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JP2018161994A - 軌道走行車 - Google Patents

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JP2018161994A
JP2018161994A JP2017060652A JP2017060652A JP2018161994A JP 2018161994 A JP2018161994 A JP 2018161994A JP 2017060652 A JP2017060652 A JP 2017060652A JP 2017060652 A JP2017060652 A JP 2017060652A JP 2018161994 A JP2018161994 A JP 2018161994A
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JP2017060652A
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誠二 細川
Seiji Hosokawa
誠二 細川
一信 佐々木
Kazunobu Sasaki
一信 佐々木
国博 今井
Kunihiro Imai
国博 今井
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Hosen Kiki Seibi KK
Totetsu Kogyo Co Ltd
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Hosen Kiki Seibi KK
Totetsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】少人数でも簡単に運搬してレール上に設置して使用する小型で軽量な軌道走行車を提供する。【解決手段】左右両側にレールR上をそれぞれ転動する前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2が設けられ、作業者が乗ってレールR上を走行可能な台車11と、その台車11に取り付けられ、レールR上を走行する駆動輪12a,12aが設けられた駆動ユニット12とを備え、駆動ユニット12は、駆動輪12a,12aをモーター等により回転させる駆動ユニット12と、作業者の足が乗せられ、レールRの長手方向に回動する足乗せ走行指示部12dと、足乗せ走行指示部12dの前後方向への傾斜状態に応じて駆動輪12a,12aの回転を制御して、軌道走行車1の前後進させる。【選択図】図2

Description

本発明は、作業者を乗せてレール上を走行する軌道走行車に関する。
作業者を乗せてレール上を走行する軌道走行車として、例えば、左右の平行な軌道上を走行可能な台車と、該台車に着脱自在に積載される駆動手段と、該駆動手段の駆動プーリと台車側の車輪間、若しくは台車に取り付けられたところの車輪を駆動させるミッションプーリとの間に介在される駆動力伝達ベルトと、該駆動力伝達ベルトの張力を保持するテンション手段とからなるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−276676号公報
しかし、上述の特許文献1に記載の軌道走行車では、作業者用の座椅子(シート)が複数設けられており、エンジン等の内燃機関を使用してレール上を走行するため、一人や二人の少人数で運搬してレール上に設置して使用するには、重過ぎたり、大き過ぎるという問題があった。
特に、上述の特許文献1に記載の軌道走行車は、エンジン等の内燃機関を搭載し、作業者が座椅子(シート)に座ってレール上を走行するバイク形式であるため、作業者が手で操作レバーを操作してスロットルワイヤー等を介し前進や後進、さらには速度を調整する必要があり、構造が複雑で、重量が増し、小型化には限界があった。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、少人数でも簡単に運搬してレール上に設置して使用することができる小型で軽量な軌道走行車を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る軌道走行車は、作業者を乗せてレール上を走行する軌道走行車であって、左右両側にレール上をそれぞれ転動する車輪が設けられ、作業者が乗ってレール上を走行可能な台車と、その台車に取り付けられ、駆動輪が設けられた駆動ユニットとを備え、前記駆動ユニットは、前記駆動輪を駆動するモーター等の駆動源と、作業者の足の操作によって前記レールの長手方向に回動して前後方向に傾斜し、その傾斜状態に基づいて当該軌道走行車の前後進および走行状態を指示する足乗せ走行指示部と、前記足乗せ走行指示部の前後方向への傾斜状態に応じて前記駆動源の回転を制御して、当該軌道走行車の走行を制御する走行制御部とを有することを第1の特徴とする。
