JP2019155481A - 切削装置 - Google Patents
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Abstract
Description
チョッパーカットセットアップでは、実際の加工用の保持テーブルとは別の切削溝を確認するための確認テーブルを用いて、確認テーブルに確認用の被加工物を保持させ、確認用の被加工物に形成された切削溝をカメラで撮像する。そして、形成した撮像画を用いて測定した切削溝の長さと、該被加工物に切削ブレードを切り込ませた際のスピンドル軸心から確認テーブルが保持した被加工物の上面までの距離とから切削ブレードの半径を計算し、切削ブレードの先端が保持テーブルの上面に接触する切削ブレードの高さを認識(算出)している(例えば、特許文献1、2参照)。
また、切削ブレードの厚みが厚いと切削屑の発生が多く確認用の被加工物の上面が汚れやすい。その為、撮像画に撮像された切削溝の長さを、2値化処理を行って測定するためには十分に被切削面を洗浄する必要があり切削溝の長さ測定に時間がかかるという問題がある。
被加工物Wは、例えば、円形板状の半導体ウエーハであり、被加工物Wの表面Waには、ストリートSにより区画された格子状の領域に各々デバイスDが形成されている。被加工物Wの裏面Wbには、図示しないダイシングテープが貼着されている。
モータ172がボールネジ170を回動させると、支持部材173が一対のガイドレール171にガイドされてZ軸方向に移動し、これに伴い、第1の切削手段61がZ軸方向に移動する。
第2のY軸移動手段16は、例えば、Y軸方向の軸心を有するボールネジ160と、ボールネジ160と平行に配設された一対のガイドレール151と、ボールネジ160に連結されたモータ162と、内部のナットがボールネジ160に螺合し側部がガイドレール161に摺接する可動板163とを備えている。そして、モータ162がボールネジ160を回動させると、これに伴い可動板163がガイドレール151にガイドされてY軸方向に移動し、可動板163上に第2のZ軸移動手段18を介して配設された第2の切削手段62がY軸方向に割り出し送りされる。
図1、2に示す確認テーブル80に吸引保持される確認用被加工物W1は、例えば、外形が矩形状でその上面W1a及び下面W1bが平行で平坦な薄板状に形成されている。確認用被加工物W1は、ダミーウエーハであり、被加工物Wと略同一の厚みTに形成されている。なお、確認用被加工物W1は、被加工物Wと同じ材質で形成されてもよいし、異なる材質で形成されてもよい。
カメラ85は、保持テーブル30に保持されている被加工物WのストリートSを検出する図示しないアライメント手段に電気的に接続されている。アライメント手段は、カメラ85により被加工物Wを表面Wa側から撮像した画像に基づき、パターンマッチング等の画像処理を行い、被加工物Wの表面WaのストリートSのY軸方向における位置を検出することができる。
以下に、切削装置1においてチョッパーカットセットアップを行う場合の、切削装置1の動作について説明する。なお、本実施形態においては、例えば、第1の切削手段61の切削ブレード613により被加工物Wの切削(エッジトリミング)が複数回行われたことで切削ブレード613に磨耗が生じた後、さらに被加工物Wのエッジトリミングを実施するにあたって行うチョッパーカットセットアップを想定している。
なお、溝形成記憶手段81が、図1に示す第1のZ軸移動手段17のモータ172に供給される駆動パルスのパルス数をカウントすることにより、第1の切削手段61の−Z方向への移動量を測定して、第1の切削手段61のZ軸方向位置Z1を検出して記憶するようにしてもよい。
カメラ85により確認用被加工物W1の上面W1aの撮像が行われる。即ち、光源850が確認用被加工物W1に光を照射し、確認用被加工物W1からの反射光が光学系851を介して撮像素子852に結像し、撮像素子852が結像した像の画像情報をモニターBに送る。
なお、図6に示すように、切削溝M1の実際の長さと溝長測定手段83が測定した切削溝M1の長さM1dとに僅かな差が生じる場合があるが、その差は最大での20μm未満であるため、後述する算出手段84による切削ブレード613の直径の算出において影響を及ぼすことがない無視できる程度の差である。
r12=(1/2×M1d)2+h12・・・・・・・・・・・・(式1)
2r1=2(1/4×M1d2+h12)1/2・・・・・・・・・(式2)
