JP2018105509A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】流体抵抗を増加させることなく、各チューブの流体流量を均一化する。
【解決手段】入口タンク2内の入口流体通路25を、整流板6の仕切り板部61により第1入口空間251と第2入口空間252とに二分する。整流板6のガイド板部62により、第2入口空間252と流入口241との間を遮断して、流入口241から流入した流体を第1入口空間251に導く。第1入口空間251に流入した流体は、ガイド板部62に設けた連通口を介して第2入口空間252に流れる。入口流体通路25を二分しているため、第1入口空間251内の流速が高くなり、第1入口空間251における流入口241から離れた部位まで温水が到達しやすくなる。その結果、流入口241から離れた位置のチューブ11にも温水が確実に供給され、第1入口空間251から各チューブ11に流入する温水の流量が均一化される。
【選択図】図5
【解決手段】入口タンク2内の入口流体通路25を、整流板6の仕切り板部61により第1入口空間251と第2入口空間252とに二分する。整流板6のガイド板部62により、第2入口空間252と流入口241との間を遮断して、流入口241から流入した流体を第1入口空間251に導く。第1入口空間251に流入した流体は、ガイド板部62に設けた連通口を介して第2入口空間252に流れる。入口流体通路25を二分しているため、第1入口空間251内の流速が高くなり、第1入口空間251における流入口241から離れた部位まで温水が到達しやすくなる。その結果、流入口241から離れた位置のチューブ11にも温水が確実に供給され、第1入口空間251から各チューブ11に流入する温水の流量が均一化される。
【選択図】図5
Description
本発明は、積層されたチューブの内部を流れる第1流体と隣接するチューブ間を流れる第2流体との熱交換を行う熱交換器に関するものである。
従来、この種の熱交換器として、チューブに対して第1流体を分配する入口タンクを、チューブのチューブ長手方向一端側に接合し、チューブから流出する第1流体を集合する出口タンクを、チューブのチューブ長手方向他端側に接合したものが知られている。
このような構成の熱交換器においては、入口タンク内の入口流体通路がチューブ積層方向に延びており、入口流体通路内において圧力損失が大きくなってしまう。このため、多数本のチューブのうち入口タンクの流入口から離れた位置のチューブに流入する第1流体の流量が、入口タンクの流入口に近い位置のチューブに流入する第1流体の流量よりも少なくなってしまい、各チューブの流体流量が不均一になってしまう。
そこで、特許文献1に記載された熱交換器では、入口タンクの流入口に近い位置のチューブにおける一端側開口部の一部を塞ぐことにより、入口タンクの流入口に近い位置のチューブの流体流量を減少させて、各チューブの流体流量を均一化するようにしている。
しかしながら、従来の熱交換器は、チューブにおける一端側開口部の一部を塞いでいるため、流体抵抗が増加してしまうという問題があった。また、入口流体通路に流入する際の第1流体の流れ方向が、第2流体流れ方向に対して直交していない場合は、チューブ内流路における第2流体流れ方向上流側部位の第1流体の流量と、第2流体流れ方向下流側部位の第1流体の流量とで、流量差が発生するという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、流体抵抗を増加させることなく、各チューブの流体流量を均一化することを第1の目的とする。また、チューブ内流路における第2流体流れ方向上流側部位の第1流体の流量と、第2流体流れ方向下流側部位の第1流体の流量との、流量差を少なくすることを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内部を第1流体が流れる複数のチューブ(11)が積層配置されるとともに、隣接するチューブ間を第2流体が流れる熱交換コア部(1)と、第1流体が流れる入口流体通路(25)が内部に形成され、チューブにおけるチューブ長手方向(A)の一端側が入口流体通路に連通するように接合されて、第1流体をチューブに対して分配する入口タンク(2)と、チューブにおけるチューブ長手方向の他端側が接合されて、チューブから流出する第1流体を集合する出口タンク(3)と、入口流体通路内を仕切る整流板(6)とを備え、入口タンクのうちチューブ積層方向(B)の一端部には、第1流体を流入させる流入口(241)が配置され、整流板は、入口流体通路を第2流体流れ方向に沿って第1入口空間(251)と第2入口空間(252)とに二分するとともに、第1入口空間と第2入口空間とを部分的に連通させる連通口(63)が形成され、流入口から流入した第1流体を第1入口空間に導きつつ連通口を介して第2入口空間へ流入させる仕切り板部(61)を備えることを特徴とする。
