JP2018195074A - コード読み取り方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光沢素材上に表示された機械読み取りコードを正しく認識する。【解決手段】光沢素材上に表示されたドットコード21をスキャナ2によって認識する場合に、ドットコード21とスキャナ2との間に透明フィルム3を介在させた状態でドットコード21の読み取りを行う。スキャナ2にてドットコード21の認識に悪影響を及ぼす光成分が受光されることが、ドットコード21とスキャナ2との間に介在した透明フィルム3によって抑制される。【選択図】図2
Description
本発明は、機械読み取りコードを読み取り機によって認識するコード読み取り方法に関する。
商品を識別するための1つの手段として、従来からバーコードが用いられている。バーコードを用いて商品を管理する場合、商品毎に一律のバーコードを商品やそのパッケージに印刷し、そのバーコードと商品情報とを対応付けておくことで、バーコードを読み取った際に商品を識別することができる。また、近年においては、ドットパターンからなるドットコードが利用されている。ドットコードにおいても、バーコードと同様に、商品やそのパッケージに印刷しておくことで、商品を識別することができる。
上述したバーコードやドットコード等の機械読み取りコードは、一般的に、白色領域にバーやドット等が黒色で印刷されて構成され、赤外線等の読み取り光を照射してその反射光を検出することで認識することができる。そのため、読み取り感度が低い場合、機械読み取りコードを正しく認識することができなくなってしまう。そこで、機械読み取りコードの反射率とその下地部分の反射率とを調整することで、機械読み取りコードを正しく認識することができるようにする技術が、特許文献1に開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上述したような機械読み取りコードにおいては、様々な商品やパッケージに印刷されることになるが、その表面にコーティング加工やパール印刷加工が施された紙等の光沢素材上に表示される場合もある。その場合、機械読み取りコードを認識するために読み取り光を照射すると、照射された読み取り光が光沢素材上で乱反射し、機械読み取りコードにて反射した読み取り光の反射光を正しく検出することができず、機械読み取りコードを認識することができなくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、光沢素材上に表示された機械読み取りコードを正しく認識することができるコード読み取り方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
光沢素材上に表示された機械読み取りコードを読み取り機によって認識するコード読み取り方法であって、
前記読み取り機から前記機械読み取りコードに対して読み取り光を照射する工程と、
前記機械読み取りコードと前記読み取り機との間に透明フィルムを介在させた状態で、前記機械読み取りコードにて反射した前記読み取り光の反射光を前記読み取り機にて受光する工程と、
前記反射光を用いて前記機械読み取りコードを認識する工程とを有する。
光沢素材上に表示された機械読み取りコードを読み取り機によって認識するコード読み取り方法であって、
前記読み取り機から前記機械読み取りコードに対して読み取り光を照射する工程と、
前記機械読み取りコードと前記読み取り機との間に透明フィルムを介在させた状態で、前記機械読み取りコードにて反射した前記読み取り光の反射光を前記読み取り機にて受光する工程と、
前記反射光を用いて前記機械読み取りコードを認識する工程とを有する。
上記のように構成された本発明においては、機械読み取りコードにて反射した読み取り光の反射光は、機械読み取りコードと読み取り機との間に介在した透明フィルムを介して読み取り機にて受光されることになるが、その際、機械読み取りコードが表示された光沢素材上で読み取り光が乱反射されるものの、読み取り機にて機械読み取りコードの認識に悪影響を及ぼす光成分が読み取り機にて受光されることが透明フィルムによって抑制され、それにより、読み取り機においては、受光した反射光を用いて機械読み取りコードを正しく認識することができるようになる。
また、このような透明フィルムとしては、その厚さが0.1mm〜1.0mmであることが好ましい。
本発明によれば、読み取り機から照射された読み取り光が、機械読み取りコードが表示された光沢素材上で乱反射されるものの、読み取り機にて機械読み取りコードの認識に悪影響を及ぼす光成分が読み取り機にて受光されることが、機械読み取りコードと読み取り機との間に介在した透明フィルムによって抑制されることとなり、それにより、読み取り機にて受光した反射光によって、光沢素材上に表示された機械読み取りコードを正しく認識することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のコード読み取り方法によって認識される機械読み取りコードが表示された識別体の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)に示したドットコード表示エリア20の詳細な構成を示す図である。
