JP2018017833A - フォトマスクの製造方法、描画装置、表示装置の製造方法、フォトマスク基板の検査方法、及びフォトマスク基板の検査装置 - Google Patents
フォトマスクの製造方法、描画装置、表示装置の製造方法、フォトマスク基板の検査方法、及びフォトマスク基板の検査装置 Download PDFInfo
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Abstract
Description
(a)フォトマスクを形成するための透明基板。
(b)上記透明基板上に薄膜(パターニングによって転写用パターンを形成するための光学膜であって、遮光膜や半透光膜などとして機能する膜)が形成されたフォトマスクブランク。
(c)上記薄膜上にレジスト膜が形成されたレジスト付フォトマスクブランク。
(d)既に薄膜パターンを有し、更なるパターニングを行うため、又は、更なる薄膜パターンを積層するためのフォトマスク中間体。
(e)転写用パターンの検査を行うための、完成されたフォトマスク。
また、本明細書では、フォトマスク基板を、簡便に「基板」とも称する。
具体的には、図12(a)に示すように、フォトマスク基板61の膜面形状を測定して、膜面形状データを得る。また、図12(b)に示すように、膜面を上側にしてフォトマスク基板61を描画装置のステージ60に載置し、その状態でフォトマスク基板61の上側の面の高さ分布を測定して、高さ分布データを得る。そして、図12(c)に示すように、これら2つのデータの差分データを基に設計描画データを補正し、これによって得られた補正描画データを用いて描画する。この方法を採用することにより、フォトマスク基板に形成される転写用パターンの座標精度を高めることができる。
本発明の第1の態様は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づく転写用パターンをもつフォトマスクの製造方法であって、
前記第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板を、描画装置のステージに載置する工程と、
前記フォトマスク基板に対して、描画を行う描画工程と、
前記レジスト膜を現像して形成したレジストパターンを用いて、前記薄膜をパターニングする工程と、を含み、
前記描画工程では、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1と、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記描画装置固有データM1及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させて、前記フォトマスク基板に転写用パターンを描画することを特徴とする、フォトマスクの製造方法である。
(第2の態様)
本発明の第2の態様は、
前記描画装置の前記ステージに載置されたフォトマスク基板の主面に平行な面をXY平面とし、該XY平面に垂直な軸をZ軸とするとき、
前記座標ずれ合成量D1は、前記描画装置固有データM1及び前記裏面データS2の合計による、Z軸方向の高さ変動データH1を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換したものであることを特徴とする、上記第1の態様に記載のフォトマスクの製造方法である。
(第3の態様)
本発明の第3の態様は、
前記描画工程では、前記座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させるために、前記座標ずれ合成量D1に基づき、前記座標ずれを相殺すべく前記設計描画データW1を補正して補正描画データW2を求め、前記補正描画データW2を用いて描画することを特徴とする、上記第1又は第2の態様に記載のフォトマスクの製造方法である。
(第4の態様)
本発明の第4の態様は、
前記描画工程では、前記座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させるために、前記座標ずれ合成量D1に基づき、前記座標ずれを相殺すべく描画装置のもつ座標系を補正して補正座標系を求め、前記補正座標系を、前記設計描画データW1とともに用いて描画することを特徴とする、上記第1又は第2の態様に記載のフォトマスクの製造方法である。
(第5の態様)
本発明の第5の態様は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づく転写用パターンをもつフォトマスクの製造方法であって、
前記第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板を、描画装置のステージに載置する工程と、
前記フォトマスク基板に対して、描画を行う描画工程と、
前記レジスト膜を現像して形成したレジストパターンを用いて、前記薄膜をパターニングする工程と、を含み、
前記フォトマスク基板の裏面の平坦度係数k1が、
−100nm≦k1≦100nm
を満たすとき、
前記描画工程では、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1を用意し、
前記描画装置固有データM1に起因する座標ずれ量D2を、前記設計描画データW1に反映させて、前記フォトマスク基板に転写用パターンを描画することを特徴とする、フォトマスクの製造方法である。
(第6の態様)
本発明の第6の態様は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づく転写用パターンをもつフォトマスクの製造方法であって、
前記第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板を、描画装置のステージに載置する工程と、
前記フォトマスク基板に対して、描画を行う描画工程と、
前記レジスト膜を現像して形成したレジストパターンを用いて、前記薄膜をパターニングする工程と、を含み、
前記描画装置のステージの平坦度係数k2が、
−100nm≦k2≦100nm
を満たすとき、
前記描画工程では、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D3を、前記設計描画データW1に反映させて、前記フォトマスク基板に転写用パターンを描画することを特徴とする、フォトマスクの製造方法である。
(第7の態様)
本発明の第7の態様は、
透明基板の第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板に対し、設計描画データW1に基づく転写用パターンを描画するための描画装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板に対し、描画用のエネルビービームを照射して描画する描画手段と、
描画に用いるパターンデータを演算し、制御する描画制御系と、を備え、
