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JP2019513545A - フィルム被覆ガラスからフィルムを分離するためのシステム、方法及び装置 - Google Patents

フィルム被覆ガラスからフィルムを分離するためのシステム、方法及び装置 Download PDF

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JP2019513545A
JP2019513545A JP2018551860A JP2018551860A JP2019513545A JP 2019513545 A JP2019513545 A JP 2019513545A JP 2018551860 A JP2018551860 A JP 2018551860A JP 2018551860 A JP2018551860 A JP 2018551860A JP 2019513545 A JP2019513545 A JP 2019513545A
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フエイ チュウ,ツァン
チェ ツァイ,ウェイ
チェ ツァイ,ウェイ
チェン ワン,チゥン
チェン ワン,チゥン
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Abstract

本出願では、リサイクルシステムを開示する。上記システムリサイクルは、フィルム被覆カレットを1つ以上の非平坦プレート上で受承し、傾斜して位置決めされた上記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることにより、上記フィルム被覆カレットからフィルムを分離するよう構成された、選別器を備える。

Description

優先権
本出願は、米国特許法第119条の下において、2016年4月5日出願の米国仮特許出願第62/318358号の優先権の利益を主張するものであり、上記仮特許出願の内容は信頼できるものであり、その全体が参照により本出願に援用される。
本開示は、ガラスをリサイクルするための方法及びシステム、より詳細にはLCDガラス基板の製造時に生成されるフィルム被覆ガラスからフィルムを除去することに関する。
LCDガラスの製造プロセスにおいて、ポリエチレン(PE)フィルム被覆トリムガラス等のフィルム被覆トリムガラスが、LCDガラス基板切断プロセスから生成される。原材料の使用量及びコストを削減するために、PEフィルム被覆トリムガラスからPEフィルムをフィルタリングし、カレットを回収して、バッチのカレット比率(即ち製造プロセスで使用される原材料に対する、リサイクルされるカレットの比率)を増加させるためのプロセスラインを構築することが好ましい。しかしながら、複数の公知の解決策は、効率の低さ、フィルタリングされたカレットの品質の低さ、フィルタリング速度の遅さ、塵芥の多い動作環境、カレットの最終製品に対する汚染及び粒子サイズ分布(particle size distribution:PSD)のばらつきの大きさといった欠点を有する。
従って、フィルムフィルタリング速度、性能、能力、低汚染、安定したPSD及び環境制御についての高品質要件を満たすための、カレットを回収するためのシステム又は方法に対する需要が存在する。
本開示は、フィルム被覆カレットからフィルムを分離するためのリサイクルシステムを提供する。上記システムは、上記フィルム被覆カレットを1つ以上の非平坦プレート上で受承し、傾斜して位置決めされた上記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることにより、上記フィルム被覆カレットから上記フィルムを分離するよう構成された、選別器を備える。
一実施形態では、上記1つ以上の非平坦プレートは:波状;鋸歯状;ひだ付き;凹凸;段差状;及び網目状のうちの少なくとも1つから選択された、隆起表面を有する。
更なる実施形態では、上記1つ以上の非平坦プレートは、水平から25°〜35°だけ上昇するように傾斜させられており、上記1つ以上の非平坦プレートの下側に上記フィルム被覆カレットを受承するよう構成される。例えば、上記1つ以上の上昇方向非平坦プレートの上記角度は、30°であってよい。
一実施形態では、上記1つ以上の上昇方向非平坦プレートの上記隆起表面は、10mm〜20mmの等間隔となったしわを有する。
別の実施形態では、上記1つ以上の非平坦プレートは、水平から0°〜3°だけ下降するように傾斜させられており、上記1つ以上の非平坦プレートの上側に上記フィルム被覆カレットを受承するよう構成される。上記角度は例えば1°であってよい。
一実施形態では、上記段差は550mm〜650mmの等間隔である。
一実施形態では、複数の障害物を上記1つ以上の非平坦プレート上に配設してよい。
別の実施形態では、フィルム被覆カレットからフィルムを分離するための上記システムは、フィルム被覆ガラスを上記フィルム被覆カレットに粉砕するための1つ以上の粉砕器内破砕器を有する破砕器を備える。
更なる実施形態では、上記1つ以上の非平坦プレートは、偏心カムによって往復運動する。
一実施形態では、上記システムは、上記1つ以上の非平坦プレート上の上記フィルム被覆カレットが、上記1つ以上の非平坦プレートの傾斜及び上記偏心カムの回転速度に応じて、制御可能な速度で移動できるよう構成される。
一実施形態では、上記1つ以上の非平坦プレートは、上記選別器に着脱可能に接続される。
