胞株、肝がん細胞株である。
別の好ましい一例において、前記FGFRキナーゼ活性または発現量に関連する疾患は、膀胱癌、乳癌、子宮頸がん、大腸がん、子宮内膜がん、胃がん、頭頸部がん、腎臓がん、肝がん、肺がん、卵巣がん、前立腺がん、多発性骨髄腫、慢性リンパ性リンパ腫、成人T細胞白血病、急性骨髓性白血病、非ホジキンリンパ腫、骨髓増殖性新生物及びワルデンストロームのマクログロブリン血症から選択される。
本発明の第4の態様において、(i)有効量の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩、及び(ii)薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。
別の好ましい一例において、前記有效量とは、治療有效量または阻害有效量を意味し、好ましくは、0.01〜99.9%である。
別の好ましい一例において、前記薬物組成物は、FGFRキナーゼ活性または発現量に関連する疾患を治療するために使用される。
本発明の第5の態様において、阻害有効量の本発明の第1の態様に記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩、または阻害有効量の本発明の第4の態様に記載の医薬組成物を阻害対象に投与するステップを含むことを特徴とするFGFRキナーゼ活性を阻害する方法を提供する。
本発明の範囲内で、本発明の前記各技術的特徴と以下(例えば、実施例)に具体的に記述される各技術的特徴との間をお互いに組み合わせて、新しいまたは好ましい技術方案を形成することができることを理解すべきである。スペースに限りがあるため、ここでは繰り返さない。
本明細書で使用されるように、用語「C1−C6アルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチ基、n−ヘキシル基及びイソヘキシル基、または類似基等の1−6つの炭素原子(carbon atom)の直鎖または分岐鎖アルキル基を指す。前記「C1−C6アルキル基」の定義中には、「C1−C4アルキル基」を含む。
用語「C2−C6アルキニル基」は、例えば、エチニル、プロピニル基(propynyl group)、1−ブチニル基(butynyl group)、2−ブチニル基、1−ペンチニル基(pentynyl group)、2−ペンチニル基、3−メチル−1−ブチニル基、1−ヘキシン基(hexyne group)、1,3−ヘキサジニル基及び3−ヘキシン基、または類似基等の1−3つの三重結合及び2−6つの炭素原子を有する直鎖及び分岐鎖基を指す。前記「C2−C6アルキニル基”定義には「C2−C4アルキニル基」を含む。
用語「C6−C12アリール基」は、例えば、フェニル基及びナフチル基、または類似基等の6−12つの炭素原子を有する単環式または縮合二環式で、共役π電子系を有する置換基を指す。前記「C6−C12アリール基」の定義には「C6−C10アリール基」を含む。
用語「3−12員複素環基」は、3−12員の単環式または縮合二環式を有し、かつ環系にO、S、NまたはPから選択された1つまたは複数の(好ましくは、1−5つ)ヘテロ原子の飽和環系置換基を指し、例えば、ピペリジニル基、ピロールアルキル基、ピペラジニル基、テトラヒドロフラニル基、モルホリン基、または類似基。前記「3−12員複素環基」の定義には「4−7員複素環基」を含む。
用語「C1−C6アルコキシ基」は、例えば、メトキシ、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基及びtert−ブトキシ基、または類似基等の1−6つの炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アルコキシ基を指す。前記「C1−C6アルコキシ基」の定義には「C1−C4アルコキシ基」を含む。
用語「C1−C6アルキレンオキシ基」は、例えば、−OCH2−、−OCH2−CH2−、−OCH(CH3)−、−OCH2−CH2−CH2−、−OCH2−CH(CH3)−、和−OCH2−CH(CH3)−CH2−、または類似基等のC1−C6アルコキシ基が1つの水素原子を失った後に形成される基を指す。前記「C1−C6アルキレンオキシ基」の定義には「C1−C4アルキレンオキシ基」を含む。
本発明において、用語「薬学的に許容される」成分は、過度の不良な副反応(毒性、刺激及びアレルギーなど)無しに人及び/または動物に適用し、即ち、合理的な利益/リスク比を有する物質を有する。
本明細書で使用されるように、用語「本発明の化合物」は、式Iに示される化合物を指す。この用語は、式Iの化合物の各種の結晶形、またはその薬学的に許容される塩、水合物または溶媒和物をさらに含む。
本発明は、以下の式Iに示される化合物を提供し、
好ましくは、本発明に記載の一般式(I)系化合物及びそのエナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体及びその混合物またはその薬学的に許容される塩は具体的に以下の化合物から選択される1つである。
ここで、X1、X2、X3、X4、X5、Q及びGの定義は、前記と同一であり、
Rxは、C1−C6アルキル基から選択され、好ましくは、メチル基またはエチル基から選択され、
式(I)−1の化合物が、ヒドラジン水和物と環化反応を介して式(I)の化合物を獲得し、好ましくは、式(I)−1の化合物がヒドラジン水和物と適当な溶媒で行うことができ、前記適当な溶媒は、極性溶媒から選択され、好ましくは、メタノール(methanol)、エタノール(ethanol)、イソプロパノール(Isopropanol)、アセトニトリル(acetonitrile)及びジオキサン(dioxane)から選択された一種または複数種であり、前記反応の温度は、室温〜100℃の間で選択し、反応時間は、10分間〜24時間の間で選択し、
必要に応じて、製造された式(I)の化合物は、置換反応、還元反応、縮合反応等によってさらに転化を発生することができる。
式(I)−1の化合物は、以下の反応経路によって製造されることができ、
(1)X1、X4及びX5がすべてCであり、X2及びX3は、すべてNであるとき、
化合物Ibは、以下の方法で製造されることができ、
化合物Ihは、以下の方法で製造することができ、
ステップi:Ifを溶媒に溶解し、炭酸ナトリウム(sodium carbonate)を加え、5min攪拌してからグリオキシレート(Glyoxylate)のトルエン(toluene)溶液を加えて、50℃で攪拌しながら反応し、化合物Igを獲得し、前記溶媒は、1,4−ジオキサンと水であり、
ステップj:化合物Igを酢酸エチル(ethyl acetate)に溶解して、N−クロロスクシンイミド(chlorosuccinimide)を加えて、室温で攪拌しながら反応して、生成物Ihを獲得し、
化合物Ihも以下の方法で製造されることができ、
(2)X1、X4及びX5がすべてCであり、X2がCHであり、X3がNであるとき、
ステップq:化合物InとG−OHをテトラヒドロフランに溶解し、トリフェニルホスフィン(triphenylphosphine)を加え、窒素保護下でアゾジカルボン酸ジエチル(diethyl azodicarboxylate)のトルエン溶液を滴下し、室温で攪拌しながら反応して、化合物(I)−1を獲得し、
化合物Imは、以下の方法で製造されることができ、
ステップn:シアノメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(cyanomethyltriphenylphosphonium chloride)とトリエチルアミン(triethylamine)をジクロロメタンに入れ、室温で化合物Ikのジクロロメタン溶液を加え、攪拌しながら反応して、化合物Ilを獲得し、
ステップo:化合物Ilをマイクロ波管に入れ、110℃で攪拌しながら反応して、化合物Imを獲得する。
本発明の化合物は、一種または複数種のFGFR酵素活性を阻害することができる。一例として、本発明の化合物は、阻害量の本発明の化合物をこの細胞、個体または患者に投与することにより阻害する必要のあるFGFR酵素の細胞における個体または患者におけるこの酵素の活性を阻害するために、使用することができる。
本発明の化合物で治療することができる他の癌には、眼球腫瘍、膠芽腫、黒色腫、横紋筋肉腫、リンパ腫及び骨肉腫が含まれる。
本発明の化合物は、例えば、X−連鎖低リン酸血症性くる病、常染色体劣性低リン酸血症性くる病、常染色体優性低リン酸血症性くる病及び腫瘍性骨軟化症等を含む低リン血症を治療することにも使用することができる。
本発明の化合物は、乾癬、スポット腫瘍、水疱性皮膚疾患、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、膜性増殖性糸球体腎炎、糸球体病変、糖尿病性腎症、腎症及び良性の前立腺肥大症を治療することにもさらに使用することができる。
本発明の化合物は、一般的な腫瘍の転移を予防または阻害することにも使用することができる。
1.本発明者らは、五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物がFGFRキナーゼ阻害活性を有することを見出した。本発明で報告された五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物は、FGFR酵素活性、FGFRリガンド異常発現または活性に関連する各種の疾患、特に癌及びその他の増殖異常の疾患の治療のために、より多くの選択肢を提供する。
以下には、具体的な実施例に合わせて、本発明をさらに説明する。これらの実施例は、本発明の範囲を限定することを意図するものではなく、本発明を説明するためであることを理解すべきである。具体的な条件を特定しない実験方法は、通常は慣用の条件、または製造業者によって推奨される条件に従って行われる。実施例において、化学実験の収率の百分率は、モル比によって計算され、薬理学的実験の試薬溶液の百分率は、体積によって計算される。
特に明記しない限り、本発明で使用される初期原料は、市販のものを使用する。
反応式及び実施例において用いられるいくつかの略語は、以下のように定義される。
反応式1.1
2−ブロモアセトフェノン(2−bromoacetophenone)(2g,10.05mmol)を20mLのDMFに溶解し、炭酸カリウム(potassium carbonate)(2.08g,15.07mmol)を加えてから、室温でメルカプト酢酸エチル(ethyl mercaptoacetate)(1.2mL,11.05mmol)を加え、窒素ガスの保護下で、100℃で一晩攪拌する。TLCの検出用原料が完全に反応した後、反応液を室温に冷却し、水50mLを加え、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×50mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=15/1,v/v)によって分離精製することによって、生成物1.2gを取得し、収率は54.50%である。MS(ESI,m/z):221(M+H)+。
A1a(1g,4.54mmol)を15mLの乾燥したテトラヒドロフランに溶解し、水素ナトリウム(236mg,5.9mmol)を加えてから、アセトニトリル(472μl,9.08mmol)を加え、窒素保護下で、60℃で一晩攪拌する。反応液は、減圧下で溶媒を直接に蒸留して除去し、15mL氷水を入れた後、1NのHCl溶液でpHを4−5に酸性化し、淡黄色の固体が沈殿され、吸引ろ過して、800mgの固体を取得し、そして減圧下で乾燥し、精製することなく次の工程に直接使用した。MS(ESI,m/z):216(M+H)+。
アニリン(aniline)(8g,83.33mmol)を30mLの水/HCl=5/1の混合溶媒に加え、アイスバスの条件下で亜硝酸ナトリウム(6.32g,91.66mmol)の水溶液を滴下し、30分間攪拌した後、再びに酢酸ナトリウム(sodium acetate)(7.52g,91.66mmol)及び25mLの2−クロロアセトアセテート(2−chloroacetoacetate)(15.1g,91.66mmol)のエタノール溶液を加える。TLCの検出用原料が完全に反応した後、水40mLを入れて、酢酸エチル(3×80mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×50mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=20/1,v/v)で分離精製して、生成物12.5gを取得し、収率は66.2%である。MS(ESI,m/z):227(M+H)+。