また、本発明に係る軌道走行車は、前記軌道走行車において、前記駆動ユニットの駆動輪は、前記駆動源によって回転してレール上を走行することを第2の特徴とする。
また、本発明に係る軌道走行車は、前記軌道走行車において、前記軌道走行車において、前記駆動ユニットの駆動輪は、前記駆動源によって回転してその回転を前記台車に設けられたローラーやスプロケット、チェーンを介し前記台車の車輪を回転させてレール上を走行することを第3の特徴とする。
また、本発明に係る軌道走行車は、前記軌道走行車において、前記台車の左右いずれか一方側には、さらに、作業者が操作していない場合には、スプリングによりブレーキシューを前記車輪に押圧してブレーキをかける一方、前記スプリングに対抗して作業者が操作した場合には、ブレーキシューが前記車輪から離してブレーキを解除する逸走防止機能付きブレーキ機構が設けられていることを第4の特徴とする。
また、本発明に係る軌道走行車は、前記軌道走行車において、前記逸走防止機能付きブレーキ機構は、前記台車に基部が回動可能に取り付けられ、その基部から上方に向かって延び、作業者が掴んでいない場合には、前記スプリングによりブレーキシューを前記車輪に押圧してブレーキをかける一方、作業者が掴んで前記スプリングに対抗して作業者が回動させた場合には、前記ブレーキシューが前記車輪から離してブレーキを解除するブレーキ用レバーと、前記ブレーキ用レバーの基部の外側に連結され、前記ブレーキシューが取り付けられたブレーキ本体部とを有することを第5の特徴とする。
また、本発明に係る軌道走行車は、前記軌道走行車において、前記逸走防止機能付きブレーキ機構は、さらに、前記レーキシュー取付部における前記ブレーキ用レバーの基部側に設けられ、踏まれていない場合には前記スプリングによりブレーキシューを前記車輪に押圧してブレーキをかける一方、踏まれると前記ブレーキ用レバーを回動させて前記ブレーキシューを前記車輪から離れさせてブレーキを解除させるブレーキ用踏み板部を有することを第6の特徴とする。
また、本発明に係る軌道走行車は、前記軌道走行車において、前記台車の上面の左右両側には、それぞれ、前記台車の前後幅とほぼ同じ幅で起立した縦棒部を有する逆U字形状のハンドルが着脱可能に立設して取り付けられている一方、前記台車の左右両側の側面には、それぞれ、前記台車から取外した前記ハンドルの縦棒部が挿入する挿通孔が形成されていることを第7の特徴とする。
本発明に係る軌道走行車では、左右両側にレール上をそれぞれ転動する車輪が設けられ、作業者が乗ってレール上を走行可能な台車と、その台車に取り付けられ、駆動輪が設けられた駆動ユニットとを備え、駆動ユニットは、駆動輪を駆動するモーターやバッテリ等の駆動源と、作業者の足が乗せられ、レールの長手方向に回動する足乗せ走行指示部と、足乗せ走行指示部の前後方向への傾斜状態に応じて駆動源の回転を制御して、当該軌道走行車の走行を制御する走行制御部とを備える。
そのため、本発明に係る軌道走行車によれば、作業者は足で駆動ユニットの足乗せ走行指示部を操作することにより前進および後進の走行が可能となるので、軌道走行車の構造が単純となり、軌道走行車を軽量化できると共に小型化することができる。
その結果、少人数でも簡単に軌道走行車を運搬してレール上に設置して使用することができる。
本発明に係る実施形態1の軌道走行車(ブレーキ時)の背面図である。 本発明に係る実施形態1の軌道走行車の平面図である。 本発明に係る実施形態1の軌道走行車の右側面図(ブレーキ時)である。 本発明に係る実施形態1の軌道走行車(ブレーキ解除時)の背面図である。 本発明に係る実施形態1の軌道走行車の右側面図(ブレーキ解除時)である。 本発明に係る実施形態1の軌道走行車の駆動ユニット12の構成を示す部分拡大図である。 本発明に係る実施形態1の軌道走行車に作業員が乗りブレーキを解除した状態を示す背面図である。 本発明に係る実施形態1の軌道走行車で前進走行している状態を示す左側面図である。 本発明に係る実施形態1の軌道走行車で後進走行している状態を示す左側面図である。 本発明に係る実施形態1の軌道走行車で2本のハンドルを取外して収納した状態を示す平面図である。 本発明に係る実施形態2の軌道走行車(ブレーキ時)の正面図である。 本発明に係る実施形態2の軌道走行車の平面図である。 本発明に係る実施形態2の軌道走行車の右側面図(ブレーキ時)である。 本発明に係る実施形態2の軌道走行車の右側面要部拡大図(ブレーキ時)である。 本発明に係る実施形態2の軌道走行車に作業員が乗りブレーキを解除した状態を示す正面図である。 本発明に係る実施形態2の軌道走行車で前進走行している状態を示す右側面図である。 本発明に係る実施形態2の軌道走行車で後進走行している状態を示す右側面図である。
以下、本発明に係る実施の形態1,2の軌道走行車について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、下記に説明する実施形態1,2は、あくまで本発明の一例であり、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
実施形態1.