これによると、入口流体通路を第1入口空間と第2入口空間とに二分したことにより、第1入口空間内の流速が高くなり、入口タンクの流入口から離れた位置のチューブにも第1流体が確実に流れるため、第1入口空間から各チューブに流入する第1流体の流量を均一化することができる。
また、各連通口毎の開口面積や隣接する連通口間のピッチ、仕切り板部の第2流体流れ方向位置を適宜に設定することにより、第2入口空間に流入する第1流体の全体の流量を調整することができるとともに、第2入口空間の各部位に流入する第1流体の流量を略等しくすることができる。これにより、第2入口空間から各チューブに流入する第1流体の流量を均一化することができる。また、各チューブ毎の、チューブ内流路における第2流体流れ方向上流側部位の第1流体の流量と、第2流体流れ方向下流側部位の第1流体の流量との、流量差を少なくすることができる。その結果、熱交換性能が向上する。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、各実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態は、本発明を車両用空調装置の加熱用熱交換器(すなわち、ヒータコア)に適用したものであり、この熱交換器は第1流体としてのエンジン冷却水(以下、温水という)を熱源として、第2流体としての空気(すなわち、空調風)を加熱する。
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態は、本発明を車両用空調装置の加熱用熱交換器(すなわち、ヒータコア)に適用したものであり、この熱交換器は第1流体としてのエンジン冷却水(以下、温水という)を熱源として、第2流体としての空気(すなわち、空調風)を加熱する。
図1〜図5に示すように、熱交換器は、チューブ11とフィン12を有して温水と空気との熱交換を行う直方体の熱交換コア部1、多数のチューブ11に温水を分配する箱状の入口タンク2、多数のチューブ11からの温水を集合させる箱状の出口タンク3等を備えている。
チューブ11は、温水が流れる流路が内部に形成されている。チューブ11は、扁平状であり、チューブ長手方向Aの一端側が入口タンク2に接合され、チューブ長手方向Aの他端側が出口タンク3に接合されている。チューブ11は、入口タンク2と出口タンク3との間に多数積層配置され、隣接するチューブ11間を空気が流れる。
そして、チューブ11内を流れる温水と隣接するチューブ11間を流れる空気との間で熱交換が行われるようになっている。隣接するチューブ11間には、温水と空気との熱交換を促進するフィン12が配置されている。なお、チューブ長手方向A、チューブ積層方向B、および第2流体流れ方向Cは、それぞれ直交している。
入口タンク2は、熱交換コア部1の下方に配置されている。入口タンク2は、チューブ11におけるチューブ長手方向端部が挿入されるチューブ挿入穴211が形成されたコアプレート21、コアプレート21に接合されてタンク内空間を構成するタンク本体部22を有している。コアプレート21とタンク本体部22は、いずれも断面形状が略コの字状(または、略U字状)であり、コアプレート21とタンク本体部22は接合されてチューブ積層方向Bに延びる筒形状をなしている。
入口タンク2は、入口タンク2の長手方向一端側を閉塞するキャップ23、および入口タンク2の長手方向他端側に配置された接続パイプ24を有している。接続パイプ24内には、温水を流入させる流入口241が形成されている。
コアプレート21、タンク本体部22、キャップ23、チューブ11、およびフィン12は金属製(本実施形態では、アルミニウム製)であり、ろう付けにて一体接合されている。
出口タンク3は、熱交換コア部1の上方に配置されている。出口タンク3は、入口タンク2と同様に、コアプレート、タンク本体部、キャップ、および接続パイプを有している。
入口タンク2の接続パイプ24には、温水を熱交換器に導く入口側冷却水パイプ4がかしめ固定されている。出口タンク3の接続パイプには、熱交換を終えた温水を熱交換器外に流出させる出口側冷却水パイプ5がかしめ固定されている。
入口タンク2の内部には、入口側冷却水パイプ4を介して供給された温水が流れる入口流体通路25が形成されている。そして、チューブ11におけるチューブ長手方向Aの一端側が入口流体通路25に連通している。
入口タンク2の内部には、仕切り板部61とガイド板部62とを有する整流板6(図6〜図8参照)が配置されている。
仕切り板部61は、チューブ積層方向Bおよびチューブ長手方向Aに延びる板状の部材であり、入口流体通路25における第2流体流れ方向Cの中央部に配置されて、入口流体通路25を第2流体流れ方向Cに沿って第1入口空間251と第2入口空間252とに二分している。なお、第1入口空間251および第2入口空間252は、第2流体流れ方向Cの上流側に位置する空間が第1入口空間251であり、第2流体流れ方向Cの下流側に位置する空間が第2入口空間252である。