本開示はまた、フィルム被覆カレットからフィルムを分離するための方法も提供し、上記方法は:上記フィルム被覆カレットを1つ以上の非平坦プレートに導入するステップ;及び傾斜して位置決めされた上記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることによって、上記フィルム被覆カレットから上記フィルムを分離するステップを含む。
別の実施形態では、上記フィルム被覆カレットを上記1つ以上の非平坦プレートに導入する上記ステップは更に、上記フィルム被覆カレットを上記1つ以上の非平坦プレートの下側で受承するために、上記1つ以上の非平坦プレートを、水平から25°〜35°だけ上昇するように傾斜させて位置決めするステップを含む。例えば上記1つ以上の上昇方向非平坦プレートは30°である。
一実施形態では、上記1つ以上の上昇方向非平坦プレートは、10mm〜20mmの等間隔となったしわを有する隆起表面を有する。
別の実施形態では、上記フィルム被覆カレットを上記1つ以上の非平坦プレートに導入する上記ステップは更に、上記フィルム被覆カレットを上記1つ以上の非平坦プレートの上側で受承するために、上記1つ以上の非平坦プレートを、水平から0°〜3°下降する段差となるように傾斜させて配設するステップを含む。上記角度は例えば1°であってよい。
一実施形態では、上記段差は550mm〜650mmの等間隔である。
一実施形態では、上記方法は、フィルム被覆ガラスを上記フィルム被覆カレットに粉砕するステップを含む。
一実施形態では、上記方法は、上記1つ以上の非平坦プレートを偏心カムによって往復運動させることによって、上記フィルム被覆カレットを、上記1つ以上の非平坦プレートの傾斜及び上記偏心カムの回転速度に応じて、制御可能な速度で移動させるステップを含む。
本開示は更に、フィルム被覆ガラスからフィルムを分離するための装置を提供し、上記装置は:上記フィルム被覆ガラスをフィルム被覆カレットに粉砕するための粉砕器;及び1つ以上の非平坦プレートであって、上記粉砕器から上記フィルム被覆カレットを受承し、傾斜して位置決めされた上記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることによって、上記フィルム被覆カレットから上記フィルムを分離するための、1つ以上の非平坦プレートを備える。
本開示のプロセス設備は、低コストで、小型で、高効率で、省力化されたものとなるよう構成できる。例えば複数の実施形態は、統合型自動制御システムを含むことができ、このシステムは、上記システムを1人のオペレータで操作することを可能とする。本開示の例示的な実施形態は、全体としてのリサイクル率(即ち傾斜装置に投入された材料に対する、受承ステーションで受承用バケツに回収された材料の比率)を、少なくとも約90%とすることができる。本開示の例示的な実施形態はまた、フィルム除去率(即ち受承ステーションで受承用バケツに回収された材料から除去されるフィルムの比率)を、少なくとも約97%まで改善し、材料損失を約7%未満とすることができる。この除去率は、最終的に回収された材料において残留フィルムが占有する表面積のパーセンテージをサンプリングによって推定することによって算出される。回収されたフィルムは、リサイクル企業に売却できる。
更なる特徴及び利点は、以下の「発明を実施するための形態」に記載され、またその一部は、当業者には、この「発明を実施するための形態」から容易に明らかとなるか、又は以下の「発明を実施するための形態」、請求項及び添付の図面を含む本明細書に記載されている実施形態を実践することにより認識されるであろう。
以上の「発明の概要」及び以下の「発明を実施するための形態」はいずれも単なる例示であり、請求項に記載されている実施形態の性質及び特徴を理解するための概観又は枠組みを提供することを意図したものであることを理解されたい。添付の図面は、更なる理解を提供するために含まれており、また本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成する。これらの図面は1つ以上の実施形態を図示し、本記載と併せて、様々な実施形態の原理及び動作を説明する役割を果たす。
本明細書に記載の1つ以上の実施形態によるガラスリサイクルシステムの概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による傾斜装置の概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による粉砕器の外観の概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による粉砕器システムの概略側面図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による粉砕器内破砕器の概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態によるブリッジ破砕器の概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による選別器の概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による選別器内の非平坦プレートの概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による選別器の概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による受承システムの概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による回収システムの概略図 本明細書に記載の1つ以上の実施形態による回収システムの概略図