<実施形態1の軌道走行車1の構成>
実施形態の軌道走行車1は、図1(a),(b)に示すように、作業者を乗せてレール上を走行するもので、作業者が乗ってレールR上を走行可能な台車11と、その台車11の左右両側に取り付けられ、レールR上を走行する駆動輪が設けられた駆動ユニット12,12と、台車本体11の左右に対しそれぞれ着脱可能に取り付けられるハンドル13,14等を備える。
(台車11の構成)
台車11は、その左右両側にレールR上をそれぞれ転動する前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2が設けられて構成されている。
台車11は、その間に駆動輪が直結された駆動ユニット12,12が収まるようにレールの長手方向に30〜40cm程度の間隔を空けて設けられ、ほぼレールの間隔の長さを有する2本のアングル材の前側フレーム11aおよび後側フレーム11bと、前側フレーム11aと後側フレーム11bとの間を連結して作業者が通常は立った状態で乗る作業者用乗り板部11cとを有する。尚、図2では、図上、上側が前側、下側が後側を示している。
前側フレーム11aおよび後側フレーム11bそれぞれの左右両側には、車輪支持部11a1,11b1を介し回転可能に設けられた前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2が設けられている。
また、前側フレーム11aと後側フレーム11bそれぞれの左右両側には、ハンドル支持部11a31,11a32、11b31,11b32が設けられており、それら前後のハンドル支持部11a31,11a32、11b31,11b32に逆U字形状のハンドル13,14が着脱可能に取り付けられている。
逆U字形状のハンドル13,14は、それぞれ、台車11の前後幅とほぼ同じ幅で起立した縦棒部13a,13b、14a,14bおよび水平な第1横棒部13c,14cおよび第2横棒部13d,14dを有しており、左右両側で前後のハンドル支持部11a31,11a32、11b31,11b32に左右の逆U字形状のハンドル13,14の縦棒部13a,13b、14a,14bの下端部を挿入してそれぞれネジ15で着脱可能に取り付けている。
ここで、前後の左側のハンドル支持部11a31,11b31は、前側フレーム11aと後側フレーム11bにそれぞれ溶接して固定されている。つまり、左側のハンドル11b4は、ネジ11b4によって着脱可能に前側フレーム11aと後側フレーム11bに固定されることになる。
これに対し、前後の右側のハンドル支持部11a32,11b32は、前側フレーム11aと後側フレーム11bにそれぞれ左右方向、すなわちレールの長手方向に対し直交する方向に鉛直方向から所定角度の範囲内で傾倒(回動)可能に連結されている。
そのため、右側のハンドル支持部11a32,11b32にネジ11a4によって着脱可能に固定される右側のハンドル11a4は、左右方向に所定角度の範囲内で傾倒(回動)して後述するブレーキ用レバー14の機能も兼ねるように構成されている。
(逸走防止機能付きブレーキ機構11dの構成)
逸走防止機能付きブレーキ機構11dは、前側フレーム11aおよび後側フレーム11bの右側に設けられたハンドル支持部11a32,11b32に設けられており、ハンドル支持部11a32,11b32に溶接され、外側へは台車11の右側の前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2まで延びるブレーキ本体部11d1と、ブレーキ本体部11d1の下側に取り付けられそれぞれ右側の前輪11a2,11a2または後輪11b2,11b2を制動するブレーキシュー11d2と、ハンドル支持部11a3と前側フレーム11aまたは後側フレーム11bとの間に収縮状態で取り付けられ、収縮状態の弾性力によって作業者が操作していない場合には、ハンドル支持部11a3を外側に傾斜させてブレーキシュー11d2を前輪11a2,11a2または後輪11b2,11b2に押付けてブレーキをかけるブレーキ機構用スプリング11d3が設けられている。
ここで、ブレーキ本体部11d1は、ハンドル支持部11a3よりも内側へ突出して延びてブレーキ用踏み板部11d4を形成している。
そのため、右側のハンドル11a4が右側に傾斜している場合、およびブレーキ用踏み板部11d4が踏まれていない場合には、図1や図3に示すようにブレーキ機構用スプリング11d3によりブレーキシュー11d2が前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2に押付けられてブレーキがかかった状態となる。
これに対し、作業者が傾斜している右側のハンドル11a4を左側に引いて鉛直状態にした場合、またはブレーキ用踏み板部11d4を踏んだ場合には、図4および図5に示すようにブレーキシュー11d2が前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2から離れて、ブレーキが解除された状態となる。
また、アングル材で構成された台車11の前側フレーム11aと後側フレーム11bそれぞれの左右両側には、それぞれ、図3等に示すように、台車11から取外したハンドル13,14の縦棒部13a,13b、14a,14bが挿入する挿通孔11a51,11b51が形成されたハンドル受け片11a5,11b5が溶接等して設けられている。
これにより、この軌道走行車1を収納や保管する場合やレールRまで運搬する場合にハンドル13,14を台車11の前側フレーム11aおよび後側フレーム11bから取外した場合には、ハンドル13,14の縦棒部13a,13b、14a,14bを前側フレーム11aと後側フレーム11bそれぞれの左右両側のハンドル受け片11a5,11b5に挿入することができる。
