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JP2019084473A - 水素分離膜モジュール及び水素生成装置 - Google Patents

水素分離膜モジュール及び水素生成装置 Download PDF

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JP2019084473A JP2017212759A JP2017212759A JP2019084473A JP 2019084473 A JP2019084473 A JP 2019084473A JP 2017212759 A JP2017212759 A JP 2017212759A JP 2017212759 A JP2017212759 A JP 2017212759A JP 2019084473 A JP2019084473 A JP 2019084473A
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Abstract

【課題】 大型化を招くことなく、原料ガスから効率良く水素を取り出すための水素分離膜モジュール及び水素生成装置を提供する。【解決手段】 原料ガスから水素ガスを分離させて取り出すための水素分離膜モジュール100であって、原料ガスから水素ガスを選択的に透過させる筒状の水素分離膜層10と、水素分離膜層10の外側及び内側のいずれか一方側に配された流路形成部材20とを含む。流路形成部材20は、水素分離膜層10の側を向く第1の表面21に、水素分離膜層10の筒状の軸線周りを螺旋状に延びる溝24を具える。溝24と水素分離膜層10との間で、原料ガスが水素分離膜層10の周りを螺旋状に通過可能な流路50が形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、水素を含有する原料ガスから水素を取り出すために用いられる水素分離膜モジュール及び水素生成装置に関する。
下記特許文献1には、水素を含有する原料ガスから水素を取り出すため水素分離膜モジュールが記載されている。この水素分離膜モジュールは、筒状の多孔性の支持体と、その外側に配された筒状の水素分離膜とを含む。水素分離膜には、例えば、水素のみを選択的に通過させることができる薄膜材料(例えば、Pd等を主成分とする金属材料)が用いられている。
水素を含む原料ガスが、例えば、水素分離膜の外周面側に供給されると、前記原料ガス中の水素のみが水素分離膜を透過して、その内周面側、すなわち筒状の支持体内部へ移動する。したがって、前記支持体内部から高純度の水素(水素ガス)を取り出すことができる。
特開2008−155118号公報
水素分離膜を有する流路中に原料ガスを流した場合、その流れの過程で、ある割合で徐々に原料ガスから水素が分離される。このため、流路の下流側を流れる原料ガス中の水素原子量は少なくなる。すなわち、流路の下流側では、水素原子量の少ない原料ガスを分離処理しなければならない。
一方、前記流路の距離が十分に長くない場合、原料ガスが水素分離膜と十分に接触せず、ひいては、水素が比較的多く残ったままの原料ガスが排出されてしまう。このような状況は、水素分離効率を高める上では、好ましくない。
原料ガスから効率良く水素を分離して取り出すためには、原料ガスをより長い距離及び/又はより高い頻度で水素分離膜に接触させ、未反応状態で排出される原料ガスの量を減少させることが重要である。しかしながら、原料ガスと水素分離膜との流路距離を大きく確保しようとすると、水素分離膜モジュールが大型化するという問題があった。特に、モジュールの大型化は、例えば、部品の小型化が強く要求される業界での利用(例えば、自動車用部品等)の妨げになるという課題があった。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、過度の大型化を招くことなく、原料ガスから効率良く水素を取り出すための水素分離膜モジュール及び水素生成装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、原料ガスから水素ガスを分離させて取り出すための水素分離膜モジュールであって、前記原料ガスから水素ガスを選択的に透過させる筒状の水素分離膜層と、前記水素分離膜層の外側及び内側のいずれか一方側に配された筒状の流路形成部材とを含み、前記流路形成部材は、前記水素分離膜層側を向く第1の表面に、前記水素分離膜層の前記筒状の軸線周りを螺旋状に延びる溝を具え、前記溝と前記水素分離膜層との間で、前記原料ガスが前記水素分離膜層の周りを螺旋状に通過可能な流路が形成されている。
