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JP2019099519A - 害虫忌避剤 - Google Patents

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JP2019099519A JP2017233584A JP2017233584A JP2019099519A JP 2019099519 A JP2019099519 A JP 2019099519A JP 2017233584 A JP2017233584 A JP 2017233584A JP 2017233584 A JP2017233584 A JP 2017233584A JP 2019099519 A JP2019099519 A JP 2019099519A
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pest
carboxylic acid
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aromatic carboxylic
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彩雅 三木
Ayaka Miki
彩雅 三木
健二 延原
Kenji Nobuhara
健二 延原
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Earth Corp
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Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】蚊等の飛翔害虫のみでなく、アリ等の匍匐害虫に対しても忌避効果を発揮し、かつ、忌避効果が長時間持続する害虫忌避剤を提供する。【解決手段】害虫忌避成分と、芳香族カルボン酸エステルとを含む、害虫忌避剤。【選択図】なし

Description

本発明は、害虫忌避剤に関する。より詳細には、本発明は、飛翔害虫や匍匐害虫等の害虫に対して優れた忌避効果を長時間にわたって発揮するための害虫忌避剤に関する。
従来、蚊等の飛翔害虫を忌避するために、人体や衣服に処理するための害虫忌避剤が知られている(特許文献1)。このような害虫忌避剤は、有効成分としてディート(N,N−ジエチル−3−メチルベンズアミド)等を含む。
特表2003−534817号公報
しかしながら、ディートは、蚊等の飛翔害虫には有効であるが、アリ等の匍匐害虫に対しては必ずしも有効ではなく、種々の害虫に対しては充分な忌避効果が得られない。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、蚊等の飛翔害虫のみでなく、アリ等の匍匐害虫に対しても忌避効果を発揮し、かつ、忌避効果が長時間持続する害虫忌避剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、害虫忌避成分と、芳香族カルボン酸エステルとを併用することにより、蚊等の飛翔害虫に加え、アリ等の匍匐害虫に対しても長時間の害虫忌避効果が得られることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、上記課題を解決する本発明の害虫忌避剤には、以下の構成が主に含まれる。
(1)害虫忌避成分と、芳香族カルボン酸エステルとを含む、害虫忌避剤。
(2)前記害虫忌避成分と前記芳香族カルボン酸エステルとの配合割合は、100:1〜10:1(質量比)である、(1)記載の害虫忌避剤。
(3)前記害虫忌避成分は、ディートである、(1)または(2)記載の害虫忌避剤。
(4)前記芳香族カルボン酸エステルは、サリチル酸ベンジル、または、安息香酸ベンジルを含む、(1)〜(3)のいずれかに記載の害虫忌避剤。
本発明によれば、蚊等の飛翔害虫のみでなく、アリ等の匍匐害虫に対しても忌避効果を発揮し、かつ、忌避効果が長時間持続する害虫忌避剤を提供することができる。
図1は、アリに対する這い上がり阻止試験の試験方法を説明するための模式図である。
<害虫忌避剤>
本発明の一実施形態の害虫忌避剤は、害虫忌避成分と、芳香族カルボン酸エステルとを含む。
・害虫忌避成分