(駆動ユニット12,12の構成)
左右両側の駆動ユニット12,12は、図1〜図3に示すように、それぞれ、台車11に取り付けられ、左右のレールR上を走行する左右両側の駆動輪12a,12aが設けられたもので、詳細には図6に示すように、駆動輪12aを駆動する駆動源であるモーター12bと、そのモーター12bに電源電流を供給するバッテリ12cと、作業者の足が乗せられ、レールRの長手方向に回動して前後に傾斜し、当該軌道走行車1の前後進および走行状態を指示する足乗せ走行指示部12dと、駆動ユニット12bに内蔵され足乗せ走行指示部12dの前後方向への傾斜状態に応じてモーター12bの回転を制御して、当該軌道走行車1の前後進および走行状態を制御する走行制御部12eとを有する。
足乗せ走行指示部12dは、前進用踏み部12d1および後進用踏み部12d2と、前進用踏み部12d1と後進用踏み部12d2とを連結するレールRの長手方向に延びる中継バー12d3と、中継バー12d3に連結され前側フレーム11aおよび後側フレーム11bの長手方向に延び左右両側の駆動ユニット12,12に連結され、足乗せ走行指示部12d全体の前後方向への傾斜状態を左右両側の駆動ユニット12,12全体に伝達する連結用・傾斜伝達用バー12d4とを備えている。つまり、足乗せ走行指示部12dと左右両側の駆動ユニット12,12とは、連結用・傾斜伝達用バー12d4によって連結されており、一体で傾斜して、左右両側の駆動輪12a,12aが同期して回転するように構成されている。
走行制御部12eは、駆動ユニット12,12全体の前後方向の姿勢(傾斜方向および傾斜角度)や、傾斜時の角速度、角加速度等を検出するジャイロセンサー等を搭載しており、後述するように駆動ユニット12,12全体が水平な状態ではモーター12bに対して動作指令を出力しない一方、駆動ユニット12,12全体が前方向または後方向に傾斜するとその傾斜方向(前方傾斜または後方傾斜)や、傾斜角度、傾斜時の角速度、角加速度等の傾斜状態に基づいてモーター12bに対して動作指令を出力する。
そのため、足乗せ走行指示部12dは、作業者(運転者)が前進用踏み部12d1および後進用踏み部12d2に載せられていない停止時等の非運転時には、前進用踏み部12d1および後進用踏み部12d2を含む足乗せ走行指示部12dおよび駆動ユニット12,12全体が水平状態を維持できるよう、前側フレーム11aおよび後側フレーム11bと、連結用・傾斜伝達用バー12d4との間に収縮状態のペダル機構用スプリング12d5,12d5が取り付けられている。
尚、図1〜図5において、16は駆動ユニット12,12をオン・オフする電源スイッチ、16aは電源スイッチ16と駆動ユニット12,12を接続するケーブルである。
<実施形態1の軌道走行車1の動作>
次に、以上のように構成された実施形態1の軌道走行車1の動作について説明する。
(実施形態1の軌道走行車1におけるブレーキ解除)
作業者(運転者)が実施形態1の軌道走行車1に乗り、その両足を作業者用乗り板部11cに乗せた状態では、足乗せ走行指示部12dに足を乗せない状態では、足乗せ走行指示部12dは水平状態にあるため、走行制御部12eからモーター12bへ回転指令が出力されず、駆動輪12a,12aは回転しない。
また、作業者が何も操作していない場合は、逸走防止機能付きブレーキ機構11dによってブレーキがかかっているため、作業者が実施形態1の軌道走行車1に乗り走行する場合、まずは、逸走防止機能付きブレーキ機構11dのブレーキを解除する必要がある。
そのため、作業者が実施形態1の軌道走行車1に乗り走行する場合、まず、図7に示すように作業者が傾斜している右側のハンドル11a4を左側に引いて鉛直状態にするか、またはブレーキ用踏み板部11d4を踏んで、図5に示すようにブレーキシュー11d2を前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2から離してブレーキを解除する。
(実施形態1の軌道走行車1における前進)
次に、軌道走行車1を前進させる場合には、図8に示すように作業者の足で足乗せ走行指示部12dの前進用踏み部12d1側を下降させ、足乗せ走行指示部12d全体を前側に傾斜させる。
すると、駆動ユニット12,12の走行制御部12eが中継バー12d3および連結用・傾斜伝達用バー12d4等を介して足乗せ走行指示部12d全体が前側に傾斜したことや、その傾斜角度、角速度および角加速度等の傾斜状態を検出して、傾斜角度に応じた速度でモーター12bを回転させて前進するように動作指令を出力する。
そのため、左右両側のモーター12bは、それぞれ、走行制御部12eからの前方走行および傾斜角度に応じた速度の動作指令に従って駆動輪12a,12aを正回転させて、前方へ走行する。
(実施形態1の軌道走行車1における後進)
これに対し、軌道走行車1を後進(バック)させる場合には、図9に示すように作業者の足で足乗せ走行指示部12dの後進用踏み部12d1側を下降させ、足乗せ走行指示部12d全体を後側に傾斜させる。
すると、走行制御部12eが中継バー12d3および連結用・傾斜伝達用バー12d4等を介して足乗せ走行指示部12d全体が後側に傾斜したことや、その傾斜角度、角速度および角加速度等の傾斜状態を検出して、後方に対し傾斜角度に応じた速度でモーター12bを逆回転させて後進(バック)するように動作指令を出力する。
そのため、左右両側のモーター12bは、それぞれ,走行制御部12eからの後方走行および傾斜角度に応じた速度の動作指令に従って駆動輪12a,12aを逆回転させて、後方へ走行することができる。
(実施形態1の軌道走行車1におけるハンドル13,14の収納)
