JP2017162559A - 端子 - Google Patents
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Abstract
【課題】インサート成形を廃止して製造コストを低減する。【解決手段】本明細書によって開示される端子(L字端子L1)は、端子本体部10と電線接続部20が屈曲部30で連結された端子であって、端子本体部10の屈曲部30側には、端子本体部10の外面から径方向に突出する形態をなすフランジ部13が設けられており、端子本体部10の軸心Pからのフランジ部13の突出寸法は、屈曲部30に向かうにつれて徐々に小さくなる構成とした。このような構成によると、応力が一箇所に集中するような形状(例えば直角形状)がフランジ部13の屈曲部30側に形成されず、フランジ部13が屈曲部30に向かうほど端子本体部10の軸心Pに向けて徐々に近づく形状となるため、曲げ加工時の応力が一箇所に集中することはない。したがって、フランジ部13の付け根における折損や変形を防ぎつつインサート成形を廃止して製造コストを低減することができる。【選択図】図2
Description
本明細書によって開示される技術は、端子に関する。
従来、L字状をなす端子として国際公開第2014−147758号(下記特許文献1)に記載の車両側端子が知られている。この車両側端子は、L字状をなす丸ピン端子と、丸ピン端子の屈曲部にインサート成形された絶縁筒部とを備えて構成されている。丸ピン端子は、相手の端子と接続される端子接続部を有し、端子接続部の基端側には、拡径されたストッパ部が設けられている。ストッパ部の後端面と絶縁筒部の前端面との間には、リテーナが嵌まる被係止溝が設けられている。
上記の車両側端子では、直線状の一次成形端子を形成した後、この一次成形端子を直角曲げすることにより、L字状をなす丸ピン端子を形成しているのだが、製造コストの低減を目的としてインサート成形をなくすには、被係止溝を一次成形端子に形成しておくことが望ましい。具体的には、被係止溝の後面に相当する部分を予めフランジ部として一次成形端子に形成しておき、フランジ部の後方部分に直角曲げを施すことで被係止溝を設ける方法が考えられる。しかしながら、車両側端子の小型化等によりフランジ部から屈曲部までの寸法が短くなっていくと、屈曲部の外周側で曲げ加工時に引っ張り応力が発生し、この応力がフランジ部の付け根の直角部分に集中して折損が発生したり、折損に至らないまでも変形が発生したりしやすくなる。
本明細書によって開示される端子は、端子本体部と電線接続部が屈曲部で連結された端子であって、前記端子本体部の前記屈曲部側には、前記端子本体部の外面から径方向に突出する形態をなすフランジ部が設けられており、前記端子本体部の軸心からの前記フランジ部の突出寸法は、前記屈曲部に向かうにつれて徐々に小さくなる構成とした。
このような構成によると、応力が一箇所に集中するような形状(例えば直角形状)がフランジ部の屈曲部側に形成されず、フランジ部が屈曲部に向かうほど端子本体部の軸心に向けて徐々に近づく形状となるため、曲げ加工時の応力が一箇所に集中することはない。したがって、フランジ部の付け根における折損や変形を防ぎつつ、インサート成形を廃止して製造コストを低減することができる。
本明細書によって開示される端子は、以下の構成としてもよい。
前記フランジ部は、前記端子本体部の全周に亘って設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、曲げ加工時の応力をより広い範囲に分散させることができる。
前記フランジ部は、前記端子本体部の全周に亘って設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、曲げ加工時の応力をより広い範囲に分散させることができる。
前記フランジ部における前記屈曲部側の面は、テーパ状とされている構成としてもよい。
このような構成によると、曲げ加工に使用する当て治具をフランジ部のテーパ状の面に当てた状態に維持しやすくなるため、フランジ部の変形を確実に防ぐことができる。
このような構成によると、曲げ加工に使用する当て治具をフランジ部のテーパ状の面に当てた状態に維持しやすくなるため、フランジ部の変形を確実に防ぐことができる。
本明細書によって開示される端子によれば、フランジ部の付け根における折損や変形を防ぎつつ、インサート成形を廃止して製造コストを低減することができる。
<実施形態>
実施形態を図1から図4の図面を参照しながら説明する。本実施形態では、図1に示すL字端子L1について説明する。L字端子L1は全体としてL字状をなし、端子本体部10と、電線接続部20と、端子本体部10と電線接続部20を直交配置で連結させる屈曲部30とを備えて構成されている。L字端子L1は、導電性のロッド材に切削加工やプレス加工などを施すことで形成されている。
実施形態を図1から図4の図面を参照しながら説明する。本実施形態では、図1に示すL字端子L1について説明する。L字端子L1は全体としてL字状をなし、端子本体部10と、電線接続部20と、端子本体部10と電線接続部20を直交配置で連結させる屈曲部30とを備えて構成されている。L字端子L1は、導電性のロッド材に切削加工やプレス加工などを施すことで形成されている。
端子本体部10は、図2に示すように、全体として丸ピン形状をなす端子接続部11と、端子接続部11の後方に配された大径部12と、大径部12の後方に配されたフランジ部13とを有している。大径部12には、図示しないゴムリングが嵌着されるゴムリング装着溝12Aが周設されている。また、大径部12とフランジ部13の間には、図示しないリテーナが装着されるリテーナ装着溝14が周設されている。
大径部12は端子接続部11よりも大径とされ、フランジ部13は端子接続部11よりも大径でかつ大径部12よりも小径とされている。フランジ部13は、端子本体部10の外周面から径方向に突出する形態とされている。大径部12とフランジ部13は、端子本体部10の軸心Pを中心とする同軸配置とされている。