害虫忌避成分は、害虫に対して忌避作用を示す化合物であればよい。一例を挙げると、害虫忌避成分は、N,N−ジエチル−3−メチルベンズアミド(ディート)、3−(N−n−ブチル−N−アセチル)アミノプロピオン酸エチルエステル、2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボン酸1−メチルプロピルエステル、p−メンタン−3,8−ジオール等が挙げられる。さらに、害虫忌避成分は、シトロネラール、シトロネロール、シトラール、リナロール、テルピネオール、メントール、α―ピネン、カンファー、ゲラニオール、カランー3,4−ジオール、ペパーミント、シダーウッド、ラベンダー、ティートゥリー、カモミール、ゼラニウム、桂皮、シトロネラ、レモングラス、クローバ、ベルガモット、月桂樹、ユーカリ等の精油成分、抽出液等でもよい。さらに、害虫忌避成分は、例えば、アクリナトリン、アレスリン、ベータ−シフルトリン、ビフェントリン、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シペルメトリン、エンペントリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フタルスリン、フルシトリネート、フルフェンプロックス、フルメトリン、フルバリネート、ハルフェンプロックス、ペルメトリン、プラレトリン、ピレトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、テトラメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ラムダシハロトリン、ガンマシハロトリン、フラメトリン、タウフルバリネート、メトフルトリン、ジメフルトリン、メパフルトリン、プロフルトリン、モンフルオロトリン、レスメトリン等のピレスロイド系化合物を用いることができる。害虫忌避成分は、併用されてもよい。これらの中でも、害虫忌避成分は、後述する芳香族カルボン酸エステルと併用される際に、アリ等の匍匐害虫に対する忌避効果がより優れる点から、ディート、3−(N−n−ブチル−N−アセチル)アミノプロピオン酸エチルエステル、2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボン酸1−メチルプロピルエステル、p−メンタン−3,8−ジオールであることが好ましく、ディートであることがより好ましい。
害虫忌避成分の含有量は特に限定されない。害虫忌避成分の含有量は、害虫忌避成分の忌避効力等にもよるが、害虫忌避剤中、3質量%以上であることが好ましく、5質量%以上であることがより好ましい。また、害虫忌避成分の含有量は、害虫忌避剤中、30質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましい。害虫忌避成分の含有量が上記範囲内である場合、害虫忌避剤は、後述する芳香族カルボン酸エステルと害虫忌避成分が併用される際に、優れた害虫忌避効果を発揮しやすい。
・芳香族カルボン酸エステル
芳香族カルボン酸エステルは、害虫に対して忌避作用を示す化合物であればよい。一例を挙げると、芳香族カルボン酸エステルは、サリチル酸エステル、安息香酸エステル等である。サリチル酸エステルは、サリチル酸ヘキシル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸イソアミル、サリチル酸アミル、サリチル酸エチル、サリチル酸ブチル、サリチル酸イソブチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸p−クレジル、サリチル酸cis−3−ヘキセニル、サリチル酸フェニルエチル、サリチル酸イソブチル、サリチル酸シクロヘキシル等である。安息香酸エステルは、安息香酸ヘキシル、安息香酸ベンジル、安息香酸イソアミル、安息香酸アミル、安息香酸エチル、安息香酸ブチル、安息香酸イソブチル、安息香酸フェニル、安息香酸p−クレジル、安息香酸cis−3−ヘキセニル、安息香酸フェニルエチル、安息香酸イソブチル、安息香酸シクロヘキシル等である。芳香族カルボン酸エステルは、併用されてもよい。これらの中でも、芳香族カルボン酸エステルは、害虫忌避成分と併用される際に、アリ等の匍匐害虫に対する忌避効果がより優れる点から、サリチル酸エステルまたは安息香酸エステルを含むことが好ましく、サリチル酸ベンジルまたは安息香酸ベンジルを含むことがより好ましい。また、害虫忌避剤は、芳香族カルボン酸エステルと害虫忌避成分とが併用されることにより、忌避効果が増強されるため、害虫忌避成分(たとえばディート)を単独で使用する場合と比較して、害虫忌避成分の使用を低減させることができる。
芳香族カルボン酸エステルの含有量は特に限定されない。芳香族カルボン酸エステルの含有量は、芳香族カルボン酸エステルの忌避効力等にもよるが、害虫忌避剤中、0.01質量%以上であることが好ましく、0.1質量%以上であることがより好ましい。また、芳香族カルボン酸エステルの含有量は、害虫忌避剤中、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましい。芳香族カルボン酸エステルの含有量が上記範囲内である場合、害虫忌避剤は、害虫忌避成分と芳香族カルボン酸エステルとが併用される際に、優れた害虫忌避効果を発揮しやすい。
