JP2019000618A - トイレ及び移動式トイレ - Google Patents
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Abstract
【課題】便器の高さと手摺り部の高さを同時に調整できる。【解決手段】移動式トイレ1は、便器5に便座6が設けられたトイレ本体3と、トイレ本体3を支持する支持基台9と、支持基台9に設けられた手摺り部14と、支持基台9を昇降させることでトイレ本体3及び手摺り部14を一体に昇降させる高さ調整機構4と、を備えた。高さ調整機構4は床面に設置するレール受け部24と支持基台9を支持する昇降支持部21との間に第一脚部と第二脚部を備えたパンタグラフ機構を有する。昇降支持部21の両端下面に車輪を設けた。【選択図】図1
Description
本発明は、トイレ本体の高さ調整が可能なトイレ及び移動式トイレに関する。
従来、介護用に用いられる移動式トイレとして、例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。この移動式トイレは、ポータブルトイレを載置可能な基台部と、基台部の後部に連結したハンドル部と、基台部の内部に設けられていて下方に車輪を有し前後方向に揺動可能な車輪移動部とを備えている。この移動式トイレは前方に傾斜させることで前方の車輪を基台部に搭載させて安定した静止状態とし、後方に傾斜させることで車輪を基台部から床面に位置させて移動可能としている。
しかしながら、従来の移動式トイレは便座や手摺りの高さを動力で調整することができなかった。しかも、要介護者がベッドや車椅子等から移動式トイレの便座に移乗する際に、ベッドや車椅子の高さが便座の高さと異なると自力による移乗が困難であった。介護者による要介護者の移乗介護に手間がかかるという不具合があった。
しかしながら、従来の移動式トイレは便座や手摺りの高さを動力で調整することができなかった。しかも、要介護者がベッドや車椅子等から移動式トイレの便座に移乗する際に、ベッドや車椅子の高さが便座の高さと異なると自力による移乗が困難であった。介護者による要介護者の移乗介護に手間がかかるという不具合があった。
これに対し近年では、介護用のトイレとして、手摺りを固定状態に保持して便座の高さを電動で垂直方向や斜め方向に調整できるようにしたものが提案されている。このトイレによれば、便座を垂直方向や斜め前方に上昇させることで要介護者は前方に押し出される等、立ち上がり易くなっている。
しかしながら、上述した介護用の移動式トイレは、手摺りの高さを自由に調整できないために、依然として高さの異なる介護用ベッドや介護用車椅子等との間で要介護者が自力で移乗することが困難であった。介護者が要介護者の移乗を介護する場合でも大きな労力を必要とし、介護者の負担が大きかった。
また、手摺りの高さ調整が可能な移動式トイレであっても便座と手摺りの高さ調整を別々に行う必要があるため、調整に手間がかかり煩雑であった。しかも、動力によって弁座からの立ち座り補助を行う機能を有する移動式トイレがなかった。
また、手摺りの高さ調整が可能な移動式トイレであっても便座と手摺りの高さ調整を別々に行う必要があるため、調整に手間がかかり煩雑であった。しかも、動力によって弁座からの立ち座り補助を行う機能を有する移動式トイレがなかった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、便器の高さと手摺り部の高さを同時に調整できるようにしたトイレ及び移動式トイレを提供することを目的とする。
本発明によるトイレは、便器に便座が設けられたトイレ本体と、トイレ本体を支持する支持基台と、支持基台に設けられた手摺り部と、支持基台を昇降させることでトイレ本体及び手摺り部を一体に昇降させる高さ調整機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、便器と便座を有するトイレ本体の高さを高さ調整機構で調整する際、支持基台を介して手摺り部も一体に昇降させて高さ調整できるため、使用者がトイレ本体と介護ベッドや車椅子等との間で移乗する際に高さ調整された手摺り部を補助手段または介助手段として用いることができるので便利である。
本発明によれば、便器と便座を有するトイレ本体の高さを高さ調整機構で調整する際、支持基台を介して手摺り部も一体に昇降させて高さ調整できるため、使用者がトイレ本体と介護ベッドや車椅子等との間で移乗する際に高さ調整された手摺り部を補助手段または介助手段として用いることができるので便利である。
また、高さ調整機構は、床面に設置可能な受け部と、支持基台を支持する昇降支持部と、受け部及び昇降支持部の間に装着されたパンタグラフ機構とを備えていてもよい。
移動式トイレの使用時にはパンタグラフ機構を起立させて伸長することで昇降支持部を介して支持基台を上昇させることができると共に、パンタグラフ機構を折り畳んで収縮することで支持基台を降下できる。
移動式トイレの使用時にはパンタグラフ機構を起立させて伸長することで昇降支持部を介して支持基台を上昇させることができると共に、パンタグラフ機構を折り畳んで収縮することで支持基台を降下できる。
また、手摺り部を単独で昇降させる手摺り部高さ調整機構を備えていることが好ましい。