本発明の他の態様では、前記水素分離膜層の前記一方側と反対の側である他方側には、前記原料ガスから分離された水素ガスを取り出すための空間が形成されても良い。
本発明の他の態様では、前記流路形成部材は、前記水素分離膜層の前記外側に配置されても良く、前記空間が前記水素分離膜層の前記内側に形成されても良い。
本発明の他の態様では、前記流路の一端側に、前記原料ガスを供給するための供給部が設けられても良く、前記流路の他端側には、前記水素分離膜層と接触した後の前記原料ガスを排出するための排気部が設けられても良い。
本発明の他の態様では、前記溝の横断面は、前記水素分離膜層側に向かって溝幅が拡大するように構成されても良い。
本発明の他の態様では、前記流路形成部材と前記水素分離膜層との間に隙間が介在していても良い。
本発明の他の態様では、前記流路形成部材と前記水素分離膜層との間に、前記隙間を保持するための保持部材がさらに設けられても良い。
本発明の他の態様では、前記流路形成部材の前記溝は、前記水素分離膜層で実質的に閉じられていても良い。
本発明の他の態様では、前記水素分離膜層が金属材料で構成されており、前記流路形成部材が絶縁性材料で構成されており、前記流路形成部材の前記第1の表面と反対側の第2の表面の側に、筒状の電極部材が配されており、前記水素分離膜層は、前記水素分離膜層と前記電極部材との間で誘電体バリア放電を生じさせるための交流電源に接続可能に構成されても良い。
本発明の他の態様では、原料ガスから水素ガスを分離させて取り出すための水素分離膜モジュールであって、前記原料ガスから水素ガスを選択的に透過させる筒状の水素分離膜層と、前記水素分離膜層の外側及び内側のいずれか一方側に配された筒状の流路形成部材とを含み、前記水素分離膜層は、前記流路形成部材側を向く表面に、前記流路形成部材の前記筒状の軸線周りを螺旋状に延びる溝を具え、前記溝と前記流路形成部材との間で、前記原料ガスが前記水素分離膜層の周りを螺旋状に通過可能な流路が形成されている。
本発明の他の態様では、上記に記載のいずれかの水素分離膜モジュールを用いた水素生成装置として構成されても良い。
本発明の水素分離膜モジュールは、水素分離膜層を大型化することなく、原料ガスが流れる流路を長くできる。したがって、原料ガスを水素分離膜層により長い距離及び/又はより高い頻度で接触させることができる。また、流路を螺旋状としたことで、水素分離膜層の筒状の表面を有効に活用でき、水素ガスと水素分離膜層との接触機会が増加する。したがって、本発明の水素分離膜モジュールは、過度の大型化を招くことなく、原料ガスから効率良く水素を取り出すことができる。
第1実施形態の水素分離膜モジュールの正面図(一部断面図)である。 図1の斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1の要部拡大図である。 (A)は実施形態のモジュールでの原料ガスの流れを説明する概略斜視図、(B)は本発明外モジュールでの原料ガスの流れを示す概略斜視図である。 (A)〜(C)は、溝の変形例を示す図1の要部断面図である。 流路の変形例を示す図1の要部拡大図である。 流路の他の変形例を示す図1の要部拡大図である。 第2実施形態の水素分離膜モジュールの正面図(一部断面図)である。 図9の斜視図である。 図9の分解斜視図である。 図9の要部拡大図である。 第2実施形態の水素分離膜モジュールの変形例1の正面図(一部断面図)である。 図13の要部拡大図である。 第1実施形態の変形例2の水素分離膜モジュールの要部拡大図である。 第2実施形態の変形例1の水素分離膜モジュールの要部拡大図である。 第3実施形態の変形例2の水素分離膜モジュールの要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態が図面に基づき詳細に説明される。図面は、本発明を例示及び説明する目的で使用されるもので、本発明は、図面に表された具体的な形態等に限定して解釈されるものではない。また、図面に表されている装置の縮尺やバランス等は、各図を通して統一されているわけではないし、構成の理解を助けるために、一部誇張して描かれている場合がある。また、全ての実施形態を通して、同一又は共通する要素には同じ番号が付されており、重複する説明が省略される場合がある。
[第1実施形態]
先ず、本発明の第1実施形態が説明される。第1実施形態は、水素を含む原料ガスから水素ガスを分離させて取り出すための水素分離膜モジュール(以下、単に、「モジュール」ということがある。)100であって、例えば、熱改質方式の水素分離に適したものに関する。原料ガスは、水素を含有するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、メタンやアンモニア等を採用することができる。