ここで、式(1)はピタゴラスの定理を用いたものであり、式(2)は式(1)を変形したものである。
このように切削ブレード613の直径2r1が算出されることで、第1の切削手段61の切削ブレード613による被加工物Wの切削(例えば、エッジトリミング)のための切削装置1のセットアップをすることができる。
例えば、直径認識手段は、図1に示す確認テーブル80と、溝形成記憶手段81と、カメラ85と、溝長測定手段83と、算出手段84とに加えて、図8に示すカメラ85が撮像した撮像画を2値化した画像中の黒いピクセルを切削溝として判断してX軸方向に並ぶ黒いピクセルをカウントして切削溝の長さとする第2の溝長測定手段87と、スピンドル610に装着した切削ブレード613の厚みを少なくとも設定する設定手段88と、設定手段88に設定された切削ブレードの厚みに応じて溝長測定手段83と第2の溝長測定手段87とを切り換える切換手段89とを更に備えた直径認識手段8Aであってもよい。図8は、カメラ85と、溝長測定手段83と、算出手段84と、第2の溝長測定手段87と、設定手段88と、切換手段89との構成を示す説明図である。
1:切削装置 10:基台 14:門型コラム
30:保持テーブル 300:吸着部 300a:保持面 301:枠体
13:X軸移動手段 130:ボールネジ 131:ガイドレール 132:モータ
133:可動板
15:第1のY軸移動手段 150:ボールネジ 151:ガイドレール 153:可動板
17:第1のZ軸移動手段 170:ボールネジ 171:ガイドレール 172:モータ 173:支持部材
16:第2のY軸移動手段 18:第2のZ軸移動手段
61:第1の切削手段 610:スピンドル 611:ハウジング 613:切削ブレード 62:第2の切削手段
W1:確認用被加工物 W1a:確認用被加工物の上面 W1b:確認用被加工物の下面 M1:切削溝
8:直径認識手段 80:確認テーブル 800:吸着部 800a:保持面 801:枠体 809:吸引源 81:溝形成記憶手段 83:溝長測定手段 84:算出手段 85:カメラ B:モニター G1:撮像画
8A:直径認識手段 87:第2の溝長測定手段 88:設定手段 89:切換手段 G2:撮像画
Claims (2)
- 被加工物を保持する保持面を有する保持テーブルと、切削ブレードを先端に装着したスピンドルを回転自在に支持し該保持テーブルが保持した被加工物を該切削ブレードで切削する切削手段と、該切削手段と該保持テーブルとを相対的に切削送り方向のX軸方向に移動させるX軸移動手段と、該保持面に対して直交する方向のZ軸方向に該切削手段と該保持テーブルとを相対的に移動させるZ軸移動手段と、該切削ブレードの直径を認識する直径認識手段と、を備えた切削装置であって、
該直径認識手段は、
該保持テーブルに隣接し該切削ブレードを切り込ませる確認用被加工物を保持する確認テーブルと、該確認テーブルの上方から該切削ブレードを該Z軸方向における該確認テーブルに接近する方向に所定量移動させ該確認テーブルが保持した確認用被加工物に切り込ませ長尺状の切削溝を形成したときの該切削手段のZ軸方向位置を記憶する溝形成記憶手段と、該溝形成記憶手段により確認用被加工物に形成した該切削溝を上方から撮像可能なカメラと、該カメラが撮像した撮像画の該X軸方向に水平方向において直交するY軸方向の1列中に並んだ全てのピクセルの輝度値の平均値が所定の輝度値より小さいと該列のピクセルを切削溝として判断してX軸方向にカウントし該切削溝の長さとする溝長測定手段と、算出手段とを備え、
該算出手段は、該溝長測定手段で測定された該切削溝の長さと、確認用被加工物を保持する該確認テーブルの保持面の高さ位置と、該確認用被加工物に該切削溝を形成したときに溝形成記憶手段が記憶した該切削手段のZ軸方向位置と、を用いて該切削ブレードの直径を算出する切削装置。 - 前記直径認識手段は、前記カメラが撮像した撮像画を2値化した画像中の黒いピクセルを前記切削溝として判断してX軸方向に並ぶ該黒いピクセルをカウントして該切削溝の長さとする第2の溝長測定手段と、前記スピンドルに装着した前記切削ブレードの厚みを少なくとも設定する設定手段と、該設定手段に設定された該切削ブレードの厚みに応じて前記溝長測定手段と該第2の溝長測定手段とを切り換える切換手段とを更に備え、該切削ブレードの厚みに応じて該切換手段で該溝長測定手段と該第2の溝長測定手段とを切り換えて該切削溝の長さを測定可能な請求項1記載の切削装置。
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