A1b(700mg,3.25mmol)を10mLの乾燥したDCMに加え、TEA(1.32g,13.01mmol)を入れて、10min攪拌した後、再びA1c(884mg,3.9mmol)を加えて、室温で反応させる。TLCの検出用原料が完全に反応した後、水20mLを加え、酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×20mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=4/1,v/v)によって分離精製して互変異性体の混合生成物680mgを取得し、収率は51.9%である。MS(ESI,m/z):388(M+H)+。1H NMR(400 MHz,DMSO−d6)δ 7.84−7.78(m,1H),7.76−7.73(m,1H),7.48−7.43(m,2H),7.40−7.34(m,5H),4.54(q,J=7.1 Hz,2H,major),4.12(q,J=7.1 Hz,2H,minor),2.26(s,3H,major),2.05(s,2H,minor),1.48(t,J=7.1 Hz,3H,major),1.26(t,J=7.1 Hz,3H,minor)。
前記A1d(600mg,1.55mmol)混合物を5mLの無水エタノールに溶解させ、その後ヒドラジン水和物(543μl,10.84mmol)を加え、90℃で一晩還流させた。TLCの検出用原料が完全に反応した後、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=15/1,v/v)によって分離精製して、生成物400mgを取得し、収率は69.2%である。MS(ESI,m/z):374(M+H)+。1H NMR(400 MHz,DMSO−d6)δ 11.44(s,1H),8.00(m,1H),7.85−7.79(m,1H),7.44−7.35(m,7H),5.00(s,2H),2.12(s,3H)。
エチル3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートを2−エチルナフトエート(2−ethyl naphthoate)に替えたこと以外は、実施例1と同様にして化合物A2を製造し、最後のステップの反応の収率は49.5%である。
MS(ESI,m/z):354(M+H)+。
実施例3:化合物4−アミノ−3−(1,3−ジメチル−1H−インドール−2−イル)−2−フェニル−2,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[3,4−d]ピリダジン−7−オン(A3)の製造
2−ブロモアセトフェノン(3g,15.07mmol)、CuI(287mg,1.51mmol)及び炭酸セシウム(Caesium carbonate)(9.82g,30.14mmol)を40mLのDMSOに加え、窒素ガスの保護下で、50℃で緩やかにシアノ酢酸エチル(ethyl cyanoacetate)を滴下して、完全に反応した後、水40mLを加え、酢酸エチル(3×50mL)で抽出、有機層を合わせて、再び順次に水(3×30mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=4/1,v/v)によって分離精製して、生成物1.5gを取得し、収率は49%である。MS(ESI,m/z):204(M+H)+。
前段階の生成物(1.3g,6.4mmol)を10mLの乾燥したDMFに溶解し、水素ナトリウム(184mg,7.68mmol)を加え、2h攪拌した後、ヨウ素メタン(448μl,7.68mmol)、続けて完全に反応させ、水40mLを加え、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×30mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=6/1,v/v)で分離精製して、生成物1.25gを取得し、収率は89.9%である。MS(ESI,m/z):218(M+H)+。
エチル3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートをエチル1,3−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシレートに替えたこと以外に、実施例1と同じ方法で化合物A3を製造し、最後のステップの反応収率は32%である。MS(ESI,m/z):371(M+H)+。
反応式4.1
2−ヒドロキシ−5−メチルアセトフェノン(2−hydroxy−5−methylacetophenone)(10g,65.26mmol)を70mLの乾燥DMFに溶解し、無水炭酸カリウム(13.53g,97.88mmol)を加え、再びに臭素酢酸エチル(8.72mL,78.31mmol)を加え、100℃に加熱して一晩攪拌し、TLCの検出用原料が完全に反応した後、水80mLを加え、酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×80mL)、飽和NaCl溶液80mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1,v/v)によって分離精製して、生成物7.5gを取得し、収率は52.7%である。MS(ESI,m/z):219(M+H)+。
エチル3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートをエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレート(ethyl3,5−dimethyl−1−benzofuran−2−carboxylate)に替えたこと以外、実施例1と同じ方法で化合物A4を製造し、最後のステップの反応収率は40%である。1H NMR(500 MHz,DMSO−d6)δ 11.49(s,1H),7.49−7.41(m,7H),7.27−7.15(m,1H),5.19(s,2H),2.40(s,3H),1.87(s,3H)。
エチル3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートを3−キノリンカルボン酸エチル(ethyl3−quinolinecarboxylate)に替えたこと以外、実施例1と同じ方法で化合物A5を製造し、最後のステップの反応収率は53%である。MS(ESI,m/z):355(M+H)+。
エチル3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートをエチル6−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレート(ethyl6−chloro−3−methyl−1−benzofuran−2−carboxylate)に替えたこと以外、実施例1と同じ方法で化合物A6を製造し、最後のステップの反応収率は32%である。1H NMR(400 MHz,DMSO−d6)δ 11.50(s,1H),7.78(d,J=1.4 Hz,1H),7.67(d,J=8.4 Hz,1H),7.48−7.40(m,5H),7.37(dd,J=8.4,1.4 Hz,1H),5.25(s,2H),1.92(s,3H)。
エチル3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートをエチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレート(ethyl 5−chloro−3−methyl−1−benzofuran−2−carboxylate)に替えたこと以外、実施例1と同じ方法で化合物A7を製造し、最後のステップの反応収率は37%である。1H NMR(400 MHz,DMSO−d6)δ 11.50(s,1H),7.78(d,J=2.1 Hz,1H),7.61(d,J=8.8 Hz,1H),7.49−7.38(m,6H),5.24(s,2H),1.92(s,3H)。
エチル3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートをエチル6−フルオロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレート(ethyl 6−fluoro−3−methyl−1−benzofuran−2−carboxylate)に替えたこと以外、実施例1と同じ方法で化合物A8を製造し、最後のステップの反応収率は39%である。1H NMR(400 MHz,DMSO−d6)δ 11.49(s,1H),7.75−7.65(m,1H),7.56(dd,J=9.2,2.2 Hz,1H),7.49−7.41(m,5H),7.25−7.17(m,1H),5.23(s,2H),1.92(s,3H)。
ステップ1:4−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−3−(3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−2,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[3,4−d]ピリダジン−7−オン(4−amino−2−(4−bromophenyl)−3−(3,5−dimethyl−1−benzofuran−2−yl)−2,6−dihydro−7H−pyrazolo[3,4−d]pyridazin−7−one)の製造
エチル3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−カルボキシレートをエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレート(ethyl 3,5−dimethyl−1−benzofuran−2−carboxylate)に替えたこと以外、実施例1と同じ方法でこの化合物を製造し、反応収率41%である。MS(ESI,m/z):451(M+H)+
反応式9.1
前段階の生成物(200mg,0.44mmol)を5mLのトルエンに溶解し、N,N−ジメチルジアミン塩酸塩(N,N−dimethyldiamine hydrochloride)(147mg,1.33mmol)、Pd2(dba)3(81mg,0.09mmol)、BINAP(55mg,0.09mmol)及びナトリウムtert−ブトキシド(sodium tert−butoxide)(128mg,1.33mmol)を加え、アルゴンガス保護下で、100℃に加熱して一晩攪拌し、TLCの検出用原料が完全に反応した後、水20mLを加え、酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×30mL)、飽和NaCl溶液40mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=15/1,v/v)によって分離精製して生成物86mgを取得し、収率は43.6%である。MS(ESI,m/z):509(M+H)+。
アクリロイルクロリドを塩化プロピオニルに替えたこと以外、実施例29と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は42%である。MS(ESI,m/z):435(M+H)+。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩をN,N,N’−トリメチルエチレンジアミン(Trimethylethylenediamine)に替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A11を製造し、最後のステップの反応収率は42%である。MS(ESI,m/z):472(M+H)+。
N,N,N’−トリメチルエチレンジアミンをモルホリンに替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A12を製造し、最後のステップの反応収率は34%である。MS(ESI,m/z):457(M+H)+。