使用者が例えば介護ベッドや車椅子等とトイレ本体との間で移乗する際、例えば手摺り部を支えにして乗り移りを容易にするために手摺り部の高さを手摺り部高さ調整機構によってトイレ本体とは別個に高さ調整することで、使用者の移乗が一層容易になる。
使用者が例えば介護ベッドや車椅子等とトイレ本体との間で移乗する際、例えば手摺り部を支えにして乗り移りを容易にするために手摺り部の高さを手摺り部高さ調整機構によってトイレ本体とは別個に高さ調整することで、使用者の移乗が一層容易になる。
本発明による移動式トイレは、上述したトイレにおいて、トイレ本体の下部または高さ調整機構に移動機構を備えたことを特徴とする。
移動式トイレを使用位置に移動させる際に移動機構を介して移動できる。
移動式トイレを使用位置に移動させる際に移動機構を介して移動できる。
また、高さ調整機構が高さ方向に伸長した状態で移動機構が床面から離間した固定状態にあり、高さ調整機構が高さ方向に収縮した状態で移動機構が床面に設置された移動可能状態にあることが好ましい。
移動式トイレを使用する固定状態では、移動機構は床面から離間しているので不用意に移動するおそれがなく、高さ調整機構を収縮した状態で移動機構が床面に着座して移動式トイレを移動可能である。
移動式トイレを使用する固定状態では、移動機構は床面から離間しているので不用意に移動するおそれがなく、高さ調整機構を収縮した状態で移動機構が床面に着座して移動式トイレを移動可能である。
また、支持基台を支持する昇降支持部に移動機構が設置され、高さ調整機構が伸長した状態で受け部によって床面に支持され、高さ調整機構が収縮した状態で受け部が床面から離間しているようにしてもよい。
移動式トイレの使用時には高さ調整機構を伸長して受け部を床面に支持させ、移動式トイレの移動時には高さ調整機構を収縮して受け部を床面から離間させるため移動機構による移動が容易である。
移動式トイレの使用時には高さ調整機構を伸長して受け部を床面に支持させ、移動式トイレの移動時には高さ調整機構を収縮して受け部を床面から離間させるため移動機構による移動が容易である。
本発明によるトイレ及び移動式トイレは、高さ調整機構によってトイレ本体と手摺り部の高さを同時に且つ一体に調整可能であるため高さ調整が容易である。そのため、本発明によるトイレ及び移動式トイレは、例えば介護用ベッドや車椅子等との間で使用者が移乗する場合に高さ調整された手摺り部を利用してスムーズに移乗できる。
以下、本発明の実施形態による移動式トイレについて添付図面により説明する。
図1乃至図6は第一実施形態による移動式トイレ1を示すものである。図1は移動式トイレ1の要部構成を示す要部斜視図であり、筐体2は省略されている。この移動式トイレ1はトイレ本体3と高さ調整機構4とを備えている。トイレ本体3は便器5と便器5の上に開閉可能に設けた便座6とを備えた腰掛け式の水洗トイレであり、便座6の上部には便蓋7が開閉可能に設けられている。トイレ本体3には図5に示すように便器5を囲う外装カバーとしての筐体2が含まれていてもよい。
図1乃至図6は第一実施形態による移動式トイレ1を示すものである。図1は移動式トイレ1の要部構成を示す要部斜視図であり、筐体2は省略されている。この移動式トイレ1はトイレ本体3と高さ調整機構4とを備えている。トイレ本体3は便器5と便器5の上に開閉可能に設けた便座6とを備えた腰掛け式の水洗トイレであり、便座6の上部には便蓋7が開閉可能に設けられている。トイレ本体3には図5に示すように便器5を囲う外装カバーとしての筐体2が含まれていてもよい。
便器5はその下部に設置された金属製の支持基台9の上に固定配置されている。支持基台9は例えば便器5を固定した平面部9aと両側の側壁9bとを有している。便器5の後部には洗浄水を貯留する洗浄水タンク10が設置されている。洗浄水タンク10は図示しない給水管を通して便器5内に洗浄水を供給し、便器5内の汚物や汚水等を洗浄して図示しない排水管を通して真空ポンプや圧送ポンプ等の動力を使用してトイレ本体3の外に排出させる。給水管と排水管は筐体2内に収納されている。
図1において、便器5の両側部から上部にかけて略コの字状の便蓋係止部材12が設置されている。便蓋係止部材12は移動式トイレ1を移動させる際のハンドルとして使用するものであり、支持基台9に固定された一対の支柱12aと支柱12aの上端部から後方に屈曲する傾斜部12bとを介して梁状のストッパー部12cに接続されている。便蓋7は便器5の後部に設けた回動軸回りに開放作動する際に垂直姿勢よりも後方側に傾斜させた状態でストッパー部12cに当接させて保持することもできる。この状態で使用者である要介護者は便座6に着座して用便を行うことができる。
便蓋係止部材12の前側には、便器5の両側に一対の手摺り部14が設置されている。
手摺り部14は支持基台9の平面部9aに形成した孔9cに嵌合状態で固定された支持部材15と、支持部材15の上部に支持された略板状の手摺り台16とで構成されている。
本実施形態では手摺り部14は固定配置されているが、手摺り台16は介護者の便座6への着座や離脱の動きを容易にするために支持部材15に対して例えば水平方向に回動可能としてもよく、例えば略ハの字状に広げられるようにしてもよい。