本形態における識別体は図1に示すように、紙基材10が折り畳まれて構成された箱体の1つの側面にドットコード表示エリア20が設けられて構成されたパッケージ1である。
紙基材10は、その全面にコーティング加工やパール印刷加工が施されることで光沢素材を構成し、ドットコード表示エリア20を除く全面に模様印刷11が施されている。ドットコード表示エリア20には、機械読み取りコードとなるドットコード21が表示されている。ドットコード21は、格子の縦線と横線との交点を基準位置とし、その基準位置から上下左右にシフトしたドットの集まりによって情報を表現するものであって、パッケージ1に収容される商品に付与された商品IDが表現されている。ドットコード21としては、例えば、グリッドマーク社製の既知のものを用いることが考えられる。
以下に、上記のように構成されたパッケージ1に表示されたドットコード21を認識する方法について説明する。
図2は、図1に示したパッケージ1に表示されたドットコード21を認識するコード読み取り方法を説明するための図であり、(a)はドットコード21を認識する状態における外観斜視図、(b)は読み取り面の側面方向から見た図である。
図1に示したパッケージ1に表示されたドットコード21を認識する場合は、図2に示すように、読み取り機となるスキャナ2とドットコード21との間にPET等の透明フィルム3を介在させる。そして、赤外線からなる読み取り光をスキャナ2から照射し、その反射光を受光することで、ドットコード21を認識する。透明フィルム3としては、例えば事務用クリアファイル等が考えられる。そのため、透明フィルム3は、光の透過度が100%のものに限らず、読み取り光を透過するために十分な透明度を有するものであればよく、その厚さは、0.1mm〜1.0mmであることが好ましい。
図3は、図2に示したスキャナ2の構成を示すブロック図である。
図2に示したスキャナ2としては、例えばグリッドマーク社製のGS−15020を用いることができるが、それに限らず、図3に示すように、照射部31と、受光部32と、演算部33と、電源部34と、メモリ35と、制御部36とを有するその他の製品を用いることができる。
照射部31は、ドットコードを読み取って認識するための赤外線からなる読み取り光を照射する。
受光部32は、照射部31から照射された読み取り光の反射光を受光する。
演算部33は、受光部32にて受光された反射光を用いてドットコードを認識する。
電源部34は、蓄電池等から構成され、スキャナ2を動作させるものである。
メモリ35は、スキャナ2の動作プログラムの他、演算部33にて認識されたドットコードも記憶することができる。
制御部36は、照射部31、受光部32及び演算部33の動作を制御する。
図4は、図1に示したパッケージ1に表示されたドットコード21を図3に示した構成を有するスキャナ2によって認識する方法を説明するためのフローチャートである。図5は、図2に示したスキャナ2からドットコード21に読み取り光を照射した場合の作用を説明するための図である。なお、図5においては、説明をわかりやすくするためにスキャナ2と透明フィルム3と紙基材10との間に空隙を有しているが、実際には、これらは互いに接した状態となっている。
図1に示したパッケージ1に表示されたドットコード21を図3に示した構成を有するスキャナ2によって認識する場合は、まず、図2に示したようにスキャナ2とドットコード21との間に透明フィルム3を介在させ、その状態にて、スキャナ2の照射部31から読み取り光が照射される(ステップ1)。
照射部31から照射された読み取り光は、ドットコード表示エリア20にて反射し、その反射光がスキャナ2の受光部32にて受光される(ステップ2)。この際、ドットコード21が、赤外線吸収物質となるカーボン入りのインクを用いて表示されている場合は、照射部31から照射された読み取り光がドットにて吸収され、受光部32にて受光された反射光による撮像画像ではドットの部分のみが黒く撮影された状態となる。また、ドットコード21が、赤外線反射物質からなるインクを用いて表示されている場合は、照射部31から照射された読み取り光がドットにて反射し、受光部32にて受光された反射光がドットコード21に応じたパターンを有するものとなる。
ところで、図1に示したパッケージ1においては、紙基材10が、その全面にコーティング加工やパール印刷加工が施されることで光沢素材を構成しているため、図5に示すように、スキャナ2の照射部31から読み取り光4が照射されると、紙基材10の表面にて読み取り光4が乱反射し、読み取り光4が進んできた方向に反射する反射光5a以外にも、それとは異なる方向に反射する反射光5bが生じ、この反射光5bがスキャナ2にて受光されると、スキャナ2におけるドットコードの認識に悪影響が及んでしまう。
ところが、スキャナ2とドットコード21との間に透明フィルム3が介在していることにより、スキャナ2にてドットコードの認識に悪影響を及ぼす光成分となる反射光5bが受光部32にて受光されることが透明フィルム3によって抑制され、それにより、スキャナ2の受光部32においては、反射光5aのみが受光されることになる。