これより、本発明の1つ以上の好ましい実施形態に詳細に言及する。上記実施形態の1つ以上の例は、添付の図面に図示されている。図面全体を通して、同一又は同様の部分を指すために、可能な限り同一の参照番号を用いる。
フィルム被覆トリムガラスは、LCDガラス基板切断プロセス後にリサイクルできる。図1は、1つ以上の実施形態によるガラスリサイクルシステム100の例示的実施形態を示す。ガラスリサイクルシステム100は、粉砕器システム102、選別器システム104、受承システム106、並びにフィルム及び塵芥回収システム108を備える。
粉砕器システム102は、フィルム被覆トリムガラスをフィルム被覆カレットに粉砕する。次にフィルム被覆カレットは選別器システム104に受承され、ここでフィルムの大半がフィルム被覆カレットから分離される。分離されたカレットは受承システム106に受承され、その一方で分離されたフィルムはフィルム及び塵芥回収システム108によって回収される。あるいは、フィルム及び塵芥回収システム108を粉砕器システム102及び選別器システム104に接続することもでき、ここで多少のフィルム及び塵芥を、以下に説明するように生成してもよい。
粉砕器システム102は、傾斜装置200及び粉砕器300を備える。図2は、傾斜装置200の例示的実施形態を示す。フィルム被覆トリムガラスはカート404(図4aに図示)に導入される。カート404をカート計量プラットフォーム202へと移動させて総重量(A)を取得した後、傾斜装置ボード206に対向するように傾斜装置ステージ204上へと移動させ、位置決めする。カートを傾斜装置ステージ204上に位置決めする際、傾斜装置ボード206から延在する2つのフォーク208及び210がカート404の下側に延びている(図4aに図示)。傾斜装置モータ216は、傾斜装置ボード206を制御して上下に移動させる。安全フェンス214は、いずれの人物又は物体の望ましくない接近を防止するために、格子構造を有してよい。
図3は、粉砕器300の例示的実施形態を示す。投入ホッパカバー302は粉砕器300の供給ポート402(図4aに図示)を内包してこれを保護する。投入ホッパカバー302の下側には粉砕器ハウジング312が接続され、その中には、フィルム被覆トリムガラスをフィルム被覆カレットに粉砕するために利用される粉砕器内破砕器416及び418が位置し(図4aに図示)、その一方で、粉砕器ハウジング312の片側に粉砕器内破砕器シャフト310を確認できる。粉砕器の回転を制御するために使用される粉砕器モータ308は、粉砕器ハウジング312のもう片側に接続される。ブリッジ破砕器ハウジング304は投入ホッパカバー302上に位置し、投入ホッパカバー302の内側に位置する1つ以上のブリッジ破砕器408(図4aに図示)を保護し、またブリッジ破砕器シャフト306は、ブリッジ破砕器ハウジング304の両側から突出して、1つ以上のブリッジ破砕器408を固定する。破砕器位置センサ314は粉砕器ハウジング312に配置され、粉砕器内破砕器シャフト310の現在位置を検出する。更に、粉砕器300の内部、例えば粉砕器300内にある塵芥が多すぎるかどうか、又は粉砕器内に押し込むことができないガラスが存在するかどうかを監視するために、ウェブカメラ316を投入ホッパカバー302上に配置して、LCDモニタ(図示せず)に接続してよい。
図4aは、傾斜装置200及び粉砕器300を備える粉砕器システム102の側面図と、その動作方法とを示す。上述のように、フィルム被覆トリムガラスを含むカート404をカート計量プラットフォーム202へと移動させ、総重量(A)を取得する。次にカート404を傾斜装置ステージ204上へと移動させて位置決めする。傾斜装置200を作動させる際、傾斜装置モータ216は傾斜装置ボード206を制御して、傾斜装置ボード206から延在するフォーク208及び210と共に上方に移動させる。フォーク208及び210は共に、カート404が傾斜シャフト212(図2に図示)を越えて供給ポート402に到達するまで、カート404を持ち上げる。カート404を上に載せたボード206は、カート405が示すように傾斜させられて、フィルム被覆トリムガラス403をカート405から粉砕器300の中へと投入する。
粉砕器ハウジング312内の粉砕器内破砕器416及び418は、フィルム被覆トリムガラス403を、例えば約30×30ミリメートルの目標平均断片サイズ、及び例えば約50×50ミリメートルの目標最大断片サイズを有するフィルム被覆カレット406に粉砕する。しかしながら、粉砕されたフィルム被覆カレットのサイズは小さすぎてはならない。というのは、粉砕されたフィルム被覆カレットが小さいほど、フィルム及び塵芥回収システム108によって吸引されて運び去られやすくなり、従ってリサイクル率が低下するためである。フィルム被覆カレット406を被覆するフィルムもまた小片に破砕され、カレットから分離されて、フィルム及び塵芥回収システム108に予備的に吸引されることが好ましい。
ブリッジ破砕器シャフト306の周りで回転する1つ以上のブリッジ破砕器408は、フィルム被覆トリムガラス403を粉砕器内破砕器416及び418内へと押し込むことによって、粉砕を促進する。この1つ以上のブリッジ破砕器408は任意のものであることを理解されたい。
フィルム被覆カレット406は供給装置412上に落下してその中に蓄積される。振動装置410は供給装置412を振動させ、供給装置412に隣接する出口414から、以下で詳細に説明する選別器500上へと、フィルム被覆カレット406を跳ね出させる。
