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JP2018106098A - 間欠固定テープ心線の製造方法 - Google Patents

間欠固定テープ心線の製造方法 Download PDF

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JP2018106098A JP2016254763A JP2016254763A JP2018106098A JP 2018106098 A JP2018106098 A JP 2018106098A JP 2016254763 A JP2016254763 A JP 2016254763A JP 2016254763 A JP2016254763 A JP 2016254763A JP 2018106098 A JP2018106098 A JP 2018106098A
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Shizuka Moriya
静香 森屋
瑞基 伊佐地
Mizuki Isachi
瑞基 伊佐地
富川 浩二
Koji Tomikawa
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Abstract

【課題】間欠固定テープ心線の連結部が形成される範囲を安定させるとともに、製造効率を向上させる。【解決手段】複数の光ファイバ1同士の間に、未硬化の被覆材2が進入するように塗布して硬化させることで、複数の光ファイバを、被覆材で一括被覆する工程と、一括被覆された複数の光ファイバを長手方向に速度V1で送り出しながら、長手方向に直交する幅方向に並べて配置された複数の回転刃21を用いて、複数の光ファイバ同士の間に位置する被覆材を、長手方向に所定の間隔を空けて間欠的に切断する工程と、を有し、速度V1が、回転刃の周速V2よりも大きい。【選択図】図2

Description

本発明は、間欠固定テープ心線の製造方法に関する。
近年、隣り合う光ファイバ同士を連結する連結部を、光ファイバの長手方向に間欠的に配置した間欠固定型光ファイバテープ心線(以下、単に間欠固定テープ心線という)が提案されている。この間欠固定テープ心線は、光ファイバケーブル内に光ファイバを高密度に実装することが可能であり、接続作業時にはこれらの光ファイバを容易に一括融着することができるという利点を有する。この種の間欠固定テープ心線の製造方法としては、例えば下記特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1の製造方法では、複数本の光ファイバを送り出す際に、これらの光ファイバに、連結部となる未硬化のUV硬化型樹脂を長手方向に間欠的に塗布する。そして、これらの光ファイバ同士が並列するように集線されるまでの間に、UV硬化型樹脂が硬化するのに必要な量のUV光を照射することで、連結部を形成している。
特開2010−33010号公報
ところで、上記特許文献1の製造方法では、連結部となる未硬化のUV硬化型樹脂を間欠的に塗布し、これを硬化させている。この場合、未硬化のUV硬化型樹脂が所定の範囲を超えて光ファイバに付着し、その後硬化することで、連結部同士の間の間隔が不意に小さくなるおそれがある。さらに、連結部が所定の範囲を超えて形成されることで、例えばケーブル内に収容された光ファイバ同士の相対移動がしにくくなり、この光ファイバにマイクロベンドが生じたり側圧が作用したりすることで、伝送損失が増大するおそれもある。
また、上記したような連結部の形成範囲が不安定となる現象は、特に、間欠固定テープ心線を製造する際の光ファイバの送り出し速度を大きくした際に顕著になるため、製造効率を向上させる上での課題となっていた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、間欠固定テープ心線の連結部が形成される範囲を安定させるとともに、製造効率を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に係る間欠固定テープ心線の製造方法は、複数の光ファイバ同士の間に、未硬化の被覆材が進入するように塗布して硬化させることで、前記複数の光ファイバを、前記被覆材で一括被覆する工程と、一括被覆された前記複数の光ファイバを長手方向に速度V1で送り出しながら、長手方向に直交する幅方向に並べて配置された複数の回転刃を用いて、前記複数の光ファイバ同士の間に位置する前記被覆材を、長手方向に所定の間隔を空けて間欠的に切断する工程と、を有し、前記速度V1が、前記回転刃の周速V2よりも大きい。