前記描画制御系は、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1、及び前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段と、
前記描画装置固有データM1及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させる演算を行い、前記描画手段による描画を制御するデータ制御手段と、
を備えることを特徴とする、描画装置である。
(第8の態様)
本発明の第8の態様は、
前記記憶手段は、前記描画装置固有データM1を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換した、座標ずれ補正量として保有することを特徴とする、上記第7の態様に記載の描画装置である。
(第9の態様)
本発明の第9の態様は、
前記記憶手段は、前記描画装置固有データM1を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換して座標系を補正した、補正座標系として保有することを特徴とする、上記第7の態様に記載の描画装置である。
(第10の態様)
本発明の第10の態様は、
前記描画装置固有データM1は、前記ステージの表面形状を示す、ステージ平坦度データを含むことを特徴とする、上記第7〜9のいずれかの態様に記載の描画装置である。
(第11の態様)
本発明の第11の態様は、
透明基板の第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板に対し、設計描画データW1に基づく転写用パターンを描画するための描画装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板に対し、描画用のエネルビービームを照射して描画する描画手段と、
描画に用いるパターンデータを演算し、制御する描画制御系と、を備え、
前記描画制御系は、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1を入力する入力手段と、
前記描画装置固有データM1に起因する座標ずれ量D2を、前記設計描画データW1に反映させる演算を行い、前記描画手段による描画を制御するデータ制御手段と、
を備えることを特徴とする、描画装置である。
(第12の態様)
本発明の第12の態様は、
透明基板の第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板に対し、設計描画データW1に基づく転写用パターンを描画するための描画装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板に対し、描画用のエネルビービームを照射して描画する描画手段と、
描画に用いるパターンデータを演算し、制御する描画制御系と、を備え、
前記描画装置のステージの平坦度係数k2が、
−100nm≦k2≦100nm
を満たし、
前記描画制御系は、
前記設計描画データW1と、前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段と、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D3を、前記設計描画データW1に反映させる演算を行い、前記描画手段による描画を制御するデータ制御手段と、
を備えることを特徴とする、描画装置である。
(第13の態様)
本発明の第13の態様は、
上記第1〜第6の態様のいずれか1つに記載のフォトマスクの製造方法によって製造されたフォトマスクを用意する工程と、
露光装置を用いて前記フォトマスクを露光する工程と、を含む、表示装置の製造方法である。
(第14の態様)
本発明の第14の態様は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査方法であって、
前記フォトマスク基板を、検査装置のステージに載置する工程と、
前記転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を得る検査データ取得工程と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定工程と、を含み、
前記判定工程では、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2と、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記検査装置固有データM2及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D4と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行うことを特徴とする、フォトマスク基板の検査方法である。
(第15の態様)
本発明の第15の態様は、
前記判定工程では、前記座標ずれ合成量D4を、前記パターン検査データX1、又は前記設計描画データW1に反映させて、前記判定を行うことを特徴とする、上記第14の態様に記載のフォトマスク基板の検査方法である。
(第16の態様)
本発明の第16の態様は、
前記検査装置のステージに載置されたフォトマスク基板の主面に平行な面をXY平面とし、該XY平面に垂直な軸をZ軸とするとき、
前記座標ずれ合成量D4は、前記検査装置固有データM2及び前記裏面データS2の合計による、Z軸方向の高さ変動データH2を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換したものであることを特徴とする、上記第14の態様に記載のフォトマスク基板の検査方法である。
(第17の態様)
本発明の第17の態様は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査方法であって、
前記フォトマスク基板を、検査装置のステージに載置する工程と、
前記転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を得る検査データ取得工程と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定工程と、を含み、
前記フォトマスク基板の裏面の平坦度係数k1が、
−100nm≦k1≦100nm
を満たすとき、
前記判定工程では、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2を用意し、
前記検査装置固有データM2に起因する座標ずれ量D5と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行うことを特徴とする、フォトマスク基板の検査方法である。
(第18の態様)
本発明の第18の態様は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査方法であって、
前記フォトマスク基板を、検査装置のステージに載置する工程と、