そして、スキャナ2の演算部33において、受光部32にて受光された反射光5aを用いて、紙基材10に表示されたドットコード21が認識されることになる(ステップ3)。
このように本形態においては、スキャナ2から照射された読み取り光が、ドットコード21が表示された紙素材10上で乱反射されるものの、スキャナ2にてドットコード21の認識に悪影響を及ぼす光成分がスキャナ2にて受光されることが、ドットコード21とスキャナ2との間に介在した透明フィルム3によって抑制されることとなり、それにより、スキャナ2にて受光した反射光5aによって、紙基材10上に表示されたドットコード21を正しく認識することができる。
なお、本形態においては、スキャナ2とドットコード21との間に透明フィルム3が介在した状態で、スキャナ2の照射部31からドットコード21に読み取り光を照射し、ドットコード21にて反射した反射光を受光部32にて受光しているが、ドットコード21にて反射した反射光を受光部32にて受光する際にスキャナ2とドットコード21との間に透明フィルム3が介在していればよい。ただし、スキャナ2における読み取り光の照射から反射光の受光までの時間が極めて短いことから、実際には、スキャナ2とドットコード21との間に透明フィルム3が介在した状態で、スキャナ2における読み取り光の照射とその反射光の受光とを行うことになる。
また、本形態においては、機械読み取りコードとしてドットコード21を例に挙げて説明したが、機械読み取りコードとしては、バーコードや二次元コード等が考えられる。ただし、バーコードや二次元コードは、その他にドットコードと比べて、光沢素材上に表示されていた場合でも、読み取り光の乱反射の影響を受けにくい。
1 パッケージ
2 スキャナ
3 透明フィルム
4 読み取り光
5a,5b 反射光
10 紙基材
11 模様印刷
20 ドットコード表示エリア
21 ドットコード
31 照射部
32 受光部
33 演算部
34 電源部
35 メモリ
36 制御部
2 スキャナ
3 透明フィルム
4 読み取り光
5a,5b 反射光
10 紙基材
11 模様印刷
20 ドットコード表示エリア
21 ドットコード
31 照射部
32 受光部
33 演算部
34 電源部
35 メモリ
36 制御部
Claims (2)
- 光沢素材上に表示された機械読み取りコードを読み取り機によって認識するコード読み取り方法であって、
前記読み取り機から前記機械読み取りコードに対して読み取り光を照射する工程と、
前記機械読み取りコードと前記読み取り機との間に透明フィルムを介在させた状態で、前記機械読み取りコードにて反射した前記読み取り光の反射光を前記読み取り機にて受光する工程と、
前記反射光を用いて前記機械読み取りコードを認識する工程とを有する、コード読み取り方法。 - 請求項1に記載のコード読み取り方法において、
前記透明フィルムは、その厚さが0.1mm〜1.0mmである、コード読み取り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017098298A JP2018195074A (ja) | 2017-05-17 | 2017-05-17 | コード読み取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017098298A JP2018195074A (ja) | 2017-05-17 | 2017-05-17 | コード読み取り方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018195074A true JP2018195074A (ja) | 2018-12-06 |
Family
ID=64571799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017098298A Pending JP2018195074A (ja) | 2017-05-17 | 2017-05-17 | コード読み取り方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2018195074A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10501360A (ja) * | 1994-10-25 | 1998-02-03 | ユナイテッド パーセル サービス オブ アメリカ,インコーポレイテッド | ラベルイメージキャプチャ用自動電子カメラ |
JP2012077141A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Lintec Corp | ハードコート層表面形成用フィルム、ハードコート層付き光学部材の製造方法、及びハードコート層付き光学部材 |
JP2016042278A (ja) * | 2014-08-18 | 2016-03-31 | 株式会社ディスコ | 情報コードの読取り方法 |
-
2017
- 2017-05-17 JP JP2017098298A patent/JP2018195074A/ja active Pending
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