アニリンをP−クロロアニリン(P−chloroaniline)に替えたこと以外、実施例1と同じ方法で化合物A13を製造し、最後のステップの反応収率は40%である。1H NMR(500 MHz,DMSO−d6)δ 11.50(s,1H),7.59−7.48(m,3H),7.42(s,1H),7.30(d,J=7.5 Hz,2H),7.07(d,J=8.0Hz,1H),5.16(s,2H),2.46(s,3H),1.89(s,3H)。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩をN−(2−ヒドロキシエチル)−ピロリジン(N−(2−hydroxyethyl)−pyrrolidine)に替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A14を製造し、最後のステップの反応収率は14%である。MS(ESI,m/z):485(M+H)+。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩をN,N−ジメチルエタノールアミン(N,N−dimethylethanolamine)に替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A15を製造し、最後のステップの反応収率は16%である。MS(ESI,m/z):459(M+H)+。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩を1−シクロプロピルペラジンに替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A16を製造する。MS(ESI,m/z):496(M+H)+。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩を3−(ジメチルアミノ)アゼチジン二塩酸塩に替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A16を製造し、最後のステップの反応収率は27%である。MS(ESI,m/z):470(M+H)+。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩をN−エチルペラジンに替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A18を製造した。MS(ESI,m/z):484(M+H)+。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩をN,N,N’−トリメチル−1,3−プロピレンジアミンに替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A19を製造し、最後のステップの反応収率は33%である。MS(ESI,m/z):486(M+H)+。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩を(1−メチル−4−ピペリジン−)メチルアミンに替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A20を製造し,最後のステップの反応収率は35%である。MS(ESI,m/z):498(M+H)+。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩を4−(メトキシメチル)ピペリジン(4− (methoxymethyl)piperidine)に替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A21を製造し、最後のステップの反応収率は26%である。MS(ESI,m/z):499(M+H)+。
N,N−ジメチルジアミン塩酸塩を3−(ジエチルアミン)ピロリジン(3−(diethylamine)pyrrolidine)に替えたこと以外、実施例9と同じ方法で化合物A22を製造し、最後のステップの反応収率は34%である。MS(ESI,m/z):512(M+H)+。
反応式23.1
N−エチル−4−ヒドロキシピペリジン(N−ethyl−4−hydroxypiperidine)(3g,23.22mmol)を20mLの乾燥したテトラヒドロフランに溶解し、TEAを加え、アイスバス条件下で、塩化メタンスルホニル(methanesulfonyl chloride)(1.98mL,25.54mmol)を緩やかに滴下し、室温で完全に反応するまで攪拌する。水40mLを加え、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×30mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=4/1,v/v)で分離精製して、生成物4.0gを取得し、収率は81.2%である。MS(ESI,m/z):208(M+H)+。
A23a(3g,14.47mmol)を15mLの無水エタノールに溶解し、ヒドラジン水和物(1.45mL,28.95mmol)を加え、50℃に加熱して攪拌しながら反応する。完全に反応した後、溶媒を減圧で濃縮させ、精製せずに直接に次の段階の反応に用いられる。濃縮後の残渣を20mLの混合溶媒(1,4−ジオキサン/水=5/1)に溶解し、グリオキシル酸エチル(ethyl glyoxylate)のトルエン溶液(8.6mL,41.89mmol)及び炭酸ナトリウム(4.44g,41.89mmol)を加えて、50℃で加熱して攪拌しながら反応した。水40mLを加え、酢酸エチル(3×50mL)で抽出、有機層を合わせて、再び順次に水(3×30mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=6/1,v/v)によって分離精製して、生成物3.7gを取得した。MS(ESI,m/z):228(M+H)+。
A23b(3g,13.2mmol)を15mLの酢酸エチルに溶解し、NCS(2.47g,18.48mmol)を加え、50℃で加熱して完全に反応するまで攪拌した。水40mLを加え、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×30mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=6/1,v/v)によって分離精製して、生成物2.9gを取得し、収率は84.0%である。MS(ESI,m/z):262(M+H)+。
エチル(2Z)−クロロ(2−フェニルフルオレニレン)アセテートをエチル(2Z)−クロロ[2−(1−エチルピペリジン−4−イル)インデニル]アセテートに替えたこと以外、実施例7と同じ方法で化合物A23を製造し、最後のステップの反応収率は31%である。MS(ESI,m/z):427(M+H)+。
エチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えたこと以外、実施例23と同じ方法で化合物A24を製造し、最後のステップの反応収率は37%である。1H NMR(400 MHz,DMSO−d6)δ 11.49(s,1H),7.60(d,J=1.5 Hz,1H),7.55(d,J=7.5 Hz,1H),7.42−7.35(m,1H),5.21(s,2H),3.87−3.79(m,1H),3.24(t,J=7.1 Hz,2H),2.56−2.51(m,4H),1.90(s,3H),1.83−1.76(m,4H),1.18(q,J=7.1 Hz,3H)。
反応式25.1
アニリンをニトロベンゼンアミンに替えたこと以外、実施例7と同じ方法で化合物4−アミノ−3−(5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−イル)−2−(4−ニトロフェニル)−2,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[3,4−d]ピリダジン−7−オンを製造し、反応収率は33%である。1H NMR(400 MHz,DMSO−d6) δ 11.55(s,1H),8.35−8.28(m,2H),7.76−7.69(m,2H),7.52−7.44(m,2H),7.25(dd,J=8.5,1.3 Hz,1H),5.27(s,2H),1.97(s,3H)。
前段階の生成物(1g,2.29mmol)を10mLメタノールに溶解し、塩化アンモニウム(367mg,6.87mmol)及び鉄粉(384mg,6.87mmol)を加え、70℃で加熱して完全に反応するまで攪拌した。溶媒は、減圧で直接にスピンドライさせて、淡黄色の固体を取得し、精製せずに次の段階の反応に直接に用いられる。
前記取得した生成物1gを10mLのアセトニトリルに溶解し、炭酸カリウム(679mg,4.92mmol)を加え、攪拌しながら再びアクリロイルクロリド(404μl,4.92mmol)を加え、室温で完全に反応するまで攪拌した。水30mLを加え、酢酸エチル(3×40mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×30mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=10/1,v/v)によって分離精製して、生成物200mg(化合物A25)を取得した。1H NMR(400 MHz,DMSO−−d6)δ 11.50(s,1H),10.43(s,1H),7.82−7.69(m,3H),7.64(d,J=8.8 Hz,1H),7.47−7.35(m,3H),6.43(dd,J=17.0,10.1 Hz,1H),6.26(d,J=17.0 Hz,1H),5.78(d,J=10.1 Hz,1H),5.23(s,2H),1.95(s,3H)。
アクリロイルクロリドを(E)−4−(ジメチルアミノ)ブタ−2−エノイルクロリド((E)−4−(dimethylamino)but−2−enoyl chloride)に替えたこと以外、実施例25と同じ方法で化合物A26を製造した。MS(ESI,m/z):518(M+H)+。
エチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレート(ethyl 3,5−dimethyl−1−benzofuran−2−carboxylate)に、アクリロイルクロリドを(E)−4−(アゼチジン−1−イル)ブタ−2−エノイルクロリド((E)−4−(azetidin−1−yl)but−2−enoyl chloride)に替えたこと以外、実施例25と同じ方法で化合物A27を製造した。MS(ESI,m/z):510(M+H)+。
(E)−4−(アゼチジン−1−イル)ブタ−2−エノイルクロリドを(E)−4−(モルホリン−4−イル)ブタ−2−エノイルクロリド((E)−4−(morpholin−4−yl)but−2−enoyl chloride)に替えたこと以外、実施例27と同じ方法で化合物A28を製造した。MS(ESI,m/z):540(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミン(2−chloro−N,N−dimethylethylamine)をアクリロイルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物A29を製造した。MS(ESI,m/z):433(M+H)+。
アクリロイルクロリドを(E)−4−(ジメチルアミノ)ブタ−2−エノイルクロリド((E)−4−(dimethylamino)but−2−enoyl chloride)に替えたこと以外、実施例29と同じ方法で化合物A30を製造した。MS(ESI,m/z):490(M+H)+。
アクリロイルクロリドを(E)−4−(アゼチジン−1−イル)ブタ−2−エノイルクロリド((E)−4−(azetidin−1−yl)but−2−enoyl chloride)に替えたこと以外、実施例29と同じ方法で化合物A31を製造した。MS(ESI,m/z):502(M+H)+。
エチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレート(ethyl 3,5−dimethyl−1−benzofuran−2−carboxylate)に、p−アミノニトロベンゼン(p−aminonitrobenzene)を2−(N,N’,N’−トリメチルエチレンジアミン)−4−アミノニトロベンゼン(2−(N,N',N'−trimethylethylenediamine)−4−aminonitrobenzene)に替えたこと以外、実施例25と同じ方法でA32を製造した。MS(ESI,m/z):541(M+H)+
2−(N,N’,N’−トリメチルエチレンジアミン)−4−アミノニトロベンゼンを4−ニトロシクロヘキシルアミン(4−Nitrocyclohexylamine)に替えたこと以外、実施例32と同じ方法でA33を製造した。MS(ESI,m/z):447(M+H)+。