前記転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を得る検査データ取得工程と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定工程と、を含み、
前記検査装置のステージの平坦度係数k3が、
−100nm≦k3≦100nm
を満たすとき、
前記判定工程では、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D6と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行うことを特徴とする、フォトマスク基板の検査方法である。
(第19の態様)
本発明の第19の態様は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板がもつ転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を取得する測定手段と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1、及び前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段と、を含み、
前記検査装置固有データM2及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D4と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1を用いて、前記判定を行う
ことを特徴とする、フォトマスク基板の検査装置である。
(第20の態様)
本発明の第20の態様は、
前記判定手段は、前記座標ずれ合成量D4を、前記パターン検査データX1、又は前記設計描画データW1に反映させて、前記判定を行うことを特徴とする、上記第19の態様に記載のフォトマスク基板の検査装置である。
(第21の態様)
本発明の第21の態様は、
前記記憶手段は、前記検査装置固有データM2を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換した、座標ずれ補正量として保有することを特徴とする、上記第19の態様に記載のフォトマスク基板の検査装置である。
(第22の態様)
本発明の第22の態様は、
前記記憶手段は、前記検査装置固有データM2を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換して座標系を補正した、補正座標系として保有することを特徴とする、上記第19の態様に記載のフォトマスク基板の検査装置である。
(第23の態様)
本発明の第23の態様は、
前記検査装置固有データM2は、前記ステージの表面形状を示す、ステージ平坦度データを含むことを特徴とする、上記第19〜22のいずれかの態様に記載のフォトマスク基板の検査装置である。
(第24の態様)
本発明の第24の態様は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板がもつ転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を取得する測定手段と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1を入力する入力手段と、を含み、
前記検査装置固有データM2に起因する座標ずれ量D5と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行う、フォトマスク基板の検査装置である。
(第25の態様)
本発明の第25の態様は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板がもつ転写用パターンの形状を測定する測定して、パターン検査データX1を取得する測定手段と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定手段と、を備え、
前記検査装置のステージの平坦度係数k3が、
−100nm≦k3≦100nm
を満たし、
前記判定手段は、
前記設計描画データW1と、前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段を含み、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D6と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行う、フォトマスク基板の検査装置である。
本発明は、フォトマスクの製造方法、描画装置、表示装置の製造方法、フォトマスク基板の検査方法、及びフォトマスク基板の検査装置を含むものである。以下、それぞれの実施形態について説明する。
本発明の第1実施形態は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づく転写用パターンをもつフォトマスクの製造方法であって、
前記第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板を、描画装置のステージに載置する工程と、
前記フォトマスク基板に対して、描画を行う描画工程と、
前記レジスト膜を現像して形成したレジストパターンを用いて、前記薄膜をパターニングする工程と、を含み、
前記描画工程では、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1と、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記描画装置固有データM1及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させて、前記フォトマスク基板に転写用パターンを描画することを特徴とする、フォトマスクの製造方法に係るものである。
描画装置としては、EB(Electron Beam)描画装置、レーザ描画装置などを適用可能であるが、ここでは、FPD用のレーザ描画装置を用いる。この描画装置は、ステージ10と、描画手段11と、高さ測定手段12と、描画制御係15と、を備えている。
(1)描画装置のステージ表面の凹凸など、描画装置に固有の変形要因。同じ装置を使用する限り、再現性があるもの。
(2)描画装置のステージとフォトマスク基板の裏面との間に異物を挟みこむことによる、フォトマスク基板の撓み。フォトマスク基板をステージ上に載置するときに、異物の挟み込みによるフォトマスク基板の裏面の撓みが、それと反対側の膜面の変形として現れる。
(3)フォトマスク基板の第1主面となる膜面の凹凸。平坦化のための精密研磨後、更に残存するもの。
(4)フォトマスク基板の第2主面となる裏面の凹凸。
まず、(1)のステージ表面の凹凸など、描画装置固有の変形要因による影響を測定する。例えば、ステージ10にフォトマスク基板1を載置しない状態で高さ測定手段12により高さ分布を測定する。その場合、高さ測定手段12は、ステージ10の表面(フォトマスク基板1が載置される面)を被測定面として高さ測定を行い、ステージ10表面の形状(平坦度)を反映した高さ分布データを得る。このデータは、その描画装置に載置するフォトマスクによらず、再現性がある。