手摺り部14は支持基台9の平面部9aに形成した孔9cに嵌合状態で固定された支持部材15と、支持部材15の上部に支持された略板状の手摺り台16とで構成されている。
本実施形態では手摺り部14は固定配置されているが、手摺り台16は介護者の便座6への着座や離脱の動きを容易にするために支持部材15に対して例えば水平方向に回動可能としてもよく、例えば略ハの字状に広げられるようにしてもよい。
支持基台9の下部には高さ調整機構4が設置されている。
高さ調整機構4は、図2乃至図4に示すように、床面に設置される設置部19と、設置部19の上部に設けられていて伸縮可能なパンタグラフ機構20と、パンタグラフ機構20の上部に設置された昇降支持部21とで構成されている。設置部19は一対の基板23に直交して連結された一対のレール受け部24をパンタグラフ機構20の受け部として備えており、基板23とレール受け部24とで例えば略四角形枠状に形成されている。昇降支持部21は支持基台9に固定されている。
高さ調整機構4は、図2乃至図4に示すように、床面に設置される設置部19と、設置部19の上部に設けられていて伸縮可能なパンタグラフ機構20と、パンタグラフ機構20の上部に設置された昇降支持部21とで構成されている。設置部19は一対の基板23に直交して連結された一対のレール受け部24をパンタグラフ機構20の受け部として備えており、基板23とレール受け部24とで例えば略四角形枠状に形成されている。昇降支持部21は支持基台9に固定されている。
パンタグラフ機構20はリンクである第一脚部26aと第二脚部26bが長手方向中央の支軸27を中心に回動可能でX字状に連結、支持されたものが2組設けられている。設置部19におけるレール受け部24の長手方向一端部には第一脚部26aの下端部が支軸で回動可能に支持され固定端となり、第二脚部26bの下端部は対向する内側面に断面コの字状の凹溝24aを設けたレール受け部24内を摺動可能とされ自由端となっている。
第二脚部26bの下端部には例えば支軸28が回動可能に支持され、支軸28の両端部にはレール受け部24の対向する凹溝24a内を摺動する一対の下部摺動ガイド29が設けられている。下部摺動ガイド29は凹溝24aによってレール受け部24から外れることを阻止される。
第二脚部26bの下端部には例えば支軸28が回動可能に支持され、支軸28の両端部にはレール受け部24の対向する凹溝24a内を摺動する一対の下部摺動ガイド29が設けられている。下部摺動ガイド29は凹溝24aによってレール受け部24から外れることを阻止される。
昇降支持部21は長手方向両端部を除いて下方に開口する断面略コの字状に形成されており、その一端部に形成された凹部21aに駆動源としてリニアアクチュエータMが取り付けられている。昇降支持部21内においてリニアアクチュエータMに対向する位置に支持筒30が取り付けられ、この支持筒30に摺動筒31が連結されている。摺動筒31内にリニアアクチュエータMの可動ロッド32が貫通して配設されている。可動ロッド32の先端は上部摺動ガイド36に連結されている。可動ロッド32が摺動筒31にガイドされて昇降支持部21の長手方向に進退可能とされている。
可動ロッド32には例えば図示しないラックが長手方向に取り付けられ、リニアアクチュエータMの出力軸に固定されたピニオン(図示せず)に噛合されている。ピニオンとラックとで連動機構を形成している。そのため、リニアアクチュエータMを正逆回転させることで、摺動筒31にガイドされた可動ロッド32が進退させられる。
可動ロッド32には例えば図示しないラックが長手方向に取り付けられ、リニアアクチュエータMの出力軸に固定されたピニオン(図示せず)に噛合されている。ピニオンとラックとで連動機構を形成している。そのため、リニアアクチュエータMを正逆回転させることで、摺動筒31にガイドされた可動ロッド32が進退させられる。
可動ロッド32の他端部には支持筒30から外れることを阻止するためのストッパーピン33が設けられている。パンタグラフ機構20の第一脚部26aの上端部には軸部34が連結されている。第一脚部26aを貫通する軸部34は昇降支持部21の対向する内側面である断面略コの字状の凹溝21bにそれぞれ設けられた上部摺動ガイド36、36に連結されている。上部摺動ガイド36、36は昇降支持部21の対向する凹溝21bに沿って摺動可能である。よって、第一脚部26aの上端部は、自由端であり駆動点となる。
また、パンタグラフ機構20の第二脚部26bの上端部には支持軸部38が連結され、支持軸部38の両端部は昇降支持部21の内側面に回動可能に支持されている。よって、第二脚部26bの上端部は、固定端となる。
また、パンタグラフ機構20の第二脚部26bの上端部には支持軸部38が連結され、支持軸部38の両端部は昇降支持部21の内側面に回動可能に支持されている。よって、第二脚部26bの上端部は、固定端となる。
そのため、リニアアクチュエータMを正方向に回転させると例えば摺動筒31内の可動ロッド32が図2及び図3で左方(リニアアクチュエータMから離れる方向)に摺動して上部摺動ガイド36、36を昇降支持部21の対向する凹溝21bに沿って移動させる。
すると、パンタグラフ機構20の第一脚部26aが下端部の支軸を支点として上方に起立する方向に回動する。これと同時に第二脚部26bの下部摺動ガイド29がレール受け部24の凹溝24aを第一脚部26a方向に摺動するため、第二脚部26bも同期して上方に起立する。第一脚部26a、第二脚部26bの起立(伸長)作動によって昇降支持部21を上昇させることができる。