更に、フィルム被覆トリムガラス403の投入後、フォーク208及び210を傾斜装置モータ216で下方へ移動させることによって、空のカート404を降下させる。次に空のカート404をカート計量プラットフォーム202へと移動させて、カート重量(B)を取得する。よって、後続の検査手順のために、総重量(A)からカート重量(B)を減算することによって、フィルム被覆トリムガラス403の正味重量を算出できる。
図4bは、粉砕器ハウジング312内の粉砕器内破砕器416及び418を示す。図4bの実施形態では、破砕器416及び418はそれぞれ、刃でできた爪を12個有するものとして示されているが、例えば破砕器のサイズに応じて、いずれの好適な個数の爪を適用できる。一実施形態では、複数の粉砕器内破砕器416及び418が互いに繰り返し重なり合って、粉砕器内破砕器セットを形成する。別の実施形態では、1つの粉砕器内破砕器のみが粉砕器ハウジング312内に配置される。
図4cは、本明細書に記載の1つ以上の実施形態によるブリッジ破砕器408を示す。ブリッジ破砕器408は、その一端がギザギザになっているものとして示されているが、フィルム被覆トリムガラス403をブリッジ破砕器408内へと押し込むために好適ないずれの形状を考えることができ、また1つ以上のブリッジ破砕器408を適用できることは、容易に理解できる。ブリッジ破砕器408の別の端部には孔420が存在し、ブリッジ破砕器シャフト306は、ブリッジ破砕器408がブリッジ破砕器シャフト306の周りで枢動できるよう、この孔420を通る。
選別器システム104は、複数の選別器500を備えてよい。図5aは、一実施形態における選別器500の外側を示す。選別器500は、下側カバー502及び上側カバー504に覆われたケース501を備える。下側カバー502及び上側カバー504は、複数のロック532によってケース501上に固定される。ケース501は、複数の振動絶縁装置514、515及び516によって支持されたメインフレーム505に接続された、複数のばね506によって支持される。1つ以上のカウンタウェイト518を用いて、選別器500を平衡させる。
この実施形態では、選別器500のケース501は上昇方向に傾斜する。入口520は、粉砕器300の出口414又はケース401の下側の別の選別器500の出口530から、フィルム被覆カレット及び/又はカレットを受承し、出口530は上記フィルム被覆カレット及び/又はカレットを、バケツ昇降器602の入口604又はケース401の上側の別の選別器500の入口520へと吐出する。
2つの点検用扉522及び528を利用して粉砕器300の内部を監視し、例えば選別器500内の塵芥が多すぎるかどうかを決定する。点検用扉522及び528は透明であってよく、開放されていてよい。いずれの個数の点検用扉を適用できることは容易に理解できる。空気が空気流入開口526からケース401に入り、フィルム回収孔524及び525からケース401を出ることによって、以下に詳細に記載するように、分離されたフィルムを運び去る。
ケース501の下側のモータ508は、シャフト(図示せず)で接続された2つの偏心カム510及び511を駆動して回転させ、これらの偏心カム510及び511は上記シャフトの周りで回転する。偏心カム510及び511はそれぞればね512及び513に当接し、ばね512及び513は共に、ケース501の底部に取り付けられたブロック503に当接する。
図5bは、選別器500のケース501の内側に直列に設置された3つの非平坦プレート540、542及び544を示す。非平坦プレート540、542及び544は鋸歯状の隆起表面を有してよく、即ち非平坦プレート540、542及び544のプロファイルは鋸歯状であってよい。非平坦プレート540、542及び544の隆起表面はまた:波状;ひだ付き;凹凸;段差状;網目状等のうちの少なくとも1つであってよい。非平坦プレート540、542及び544の隆起表面は、等間隔のしわを有するものとして図示されているが、間隔が等しくないしわを適用してもよい。任意に、非平坦プレート540、542及び544の隆起表面は不規則であってよい。更に非平坦プレート540、542及び544は、1つ以上の非平坦プレート540、542及び544を独立して清掃又は交換できるよう、選別器500に着脱可能に接続してよい。3つの非平坦プレート540、542及び544が図示されているが、いずれの個数の非平坦プレートを適用できる。非平坦プレート540、542及び544は例えば、金属、合金(例えば炭素鋼)、又は以下で記載するようにフィルム被覆カレットが非平坦プレート540、542及び544に当たった際のフィルム被覆カレットからのフィルムの分離を促進するために十分な硬度を有するいずれの材料で作製してよい。
再び図5aを参照すると、選別器500を起動させた時、上側カバー502及び下側カバー504は閉鎖されてロックされる。カムを駆動するための歯車構造に応じて、特定の実施形態ではモータ508は、例えば60〜120rpm、例えば約100rpmで自走回転してよい。次にモータ508は2つの偏心カム510及び511を駆動して、周波数変換器(図示せず)を介して例えば0〜1800rpmで回転させる。続いて偏心カム510及び511は、ばね512及び513を繰り返し前後に移動させることにより、ブロック503を介してケース501を前後に往復運動させる。ばね506は、ばね512及び513によって誘発されたケース全体の運動を、例えば約60〜80mmまで増幅することによって、ケース501並びにその中の非平坦プレート540、542及び544の振動を生成する。動作中、振動絶縁装置514、515及び516は、選別器500と地面との間の制動機構として機能する。