アクリロイルクロリドを4−(N−メチル−N−シクロプロピル基)アミノブタ−2−エノイルクロリド(4−(N−methyl−N−cyclopropyl group)aminobut−2−enoyl chloride)に替えたこと以外、実施例29と同じ方法で化合物A34を製造した。MS(ESI,m/z):516(M+H)+。
アクリロイルクロリドをジメチルアミノアセチルクロリドに替えたこと以外、実施例33と同じ方法で化合物A35を製造した。MS(ESI,m/z):478(M+H)+。
ステップ1:3−(3,5−ジメチルベンゾフラン−2−イル)−3−カルボニルプロピオニトリル(3−(3,5−dimethylbenzofuran−2−yl)−3−carbonylpropionitrile)(A36a)の製造
実施例A4と同じ方法でA36aを製造した。
反応式36.1
化合物1−BOC−4−クロロピペリジン(2g、9.10mmol)をDCMに入れて、室温下でヒドラジン水和物(0.7mL、14mmol)溶液を加え、TLCの検出用原料が完全に反応した後、直接に蒸発乾燥して化合物1.8gを取得し、収率は93%であり、精製せずに直接に次の段階に用いられる。MS(ESI,m/z):215(M+H)+
A36b(2g、9.29mmol)を1,4−ジオキサンと水との1:1溶液に溶解し、炭酸ナトリウム(1g、10.22mmol)を加え、5min攪拌した後、グリオキシル酸エチルのトルエン溶液(2.21mL、10.22mmol)を加え、50℃で攪拌しながら反応し、TLCの検出用原料が完全に反応した後、速やかにカラムを分離して化合物2gを取得し、収率は65%である。MS(ESI,m/z):299(M+H)+。
化合物A36c(2g、6.68mmol)を酢酸エチルに溶解し、NCS(1.78、13.36mmol)を加え、室温で攪拌しながら反応し、TLCの検出用原料が完全に反応した後、水50mLを加え、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×50mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧蒸発して溶媒を除去してから直接に生成物2gを取得し、収率は76%である。
MS(ESI,m/z):333(M+H)+。
反応式36.2
アルゴンガス保護下で、A36a(700mg,3.25mmol)を10mL無水EtOHに加え、NaOEt(0.42g,6.6mmol)を入れて、10min攪拌した後、再びA36d(1.1g,3.28mmol)を加え、室温で反応した。TLCの検出用原料が完全に反応した後、水20mLを加え、酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×20mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=4/1,v/v)によって分離精製して、互変異性体の混合生成物680mgを取得し、収率は50.9%である。MS(ESI,m/z):492(M+H)+。
前記A36e(600mg,1.55mmol)混合物を5mL無水エタノールに溶解し、その後、ヒドラジン水和物(543μl,10.84mmol)を入れて、90℃で一晩還流させた。TLCの検出用原料が完全に反応した後、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=15/1,v/v)によって分離精製して生成物400mgを取得し、収率は69.2%である。MS(ESI,m/z):478(M+H)+。
反応式36.3
前記A36f(500mg、1.0mmol)を20mLの4Nの塩酸1,4−ジオキサン溶液に加え、室温で3時間攪拌し、TCL検出反応が完全に行い、直接に減圧濃縮して乾燥して生成物0.4gを取得し、収率は98%である。MS(ESI,m/z):378(M+H)+。
前記A36g(0.5g、1.32mmol)を20mLのDCMに加え、0.36mmLのTEAを入れて、室温で10min攪拌し、反応液に2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミン(142mg、1.32mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。TLCの検出用原料が完全に反応した後、水20mLを加え、DCM(3×30mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×20mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/酢酸エチル=4/1,v/v)によって分離精製して、生成物300mgを取得し、収率は52.2%である。MS(ESI,m/z):449(M+H)+。
1−BOC−4−クロロピペリジンを4−(クロロメチル)−1−エチルピペリジンに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物37を製造し、最後のステップの反応収率は60.7%である。MS(ESI,m/z):421(M+H)+。
1−BOC−4−クロロピペリジンを1−BOC−4−(クロロメチル)ピペリジンに替え、2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物38を製造し、最後のステップの反応収率は40.7%である。MS(ESI,m/z):447(M+H)+。
1−BOC−4−クロロピペリジンを1−BOC−2−(クロロメチル)ピロリジンに替え、2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物39を製造した。MS(ESI,m/z):433(M+H)+
1−BOC−4−クロロピペリジンを1−BOC−3−クロロピペリジンに替え、2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):433(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンを塩化プロピオニルに替え、エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物41を製造した。MS(ESI,m/z):455(M+H)+。
アニリンを4−アミノ基テトラヒドロ−2H−ピランに替えたこと以外、実施例4と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):380(M+H)+。
1−BOC−4−クロロピペリジンを1−BOC−3−(クロロメチル)ピロリジンに替え、2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):433(M+H)+。
アニリンを4−((4−アミノ基フェニル)アミノ基)ピロリジン−2−ケトンに替え、3−(3−メチル−1−ベンゾチオフェン−2−イル)−3−カルボニルプロピオニトリルを3−(3,5−ジメチルベンゾフラン−2−イル)−3−カルボニルプロピオニトリルに替えたこと以外、実施例1と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):470(M+H)+。
1−BOC−4−クロロピペリジンを1−BOC−3−(クロロメチル)アゼチジンに替えたこと以外、実施例29と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):419(M+H)+。
エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替え、1−BOC−4−クロロピペリジンを1−BOC−3−クロロアゼチジンに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):441(M+H)+。
0を1−BOC−3−クロロピロリジンに替え、2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンを4−メチルピペラジン−1−ホルミルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):491(M+H)+。
4−メチルピペラジン−1−ホルミルクロリドを1,1−二酸化チオモルホリン−4−ホルミルクロリドに替えたこと以外、実施例47と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は61.5%である。MS(ESI,m/z):526(M+H)+。
4−メチルピペラジン−1−ホルミルクロリドをジメチルアミノアセチルクロリドに替えたこと以外、実施例47と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):450(M+H)+。
アクリロイルクロリドを(2E)−4−メトキシブト−2−エノイルクロリドに替えたこと以外、実施例33と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は65.5%である。MS(ESI,m/z):491(M+H)+。
4−メチルピペラジン−1−ホルミルクロリドをアクリロイルクロリドに替えたこと以外、実施例47と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は42.5%である。MS(ESI,m/z):419(M+H)+。
4−メチルピペラジン−1−ホルミルクロリドを2−フルオロアクリロイルクロリドに替えたこと以外、実施例47と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は41.5%である。MS(ESI,m/z):437(M+H)+。
4−メチルピペラジン−1−ホルミルクロリドを2−(ピロリジン−1−イルメチル)アクリロイルクロリドに替えたこと以外、実施例47と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は34.5%である。MS(ESI,m/z):502(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンを2−フルオプロプ−2−エノイルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は68.5%である。MS(ESI,m/z):451(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンを2−シアノプロプ−2−エノイルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は23.5%である。MS(ESI,m/z):458(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンを(E)−4−(シクロプロピルアミノ)ブタ−2−エノイルクロリドに替え、エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は43.5%である。MS(ESI,m/z):522(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンを(E)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタ−2−エノイルクロリドに替え、エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は56.5%である。MS(ESI,m/z):536(M+H)+。
アクリロイルクロリドを2−フルオプロプ−2−エノイルクロリドに替え、エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えたこと以外、実施例33と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は34.7%である。MS(ESI,m/z):485(M+H)+。
アクリロイルクロリドを2−シアノプロプ−2−エノイルクロリドに替えたこと以外、実施例33と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は61.5%である。MS(ESI,m/z):472(M+H)+。
アクリロイルクロリドを(2E)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタ−2−エノイルクロリドに替えたこと以外、実施例33と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は61.5%である。MS(ESI,m/z):559(M+H)+。