一方、(4)のフォトマスク基板の裏面の凹凸については、フォトマスク基板1の裏面の形状測定を行うことで得られる。例えば、フォトマスク基板1の主面が実質的に水平面と垂直になるように保持し、フォトマスク基板1の自重による撓みが実質的に表裏(両主面)の形状に影響しない状態にして、平坦度測定機等を用いて、第2主面(裏面)の形状を測定する。この測定は、光学的な測定方法を用いる平坦度測定機により行うことができ、測定装置の例として、例えば黒田精工株式会社製の平面度測定機FTTシリーズや、特開2007−46946号公報記載のものなどを挙げることができる。このとき、フォトマスク基板1の第2主面上に、等間隔(離間距離をピッチPとする)に、X軸方向及びY軸方向に描いた格子の交点(格子点)を複数設定し、各々の交点を測定点とすることができる。そして、所定の基準面と、上記の各測定点とのZ軸方向(基準面と垂直の方向)の距離を、各測定点について測定することができる。各測定点の離間距離、すなわちピッチPは、例えば10mmに設定することができる。この測定により、フォトマスク基板1の第2主面形状(平坦度)を表す裏面データS2が得られる。
但し、上記のように裏面データS2をミラー反転すると、各測定点の高さ(Z軸)の正負が反転する。このため、描画装置固有データM1と裏面データS2との合計(和)によって膜面の高さ変動データH1を演算する場合は、下記の式のように、描画装置固有データM1から裏面データS2のミラー反転データを差し引くことにより、フォトマスク基板1の膜面の高さ変動データH1(図6(b)参照)を求める。
(高さ変動データH1)=(描画装置固有データM1)−(裏面データS2のミラー反転データ)
まず、図7に示すように、変形のない理想的な平面であった場合のフォトマスク基板1の膜面を仮想的に基準面21とする。この基準面21は、上記の演算により求めた膜面の高さ変動データH1がゼロの面となる。但し、実際の演算によって求まる高さ変動データH1の多くは、ゼロよりも大きい値や小さい値をとる。そこで、例えば高さ変動データH1がゼロの測定点22−1と、この測定点22−1に対してX軸方向又はY軸方向で隣り合う測定点22−2との間に、Z軸方向でHの高さの違いが生じていた場合、この高さの違いによってフォトマスク基板1の膜面と基準面21とがなす角の角度Φは、
sinΦ=H/Pitch・・・・・・(式1)
で表わされる。
上記(式1)において、H/Pitchは、基板表面の高さ方向の勾配と考えることもできる。
Φ=H/Pitch・・・・・・(式1’)
と近似することもできる。以下の説明では、(式1)を用いる。
d=sinΦ×t/2=H×(t/2Pitch)・・・・・(式2)
で求めることができる。
フォトマスク基板1の厚さtは、フォトマスク基板1の平均厚さとすることができる。
d=Φ×t/2=H×(t/2Pitch)・・・・・(式2’)
と近似することもできる。
本発明の第2実施形態は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づく転写用パターンをもつフォトマスクの製造方法であって、
前記第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板を、描画装置のステージに載置する工程と、
前記フォトマスク基板に対して、描画を行う描画工程と、
前記レジスト膜を現像して形成したレジストパターンを用いて、前記薄膜をパターニングする工程と、を含み、
前記フォトマスク基板の裏面の平坦度係数k1が、
−100nm≦k1≦100nm
を満たすとき、
前記描画工程では、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1を用意し、
前記描画装置固有データM1に起因する座標ずれ量D2を、前記設計描画データW1に反映させて、前記フォトマスク基板に転写用パターンを描画することを特徴とする、フォトマスクの製造方法に係るものである。
この方法は、平坦性の高いフォトマスク基板を用いる場合、特に、フォトマスク基板の裏面(第2主面)の平坦度が優れている場合に用いることができる。
すなわち、フォトマスク基板の裏面の平坦度係数k1は、フォトマスク基板の厚さをt1とし、フォトマスク基板の裏面の平坦度マップを取得する際に適用した測定ピッチ(各測定点の離間距離)をp1とし、X軸方向またはY軸方向で隣り合う2つの測定点のZ軸方向の高さの差をh1とするとき、下記の式で定義される。
k1=(t1/2)×(h1/p1)
ここで、t1は、基板の平均厚さ、または、規格上の厚さとすることができる。
上記のh1/p1は、所定の測定点とそれに隣り合う測定点との間における、Z軸方向の高さの差異に起因して想定される座標ずれ量を意味する。これが、フォトマスク基板の基板面内全体にわたって100nm以下であれば、この潜在的な座標ずれは、該フォトマスク基板を用いて製造する表示装置の性能には、実質的に影響を与えない。したがって、k1の値は、好ましくは、−100nm≦k1≦100nmであり、より好ましくは、−50nm≦k1≦50nmである。また、p1の値は、好ましくは、5mm≦p1≦100mmであり、より好ましくは10mm≦p1≦50mmである。
すなわち、描画装置固有データM1がZ軸方向の高さ分布データを示すものであるとすると、その描画装置固有データM1を、XY平面の座標のずれ量に変換し、座標ずれ量D2を得る。そして、この座標ずれ量D2を、設計描画データW1に反映させて、フォトマスク基板1に転写用パターンを描画する。具体的には、座標ずれ量D2に基づいて設計描画データW1を補正し、これによって得られた補正描画データを用いてフォトマスク基板1を描画する。あるいは、設計描画データW1を補正する代わりに、上記の座標ずれ量D2に基づいて、描画装置のもつ座標系を補正して補正座標系を求め、この補正座標系を、設計描画データW1とともに用いて描画する。
本発明の第3実施形態は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づく転写用パターンをもつフォトマスクの製造方法であって、
前記第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板を、描画装置のステージに載置する工程と、
前記フォトマスク基板に対して、描画を行う描画工程と、
前記レジスト膜を現像して形成したレジストパターンを用いて、前記薄膜をパターニングする工程と、を含み、
前記描画装置のステージの平坦度係数k2が、
−100nm≦k2≦100nm
を満たすとき、
前記描画工程では、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D3を、前記設計描画データW1に反映させて、前記フォトマスク基板に転写用パターンを描画することを特徴とする、フォトマスクの製造方法に係るものである。