害虫忌避成分と芳香族カルボン酸エステルとの配合割合は特に限定されない。一例を挙げると、配合割合は、害虫忌避成分:芳香族カルボン酸エステルが、100:1〜10:1(質量比)であることが好ましく、100:1〜15:1であることがより好ましい。配合割合が上記範囲内である場合、害虫忌避剤は、優れた害虫忌避効果を長時間にわたって発揮しやすい。
・任意成分
本実施形態の害虫忌避剤は、上記成分のほかに、適宜、任意成分が含まれてもよい。一例を挙げると、任意成分は、溶剤、非イオン、陰イオンまたは陽イオン界面活性剤、ブチルヒドロキシトルエン等の抗酸化剤;クエン酸、アスコルビン酸等の安定化剤;タルク、珪酸等の無機粉体、殺菌剤、防黴剤、消臭剤、芳香剤、香料、色素、紫外線吸収剤等である。
溶剤が含まれる場合、溶剤は特に限定されない。一例を挙げると、溶剤は、水、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、ミリスチン酸イソプロピル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジアセテート、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、グリセリン等である。溶剤は、併用されてもよい。これらの中でも、溶剤は、害虫忌避剤を充分に溶解し得る点から、水、エタノール等であることが好ましい。
溶剤が含まれる場合、溶剤の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、溶剤の含有量は、害虫忌避剤中、50容量%以上であることが好ましく、60容量%以上であることがより好ましい。また、溶剤の含有量は、害虫忌避剤中、95容量%以下であることが好ましく、90容量%以下であることがより好ましい。溶剤の含有量が上記範囲内である場合、害虫忌避剤は、害虫忌避成分を充分に溶解でき、かつ、優れた害虫忌避効果を発揮しやすい。
本実施形態の害虫忌避剤の剤型は特に限定されない。一例を挙げると、害虫忌避剤は、上記成分をそのまま含む液剤であってもよい。液剤である場合、害虫忌避剤は、適宜の布等に含浸させて適用箇所を拭き取る等により、適用され得る。
また、害虫忌避剤は、製剤化に際して必要な他の任意成分(たとえば界面活性剤、ゲル化剤等)を配合することにより、乳剤、ゲル剤、ペースト剤、エアゾール剤、ポンプ剤等に製剤化され得る。エアゾール剤として製剤化する際には、本実施形態の害虫忌避剤を原液とし、噴射剤を配合することで製剤化できる。噴射剤は、液化ガス、圧縮ガス等が例示される。液化ガスは、液化石油ガス、ジメチルエーテル、ハイドロフルオロオレフィン、ジフルオロモノクロロエタン等が例示される。圧縮ガスは、炭酸ガス、窒素、圧縮空気等が例示される。エアゾール剤やポンプ剤に製剤化される場合、害虫忌避剤は、適用箇所に、適量噴霧することにより使用され得る。
本実施形態の害虫忌避剤が対象とする対象害虫の種類は特に限定されない。対象害虫は、たとえば、屋内外に生息する害虫であり、飛翔害虫、匍匐害虫等である。より具体的には、飛翔害虫は、シナハマダラカ、アカイエカ、コガタアカイエカ、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ、トウゴウヤブカ等の蚊;サシバエ等のハエ;シクロアブ、ウシアブ、メクラアブ、ゴマフアブ等のアブ;クロオオブユ、キアシオオブユ、アオキツメトゲブユ等のブユ;トクナガクロズカカ、オオシマヌカカ、ニワトリヌカカ等のヌカカ;キイロスズメバチ、セグロアシナガバチ、ミツバチ等のハチ;ユスリカ、チョウバエ、イガ、コイガ、ヨコバイ、その他のランディング行動を有する害虫である。匍匐害虫は、イエヒメアリ、ヒメアリ、キイロヒメアリ、クロヒメアリ、トビイロケアリ、コトビイロケアリ、ハヤシトビイロケアリ、キイロシリアゲアリ、トビイロシリアゲアリ、ハリブトシリアゲアリ、オオシワアリ、トビイロシワアリ、シワアリ、オオハリアリ、メクラハリアリ、トゲアリ、クロオオアリ、ムネアカオオアリ、サムライアリ、クロヤマアリ、アカヤマアリ、クロクサアリ、アメイロアリ、アミメアリ、ウメマツアリ、シワクシケアリ、エゾクシケアリ、オオズアリ、オオズアカアリ、アズマオオズアカアリ、アシナガアリ、クロナガアリ、ムネボソアリ、トフシアリ、ルリアリ、アルゼンチンアリ、ヒアリ、アカカミアリ等のアリ、クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリ等のゴキブリ、ダンゴムシ、カミキリムシ、ワラジムシ、アリ、シロアリ、ムカデ、ヤスデ、トコジラミ、マダニ、イエダニ、ヤマビル等である。
本実施形態の害虫忌避剤の適用箇所は特に限定されない。一例を挙げると、適用箇所は、人体、屋内の床、壁、外壁、網戸、各種収納、家具の隙間、屋外の樹木、地面等である。本実施形態の害虫忌避剤は、蚊等の飛翔害虫だけでなく、アリ等の匍匐害虫に対しても優れた忌避効果を発揮するため、人体や衣服に適用することにより、飛翔害虫を忌避できるだけでなく、匍匐害虫の這い上がり等も防ぐことができる。また、家屋周辺に適用することにより、害虫忌避剤は、屋内への害虫の侵入を忌避し得る。