ガイド板部62は、仕切り板部61における流入口241側の端部から第2流体流れ方向Cの下流側に向かって延びる板状の部材である。そして、ガイド板部62により、流入口241と第2入口空間252との間が遮断され、流入口241に流入した温水が第1入口空間251に導かれるようになっている。
仕切り板部61には、第1入口空間251と第2入口空間252とを部分的に連通させる連通口63が複数個形成されている。そして、第1入口空間251に導かれた温水が、連通口63を介して第2入口空間252に流入するようになっている。
連通口63は、穴であり、チューブ積層方向Bに沿って複数個形成されている。複数個の連通口63は、開口面積が異なるとともに、隣接する連通口63間のピッチがそれぞれ異なっている。
タンク本体部22におけるコアプレート21に対向する部位(換言すると、タンク本体部22の底部)には、突起挿入穴221が形成されている。突起挿入穴221は、チューブ積層方向Bに沿って複数個形成されている。
一方、整流板6には、仕切り板部61におけるタンク本体部22の底部に対向する部位に、タンク本体部22の底部に向かって突出する突起部64が形成されている。突起部64は、チューブ積層方向Bに沿って複数個形成されている。
そして、突起部64を突起挿入穴221に挿入した状態で、整流板6と入口タンク2がろう付けにて一体接合されている。
次に、本実施形態の熱交換器の作動について説明する。
入口側冷却水パイプ4を介して流入口241に導かれた温水は、ガイド板部62に案内されて第1入口空間251に流入し、第1入口空間251内を流入口241から遠ざかる向きに(すなわち、キャップ23側に向かって)流れる。
ここで、入口流体通路25を第1入口空間251と第2入口空間252とに二分しているため、第1入口空間251内の流速が高くなり、第1入口空間251における流入口241から離れた部位まで温水が到達しやすくなる。その結果、流入口241から離れた位置のチューブ11にも温水が確実に供給され、第1入口空間251から各チューブ11に流入する温水の流量が均一化される。
第1入口空間251を流れる温水の一部は、第1入口空間251の最下流部に到達する前に、複数個の連通口63を介して適宜第2入口空間252に流入する。また、第1入口空間251の最下流部に到達した温水は、Uターンして第2入口空間252に流入する。
ここで、仕切り板部61の第2流体流れ方向Cの位置を適宜に設定することにより、第2入口空間252に流入する温水の全体の流量を調整することができる。例えば、仕切り板部61を第2流体流れ方向Cのより下流側に位置させた場合には、第1入口空間251から各チューブ11に流入する温水の流量が増加するため、第2入口空間252に流入する温水の全体の流量は減少する。
また、連通口63の開口面積を適宜に設定することにより、第2入口空間252に流入する温水の全体の流量を調整することができる。
さらに、各連通口63毎の開口面積や隣接する連通口63間のピッチを適宜に設定することにより、第2入口空間252の各部位に流入する温水の流量を略等しくすることができる。その結果、第2入口空間252から各チューブ11に流入する温水の流量が均一化される。
そして、第2入口空間252に流入する温水の全体の流量を調整することができることと、第2入口空間252から各チューブ11に流入する温水の流量が均一化されることとが相俟って、各チューブ11における、第1入口空間251から流入する温水の流量と第2入口空間252から流入する温水の流量との、流量差を少なくすることができる。
換言すると、各チューブ11毎の、チューブ内流路における第2流体流れ方向C上流側部位(すなわち、風上側)の温水の流量と、第2流体流れ方向C下流側部位(すなわち、風下側)の温水の流量との、流量差を少なくすることができる。その結果、熱交換性能が向上する。
各チューブ11に流入した温水は、隣接するチューブ11間を流れる空気と熱交換してその空気を加熱する。この際、上述したように各チューブ11に流入する温水の流量が均一化されているため、熱交換後の空気の温度分布のばらつきが小さくなる。そして、チューブ11を通過した温水は、出口タンク3内で集合され、出口側冷却水パイプ5を介してエンジンに循環される。
本実施形態によると、チューブ11における一端側開口部の一部を塞ぐことなく、すなわち、通水抵抗を増加させることなく、各チューブ11に流入する温水の流量を均一化することができる。
なお、本実施形態では、仕切り板部61を、入口流体通路25における第2流体流れ方向Cの中央部に配置したが、仕切り板部61は、入口流体通路25における第2流体流れ方向Cの中央部以外の部位に配置してもよい。