フィルム被覆カレット及び/又はカレットは、選別器500の入口520に入り、非平坦プレート540の下端上に落下する。ケース501が振動すると、非平坦プレート540、542及び544の隆起表面は、フィルム被覆カレット及び/又はカレットが非平坦プレート540、542及び544で跳ねるのを支援する。フィルム被覆カレットが非平坦プレート540、542及び544上に落下すると、落下の衝撃によってフィルム被覆カレットからフィルムが分離されるが、これらは上述のように、粉砕器300内で予備的に分離されている。2つの吸気パイプは、その一方の端部では、下側カバー502上のフィルム回収孔524及び525において選別器500に接続され、他方の端部では、ケース501及び塵芥回収システム108内に負圧を印加するためにフィルムに接続される。よって、ケース501内の分離されたフィルムは、吸気によって捕捉されて、フィルム及び塵芥回収システム108へと移送される。いずれの好適な個数のフィルム回収孔及びパイプを適用できることが理解できる。吸気の空気速度は、フィルム及び塵芥回収システム108によって捕捉されたカレットの結果として発生するカレットの損失率を低減するために微調整され、バランスが取られる。
ケース501がその振動を維持することにより、分離されたフィルム、分離されたカレット及びフィルム被覆カレットは跳ねて、非平坦プレート540、542及び544の傾斜及び偏心カムの回転速度の関数として制御可能な約10cm/秒の速度で、ケース50の長手方向に沿って前進する(即ち登る)。カレット及びフィルムの比重は異なり、カレットがフィルムより密であり、例えばカレット及びフィルムの比重はそれぞれ約2.383及び0.9であるため、分離されたフィルムは、分離されたカレット及びフィルム被覆カレットよりも速く前進でき、分離されたフィルムの一部は空中に浮き、これにより、分離されたフィルムは、分離されたカレットに比べて、フィルム回収孔524及び525を通ってパイプによって吸引される傾向が強い。
なお、フィルム被覆カレットが出口530に達した時、フィルムはフィルム被覆カレットから完全には分離されていない場合がある。このような場合においては、複数の選別器500を配設してよく、即ち1つの選別器の出口530が別の選別器の入口520の上方に位置してよく、これにより、前の選別器で分離されなかった場合には後続の選別器で、フィルムをフィルム被覆カレットから分離させてよい。
図5cは、選別器の別の実施形態560を示す。選別器560は、選別器560の非平坦プレートが下降段差564となるように配設されること、即ちフィルム被覆カレットが選別器560の上側で受承され、フィルム被覆カレット及び/又はカレットが選別器560の下側で吐出されることを除いて、選別器500と同様の構造及び機能を有し、偏心カム566並びにばね568、570及び572を備える。
この段差設計の目的は、フィルム被覆カレットが、選別器560の長手方向に沿って前進移動しながら、上記段差の高さから落下することにより、フィルムとカレットとの分離を支援することである。段差上の複数の小さな孔から選別器560に空気が入っている間、頂部の封止カバー562は吸気と共に、フィルムをフィルム及び塵芥回収システム108へと捕捉する。上述のように、分離されたフィルムは、分離されたカレット及びフィルム被覆カレットよりも速く前進移動でき、分離されたフィルムの一部は空中に浮き、これにより、分離されたフィルムは、分離されたカレットに比べて、封止カバー562によって吸引される傾向が強い。
任意に、複数の障害物(例えばチェーン、バッフル等)を段差上に配設して、フィルム被覆カレットからのフィルムの分離を促進できる。具体的には、上記障害物は、フィルム被覆カレットが受ける衝撃を強化することにより、カレットのリサイクル率を向上させる。例えばチェーンは、選別器560の振動によって揺動でき、これによってフィルム被覆カレットからのフィルムの分離を促進する。複数の障害物を1つ以上の非平坦プレート上に着脱可能に接続でき、これによって清掃が容易になる。
図6は、バケツ昇降器602及び受承ステーション614を備える受承システム600の概略図である。バケツ昇降器602の入口604は、別の選別器500の出口530からカレット及び/又はフィルム被覆カレットを受承する。カレット及び/又はフィルム被覆カレットの受承後、バケツ昇降器602は上記カレット及び/又はフィルム被覆カレットを、モータ608によって、バケツ昇降器602の出口シュート610及び受承ステーション614の入口612を介して、受承ステーション614に移送する。点検用扉606を利用して粉砕器の内部を監視するが、この点検用扉606は透明であってよく、開放されていてよい。あまりに多量のフィルム及び/又は塵芥が蓄積された場合にバケツ昇降器602内を清掃するために、清掃用扉624をバケツ昇降器602の底に配置できる。好ましくは、バケツ昇降器602内のフィルム及び/又は塵芥も、フィルム及び塵芥回収システム108で吸引できる。
受承ステーション614がカレット及び/又はフィルム被覆カレットを回収している時、約1200kgの容量を有する受承用バケツ(即ち原料カレットホッパ、図示せず)を、開口を上に向けた床面計量器622上に位置決めする。格納式カバー618が受承用バケツ上まで下降して受承用バケツの開口を封止し、格納式カバー618上の摺動ゲート620が開き、カレット及び/又はフィルム被覆カレットが受承用バケツへと吐出される。床面計量器622によって検出される、回収されたカレット及び/又はフィルム被覆カレットの目標重量(即ち重量設定点)に達すると、摺動ゲート620は閉鎖され、続いて格納式カバー618が開放される(即ち格納式カバー618を持ち上げる)。次に、回収されたカレット及び/又はフィルム被覆カレットで満たされた受承用バケツを、空の受承用バケツと交換する。その後、格納式カバー618が下降して上記受承用バケツを閉鎖し、摺動ゲート620が再び開く。なお、摺動ゲート620が閉鎖されている場合、バケツ昇降器602は、カレット及び/又はフィルム被覆カレットを受承ステーション614へと移送し続けることができる。このような場合、カレット及び/又はフィルム被覆カレットは、閉鎖された摺動ゲート620上に蓄積され、摺動ゲート620が再び開放されると受承用バケツ内に落下する。