そして、実施形態1の軌道走行車1を収納や保管する場合や、運搬する場合には、台車11からハンドル13,14を取外して、図10に示すように、アングル材で構成された台車11の前側フレーム11aと後側フレーム11bそれぞれの左右両側に設けられたハンドル受け片11a5,11b5の挿通孔11a51,11b51(図3参照。)にハンドル13,14の縦棒部13a,13b、14a,14bを挿入してハンドル13,14の大半を前側フレーム11aと後側フレーム11bに収納することができる。
<実施形態1の軌道走行車1の効果>
以上説明したように、実施形態1の軌道走行車1では、作業者が乗ってレールR上を走行可能な台車11と、その台車11に取り付けられ、レールR上を走行する駆動輪12a,12aが設けられた駆動ユニット12,12とを備え、駆動ユニット12,12は,駆動輪12a,12aを駆動するモーター12bやバッテリ12cと、作業者の足が乗せられ、レールRの長手方向に回動する足乗せ走行指示部12dと、足乗せ走行指示部12dの前後方向への傾斜状態に応じて駆動ユニット12bの回転を制御して、当該軌道走行車1の前後進および走行状態を制御する走行制御部12eとを備える。
そのため、実施形態1の軌道走行車1によれば、作業者は足で駆動ユニット12の足乗せ走行指示部12dを操作することにより駆動ユニット12を前方向または後方向に傾斜させて前進および後進の走行が可能となり、作業者が座る座椅子(シート)や手で操作する操作レバーやスロットルワイヤー等が不要となるので、軌道走行車1の構造が単純となり、軌道走行車1を軽量化できると共に小型化することができる。
その結果、少人数でも簡単に軌道走行車1を運搬してレールR上に設置して使用することができる。
また、実施形態1の軌道走行車1は、軌道走行車1において、台車11の左右いずれか一方側には、さらに、作業者が操作していない場合には、ブレーキ機構用スプリング11d3によりブレーキシュー11d2を前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2に押圧してブレーキがかかる一方、ブレーキ機構用スプリング11d3に対抗して作業者が操作した場合には、ブレーキシュー11d2が前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2から離れてブレーキが解除される逸走防止機能付きブレーキ機構11dが設けられているため、軌道走行車1に作業者が乗っていない場合の逸走を確実に防止することができる。
また、実施形態1の軌道走行車1は、軌道走行車1において、逸走防止機能付きブレーキ機構は、さらに、ブレーキ用レバー14の基部の内側に設けられ、踏まれていない場合にはブレーキ機構用スプリング11d3によりブレーキシュー11d2を前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2に押圧してブレーキをかける一方、踏まれるとブレーキ用レバー14を回動させてブレーキシュー11d2を前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2から離れさせてブレーキを解除させるブレーキ用踏み板部11d4を有するため、作業者が手でハンドル11a4を操作するだけでなく、足でブレーキ用踏み板部11d4を踏んだ場合でも、ブレーキを解除することができるので、非常に便利である。
また、実施形態1の軌道走行車1は、軌道走行車1において、台車11の上面の左右両側には、それぞれ、台車11の前後幅とほぼ同じ幅で起立した縦棒部13a,13b、14a,14bを有する逆U字形状のハンドル13,14が着脱可能に立設して取り付けられている一方、台車11の左右両側の側面には、それぞれ、台車11から取外したハンドル13,14の縦棒部13a,13b、14a,14bが挿入する挿通孔11a51,11b51が形成されているため、軌道走行車1を収納や保管する場合や、運搬する場合に台車11からハンドル13,14を取外してハンドル13,14の大半を前側フレーム11aと後側フレーム11bに収納することが可能となり、軌道走行車1を収納や保管する場合や、運搬する場合に非常に便利である。
尚、上記実施形態1の説明では、軌道走行車1の右側に逸走防止機能付きブレーキ機構11dを設けると共に、左右のハンドル13,14の内、右側のハンドル14をブレーキ用レバー14としても機能するように説明したが、本発明ではこれに限らず、軌道走行車1の左側に逸走防止機能付きブレーキ機構11dを設けて左側のハンドル13をブレーキ用レバー14としても機能するようにしても勿論良い。
実施形態2.
次に、本発明に係る実施形態2の軌道走行車1’について説明する。
上述の実施形態1の軌道走行車1では、台車11に取り付けられた駆動ユニット12左右両側の駆動輪12a,12aがそれぞれレールR上を走行し、あくまで台車11側の前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2が従動輪で説明したが、実施形態2の軌道走行車1では、駆動ユニット12’によって台車11’側の前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2を駆動してレールR上を走行できるように構成したものである。
図11〜図14は、それぞれ、実施形態2の軌道走行車1のブレーキ時の正面図、平面図、右側面図、右側面要部拡大図である。
(台車11’の構成)
