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JP2018003000A - 防水シート用改質アスファルト組成物及び防水シート - Google Patents

防水シート用改質アスファルト組成物及び防水シート Download PDF

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JP2018003000A JP2017060665A JP2017060665A JP2018003000A JP 2018003000 A JP2018003000 A JP 2018003000A JP 2017060665 A JP2017060665 A JP 2017060665A JP 2017060665 A JP2017060665 A JP 2017060665A JP 2018003000 A JP2018003000 A JP 2018003000A
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waterproof
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直樹 松野
Naoki Matsuno
直樹 松野
淳 片岡
Atsushi Kataoka
淳 片岡
誠 貫田
Makoto Nukita
誠 貫田
靖彦 戸田
Yasuhiko Toda
靖彦 戸田
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

【課題】低比重でありつつ、低粘度な防水シート用改質アスファルト組成物を提供する。【解決手段】防水シート用改質アスファルト組成物は、アスファルトと、熱可塑性樹脂と、106μmふるい残分量が35質量%以下であり、かさ比重が0.05g/cm3〜0.25g/cm3であり、浮水率が30質量%以上であるガラスバルーンとを含む。防水シート用改質アスファルト組成物の190℃における粘度は、3,000mPa・s〜10,000mPa・sである。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、防水シート等に好適に用いられる防水シート用改質アスファルト組成物及びそれを用いた防水シートに関する。
従来、建造物や構造物等に防水性を付与するものとして、防水シートが用いられている。例えば、トーチ工法には、基材と、基材の両面上に設けられた改質アスファルト層とを有する防水シートが用いられる(例えば、特許文献1を参照。)。
トーチ工法では、まず、基材と、改質アスファルト組成物層とを含む積層体からなる防水シートを予め作製し、その防水シートの改質アスファルト組成物層を加熱することにより当該組成物層の表面を融解させて、防水シートを構造物の壁面や屋上面、屋根の勾配面等に融着させる工法のことである。なお、防水シートの施工方法としては、トーチ工法以外にも、改質アスファルト組成物を含む塗膜防水材を常温で塗工し、乾燥又は硬化させる工法も知られている。
特開平11−336266号公報
予め作製した防水シートを施工面に融着又は貼付する場合、防水シートの搬送の容易性、施工の容易性等を向上する観点から、防水シートの比重を低くして、防水シートの軽量化を図ることが好ましい。防水シートの比重を低くするためには、防水シートの改質アスファルト層に使用する防水シート用改質アスファルト組成物の比重を低くすることが好ましい。従って、低比重な防水シート用改質アスファルト組成物が求められている。しかしながら、防水シート用改質アスファルト組成物の比重を低くすると、防水シート用改質アスファルト組成物の粘度が高くなり、防水シート製造時の成形性が悪化するという問題がある。従って、低比重かつ低粘度な防水シート用改質アスファルト組成物が求められている。
本発明の主な目的は、低比重でありつつ、低粘度な防水シート用改質アスファルト組成物を提供することにある。
本発明に係る防水シート用改質アスファルト組成物は、アスファルトと、熱可塑性樹脂と、ガラスバルーンとを含む。ガラスバルーンの106μmふるい残分量は、35質量%以下である。ガラスバルーンのかさ比重は、0.05g/cm〜0.25g/cmである。ガラスバルーンの浮水率は、30質量%以上である。防水シート用改質アスファルト組成物の190℃における粘度は、3,000mPa・s〜10,000mPa・sである。