アクリロイルクロリドを(Z)−4−(ジメチルアミノ)−2−フルオブタ−2−エノイルクロリドに替え、エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えたこと以外、実施例33と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は67.5%である。MS(ESI,m/z):542(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをプロパルギルクロリドに替え、エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は74.5%である。MS(ESI,m/z):451(M+H)+。
4−メチルピペラジン−1−ホルミルクロリドを4−ヒドロキシブタ−2−イニルクロリドに替えたこと以外、実施例47と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は67.5%である。MS(ESI,m/z):447(M+H)+。
アクリロイルクロリドをブタ−2−イニルクロリドに替え、エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えたこと以外、実施例33と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は65.5%である。MS(ESI,m/z):479(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンを(R,E)−4−(3−フルオピロリジン−1−イル)ブタ−2−エノイルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は61.5%である。MS(ESI,m/z):534(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンを(2E)−4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)ブタ−2−エノイルクロリドに替えたこと以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は54.5%である。MS(ESI,m/z):546(M+H)+。
反応式67.1
3,5−ジメチルベンゾフラン−2−カルボン酸(6g、31.55mmol)を乾燥したジクロロメタンに溶解し、室温下で塩化オキサリル(4g、31.55mmol)と触媒量のDMFを加え、室温で攪拌しながら反応した。TLCの検出用原料が完全に反応した後、直接にスピンドライして生成物3,5−ジメチルベンゾフラン−2−イルクロリド6.5gを取得し、収率は98%である。MS(ESI,m/z):208(M+H)+
シアノメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(5.8g、19.17mmol)及びトリエチルアミン(1.94g、38.34mmol)をジクロロメタンに加え、室温下で前段階の生成物(4g、19.17mmol)のジクロロメタン溶液を加え、室温で攪拌しながら反応し、TLC検出原料が完全に反応した。快速製造分離して生成物2−(3,5−ジメチルベンゾフラン−2−イル)−2−(トリフェニルホスホラニリデン)アセトニトリル3.5gを取得し、収率は50%である。MS(ESI,m/z):368(M+H)+
前段階の生成物(2g、4.49mmol)をマイクロ波管置かれて、110℃で攪拌しながら反応し、生成物3−(3,5−ジメチルベンゾフラン−2−イル)プロピオニトリル0.8gを取得し、収率は95%である。MS(ESI,m/z):195(M+H)+
反応式67.2
前段階の生成物(2g、10.25mmol)とイソシアノ酢酸エチル(1.16g、10.25mmol)を1,4−ジオキサンに溶解し、アルゴンガス保護下で、触媒量の1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(0.39g、1.02mmol)を入れて110℃で攪拌しながら反応し、生成物を取得し、収率TLCの検出用原料が完全に反応した後、反応液を室温に冷却し、水50mLを入れて、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×50mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=15/1,v/v)によって分離精製して、生成物であるエチル3−シアノ−4−(3,5−ジメチルベンゾフラン−2−イル)−1H−ピロール−2−カルボキシレート1.2gを取得し、収率は45.50%である。MS(ESI,m/z):308(M+H)+
前段階の生成物(2g、6.49mmol)と1−(4−ヒドロキシピペリジン)プロプ−2−エン−1−ケトン(1.01g、6.49mmol)をTHFに溶解し、トリフェニルホスフィン(0.17g、0.64mmol)を加え、窒素保護下でアゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液(2.1mL,6.49mmol)を滴下し、室温で攪拌しながら反応し、収率TLCの検出用原料が完全に反応した後、水50mLを加え、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、有機層を合わせて、再び順次に水(3×50mL)、飽和NaCl溶液50mLで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸留して除去し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=15/1,v/v)によって分離精製して、生成物であるエチル1−(1−アクリロイルピペリジン−4−イル)−3−シアノ−4−(3,5−ジメチルベンゾフラン−2−イル)−1H−ピロール−2−カルボキシレート1.2gを取得し、収率は65.50%である。MS(ESI,m/z):445(M+H)+
反応式67.3
前段階の生成物(1g、2.24mmol)をエタノールに溶解し、ヒドラジン水和物溶液(0.47mL、8.98mmol)を加え、60度のオイルバスで加熱した。収率TLCの検出用原料が完全に反応した後、反応液を室温に冷却した。スピンドライして直接にカラムを迅速に調製して化合物A67を0.5g取得し、収率は50%である。MS(ESI,m/z):432(M+H)+。
1−(4−ヒドロキシピペリジン)プロプ−2−エン−1−ケトンを1−[4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−ケトンに替えること以外、実施例67と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は34.5%である。MS(ESI,m/z):446(M+H)+。
1−(4−ヒドロキシピペリジン)プロプ−2−エン−1−ケトンを1−[(3S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]プロプ−2−エン−1−ケトンに替えること以外、実施例67と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は56.5%である。MS(ESI,m/z):418(M+H)+。
エチル3,5−ジメチルベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−カルボキシレートに替え、アクリロイルクロリドを(2E)−4−(ジメチルアミノ)ブタ−2−エノイルクロリドに替えること以外、実施例25と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は56.5%である。MS(ESI,m/z):484(M+H)+。
エチル1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−カルボキシレートをエチル1,3−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例71と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は23.5%である。MS(ESI,m/z):497(M+H)+。
エチル1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−カルボキシレートをエチルベンゾ[d]チアゾール−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例71と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は42.5%である。MS(ESI,m/z):487(M+H)+。
1−(4−ヒドロキシピペリジン)プロプ−2−エン−1−ケトンを(E)−4−(アゼチジン−1−イル)−N−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)ブタ−2−エナミドに替えること以外、実施例67と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は51.5%である。MS(ESI,m/z):515(M+H)+。
エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−(3,5−ジメトキシフェニル)プロプ−2−アレートに替えること以外、実施例29と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は57.5%である。MS(ESI,m/z):449(M+H)+。
アクリロイルクロリドをシクロプロピオニルクロリドに替えること以外、実施例29と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は56.5%である。MS(ESI,m/z):447(M+H)+。
アクリロイルクロリドをシアノアセチルクロリドに替えること以外、実施例33と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は45.5%である。MS(ESI,m/z):460(M+H)+。
エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−(3,5−ジエトキシフェニル)プロプ−2−アレートに替えること以外、実施例29と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は81.5%である。MS(ESI,m/z):473(M+H)+。
エチル5−クロロ−3−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−(3,5−ジメトキシフェニル)プロプ−2−アレートに替えること以外、実施例25と同じ方法で化合物を製造し、最後のステップの反応収率は45%である。MS(ESI,m/z):457(M+H)+。
1−BOC−4−クロロピペリジンを1−BOC−3−クロロピペリジンに替え、2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替え、及びエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−メチル−5−メトキシ−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):449(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替え、及びエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−メチル−5−フルオロ−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):437(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替え、及びエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−メチル−5−トリフルオロメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):487(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替え、エチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−メチル−6−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):433(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替え、及びエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−メチル−6−フルオロ−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):437(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替え、及びエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−メチル−6−クロロ−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):453(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替え、及びエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−エチル−5−メチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):447(M+H)+。