上記態様に係る間欠固定テープ心線の製造方法によれば、複数の光ファイバを被覆材で一括被覆した後で、この被覆材を長手方向に間欠的に切断することで連結部を形成する。このため、複数の光ファイバに対して未硬化の樹脂を長手方向に間欠的に塗布し、この樹脂を硬化させる場合と比較して、未硬化の樹脂が所定の範囲を超えて付着することで連結部の形成範囲が不安定になることを防止できる。
また、一括被覆された光ファイバを送り出す速度V1が、回転刃の周速V2より大きいため、被覆材を切断する際にバリが生じるのが抑えられる。これにより、例えばこの間欠固定テープ心線をボビン巻きした際に、光ファイバに側圧が作用して伝送損失が増大するのを抑制することができる。
さらに、このように光ファイバを送り出す速度V1が大きくても、連結部を安定して形成し、光ファイバの伝送損失が増大するのを抑制できるため、間欠固定テープ心線の製造効率を向上させることが可能となる。
また、上記態様に係る製造方法では、前記速度V1が、前記周速V2の2倍以上であってもよい。
この場合、被覆材を切断する際にバリが生じるのをより確実に抑えることができる。
また、上記態様に係る製造方法では、前記回転刃は円板状に形成されるとともに、外周縁から径方向内側に向けて窪む切欠部を有し、前記外周縁の弧長の合計をBとし、前記切欠部における前記外周縁の仮想の弧長の合計をNとするとき、B≧Nを満足してもよい。
この場合、回転刃のうち、被覆材を切断する外周縁の部分が占める割合が、切欠部より大きいため、形成される連結部の長手方向における長さが小さくなり、間欠固定テープ心線の状態で光ファイバ同士が相対移動しやすくなる。これにより、例えばこの間欠固定テープ心線をケーブル内に実装した際に、光ファイバにマイクロベンドが生じたり局所的な側圧が作用したりすることで、伝送損失が増大するのを抑制することができる。
また、上記態様に係る製造方法では、B≦20Nを満足していてもよい。
この場合、回転刃のうち、前記被覆材を切断する外周縁の部分が占める割合が所定の範囲内であることにより、連結部の長手方向における長さをある程度確保することができる。これにより、連結部の長手方向における長さが小さすぎることで、間欠固定テープ心線のまとまりが悪くなり、融着接続する際の作業性が低下してしまうのを抑制することができる。
本発明の上記態様によれば、間欠固定テープ心線の連結部が形成される範囲を安定させるとともに、製造効率を向上させることができる。
間欠固定テープ心線の説明図である。 図1の間欠固定テープ心線の製造方法を説明する図である。 図2の回転刃の説明図である。 間欠固定テープ心線を用いた光ファイバケーブルの説明図である。
以下、本実施形態に係る間欠固定テープ心線およびその製造方法を、図1〜図4を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため縮尺を適宜変更している。また、図示の簡略化のため、光ファイバの数などが変更されている場合がある。
図1に示すように、間欠固定テープ心線10は、複数の光ファイバ素線若しくは光ファイバ心線(以下、単に光ファイバ1という)が被覆材2で一括被覆されている。被覆材2は、例えばUV硬化型樹脂または熱硬化型樹脂などにより形成される。被覆材2は、隣り合う光ファイバ1同士の間に進入している。また、被覆材2のうち、隣り合う光ファイバ1同士の間に位置する部分は、光ファイバ1が延びる長手方向Xに沿って間欠的に切断されている。これにより、隣り合う光ファイバ1同士を連結する連結部2aと、長手方向Xで隣り合う連結部2a同士の間に位置する分離部2bと、が形成されている。なお、分離部2bでは、隣り合う光ファイバ1同士が連結されていない。
隣り合う光ファイバ1同士を連結する連結部2aの位置に対して、隣り合う光ファイバ1同士の隣で隣り合う光ファイバ1同士を連結する連結部2aは、長手方向Xにずれた位置に配置されている。このように、連結部2aは、長手方向X及び幅方向Yの双方向に対して、千鳥状に配置されている。なお、幅方向Yは、複数の光ファイバ1が並んでいる方向であり、長手方向Xに直交する。
次に、本実施形態における間欠固定テープ心線10の製造方法について説明する。
図2に示すように、間欠固定テープ心線10の製造装置20は、幅方向Yに並べて配置された複数の回転刃21と、回転軸22と、送り出し装置23と、を備えている。複数の回転刃21は回転軸22に取り付けられており、回転軸22の中心軸線Oを中心として、回転軸22とともに一体として回転する。回転刃21には、後述する切欠部21bが設けられている。また、隣り合う回転刃21が、回転軸22に対して取り付けられる位相は、互いに異なっている。このため、先述したように、間欠固定テープ心線10の連結部2aは、長手方向Xおよび幅方向Yに対して千鳥状に配置される。送り出し装置23は、一括被覆された複数の光ファイバ1を、送り出し速度V1で回転刃21に向けて送り出す。