例えば第1入口空間251に流入する際の温水の流れ方向が、第2流体流れ方向Cに対して直交していない場合は、仕切り板部61を入口流体通路25における第2流体流れ方向Cの中央部からずらして配置する。これにより、第1入口空間251内の流速を調整して、第1入口空間251から各チューブ11に流入する温水の流量を均一化することができる。
また、本実施形態では、ガイド板部62により流入口241と第2入口空間252との間を遮断したが、ガイド板部62は流入口241と第2入口空間252との間を完全に遮断する必要はなく、流入口241に流入した温水の大部分が第1入口空間251に導かれ、流入口241に流入した温水の一部が直接第2入口空間252に導かれてもよい。
また、本実施形態では、仕切り板部61は、チューブ積層方向Bおよびチューブ長手方向Aに延びる板状の部材であったが、第1入口空間251の流路面積が、流入口241に近い部位から遠い部位に向かって漸減するように、仕切り板部61をチューブ積層方向Bに対して傾斜させたり、あるいは仕切り板部61を段付き状にしてもよい。この場合、仕切り板部61における流入口241側の端部をタンク本体部22に近接させて、ガイド板部62を廃止してもよい。
また、本実施形態では、連通口63は穴であるが、図9に示す変形例のように、連通口63は切り欠きであってもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態について、図10〜14を用いて説明する。本実施形態では、整流板を入口タンクに一体に形成した点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
第2実施形態について、図10〜14を用いて説明する。本実施形態では、整流板を入口タンクに一体に形成した点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
図10、図11に示すように、入口タンク2は、第1実施形態におけるコアプレート21、タンク本体部22、および整流板6が、1枚の金属板材を折り曲げて一体に形成されている。
この入口タンク2の成形方法を説明する。まず、図12、図13(a)、図14(a)に示すように、金属板材を矩形に加工した素材100を用意する。この素材100には、後にガイド板部62となるガイド板部予定部101に隣接して切り込み102が加工されている。また、図示しないが、後に仕切り板部61となる部位には、第1実施形態の連通口に相当する開口が複数個形成されている。
続いて、図13(b)、図14(b)に示すように、素材100の両端近傍を90°折り曲げて、一端側に整流板6を形成し、他端側に端板26を形成し、整流板6と端板26との間にタンク板部27を形成する。
続いて、図13(c)、図14(c)に示すように、タンク板部27が断面U字状になるようにタンク板部27の両端近傍を90°折り曲げる。
続いて、図10、図14(d)に示すように、整流板6のガイド板部予定部101を折り曲げて、ガイド板部62を形成する。
続いて、図13(e)、図14(e)に示すように、タンク板部27がチューブ積層方向Bに延びる筒形状になるように、タンク板部27を2カ所で90°折り曲げる。なお、タンク板部27は、第1実施形態におけるコアプレート21およびタンク本体部22に相当する。
そして、以上の加工が施された入口タンク2は、タンク板部27にて入口流体通路25が形成され、整流板6の仕切り板部61にて入口流体通路25が第1入口空間251と第2入口空間252に二分される。
続いて、このようにして整流板6が一体に形成された入口タンク2は、キャップ23やチューブ11等とろう付けされる。その際、整流板6と端板26もろう付けされる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態によると、3部品(すなわち、第1実施形態におけるコアプレート21、タンク本体部22、および整流板6)を1部品にして、部品点数を少なくすることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について、図15〜図18を用いて説明する。本実施形態では、樹脂製の整流板を用いる点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
第3実施形態について、図15〜図18を用いて説明する。本実施形態では、樹脂製の整流板を用いる点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
図15〜図17に示すように、整流板6は、仕切り板部61、ガイド板部62、および位置決め脚部65を備え、樹脂にて一体成形されている。
仕切り板部61の一端側には、ガイド板部62と1本の位置決め脚部65が形成されている。仕切り板部61の他端側には、2本の位置決め脚部65が形成されている。これらの位置決め脚部65は、J字状になっている。