この方法は、ステージ10の平坦度が高い描画装置を用いる場合に適用できる。
すなわち、ステージ10の平坦度係数k2は、ステージ10表面の平坦度を表す係数であって、描画装置において、フォトマスク基板を載置するステージの平坦度マップを取得する際に適用した測定ピッチ(各測定点の離間距離)をp2とし、X軸方向またはY軸方向で隣り合う2つの測定点のZ軸方向の高さの差をh2とするとき、下記の式で定義される。
k2=(t2/2)×(h2/p2)
ここで、t2は、取り扱うフォトマスク基板の最大の厚みを考慮して、例えば16mmとすることができる。
すなわち、フォトマスク基板の裏面データS2を、XY平面の座標のずれ量に変換し、座標ずれ量D3を得る。そして、この座標ずれ量D3を、設計描画データW1に反映させて、フォトマスク基板1に転写用パターンを描画する。具体的には、座標ずれ量D3に基づいて設計描画データW1を補正し、これによって得られた補正描画データを用いてフォトマスク基板1を描画する。あるいは、設計描画データW1を補正する代わりに、上記の座標ずれ量D3に基づいて、描画装置のもつ座標系を補正して補正座標系を求め、この補正座標系を、設計描画データW1とともに用いて描画する。
本発明の第4実施形態は、
透明基板の第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板に対し、設計描画データW1に基づく転写用パターンを描画するための描画装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板に対し、描画用のエネルビービームを照射して描画する描画手段と、
描画に用いるパターンデータを演算し、制御する描画制御系と、を備え、
前記描画制御系は、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1、及び前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段と、
前記描画装置固有データM1及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させる演算を行い、前記描画手段による描画を制御するデータ制御手段と、
を備えることを特徴とする、描画装置に係るものである。
本発明の第5実施形態は、
透明基板の第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板に対し、設計描画データW1に基づく転写用パターンを描画するための描画装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板に対し、描画用のエネルビービームを照射して描画する描画手段と、
描画に用いるパターンデータを演算し、制御する描画制御系と、を備え、
前記描画制御系は、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1を入力する入力手段と、
前記描画装置固有データM1に起因する座標ずれ量D2を、前記設計描画データW1に反映させる演算を行い、前記描画手段による描画を制御するデータ制御手段と、
を備えることを特徴とする、描画装置に係るものである。
−100nm≦k1≦100nm
更に好ましくは、−50nm≦k1≦50nmの条件を満たすときに、上記構成の描画装置を好適に用いることができる。
k1=(t1/2)×(h1/p1)
本発明の第6実施形態は、
透明基板の第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板に対し、設計描画データW1に基づく転写用パターンを描画するための描画装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板に対し、描画用のエネルビービームを照射して描画する描画手段と、
描画に用いるパターンデータを演算し、制御する描画制御系と、を備え、
前記描画装置のステージの平坦度係数k2が、
−100nm≦k2≦100nm
を満たし、
前記描画制御系は、
前記設計描画データW1と、前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段と、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D3を、前記設計描画データW1に反映させる演算を行い、前記描画手段による描画を制御するデータ制御手段と、
を備えることを特徴とする、描画装置に係るものである。
k2=(t2/2)×(h2/p2)
本発明の第7実施形態は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査方法であって、
前記フォトマスク基板を、検査装置のステージに載置する工程と、
前記転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を得る検査データ取得工程と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定工程と、を含み、
前記判定工程では、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2と、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記検査装置固有データM2及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D4と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行うことを特徴とする、フォトマスク基板の検査方法に係るものである。
そこで、判定工程では、図9(b)に示すように、フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意する。既に、上記描画工程で描画を行う前に裏面データS2が得られている場合、その裏面データS2をそのまま適用することができる。また、裏面データS2より先に、フォトマスク基板の板厚分布データTと膜面データS1が得られている場合には、上記描画工程と同様に、フォトマスク基板の板厚分布データTと膜面データS1から裏面データS2を算出して求めてもよい。
(高さ変動データH2)=(検査装置固有データM2)−(裏面データS2のミラー反転データ)
本発明の第8実施形態は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査方法であって、
前記フォトマスク基板を、検査装置のステージに載置する工程と、
前記転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を得る検査データ取得工程と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定工程と、を含み、
前記フォトマスク基板の裏面の平坦度係数k1が、
−100nm≦k1≦100nm
を満たすとき、