カレット及び/又はフィルム被覆カレットで満たされた受承用バケツを受承ステーション614から除去した後、カレットの重量を測定でき、リサイクル率を推定できる。回収された材料中の約3%のフィルム被覆カレット(これはフィルム除去率97%に対応する)等、回収された材料中には少なくともある程度のフィルム被覆カレットが依然として存在し得るものの、受承用バケツ中のリサイクルされた材料は、ガラスシートの製造等の他の製造プロセスへの適用に適したものである。
選別器システム104内において使用される選別器が多いほどフィルム除去率が高まることは容易に理解できるが、同時に、分離されたカレットの一部が受承システム106に回収されずにフィルム及び塵芥回収システム108によって吸引されるという事実により、リサイクル率は低下すると予想される。
図7a及び7bに移る。フィルム及び塵芥回収システム108は、1つ以上のフィルム及び塵芥回収器700を備えてよい。好ましくは、複数のフィルム及び塵芥回収器700を交互に動作するように設計することにより、オペレータがバッグを交換する間に中断することなくシステムを動作させ続ける。フィルム及び塵芥回収器700は、選別器システム104から生成されたフィルム塵芥を、塵芥回収用入口722を通して、フィルム及び塵芥回収器700の吐出ゲート708の下に配置されたバッグ内へと回収する。このバッグは例えば、約1立方メートルのサイズであってよく、例えば200〜300kgを装入できる。好ましくは、フィルム及び塵芥回収器700は、粉砕器システム102及び受承システム106から生成されたフィルム塵芥も回収してよい。
モータ718はパイプ716を通して吸引を起動する。(5×5として図示されている)フィルタ720は、塵芥回収用入口722を通して吸引されるフィルム及び/又は塵芥をフィルタリングする。圧縮乾燥空気バッファタンク712及び逆方向パルス噴射710は共に、塵芥回収器ハウジング706の内側からフィルタ720へと圧縮乾燥空気を供給してフィルタ720に付着したフィルム及び/又は塵芥を清掃するよう作動できる。フィルタ720は、トップカバー702のロック704を解除することによって、手動で清掃してもよい。システム内で回収されたフィルムは、そのパルス噴射システムを用いて、バルクバックへと自動的に吐出できる。回収されたフィルムは、リサイクル企業に売却できる。点検用扉714を利用して粉砕器の内部を監視するが、この点検用扉714は透明であってよく、開放されていてよい。
以下の実施例によって、様々な実施形態を更に明らかにする。
実施例1
この実施例では、図5a及び5bの選別器を利用する。傾斜装置200の装入量は500kgである。粉砕器300は幅1メートルである。粉砕器300内の粉砕器内破砕器416及び418はそれぞれ、刃でできた爪を12個有する。粉砕器内破砕器416及び418の回転速度は20rpmである。97%のフィルム除去率を達成するために、選別器システム104内で3つの選別器を直列に使用する。この実施例のシステム全体の性能は、800kg/時間である。
選別器500の長さは1.2mである。選別器500の特徴は、そのケース401が水平から25°〜35°、好ましくは30°の角度で上昇方向に傾斜しており、これによってフィルム被覆カレットが1つ以上の非平坦プレート540、542及び544の下側に受承されていることである。2つの偏心カム510及び511は、ばね512及び513を約50mmだけ前後に繰り返し移動させ、これはばね506によって約50〜70mm、好ましくは60mm、及び最大80mmに増幅される。
選別器500の非平坦プレート540、542及び544の隆起表面は、10〜20mm隔てられた、等間隔のしわ550を有する。各しわの高さ548は5mmであり、各しわの斜縁部546の傾斜は、地面に対して40〜45°である。
実施例2
この実施例では、図5cの選別器を利用する。傾斜装置200の装入量は800kgである。粉砕器は幅2メートルであり、破砕器の個数は実施例1の2倍である。粉砕器300内の各粉砕器内破砕器は、刃でできた爪を6個有する。粉砕器内破砕器の回転速度は50rpmである。粉砕器内破砕器の個数が多く、かつ回転速度が速いため、ブリッジ破砕器はこの実施例では不要である。この実施例では、97%のフィルム除去率を達成するために、1つの選別器しか必要でない。この実施例のシステム全体の性能は、800kg/時間である。
選別器560の長さは3.11mである。選別器560の特徴は、その段差564が水平から0°〜3°、好ましくは1°の角度で下降方向に傾斜しており、これによってフィルム被覆カレットが段差の上側に受承されていることである。各段差564の高さは75mmであり、各段差564の長さは550〜650mm、好ましくは600mmである。このような設計により、選別器560は実施例1の選別器500よりも静止したものとなる。段差564の上向きの表面は平坦となるように配設されているが、別の実施形態では、これらの段差を隆起させてもよい。選別器560の1つ以上の非平坦プレートを、隆起表面を有する下降傾斜として設計してもよいことが理解できる。偏心カム566は、ばね568を約10mmだけ前後に繰り返し移動させ、これはばね570、571、572及び573によって約20mmに増幅される。