また、リニアアクチュエータMを逆方向に回転させると可動ロッド32が昇降支持部21内で右方(リニアアクチュエータMに近づく方向)に摺動するため、上部摺動ガイド36を介してパンタグラフ機構20の第一脚部26aが下方に倒れる方向(折り畳まれる方向)に回動する。すると、第二脚部26bの下部摺動ガイド29がレール受け部24の凹溝24aを第一脚部26aから離間する方向に摺動するため、第二脚部26bも同期して下方に倒れる。第一脚部26a、第二脚部26bの支軸27を中心とした倒れ(収縮)作動によって昇降支持部21を降下させることができる。
すると、パンタグラフ機構20の第一脚部26aが下端部の支軸を支点として上方に起立する方向に回動する。これと同時に第二脚部26bの下部摺動ガイド29がレール受け部24の凹溝24aを第一脚部26a方向に摺動するため、第二脚部26bも同期して上方に起立する。第一脚部26a、第二脚部26bの起立(伸長)作動によって昇降支持部21を上昇させることができる。
また、リニアアクチュエータMを逆方向に回転させると可動ロッド32が昇降支持部21内で右方(リニアアクチュエータMに近づく方向)に摺動するため、上部摺動ガイド36を介してパンタグラフ機構20の第一脚部26aが下方に倒れる方向(折り畳まれる方向)に回動する。すると、第二脚部26bの下部摺動ガイド29がレール受け部24の凹溝24aを第一脚部26aから離間する方向に摺動するため、第二脚部26bも同期して下方に倒れる。第一脚部26a、第二脚部26bの支軸27を中心とした倒れ(収縮)作動によって昇降支持部21を降下させることができる。
高さ調整機構4において、レール受け部24と第一脚部26a及び第二脚部26bを備えたパンタグラフ機構20と昇降支持部21とが2組並列に設置されており、2組の昇降支持部21によって支持基台9を下から支えている。そのため、各リニアアクチュエータMを同期させて駆動することで、高さ調整機構4の2組の昇降支持部21に載置された支持基台9を介してトイレ本体3及び手摺り部14を昇降作動できる。リニアアクチュエータMは図示しないリモコンや操作パネル等の操作ボタンで操作される。
2組の昇降支持部21において、その長手方向の両端部の下面には移動機構として車輪40がアーム部41に支持されてそれぞれ設置されている。昇降支持部21はレール受け部24よりも長く形成され、前後方向に突出して配設されていることが好ましい。
2組の昇降支持部21において、その長手方向の両端部の下面には移動機構として車輪40がアーム部41に支持されてそれぞれ設置されている。昇降支持部21はレール受け部24よりも長く形成され、前後方向に突出して配設されていることが好ましい。
図4及び図5において、パンタグラフ機構20を折り畳んだ最も高さの低い状態で昇降支持部21の両端部がレール受け部24の外側に位置し、昇降支持部21の両端部に設けた車輪40が床面上に着座して、移動式トイレ1を移動可能にできる。この状態で、レール受け部24は床面から浮いた位置にある。図5では高さ調整機構4は筐体2内に隠れているが、車輪40より高い位置にあれば一部が露出していてもよい。
図3及び図6において、パンタグラフ機構20を最も高さの低い折り畳み位置から上方に持ち上げた起立状態で、昇降支持部21の車輪40が床面から離間し、移動式トイレ1は高さ調整機構4の設置部19で床面に支持された固定支持状態になる。
図5及び図6に示すように、便器5と支持基台9と高さ調整機構4の少なくとも昇降支持部21等と図示しない洗浄タンク等は筐体2内に収納されている。
図3及び図6において、パンタグラフ機構20を最も高さの低い折り畳み位置から上方に持ち上げた起立状態で、昇降支持部21の車輪40が床面から離間し、移動式トイレ1は高さ調整機構4の設置部19で床面に支持された固定支持状態になる。
図5及び図6に示すように、便器5と支持基台9と高さ調整機構4の少なくとも昇降支持部21等と図示しない洗浄タンク等は筐体2内に収納されている。
本実施形態による移動式トイレ1は上述した構成を備えており、次にその作用として使用方法を説明する。
移動式トイレ1の使用のために移動させる場合、高さ調整機構4は図4及び図5に示すように第一脚部26a及び第二脚部26bを折り畳んで筐体2内に収納され、2組のレール受け部24の両端に設けられた車輪40で支持されている。この状態で使用位置まで移動式トイレ1を移動させることができる。パンタグラフ機構20が折り畳まれた状態で、トイレ本体3の便器5は最も低い位置にある。使用位置は例えば要介護者が仰臥する図示しない介護ベッドや着座する車椅子等の近傍である。
移動式トイレ1の使用のために移動させる場合、高さ調整機構4は図4及び図5に示すように第一脚部26a及び第二脚部26bを折り畳んで筐体2内に収納され、2組のレール受け部24の両端に設けられた車輪40で支持されている。この状態で使用位置まで移動式トイレ1を移動させることができる。パンタグラフ機構20が折り畳まれた状態で、トイレ本体3の便器5は最も低い位置にある。使用位置は例えば要介護者が仰臥する図示しない介護ベッドや着座する車椅子等の近傍である。