そして、図18に示すように、整流板6を入口タンク2内に挿入すると、ガイド板部62および位置決め脚部65が入口タンク2の内周面に当接して、整流板6が位置決めされる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態によると、整流板6を樹脂にて成形するため、整流板6を容易に製造することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、本発明を車両用空調装置のヒータコアに適用したが、これに限定されることなく、車両エンジン冷却用のラジエータ、車両用空調装置の冷媒凝縮器等の熱交換器に本発明を適用することができ、さらには、車両用以外の種々の熱交換器にも広く本発明を適用することができる。
上記各実施形態では、本発明を車両用空調装置のヒータコアに適用したが、これに限定されることなく、車両エンジン冷却用のラジエータ、車両用空調装置の冷媒凝縮器等の熱交換器に本発明を適用することができ、さらには、車両用以外の種々の熱交換器にも広く本発明を適用することができる。
また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。
また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
1 熱交換コア部
2 入口タンク
3 出口タンク
6 整流板
11 チューブ
25 入口流体通路
61 仕切り板部
62 ガイド板部
63 連通口
241 流入口
251 第1入口空間
252 第2入口空間
2 入口タンク
3 出口タンク
6 整流板
11 チューブ
25 入口流体通路
61 仕切り板部
62 ガイド板部
63 連通口
241 流入口
251 第1入口空間
252 第2入口空間
Claims (9)
- 内部を第1流体が流れる複数のチューブ(11)が積層配置されるとともに、隣接する前記チューブ間を第2流体が流れる熱交換コア部(1)と、
前記第1流体が流れる入口流体通路(25)が内部に形成され、前記チューブにおけるチューブ長手方向(A)の一端側が前記入口流体通路に連通するように接合されて、前記第1流体を前記チューブに対して分配する入口タンク(2)と、
前記チューブにおける前記チューブ長手方向の他端側が接合されて、前記チューブから流出する前記第1流体を集合する出口タンク(3)と、
前記入口流体通路内を仕切る整流板(6)とを備え、
前記入口タンクのうちチューブ積層方向(B)の一端部には、前記第1流体を流入させる流入口(241)が配置され、
前記整流板は、前記入口流体通路を第2流体流れ方向に沿って第1入口空間(251)と第2入口空間(252)とに二分するとともに、前記第1入口空間と前記第2入口空間とを部分的に連通させる連通口(63)が形成され、前記流入口から流入した前記第1流体を前記第1入口空間に導きつつ前記連通口を介して前記第2入口空間へ流入させる仕切り板部(61)を備えることを特徴とする熱交換器。 - 前記整流板は、前記第2入口空間と前記流入口との間を遮断して、前記流入口から流入した前記第1流体を前記第1入口空間に導くガイド板部(62)を備えることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記入口タンクは、板材が折り曲げられて前記整流板が一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
- 前記入口タンクは、前記板材のうち前記整流板が形成されていない部位が前記チューブ積層方向に延びる筒形状に折り曲げられて前記入口流体通路が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。
- 前記仕切り板部は、前記入口流体通路における前記第2流体流れ方向の中央位置からずらして配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。
- 前記連通口は、前記チューブ積層方向に沿って複数個形成されるとともに、複数個の前記連通口の開口面積が異なっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器。
- 前記連通口は、前記チューブ積層方向に沿って複数個形成されるとともに、隣接する前記連通口間のピッチが異なっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の熱交換器。
- 前記連通口は、穴であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の熱交換器。
- 前記連通口は、切り欠きであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の熱交換器。
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