以上、本実施形態の害虫忌避剤は、害虫忌避成分と芳香族カルボン酸エステルとを含むことにより、蚊等の飛翔害虫だけでなく、アリ等の匍匐害虫に対しても優れた忌避効果を発揮し、かつ、忌避効果が長時間持続する。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。本発明は、これら実施例に何ら限定されない。なお、特に制限のない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は「質量部」を意味する。
(実施例1)
9.9gのディートと、0.1gのサリチル酸ベンジルを、無水エタノールに溶解し、100mLとした。得られた害虫忌避剤を用いて、以下に示される方法によりアリに対する這い上がり阻止試験を実施した。結果を表2に示す。
(実施例2〜3、比較例1〜4)
使用した原料および配合量を表1に記載の量に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、害虫忌避剤を作製し、アリに対する這い上がり阻止試験を実施した。結果を表2に示す。
Figure 2019099519
(アリに対する這い上がり阻止試験)
図1は、アリに対する這い上がり阻止試験の試験方法を説明するための模式図である。プラスチックカップC(深さ4.5cm、上端の開口径10cm)の内周壁のうち、開口から内底面方向に2.5cmまでの領域R1に、害虫忌避剤を1cm2あたり1.67μL染みこませた綿布F(JIS規格(JIS L 0803準拠 綿(カナキン3号)Cotton))を貼り付けた。このプラスチックカップCに、供試虫(アミメアリ)を10匹放ち、5分間に這い上がる供試虫の数を数えた。試験は害虫忌避剤を染み込ませた時点を基準として、直後、1時間経過後、2時間経過後、4時間経過後、5時間経過後に行った。なお、比較例1〜4は、2時間経過後において忌避効果が低減していたため、4時間経過後および5時間経過後の評価は行わなかった。
Figure 2019099519
表2に示されるように、実施例1〜3の害虫忌避剤は、いずれもアリの這い上がりを長時間にわたって阻止することができ、優れた忌避効果が持続することが分かった。芳香族カルボン酸エステルを0.9g配合した実施例2よりも、芳香族カルボン酸エステルを少量配合した実施例1および実施例3の害虫忌避剤は、処理5時間経過後でも、特に優れた害虫忌避効果を維持していた。一方、害虫忌避剤のみを配合した比較例1や、芳香族カルボン酸エステルのみを配合した比較例2〜4の害虫忌避剤は、処理2時間経過後に忌避効果が低減した。これにより、害虫忌避剤と芳香族カルボン酸エステルとの併用により、害虫忌避効果が著しく強められることが示された。
(蚊に対する忌避効果の確認試験)
実施例1の害虫忌避剤に関して、蚊に対する忌避効果を確認した。具体的には、実施例1の害虫忌避剤を手の甲に、1.67μL/cm2となるよう塗布し、ゴム手袋をはめた(処理区)。ゴム手袋の手の甲部分のうち、5×5cm四方を切り取り、手の甲の一部を露出させた。1つの側面に、手が入る程度の開孔を空けた立方体の金属ケージ(縦横高さが25cm)内に、供試虫としてヒトスジシマカの雌成虫を50匹入れた。なお、開孔には、伸縮性の円筒状編布を取り付け、手を挿入した状態において、隙間が生じないようにした。手を金属ケージ内に挿入し、5分間でランディング(手の甲に着地)する供試虫を計数し、忌避率(%)を算出した。なお、対象として、もう片方の手には、害虫忌避剤処理を施さずに同様の試験を行い、無処理区の試験とした。忌避率(%)は、(100×(無処理区のランディング数−処理区のランディング数)/無処理区のランディング数)として算出した。試験は、処理後0時間、2時間、4時間、5時間、6時間経過後に行った。結果を表3に示す。
Figure 2019099519
表3に示されるように、実施例1の害虫忌避剤は、匍匐害虫の忌避効果だけでなく、飛翔害虫に対しても優れた忌避効果を示すことが分かった。
C プラスチックカップ
F 綿布
R1 綿布を貼り付けた領域

Claims (4)

  1. 害虫忌避成分と、芳香族カルボン酸エステルとを含む、害虫忌避剤。
  2. 前記害虫忌避成分と前記芳香族カルボン酸エステルとの配合割合は、100:1〜10:1(質量比)である、請求項1記載の害虫忌避剤。
  3. 前記害虫忌避成分は、ディートである、請求項1または2記載の害虫忌避剤。
  4. 前記芳香族カルボン酸エステルは、サリチル酸ベンジル、または、安息香酸ベンジルを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の害虫忌避剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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