本発明に係る防水シート用改質アスファルト組成物では、防水シート用改質アスファルト組成物におけるアスファルトの含有量が、40質量%〜90質量%であることが好ましい。
本発明に係る防水シート用改質アスファルト組成物では、アスファルトが、ストレートアスファルトを含み、熱可塑性樹脂が、オレフィン系熱可塑性樹脂を含むことが好ましい。
本発明に係る防水シート用改質アスファルト組成物では、熱可塑性樹脂の重量平均分子量が、105,000g/モル〜125,000g/モルであることが好ましい。
本発明に係る防水シート用改質アスファルト組成物は、アスファルトと熱可塑性樹脂との合量100質量部に対して、ガラスバルーンを1質量部以上含むことが好ましい。
本発明に係る防水シートは、上記本発明に係る防水シート用改質アスファルト組成物を含む防水シート用改質アスファルト組成物層と、防水シート用改質アスファルト組成物層が上に形成された基材とを備える。
本発明によれば、低比重でありつつ、低粘度な防水シート用改質アスファルト組成物を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る防水シートの模式的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
図1は、本実施形態に係る防水シート1の模式的断面図である。図1に示す防水シート1は、例えば、構造物の壁面や屋上面、屋根の勾配面等に取り付けられ、それらに防水機能を付与する部材である。
防水シート1は、シート状又は板状の基材10と、防水シート用改質アスファルト組成物層20とを有する。防水シート1は、例えば、防水シート用改質アスファルト組成物層20を構造物の壁面や屋上面等に粘着、貼付又は融着することにより用いることができる。例えば、防水シート用改質アスファルト組成物層20を構造物の壁面等に粘着させて防水シート1を使用する場合は、防水シート用改質アスファルト組成物層20の表面が粘着性を有していることが好ましい。その場合、防水シート用改質アスファルト組成物層20の上に剥離層を設けてもよい。
(基材10)
基材10は、防水シート用改質アスファルト組成物層20を補強する機能を有している。好ましい基材10の具体例としては、例えば、織布、不織布、フィルム等が挙げられる。なかでも好ましく用いられる基材10としては、合成樹脂繊維からなる不織布が挙げられる。具体的には、より好ましく用いられる基材10としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ナイロン6やナイロン66等のポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン等を含む繊維からなる不織布が挙げられる。
(防水シート用改質アスファルト組成物層20)
防水シート用改質アスファルト組成物層20は、基材10の上に設けられている。もっとも、本発明は、この構成に限定されない。例えば、防水シート用改質アスファルト組成物層20と基材10と防水シート用改質アスファルト組成物層20とをこの順に積層して防水シートを作製してもよい。防水シート用改質アスファルト組成物層20は、アスファルトと、熱可塑性樹脂と、中空粒子であるガラスバルーンとを含む。
(1)アスファルト
防水シート用改質アスファルト組成物層20のアスファルトは、一般的な防水シートに使用可能なアスファルトであれば特に限定されない。防水シート用改質アスファルト組成物層20のアスファルトは、防水シート1に要求される特性等に応じて適宜選択することができる。
防水シート用改質アスファルト組成物層20のアスファルトは、ストレートアスファルトを含むことが好ましく、60質量%以上含むことがより好ましく、80質量%以上含むことがさらに好ましく、実質的にストレートアスファルトからなることが尚好ましく、ストレートアスファルトからなることがさらに好ましい。また、防水シート用改質アスファルト組成物層20のアスファルトの25℃における針入度が150〜200であることが好ましい。
ここで、「ストレートアスファルト」とは、原油を常圧又は減圧雰囲気下において蒸留することによりガソリン、灯油、軽油、潤滑油などを取り除いて得られるものである。
ストレートアスファルトとしては、25℃における針入度が150〜200程度のストレートアスファルトが好適に用いられる。なお、25℃における針入度は、JIS K 2207−1996「石油アスファルト」に準拠して測定することができる。