[水素分離膜モジュール]
図1は、本実施形態の水素分離膜モジュール100の正面図を示す。理解しやすいように、図1では、上半分が断面図として描かれている。図2及び図3は、モジュール100の斜視図及び分解斜視図である。図1ないし図2を参照すると、本実施形態のモジュール100は、例えば、水素分離膜層10と、流路形成部材20とを含んで構成される。
[水素分離膜層]
図3に示されるように、水素分離膜層10は、筒状に形成される。この水素分離膜層10は、例えば、水素分離膜12を用いて構成されても良い。水素分離膜12は、原料ガスから水素ガスを選択的に(即ち、水素のみを選択して)透過させる性質を有する薄膜である。好ましい態様では、水素分離膜層10は、例えば、シート状で準備された水素分離膜12を円筒状に巻回して成形し、シート両端部を溶接等により固着することで作られる。他の態様では、水素分離膜層10は、楕円状や多角形状等の筒状に構成されても良い。
水素分離膜12としては、典型的には、上記特許文献1に例示されているようなPdを含む金属材料、例えば、Pd−Cu合金やPd−Ag合金等が好適である。前者の場合、Pdは、質量%で少なくとも50%〜75%、好ましくは55%〜70%含まれることが望ましく、Cuは、25%〜50%、好ましくは30%〜45%含まれることが望ましい。後者の場合、Pdは、少なくとも50%〜85%、好ましくは55%〜80%含まれるのが望ましく、Agについては、少なくとも15%〜50%、好ましくは20%〜45%含まれるのが望ましい。ただし、本発明の本質からすれば、水素分離膜12の材料は、水素を選択的に透過させる材料であれば、特に限定されるものではない。
一般に、水素分離膜12の厚さが小さいほど、水素透過性能は向上する。一方、水素分離膜12の厚さが小さくなると、ピンホールなどの内部欠陥の影響を受けやすくなり、また、取扱いが困難になるおそれがある。特に限定されるものではないが、水素分離膜12の厚さは、好ましくは50μm以下、より好ましくは5〜25μm程度とされるのが望ましい。
水素分離膜層10の軸線方向の両端には、エンドキャップ40及び42が配されている。エンドキャップ40は、水素分離膜層10の軸線方向の一端側に固着されており、エンドキャップ42は、水素分離膜層10の軸線方向の他端側に固着されている。エンドキャップ40及び42は、例えば、溶接等により、水素分離膜層10に気密に固着されている。これにより、水素分離膜層10の内側には、気密な空間Oが提供される。
[流路形成部材]
流路形成部材20は、例えば、水素分離膜層10に対応した筒状(円筒状)に形成されている。また、流路形成部材20は、例えば、水素分離膜層10の外側及び内側のいずれか一方側に配される。図1に示されるように、この実施形態では、流路形成部材20は、水素分離膜層10の外側に配置される(すなわち、この態様では、水素分離膜層10の前記一方側は、「外側」とされ、水素分離膜層10の他方側は「内側」とされる。)。他の態様では、流路形成部材20は、水素分離膜層10の内側に配置されても良い(図示省略)。
流路形成部材20の軸線方向の両端部は、例えば、エンドキャップ40及び42と気密に接合されている。任意の事項ではあるが、好ましい態様として、流路形成部材20の両端部と、エンドキャップ40、42との間には、Oリングや各種のスペーサー等の保持部材70が装着されても良い。保持部材70は、水素分離膜層10と流路形成部材20との間に気密な空間を提供するのに役立つ。
この実施形態では、流路形成部材20は、例えば、水素分離の温度条件に耐えうる耐熱性を具えるものであれば、特に限定されることなく種々の材料を用いて形成することができ、例えば、各種の金属材料の他、セラミックスやガラス等の無機材料で構成されても良い。また、好ましい態様では、内部が観察できるよう、流路形成部材20は、透明で形成されても良い。本実施形態では、流路形成部材20として、例えば、石英ガラスが用いられている。
流路形成部材20は、水素分離膜層10側を向く第1の表面21と、その反対側の第2の表面22とを具える。この実施形態では、第1の表面21が、流路形成部材20の内周面に相当し、第2の表面22が、流路形成部材20の外周面に相当する。
流路形成部材20の第1の表面21には、水素分離膜層10の軸線周りを螺旋状に延びる溝24が形成されている。図4には、図1の部分拡大図が示される。図4に示されるように、この実施形態では、溝24と水素分離膜層10との間に、水素分離膜層10の周りを螺旋状に延びる流路50が形成されている。このような溝24は、例えば、流路形成部材20を切削加工することによって形成され得る。