実施形態2の軌道走行車1’の台車11’は、図11〜図14に示すように、左右両側に前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2を有すると共に、駆動ユニット12’の駆動輪12a’,12a’の回転をローラー11a61,11b61、スプロケット11a62,11b62、およびチェーン11a7,11b7を介して、それぞれ、前輪11a2,11a2の車軸11a81に設けられたスプロケット11a82と、後輪11b2,11b2の車軸11b81に設けられたスプロケット11b82とに伝達して、前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2を回転するように構成されている。
そのため、実施形態2の軌道走行車1の台車11’は、図12等に示すように、前側フレーム11a’と後側フレーム11b’と、左右両側の横側フレーム11e’,11e’等の上に作業者が乗る作業者用乗り板部11c’を設けると共に、作業者用乗り板部11c’の中央に駆動ユニット12’が収まるように開口部11c1’を設けている。尚、図12では、図上、左側が前側、右側が後側を示している。
また、実施形態2の軌道走行車1では、実施形態1の軌道走行車1とは異なり、台車11’の中央にT字形状のハンドル13’がボルトおよびナット等により着脱可能に取り付けられている一方、左右方向に所定角度の範囲内で傾倒(回動)するブレーキ用レバー14’が設けられている。
(逸走防止機能付きブレーキ機構11d’の構成)
実施形態2の軌道走行車1’の逸走防止機能付きブレーキ機構11d’は、台車11’の進行方向左側に設けられており、ブレーキ用レバー14’の基部から左側の前輪11a2まで延びるブレーキ本体部11d1’と、ブレーキ本体部11d1’の下側に取り付けられそれぞれ左側の前輪11a2を制動するブレーキシュー11d2’と、作業者用乗り板部11c’とブレーキ本体部11d1’との間に収縮状態で取り付けられており、作業者が操作していない場合には、図11等に示すようブレーキ用レバー14’が外側(図上、右側)に傾斜してブレーキシュー11d2’を左側の前輪11a2に押付けてブレーキをかける一方、図15に示すようにブレーキ用レバー14’を内側(図上、左側)に引っ張って傾斜させた場合には、ブレーキシュー11d2’が左側の前輪11a2から離れてブレーキが解除されるブレーキ機構用スプリング11d3’が設けられている。
また、実施形態2の軌道走行車1’の逸走防止機能付きブレーキ機構11d’は、図12等に示すように、ブレーキ本体部11d1’におけるブレーキ用レバー14’の基部との連結部分近傍に作業者が足でブレーキ解除操作を実行できるようにブレーキ用踏み板部11d4’を設けている。
そのため、ブレーキ用レバー14’が作業者の進行方向左側(図11上では右側)に傾斜している場合、およびブレーキ用踏み板部11d4’が踏まれていない場合には、図11や図13等に示すようにブレーキ機構用スプリング11d3’によりブレーキシュー11d2’が左側の前輪11a2に押付けられてブレーキがかかった状態となる。
これに対し、後述する図15に示すように、作業者が傾斜しているブレーキ用レバー14’を右側に傾けた場合、またはブレーキ用踏み板部11d4’を踏んだ場合には、ブレーキシュー11d2’が左側の前輪11a2から離れて、ブレーキが解除された状態となる。
尚、実施形態2の軌道走行車1’は、ハンドル13’や ブレーキ用レバー14’を取外すことは可能であるが、実施形態1の軌道走行車1とは異なり、台車11’の前側フレーム11a’や後側フレーム11b’に収納できるように構成していない。
(駆動ユニット12’の構成)
実施形態2の軌道走行車1’の駆動ユニット12’,12’は、図11〜図14に示すように、その上面が露出するように台車11’の作業者用乗り板部11c’の開口部11c1’に取り付けられており、左右両側の駆動輪12a,12aがそれぞれ台車11’のローラー11a61,11b61を回転させて、スプロケット11a62,11b62、チェーン11a7,11b7、およびスプロケット11a82,11b82を介して前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2を駆動するように構成されており、実施形態1の軌道走行車1と同様に駆動源であるモーター(図示せず。)や、そのモーターに電源電流を供給するバッテリ(図示せず。)、モーター12bの回転を制御して、当該軌道走行車1の前後進および走行状態を制御する走行制御部(図示せず。)とを内蔵している。
ここで、実施形態2の軌道走行車1’の駆動ユニット12’は、実施形態1の軌道走行車1の駆動ユニット12と同様に、左右両側の駆動輪12a,12aをそれぞれ単独で回転させるモーターを左右両側に内蔵しており、かつ、そのモーターの回転は駆動ユニット12’全体の傾斜状態に応じて指示するように構成されており、駆動ユニット12’が左右で分割して構成されているため、連結金具12d6’によって連結され、左右の駆動ユニット12’,12’が一体で傾斜して、左右両側の駆動輪12a,12aが同期して回転するように構成されている。
そして実施形態2の軌道走行車1’の駆動ユニット12’では、作業者の足が乗せられ、レールRの長手方向に回動して前後に傾斜し、当該軌道走行車1の前後進および走行状態を指示する足乗せ走行指示部は、駆動ユニット12’の上面であり、作業者の足で駆動ユニット12’全体を台車11’の作業者用乗り板部11c’に対し前後方向に傾斜させることによって前後進およびその走行速度を指示するように構成されている。
つまり、実施形態2の軌道走行車1’の駆動ユニット12’では、直接、足で駆動ユニット12’全体を台車11’の作業者用乗り板部11c’に対し前後方向に傾斜させることによって、駆動ユニット12’に内蔵された走行制御部がその傾斜方向(前方傾斜または後方傾斜)および傾斜角度に応じてモーターを回転させて左右両側の駆動輪12a,12aを回転させ、ローラー11a61,11b61等を介して台車11’の前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2を回転させる。