防水シート用改質アスファルト組成物層20におけるアスファルトの含有量は、40質量%〜90質量%であることが好ましく、50質量%〜80質量%であることがより好ましく、60質量%〜80質量%であることがさらに好ましく、65質量%〜75質量%であることがさらに好ましい。防水シート用改質アスファルト組成物層20におけるアスファルトの含有量が少なすぎると、防水シート用改質アスファルト組成物の粘度が高くなりすぎ、防水シートの成形が困難となる場合がある。防水シート用改質アスファルト組成物層20におけるアスファルトの含有量が多すぎると、防水シート用改質アスファルト組成物層20の感温性が高くなり、耐久性が低下する場合がある。
なお、防水シート用改質アスファルト組成物層20は、ストレートアスファルト以外のアスファルト、例えば、ブローンアスファルト等をさらに含んでいてもよい。
(2)熱可塑性樹脂
熱可塑性樹脂としては、例えば、オレフィン系熱可塑性樹脂や、スチレン系熱可塑性樹脂等が好ましく用いられる。なかでも、防水シート用改質アスファルト組成物層20には、オレフィン系熱可塑性樹脂がより好ましく用いられる。防水シート用改質アスファルト組成物層20が含む熱可塑性樹脂のうち、80質量%以上がオレフィン系熱可塑性樹脂であることが好ましく、90質量%以上がオレフィン系熱可塑性樹脂であることがより好ましく、実質的に全てがオレフィン系熱可塑性樹脂であることがさらに好ましく、オレフィン系熱可塑性樹脂からなることがなお好ましい。
オレフィン系熱可塑性樹脂の重量平均分子量は、105,000g/モル〜125,000g/モルであることが好ましく、110,000g/モル〜120,000g/モルであることがさらに好ましい。オレフィン系熱可塑性樹脂の重量平均分子量が大きすぎると、防水シート用改質アスファルト組成物の粘度が高くなりすぎ、防水シートの成形が困難となる場合がある。オレフィン系熱可塑性樹脂の重量平均分子量が小さすぎると、防水シート用改質アスファルト組成物層20の感温性が高くなり、耐久性が低下する場合がある。
好ましく用いられるオレフィン系熱可塑性樹脂の具体例としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂の1種のみを用いてもよいし、複数種類の熱可塑性樹脂を混合して用いてもよい。
(3)中空粒子
中空粒子は、中空構造を有するフィラーである。本発明においては、中空粒子としてガラスバルーンが用いられる。
防水シート用改質アスファルト組成物層20に含まれるガラスバルーンの106μmふるい残分量は、35質量%以下である。ガラスバルーンの106μmふるい残分量は、32質量%以下であることが好ましく、30質量%以下であることがより好ましく、10質量%以下であることがさらに好ましく、5質量%以下であることがさらに好ましく、3質量%以下であることがさらに好ましく、1質量%以下であることがさらに好ましい。ガラスバルーンの106μmふるい残分量が多すぎると、防水シート用改質アスファルト組成物の粘度が高くなりすぎる場合がある。
防水シート用改質アスファルト組成物層20に含まれるガラスバルーンのかさ比重は、小さいことが好ましい。ガラスバルーンのかさ比重を小さくすることにより、防水シート用改質アスファルト組成物の軽量化を図ることができるためである。従って、ガラスバルーンのかさ比重は、0.25g/cm以下である。ガラスバルーンのかさ比重は、0.23g/cm以下であることが好ましく、0.22g/cm以下であることがより好ましく、0.20g/cm以下であることがさらに好ましい。
但し、ガラスバルーンのかさ比重が小さすぎると、ガラスバルーンの強度が低くなり、防水シート用改質アスファルト組成物を製造する際の攪拌工程においてガラスバルーンが破損し、かえって防水シート用改質アスファルト組成物の比重が高くなることがある。従って、ガラスバルーンのかさ比重は、0.05g/cm以上である。ガラスバルーンのかさ比重は、0.07g/cm以上であることが好ましく、0.10g/cm以上であることがさらに好ましい。
防水シート用改質アスファルト組成物層20に含まれるガラスバルーンの浮水率は、30質量%以上である。ガラスバルーンの浮水率は、32質量%以上であることが好ましく、35質量%以上であることがさらに好ましく、50質量%以上であることがさらに好ましく、60質量%以上であることがさらに好ましく、70質量%以上であることがさらに好ましい。ガラスバルーンの浮水率が少なすぎると、防水シート用改質アスファルト組成物を十分に軽量化できない場合がある。