以上の実施例の選別器は、直線状のものとして図示されているが、選別器は、狭小な環境に適合するよう、湾曲させてもよい。選別器内の非平坦プレートの隆起表面は:波状;ひだ付き;凹凸;段差状;又は網目状のうちの1つ以上を組み合わせたものであってよい。
本開示において利用した方法及び装置は、異なる比重を有する材料の分離に適用でき、フィルム被覆カレットからのフィルムの分離に限定されない。例えば、本発明において利用される方法及び装置によって、金属、合金、プラスチック又はガラスを被覆する金属、合金又はプラスチックフィルムを分離できる。
なお、用語「約(around)」は、本明細書では、いずれの定量的比較、値、測定値又は他の表現に起因し得る、不可避的な不確実性の程度を表現するために利用され得る。またこの用語は本明細書では、定量的表現が、問題となっている主題の基本的機能に変化をもたらすことなく、言明されている基準から変動し得る程度を表現するためにも利用される。
請求対象の主題の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に対して様々な修正及び変更を実施できる。従って、本明細書に記載の様々な実施形態の修正及び変更が、添付の請求項及びその均等物の範囲内である限りにおいて、本明細書はこのような修正及び変更を包含することが意図されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
リサイクルシステムであって、
フィルム被覆カレットを1つ以上の非平坦プレート上で受承し、傾斜して位置決めされた上記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることにより、上記フィルム被覆カレットからフィルムを分離するよう構成された、選別器を備える、リサイクルシステム。
実施形態2
上記1つ以上の非平坦プレートは:波状;鋸歯状;ひだ付き;凹凸;段差状;及び網目状のうちの少なくとも1つから選択された、隆起表面を有する、実施形態1に記載のシステム。
実施形態3
上記1つ以上の非平坦プレートは、水平から25°〜35°だけ上昇するように傾斜させられており、上記1つ以上の非平坦プレートの下側に上記フィルム被覆カレットを受承するよう構成される、実施形態2に記載のシステム。
実施形態4
上記1つ以上の非平坦プレートの上記隆起表面は、10mm〜20mmの等間隔となったしわを備える、実施形態3に記載のシステム。
実施形態5
上記1つ以上の非平坦プレートは、水平から0°〜3°だけ下降するように傾斜させられており、上記1つ以上の非平坦プレートの上側に上記フィルム被覆カレットを受承するよう構成される、実施形態2に記載のシステム。
実施形態6
上記段差は550mm〜650mmの等間隔である、実施形態5に記載のシステム。
実施形態7
複数の障害物が上記1つ以上の非平坦プレート上に配設される、実施形態6に記載のシステム。
実施形態8
フィルム被覆ガラスを上記フィルム被覆カレットに粉砕するための1つ以上の粉砕器内破砕器を有する破砕器を更に備える、実施形態1に記載のシステム。
実施形態9
上記粉砕器は、上記フィルム被覆ガラスを上記1つ以上の粉砕器内破砕器へと押し込むためのブリッジ破砕機を更に備える、実施形態8に記載のシステム。
実施形態10
上記1つ以上の非平坦プレートは、偏心カムによって往復運動する、実施形態1に記載のシステム。
実施形態11
上記システムは、上記1つ以上の非平坦プレート上の上記フィルム被覆カレットが、上記1つ以上の非平坦プレートの傾斜及び上記偏心カムの回転速度に応じて、制御可能な速度で移動できるよう構成される、実施形態10に記載のシステム。
実施形態12
上記1つ以上の非平坦プレートは、上記選別器に着脱可能に接続される、実施形態1に記載のシステム。
実施形態13
リサイクル方法であって、
フィルム被覆カレットを1つ以上の非平坦プレートに導入するステップ;及び
傾斜して位置決めされた上記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることによって、上記フィルム被覆カレットからフィルムを分離するステップ
を含む、リサイクル方法。
実施形態14
上記フィルム被覆カレットを上記1つ以上の非平坦プレートに導入する上記ステップは更に、上記フィルム被覆カレットを上記1つ以上の非平坦プレートの下側で受承するために、上記1つ以上の非平坦プレートを、水平から25°〜35°だけ上昇するように傾斜させて位置決めするステップを含む、実施形態13に記載の方法。
実施形態15
上記1つ以上の非平坦プレートは、10mm〜20mmの等間隔となったしわを有する隆起表面を備える、実施形態14に記載の方法。
実施形態16
上記フィルム被覆カレットを上記1つ以上の非平坦プレートに導入する上記ステップは更に、上記フィルム被覆カレットを上記1つ以上の非平坦プレートの上側で受承するために、上記1つ以上の非平坦プレートを、水平から0°〜3°下降する段差となるように傾斜させて配設するステップを含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態17
上記段差は550mm〜650mmの等間隔である、実施形態16に記載の方法。
実施形態18
フィルム被覆ガラスを上記フィルム被覆カレットに粉砕するステップを更に含む、実施形態15に記載の方法。
実施形態19
上記1つ以上の非平坦プレートを偏心カムによって往復運動させることによって、上記フィルム被覆カレットを、上記1つ以上の非平坦プレートの傾斜及び上記偏心カムの回転速度に応じて、制御可能な速度で移動させるステップを更に含む、実施形態13に記載の方法。
実施形態20
リサイクル装置であって、
フィルム被覆ガラスをフィルム被覆カレットに粉砕するための粉砕器;及び