そのため、実施形態2の軌道走行車1’の駆動ユニット12’では、作業者(運転者)が駆動ユニット12’に足を乗せていない停止時等の非運転時には台車11’の前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2を回転しないよう、作業者用乗り板部11c’の前後端部と、駆動ユニット12’中央部との間に取り付けた収縮状態のペダル機構用スプリング12d5’,12d5’によって駆動ユニット12’上面の水平状態を維持するように構成されている。
尚、実施形態2の軌道走行車1’では、実施形態1の軌道走行車1とは異なり、駆動ユニット12’自体に電源スイッチを設けており、ハンドル13’には電源スイッチを設けていない。
<実施形態2の軌道走行車1’の動作>
次に、以上のように構成された実施形態2の軌道走行車1’の動作について説明する。
(実施形態2の軌道走行車1’におけるブレーキ解除)
作業者(運転者)が実施形態1の軌道走行車1に乗り走行する場合、まずは、逸走防止機能付きブレーキ機構11d’のブレーキを解除する必要がある。
そのため、作業者が実施形態2の軌道走行車1’に乗り、逸走防止機能付きブレーキ機構11d’のブレーキを解除する場合、図15に示すように作業者が傾斜しているブレーキ用レバー14’を進行方向右側に引くか、またはブレーキ用踏み板部11d4’を踏んで、ブレーキシュー11d2’を進行方向左側の前輪11a2から離してブレーキを解除する。
(実施形態2の軌道走行車1’における前進)
次に、軌道走行車1’を前進させる場合には、図16に示すように作業者の足で駆動ユニット12’全体を進行方向後側に傾斜させる。
すると、駆動ユニット12’の走行制御部が駆動ユニット12’の上面が進行方向後側に傾斜したことや、その傾斜角度、角速度および角加速度等の傾斜状態を検出して、傾斜角度に応じた速度でモーターを回転させて駆動輪12a,12aを逆回転させる。
すると、実施形態2の軌道走行車1’では、左右両側の駆動輪12a,12aがそれぞれ台車11’のローラー11a61,11b61を正回転させるので、ローラー11a61,11b61に設けられたスプロケット11a62,11b62や、チェーン11a7,11b7、および車軸11a81,11b81に設けられたスプロケット11a82,11b82を介して前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2を正回転させて、前方へ走行することになる。
(実施形態2の軌道走行車1’における後進)
これに対し、軌道走行車1’を後進(バック)させる場合には、図17に示すように作業者の足で駆動ユニット12’全体を進行方向前側に傾斜させる。
すると、駆動ユニット12’の走行制御部が駆動ユニット12’の上面が進行方向前側に傾斜したことや、その傾斜角度、角速度および角加速度等の傾斜状態を検出して、傾斜角度に応じた速度でモーターを回転させて駆動輪12a,12aを正回転させる。
すると、実施形態2の軌道走行車1’では、左右両側の駆動輪12a,12aがそれぞれ台車11’のローラー11a61,11b61を逆回転させるので、ローラー11a61,11b61に設けられたスプロケット11a62,11b62や、チェーン11a7,11b7、および車軸11a81,11b81に設けられたスプロケット11a82,11b82を介して前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2を逆回転させて、後方へ走行することになる。
<実施形態2の軌道走行車1’の効果>
以上説明したように、実施形態2の軌道走行車1’によれば、実施形態1の軌道走行車1と同様に、台車11’と、その台車11に取り付けられた駆動ユニット12’とを備え、駆動ユニット12’は、駆動輪12a,12aの回転をローラー11a61,11b61、スプロケット11a62,11b62、およびチェーン11a7,11b7を介して、それぞれ、前輪11a2,11a2の車軸11a81に設けられたスプロケット11a82と、後輪11b2,11b2の車軸11b81に設けられたスプロケット11b82に伝達して前輪11a2,11a2および後輪11b2,11b2を回転するように構成したため、実施形態1の軌道走行車1と同様に、作業者が座る座椅子(シート)や手で操作する操作レバーやスロットルワイヤー等が不要となり、軌道走行車1’の構造が単純となり、軌道走行車1’を軽量化できると共に小型化することができる。
その結果、少人数でも簡単に軌道走行車1’を運搬してレールR上に設置して使用することができる。
また、実施形態2の軌道走行車1’は、軌道走行車1において、逸走防止機能付きブレーキ機構11d’を設けたため、実施形態1の軌道走行車1と同様に、軌道走行車1’に作業者が乗っていない場合の逸走を確実に防止することができる。
尚、上記実施形態2の説明では、軌道走行車1’の左側に逸走防止機能付きブレーキ機構11d’を設けて説明したが、本発明ではこれに限らず、軌道走行車1’の右側に逸走防止機能付きブレーキ機構11d’を設け、右側にブレーキ用レバー14’を設けるようにしても勿論良い。