[モジュールの作用]
本実施形態のモジュール100は、例えば、予め定められた水素を分離させるための改質環境下(例えば、流路内温度450℃程度)において、流路50の一端側に前記原料ガスが供給されて使用される。これにより、原料ガスは、図5(A)に略示されるように、水素分離膜層10と接触しながら水素分離膜層10の周りを螺旋状に通過することができる。この際、水素分離膜層10に接触した原料ガス中の水素分子のみが、順次、水素分離膜層10に吸着され、水素原子となって水素分離膜層10を透過する。水素分離膜層10を透過した水素原子は、その内側の空間で水素分子となって水素分離膜層10から離脱する。これにより、原料ガスから水素が分離される。
上記の工程において、原料ガスは、水素分離膜層10の周囲を螺旋状に通過するため、水素分離膜層10とより長い距離及び/又はより高い頻度で接触する。したがって、流路50の上流側のみならず、流路50の下流側においても、上記の作用が得られる。つまり、流路50の上流側から下流側まで広い範囲において、万遍なく水素生成と水素分離を行い、水素分離膜層10を有効に活用することができる。一方、本実施形態のような流路50が設けられていない場合、図5(B)に示されるように、原料ガスは、水素分離膜層10の一部のみに接して通過することになり、かつ、その移動ルートもランダムなものになり、上述の作用は得られない。
以上のように、本実施形態のモジュール100は、過度の大型化(例えば、水素分離膜層10の軸線方向の長さの拡張等)を招くことなく、原料ガスを、水素分離膜層10により長い距離及び/又はより高い頻度で接触させて、効率良く水素を取り出すことができる。また、本実施形態のモジュール100では、未反応状態の原料ガスや分離されなかった水素ガスの排出を極力少なくすることができ、その結果、高純度の水素を効率良く得ることが可能となる。さらに、本実施形態のモジュール100では、流路50内に原料ガスを供給することのみで、水素生成、水素分離及び非水素ガスの排出といった一連の機能を一つのモジュールで行うことができる利点がある。なお、この実施形態の熱改質方式の場合、例えば、流路形成部材20の流路50中に、反応を促進するための白金等の触媒を担持させても良い。
水素分離膜層10の内側には、原料ガスから分離された水素ガスを取り出すための空間Oが形成されている。このような態様では、モジュール100の内部空間であるデッドスペースを有効に活用することができる。空間Oに集められた水素(水素ガス)は、例えば、エンドキャップ40又は42に設けられた取出口60から適宜モジュールの外部に取り出すことができる。なお、水素分離膜層10の他方側(内側)に流路形成部材20が設けられる態様では、前記空間Oが水素分離膜層10の外側に、例えば、筒状の空間として形成されても良い。この場合、水素分離膜層10の内側は、例えば、各種の部品(例えば、ヒータ材)を配置するための空間として利用可能である。
本実施形態のモジュール100は、特に限定されることなく、あらゆる用途に適用可能であるが、例えば、各種燃料電池用の高純度水素発生装置として好適に実施され、とりわけ、小型化の要請が特に強く要求される自動車用として好適である。
[流路の好ましい態様]
好ましい態様では、図1に示されるように、流路50の一端側には、例えば、原料ガスを供給するための供給部52が設けられる。供給部52は、例えば、流路形成部材20から外部に突出する筒状であり、その一端が外部に開放されており、かつ、他端が螺旋状の流路50に連通している。
同様に、好ましい態様では、流路50の他端側には、例えば、水素分離膜層10と接触した後の原料ガスを排出するための排気部54が設けられる。供給部52は、例えば、流路形成部材20から外部に突出する筒状であり、一端が外部に開放されており、かつ、他端が螺旋状の流路50に連通している。なお、供給部52及び排気部54は、いずれも、一対の保持部材70間の領域に設けられている。したがって、供給部52を介して、外部から流路50内に原料ガスを漏れなく供給することができ、かつ、水素分離膜層10と接触した後の使用済の原料ガスは、排気部54からモジュールの外部へと漏れなく排出され得る。
本実施形態のモジュール100では、図4に示されるように、流路形成部材20の溝24が、水素分離膜層10で実質的に閉じられている。これにより、図4の横断面に現れる各流路50は、本質的に、水素分離膜層10の軸線方向に沿った方向では、互いに連通せずに独立している。このような態様では、原料ガスが流路50から逸脱して水素分離膜層10の軸線方向に沿って流れる、いわゆるショートカットを抑制するのに役立つ。したがって、原料ガスは、より確実に螺旋状の流路50に沿って流れるので、モジュール100を大型にすることなく水素分離膜層10との接触機会を増加させることが可能となる。