回転刃21は、図3に示すように、中心軸線Oを中心とした円板状に形成されている。回転刃21は、外周縁21aから径方向内側に向けて窪む切欠部21bを有している。回転刃21のうち、外周縁21aおよびその径方向内側の部分が、被覆材2を切断して分離部2bを形成する刃体部21cである。回転刃21のうち、切欠部21bが、連結部2aを形成する部分である。
図示の例では、切欠部21bが、中心軸線Oを径方向で挟んで一対形成されている。これにより、回転刃21には刃体部21cが2つ設けられている。2つの刃体部21cそれぞれの外周縁21aの弧長は、b1およびb2となっている。従って、この回転刃21の外周縁21aの弧長の合計値(以下、切断部長さBという)は、B=b1+b2により算出される。
また、2つの切欠部21bにおける、外周縁21aの仮想の弧長はn1およびn2となっている。従って、この回転刃21の切欠部21bにおける外周縁21aの仮想の弧長の合計値(以下、接続部長さNという)は、N=n1+n2により算出される。
図示の例では、回転刃21が中心軸線Oを中心とした点対称な形状であるため、b1とb2とが同等であり、n1とn2とが同等である。従って、b1とn1との比率、b2とn2との比率、およびBとNとの比率が、いずれも同等である。
なお、回転刃21に設けられる切欠部21bの数、大きさなどは適宜変更することができる。例えば、回転刃21に、1つまたは3つ以上の切欠部21bが設けられていてもよい。あるいは、各寸法n1、n2、b1、b2を適宜変更してもよい。
間欠固定テープ心線10を製造する際は、先ず、不図示の被覆装置によって、複数の光ファイバ1を幅方向Yに並べた状態で、光ファイバ1同士の間に未硬化の被覆材2が進入するように塗布し、この被覆材2を硬化させる。これにより、複数の光ファイバ1を、被覆材2で一括被覆する。
次に、一括被覆された複数の光ファイバ1を、送り出し装置23によって、送り出し速度V1で回転刃21に向けて送り出す。このとき、回転刃21は、中心軸線Oを中心として、外周縁21aにおける周速がV2となるように回転している。なお、回転刃21と被覆材2とが接触する部分において、刃体部21cの移動方向と送り出し装置23による送り出し方向とが一致する方向に、回転刃21は回転している。すなわち、被覆材2が切断される際の、被覆材2に対する回転刃21の外周縁21aの速度は、周速V2と送り出し速度V1との差分となる。
一括被覆された複数の光ファイバ1が複数の回転刃21に接触すると、各回転刃21の刃体部21cによって、光ファイバ1同士の間に位置する被覆材2が切断される。このとき、切欠部21bでは被覆材2が切断されないため、被覆材2は長手方向Xに間隔を空けて間欠的に切断される。これにより、被覆材2の連結部2aおよび分離部2bが形成される。
次に、上記製造方法の具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
本実施例では、上記製造方法の優位性を確認する検討を行った。
具体的には、上記したように光ファイバ1を一括被覆してから、これを回転刃21に送り出す際の送り出し速度V1を変化させた。そして、被覆材2を回転刃21によって部分的に切断することで連結部2aを形成したものを、実施例1の間欠固定テープ心線10として作成した。
なお、実施例1では、光ファイバ1として、φ250μmの着色光ファイバ心線を用いた。また、間欠固定テープ心線10に含まれる光ファイバ1の本数は12本とした。一括被覆された光ファイバ1の送り出し速度V1は、200〜1200(m/min)の範囲で変化させた。
さらに、この実施例1と比較するため、従来のように、連結部2aとなる未硬化の樹脂を複数の光ファイバ1に塗布し、この樹脂を硬化させたものを比較例1の間欠固定テープ心線10として作成した。
実施例1および比較例1について、送り出し速度V1を変えて複数の間欠固定テープ心線10を作成し、連結部2aの状態を確認した結果を下記表1に示す。なお、表1では、○を合格あるいは良判定、×を不合格あるいは不良判定として表示している。具体的には、連結部2aが所期した範囲を超えて形成されている場合を×とし、所期した範囲内で形成されている場合を○としている。
Figure 2018106098
表1に示すように、送り出し速度V1が1000(m/min)以上になると、比較例1では連結部2aが所期した範囲を超えて形成された。これに対して、実施例1の製造方法では、送り出し速度V1が1000(m/min)以上であっても、連結部2aが所期した範囲内で形成された。
このように、実施例1の製造方法によれば、送り出し速度V1を大きくしても連結部2aの形成範囲を安定させることができるため、間欠固定テープ心線10の製造効率を向上できることが確認された。
(実施例2)
本実施例では、送り出し速度V1と回転刃21の周速V2との比率に関する検討を行った。