2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替え、及びエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−メチル−5−クロロ−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):453(M+H)+。
1−BOC−4−クロロピペリジンを1−BOC−3−クロロピペリジンに替え、及び2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替え、並びにエチル3,5−ジメチル−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートをエチル3−メチル−5−クロロ−1−ベンゾフラン−2−カルボキシレートに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):453(M+H)+。
1−BOC−4−クロロピペリジンをN−BOC−4−クロロシクロヘキシルアミンに替え、及び2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンをアクリロイルクロリドに替えること以外、実施例36と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):447(M+H)+。
アクリロイルクロリドをブタ−2−エノイルクロリドに替えること以外、実施例40と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):447.0(M+H)+。
アクリロイルクロリドをペンタ−2−エノイルクロリドに替えたこと以外、実施例40と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):461.1(M+H)+。
アクリロイルクロリドを(E)−4−(ジメチルアミノ)ブタ−2−エノイルクロリド((E)−4−(dimethylamino)but−2−enoyl chloride)に替えたこと以外、実施例40と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):490.0(M+H)+。
アクリロイルクロリドを(E)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタ−2−エノイル((E)−4−(pyrrolidin−1−yl)but−2−enoyl)に替えたこと以外、実施例40と同じ方法で化合物を製造した。MS(ESI,m/z):516.0(M+H)+。
本発明は、五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物のFGFRキナーゼ、FGFR依存性の腫瘍細胞の増殖阻害活性、及びヌードマウス皮下移植FGFR依存腫瘍の増殖阻害作用に対して薬理学的実験を行った。特に明記しない限り、薬理学的実験に必要な実験材料は、すべて市販のものを使用した。
1、試験材料
酵素反応基質ポリグルタミン酸−チロシンペプチドPoly(Glu,Tyr)4:1(Sigma、品物番号No.P7244)、抗ホスホチロシンモノクローナル抗体PY99(Santa Cruz、品物番号No.SC−7020)、キナーゼ組換えタンパク質FGFR1(Millipore、品物番号No.14−482)、西洋ワサビペルオキシダーゼ標識ヤギ抗マウスGoat Anti−Mouse IgG Antibody,H&L Chain Specific Peroxidase Conjugate(Calbiochem、品物番号No.401215)。精密電子天平(Sartotius、品物番号No.BP210D)、波長可変マイクロプレートリーダー(Molecular Device、品物番号No.SpectraMax 190)。
酵素反応基質Poly(Glu,Tyr)4:1をカリウムフリーのPBS(10 mMリン酸ナトリウム緩衝液、150 mM NaCl,pH7.2−7.4)を20μg/Mlに希釈し、125μL/ウェルパッケージは、ELISAプレートによって37°Cで12−16時間反応した。ウェル中の液体を捨ててからプレートを洗浄し、200μL/ウェルのT−PBS(0.1%Tween−20を含むPBS)でプレートをを3回洗浄し、毎回5分間である。37°CオーブンでELISAプレートを1−2時間乾燥する。
試料の阻害率(%)=
1、試験材料
ヒト急性骨髄性白血病細胞株KG1細胞(細胞質で発現されるFGFR1縮合タンパク質、FGFR1依存性腫瘍細胞株である)(ATCC,品物番号No.CCL−246)、細胞培養液RPMI−1640(Corning Cellgro、品物番号No.10−040−CVR)、ウシ胎児血清(Life Technologies、品物番号No.10099−141)を同社から購入し、CCK−8細胞計数キット(DOJINDO、品物番号No.FK808)。波長可変マイクロプレートリーダー(Molecular Device、品物番号No.SpectraMax 190)。
化合物のKG1に対する増殖阻害作用は、CCK−8細胞計数キット(Dojindo)で検出し、対数増殖期の細胞を適当な密度で96ウェル培養プレートに接種し、各ウェル90μlで接種し、一晩培養後、異なる濃度の化合物を加えて72時間作用して、溶媒対照組(陰性対照)を設定した。化合物を細胞に72時間作用した後、各ウェルに10μLのCCK−8試薬を加えて、37℃インキュベーターに2−4時間放置した後、全波長マイクロプレートリーダーSpectraMax 190でデータを読み取り、測定の波長は450nmである。
化合物の細胞増殖に対する阻害率は、下記の式より計算する:
阻害率(%)=(OD対照ウェル−OD投与ウェル)/OD対照ウェル×100%
IC50値は、マイクロプレートリーダーに付属のソフトウェアを使用して4パラメーター回帰により得た。
実験では五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物のヒト肺がんNCI−H1581ヌードマウス皮下移植腫瘍に対する増殖阻害作用及び作用の強さを測定した。
試験物質:実施例A26は、白色の粉末であり、−20℃で暗所保存する。使用前に、5%Tween80を含む生理食塩水で必要な濃度(淡い黄色の懸濁液)に調製した後に使用し、週一回に調製する。
陽性対照薬物:AZD4547(バッチ番号:Lot:S0902A)は、白色の粉末であり、−20℃で暗所保存する。使用前に、1%Tween80を含む生理食塩水で必要な濃度(白色の懸濁液)に調製した後に使用し、週一回に調製する。
投与量設定:A26投与量は、50mg/kg及び10mg/kgに設定し、陽性対照薬物AZD4547投与量は、12.5mg/kgに設定する。
細胞株
ヒト肺がんNCI−H1581細胞株(ATCC,品物番号No.CRL−5878)。この細胞株をヌードマウスの右側の右脇皮下に接種し、細胞接種量は5×106/匹であり、腫瘍移植後、体内で1世代継代した後に使用する。
活発な成長期の腫瘍組織を1.5mm3程度に切断し、無菌条件下で、ヌードマウス右脇皮下に接種する。ヌードマウス皮下移植腫瘍は、ノギスで移植腫瘍の直径を測定し、腫瘍が平均体積が約220mm3になるまで増殖した後、動物をランダムに分けた。A26の50mg/kg及び10mg/kg組は、毎日腹腔内注射で一回投与し、13日間連続投与し、陽性対照薬物AZD4547の12.5mg/kg組は、毎日経口投与一回し、13日間連続投与した。溶媒対照組は、等量の生理食塩水投与した。全実験過程において、毎周2回移植腫瘍直径を測定し、同時にマウスの体重を秤量した。腫瘍体積(tumor volume,TV)の式は、TV=1/2×a×b2であり、ここで、a、bはそれぞれ長さ及び幅を表す。測定の結果に基づいて相対腫瘍体積(relative tumor volume、RTV)を計算し、式は、RTV=Vt/V0である。ここで、V0は、サブケージ投与時に(即ち、d0)測定された腫瘍体積であり、Vtは毎回測定する時の腫瘍体積である。抗腫瘍活性の評価指標は、相対腫瘍増殖率T/C(%)、式は、T/C(%)=(TRTV/CRTV)×100%であり、TRTV:治療組RTV、CRTV:陰性対照組RTV。
実験結果は、表2、図1、2及び図3の写真に示されたようである。陽性対照薬物AZD4547の12.5mg/kg組は毎日経口投与一回して、13日間連続投与し、ヒト肺がんNCI−H1581ヌードマウス皮下移植腫瘍に対する増殖は一部阻害作用があり、13日目に得られたT/C百分数は、16.39%である。A26の50mg/kg及び10mg/kg組は、毎日腹腔内注射で一回投与し、13日間連続投与し、ヒト肺がんNCI−H1581ヌードマウス皮下移植腫瘍に対する増殖は、有意に阻害作用があり、13日目に得られたT/C百分数は、それぞれ2.20%及び19.88%である。実験期間中、各組のマウスの状態は良好であり、体重もすべて増加し、マウスの死亡はない。
本発明の五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物は、毒性が低く、溶解性能が良い。
本発明の五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物及びその衍生物の製造方法は、反応条件が優しく、原料が豊富で入手が簡単で、操作及び後処理が簡単で、対応選択性が良好なこと等の利点を有する。
本発明の五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物及びその衍生物は、FGFRキナーゼ及びFGFR依存性の腫瘍細胞株の増殖にたいして優れた阻害活性と優秀な選択性を有する。
本発明に言及されるすべての文献は、各文献が個別に参考として引用されるように本出願中に参照として引用される。なお、本発明の前記記述した内容を閲覧した後、当業者は、本発明に対して各種の変更や修正を行うことができ、これらの均等物の形は、同じく本出願に添付された特許請求の範囲に含まれることを理解される。
Claims (10)
- 式Iに示されるような化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
X1は、CH、C、Nから選択され、好ましくは、CHまたはCであり、
X2及びX3は、それぞれ独立的に、CH、C、NH、N、OまたはSから選択され、好ましくは、NH、N、CHまたはCであり、
X4及びX5は、Cであり、
そしてX1、X2、X3、X4及びX5は共に芳香族五員環を形成し、
Qは、置換または未置換のナフチル基(naphthyl group)、置換または未置換の8−10員二環式ヘテロアリール基(bicyclic heteroaryl)から選択され、
または、Qは−L−Aから選択され、ここで、Lは、置換または未置換のC1−C4アルキレン基(alkylene group)、置換または未置換のC2−C4のアルケニレン基(alkenylene group)、C2−C4のアルキニレン基(alkynylene group)、C1−C4のアルキレンオキシ基、−(C1−C4アルキル基)−NH−、−CO−NH−、−NH−CO−であり、Aは、置換または未置換のC6−C12アリール基(aryl group)、置換または未置換の5−8員単環式ヘテロアリール基(monocyclic heteroaryl group)、置換または未置換の8−10員二環式ヘテロアリール基(bicyclic heteroaryl group)から選択され、