上記「実質的に閉じられている」とは、水素分離膜層10と流路形成部材20とが直接接触して溝24が閉じられる態様のみならず、溝24と水素分離膜層10との間に微小隙間(例えば、0.1mm以下程度の微小隙間)が介在している状態を少なくとも包含する。この程度の微小隙間であれば、原料ガスのほぼ全部を、流路50に沿って螺旋状に流すことができる。特に前者の態様において、水素分離膜層10と流路形成部材20とは、互いに接着等により固着されても良いし、互いに固着されることなく、単に接触しているだけの状態であっても良い。
好ましい態様として、流路形成部材20の溝24の横断面は、水素分離膜層10側に向かって溝幅Wが拡大するように構成されても良い。特に好ましい態様では、溝24において、溝底24bと反対側の部分である開口部24aが最も大きい幅Wを構成している。このような態様は、流路50の横断面において、水素分離膜層10側により多くの原料ガスを供給することができ、ひいては、原料ガスと水素分離膜層10との接触機会をさらに高めることができる。
溝24の横断面は、図4に示した台形状に限定されるものではなく、例えば、図6(A)〜(C)に示されるように、種々の形状で構成されても良い。図6(A)では、溝24は、三角形状の横断面とされている。図6(B)では、溝24は、半円形又は半楕円形の横断面とされている。図6(C)では、溝24は、矩形状の横断面とされている。溝24の横断面は、さらに、上記の2以上の形状を複合したような形状でも良い。
原料ガスと水素分離膜層10との接触機会を十分に高めるために、水素分離膜層10から溝24の最も深い位置までの距離D(便宜上、以下、「深さ」という)は、好ましくは、1.5mm以下とされても良い。溝24の溝幅W、深さD、横断面積及び螺旋ピッチ等は、モジュールに求められる性能や用途等に応じて適宜定めることができる。
好ましい態様では、流路50の断面積を、流路50の位置に応じて異ならせても良い。例えば、流路50の下流側の断面積は、流路50の上流側の断面積よりも大きく構成されても良い。これにより、原料ガスは、流路50の上流側では相対的に大きな速度で流れる一方、流路50の下流側では相対的に小さい速度で流れる。流路50の下流側を流れる原料ガスほど水素原子個数が少なくなっているので、下流側を流れる原料ガスの流速を相対的に低下させることで、より高い頻度で水素分離膜層10と接触させることができる。これにより、流路50の全域において、均一な水素分離が可能となり、未反応原料ガスの排出をより減少させることができる。
好ましい態様では、上記断面積の変化は、前記溝幅Wを変えることで行われても良い。例えば、図7に示されるように、流路50の上流側の領域Aでは、相対的に狭い溝幅Waとされ、流路50の下流側の領域Bでは、相対的に広い溝幅Wbとされても良い。これにより、さらに、水素と水素分離膜層10との接触効率が高められる。好ましい態様では、上流側の流路50の溝幅Waは、例えば1〜2mm程度とされ、下流側の流路50の溝幅Wbは、例えば5〜10mm程度とされる。
好ましい態様では、流路50において、相対的に断面積の小さい部分は、流路50の全長の1/2〜2/3の範囲とされ、相対的に断面積の大きい部分は、残りの部分に形成することができる。なお、断面積が変化する境界部では、圧力損失を低下するために、断面積を徐々に変化させることが望ましい。
好ましい態様では、流路50の螺旋のピッチを、流路50の位置に応じて異ならせても良い。例えば、図8に示されるように、流路50の上流側の領域Aでは、相対的に大きい螺旋ピッチPaとされ、流路50の下流側の領域Bでは、相対的に小さい螺旋ピッチPbとされても良い。流路50の下流側を流れる原料ガスほど水素原子個数が少なくなっているので、原料ガスを、流路50の下流側でのより高い頻度で水素分離膜層10と接触させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態が説明される。第2実施形態は、原料ガスから水素ガスを分離させて取り出すための水素分離膜モジュール(以下、単に、「モジュール」ということがある。)200であって、例えば、プラズマ改質方式の水素分離に適したものに関する。
[水素分離膜モジュール]
図9は、本実施形態の水素分離膜モジュール200の正面図を示す。理解しやすいように、図9では、上半分が断面図として描かれている。図10及び図11は、モジュール200の斜視図及び分解斜視図である。図9ないし図11を参照すると、本実施形態のモジュール100は、例えば、水素分離膜層10と、流路形成部材20と、電極部材30とを含んで構成される。