具体的には、光ファイバ1としてφ250μmの着色光ファイバ心線を用い、これを12本一括被覆した後、被覆材2を回転刃21によって部分的に切断して連結部2aを形成した。このとき、送り出し速度V1と周速V2との比率を変化させた。なお、この比率を変化させた場合、同一の回転刃21を用いると、連結部2aおよび分離部2bの長手方向Xにおける長さが変化してしまう。このため、本実施例では、送り出し速度V1と周速V2との比率を変更するのに伴い、回転刃21に設ける切欠部21bの数を変更することで、連結部2aおよび分離部2bの長さが一定になるように調整した。例えば、V1:V2=4:1のときに、切欠部21bが8つの回転刃21を用いた。これを基準として、例えばV1:V2=2:1の時には、V1のV2に対する比率が大きくなるのに合わせて、切欠部21bが4つの回転刃21を用いた。なお、いずれの回転刃21についても、中心軸線Oを中心とした点対称な形状とした。
本実施例では、V1:V2を1:2〜10:1の間で変化させて間欠固定テープ心線10(以下、実施例2という)を作成した。また、この間欠固定テープ心線10と比較するために、フラットの12心テープ線(以下、比較例2という)を作成した。そして、実施例2および比較例2のテープ心線を、胴径310mmのボビンに巻き張力300gfで10km巻き付け、波長1.55μmでの伝送損失を、OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)によって測定した。そして、実施例2の最大伝送損失と比較例2の最大伝送損失との差分(以下、単に差分Δαという)を算出した。
以下に示す表2では、Δα≦0.05(dB/km)の場合に評価結果が良好であるとして○とし、Δα>0.05(dB/km)の場合に評価結果が不充分であるとして×とした。
Figure 2018106098
表2から、回転刃21の周速V2が比較的大きい場合には、間欠固定テープ心線10の伝送損失が増大する傾向があることが判る。具体的には、V1:V2が1:2〜3:2の範囲では、評価結果が×となっている。これは、回転刃21の周速V2が比較的大きい場合、被覆材2に対して回転刃21が主として上下方向Z(長手方向Xおよび幅方向Yに直交する方向)から圧接するようにして被覆材2が切断されるため、上下方向Zに突出するバリが発生しやすいためであると考えられる。このようなバリが発生すると、間欠固定テープ心線10をボビンに巻き付けた際に、このバリが光ファイバ1に押し付けられて、光ファイバ1に局所的な側圧が作用することで、伝送損失が増大すると考えられる。
これに対して、V1:V2が2:1〜10:1の範囲では、評価結果が○となっている。これは、回転刃21の周速V2が比較的小さい場合、被覆材2に対して回転刃21が主として長手方向Xから圧接するようにして被覆材2が切断されるため、上記したような上下方向Zに突出するバリが発生しにくいためであると考えられる。このようなバリが発生しにくい場合、上記したような局所的な側圧が光ファイバ1に作用しにくいため、比較例2であるフラットのテープ心線と同等の伝送損失に抑えることができると考えられる。
以上のことから、送り出し速度V1を回転刃21の周速V2の2倍以上とすることで、被覆材2を切断する際にバリが生じるのを抑えて、間欠固定テープ心線10がボビンに巻かれた際に、このバリによって伝達損失が増大するのを抑制することができる。また、このような作用効果は、例えば光ファイバケーブル内で間欠固定テープ心線10が高密度に束ねられた場合にも得られると考えられる。
(実施例3)
本実施例では、回転刃21の好ましい形状について検討した。
具体的には、図3に示すb1およびn1の比率を変更した複数の種類の回転刃21を用意し、これらの回転刃21を用いて間欠固定テープ心線10を作成した。これらの回転刃21における切欠部21bの位置および数は、図4に示すものと同様である。すなわち、中心軸線Oを挟んで径方向に対向する位置に、一対の切欠部21bが設けられた回転刃21を用いた。いずれの回転刃21についても、中心軸線Oと点対称な形状とした。このため、n1=n2であり、b1=b2である。また、n1:b1=n2:b2=N:Bである。n1とb1との比率(すなわち、接続部長さNと切断部長さBとの比率)は、3:1〜1:25の範囲で変化させた。
なお、本実施例では光ファイバ1としてφ250μmの着色光ファイバ心線を用い、これを12本一括被覆した後、上記した複数の種類の回転刃21によって被覆材2を切断して連結部2aを形成した。また、このようにして作成した実施例3の間欠固定テープ心線10と比較するため、フラットの12心テープ線(以下、比較例3という)を作成した。