前記判定工程では、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2を用意し、
前記検査装置固有データM2に起因する座標ずれ量D5と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行うことを特徴とする、フォトマスク基板の検査方法に係るものである。
この方法は、平坦性の高いフォトマスク基板を用いる場合、特に、フォトマスク基板の裏面(第2主面)の平坦度が高い場合に用いることができる。
フォトマスク基板の裏面の平坦度係数k1は、上記第2実施形態と同様に規定(定義)される係数であって、好ましくは、−100nm≦k1≦100nmであり、より好ましくは、−50nm≦k1≦50nmである。
本発明の第9実施形態は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査方法であって、
前記フォトマスク基板を、検査装置のステージに載置する工程と、
前記転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を得る検査データ取得工程と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定工程と、を含み、
前記検査装置のステージの平坦度係数k3が、
−100nm≦k3≦100nm
を満たすとき、
前記判定工程では、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D6と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行うことを特徴とする、フォトマスク基板の検査方法に係るものである。
この方法は、ステージの平坦度が高い検査装置を用いる場合に適用できる。
k3=(t3/2)×(h3/p3)
ここで、t3は、取り扱うフォトマスク基板の最大の厚みを考慮して、例えば16mmとする。
ステージの平坦度係数k3は、好ましくは、−100nm≦k3≦100nmであり、より好ましくは、−50nm≦k3≦50nmである。
本発明の第10実施形態は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板がもつ転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を取得する測定手段と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1、及び前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段と、を含み、
前記検査装置固有データM2及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D4と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1を用いて、前記判定を行う
ことを特徴とする、フォトマスク基板の検査装置に係るものである。
本発明の第11実施形態は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板がもつ転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を取得する測定手段と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1を入力する入力手段と、を含み、
前記検査装置固有データM2に起因する座標ずれ量D5と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行う、フォトマスク基板の検査装置に係るものである。
−100nm≦k1≦100nm
更に好ましくは、−50nm≦k1≦50nmの条件を満たすときに、上記構成の検査装置を好適に用いることができる。
k1=(t1/2)×(h1/p1)
本発明の第12実施形態は、
透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板がもつ転写用パターンの形状を測定する測定して、パターン検査データX1を取得する測定手段と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定手段と、を備え、
前記検査装置のステージの平坦度係数k3が、
−100nm≦k3≦100nm
を満たし、
前記判定手段は、
前記設計描画データW1と、前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段を含み、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D6と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行う、フォトマスク基板の検査装置に係るものである。
2…透明基板
3…遮光膜
4…レジスト膜
10…ステージ
11…描画手段
12…高さ測定手段
15…描画制御系
15a…記憶手段
15b…入力手段
15c…データ制御手段
30…ステージ
31…測定手段
32…判定手段
32a…記憶手段
32b…入力手段
Claims (25)
- 透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づく転写用パターンをもつフォトマスクの製造方法であって、
前記第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板を、描画装置のステージに載置する工程と、
前記フォトマスク基板に対して、描画を行う描画工程と、
前記レジスト膜を現像して形成したレジストパターンを用いて、前記薄膜をパターニングする工程と、を含み、
前記描画工程では、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1と、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記描画装置固有データM1及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させて、前記フォトマスク基板に転写用パターンを描画することを特徴とする、フォトマスクの製造方法。 - 前記描画装置の前記ステージに載置されたフォトマスク基板の主面に平行な面をXY平面とし、該XY平面に垂直な軸をZ軸とするとき、
前記座標ずれ合成量D1は、前記描画装置固有データM1及び前記裏面データS2の合計による、Z軸方向の高さ変動データH1を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換したものであることを特徴とする、請求項1に記載のフォトマスクの製造方法。 - 前記描画工程では、前記座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させるために、前記座標ずれ合成量D1に基づき、前記座標ずれを相殺すべく前記設計描画データW1を補正して補正描画データW2を求め、前記補正描画データW2を用いて描画することを特徴とする、請求項1又は2に記載のフォトマスクの製造方法。