1つ以上の非平坦プレートであって、上記粉砕器から上記フィルム被覆カレットを受承し、傾斜して位置決めされた上記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることによって、上記フィルム被覆カレットからフィルムを分離するための、1つ以上の非平坦プレート
を備える、リサイクル装置。
100 ガラスリサイクルシステム
102 粉砕器システム
104 選別器システム
106 受承システム
108 フィルム及び塵芥回収システム
200 傾斜装置
202 カート計量プラットフォーム
204 傾斜装置ステージ
206 傾斜装置ボード
208、210 フォーク
212 傾斜シャフト
214 安全フォーク
216 傾斜装置モータ
300 粉砕器
302 投入ホッパカバー
304 ブリッジ破砕器ハウジング
306 ブリッジ破砕器シャフト
308 粉砕器モータ
310 粉砕器内破砕器シャフト
312 粉砕器ハウジング
314 破砕器位置センサ
316 ウェブカメラ
402 供給ポート
403 フィルム被覆トリムガラス
404、405 カート
406 フィルム被覆カレット
408 ブリッジ破砕器
412 供給装置
414 粉砕器300の出口
416、418 粉砕器内破砕器
418 粉砕器内破砕器
420 孔
500 選別器
501 ケース
502 下側カバー
503 ブロック
504 上側カバー
505 メインフレーム
506、512、513、568、570、571、572、573 ばね
508 モータ
510、511 偏心カム
514、515、516 振動絶縁装置
518 カウンタウェイト
520 選別器500の入口
522、528 点検用扉
524、525 フィルム回収孔
526 空気流入開口
530 選別器500の出口
532 ロック
540、542、544 非平坦プレート
546 しわ550の斜縁部
548 しわ550の高さ
550 しわ
560 選別器
562 封止カバー
564 下降段差
566 偏心カム
600 受承システム
602 バケツ昇降器
604 バケツ昇降器602の入口
606 点検用扉
608 モータ
610 バケツ昇降器602の出口シュート
612 受承ステーション614の入口
614 受承ステーション
618 格納式カバー
620 摺動ゲート
622 床面計量器
624 清掃用扉
700 フィルム及び塵芥回収器
702 トップカバー
704 ロック
706 塵芥回収器ハウジング
708 吐出ゲート
710 逆方向パルス噴射
712 圧縮乾燥空気バッファタンク
714 点検用扉
716 パイプ
718 モータ
720 フィルタ
722 塵芥回収用入口

Claims (10)

  1. リサイクルシステムであって、
    フィルム被覆カレットを1つ以上の非平坦プレート上で受承し、傾斜して位置決めされた前記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることにより、前記フィルム被覆カレットからフィルムを分離するよう構成された、選別器を備える、リサイクルシステム。
  2. フィルム被覆ガラスを前記フィルム被覆カレットに粉砕するための1つ以上の粉砕器内破砕器を有する破砕器を更に備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記粉砕器は、前記フィルム被覆ガラスを前記1つ以上の粉砕器内破砕器へと押し込むためのブリッジ破砕機を更に備える、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記1つ以上の非平坦プレートは、偏心カムによって往復運動する、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記システムは、前記1つ以上の非平坦プレート上の前記フィルム被覆カレットが、前記1つ以上の非平坦プレートの傾斜及び前記偏心カムの回転速度に応じて、制御された速度で移動できるよう構成される、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記1つ以上の非平坦プレートは、前記選別器に着脱可能に接続される、請求項1に記載のシステム。
  7. リサイクル方法であって、
    フィルム被覆カレットを1つ以上の非平坦プレートに導入するステップ;及び
    傾斜して位置決めされた前記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることによって、前記フィルム被覆カレットからフィルムを分離するステップ
    を含む、リサイクル方法。
  8. フィルム被覆ガラスを前記フィルム被覆カレットに粉砕するステップを更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記1つ以上の非平坦プレートを偏心カムによって往復運動させることによって、前記フィルム被覆カレットを、前記1つ以上の非平坦プレートの傾斜及び前記偏心カムの回転速度に応じて、制御可能な速度で移動させるステップを更に含む、請求項7又は8に記載の方法。
  10. リサイクル装置であって、
    フィルム被覆ガラスをフィルム被覆カレットに粉砕するための粉砕器;及び
    1つ以上の非平坦プレートであって、前記粉砕器から前記フィルム被覆カレットを受承し、傾斜して位置決めされた前記1つ以上の非平坦プレートを往復運動させることによって、前記フィルム被覆カレットからフィルムを分離するための、1つ以上の非平坦プレート
    を備える、リサイクル装置。
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