第2実施形態では、第1実施形態と比べると、水素分離膜層10が金属材料で構成されること、流路形成部材20が絶縁性材料で構成されていること、及び、流路形成部材20の第2の表面22の側に電極部材30が配されていることが特定されている点で異なっている。以下、これらの異なる点を中心に、第2実施形態が説明される。
[水素分離膜層]
図11に示されるように、水素分離膜層10は、第1実施形態と同様に、例えば、筒状に(円筒状)構成されている。この実施形態では、水素分離膜層10は、金属材料で構成される。これにより、水素分離膜層10は、誘電体バリア放電を発生させるための電極(高圧側電極)として用いることができる。金属材料からなる水素分離膜層10としては、例えば、第1実施形態で述べたようなPdを含む金属材料、例えば、Pd−Cu合金やPd−Ag合金等の水素分離膜12が好適に用いられる。ただし、本発明の本質からすれば、水素分離膜12の材料は、水素を選択的に透過させる金属材料であれば、特に限定されるものではない。
[流路形成部材]
図9及び図11に示されるように、流路形成部材20は、第1実施形態と同様に、水素分離膜層10に対応した筒状(円筒状)に形成されている。この実施形態では、流路形成部材20は、誘電体バリア放電を発生させるために絶縁材料(誘電体)で構成される。このような絶縁材料としては、特に限定されるものではないが、第1の実施形態のところで述べたように、セラミックスやガラス等の無機材料が好適である。本実施形態では、流路形成部材20として、例えば、石英ガラスが用いられている。
図12には、モジュール200の要部拡大断面図が示される。図12に示されるように、この実施形態では、水素分離膜層10と流路形成部材20とは、流路形成部材20の溝24の開口部24aと、水素分離膜層10との間には隙間G、すなわち空間が介在するように配置されている。この隙間Gは、後述の誘電体バリア放電を発生させる空間として利用される。特に限定されるものではないが、この隙間は、例えば、0.1〜0.5mm程度とされるのが良い。上述の保持部材70は、上記隙間Gをモジュール200内で、円周方向に連続して形成するのに役立つ。このような保持部材70としては、例えば、弾性材料が好適であり、例えば、フッ素ゴム等の耐熱性を有する弾性材料が好適である。
[電極部材]
図9〜図11に示されるように、電極部材30は、例えば、水素分離膜層10に対応した筒状(円筒状)に構成されており、本実施形態では金属材料で構成されている。電極部材30は、例えば、複数の孔が形成されたパンチングメタルなどを筒状に成形することで作られても良い。また、電極部材30は、導体であれば、金網、その他のメッシュ材料、多孔質の焼結金属体、カーボンなど種々の材料を用いて構成されても良い。
電極部材30は、流路形成部材20の第1の表面21と反対側の第2の表面22の側に配置されている。この実施形態では、流路形成部材20の外周面側に配置されている。これにより、本実施形態のモジュール200は、内側から、水素分離膜層10、流路形成部材20及び電極部材30の順に配置されている。
また、電極部材30は、誘電体バリア放電を発生させるための接地電極として構成されている。
[モジュールの作用]
以下、第2実施形態のモジュール200の作用が説明される。本実施形態のモジュール200は、上記のように、誘電体バリア放電を利用したプラズマ改質方式を利用して、原料ガスから水素が分離、生成される。
先ず、モジュール200の電極部材30が接地されるとともに、水素分離膜層10が高電圧の交流電源(パルス電源)に接続される。
次に、供給部52から流路50内に、例えば、アンモニア等を含む原料ガスが供給され、さらに、水素分離膜層10に、数kHz(例えば、8kHz)程度の高周波電圧が印加される。これにより、水素分離膜層10(高電圧電極)と電極部材30(接地電極)との間で誘電体バリア放電を生じさせ、この放電により、流路50内の原料ガスをプラズマ化させる。すなわち、原料ガスは、水素ガスと残余の非水素ガスとに分離する他、水素ガスは電子(−)と陽子(+)とに分離する。分離した電子は、電子雪崩により気体分子である別の未分離の水素分子と衝突して電子と陽子に分離し、その結果、水素ガス全体について、電子と陽子への分離が加速度的に促進される。
また、電子は、高周波電圧を印加している場合において、水素分離膜層10が陽極のときに該水素分離膜層10へと引き寄せられ、陽子は、水素分離膜層10が陰極のときに該水素分離膜層10へと引き寄せられる。電子及び陽子は、それぞれ水素分離膜層10に引き寄せられた際に、濃度勾配による拡散移動により水素分離膜層10の筒状の内側へと移動する。そして、水素分離膜層10の筒状の内部でプラズマ相から気体相へと安定化する過程で電子と陽子が相互に引き合って再結合して水素原子となり、その後、水素分子となる。これらの一連の反応により、流路50内の原料ガス中の水素ガスが水素分離膜層10の内側の空間へと移動する。したがって、より効率の良い水素生成が可能となり、未反応の原料ガス排出量を極めて少なくすることができる。