使用位置において、操作パネル等を操作して、2組のリニアアクチュエータMを同期して正逆回転させることで移動式トイレ1の筐体2内に折り畳んだ高さ調整機構4を起立状態に無段階に変位させる。即ち、リニアアクチュエータMの例えば正方向回転によって出力軸に固定したピニオンとラックを介して可動ロッド32を昇降支持部21内で支持軸部38方向に繰り出す。これに連動して上部摺動ガイド36が昇降支持部21の両側内側面の凹溝21bに沿って摺動し、且つ第一脚部26aの上端部の軸部34を支持軸部38の方向に近づける。第一脚部26aの支軸27を中心とした起立作動に同期して第二脚部26bの下端部及び下部摺動ガイド29もレール受け部24内で第一脚部26aの下端部の方向に摺動する。
これによって、図3及び図6に示すように、パンタグラフ機構20の第一脚部26a及び第二脚部26bが次第に起立するため、2組の昇降支持部21が上昇して支持基台9を介してトイレ本体3を上昇させる。即ち、支持基台9に支持された便器5、便座6、便蓋7と手摺り部14及び便蓋係止部材12が筐体2と共に一体に上昇する。高さ調整機構4による無段階の上昇作動によって昇降支持部21に設けられた車輪40が床面から浮くため、トイレ本体3は設置部19に支持されて固定状態になる。
そして、トイレ本体3の便器5及び便座6の高さと手摺り部14の高さが介護ベッドや車椅子等に着座する要介護者の好適な高さになるよう調整して停止させる。その際、便器5及び便座6と手摺り部14の高さを一体に調整することができるため、要介護者が手摺り部14につかまりながら介護ベッドや車椅子等から便座6に移乗する立ち座り作業を容易に行うことができる。そのため、介護者が要介護者の移動を補助する場合も手摺り部14を介して立ち座り作業を容易に行える。
使用後に要介護者が便座6から介護ベッドや車椅子等に移乗する場合も同様に手摺り部14につかまって立ち座り作業を行うことができる。その後、リニアアクチュエータMを逆方向回転させることで、パンタグラフ機構20の第一脚部26a、第二脚部26bを同期して倒して折り畳み、トイレ本体3を無段階に降下させる。これによって、図3に示すように車輪40が床面に着座すると共にレール受け部24が床面から離れることで移動可能状態になる。
使用後に要介護者が便座6から介護ベッドや車椅子等に移乗する場合も同様に手摺り部14につかまって立ち座り作業を行うことができる。その後、リニアアクチュエータMを逆方向回転させることで、パンタグラフ機構20の第一脚部26a、第二脚部26bを同期して倒して折り畳み、トイレ本体3を無段階に降下させる。これによって、図3に示すように車輪40が床面に着座すると共にレール受け部24が床面から離れることで移動可能状態になる。
上述したように本実施形態による移動式トイレ1によれば、リニアアクチュエータMの操作によって高さ調整機構4を作動させて便器5及び便座6と手摺り部14の両方を同時に昇降させて高さ調整できるため、高さ調整の作業とそのための構成が簡単で操作が容易である。そのため、便器5及び便座6の高さ調整と手摺り部14の高さ調整を別個に行う必要がなく、便器5の便座6と介護ベッドや車椅子等との間で移乗作業やその介助作業を容易に行うことができる。
しかも、便器5の支持基台9の下側に高さ調整機構4を設置したため、高さ調整機構4の昇降によって移動可能状態と固定支持状態とに切り換えることができ、固定支持状態で車輪40が床面から浮くため移動することがない。また、移動可能状態で車輪40が床面に着座して高さ調整機構4が浮くため移動が容易である。
しかも、便器5の支持基台9の下側に高さ調整機構4を設置したため、高さ調整機構4の昇降によって移動可能状態と固定支持状態とに切り換えることができ、固定支持状態で車輪40が床面から浮くため移動することがない。また、移動可能状態で車輪40が床面に着座して高さ調整機構4が浮くため移動が容易である。
以上、本発明の第一実施形態による移動式トイレ1について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。なお、以下に、本発明の変形例や他の実施形態について説明するが、上述した実施形態と同一または同様な部材、部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。
例えば、上述した実施形態では、高さ調整機構4としてリニアアクチュエータMを用いたパンタグラフ機構20を採用したが、本発明はこのような構成に限定されない。例えばリニアアクチュエータMに代えて油圧シリンダや電動シリンダを設けてもよい。油圧シリンダや電動シリンダによって可動ロッド32を摺動筒31に沿って昇降支持部21の内外で長手方向に摺動させることで、パンタグラフ機構20を介して昇降させて移動可能状態と固定支持状態との間で移動式トイレ1を昇降作動させるようにしてもよい。
また、パンタグラフ機構20はX字状リンク構造に限られず、ひし形状リンクであってもよい。また、X字状リンクを直列に複数連結してもよい。
また、パンタグラフ機構20はX字状リンク構造に限られず、ひし形状リンクであってもよい。また、X字状リンクを直列に複数連結してもよい。