ガラスバルーンは、防水シート用改質アスファルト組成物に、アスファルトと熱可塑性樹脂との合量100質量部に対して、1質量部以上含まれていることが好ましく、3質量部以上含まれていることがより好ましく、5質量部以上含まれていることがさらに好ましい。防水シート用改質アスファルト組成物に含まれるガラスバルーンが少なすぎると、改質アスファルトの軽量化が困難となる場合がある。但し、改質アスファルトに含まれているガラスバルーンが多すぎると、防水シート用改質アスファルト組成物の粘度が高くなりすぎ、防水シートの成形が困難となる場合がある。従って、ガラスバルーンは、防水シート用改質アスファルト組成物に、アスファルトと熱可塑性樹脂との合量100質量部に対して、30質量部以下含まれていることが好ましく、20質量部以下含まれていることがより好ましく、15質量部以下含まれていることがさらに好ましい。
下記の実施例及び比較例の結果からも分かるように、106μmふるい残分量が35質量%以下であり、かさ比重が0.05g/cm〜0.25g/cmであり、浮水率が30質量%以上であるガラスバルーンを添加することにより、低比重でありつつ、低粘度で、成形性に優れた防水シート用改質アスファルト組成物を実現することができる。
優れた成形性を実現する観点から、防水シート用改質アスファルト組成物の190℃における粘度は、3,000mPa・s〜10,000mPa・sである。なお、防水シート用改質アスファルト組成物の粘度が低すぎると、防水シート製造時の成形性が悪化する。具体的には防水シート用改質アスファルト組成物層20の厚みにむらが生じ易くなり、製造された防水シートの防水性が低下する場合がある。また、防水シートを構造物の施工面に融着する場合に、防水シート用改質アスファルト組成物層20の表面をバーナーで炙ったときに、防水シート用改質アスファルト組成物層20が飛散してしまう場合がある。
軽量な防水シート1を実現する観点からは、防水シート用改質アスファルト組成物の比重は、0.90g/cm以下であることが好ましく、0.88g/cm以下であることがより好ましく、0.85g/cm以下であることがさらに好ましい。但し、防水シート用改質アスファルト組成物の比重が低すぎると、防水シートの耐風圧性が低下する場合がある。従って、防水シート用改質アスファルト組成物の比重は、0.40g/cm以上であることが好ましく、0.50g/cm以上であることがより好ましい。
以下、本発明について、具体的な実施例に基づいて、さらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(比較例1)
以下の原料を使用し、表1に示す質量部のストレートアスファルト(25℃における針入度:175)及び熱可塑性樹脂をビーカー内に投入し、190℃に加熱しながら400rpmの回転速度で2時間攪拌することにより溶解させた。熱可塑性樹脂としては、重量平均分子量が116,830g/モルのオレフィン系熱可塑性樹脂を用いた。その後、表1に示す質量部の炭酸カルシウムの否中空粒子をさらに投入し、600rpmで1時間攪拌することにより防水シート用改質アスファルト組成物500gを得た。
なお、各実施例及び各比較例で用いた熱可塑性樹脂の重量平均分子量、及び、防水シート用改質アスファルト組成物に使用したフィラーの106μmふるい残分量、かさ比重、浮水率は以下の要領で測定した。結果を表1に示す。
(熱可塑性樹脂の重量平均分子量の測定方法)
0.1gの試料を10mlのODCB(オルトジクロロベンゼン)に投入し、145℃で2時間加熱することにより溶解させ、さらに、ODCBで10倍に希釈し、Waters社製アライアンスGPC/V2000を用い、重量平均分子量を測定した。
(フィラーの106μmふるい残分量の測定方法)
JIS Z 8815「ふるい分け試験方法通則」の乾式ふるい分けの手動ふるい分けに準拠し、JIS Z 8801に規定する直径200mm、目開き106μmの試験用ふるいを用い、気体中で約40cmの試料をふるいに投入し、約20度傾斜させ、1分間に約120回の割合でふるい枠をたたいてふるい分け、ふるい内に残った物の重量を測定することにより、106μmふるい残分を測定した。