また、上記実施形態2の説明では、実施形態1の軌道走行車1とは反対に、図16に示すように作業者の足で駆動ユニット12’全体を進行方向後側に傾斜した場合には、軌道走行車1’が前進する一方、図17に示すように作業者の足で駆動ユニット12’全体を進行方向前側に傾斜させた場合には、軌道走行車1’が後進(バック)するように説明したが、本発明ではこれに限定されず、ローラー11a61,11b61およびスプロケット11a62,11b62をそれぞれ追加したり、ギヤ等の反転機構を追加して駆動ユニット12’全体を進行方向後側に傾斜した場合には、軌道走行車1が後進(バック)する一方、図17に示すように作業者の足で駆動ユニット12’全体を進行方向前側に傾斜させた場合には軌道走行車1’が前進するように構成しても勿論良い。
また、上記実施形態1,2の説明では、左右両側に駆動ユニット12,12、12’,12’を設ける共に、左右両側の駆動ユニット12,12、12’,12’を実施形態1では連結用・傾斜伝達用バー12d4により連結し、実施形態2では連結金具12d6’によって連結して左右両側の駆動輪12a,12aが同期して回転するように説明したが、本発明ではこれに限らず、左右両側に駆動輪12a,12aを有する駆動ユニット12,12’を一台設けるように構成しても勿論良い。
1,1’ 軌道走行車
11,11’ 台車
11a,11a’ 前側フレーム
11b,11b’ 後側フレーム
11c,11c’ 作業者用乗り板部
11a1,11b1 車輪支持部
11a2 前輪
11b2 後輪
11a31,11a32、11b31,11b32 ハンドル支持部
11d 逸走防止機能付きブレーキ機構
11d1 ブレーキ本体部
11d2 ブレーキシュー
11d3 ブレーキ機構用スプリング
11d4,11d4’ ブレーキ用踏み板部
12 駆動ユニット
12a,12a 駆動輪
12b モーター
12c バッテリ
12d 足乗せ走行指示部
12d1 前進用踏み部
12d2 後進用踏み部
12d3 中継バー
12d4 連結用・傾斜伝達用バー
12d5,12d5’ ペダル機構用スプリング
12d6’ 連結金具
12e 走行制御部
13,13’ ハンドル
14 ハンドル
14’ ブレーキ用レバー
15 ネジ
16 電源スイッチ
16a ケーブル
R レール

Claims (7)

  1. 作業者を乗せてレール上を走行する軌道走行車であって、
    左右両側にレール上をそれぞれ転動する車輪が設けられ、作業者が乗ってレール上を走行可能な台車と、
    その台車に取り付けられ、駆動輪が設けられた駆動ユニットとを備え、
    前記駆動ユニットは、
    前記駆動輪を駆動するモーター等の駆動源と、
    作業者の足の操作によって前記レールの長手方向に回動して前後方向に傾斜し、その傾斜状態に基づいて当該軌道走行車の前後進および走行状態を指示する足乗せ走行指示部と、
    前記足乗せ走行指示部の前後方向への傾斜状態に応じて前記駆動源の回転を制御して、当該軌道走行車の走行を制御する走行制御部とを有することを特徴とする軌道走行車。
  2. 請求項1記載の軌道走行車において、
    前記駆動ユニットの駆動輪は、前記駆動源によって回転してレール上を走行することを特徴とする軌道走行車。
  3. 請求項1記載の軌道走行車において、
    前記駆動ユニットの駆動輪は、前記駆動源によって回転してその回転を前記台車に設けられたローラーやスプロケット、チェーンを介し前記台車の車輪を回転させてレール上を走行することを特徴とする軌道走行車。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載の軌道走行車において、
    前記台車の左右いずれか一方側には、さらに、作業者が操作していない場合には、スプリングによりブレーキシューを前記車輪に押圧してブレーキをかける一方、前記スプリングに対抗して作業者が操作した場合には、ブレーキシューが前記車輪から離してブレーキを解除する逸走防止機能付きブレーキ機構が設けられていることを特徴とする軌道走行車。
  5. 請求項4に記載の軌道走行車において、
    前記逸走防止機能付きブレーキ機構は、
    前記台車に基部が回動可能に取り付けられ、その基部から上方に向かって延び、作業者が掴んでいない場合には、前記スプリングによりブレーキシューを前記車輪に押圧してブレーキをかける一方、作業者が掴んで前記スプリングに対抗して作業者が回動させた場合には、前記ブレーキシューが前記車輪から離してブレーキを解除するブレーキ用レバーと、
    前記ブレーキ用レバーの基部の外側に連結され、前記ブレーキシューが取り付けられたブレーキ本体部とを有することを特徴とする軌道走行車。
  6. 請求項5に記載の軌道走行車において、
    前記逸走防止機能付きブレーキ機構は、
    さらに、前記レーキシュー取付部における前記ブレーキ用レバーの基部側に設けられ、踏まれていない場合には前記スプリングによりブレーキシューを前記車輪に押圧してブレーキをかける一方、踏まれると前記ブレーキ用レバーを回動させて前記ブレーキシューを前記車輪から離れさせてブレーキを解除させるブレーキ用踏み板部を有することを特徴とする軌道走行車。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一の請求項に記載の軌道走行車において、
    前記台車の上面の左右両側には、それぞれ、前記台車の前後幅とほぼ同じ幅で起立した縦棒部を有する逆U字形状のハンドルが着脱可能に立設して取り付けられている一方、
    前記台車の左右両側の側面には、それぞれ、前記台車から取外した前記ハンドルの縦棒部が挿入する挿通孔が形成されていることを特徴とする軌道走行車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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