リニアアクチュエータMの回転で前後動する可動ロッド32と支持筒30の連動機構について、ラックとピニオンに代えてボールねじ機構を設けてもよい。この場合、支持筒30の内面と可動ロッド32の外周面に互いに噛合するねじが形成され、支持筒30の外周面にはリニアアクチュエータMの出力軸に設けたギヤで支持筒30の外周面に設けたギヤを正逆回転するように構成することができる。そのため、支持筒30の正逆回転で可動ロッド32を進退作動させることができる。
なお、パンタグラフ機構20に代えて油圧シリンダや電動シリンダ、或いは電動モータ等を駆動源として昇降支持部21を昇降作動させるようにしてもよい。
なお、パンタグラフ機構20に代えて油圧シリンダや電動シリンダ、或いは電動モータ等を駆動源として昇降支持部21を昇降作動させるようにしてもよい。
また、手摺り部14において、手摺り台16を支持する支持部材15を例えば電動モータや手動操作等によって昇降可能な構成に設定して、高さ調整機構4とは別に高さ位置を微調整できるようにしてもよい。その際、例えば支持基台9に固定した支持部材15として拡径筒部の上部に進退可能な作動ロッドを設けて手摺り台16を昇降させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では移動機構としての車輪40を高さ調整機構4の昇降支持部21の両端部下面に設けたが、これに代えて筐体2の下面に設けてもよい。
高さ調整機構4はレール受け部24とパンタグラフ機構20と昇降支持部21とを2組平行に設置してリニアアクチュエータMを同期駆動させて昇降させるようにしたが、これに代えて、レール受け部24とパンタグラフ機構20と昇降支持部21を1組設置して、昇降支持部21で支持基台9を介してトイレ本体3を支持するようにしてもよい。
高さ調整機構4はレール受け部24とパンタグラフ機構20と昇降支持部21とを2組平行に設置してリニアアクチュエータMを同期駆動させて昇降させるようにしたが、これに代えて、レール受け部24とパンタグラフ機構20と昇降支持部21を1組設置して、昇降支持部21で支持基台9を介してトイレ本体3を支持するようにしてもよい。
次に、第二実施形態による移動式トイレ1Aを図7乃至図10により説明する。
図7は介護用ベッド51の側部に移動式トイレ1Aを移動させた状態を示す平面図である。介護用ベッド51の周囲の柵52の一部を外して要介護者が介護用ベッド51から移動式トイレ1Aに移乗して使用できるようにしたものである。図7に示す介護用ベッド51の上側が頭側である。
本第二実施形態における移動式トイレ1Aは、支持基台9に固定した便器5の両側部に設けた2本の手摺り部49が単独で昇降可能である点で第一実施形態と相違し、その余の構成は同一であるため説明を省略する。2本の手摺り部49は同一構成とする。
図7は介護用ベッド51の側部に移動式トイレ1Aを移動させた状態を示す平面図である。介護用ベッド51の周囲の柵52の一部を外して要介護者が介護用ベッド51から移動式トイレ1Aに移乗して使用できるようにしたものである。図7に示す介護用ベッド51の上側が頭側である。
本第二実施形態における移動式トイレ1Aは、支持基台9に固定した便器5の両側部に設けた2本の手摺り部49が単独で昇降可能である点で第一実施形態と相違し、その余の構成は同一であるため説明を省略する。2本の手摺り部49は同一構成とする。
図8に示すように、手摺り部49は支持基台9に固定された中空の固定支柱54と、固定支柱54の内部に挿入されていて上下方向に昇降可能な可動支柱55と、可動支柱55の上部に支持されたアームレスト56とを備えている。なお、一方の手摺り部49、例えば介護用ベッド51から遠い側の手摺り部49のアームレスト56の下部には、トイレットペーパー等を取り付けてもよい。
手摺り部49における可動支柱55は固定支柱54内を昇降可能であり、図9、図10(a)に示す降下位置と図10(b)に示す上昇位置とを選択的に取ることができる。
手摺り部49における可動支柱55は固定支柱54内を昇降可能であり、図9、図10(a)に示す降下位置と図10(b)に示す上昇位置とを選択的に取ることができる。
図9に示す手摺り部49において、アームレスト56の上部にはカバー56aが被されており、下部には回転軸57回りに回転可能な昇降レバー58が斜め下向きに設置されている。昇降レバー58はその操作部がアームレスト56の下面から斜め下方に突出している。要介護者が誤操作しないよう、昇降レバー58はアームレスト56の先端ではなく中央下部に、具体的には可動支柱55の近傍に設けられている。
回転軸57の昇降レバー58と反対側に設けた連結アーム58aに支持された作動ロッド60が可動支柱55内に昇降可能に配設されており、その下部には下端面にテーパ面61aを有するスライダー61が連結されている。スライダー61の下側には、可動支柱55を固定支柱54にロック可能なロック機構62が設置されている。
昇降レバー58を回転軸57回りに上下方向に揺動させることで、可動支柱55を固定支柱54内で上下動させることができる。
回転軸57の昇降レバー58と反対側に設けた連結アーム58aに支持された作動ロッド60が可動支柱55内に昇降可能に配設されており、その下部には下端面にテーパ面61aを有するスライダー61が連結されている。スライダー61の下側には、可動支柱55を固定支柱54にロック可能なロック機構62が設置されている。