さて、フランジ部13の軸心Pからの突出寸法は、図4に示すように、屈曲部30に向かうにつれて徐々に小さくなるものとされている。すなわち、フランジ部13の後面はテーパ面15とされ、テーパ面15の後端は、軸心Pからの突出寸法が端子接続部11とほぼ同じで、かつ屈曲部30の前端に連結されている。一方、フランジ部13の前面は、端子本体部10の外周面に直交する配置とされた垂直面16とされている。垂直面16からテーパ面15までの前後方向の寸法は、軸心Pに近づくほど大きくなっている。
屈曲部30の径方向外側に位置する外側面31とテーパ面15とのなす角は、鈍角(図4においては120°程度)とされている。屈曲部30は、図3に示す一次成形端子40を、曲げ加工に使用する当て治具50にセットした状態で直線部41を曲げ加工することによって形成されている。
直線部41を下方に曲げ加工すると、直線部41の上側部分に引っ張り応力が発生し、直線部41の下側部分に圧縮応力が発生することになる。その際、直線部41の上側部分とテーパ面15とのなす角が鈍角であるため、引っ張り応力が一点に集中しにくく、テーパ面15全体に分散しやすくなる。この結果、フランジ部13と屈曲部30の連結部に折損が生じにくくなっている。
当て治具50には、一次成形端子40のテーパ面15に全周に亘って当接するすり鉢状の当て面51が周設されている。直線部41を曲げ加工する際、フランジ部13は曲げ方向(時計回り方向)に回転しようとするものの、主に当て面51の上側部分がテーパ面15の上側部分を上方から押さえ込むように面接触状態で当接することにより、フランジ部13の回転が抑制される。この結果、フランジ部13の形状が曲げ加工の前後で保持され、フランジ部13の変形を防ぐことができる。
以上のように本実施形態では、応力が一箇所に集中するような形状(例えば直角形状)がフランジ部13の屈曲部30側に形成されず、フランジ部13が屈曲部30に向かうほど端子本体部10の軸心Pに向けて徐々に近づく形状となるため、曲げ加工時の応力が一箇所に集中することはない。したがって、フランジ部13の付け根における折損や変形を防ぎつつ、インサート成形を廃止して製造コストを低減することができる。
フランジ部13は、端子本体部10の全周に亘って設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、曲げ加工時の応力をより広い範囲に分散させることができる。
このような構成によると、曲げ加工時の応力をより広い範囲に分散させることができる。
フランジ部13における屈曲部30側の面(テーパ面15)は、テーパ状とされている構成としてもよい。
このような構成によると、曲げ加工に使用する当て治具50をフランジ部13のテーパ状の面に当てた状態に維持しやすくなるため、フランジ部13の変形を確実に防ぐことができる。
このような構成によると、曲げ加工に使用する当て治具50をフランジ部13のテーパ状の面に当てた状態に維持しやすくなるため、フランジ部13の変形を確実に防ぐことができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、フランジ部13が端子本体部10の全周に亘って設けられているものの、端子本体部10の上側部分のみにフランジ部を設けてもよい。
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、フランジ部13が端子本体部10の全周に亘って設けられているものの、端子本体部10の上側部分のみにフランジ部を設けてもよい。
(2)上記実施形態では、フランジ部13の後面がテーパ面15とされているものの、フランジ部の後面を曲面としてもよい。
(3)上記実施形態では、屈曲部30が90°曲げされているものの、屈曲部の曲げ角度は問わない。
10…端子本体部
13…フランジ部
15…テーパ面
20…電線接続部
30…屈曲部
L1…L字端子
P…(端子本体部の)軸心
13…フランジ部
15…テーパ面
20…電線接続部
30…屈曲部
L1…L字端子
P…(端子本体部の)軸心
Claims (3)
- 端子本体部と電線接続部が屈曲部で連結された端子であって、
前記端子本体部の前記屈曲部側には、前記端子本体部の外面から径方向に突出する形態をなすフランジ部が設けられており、前記端子本体部の軸心からの前記フランジ部の突出寸法は、前記屈曲部に向かうにつれて徐々に小さくなる端子。 - 前記フランジ部は、前記端子本体部の全周に亘って設けられている請求項1に記載の端子。
- 前記フランジ部における前記屈曲部側の面は、テーパ状とされている請求項1または請求項2に記載の端子。
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JP2016043254A JP2017162559A (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | 端子 |
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WO (1) | WO2017154480A1 (ja) |
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- 2016-03-07 JP JP2016043254A patent/JP2017162559A/ja active Pending
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2017
- 2017-02-14 WO PCT/JP2017/005254 patent/WO2017154480A1/ja active Application Filing
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JP2020119836A (ja) * | 2019-01-25 | 2020-08-06 | ヒロセ電機株式会社 | 電気中継体 |
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