本プラズマ改質方式の場合、流路形成部材20が誘電体の役割を担う。このため、流路形成部材20は、上述のように、水素分離膜層10との間に隙間を介在させて非接触状態に配置される。このような配置は、原料ガスの一部が螺旋状の流路50をショートカットする。しかし、上記隙間が小さいために、原料ガスの大部分は、流動抵抗がより小さい流路50に沿った流れを提供し、上記隙間による原料ガスと水素分離膜層10との接触機会の低下といった不具合は、実質的には生じない。したがって、第2実施形態においても、原料ガスは、水素分離膜層10とより長い距離及び/又はより高い頻度で接触し、流路50の上流側(供給側)のみならず、流路50の下流側(排出側)において、水素生成と水素分離を行い、水素分離膜層10を有効に活用することができる。
また、流路50が螺旋状とされることで、流路50の表面積が増加する。これにより、放電面積も増やすことができ、電子雪崩が促進されて水素ガスの電子と陽子の分離が加速度的に促進され、水素生成効率がさらに向上する。
本発明は、種々の改造及び変形形態が可能であり、上述の例示の実施形態は、例示として示されているに過ぎない。例えば、水素分離膜層10の内側に、流路形成部材20が配置されても良い。この場合、水素分離膜層10の外側に、原料ガスから分離された水素ガスを取り出すための空間が形成される。また、第1実施形態及び第2実施形態ともに、水素分離膜層10の内側に、この水素分離膜層10を保持しかつその形状を保持するための内側電極部材(図示省略)などが設けられても良い。この内側電極部材は、上記電極部材と同様に種々の材料及び構成が採用されても良い。
[第1実施形態の変形例1]
図13には、第1実施形態の変形例1として、水素分離膜モジュール300の正面図が示されており、図14には、その要部拡大図が示さている。図13及び図14に示されるように、水素分離膜モジュール300は、原料ガスから水素ガスを選択的に透過させる筒状の水素分離膜層10と、水素分離膜層10の外側及び内側のいずれか一方側に配された筒状の流路形成部材20とを含んでいる。この例では、流路形成部材20の水素分離膜層10側の表面は、その軸線方向に平坦な面で構成されている。また、水素分離膜層10は、その流路形成部材20側を向く表面(この例では、外周面)に、流路形成部材20の筒状の軸線周りを螺旋状に延びる溝26を具えている。そして、この溝26と流路形成部材20との間で、原料ガスが水素分離膜層10の周りを螺旋状に通過可能な流路50が形成されている。すなわち、第3実施形態では、流路形成部材20側ではなく、水素分離膜層10側に、螺旋状の溝26が形成されている点で、第1実施形態とは異なっている。このような態様においても、第1実施形態と同様の作用を期待することができる。
[第1実施形態の変形例2]
図15には、第1実施形態の変形例2として、水素分離膜モジュール301の要部拡大図が示されている。この変形例2では、流路形成部材20の水素分離膜層10側に、螺旋状の突出部29が形成されている点で上記変形例1とは異なっている。この突出部29は、水素分離膜層10の溝26の螺旋ピッチに対応するように形成されている。本実施形態では、流路形成部材20の突出部29は、溝26と螺旋ピッチが揃えられ、これにより、各突出部29が各溝26に嵌り合うように位置合わせされている。突出部29と溝26の断面における湾曲の曲率は、突出部29と溝26との間に原料ガスが水素分離膜層10の周りを螺旋状に通過可能な流路50が形成されるように、互いに異なっている(すなわち、湾曲の曲率半径に関して、流路形成部材20の突出部29の方が、水素分離膜層10よりも大きく形成されている。)。また、流路形成部材20の水素分離膜層10とは反対側の面は、水素分離膜層10側に凹む螺旋状の凹部が形成されている。この変形例2では、第1実施形態と同様の作用を期待することができるとともに、モジュール301のさらなる小型化を図るのに役立つ。
[第2実施形態の変形例1]
図16には、第2実施形態の変形例1として、水素分離膜モジュール400の要部拡大図が示されている。この変形例1では、流路形成部材20側ではなく、水素分離膜層10側に、螺旋状の溝26が形成されている点で第2実施形態とは異なっている。このような態様においても、第2実施形態と同様の作用を期待することができる。