昇降レバー58を回転軸57回りに上下方向に揺動させることで、可動支柱55を固定支柱54内で上下動させることができる。
ロック機構62は、可動支柱55内の底面に設置された断面略コの字状の箱体63と、箱体63内を水平方向に進退可能でバネ64によってスライダー61のテーパ面61aに当接する方向に付勢される作動部材65と、作動部材65に固定されていて可動支柱55の孔部55aと固定支柱54の下降位置ピン穴54aを貫通して可動支柱55を固定支柱54にロックするためのピンブロック66と、が設けられている。ピンブロック66はバネ64の付勢力により可動支柱55の孔部55aを通して外側に付勢されている。固定支柱54において、下降位置ピン穴54aの上部には上昇位置ピン穴54bが形成されており、ピンブロック66はいずれかのピン穴54a、54bに選択的に係合して係止できる。
これら昇降レバー58、回転軸57、作動ロッド60及びスライダー61、ロック機構62等は、手摺り部高さ調整機構を構成する。
これら昇降レバー58、回転軸57、作動ロッド60及びスライダー61、ロック機構62等は、手摺り部高さ調整機構を構成する。
そのため、手摺り部49は、昇降レバー58を掴んで引き上げると回転軸57を中心に回動し、押された作動ロッド60が可動支柱55内で降下してスライダー61がテーパ面61aを介して作動部材65を押す。これによって作動部材65が後退して、ピンブロック66が下降位置ピン穴54aまたは上昇位置ピン穴54bから外れ、可動支柱55が昇降可能になる。また、昇降レバー58を離すとバネ64の付勢力で作動部材65が押されてスライダー61を上昇させると共に、ピンブロック66を下降位置ピン穴54aまたは上昇位置ピン穴54bに押し込んでロックし、可動支柱55が適宜高さでロックされる。
また、可動支柱55は、図9、図10(a)に示す降下位置でピンブロック66が固定支柱54の下降位置ピン穴54aを貫通してロックすると、アームレスト56を降下位置に支持する。図10(b)に示す可動支柱55の上昇位置でピンブロック66が固定支柱54の上昇位置ピン穴54bを貫通してロックすると、アームレスト56を上昇位置に支持する。
また、可動支柱55は、図9、図10(a)に示す降下位置でピンブロック66が固定支柱54の下降位置ピン穴54aを貫通してロックすると、アームレスト56を降下位置に支持する。図10(b)に示す可動支柱55の上昇位置でピンブロック66が固定支柱54の上昇位置ピン穴54bを貫通してロックすると、アームレスト56を上昇位置に支持する。
本第二実施形態による移動式トイレ1Aの手摺り部49は上述した構成を備えているから、使用時には、移動機構により移動式トイレ1Aを図7に示す介護用ベッド51の側部に移動させて保持する。そして、高さ調整機構4により支持基台9を昇降させ、便器5と両側の手摺り部49を要介護者の移乗し易い高さに調整する。
次に、要介護者が介護用ベッド51から移動式トイレ1Aに移動する際、介護用ベッド51から遠い側の手摺り部49は例えば図10(b)に示す上昇位置(降下位置でもよい)に保持する。介護用ベッド51に近い側の手摺り部49は、例えば介護者が昇降レバー58を握ることで可動支柱55内の作動ロッド60を降下させ、固定支柱54の上昇位置ピン穴54bからピンブロック66を外す。そして、アームレスト56を可動支柱55と共に降下位置に下げて昇降レバー58を離すことで、バネ64の付勢力により作動部材65でスライダー61を介して作動ロッド60を押し上げ、ピンブロック66を下降位置ピン穴54aに係止させて可動支柱55及びアームレスト56を降下位置でロックする。
この状態で、介護用ベッド51側の手摺り部49が降下位置にあるため、要介護者が介護用ベッド51から移動式トイレ1Aの便座6へ容易に移動できる。要介護者が便座6に移動した後、降下位置にある手摺り部49のアームレスト56を上昇位置に戻してもよい。使用後に要介護者が便座6から介護用ベッド51に戻る際にも、同様に昇降レバー58を操作して介護用ベッド51側の手摺り部49を上昇位置から降下位置に移動させることで移乗動作が容易になる。
本第二実施形態によれば、高さ調整機構4による支持基台9上の便器5及び手摺り部49の高さ調整とは別に、左右の手摺り部49の高さを個別に昇降させて高さ調整できるので、要介護者が介護用ベッド51と移動式トイレ1Aとの間を移乗する際に手摺り部49が邪魔にならず移乗動作が一層容易になる。
なお、上述した第二実施形態による移動式トイレ1Aにおいて、固定支柱54の上下方向に下降位置ピン穴54aと上昇位置ピン穴54bの2カ所のロック位置を設けたが、3カ所以上のロック位置を設けてもよい。この場合には、手摺り部49の高さ調整が一層便利になる。
また、第二実施形態では、手摺り部49の可動支柱55及びアームレスト56の昇降動作を手動によって行うようにしたが、電動モータ等を用いて昇降させるようにしてもよい。この場合、電動モータによって可動支柱55を昇降作動させることができる。手摺り部49を単独で昇降させる機構は、介護用ベッド51に隣接する便器両側の手摺り部49のいずれか一方に設けられていてもよい。