さらに、上記実施例3および比較例3のテープ心線を用いて、図4に示すような144心の光ファイバケーブル100を作成した。この光ファイバケーブル100は、ポリエチレン製のシース55と、シース55に埋設された一対の抗張力体56と、シース55内に収容された12枚の実施例3若しくは比較例3のテープ心線と、を備えている。
そして、実施例3を用いた光ファイバケーブル100と、比較例3を用いた光ファイバケーブル100とで、OTDRを用いて伝送損失を測定し、最大伝送損失の差分Δαを算出した。
以下に示す表3では、Δα≦0.05(dB/km)の場合に評価結果が良好であるとして○とし、Δα>0.05(dB/km)の場合に評価結果が不充分であるとして×としている。
Figure 2018106098
表3に示すように、接続部長さNが切断部長さBの2倍以上である場合には、最大伝送損失の評価結果が×となっている。これは、接続部長さNが比較的大きい場合には、連結部2aが長手方向Xに長くなり、間欠固定テープ心線10における光ファイバ1同士が相対移動しにくくなったためであると考えられる。すなわち、光ファイバ1同士が相対移動しにくい状態で光ファイバケーブル100内に高密度に実装された結果、光ファイバ1にマイクロベンドが生じたり局所的な側圧が作用したりすることで、伝送損失が増大したと考えられる。
一方、表3に示すように、切断部長さBが接続部長さNと同等以上、すなわちB≧Nである場合には、最大伝送損失の評価結果が○となっている。これは、回転刃21のうち、被覆材2を切断する刃体部21cが占める割合が切欠部21bよりも大きくなることで、形成される連結部2aが長手方向Xにおいて短くなったためであると考えられる。すなわち、連結部2aが短いため、光ファイバ1同士が相対移動しやすくなり、光ファイバケーブル100内に高密度に実装されても、シース55内の空いているスペースに光ファイバ1が入り込みやすくなる。これにより、光ファイバ1にマイクロベンドが生じたり局所的な側圧が作用したりするのが抑えられた結果、伝送損失の増大を抑制することができたと考えられる。
また実施例3では、上記の検討に加えて、間欠固定テープ心線10を融着接続する際の作業性(以下、融着接続性という)についても確認した。表3に示すように、N:Bが1:25の場合には、融着接続性の評価結果が×となっている。これは、切断部長さBが過剰に大きいため、連結部2aが長手方向Xにおいて短くなりすぎて、光ファイバ1のまとまりが悪くなったためである。
これに対して、B≦20Nの場合には、連結部2aの長手方向Xの長さが確保された結果、融着接続性が低下するのを抑制することができた。
以上のことから、N≦B≦20Nとすることで、連結部2aの長手方向Xにおける長さが好ましい範囲内となり、伝送損失が増大するのを抑制しながら、融着接続性を確保することができる。
なお、実施例3における上記検討は、回転刃21における切欠部21bの数を変更しても、同様の結果が得られた。具体的には、切欠部21bを1つ、4つ、5つ、および8つ設けた回転刃21を用いても、上記と同様の結果が得られた。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、図示した回転刃21の形状は一例であり、適宜変更してもよい。
また、間欠固定テープ心線10に含まれる光ファイバ1の数は図示の例に限られず、適宜変更してもよい。また、間欠固定テープ心線10に含まれる光ファイバ1の変更に伴い、幅方向Yに並べる回転刃21の数を適宜変更してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…光ファイバ 2…被覆材 2a…連結部 21…回転刃 21a…外周縁 21b…切欠部 B…切断部長さ N…接続部長さ

Claims (4)

  1. 複数の光ファイバ同士の間に、未硬化の被覆材が進入するように塗布して硬化させることで、前記複数の光ファイバを、前記被覆材で一括被覆する工程と、
    一括被覆された前記複数の光ファイバを長手方向に速度V1で送り出しながら、長手方向に直交する幅方向に並べて配置された複数の回転刃を用いて、前記複数の光ファイバ同士の間に位置する前記被覆材を、長手方向に所定の間隔を空けて間欠的に切断する工程と、を有し、
    前記速度V1が、前記回転刃の周速V2よりも大きい、間欠固定テープ心線の製造方法。
  2. 前記速度V1が、前記周速V2の2倍以上である、請求項1に記載の間欠固定テープ心線の製造方法。
  3. 前記回転刃は円板状に形成されるとともに、外周縁から径方向内側に向けて窪む切欠部を有し、
    前記外周縁の弧長の合計をBとし、前記切欠部における前記外周縁の仮想の弧長の合計をNとするとき、B≧Nを満足する、請求項1または2に記載の間欠固定テープ心線の製造方法。
  4. B≦20Nを満足する、請求項3に記載の間欠固定テープ心線の製造方法。
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