Gは、ハロゲン(halogen)、ヒドロキシル基(hydroxyl group)、シアノ基(cyano group)、−L3−置換または未置換のC6−C12アリール基、−L3−置換または未置換の5−12員ヘテロアリール基、−L3−置換または未置換の3−12員複素環基、−L3−置換または未置換のC3−C8シクロアルキル基、−(CH2)m−L1−R1、−(CH2)m−N(R2)(R3)、−(CH2)m−C(=O)−N(R2)(R4)から選択されるそれぞれ独立的にX2及び/またはX3に位置する1−2つの置換基であり、
ここで、前記グループGには、さらに任意にそれぞれ独立的な1−3つの−Lx1−Lx2−Lx3−Lx4−Lx5−M置換基を有することができ、ここで、Lx1、Lx2、Lx3、Lx4及びLx5は、それぞれ独立的に、無し、カルボニル基(Carbonyl group)(C=O)、オキシル基(oxyl group)(−O−)、−C=S−、−S(O)2−、−CH2−、−CH=CH−、C3−C8シクロアルケニレン基(cycloalkenylene group)、−C≡C−、−NH−、−N(R5)−から選択され、Mは、H、−OH、ハロゲン、シアノ基、−N(R2)(R3)、−CH3、−C(=O)CH3、C1−C6アルコキシ基(alkoxy group)、3−12員複素環基(heterocyclic group)、C3−C8シクロアルキル基(cycloalkyl group)、5−12員ヘテロアリール基、C3−C8シクロアルケニル基(cycloalkenyl group)から選択され、
前記−Lx1−Lx2−Lx3−Lx4−Lx5−M置換基は、さらに1つまたは複数のハロゲン、C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、シアノ基、ヒドロキシル基、=O、=CH2、エテニル基(ethenyl group)(−CH=CH2)、−(CH2)k−N(R2)(R3)、−(C1−C6アルキル基)−OR2、3−12員複素環基またはC3−C8シクロアルキル基によって置換されることができ、
kは、0、1、2または3から選択され、
mは、0、1、2、3または4から選択され、
L1は、無し、O、または−C(=O)O−であり、
L3は、無し、または置換または未置換のC1−C4アルキレン基であり、
R1、R3及びR4は、それぞれ独立的に、水素(hydrogen)、ハロゲン、置換または未置換のC1−C6アルキル基、置換または未置換のC3−C8シクロアルキル基、置換または未置換の3−12員複素環基、−(C1−C6アルキル基)−N(C1−C6アルキル基)(C1−C6アルキル基)、−(C1−C6アルキル基)−O−(C1−C6アルキル基)、または置換または未置換のフェニル基(phenyl group)から選択され、
R2は、水素、またはC1−C4アルキル基から選択され、
または、R2及びR3、R2及びR4は、結合された窒素原子(nitrogen atom)と共に置換または未置換の4−7員複素環を形成し、前記複素環は、N、O、Sから選択される1−3つのヘテロ原子を含み、そして少なくとも1つのヘテロ原子は、Nであり、
R5は、水素、C1−C4アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、ホルミル基(formyl group)、C1−C4アルキルカルボニル基、またはC1−C4アルコキシカルボニル基から選択され、
前記置換は、基上の1つまたは複数の水素原子が、ヒドロキシル基、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基(nitro group)、アミノ基(amino group)、カルボキシル基(carboxyl group)、−CH2OH、−CONH2、置換または未置換のC1−C6アルコキシ基、置換または未置換のC1−C6アルキル基、置換または未置換のC1−C6アルキルアミン基(alkylamine group)、C1−C4アルカノイル基(alkanoyl group)、C1−C4アルカンスルホニル基(alkanesulfonyl group)、C1−C4アルコキシカルボニル基、C1−C4アルカンスルホニルアミノ基(alkanesulfonylamino group)、オキシ基(oxy group)(=O)、:CH2、C3−C6シクロアルキル基、4−7員複素環基、−NH(C1−C4アルキル基)、−N(C1−C4アルキル基)(C1−C4アルキル基)、ピロリドン基(pyrrolidone group)、ピペリジニル基(piperidinyl group)、C3−C6シクロアルキルカルボニル基、フェニル基、C2−C4アルキニル基(alkynyl group)、置換または未置換の5−10員ヘテロアリール基からなる組から選択される1つまたは複数(好ましくは、1−5つ)の基によって置換されることを意味し、前記C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキル基及びC1−C6アルキルアミン基の置換基は、独立的にオキシ基、ハロゲン、シアノ基、シクロプロピル(cyclopropyl group)、ヒドロキシル基、アミノ基、−N(C1−C4アルキル基)(C1−C4アルキル基)から選択される1−3つの基であり、前記5−10員ヘテロアリール基上置換基は、C1−C6アルキル基、−C1−C4アルキレン基−N(C1−C4アルキル基)(C1−C4アルキル基)から選択される1−3つの基であり、
前記C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキル基及びC1−C6アルキルアミン基は、直鎖または分岐鎖を含み、
また、前記化合物は、
- Qは、ナフチル基、ベンゾ5−6員単環式ヘテロアリール基、5−6員単環式ヘテロアリール基5−6員単環式ヘテロアリール基からなる置換または未置換の基から選択され、
または、Qは、−L−Aから選択され、ここで、Lは、未置換またはハロゲンによって置換されたC1−C4アルキレン基、未置換またはハロゲンによって置換されたC2−C4のアルケニレン基、C2−C4のアルキニレン基、C1−C4のアルキレンオキシ基、−(C1−C4アルキル基)−NH−、−CO−NH−、−NH−CO−であり、Aは、置換または未置換のC6−C12アリール基、置換または未置換の5−6員単環式ヘテロアリール基から選択されることを特徴とする
請求項1に記載の式Iの化合物。 - Gは、独立的にハロゲン、ヒドロキシル基、シアノ基、−L3−置換または未置換のC6−C10アリール基、−L3−置換または未置換の5−10員ヘテロアリール基、−L3−置換または未置換の4−7員複素環基、−L3−置換または未置換のC3−C6シクロアルキル基、−(CH2)m−L1−R1、−(CH2)m−N(R2)(R3)、−(CH2)m−C(=O)−N(R2)(R4)から選択される1−2つの置換基であり、
ここで、L3は、無し、置換または未置換のメチレン基(methylene group)、置換または未置換のエチデン(ethidene group)であり、
また、前記グループG上には、さらに任意にそれぞれ独立的な1−3つの−Lx1−Lx2−Lx3−Lx4−Lx5−M置換基を有することができ、ここで、Lx1、Lx2、Lx3、Lx4及びLx5は、それぞれ独立的に、無し、カルボニル基(C=O)、オキシル基(−O−)、−C=S−、−S(O)2−、−CH2−、−CH=CH−、C3−C6シクロアルケニレン基、エチニレン基(ethynylene group)(−C≡C−)、−NH−、−N(R5)−から選択され、
Mは、H、−OH、ハロゲン、シアノ基、−N(R2)(R3)、−CH3、−C(=O)CH3、C1−C4アルコキシ基、4−7員複素環基、C3−C6シクロアルキル基、5−10員ヘテロアリール基、C3−C6シクロアルケニル基から選択され、
前記−Lx1−Lx2−Lx3−Lx4−Lx5−M置換基は、さらに1つまたは複数のハロゲン、C1−C6アルキル基、シアノ基、ヒドロキシル基、酸素原子(=O)、=CH2、−(CH2)k−N(R2)(R3)、−(C1−C6アルキル基)−OR2、3−12員複素環基またはC3−C6シクロアルキル基によって置換され、
R1、R3、R4は、それぞれ独立的に、水素、ハロゲン、置換または未置換のC1−C4アルキル基、置換または未置換のC3−C6シクロアルキル基、置換または未置換の4−7員複素環基、置換または未置換のフェニル基から選択され、
または、R2及びR3、R2及びR4は、結合された窒素原子と共に置換または未置換の4−7員飽和複素環を形成し、前記複素環は、N、O、Sから選択される1−3つのヘテロ原子を含み、そして少なくとも1つのヘテロ原子は、Nであり、
R5は、水素、C1−C4アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、ホルミル基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルコキシカルボニル基から選択されることを特徴とする
請求項1に記載の式Iの化合物。 - X1は、Cであるが、X2及びX3ともNであり、またはX1は、Cであり、X2はCHであるが、X3がNであり、またはX1は、Cであり、X2はCであるが、X3がNであることを特徴とする
請求項1に記載の式Iの化合物。 - 前記化合物は、
請求項1に記載の式Iの化合物。 - 請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法であって、
ここで、X1、X2、X3、X4、X5、Q及びGの定義は、対応する請求項と同一であり、Rxは、C1−C6アルキル基から選択され、
式(I)−1の化合物が、ヒドラジン水和物と環化反応を介して式(I)の化合物を得る、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。 - 請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の用途であって、
(a)FGFRキナーゼ活性または発現量に関連する疾患を治療するための薬物を製造し、
(b)FGFRキナーゼ標的阻害剤を製造し、
(c)インビトロ(in vitro)で非治療的にFGFRキナーゼの活性を阻害し、
(d)インビトロで非治療的に腫瘍細胞の増殖を阻害し、及び/または
(e)FGFRキナーゼ活性または発現量に関連する疾患を治療することに使用される、前記請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の用途。 - 前記FGFR活性または発現量に関連する疾患は、癌腫、造血器悪性疾患、他の新生物、骨格及び軟骨細胞障害、低リン血症、線維性疾患、乾癬、スポット腫瘍、水疱性皮膚疾患、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、膜性増殖性糸球体腎炎、糸球体病変、糖尿病性腎症、腎症及び前立腺肥大症、眼疾患、及び頭蓋骨癒合症症候群から選択され、好ましくは、膀胱癌、乳癌、子宮頸がん、大腸がん、子宮内膜がん、胃がん、頭頸部がん、腎臓がん、肝がん、肺がん、卵巣がん、前立腺がん、食道がん、胆嚢がん、膵がん、甲状腺がん、皮膚がん、白血病、多発性骨髄腫、慢性リンパ性リンパ腫、成人T細胞白血病、B細胞リンパ腫、急性骨髄性白血病、ホジキンリンパ腫または非ホジキンリンパ腫、ワルデンストロームのマクログロブリン血症、有毛細胞リンパ腫、ボジットリンパ腫、膠芽腫、黒色腫及び横紋筋肉腫から選択される癌腫であることを特徴とする
請求項7に記載の用途。 - 医薬組成物であって、
前記医薬組成物は、(i)有効量の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩、及び(ii)薬学的に許容される担体を含む、前記医薬組成物。 - FGFRキナーゼ活性を阻害する方法であって、
阻害有効量の請求項1に記載の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩、または阻害有効量の請求項9に記載の医薬組成物を阻害対象に投与するステップを含む、FGFRキナーゼ活性を阻害する方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201610353035 | 2016-05-24 | ||