また、第二実施形態では、手摺り部49の可動支柱55及びアームレスト56の昇降動作を手動によって行うようにしたが、電動モータ等を用いて昇降させるようにしてもよい。この場合、電動モータによって可動支柱55を昇降作動させることができる。手摺り部49を単独で昇降させる機構は、介護用ベッド51に隣接する便器両側の手摺り部49のいずれか一方に設けられていてもよい。
なお、上述した各実施形態では、手摺り部14、49を便器5の両側に2つ設けたが、いずれか一方にのみ設けてもよい。この場合には手摺り部14、49を設けない領域で要介護者の動きの制約が少なくなる利点がある。
また、上述の各実施形態では支持基台9の上に便器5を設置したが、これに代えて便器5の便壺の部分を支持基台9に形成してもよい。
手摺り部14,49は、支持基台9に直接取り付けられている必要はなく、別の部材などを介して間接的に取り付けられていてもよい。例えば手摺り部14、49は、トイレ本体3に取り付けられていてもよい。
また、上述の各実施形態では支持基台9の上に便器5を設置したが、これに代えて便器5の便壺の部分を支持基台9に形成してもよい。
手摺り部14,49は、支持基台9に直接取り付けられている必要はなく、別の部材などを介して間接的に取り付けられていてもよい。例えば手摺り部14、49は、トイレ本体3に取り付けられていてもよい。
上述した各実施形態による移動式トイレ1、1Aは介護用のトイレとして説明したが、本発明は介護用に限定されることなく、一般用のトイレとして用いてもよいことはいうまでもない。また、上述の実施形態では車輪40等の移動機構を備えた移動式トイレ1、1Aについて説明したが、必ずしも車輪40等の移動機構を備えていなくてもよい。この場合でも、高さ調整機構4によってトイレ本体3と手摺り部14、49を一体に昇降可能であれば、要介護者等の使用者が高さ調整可能なトイレとして利用できる。また、手摺り部高さ調整機構を用いることで手摺り部14、49を便器5とは別個に個別に昇降作動できる。
1、1A 移動式トイレ
2 筐体
3 トイレ本体
4 高さ調整機構
5 便器
6 便座
9 支持基台
14、49 手摺り部
15 支持部材
16 手摺り台
19 設置部
20 パンタグラフ機構
21 昇降支持部
24 レール受け部
26a 第一脚部
26b 第二脚部
32 可動ロッド
40 車輪
54 固定支柱
55 可動支柱
56 アームレスト
58 昇降レバー
60 作動ロッド
64 バネ
65 作動部材
66 ピンブロック
M リニアアクチュエータ
2 筐体
3 トイレ本体
4 高さ調整機構
5 便器
6 便座
9 支持基台
14、49 手摺り部
15 支持部材
16 手摺り台
19 設置部
20 パンタグラフ機構
21 昇降支持部
24 レール受け部
26a 第一脚部
26b 第二脚部
32 可動ロッド
40 車輪
54 固定支柱
55 可動支柱
56 アームレスト
58 昇降レバー
60 作動ロッド
64 バネ
65 作動部材
66 ピンブロック
M リニアアクチュエータ
Claims (6)
- 便器に便座が設けられたトイレ本体と、
前記トイレ本体を支持する支持基台と、
前記支持基台に設けられた手摺り部と、
前記支持基台を昇降させることで前記トイレ本体及び前記手摺り部を一体に昇降させる高さ調整機構と、
を備えたことを特徴とするトイレ。 - 前記高さ調整機構は、床面に設置可能な受け部と、前記支持基台を支持する昇降支持部と、前記受け部及び昇降支持部の間に装着されたパンタグラフ機構とを備えている請求項1に記載されたトイレ。
- 前記手摺り部を単独で昇降させる手摺り部高さ調整機構を備えている請求項1または2に記載されたトイレ。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載されたトイレにおいて、
前記トイレ本体の下部または前記高さ調整機構に移動機構を備えたことを特徴とする移動式トイレ。 - 前記高さ調整機構が高さ方向に伸長した状態で前記移動機構が床面から離間した固定状態にあり、
前記高さ調整機構が高さ方向に収縮した状態で前記移動機構が床面に設置された移動可能状態にある請求項4に記載された移動式トイレ。 - 前記支持基台を支持する昇降支持部に前記移動機構が設置され、
前記高さ調整機構が伸長した状態で床面に設置可能な受け部によって床面に支持され、
前記高さ調整機構が収縮した状態で前記受け部が床面から離間している請求項4または5に記載された移動式トイレ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017116594 | 2017-06-14 | ||
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---|---|---|---|
JP2017227154A Pending JP2019000618A (ja) | 2017-06-14 | 2017-11-27 | トイレ及び移動式トイレ |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2017
- 2017-11-27 JP JP2017227154A patent/JP2019000618A/ja active Pending
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