[第2実施形態の変形例2]
図17には、第2実施形態の変形例2として、水素分離膜モジュール401の要部拡大図が示されている。この変形例2では、流路形成部材20の水素分離膜層10側に、螺旋状の突出部29が形成されている点で上記変形例1とは異なっている。この突出部29は、水素分離膜層10の溝26の螺旋ピッチに対応するように形成されている。本実施形態では、流路形成部材20の突出部29は、溝26と螺旋ピッチが揃えられており、かつ、隙間Gを介して配置されている。突出部29と溝26の断面における湾曲の曲率は、図15の態様と同様である。さらに、この変形例2では、電極部材30も、流路形成部材20に沿って湾曲している。この変形例2では、第2実施形態と同様の作用を期待することができるとともに、モジュール401のさらなる小型化を図るのに役立つ。
以上、本発明のいくつかの実施形態が説明されたが、本発明は、本明細書において開示された特定の実施形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の思想に含まれる全ての改造例、均等例及び変形例を含む。
100、200、300、400 水素分離膜モジュール
10 水素分離膜層
12 水素分離膜
20 流路形成部材
21 第1の表面
22 第2の表面
24、26 溝
30 電極部材
50 流路
52 供給部
54 排気部
70 保持部材

Claims (11)

  1. 原料ガスから水素ガスを分離させて取り出すための水素分離膜モジュールであって、
    前記原料ガスから水素ガスを選択的に透過させる筒状の水素分離膜層と、前記水素分離膜層の外側及び内側のいずれか一方側に配された筒状の流路形成部材とを含み、
    前記流路形成部材は、前記水素分離膜層側を向く第1の表面に、前記水素分離膜層の前記筒状の軸線周りを螺旋状に延びる溝を具え、
    前記溝と前記水素分離膜層との間で、前記原料ガスが前記水素分離膜層の周りを螺旋状に通過可能な流路が形成されている、
    水素分離膜モジュール。
  2. 前記水素分離膜層の前記一方側と反対の側である他方側には、前記原料ガスから分離された水素ガスを取り出すための空間が形成されている、請求項1記載の水素分離膜モジュール。
  3. 前記流路形成部材は、前記水素分離膜層の前記外側に配置されており、前記空間が前記水素分離膜層の前記内側に形成されている、請求項2記載の水素分離膜モジュール。
  4. 前記流路の一端側に、前記原料ガスを供給するための供給部が設けられており、前記流路の他端側に、前記水素分離膜層と接触した後の前記原料ガスを排出するための排気部が設けられている、請求項1ないし3のいずれかに記載の水素分離膜モジュール。
  5. 前記溝の横断面は、前記水素分離膜層側に向かって溝幅が拡大する、請求項1ないし4のいずれかに記載の水素分離膜モジュール。
  6. 前記流路形成部材と前記水素分離膜層との間に隙間が介在している、請求項1ないし5のいずれかに記載の水素分離膜モジュール。
  7. 前記流路形成部材と前記水素分離膜層との間に、前記隙間を保持するための保持部材がさらに設けられている、請求項6記載の水素分離膜モジュール。
  8. 前記流路形成部材の前記溝は、前記水素分離膜層で実質的に閉じられている、請求項1ないし5のいずれかに記載の水素分離膜モジュール。
  9. 前記水素分離膜層が金属材料で構成されており、
    前記流路形成部材が絶縁性材料で構成されており、
    前記流路形成部材の前記第1の表面と反対側の第2の表面の側に、筒状の電極部材が配されており、
    前記水素分離膜層は、前記水素分離膜層と前記電極部材との間で誘電体バリア放電を生じさせるための交流電源に接続可能に構成されている、請求項1ないし7のいずれかに記載の水素分離膜モジュール。
  10. 原料ガスから水素ガスを分離させて取り出すための水素分離膜モジュールであって、
    前記原料ガスから水素ガスを選択的に透過させる筒状の水素分離膜層と、前記水素分離膜層の外側及び内側のいずれか一方側に配された筒状の流路形成部材とを含み、
    前記水素分離膜層は、前記流路形成部材側を向く表面に、前記流路形成部材の前記筒状の軸線周りを螺旋状に延びる溝を具え、
    前記溝と前記流路形成部材との間で、前記原料ガスが前記水素分離膜層の周りを螺旋状に通過可能な流路が形成されている、
    水素分離膜モジュール。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の水素分離膜モジュールを用いた水素生成装置。
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