CN201610353035.2 | 2016-05-24 | ||
CN201710060243.8A CN107417687A (zh) | 2016-05-24 | 2017-01-24 | 五元杂环并[3,4‑d]哒嗪酮类化合物、其制备方法、药物组合物及其应用 |
CN201710060243.8 | 2017-01-24 | ||
PCT/CN2017/085765 WO2017202343A1 (zh) | 2016-05-24 | 2017-05-24 | 五元杂环并[3,4-d]哒嗪酮类化合物、其制备方法、药物组合物及其应用 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019519534A true JP2019519534A (ja) | 2019-07-11 |
Family
ID=60423438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018561990A Pending JP2019519534A (ja) | 2016-05-24 | 2017-05-24 | 五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物、その製造方法、医薬組成物及び応用 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20190135818A1 (ja) |
EP (1) | EP3470415A4 (ja) |
JP (1) | JP2019519534A (ja) |
CN (2) | CN107417687A (ja) |
AU (1) | AU2017269462A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023512664A (ja) * | 2020-01-29 | 2023-03-28 | カマリ ファーマ リミテッド | 皮膚障害の治療に使用するための化合物及び組成物 |
JP2023516483A (ja) * | 2020-12-16 | 2023-04-19 | 天津済坤医薬科技有限公司 | 化合物とその調製方法及びそれらの抗がん剤の調製における応用 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107417687A (zh) * | 2016-05-24 | 2017-12-01 | 中国科学院上海药物研究所 | 五元杂环并[3,4‑d]哒嗪酮类化合物、其制备方法、药物组合物及其应用 |
CN116635371A (zh) * | 2021-02-09 | 2023-08-22 | 苏州阿尔脉生物科技有限公司 | 一种作为sos1抑制剂的多环哒嗪酮类衍生物、其制备方法及用途 |
CN114957132A (zh) * | 2021-02-20 | 2022-08-30 | 中国科学院上海药物研究所 | 含s构型的氨基苯甲酰胺基哒嗪酮类化合物、其制备方法、药物组合物及应用 |
CN114225051B (zh) * | 2021-12-16 | 2024-05-10 | 中国人民解放军空军军医大学 | 一种用于治疗银屑病的药物及其应用 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013042137A1 (en) * | 2011-09-19 | 2013-03-28 | Aurigene Discovery Technologies Limited | Bicyclic heterocycles as irak4 inhibitors |
JP2015508087A (ja) * | 2012-02-23 | 2015-03-16 | バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングBayer Intellectual Property GmbH | 置換ベンゾチエニル−ピロロトリアジンおよびその使用 |
WO2016007185A1 (en) * | 2014-07-07 | 2016-01-14 | Eternity Bioscience Inc. | Aminopyridazinone compounds as protein kinase inhibitors |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105837576B (zh) * | 2015-01-14 | 2019-03-26 | 湖北生物医药产业技术研究院有限公司 | Btk抑制剂 |
CN107417687A (zh) * | 2016-05-24 | 2017-12-01 | 中国科学院上海药物研究所 | 五元杂环并[3,4‑d]哒嗪酮类化合物、其制备方法、药物组合物及其应用 |
-
2017
- 2017-01-24 CN CN201710060243.8A patent/CN107417687A/zh active Pending
- 2017-05-24 AU AU2017269462A patent/AU2017269462A1/en not_active Abandoned
- 2017-05-24 JP JP2018561990A patent/JP2019519534A/ja active Pending
- 2017-05-24 US US16/304,508 patent/US20190135818A1/en not_active Abandoned
- 2017-05-24 EP EP17802189.5A patent/EP3470415A4/en not_active Withdrawn
- 2017-05-24 CN CN201780032658.2A patent/CN109641908B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013042137A1 (en) * | 2011-09-19 | 2013-03-28 | Aurigene Discovery Technologies Limited | Bicyclic heterocycles as irak4 inhibitors |
JP2015508087A (ja) * | 2012-02-23 | 2015-03-16 | バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングBayer Intellectual Property GmbH | 置換ベンゾチエニル−ピロロトリアジンおよびその使用 |
WO2016007185A1 (en) * | 2014-07-07 | 2016-01-14 | Eternity Bioscience Inc. | Aminopyridazinone compounds as protein kinase inhibitors |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023512664A (ja) * | 2020-01-29 | 2023-03-28 | カマリ ファーマ リミテッド | 皮膚障害の治療に使用するための化合物及び組成物 |
JP2023516483A (ja) * | 2020-12-16 | 2023-04-19 | 天津済坤医薬科技有限公司 | 化合物とその調製方法及びそれらの抗がん剤の調製における応用 |
JP7525630B2 (ja) | 2020-12-16 | 2024-07-30 | 天津済坤医薬科技有限公司 | 化合物とその調製方法及びそれらの抗がん剤の調製における使用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3470415A1 (en) | 2019-04-17 |
CN109641908A (zh) | 2019-04-16 |
US20190135818A1 (en) | 2019-05-09 |
EP3470415A4 (en) | 2019-05-22 |
CN107417687A (zh) | 2017-12-01 |
AU2017269462A1 (en) | 2019-01-24 |
CN109641908B (zh) | 2021-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2015335694B2 (en) | Indole carboxamide compounds useful as kinase inhibitors | |
KR102166002B1 (ko) | 섬유 아세포 성장 인자 수용체 키나아제 억제제인 인다졸계 화합물 및 이의 제조와 응용 | |
JP2019519534A (ja) | 五員複素環[3,4−d]ピリダジノン系化合物、その製造方法、医薬組成物及び応用 | |
US9085575B2 (en) | Tri- and tetracyclic pyrazolo[3,4-B]pyridine compounds as antineoplastic agent | |
DE60126997T2 (de) | Stickstoff-enthaltende aromatische ringverbindungen zur behandlung von tumorerkrankungen | |
JP5188988B2 (ja) | ベンゾアゾール誘導体、組成物、及びオーロラキナーゼ阻害剤としての使用方法 | |
JP6457623B2 (ja) | 2,4−二置換7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン誘導体、その製造方法および医薬における使用 | |
JP5205276B2 (ja) | 酵素阻害剤 | |
WO2017202343A1 (zh) | 五元杂环并[3,4-d]哒嗪酮类化合物、其制备方法、药物组合物及其应用 | |
US9255072B2 (en) | Pyrazole compounds and thiazole compounds as protein kinases inhibitors | |
KR20140014147A (ko) | 의약으로서의 아자인다졸 또는 디아자인다졸 유형의 유도체 | |
JP2017506667A (ja) | 2,4−二置換ベンゼン−1,5−ジアミン誘導体およびその使用ならびにそれから製造される医薬組成物および薬用組成物 | |
AU2014367284B2 (en) | WNT pathway modulators | |
JP6381792B2 (ja) | 新規なイミダゾピリダジン化合物およびそれらの使用 | |
JP6283688B2 (ja) | カゼインキナーゼ1d/e阻害剤としての新規なピラゾール置換のイミダゾピラジン | |
AU2019237715A1 (en) | Thienopyridine derivatives and pharmaceutical composition comprising same | |
AU2018389145A1 (en) | Exo-aza spiro inhibitors of menin-MLL interaction | |
JPWO2015163435A1 (ja) | 新規2−アミノ−ピリジン及び2−アミノ−ピリミジン誘導体及びその医薬用途 | |
IL293107A (en) | Adenosine receptor antagonist compounds | |
US20090181986A1 (en) | Substituted heterocyclic compounds | |
JP2008500944A (ja) | 2−置換フェニル−5,7−ジアルキル−3,7−ジヒドロピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−オン誘導体、その製法およびその医薬用途 | |
WO2019119481A1 (zh) | 吲唑类衍生物激酶抑制剂 | |
WO2019170086A1 (zh) | 一种酰基取代的噁嗪并喹唑啉类化合物、制备方法及其应用 | |
TWI480276B (zh) | 作為蛋白質激酶抑制劑之化合物及組合物 | |
WO2022028556A1 (zh) | Cdk9抑制剂及其用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190125 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200525 |