- 前記描画工程では、前記座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させるために、前記座標ずれ合成量D1に基づき、前記座標ずれを相殺すべく描画装置のもつ座標系を補正して補正座標系を求め、前記補正座標系を、前記設計描画データW1とともに用いて描画することを特徴とする、請求項1又は2に記載のフォトマスクの製造方法。
- 透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づく転写用パターンをもつフォトマスクの製造方法であって、
前記第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板を、描画装置のステージに載置する工程と、
前記フォトマスク基板に対して、描画を行う描画工程と、
前記レジスト膜を現像して形成したレジストパターンを用いて、前記薄膜をパターニングする工程と、を含み、
前記フォトマスク基板の裏面の平坦度係数k1が、
−100nm≦k1≦100nm
を満たすとき、
前記描画工程では、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1を用意し、
前記描画装置固有データM1に起因する座標ずれ量D2を、前記設計描画データW1に反映させて、前記フォトマスク基板に転写用パターンを描画することを特徴とする、フォトマスクの製造方法。 - 透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づく転写用パターンをもつフォトマスクの製造方法であって、
前記第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板を、描画装置のステージに載置する工程と、
前記フォトマスク基板に対して、描画を行う描画工程と、
前記レジスト膜を現像して形成したレジストパターンを用いて、前記薄膜をパターニングする工程と、を含み、
前記描画装置のステージの平坦度係数k2が、
−100nm≦k2≦100nm
を満たすとき、
前記描画工程では、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D3を、前記設計描画データW1に反映させて、前記フォトマスク基板に転写用パターンを描画することを特徴とする、フォトマスクの製造方法。 - 透明基板の第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板に対し、設計描画データW1に基づく転写用パターンを描画するための描画装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板に対し、描画用のエネルビービームを照射して描画する描画手段と、
描画に用いるパターンデータを演算し、制御する描画制御系と、を備え、
前記描画制御系は、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1、及び前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段と、
前記描画装置固有データM1及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D1を、前記設計描画データW1に反映させる演算を行い、前記描画手段による描画を制御するデータ制御手段と、
を備えることを特徴とする、描画装置。 - 前記記憶手段は、前記描画装置固有データM1を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換した、座標ずれ補正量として保有することを特徴とする、請求項7に記載の描画装置。
- 前記記憶手段は、前記描画装置固有データM1を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換して座標系を補正した、補正座標系として保有することを特徴とする、請求項7に記載の描画装置。
- 前記描画装置固有データM1は、前記ステージの表面形状を示す、ステージ平坦度データを含むことを特徴とする、請求項7〜9のいずれかに記載の描画装置。
- 透明基板の第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板に対し、設計描画データW1に基づく転写用パターンを描画するための描画装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板に対し、描画用のエネルビービームを照射して描画する描画手段と、
描画に用いるパターンデータを演算し、制御する描画制御系と、を備え、
前記描画制御系は、
前記描画装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす描画装置固有データM1を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1を入力する入力手段と、
前記描画装置固有データM1に起因する座標ずれ量D2を、前記設計描画データW1に反映させる演算を行い、前記描画手段による描画を制御するデータ制御手段と、
を備えることを特徴とする、描画装置。 - 透明基板の第1主面に、薄膜と、レジスト膜を積層したフォトマスク基板に対し、設計描画データW1に基づく転写用パターンを描画するための描画装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板に対し、描画用のエネルビービームを照射して描画する描画手段と、
描画に用いるパターンデータを演算し、制御する描画制御系と、を備え、
前記描画装置のステージの平坦度係数k2が、
−100nm≦k2≦100nm
を満たし、
前記描画制御系は、
前記設計描画データW1と、前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段と、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D3を、前記設計描画データW1に反映させる演算を行い、前記描画手段による描画を制御するデータ制御手段と、
を備えることを特徴とする、描画装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のフォトマスクの製造方法によって製造されたフォトマスクを用意する工程と、
露光装置を用いて前記フォトマスクを露光する工程と、を含む、表示装置の製造方法。 - 透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査方法であって、
前記フォトマスク基板を、検査装置のステージに載置する工程と、