(フィラーのかさ比重の測定方法)
ホソカワミクロン社製パウダテスタPT−X型を用い、試料をパウダテスタのふるいに投入し、振動させて100mlの測定用カップに自然落下状態で充填させたときの重量を測定し、かさ比重を算出した。
(フィラーの浮水率の測定方法)
15gの試料を入れた1000mlビーカーに水を入れ、十分に攪拌した後に静置し、水の濁りがなくなるまで置き、浮いた試料を採取し、乾燥させた。その後、乾燥物の重量(W)を測定し、W/15×100から浮水率を算出した。
(実施例1)
表1に示す特性のガラスバルーン(中空粒子)を用い、表1に示す配合割合としたこと以外は、比較例1と同様にして防水シート用改質アスファルト組成物500gを得た。
(実施例2)
実施例1と同じ、表1に示す特性のガラスバルーン(中空粒子)を用い、表1に示す配合割合としたこと以外は、比較例1と同様にして防水シート用改質アスファルト組成物500gを得た。
(実施例3)
表1に示す特性のガラスバルーン(中空粒子)を用い、表1に示す配合割合としたこと以外は、比較例1と同様にして防水シート用改質アスファルト組成物500gを得た。
(実施例4)
実施例3と同じ、表1に示す特性のガラスバルーン(中空粒子)を用い、表1に示す配合割合としたこと以外は、比較例1と同様にして防水シート用改質アスファルト組成物500gを得た。
(比較例2)
表1に示す特性のパーライトバルーン(中空粒子)を用い、表1に示す配合割合としたこと以外は、比較例1と同様にして防水シート用改質アスファルト組成物500gを得た。
(比較例3)
表1に示す特性のガラスバルーン(中空粒子)を用い、表1に示す配合割合としたこと以外は、比較例1と同様にして防水シート用改質アスファルト組成物500gを得た。
(比較例4)
表1に示す特性のシラスバルーン(中空粒子)を用い、表1に示す配合割合としたこと以外は、比較例1と同様にして防水シート用改質アスファルト組成物500gを得た。
Figure 2018003000

(評価)
(1)実施例1〜4、及び比較例1〜4のそれぞれにおいて作製した防水シート用改質アスファルト組成物の粘度、比重について下記の評価方法を用いて評価した。結果を表1に示す。
(粘度)
約10gの試料を190℃に加熱し、B型粘度計を用いて測定した。なお、ローターは、No.31を用いて、回転数は12rpmとした。
(比重)
50×50×2mmの試料を作製し、アルファミラージュ社製高精度電子比重計EW−300SGを用いて、気中および水中の重量を測定することにより、比重を測定した。
1 防水シート
10 基材
20 防水シート用改質アスファルト組成物層

Claims (6)

  1. アスファルトと、
    熱可塑性樹脂と、
    106μmふるい残分量が35質量%以下であり、かさ比重が0.05g/cm〜0.25g/cmであり、浮水率が30質量%以上であるガラスバルーンと、
    を含み、
    190℃における粘度が3,000mPa・s〜10,000mPa・sである、防水シート用改質アスファルト組成物。
  2. 前記防水シート用改質アスファルト組成物におけるアスファルトの含有量が、40質量%〜90質量%である、請求項1に記載の防水シート用改質アスファルト組成物。
  3. 前記アスファルトが、ストレートアスファルトを含み、
    前記熱可塑性樹脂が、オレフィン系熱可塑性樹脂を含む、請求項1又は2に記載の防水シート用改質アスファルト組成物。
  4. 前記熱可塑性樹脂の重量平均分子量が、105,000g/モル〜125,000g/モルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の防水シート用改質アスファルト組成物。
  5. 前記アスファルトと前記熱可塑性樹脂との合量100質量部に対して、ガラスバルーンを1質量部以上含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の防水シート用改質アスファルト組成物。
  6. 、請求項1〜5のいずれか一項に記載の防水シート用改質アスファルト組成物を含む防水シート用改質アスファルト組成物層と、
    前記防水シート用改質アスファルト組成物層が上に形成された基材と、
    を備える、防水シート。
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