前記転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を得る検査データ取得工程と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定工程と、を含み、
前記判定工程では、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2と、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記検査装置固有データM2及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D4と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行うことを特徴とする、フォトマスク基板の検査方法。 - 前記判定工程では、前記座標ずれ合成量D4を、前記パターン検査データX1、又は前記設計描画データW1に反映させて、前記判定を行うことを特徴とする、請求項14に記載のフォトマスク基板の検査方法。
- 前記検査装置のステージに載置されたフォトマスク基板の主面に平行な面をXY平面とし、該XY平面に垂直な軸をZ軸とするとき、
前記座標ずれ合成量D4は、前記検査装置固有データM2及び前記裏面データS2の合計による、Z軸方向の高さ変動データH2を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換したものであることを特徴とする、請求項14に記載のフォトマスク基板の検査方法。 - 透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査方法であって、
前記フォトマスク基板を、検査装置のステージに載置する工程と、
前記転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を得る検査データ取得工程と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定工程と、を含み、
前記フォトマスク基板の裏面の平坦度係数k1が、
−100nm≦k1≦100nm
を満たすとき、
前記判定工程では、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2を用意し、
前記検査装置固有データM2に起因する座標ずれ量D5と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行うことを特徴とする、フォトマスク基板の検査方法。 - 透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査方法であって、
前記フォトマスク基板を、検査装置のステージに載置する工程と、
前記転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を得る検査データ取得工程と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定工程と、を含み、
前記検査装置のステージの平坦度係数k3が、
−100nm≦k3≦100nm
を満たすとき、
前記判定工程では、
前記フォトマスク基板の第2主面形状を表わす裏面データS2を用意し、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D6と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行うことを特徴とする、フォトマスク基板の検査方法。 - 透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板がもつ転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を取得する測定手段と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1、及び前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段と、を含み、
前記検査装置固有データM2及び前記裏面データS2に起因する座標ずれ合成量D4と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1を用いて、前記判定を行う
ことを特徴とする、フォトマスク基板の検査装置。 - 前記判定手段は、前記座標ずれ合成量D4を、前記パターン検査データX1、又は前記設計描画データW1に反映させて、前記判定を行うことを特徴とする、請求項19に記載のフォトマスク基板の検査装置。
- 前記記憶手段は、前記検査装置固有データM2を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換した、座標ずれ補正量として保有することを特徴とする、請求項19に記載のフォトマスク基板の検査装置。
- 前記記憶手段は、前記検査装置固有データM2を、X軸方向及びY軸方向の座標ずれ量に変換して座標系を補正した、補正座標系として保有することを特徴とする、請求項19に記載のフォトマスク基板の検査装置。
- 前記検査装置固有データM2は、前記ステージの表面形状を示す、ステージ平坦度データを含むことを特徴とする、請求項19〜22のいずれかに記載のフォトマスク基板の検査装置。
- 透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板がもつ転写用パターンの形状を測定して、パターン検査データX1を取得する測定手段と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、
前記検査装置が前記フォトマスク基板の形状に及ぼす変形量を表わす検査装置固有データM2を保有する記憶手段と、
前記設計描画データW1を入力する入力手段と、を含み、
前記検査装置固有データM2に起因する座標ずれ量D5と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行う、フォトマスク基板の検査装置。 - 透明基板の第1主面に、設計描画データW1に基づいて形成された転写用パターンをもつフォトマスク基板の検査装置であって、
前記フォトマスク基板を載置するステージと、
前記ステージに載置された状態のフォトマスク基板がもつ転写用パターンの形状を測定する測定して、パターン検査データX1を取得する測定手段と、
前記転写用パターンの良否を判定する判定手段と、を備え、
前記検査装置のステージの平坦度係数k3が、
−100nm≦k3≦100nm
を満たし、
前記判定手段は、
前記設計描画データW1と、前記フォトマスク基板の裏面形状を表わす裏面データS2を入力する入力手段を含み、
前記裏面データS2に起因する座標ずれ量D6と、前記パターン検査データX1と、前記設計描画データW1と、を用いて、前記判定を行う、フォトマスク基板の検査装置。
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